JP2539982B2 - 電源制御方式 - Google Patents

電源制御方式

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JP2539982B2
JP2539982B2 JP4015959A JP1595992A JP2539982B2 JP 2539982 B2 JP2539982 B2 JP 2539982B2 JP 4015959 A JP4015959 A JP 4015959A JP 1595992 A JP1595992 A JP 1595992A JP 2539982 B2 JP2539982 B2 JP 2539982B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のバッテリから装
置への電源の供給を制御する電源制御方式に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、電源を供給する主電源と、当該主
電源がOFFのときにバックアップを行うバッテリを備
えた装置において、当該装置に対するバッテリ(バッテ
リカセット)の着脱時に一定距離スライドして当該バッ
テリの接続状態を保つ電極を持ち、着脱検出手段により
当該バッテリの取り外し開始が検出されたときに、デー
タの退避処理を行う装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置
は、バッテリの取り外し開始が検出されたときに、デー
タの退避処理を行うようにしていたため、以下の問題が
ある。
【0004】(1) 複数のバッテリから供給可能な装
置において、放電中のバッテリが着脱された場合、当該
バッテリの着脱の開始が検出されたときにデータの退避
処理をその都度行っていたのでは、バッテリの退避処理
を行うことなく、そのまま継続して運用を行うことがで
きず、中断してしまうという問題があった。このため、
他のバッテリに切り替えたときに運用を中断することな
くそのまま継続して行うことが望まれている。
【0005】(2) 複数のバッテリから供給可能な装
置において、放電中のバッテリが着脱されたときに他の
バッテリに切り替えてそのまま運用を継続するようにし
た場合、切り替え時などに電圧がドップしたかチェック
していなく、信頼性が低下してしまうという問題があ
る。このため、バッテリを切り替えて電源を装置に供給
する場合、電圧のドロップが一時的でも検出されたと
き、リセット処理および初期化処理などを自動的に行
い、信頼性を保持することが望まれている。
【0006】本発明は、これらの問題を解決するため、
複数のバッテリから電源を切り替えて装置に供給する際
に、供給可能なバッテリが装着されていればバッテリを
切り替えて電圧のドロックが検出されない場合に運用を
継続し、電圧のドロップが検出された場合にリセット、
初期化を行い、一方、バッテリが装着されていなければ
データ退避処理を行い、バッテリ切り替え時に装置の運
用を可及的に中断することなく継続すると共に切り替え
時に電圧ドロップが検出されたときにリセット、初期化
などを行い信頼性を保持することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、バッテリ
検出端子2は、バッテリの着脱の開始を検出するもので
ある。
【0008】バッテリ放電スイッチSW21ないしSW
23は、バッテリから装置に電源を供給するスイッチで
ある。電圧検出部6は、バッテリの切り替え時などに電
圧が所定閾値よりもドロップしたか否かを検出するもの
である。
【0009】バッテリ充電スイッチSW11からSW1
3は、バッテリに充電電流を供給するスイッチである。
【0010】
【作用】本発明は、図1に示すように、複数のバッテリ
のいずれかのバッテリ放電スイッチSW21ないしSW
23をオンにして電源を装置に供給している状態で、当
該バッテリの着脱の開始をバッテリ検出端子2からの信
号によって検出したときに、他のバッテリから電源を供
給可能な場合にこのバッテリのバッテリ放電スイッチS
W21ないしSW23のいずれかをオンにした後、着脱
を開始したバッテリのバッテリ放電スイッチをオフにし
て切り替えるようにしている。
【0011】この際、電圧検出部6がバッテリを切り替
えたときなどに、電圧が所定閾値よりもドロップしたか
否かを検出し、電圧のドロップを検出したときに装置の
リセット、初期化などを行うようにしている。
【0012】また、バッテリを他のバッテリに切り替え
ようとしたときに、電源の供給の可能なバッテリがない
ときにデータの退避処理を行うようにしている。また、
複数のバッテリのうちの充電中のバッテリの着脱の開始
をバッテリ検出端子2からの信号によって検出したとき
に、他の充電されていないバッテリがあるときに充電中
のバッテリのバッテリ充電スイッチSW11ないしSW
13をオフおよび未充電のバッテリのバッテリ充電スイ
ッチSW11ないしSW13をオンにして切り替えるよ
うにしている。
【0013】従って、複数のバッテリから電源を切り替
えて装置に供給する際に、供給可能なバッテリが装着さ
れていればバッテリを切り替えて電圧のドロップが検出
されない場合に運用を継続し、電圧のドロップが検出さ
れた場合にリセット、初期化などし、一方、バッテリが
装着されていなければデータ退避処理を行うことによ
り、バッテリ切り替え時に装置の運用を中断することな
く継続すると共に切り替え時に電圧ドロップが検出され
たときにリセットなどを行い信頼性を保持することが可
能となる。また、AC電源から生成した電源を装置に供
給すると共に、バッテリに充電中に当該充電中のバッテ
リの着脱が検出されたときに未充電の他のバッテリに自
動的に切り換えて充電することが可能となる。
【0014】
【実施例】次に、図1から図6を用いて本発明の実施例
の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の1実施例構成図(その
1)を示す。図1において、バッテリ1は、図示外のコ
ンピュータシステムなどの装置に電源を供給するバッテ
リであって、いずれか1つのバッテリのバッテリ放電ス
イッチをオンにして電源を装置に供給するものである。
ここでは、バッテリ(1)、バッテリ(2)、バッテリ
(3)の3つから構成され、いずれか1つから図示外の
装置に電源(システム電源)を供給する。
【0016】バッテリ検出端子2は、バッテリ(1)、
バッテリ(2)、バッテリ(3)にそれぞれ設け、バッ
テリが着脱を開始したときにバッテリ検出信号C1、C
2、C3を例えば零として当該バッテリの着脱開始を検
出するための端子である。このバッテリ検出端子2は、
バッテリ(バッテリパック)の着脱を開始したときにバ
ッテリ検出端子2の接触が外れてバッテリ検出信号C
1、C2、C3が零となり、更にバッテリの着脱を進め
ると、バッテリからの電源の供給が遮断されるように構
成されている。従って、このバッテリ検出信号C1、C
2、C3が零になったことを契機に、バッテリを他のバ
ッテリに切り替えたり、切り替えるバッテリがないとき
はデータの退避処理を行うようにしている(図3、図4
参照)。
【0017】バッテリ放電スイッチSW21ないしバッ
テリ放電スイッチSW23は、バッテリ(1)ないしバ
ッテリ(3)から電源を装置に供給するためのスイッチ
である。ここでは、バッテリ放電スイッチSW21ない
しSW23のいずれか1つをオンにし(バッテリの切り
替え時は一時的に重複してオンにし)、バッテリ(1)
ないし(3)の該当する1つから電源を電源発生回路4
を構成するDC−DCコンバータ42に供給し、このD
C−DCコンバータ42がDC−DC変換した所定の電
圧をシステム電源として図示外の装置に供給するように
している。バッテリ放電スイッチSW21ないしSW2
3をオンにするには、バッテリ放電スイッチ信号OUT
1ないしOUT3の該当する信号をオンにする。
【0018】ダイオード3は、バッテリ(1)ないしバ
ッテリ(3)の複数のバッテリ放電スイッチSW21な
いしSW23がオンとなったときに、電圧の高い方の電
源から電源発生回路4に供給するためのものである。
【0019】バッテリ充電スイッチSW11ないしバッ
テリ充電スイッチSW13は、電源発生回路4を構成す
るACアダプタ41およびDC−DCコンバータ42か
らの電源をバッテリ(1)ないしバッテリ(3)のいず
れか1つに供給して順次充電するためのスイッチであ
る。また、バッテリ(1)ないし(3)のいずれかが着
脱開始されたときは、未充電の他のバッテリ(1)ない
し(3)のいずれか1つのバッテリ充電スイッチSW1
1ないしSW13をオンにして充電するようにしてい
る。バッテリ充電スイッチSW11ないしSW13をオ
ンにするには、バッテリ充電スイッチ信号IN1ないし
IN3の該当する信号をオンにする。
【0020】電源発生回路4は、AC電源から生成した
直流の電源(システム電源)を図示外の装置に供給した
り、電源をバッテリ(1)ないしバッテリ(3)に供給
して充電したりするものであって、ACアダプタ41お
よびDC−DCコンバータ42から構成されるものであ
る。
【0021】ACアダプタ41は、AC電源(商用の1
00VAC、200VACなど)をもとに所定の直流電
圧を生成するものである。DC−DCコンバータ42
は、ACアダプタ41からの直流電圧が供給されている
場合、DC−DC変換した所定の直流電圧を図示外の装
置にシステム電源として供給、および所定の直流電圧を
バッテリ(1)ないしバッテリ(3)のうちのいずれか
1つに供給して充電したり、ACアダプタ41からの直
流電圧が供給されていない場合、バッテリ(1)ないし
バッテリ(3)のいずれかからの電圧をDC−DC変換
した所定の直流電圧を図示外の装置にシステム電源とし
て供給したりするものである。
【0022】消費電流検出部7は、バッテリ(1)ない
しバッテリ(3)のいずれから負荷である、ここではD
C−DCコンバータ42に供給する電流を、電圧として
検出するものである。この検出した電流に対応する電圧
は、図2のA/D変換器8に入力してディジタル値に変
換する。
【0023】図2は、本発明の他の実施例構成図(その
2)を示す。図2において、1チップマイコン9は、図
1の構成によって検出した各種信号(左端に記載した各
種信号)をもとに、バッテリの切り替え、リセット処
理、データ退避などの処理を行うもの(図3から図6を
用いて後述する)であって、バッテリ装着チェック1
0、バッテリ残量計算11、バッテリ充電/放電制御1
2、データ退避処理13、バッテリ充電SW/放電SW
制御14、エラー処理15、およびマイコン初期化16
などから構成されるものである。
【0024】バッテリ装着チェック10は、バッテリ
(1)、(2)、(3)の各バッテリ検出端子2からの
バッテリ検出信号C1、C2、C3をもとに、バッテリ
の装着を検出するものである。例えばバッテリ検出信号
C1が零電位となったことを検出したとき、バッテリ
(1)の脱着が開始されたと検出するものである。この
バッテリ(1)の脱着の開始を検出したことに対応し
て、切り替えるバッテリがあるときはバッテリの切り替
えを行い、切り替えるバッテリがないときはデータの退
避処理を行うようにしている(図4を用いて後述す
る)。
【0025】バッテリ残量計算11は、バッテリ
(1)、(2)、(3)からDC−DCコンバータ42
に供給した電流を消費電流検出部7によって検出し、こ
れをA/D変換器8でディジタル値に変換して取り込
み、例えば満充電からの放電電流、時間などをもとに現
在のバッテリの残量を計算するものである。
【0026】バッテリ充電/放電制御12は、バッテリ
装着チェック10からのバッテリ装着の状態、およびバ
ッテリ残量計算11からのバッテリの残量の状態をもと
に、バッテリの充電、放電を制御するものである(図3
から図6を用いて順次後述する)。
【0027】データ退避処理13は、バッテリ装着チェ
ック10からバッテリの脱着が開始された旨の通知があ
り、装置に電源を供給可能なバッテリが他になかった場
合に、装置のデータを退避する処理を行うものである
(図4を用いて後述する)。
【0028】バッテリ充電SW/放電SW制御14は、
バッテリ充電/放電制御12などからの指示に対応し
て、バッテリ充電SW11ないしSW13をオン/オフ
するバッテリ充電スイッチ信号IN1ないしIN3を生
成したり、バッテリ放電スイッチSW21ないしSW2
3をオン/オフするバッテリ放電スイッチ信号OUT1
ないしOUT3を生成したりなどするものである。
【0029】エラー処理15は、DC−DCコンバータ
42から負荷である装置に供給する電源(システム電
源)の電圧が所定閾値よりもドロップ、特にバッテリの
切り替え時に電圧が所定閾値よりもドロップした旨を電
圧検出部6が検出し、この旨の通知に対応してエラー処
理を行うものである。エラー処理としては、図示外の装
置(コンピュータシステム)にシステムリセットを送出
してリセットしたり、マイコン初期化16を起動したり
する。
【0030】マイコン初期化16は、エラー処理15か
らの起動に対応して、1チップマイコン9などの初期化
を行うものである。副電池17は、1チップマイコン9
に供給する電源が切断したときに、当該1チップマイコ
ン9を動作させるための電池である。
【0031】次に、図3および図4を用いて、図1およ
び図2の構成の放電時(バッテリから電源を装置に供給
する場合)の動作を詳細に説明する。図3は、本発明の
タイムチャート(放電時)を示す。ここで、C1、C
2、C3:バッテリ検出信号(バッテリが着脱開始され
たことを検出する信号) OUT1、OUT2、OUT3:バッテリ放電スイッチ
SW21ないしSW23をオン/オフするバッテリ放電
スイッチ信号 IN1、IN2、IN3:バッテリ充電スイッチSW1
1ないしSW13をオン/オフするバッテリ充電スイッ
チ信号 電圧検出:電圧検出部6によってシステム電源の検出し
た電圧 システムリセット:エラー処理15が電圧ドロップに対
応して装置に送出してシステムのリセットを行う信号 は、バッテリ充電SW/放電SW制御14がオンのバ
ッテリ放電スイッチ信号OUT1をバッテリ放電スイッ
チSW21に供給してオンとし、バッテリ(1)からS
W21、ダイオード3を介してDC−DCコンバータ4
2、システム電源のルートで図示外の装置に電源を供給
している状態を表す。
【0032】は、の状態で、ユーザがバッテリ
(1)の脱着を開始したことに対応して、バッテリ装着
チェック10がバッテリ検出信号C1のOFFを検出す
る。これに対応して、バッテリ充電/放電制御12が、
電源供給可能な他のバッテリとして、ここではバッテリ
(2)を選択する。この選択に対応して、バッテリ充電
SW/放電SW制御14が、バッテリ放電スイッチ信号
OUT2をオンにしてバッテリ放電スイッチSW22を
オンにし、バッテリ(2)からダイオード3を介してD
C−DCコンバータ42に電源の供給を開始する。この
電源の供給を開始した後、バッテリ充電/放電制御12
からの指示に対応して、バッテリ充電SW/放電SW制
御14が、脱着の開始したバッテリ(1)のバッテリ放
電スイッチ信号OUT1をOFFにし、バッテリ放電ス
イッチSW21をオフにし、バッテリ(1)からの電源
の供給を停止する。
【0033】は、のバッテリ(1)からバッテリ
(2)に切り替えているときに、電圧検出部6がDC−
DCコンバータ42から図示外の装置に供給するシステ
ム電源の電圧を監視し、ここでは所定電圧以下に電圧が
ドロップしたことを検出し、エラー処理15にその旨を
通知する。この通知を受けたエラー処理15がシステム
リセットを図示外の装置に供給し、当該装置のシステム
リセットを行うと共に、エラー表示を行う。また、マイ
コン初期化16が初期化を併せて行う。
【0034】以上によって、図1および図2の構成のも
とで、バッテリ(1)、(2)、(3)のうちのバッテ
リ(1)からシステム電源を供給している状態で
()、利用者がバッテリ(1)の着脱を開始し、C1
が零電位になったことをバッテリ装着チェック10が検
出したことに対応して、電源の供給可能なバッテリ
(2)のバッテリ放電スイッチSW22をオンにして電
源の供給を開始した後、着脱を開始したバッテリ(1)
のバッテリ放電スイッチSW21をオフにし、バッテリ
(1)からバッテリ(2)に切り替える。この切替えの
際に、電圧検出部6がシステム電源として供給する電圧
を監視し、ここでは所定電圧以下に電圧ドロップしたこ
とを検出したので、エラー処理15が装置のシステムリ
セット、初期化を行う。これにより、バッテリの切り替
えを自動的に行うことが可能となると共に、万一、シス
テム電源の電圧ドロップが発生したときに自動的にシス
テムリセットして再立ち上げすることが可能となる。
【0035】図4のフローチャート(放電時)に示す順
序に従い、図1および図2の構成の放電時の動作を詳細
に説明する。図4において、S1は、放電中か否か判別
する。YESの場合には、S2に進む。NOの場合に
は、放電時の処理を行う必要がないので、終了する。
【0036】S2は、バッテリ(1)が放電中か判別す
る。YESの場合には、S3に進む。NOの場合には、
S5に進む。S3は、S2のYESでバッテリ(1)が
放電中と判明したので、C1(バッテリ検出信号)のチ
ェックを行う。ONの場合(バッテリ検出端子2の電圧
がバッテリ(1)と等しく当該バッテリ(1)の着脱が
開始されていない場合)には、S13で電源正常か判別
し、YESのときに終了し、NOのときにS14で異常
処理(システムリセット、初期化)を行い、終了する。
一方、OFFの場合(バッテリ検出端子2の電圧がバッ
テリ(1)よりも低く、例えば零電位になり当該バッテ
リ(1)の着脱が開始された場合)には、バッテリの切
り換えを行うためにS4に進む。
【0037】S4は、放電切り換え、即ちバッテリ
(1)から他のバッテリへの切り換えが可能か(放電可
能なバッテリが存在するか)を判別する。OKの場合に
は、S11で放電切り換え(バッテリ(1)から電源供
給可能な他のバッテリ(2)あるいはバッテリ(3)に
切り換え)を行い、S13で電源正常か判別し、YES
のときに終了し、NOのときにS14で異常処理(シス
テムリセット、初期化)を行い、終了する。一方、NO
の場合(切り換えるバッテリがない場合)には、S12
でデータ退避処理を行った後、S13で電源正常か判別
し、YESのときに終了し、NOのときにS14で異常
処理(システムリセット、初期化)を行い、終了する。
【0038】以上によって、バッテリ(1)が放電中の
場合(S2のYESの場合)、バッテリ検出信号C1が
ONのときは電源正常であれば終了し、異常であれば異
常処理を行う。一方、バッテリ検出信号C1がOFFと
なってユーザがバッテリ(1)の着脱を開始したことを
検出した場合、他のバッテリ(2)、(3)のうちで電
源供給可能なバッテリがあればそれに切り換えて電源を
供給し、切り換えるバッテリがなければデータ退避処理
を行う。この際にも、電源異常が検出されたときは異常
処理(システムリセット、初期化など)を行う。これら
により、複数のバッテリ(1)、(2)、(3)のいず
れか1つから電源を供給している状態で他のバッテリに
切り換えることが可能となると共に、切り換えるバッテ
リが無くなったときにデータ退避処理を行い、データの
保存を図ることが可能となる。また、これらバッテリの
切り換え中などに電源異常が発生した場合には、異常処
理(システムリセット、初期化など)を自動的に行うこ
とにより、装置の信頼性を高めることが可能となる。
【0039】S5からS7はバッテリ(2)、S8から
S10はバッテリ(3)のものであり、S2からS4の
バッテリ(1)のものと同様であるので、説明を省略す
る。次に、図5および図6を用いて、図1および図2の
構成の充電時(ACアダプタ41、DC−DCコンバー
タ42から電源を装置に供給およびバッテリ(1)、
(2)、(3)のいずれか1つに供給して充電する場
合)の動作を詳細に説明する。
【0040】図5は、本発明のタイムチャート(充電
時)を示す。ここで、 C1、C2、C3:バッテリ検出信号 OUT1、OUT2、OUT3:バッテリ放電スイッチ
信号 IN1、IN2、IN3:バッテリ充電スイッチ信号 電圧検出:システム電源に供給する検出した電圧 システムリセット:システムのリセットを行う信号 は、バッテリ充電SW/放電SW制御14がオンのバ
ッテリ充電スイッチ信号IN1をバッテリ充電スイッチ
SW11に供給してオンとし、ACアダプタ41、DC
−DCコンバータ42、SW11を介してバッテリ
(1)に充電している状態を表す。
【0041】は、の状態で、ユーザがバッテリ
(1)の脱着を開始したことに対応して、バッテリ装着
チェック10がバッテリ検出信号C1のOFFを検出す
る。これに対応して、バッテリ充電/放電制御12から
の指示に対応して、バッテリ充電SW/放電SW制御1
4がバッテリ(1)のOFFのバッテリ充電スイッチ信
号IN1をSW11に供給してオフにし、バッテリ
(1)への充電を停止する。次に、バッテリ充電/放電
制御12が未充電の他のバッテリとしてここではバッテ
リ(2)を選択する。この選択に対応して、バッテリ充
電SW/放電SW制御14が、バッテリ充電スイッチ信
号IN2をオンにしてバッテリ充電スイッチSW12を
オンにし、ACアダプタ41、DC−DCコンバータ4
2、SW21を介してバッテリ(2)に充電を開始す
る。
【0042】以上によって、図1および図2の構成のも
とで、バッテリ(1)、(2)、(3)のうちのバッテ
リ(1)に充電および装置に電源を供給している状態で
()、利用者がバッテリ(1)の着脱を開始し、C1
が零電位になったことをバッテリ装着チェック10が検
出したことに対応して、バッテリ(1)への充電を停止
した後、未充電のバッテリ、ここではバッテリ(2)の
バッテリ充電スイッチSW12をオンにして充電を開始
する。これにより、ACアダプタ41、DC−DC電源
42から装置にシステム電源を供給しながら、バッテリ
の切り替えを自動的に行って充電することが可能とな
る。尚、充電中に満充電となったときは、他の未充電の
バッテリの充電に切り換える。
【0043】図6のフローチャート(充電時)に示す順
序に従い、図1および図2の構成の充電時の動作を詳細
に説明する。図6において、S21は、充電中か否か判
別する。YESの場合には、S22に進む。NOの場合
には、充電時の処理を行う必要がないので、終了する。
【0044】S22は、バッテリ(1)が充電中か判別
する。YESの場合には、S23に進む。NOの場合に
は、S25に進む。S23は、S22のYESでバッテ
リ(1)が充電中と判明したので、C1(バッテリ検出
信号)のチェックを行う。ONの場合(バッテリ検出端
子2の電圧がバッテリ(1)と等しく当該バッテリ
(1)の着脱が開始されていない場合)には、終了する
(充電を継続する)。一方、OFFの場合(バッテリ検
出端子2の電圧がバッテリ(1)よりも低く、例えば零
電位になり当該バッテリ(1)の着脱が開始された場
合)には、S24でバッテリ(1)の充電を停止(オフ
のIN1をSW11に供給して当該SW11をオフにし
て充電を停止)し、S31に進む。
【0045】S31は、バッテリ(1)の着脱が開始さ
れたので(S23のOFF)、S24でバッテリ(1)
の充電を停止し、未充電のバッテリがあって切り換えが
できるか判別する。YESの場合には、S32で未充電
のバッテリに切り換え、例えば未充電のバッテリ(2)
のSW12にオンのIN2を供給して当該SW12をオ
ンにし、ACアダプタ41、DC−DCコンバータ4
2、SW12を介してバッテリ(2)に電源を供給して
充電を開始する。一方、NOの場合には、未充電の切り
換えるバッテリが無いので、終了する(END)。
【0046】以上によって、バッテリ(1)が充電中の
場合(S22のYESの場合)、バッテリ検出信号C1
がONのときは充電を続行する。一方、バッテリ検出信
号C1がOFFとなってユーザがバッテリ(1)の着脱
を開始したことを検出した場合、他のバッテリ(2)、
(3)のうちで未充電の充電可能なバッテリがあればそ
れに切り換えて充電を再開し、切り換えるバッテリがな
ければ終了する。これらにより、複数のバッテリ
(1)、(2)、(3)のいずれか1つに充電中に着脱
された場合に自動的に他の未充電のバッテリに切り換え
て充電を行うことが可能となる共に、満充電になったと
きにも他の未充電のバッテリに切り換えて充電を行うこ
とが可能となる。これら充電時に、ACアダプタ41、
DC−DCコンバータ42から装置にシステム電源を併
せて供給することも可能となる。
【0047】S25からS27はバッテリ(2)、S2
8からS30はバッテリ(3)のものであり、S22か
らS24のバッテリ(1)のものと同様であるので、説
明を省略する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のバッテリから電源を切り替えて装置に供給する際
に、供給可能なバッテリが装着されていればバッテリを
切り替えて電圧のドロップが検出されない場合に運用を
継続し、電圧のドロックが検出された場合にリセット
し、一方、バッテリが装着されていなければデータ退避
処理を行い、更にバッテリの充電と装置への電源の供給
を併せて可能な構成を採用しているため、バッテリ切り
替え時に装置の運用を中断することなく継続すると共に
切り替え時に電圧ドロップが検出されたときにリセット
などを行い信頼性を保持することができる。更に、バッ
テリの充電と装置への電源の供給を同時に行うことがで
きる。これらにより、 (1) 複数のバッテリから装置に電源を供給する際
に、放電中のバッテリが着脱開始されたときに他に電源
を供給可能なバッテリがあればこれに切り換えて電源を
続行して供給し、供給可能なバッテリがなければデータ
の退避処理を行うことが可能となる。
【0049】(2) また、(1)の処理中などに電源
監視を行い、所定電圧以下の電圧ドロップが検出された
場合に自動的にシステムリセット、初期化を行い、電源
を供給する装置(システム)の信頼性を向上させること
ができる。
【0050】(2) また、AC電源から装置に電源を
供給中に、併せてバッテリの充電を行い、充電中のバッ
テリの着脱が検出されたときに当該バッテリの充電を中
止し、他の未充電のバッテリの自動的に切り換えて充電
を順次行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例構成図(その1)である。
【図2】本発明の1実施例構成図(その2)である。
【図3】本発明のタイムチャート(放電時)である。
【図4】本発明の動作説明フローチャート(放電時)で
ある。
【図5】本発明のタイムチャート(充電時)である。
【図6】本発明の動作説明フローチャート(充電時)で
ある。
【符号の説明】
1:バッテリ 2:バッテリ検出端子 3:ダイオード 4:電源発生回路 41:ACアダプタ 42:DC−DCコンバータ 6:電圧検出部 7:消費電流検出部 8:A/D変換器 9:1チップマイコン 10:バッテリ装着チェック 11:バッテリ残量算出 12:バッテリ充電/放電制御 13:データ退避処理 14:バッテリ充電SW/放電SW制御 15:エラー処理 16:マイコン初期化 17:副電池 C1、C2、C3:バッテリ検出信号 IN1、IN2、IN3:バッテリ充電スイッチ信号 OUT1、OUT2、OUT3:バッテリ放電スイッチ
信号 SW11、SW12、SW13:バッテリ充電スイッチ SW21、SW22、SW23:バッテリ放電スイッチ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のバッテリから装置への電源の供給を
    制御する電源制御方式において、 バッテリの着脱の開始を検出するバッテリ検出端子
    (2)と、 バッテリから装置に電源を供給するバッテリ放電スイッ
    チとを備え、 複数のバッテリのいずれかの上記バッテリ放電スイッチ
    をオンにして電源を装置に供給している状態で、当該バ
    ッテリの着脱の開始を上記バッテリ検出端子(2)から
    の信号によって検出したときに、他のバッテリから電源
    を供給可能な場合にこのバッテリのバッテリ放電スイッ
    チをオンにした後、上記着脱を開始したバッテリのバッ
    テリ放電スイッチをオフに切り替え、電源の供給を継続
    しようとする際に、 電源の供給の可能なバッテリがないときに、電源を供給
    する装置のデータの退避処理を行うように構成したこと
    を特徴とする電源制御方式。
  2. 【請求項2】複数のバッテリから装置への電源の供給を
    制御する電源制御方式において、 バッテリの着脱の開始を検出するバッテリ検出端子
    (2)と、 バッテリから装置に電源を供給するバッテリ放電スイッ
    チとを備え、 複数のバッテリのいずれかの上記バッテリ放電スイッチ
    をオンにして電源を装置に供給している状態で、当該バ
    ッテリの着脱の開始を上記バッテリ検出端子(2)から
    の信号によって検出したときに、他のバッテリから電源
    を供給可能な場合にこのバッテリのバッテリ放電スイッ
    チをオンにした後、上記着脱を開始したバッテリのバッ
    テリ放電スイッチをオフに切り替え、電源の供給を継続
    する際に、 バッテリに充電電流を供給するバッテリ充電スイッチ
    と、 バッテリおよび装置への電源を発生する電源発生回路
    (4)とを備え、 この電源発生回路(4)が電源を装置に供給すると共
    に、複数のバッテリのうちの充電中のバッテリの着脱の
    開始を上記バッテリ検出端子(2)からの信号によって
    検出したときに、他の充電されていないバッテリがある
    ときに充電中のバッテリのバッテリ充電スイッチをオフ
    および未充電のバッテリのバッテリ充電スイッチをオン
    に切り替えて充電するように構成したことを特徴とする
    電源制御方式。
  3. 【請求項3】請求項第2項のバッテリを他のバッテリに
    切り替えようとしたときに、電源の供給の可能なバッテ
    リがないときに、電源を供給する装置のデータの退避処
    理を行うように構成したことを特徴とする電源制御方
    式。
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