JP3120195B2 - バッテリ制御装置 - Google Patents
バッテリ制御装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリの放電を制御
するバッテリ制御装置に関するものである。特にバッテ
リから装置への電源を供給する装置において、バッテリ
の過放電状態をマイクロコンピュータで監視し、当該マ
イクロコンピュータがバッテリの過放電対策を行った
り、システムのデータを退避させたり、更に電源のON
/OFF制御したりする装置に関するものである。
するバッテリ制御装置に関するものである。特にバッテ
リから装置への電源を供給する装置において、バッテリ
の過放電状態をマイクロコンピュータで監視し、当該マ
イクロコンピュータがバッテリの過放電対策を行った
り、システムのデータを退避させたり、更に電源のON
/OFF制御したりする装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、ACアダプタ
21から電源を負荷であるDC−DCコンバータ23に
供給し、このACアダプタ21の電源がOFFしたとき
にバッテリ22から電源を負荷に供給するシステムにお
いて、バッテリ22からの放電電圧を監視して、ある一
定電圧以下になったら、コンパレータ24からLOWバ
ッテリ信号(あるいはDEADバッテリ信号)をシステ
ム25に送信する。システム25は、バッテリ残量が無
くなったことを表示したり、データ退避を行ったりする
ようにしていた。
21から電源を負荷であるDC−DCコンバータ23に
供給し、このACアダプタ21の電源がOFFしたとき
にバッテリ22から電源を負荷に供給するシステムにお
いて、バッテリ22からの放電電圧を監視して、ある一
定電圧以下になったら、コンパレータ24からLOWバ
ッテリ信号(あるいはDEADバッテリ信号)をシステ
ム25に送信する。システム25は、バッテリ残量が無
くなったことを表示したり、データ退避を行ったりする
ようにしていた。
【0003】以下図6の構成および動作を簡単に説明す
る。図6において、ACアダプタ21は、商用電源から
直流電圧を生成し、ダイオードD1を通して負荷である
DC−DCコンバータ23に供給するものである。
る。図6において、ACアダプタ21は、商用電源から
直流電圧を生成し、ダイオードD1を通して負荷である
DC−DCコンバータ23に供給するものである。
【0004】バッテリ22は、ACアダプタ21の電源
がOFFとなったときに電源をダイオードD2を通して
負荷であるDC−DCコンバータ23に供給するもので
ある。
がOFFとなったときに電源をダイオードD2を通して
負荷であるDC−DCコンバータ23に供給するもので
ある。
【0005】DC−DCコンバータ23は、入力された
直流電圧を他の直流電圧に変換するものである。コンパ
レータ24は、バッテリ22の放電電圧が一定電圧以下
になったかを検出するものである。
直流電圧を他の直流電圧に変換するものである。コンパ
レータ24は、バッテリ22の放電電圧が一定電圧以下
になったかを検出するものである。
【0006】システム25は、パソコンなどのコンピュ
ータシステムである。次に、動作を簡単に説明する。 (1) ACアダプタ21が電源をダイオードD1を通
して負荷であるDC−DCコンバータ23に供給する。
ータシステムである。次に、動作を簡単に説明する。 (1) ACアダプタ21が電源をダイオードD1を通
して負荷であるDC−DCコンバータ23に供給する。
【0007】(2) 停電などによってACアダプタ2
1から電源がDC−DCコンバータ23に供給されなく
なると、自動的にバッテリ22から電源をダイオードD
2を通して負荷であるDC−DCコンバータ23に供給
する。
1から電源がDC−DCコンバータ23に供給されなく
なると、自動的にバッテリ22から電源をダイオードD
2を通して負荷であるDC−DCコンバータ23に供給
する。
【0008】(3) (2)の状態で、コンパレータ2
4がバッテリ電圧について一定電圧以下(例えばLOW
バッテリ電圧あるいはDEADバッテリ電圧以下)とな
ったことを検出すると、LOWバッテリ電圧あるいはD
EADバッテリ電圧になった旨をシステム25に通知す
る。この通知を受けたシステム25は、バッテリ残量が
なくなった旨をディスプレイ上に表示したり、データを
退避したりする。
4がバッテリ電圧について一定電圧以下(例えばLOW
バッテリ電圧あるいはDEADバッテリ電圧以下)とな
ったことを検出すると、LOWバッテリ電圧あるいはD
EADバッテリ電圧になった旨をシステム25に通知す
る。この通知を受けたシステム25は、バッテリ残量が
なくなった旨をディスプレイ上に表示したり、データを
退避したりする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した図6に示すよ
うに、従来のシステムは、バッテリ稼働時にバッテリ残
量がなくなったことを検出すると、システム25がデー
タの退避処理を行ったり、データを保持するメモリとメ
モリ周辺回路を除く電源をOFFにしていた。この場合
に以下の問題があった。
うに、従来のシステムは、バッテリ稼働時にバッテリ残
量がなくなったことを検出すると、システム25がデー
タの退避処理を行ったり、データを保持するメモリとメ
モリ周辺回路を除く電源をOFFにしていた。この場合
に以下の問題があった。
【0010】(1) LOWバッテリ電圧あるいはDE
ADバッテリ電圧の状態で長時間データ保持を行うと、
図7の(a)の点線にに示すように、バッテリ電圧が降
下し、バッテリが過放電となり、バッテリに対して悪影
響を与え、バッテリの寿命が短くなるという問題があっ
た。
ADバッテリ電圧の状態で長時間データ保持を行うと、
図7の(a)の点線にに示すように、バッテリ電圧が降
下し、バッテリが過放電となり、バッテリに対して悪影
響を与え、バッテリの寿命が短くなるという問題があっ
た。
【0011】(2) LOWバッテリ電圧あるいはDE
ADバッテリ電圧の状態でデータ保持を行い、図7の
(b)の点のように、DC電源(5V)の降下時点で
ACアダプタ21が接続された場合、DC電源(+5
V)は復帰するが、復帰後のデータを保持するメモリと
メモリ周辺回路やシステムの動作保証はできなくなる可
能性がある(例えばDC電圧降下しても初期リセットが
されなく正常に動作しない可能性がある)という問題が
あった。
ADバッテリ電圧の状態でデータ保持を行い、図7の
(b)の点のように、DC電源(5V)の降下時点で
ACアダプタ21が接続された場合、DC電源(+5
V)は復帰するが、復帰後のデータを保持するメモリと
メモリ周辺回路やシステムの動作保証はできなくなる可
能性がある(例えばDC電圧降下しても初期リセットが
されなく正常に動作しない可能性がある)という問題が
あった。
【0012】(3) 上記(2)の対策として、バッテ
リの電圧ラインに電圧検出回路を設け、バッテリ電圧が
降下したとき(図7の(c)の)、バッテリ放電スイ
ッチをOFFにしてバッテリ放電を停止し、データを保
持するメモリとメモリ周辺回路やシステムに対してリセ
ットを行う方法が考えられるが、図7の(c)に示すよ
うに、バッテリ放電スイッチをOFFにされたバッテリ
の負荷が軽くなり、バッテリ電圧が上昇する。このた
め、現在接続されているバッテリの残量がある程度残っ
ているか、全く残っていないかを判断することができな
いという問題があった。
リの電圧ラインに電圧検出回路を設け、バッテリ電圧が
降下したとき(図7の(c)の)、バッテリ放電スイ
ッチをOFFにしてバッテリ放電を停止し、データを保
持するメモリとメモリ周辺回路やシステムに対してリセ
ットを行う方法が考えられるが、図7の(c)に示すよ
うに、バッテリ放電スイッチをOFFにされたバッテリ
の負荷が軽くなり、バッテリ電圧が上昇する。このた
め、現在接続されているバッテリの残量がある程度残っ
ているか、全く残っていないかを判断することができな
いという問題があった。
【0013】(4) また、図6のコンパレータ24が
比較してバッテリ電圧がLOWバッテリ電圧以下となっ
たと判定したときに、この判定を図示外のバックアップ
電池から電源の供給されたマイコンが受け取り、図6の
バッテリ22とDC−DCコンバータ23との間に設け
た図示外の放電スイッチをOFFにし、バッテリ22の
過放電を防止することが考えられる。しかし、バッテリ
22が装着されないで、長時間放置するとことを考慮
し、マイコンを省電力型のCMOSを用いても動作状態
に保持するためのバックアップ電池の容量が大きくなっ
てしまうという問題があった。このため、小型のバック
アップ電池でもバックアップできる回路構成が望まれて
いる。
比較してバッテリ電圧がLOWバッテリ電圧以下となっ
たと判定したときに、この判定を図示外のバックアップ
電池から電源の供給されたマイコンが受け取り、図6の
バッテリ22とDC−DCコンバータ23との間に設け
た図示外の放電スイッチをOFFにし、バッテリ22の
過放電を防止することが考えられる。しかし、バッテリ
22が装着されないで、長時間放置するとことを考慮
し、マイコンを省電力型のCMOSを用いても動作状態
に保持するためのバックアップ電池の容量が大きくなっ
てしまうという問題があった。このため、小型のバック
アップ電池でもバックアップできる回路構成が望まれて
いる。
【0014】本発明は、これらの問題を解決するため、
バッテリ電圧チェックして所定電圧以下となったときに
負荷のシステムのデータ退避指示、システムリセット、
放電スイッチをOFF、および自身を省電力モードに
し、電源投入指示などに対応して放電スイッチをONに
してバッテリ電圧チェックし、バッテリ過放電を防止お
よびシステム暴走を確実に防止することを目的としてい
る。
バッテリ電圧チェックして所定電圧以下となったときに
負荷のシステムのデータ退避指示、システムリセット、
放電スイッチをOFF、および自身を省電力モードに
し、電源投入指示などに対応して放電スイッチをONに
してバッテリ電圧チェックし、バッテリ過放電を防止お
よびシステム暴走を確実に防止することを目的としてい
る。
【0015】また、省電力型の放電スイッチ制御回路を
設け、小型のバックアップ電池でバップアップを実現す
る共にこのバックアップ電池の過放電やショートを検出
して表示などすることを目的としている。
設け、小型のバックアップ電池でバップアップを実現す
る共にこのバックアップ電池の過放電やショートを検出
して表示などすることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、放電スイ
ッチ3は、バッテリ2からの電源を負荷に供給および負
荷への供給を遮断するものである。
決するための手段を説明する。図1において、放電スイ
ッチ3は、バッテリ2からの電源を負荷に供給および負
荷への供給を遮断するものである。
【0017】比較部51は、バッテリ2から負荷に供給
するバッテリ電圧をチェックするものである。制御部5
2は、比較部51がバッテリ電圧について所定電圧以下
となったことを検出したときに、負荷であるシステム1
3のデータ退避を指示した後、システムリセット信号を
出力してシステムリセットおよび放電スイッチ3をOF
Fにすると共に、自身を省電力モード(あるいは停止モ
ード)に遷移したり、放電スイッチ3をONにしてバッ
テリ電圧をチェックし、バッテリ電圧がOKのときにシ
ステムリセット信号を解除したりなどするものである。
するバッテリ電圧をチェックするものである。制御部5
2は、比較部51がバッテリ電圧について所定電圧以下
となったことを検出したときに、負荷であるシステム1
3のデータ退避を指示した後、システムリセット信号を
出力してシステムリセットおよび放電スイッチ3をOF
Fにすると共に、自身を省電力モード(あるいは停止モ
ード)に遷移したり、放電スイッチ3をONにしてバッ
テリ電圧をチェックし、バッテリ電圧がOKのときにシ
ステムリセット信号を解除したりなどするものである。
【0018】また、図8を参照して課題を解決するため
の手段を説明する。図8において、放電スイッチ制御回
路14は、放電スイッチ3をON/OFFに切り替える
ものであって、省電力型のCMOSなどで構成した回路
であり、小型のバックアップ電池16によってバックア
ップするものである。
の手段を説明する。図8において、放電スイッチ制御回
路14は、放電スイッチ3をON/OFFに切り替える
ものであって、省電力型のCMOSなどで構成した回路
であり、小型のバックアップ電池16によってバックア
ップするものである。
【0019】放電スイッチコントローラ15は、バッテ
リ2から負荷に供給するバッテリ電圧をチェックし、放
電スイッチ制御信号を送出したりなどするものである。
バックアップ電池16は、放電スイッチ制御回路14の
電源をバックアップする小型の電池である。
リ2から負荷に供給するバッテリ電圧をチェックし、放
電スイッチ制御信号を送出したりなどするものである。
バックアップ電池16は、放電スイッチ制御回路14の
電源をバックアップする小型の電池である。
【0020】
【作用】本発明は、図1に示すように、放電スイッチ3
をONにしてバッテリ2から負荷に電源を供給している
状態で、比較部51がバッテリ電圧について所定電圧以
下となったことを検出したときに、制御部52が負荷で
あるシステム13のデータ退避を指示した後、システム
リセット信号を出力してシステムリセットおよび放電ス
イッチ3をOFFにすると共に、自身を省電力モード
(あるいは停止モード)に遷移するようにしている。
をONにしてバッテリ2から負荷に電源を供給している
状態で、比較部51がバッテリ電圧について所定電圧以
下となったことを検出したときに、制御部52が負荷で
あるシステム13のデータ退避を指示した後、システム
リセット信号を出力してシステムリセットおよび放電ス
イッチ3をOFFにすると共に、自身を省電力モード
(あるいは停止モード)に遷移するようにしている。
【0021】また、電源投入指示に対応して、割込みに
よって起動された省電力モード(あるいは停止モード)
の制御部52が放電スイッチ3をONにしてバッテリ電
圧をチェックし、バッテリ電圧がOKのときにシステム
リセット信号を解除し、一方、NGのときに放電スイッ
チ3をOFFにするようにしている。
よって起動された省電力モード(あるいは停止モード)
の制御部52が放電スイッチ3をONにしてバッテリ電
圧をチェックし、バッテリ電圧がOKのときにシステム
リセット信号を解除し、一方、NGのときに放電スイッ
チ3をOFFにするようにしている。
【0022】また、タイマ割込みに対応して、バッテリ
交換やACアダプタ接続があったことをチェックして起
動された省電力モード(あるいは停止モード)の制御部
52が放電スイッチ3をONにしてバッテリ電圧をチェ
ックし、バッテリ電圧がOKのときにシステムリセット
信号を解除し、一方、NGのときに放電スイッチ3をO
FFにするようにしている。
交換やACアダプタ接続があったことをチェックして起
動された省電力モード(あるいは停止モード)の制御部
52が放電スイッチ3をONにしてバッテリ電圧をチェ
ックし、バッテリ電圧がOKのときにシステムリセット
信号を解除し、一方、NGのときに放電スイッチ3をO
FFにするようにしている。
【0023】本発明は、図8に示すように、放電スイッ
チ3をON/OFFに切り替え、バックアップ電池16
から電源の供給を受けて動作する省電力型の放電スイッ
チ制御回路14を設け、POWERスイッチ8の押下に
対応して、この省電力型の放電スイッチ制御回路14が
この指示を検出して放電スイッチ3をONにしてバッテ
リ2から負荷にシステム電源を供給し、このシステム電
源を電源とする放電スイッチコントローラ15がバッテ
リ2の電圧をチェックしてバッテリ残量がなくなったと
判定したときに放電スイッチ制御信号を放電スイッチ制
御回路14に送出して放電スイッチ3をOFFにしてシ
ステム電源をOFFにし、バッテリ2の過放電を防止す
るようにしている。
チ3をON/OFFに切り替え、バックアップ電池16
から電源の供給を受けて動作する省電力型の放電スイッ
チ制御回路14を設け、POWERスイッチ8の押下に
対応して、この省電力型の放電スイッチ制御回路14が
この指示を検出して放電スイッチ3をONにしてバッテ
リ2から負荷にシステム電源を供給し、このシステム電
源を電源とする放電スイッチコントローラ15がバッテ
リ2の電圧をチェックしてバッテリ残量がなくなったと
判定したときに放電スイッチ制御信号を放電スイッチ制
御回路14に送出して放電スイッチ3をOFFにしてシ
ステム電源をOFFにし、バッテリ2の過放電を防止す
るようにしている。
【0024】また、放電スイッチ制御回路14を省電力
型のCMOSなどで構成してバックアップ電池16から
電源の供給を受けると共に、システム電源が供給された
ときに当該システム電源によってバックアップ電池16
を充電するようにしている。
型のCMOSなどで構成してバックアップ電池16から
電源の供給を受けると共に、システム電源が供給された
ときに当該システム電源によってバックアップ電池16
を充電するようにしている。
【0025】また、放電スイッチコントローラ15がバ
ックアップ電池16の過放電およびセルショートをチェ
ックして検出したときにその旨の異常ステータスを表示
などするようにしている。
ックアップ電池16の過放電およびセルショートをチェ
ックして検出したときにその旨の異常ステータスを表示
などするようにしている。
【0026】従って、バッテリ電圧チェックして所定電
圧以下となったときに負荷のシステムのデータ退避指
示、システムリセット、放電スイッチ3をOFF、およ
び省電力モードにし、電源投入指示などに対応して放電
スイッチ3をONにしてバッテリ電圧チェックを行うこ
とにより、バッテリ過放電を防止したり、システムリセ
ットによってシステム暴走を防止したりすることが可能
となる。
圧以下となったときに負荷のシステムのデータ退避指
示、システムリセット、放電スイッチ3をOFF、およ
び省電力モードにし、電源投入指示などに対応して放電
スイッチ3をONにしてバッテリ電圧チェックを行うこ
とにより、バッテリ過放電を防止したり、システムリセ
ットによってシステム暴走を防止したりすることが可能
となる。
【0027】また、CMOSなどの省電力型の放電スイ
ッチ制御回路14を設けたことにより、バックアップ電
池16を小容量にして簡単な構成でバッテリの過放電な
どを防止することが可能となると共に当該バックアップ
電池16の過放電やセルショートを検出して表示などす
ることが可能となる。
ッチ制御回路14を設けたことにより、バックアップ電
池16を小容量にして簡単な構成でバッテリの過放電な
どを防止することが可能となると共に当該バックアップ
電池16の過放電やセルショートを検出して表示などす
ることが可能となる。
【0028】
【実施例】次に、図1から図5を用いて本発明の実施例
の構成および動作を順次詳細に説明する。
の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0029】図1は、本発明の1実施例構成図を示す。
図1において、ACアダプタ1は、商用電源から直流電
源を生成し、ダイオードD1を通してDC−DCコンバ
ータ4に供給するものである。
図1において、ACアダプタ1は、商用電源から直流電
源を生成し、ダイオードD1を通してDC−DCコンバ
ータ4に供給するものである。
【0030】バッテリ2は、ACアダプタ1から電源が
DC−DCコンバータ4に供給されなくなったときに、
放電スイッチ3および電源をダイオードD2を通してD
C−DCコンバータ4に供給するものである。
DC−DCコンバータ4に供給されなくなったときに、
放電スイッチ3および電源をダイオードD2を通してD
C−DCコンバータ4に供給するものである。
【0031】放電スイッチ3は、バッテリ2からの直流
電源をダイオードD2を通してDC−DCコンバータ4
に供給したり、切断したりするスイッチである。DC−
DCコンバータ4は、直流電圧を異なる他の直流電圧に
変換するものである。ここでは、変換した後のDC電源
をシステム13に供給する。
電源をダイオードD2を通してDC−DCコンバータ4
に供給したり、切断したりするスイッチである。DC−
DCコンバータ4は、直流電圧を異なる他の直流電圧に
変換するものである。ここでは、変換した後のDC電源
をシステム13に供給する。
【0032】マイコン5は、マイクロコンピュータであ
って、内蔵するROMに格納したプログラムに従って各
種処理を行うものであって、ここでは、比較部51およ
び制御部52などから構成されるものである。
って、内蔵するROMに格納したプログラムに従って各
種処理を行うものであって、ここでは、比較部51およ
び制御部52などから構成されるものである。
【0033】比較部51は、バッテリ電圧が所定電圧
(例えばLOWバッテリ電圧、DEADバッテリ電圧)
以下になったことを検出するものである。制御部52
は、バッテリ電圧が所定電圧以下となった場合に、負荷
であるシステム13のデータ退避を指示したり、システ
ムリセット信号を出力/解除したり、放電スイッチ3を
ON/OFFしたり、マイコン5などを省電力モード
(あるいは停止モード)に遷移させたりなどするもので
ある(図2、図4、図5参照)。
(例えばLOWバッテリ電圧、DEADバッテリ電圧)
以下になったことを検出するものである。制御部52
は、バッテリ電圧が所定電圧以下となった場合に、負荷
であるシステム13のデータ退避を指示したり、システ
ムリセット信号を出力/解除したり、放電スイッチ3を
ON/OFFしたり、マイコン5などを省電力モード
(あるいは停止モード)に遷移させたりなどするもので
ある(図2、図4、図5参照)。
【0034】バックアップ電池6は、マイコン5をバッ
クアップする電池であって、ACアダプタ1やバッテリ
2から電源が供給されなくなったときに電源を供給する
電池である。
クアップする電池であって、ACアダプタ1やバッテリ
2から電源が供給されなくなったときに電源を供給する
電池である。
【0035】POWERスイッチ8は、電源の投入指示
を入力するスイッチである。3V/5V設定10は、シ
ステム13の電源が3Vを使用するか、5Vを使用する
かを設定するポートである。
を入力するスイッチである。3V/5V設定10は、シ
ステム13の電源が3Vを使用するか、5Vを使用する
かを設定するポートである。
【0036】クロック11は、マイコン5に供給するク
ロックである。システム状態表示12は、マイコン5か
らの通知に対応してシステム13の状態を表示するもの
であって、例えばデータ退避中、バッテリ無状態などの
表示である。
ロックである。システム状態表示12は、マイコン5か
らの通知に対応してシステム13の状態を表示するもの
であって、例えばデータ退避中、バッテリ無状態などの
表示である。
【0037】R3は、プルアップ抵抗であって、POW
ERスイッチ8を押下しないときにHレベルにプルアッ
プし、割込み信号がマイコン5に供給されないようにす
るものである。
ERスイッチ8を押下しないときにHレベルにプルアッ
プし、割込み信号がマイコン5に供給されないようにす
るものである。
【0038】次に、図2のフローチャートに示す順序に
従い、図1の構成の動作を詳細に説明する。図2におい
て、S1は、3V/5V判断する。これは、図1の3V
/5V設定10によって、当初にシステム13が3V電
源を使用するか、5V電源を使用するかのいずれの設定
がされたかを判断する。3V設定と判明したときはS3
で3Vの電源をシステム13に供給するように設定(例
えばDC−DCコンバータ4に設定)する。一方、5V
設定と判明したときはS2で5Vの電源をシステム13
に供給するように設定する。
従い、図1の構成の動作を詳細に説明する。図2におい
て、S1は、3V/5V判断する。これは、図1の3V
/5V設定10によって、当初にシステム13が3V電
源を使用するか、5V電源を使用するかのいずれの設定
がされたかを判断する。3V設定と判明したときはS3
で3Vの電源をシステム13に供給するように設定(例
えばDC−DCコンバータ4に設定)する。一方、5V
設定と判明したときはS2で5Vの電源をシステム13
に供給するように設定する。
【0039】S4は、放電スイッチ3をONにし、バッ
テリ2から電源を放電スイッチ3およびダイオードD2
を通してDC−DCコンバータ4に供給開始する(ここ
ではACアダプタ1に商用電源が供給されていないとす
る、以下同じ)。
テリ2から電源を放電スイッチ3およびダイオードD2
を通してDC−DCコンバータ4に供給開始する(ここ
ではACアダプタ1に商用電源が供給されていないとす
る、以下同じ)。
【0040】S5は、バッテリ電圧を検出する。これ
は、図1の比較部51がバッテリ電圧を検出する。S6
は、バッテリ電圧(V1)の判断を行う。これは、比較
部51が現在のバッテリ電圧が所定のバッテリ電圧(V
1)、例えば図3のDEADバッテリ電圧V1かを判断
する。現在のバッテリ電圧がバッテリ電圧(V1)以上
のときはOKとなり、S6でシステム正常状態表示を行
い、S5に戻る。一方、現在のバッテリ電圧がバッテリ
電圧(V1)以下のときはNGとなり、S8に進む。
は、図1の比較部51がバッテリ電圧を検出する。S6
は、バッテリ電圧(V1)の判断を行う。これは、比較
部51が現在のバッテリ電圧が所定のバッテリ電圧(V
1)、例えば図3のDEADバッテリ電圧V1かを判断
する。現在のバッテリ電圧がバッテリ電圧(V1)以上
のときはOKとなり、S6でシステム正常状態表示を行
い、S5に戻る。一方、現在のバッテリ電圧がバッテリ
電圧(V1)以下のときはNGとなり、S8に進む。
【0041】S8は、バッテリ電圧がバッテリ電圧(V
1)以下と判明したので、システム異常状態表示を行
う。S9は、バッテリ電圧(V2)の判断を行う。これ
は、比較部51が現在のバッテリ電圧が所定のバッテリ
電圧(V2)、例えば図3のバッテリ電圧V2以上かを
判断する。現在のバッテリ電圧がバッテリ電圧(V2)
以上のときはOKとなり、S9で繰り返し判断する。一
方、現在のバッテリ電圧がバッテリ電圧(V2)以下の
ときはNGとなり、S10に進む。
1)以下と判明したので、システム異常状態表示を行
う。S9は、バッテリ電圧(V2)の判断を行う。これ
は、比較部51が現在のバッテリ電圧が所定のバッテリ
電圧(V2)、例えば図3のバッテリ電圧V2以上かを
判断する。現在のバッテリ電圧がバッテリ電圧(V2)
以上のときはOKとなり、S9で繰り返し判断する。一
方、現在のバッテリ電圧がバッテリ電圧(V2)以下の
ときはNGとなり、S10に進む。
【0042】S10は、バッテリ電圧がバッテリ電圧
(V2)以下と判明したので、システムのデータ退避処
理を指示する。S11は、システムリセットを出力す
る。
(V2)以下と判明したので、システムのデータ退避処
理を指示する。S11は、システムリセットを出力す
る。
【0043】S12は、放電スイッチ3をOFFにす
る。そして、マイコン5が自身を省電力モードあるいは
停止モードにする。以上によって、放電スイッチ3をO
Nにしてバッテリ2から電源をDC−DCコンバータ4
を介してシステム13に供給しているときに、バッテリ
電圧がバッテリ電圧(V1)以下のときにシステム異常
状態表示を行い、更にバッテリ電圧がバッテリ電圧(V
2)以下となったときにシステムのデータ退避、システ
ムリセットおよび放電スイッチ3をOFFにする。これ
らにより、バッテリ2の過放電による劣化を防止できる
と共に、電圧低下などによるシステム13の暴走を防止
できる。
る。そして、マイコン5が自身を省電力モードあるいは
停止モードにする。以上によって、放電スイッチ3をO
Nにしてバッテリ2から電源をDC−DCコンバータ4
を介してシステム13に供給しているときに、バッテリ
電圧がバッテリ電圧(V1)以下のときにシステム異常
状態表示を行い、更にバッテリ電圧がバッテリ電圧(V
2)以下となったときにシステムのデータ退避、システ
ムリセットおよび放電スイッチ3をOFFにする。これ
らにより、バッテリ2の過放電による劣化を防止できる
と共に、電圧低下などによるシステム13の暴走を防止
できる。
【0044】図3は、本発明の動作説明図を示す。ここ
で、横軸は時間t1を表し、縦軸は電圧(点線がバッテ
リ電圧、実線がシステムに供給する電圧)を表す。ここ
ではV1は図示のようにDEADバッテリ電圧を表し、
V2はDEADバッテリ電圧よりも更に低下してもはや
DC−DCコンバータ4が規定の電源電圧をシステム1
3に供給できなくなる直前の電圧である。従って、この
V2のときに放電スイッチ3をOFFにしてバッテリ2
の過放電を防止するようにしている。
で、横軸は時間t1を表し、縦軸は電圧(点線がバッテ
リ電圧、実線がシステムに供給する電圧)を表す。ここ
ではV1は図示のようにDEADバッテリ電圧を表し、
V2はDEADバッテリ電圧よりも更に低下してもはや
DC−DCコンバータ4が規定の電源電圧をシステム1
3に供給できなくなる直前の電圧である。従って、この
V2のときに放電スイッチ3をOFFにしてバッテリ2
の過放電を防止するようにしている。
【0045】次に、図4は、本発明の動作説明フローチ
ャート(その2)を示す。これは、図2のフローチャー
トに続き、オペレータがPOWERスイッチ8を押下し
て電源投入指示を入力したときの図1の構成の動作を表
す。
ャート(その2)を示す。これは、図2のフローチャー
トに続き、オペレータがPOWERスイッチ8を押下し
て電源投入指示を入力したときの図1の構成の動作を表
す。
【0046】図4において、S21は、STOP状態で
ある。これは、図2のフローチャートに従い、S10、
S11、S12、更にマイコン5が省電源モードにして
STOP状態にあることを表す。
ある。これは、図2のフローチャートに従い、S10、
S11、S12、更にマイコン5が省電源モードにして
STOP状態にあることを表す。
【0047】S22は、POWER割込みが発生する。
これは、オペレータが図1のPOWERスイッチを押下
し、POWER割込みを発生し、STOP状態のマイコ
ン5を起動させて動作状態にする。
これは、オペレータが図1のPOWERスイッチを押下
し、POWER割込みを発生し、STOP状態のマイコ
ン5を起動させて動作状態にする。
【0048】S23は、放電スイッチをONにする。こ
れは、図1の制御部52が放電スイッチ3をONにし、
バッテリ2から電源を当該ONの放電スイッチ3および
ダイオードD2を通してDC−DCコンバータ4に供給
開始する。
れは、図1の制御部52が放電スイッチ3をONにし、
バッテリ2から電源を当該ONの放電スイッチ3および
ダイオードD2を通してDC−DCコンバータ4に供給
開始する。
【0049】S24は、システムリセットを解除する。
これは、図2のS11でシステムリセット信号をシステ
ム13に出力してリセットした状態を解除する。尚、こ
のシステムリセット解除は、後述のS25でバッテリ電
圧チェックを行って残量有りとなったときに、初めてシ
ステムリセットを解除するようにしてもよい。
これは、図2のS11でシステムリセット信号をシステ
ム13に出力してリセットした状態を解除する。尚、こ
のシステムリセット解除は、後述のS25でバッテリ電
圧チェックを行って残量有りとなったときに、初めてシ
ステムリセットを解除するようにしてもよい。
【0050】S25は、バッテリ電圧チェックする。こ
れは、図1の比較部51が、バッテリ2から電源を放電
スイッチ3およびダイオードD2を通してDC−DCコ
ンバータ4に供給した状態で、当該バッテリ電圧が所定
電圧値よりも高くバッテリの残量あり、あるいは所定電
圧値よりも低くバッテリの残量なしのいずれかを判別す
る。残量ありの場合には、バッテリ2が交換あるいは図
示外の充電装置によって充電されたと判明したので、図
2の(C)のS5に戻る。一方、残量なしの場合には、
バッテリ2が交換あるいは図示外の充電装置によって充
電されていないと判明したので、図2の(B)のS11
に戻り、S11でシステムリセットを出力、S12で放
電スイッチ3をOFFし、マイコン5が省電力モードに
遷移する。
れは、図1の比較部51が、バッテリ2から電源を放電
スイッチ3およびダイオードD2を通してDC−DCコ
ンバータ4に供給した状態で、当該バッテリ電圧が所定
電圧値よりも高くバッテリの残量あり、あるいは所定電
圧値よりも低くバッテリの残量なしのいずれかを判別す
る。残量ありの場合には、バッテリ2が交換あるいは図
示外の充電装置によって充電されたと判明したので、図
2の(C)のS5に戻る。一方、残量なしの場合には、
バッテリ2が交換あるいは図示外の充電装置によって充
電されていないと判明したので、図2の(B)のS11
に戻り、S11でシステムリセットを出力、S12で放
電スイッチ3をOFFし、マイコン5が省電力モードに
遷移する。
【0051】以上によって、オペレータが図1のPOW
ERスイッチ8を押下した場合、割込みで起動されたマ
イコン5が放電スイッチ3をONにして、バッテリ2か
ら電源を当該放電スイッチ3およびダイオードD2を通
ってDC−DCコンバータ4に供給し、この実際に負荷
に電源を供給した状態で比較部51がバッテリ電圧をチ
ェックして所定電圧以上のときに残量ありと判定して図
2のS5に戻り、一方、所定電圧以下のときに残量なし
と判定して図2のS11に戻り、システムリセットを出
力、放電スイッチ3をOFFにして省電力モードにな
る。これらにより、オペレータがPOWERスイッチ8
を押下したときに、バッテリ2から実際に電源を負荷に
供給した状態で残量ありあるいは残量なしを判定し、確
実にバッテリ2の状態を検出することが可能となると共
に、バッテリ2の電圧の過度な低下を防止して過放電を
防ぎかつシステムの暴走を防止することが可能となる。
ERスイッチ8を押下した場合、割込みで起動されたマ
イコン5が放電スイッチ3をONにして、バッテリ2か
ら電源を当該放電スイッチ3およびダイオードD2を通
ってDC−DCコンバータ4に供給し、この実際に負荷
に電源を供給した状態で比較部51がバッテリ電圧をチ
ェックして所定電圧以上のときに残量ありと判定して図
2のS5に戻り、一方、所定電圧以下のときに残量なし
と判定して図2のS11に戻り、システムリセットを出
力、放電スイッチ3をOFFにして省電力モードにな
る。これらにより、オペレータがPOWERスイッチ8
を押下したときに、バッテリ2から実際に電源を負荷に
供給した状態で残量ありあるいは残量なしを判定し、確
実にバッテリ2の状態を検出することが可能となると共
に、バッテリ2の電圧の過度な低下を防止して過放電を
防ぎかつシステムの暴走を防止することが可能となる。
【0052】次に、図5は、本発明の動作説明フローチ
ャート(その3)を示す。これは、図2のフローチャー
トに続き、タイマによるタイマ割込みが発生したときの
図1の構成の動作を表す。
ャート(その3)を示す。これは、図2のフローチャー
トに続き、タイマによるタイマ割込みが発生したときの
図1の構成の動作を表す。
【0053】図5において、S31は、STOP状態で
ある。これは、図2のフローチャートに従い、S10、
S11、S12、更にマイコン5が省電源モードにして
STOP状態にあることを表す。
ある。これは、図2のフローチャートに従い、S10、
S11、S12、更にマイコン5が省電源モードにして
STOP状態にあることを表す。
【0054】S32は、タイマ割込みが発生する。これ
は、所定時間毎のタイマによるタイマ割込みが発生し、
STOP状態のマイコン5を起動させて動作状態にす
る。S33は、ACアダプタ有りか判別する。これは、
図1のACアダプタ1から電源がダイオードD1を通し
てDC−DCコンバータ4に供給されているか判別する
(あるいはACアダプタ1が装着されているか判別す
る)。有りの場合には、S35に進む。無しの場合に
は、ACアダプタ1が無しと判別されたので、S34で
バッテリ2が交換されたか判別し、交換有りのときはS
35に進み、無しのときはS31のSTOP状態に戻
る。
は、所定時間毎のタイマによるタイマ割込みが発生し、
STOP状態のマイコン5を起動させて動作状態にす
る。S33は、ACアダプタ有りか判別する。これは、
図1のACアダプタ1から電源がダイオードD1を通し
てDC−DCコンバータ4に供給されているか判別する
(あるいはACアダプタ1が装着されているか判別す
る)。有りの場合には、S35に進む。無しの場合に
は、ACアダプタ1が無しと判別されたので、S34で
バッテリ2が交換されたか判別し、交換有りのときはS
35に進み、無しのときはS31のSTOP状態に戻
る。
【0055】S35は、放電スイッチをONにする。こ
れは、図1の制御部52が放電スイッチ3をONにし、
バッテリ2から電源を当該ONの放電スイッチ3および
ダイオードD2を通してDC−DCコンバータ4に供給
開始する。
れは、図1の制御部52が放電スイッチ3をONにし、
バッテリ2から電源を当該ONの放電スイッチ3および
ダイオードD2を通してDC−DCコンバータ4に供給
開始する。
【0056】S36は、システムリセットを解除する。
これは、図2のS11でシステムリセット信号をシステ
ム13に出力してリセットした状態を解除する。尚、こ
のシステムリセット解除は、後述のS37でバッテリ電
圧チェックを行って残量有りとなったときに、初めてシ
ステムリセットを解除するようにしてもよい。
これは、図2のS11でシステムリセット信号をシステ
ム13に出力してリセットした状態を解除する。尚、こ
のシステムリセット解除は、後述のS37でバッテリ電
圧チェックを行って残量有りとなったときに、初めてシ
ステムリセットを解除するようにしてもよい。
【0057】S37、バッテリ電圧チェックする。これ
は、図1の比較部51が、バッテリ2から電源を放電ス
イッチ3およびダイオードD2を通してDC−DCコン
バータ4に供給した状態で、当該バッテリ電圧が所定電
圧値よりも高くバッテリの残量あり、あるいは所定電圧
値よりも低くバッテリの残量なしのいずれかを判別す
る。残量ありの場合には、バッテリ2が交換あるいは図
示外の充電装置によって充電されたと判明したので、図
2の(C)のS5に戻る。一方、残量なしの場合には、
バッテリ2が交換あるいは図示外の充電装置によって充
電されていないと判明したので、図2の(B)のS11
に戻り、S11でシステムリセットを出力、S12で放
電スイッチ3をOFFし、マイコン5が省電力モードに
遷移する。
は、図1の比較部51が、バッテリ2から電源を放電ス
イッチ3およびダイオードD2を通してDC−DCコン
バータ4に供給した状態で、当該バッテリ電圧が所定電
圧値よりも高くバッテリの残量あり、あるいは所定電圧
値よりも低くバッテリの残量なしのいずれかを判別す
る。残量ありの場合には、バッテリ2が交換あるいは図
示外の充電装置によって充電されたと判明したので、図
2の(C)のS5に戻る。一方、残量なしの場合には、
バッテリ2が交換あるいは図示外の充電装置によって充
電されていないと判明したので、図2の(B)のS11
に戻り、S11でシステムリセットを出力、S12で放
電スイッチ3をOFFし、マイコン5が省電力モードに
遷移する。
【0058】以上によって、タイマ割込みで起動された
マイコン5が放電スイッチ3をONにして、バッテリ2
から電源を当該放電スイッチ3およびダイオードD2を
通ってDC−DCコンバータ4に供給し、この実際に負
荷に電源を供給した状態で比較部51がバッテリ電圧を
チェックして所定電圧以上のときに残量ありと判定して
図2のS5に戻り、一方、所定電圧以下のときに残量な
しと判定して図2のS11に戻り、システムリセットを
出力、放電スイッチ3をOFFにして省電力モードにな
る。これらにより、バッテリ2が交換あるいは図示外の
充電装置で充電された場合に、タイマ割込みによってバ
ッテリ2から実際に電源を負荷に供給した状態で残量あ
りあるいは残量なしを判定し、確実にバッテリ2の状態
を検出することが可能となると共に、バッテリ2の電圧
の過度な低下を防止して過放電を防ぎかつシステムの暴
走を防止することが可能となる。
マイコン5が放電スイッチ3をONにして、バッテリ2
から電源を当該放電スイッチ3およびダイオードD2を
通ってDC−DCコンバータ4に供給し、この実際に負
荷に電源を供給した状態で比較部51がバッテリ電圧を
チェックして所定電圧以上のときに残量ありと判定して
図2のS5に戻り、一方、所定電圧以下のときに残量な
しと判定して図2のS11に戻り、システムリセットを
出力、放電スイッチ3をOFFにして省電力モードにな
る。これらにより、バッテリ2が交換あるいは図示外の
充電装置で充電された場合に、タイマ割込みによってバ
ッテリ2から実際に電源を負荷に供給した状態で残量あ
りあるいは残量なしを判定し、確実にバッテリ2の状態
を検出することが可能となると共に、バッテリ2の電圧
の過度な低下を防止して過放電を防ぎかつシステムの暴
走を防止することが可能となる。
【0059】次に、図8から図13を用いて本発明の他
の実施例の構成および動作を詳細に説明する。図8は、
本発明の他の実施例構成図を示す。これは、放電スイッ
チ制御回路14、放電スイッチコントローラ15、バッ
クアップ電池16、およびバックアップ電池充電回路1
7などを設けた構成図であって、CMOSなどの省電力
型の放電スイッチ制御回路14を設け、これのみを小型
のバックアップ電池16で電源を供給するようにしたも
のである。ここで、ACアダプタ1、バッテリ2、放電
スイッチ3、DC−DCコンバータ4、POWERスイ
ッチ8は、図1の構成の対応する番号のものと同一であ
るので説明を省略する。以下順次詳細に説明する。
の実施例の構成および動作を詳細に説明する。図8は、
本発明の他の実施例構成図を示す。これは、放電スイッ
チ制御回路14、放電スイッチコントローラ15、バッ
クアップ電池16、およびバックアップ電池充電回路1
7などを設けた構成図であって、CMOSなどの省電力
型の放電スイッチ制御回路14を設け、これのみを小型
のバックアップ電池16で電源を供給するようにしたも
のである。ここで、ACアダプタ1、バッテリ2、放電
スイッチ3、DC−DCコンバータ4、POWERスイ
ッチ8は、図1の構成の対応する番号のものと同一であ
るので説明を省略する。以下順次詳細に説明する。
【0060】図8において、放電スイッチ制御回路14
は、放電スイッチ3をON/OFFに切り替えるもので
あって、CMOSなどの省電力型で構成した図9に示す
ような回路である。このため、放電スイッチ制御回路1
4は、殆どバックアップ電池16から電流を消費しな
く、当該バックアップ電池16を小型にできる。
は、放電スイッチ3をON/OFFに切り替えるもので
あって、CMOSなどの省電力型で構成した図9に示す
ような回路である。このため、放電スイッチ制御回路1
4は、殆どバックアップ電池16から電流を消費しな
く、当該バックアップ電池16を小型にできる。
【0061】放電スイッチコントローラ15は、マイコ
ンなどによって構成されるものであって、バッテリ2の
バッテリ電圧をA/D(アナログ/ディジタル変換器)
によってディジタルに変換して取り込み、LOWバッテ
リ電圧以下になってバッテリ残量がなくなったかを判別
したり、バックアップ用のバップアップ電池16が過放
電やセルショートした状態を検出し、バックアップ電池
16の異常ステータスを表示したりなどするものであ
る。
ンなどによって構成されるものであって、バッテリ2の
バッテリ電圧をA/D(アナログ/ディジタル変換器)
によってディジタルに変換して取り込み、LOWバッテ
リ電圧以下になってバッテリ残量がなくなったかを判別
したり、バックアップ用のバップアップ電池16が過放
電やセルショートした状態を検出し、バックアップ電池
16の異常ステータスを表示したりなどするものであ
る。
【0062】バックアップ電池16は、CMOSなどの
省電力型で構成した放電スイッチ制御回路14の電源を
バックアップする電池であって、充放電可能な小型の電
池である。
省電力型で構成した放電スイッチ制御回路14の電源を
バックアップする電池であって、充放電可能な小型の電
池である。
【0063】バックアップ電池充電回路17は、システ
ム電源を用いてバックアップ電池16を充電するもので
ある。図9は、本発明の放電スイッチ制御回路例を示
す。これは、図8の放電スイッチ制御回路14の構成例
であって、CMOSで構成して省電力で動作する回路で
あり、バックアップ電池16の容量を小型にするための
ものである。
ム電源を用いてバックアップ電池16を充電するもので
ある。図9は、本発明の放電スイッチ制御回路例を示
す。これは、図8の放電スイッチ制御回路14の構成例
であって、CMOSで構成して省電力で動作する回路で
あり、バックアップ電池16の容量を小型にするための
ものである。
【0064】図9において、NORゲート18は、PO
WERスイッチ信号aおよびシステム電源ステータス信
号gのNORを演算するものである。ORゲート19
は、NORゲート18の出力信号hと、放電スイッチ制
御信号fとのORを演算するものである。
WERスイッチ信号aおよびシステム電源ステータス信
号gのNORを演算するものである。ORゲート19
は、NORゲート18の出力信号hと、放電スイッチ制
御信号fとのORを演算するものである。
【0065】高耐圧素子20は、放電スイッチ3をON
/OFFに切り替える高耐圧の素子である。次に、図1
0のフローチャートに示す順序に従い、図8および図9
の構成の動作を詳細に説明する。
/OFFに切り替える高耐圧の素子である。次に、図1
0のフローチャートに示す順序に従い、図8および図9
の構成の動作を詳細に説明する。
【0066】図10において、S41は、放電スイッチ
制御信号fをONにする。これは、POWERスイッチ
8を押下して放電スイッチ3をONにし、バッテリ2か
ら電源をDC−DCコンバータ4を経由して負荷にシス
テム電源を供給し、このシステム電源を電源とする放電
スイッチコントローラ15が放電スイッチ制御信号fを
ONにして放電スイッチ制御回路14に供給する。
制御信号fをONにする。これは、POWERスイッチ
8を押下して放電スイッチ3をONにし、バッテリ2か
ら電源をDC−DCコンバータ4を経由して負荷にシス
テム電源を供給し、このシステム電源を電源とする放電
スイッチコントローラ15が放電スイッチ制御信号fを
ONにして放電スイッチ制御回路14に供給する。
【0067】S42は、S41で放電スイッチ制御信号
fをONにしたことに対応して、 ・システム電源ステータス信号を解除 ・POWERスイッチ信号をマスク する。これにより、右側に記載したように、 ・POWERスイッチ8による放電スイッチ3のONを
無効にし、・放電スイッチ制御信号fを有効にする。
fをONにしたことに対応して、 ・システム電源ステータス信号を解除 ・POWERスイッチ信号をマスク する。これにより、右側に記載したように、 ・POWERスイッチ8による放電スイッチ3のONを
無効にし、・放電スイッチ制御信号fを有効にする。
【0068】S43は、バッテリ電圧bをチェックす
る。これは、放電スイッチコントローラ15がバッテリ
2のバッテリ電圧bをチェックする。S44は、バッテ
リ残量無しか判別する。YESの場合には、S45に進
む。NOの場合には、S43を繰り返し、バッテリ残量
がなくなるまで繰り返す。
る。これは、放電スイッチコントローラ15がバッテリ
2のバッテリ電圧bをチェックする。S44は、バッテ
リ残量無しか判別する。YESの場合には、S45に進
む。NOの場合には、S43を繰り返し、バッテリ残量
がなくなるまで繰り返す。
【0069】S45は、S44のYESでバッテリ残量
が無くなったと判明したので、放電スイッチ制御信号f
をOFFにする。S46は、放電スイッチをOFFにす
る。これは、S45で放電スイッチコントローラ15が
放電スイッチ制御信号fをOFFにしたことに対応し
て、放電スイッチ制御回路14が放電スイッチ信号cを
OFFにし、放電スイッチ3をOFFにする。
が無くなったと判明したので、放電スイッチ制御信号f
をOFFにする。S46は、放電スイッチをOFFにす
る。これは、S45で放電スイッチコントローラ15が
放電スイッチ制御信号fをOFFにしたことに対応し
て、放電スイッチ制御回路14が放電スイッチ信号cを
OFFにし、放電スイッチ3をOFFにする。
【0070】S47は、システム電源(VCC2)をO
FFにする。これにより、負荷に供給するシステム電源
(DC電源、VCC2)がOFFになり、併せて放電ス
イッチコントローラ15の電源もOFFとなる。このよ
うに、本発明では、放電スイッチコントローラ14は、
システム電源から電源を供給し、バックアップ電池16
から電源を供給しなく、当該バックアップ電池16は省
電力型の放電スイッチ制御回路14のみに電源を供給す
ればよく、容量を小さくできる。
FFにする。これにより、負荷に供給するシステム電源
(DC電源、VCC2)がOFFになり、併せて放電ス
イッチコントローラ15の電源もOFFとなる。このよ
うに、本発明では、放電スイッチコントローラ14は、
システム電源から電源を供給し、バックアップ電池16
から電源を供給しなく、当該バックアップ電池16は省
電力型の放電スイッチ制御回路14のみに電源を供給す
ればよく、容量を小さくできる。
【0071】以上のように、POWERスイッチ8を押
下して放電スイッチ3をONにしてバッテリ2からシス
テム電源を供給すると共に放電スイッチコントローラ1
5に電源を供給し、当該放電スイッチコントローラ15
がバッテリ電圧bをチェックしてバッテリ2の残量がな
くなったと判別したときに、放電スイッチ制御信号fを
OFFにし、放電スイッチ制御回路14が放電スイッチ
信号cをOFFにして放電スイッチ3をOFFにし、バ
ッテリ2の過放電を防止する。この際、システム電源か
ら放電スイッチコントローラ15に電源を供給し、バッ
クアップ電池16から電源を供給しなく、当該バックア
ップ電池16は省電力型の放電スイッチ制御回路14の
みに電源を供給すればよく、小容量にすることが可能と
なる。
下して放電スイッチ3をONにしてバッテリ2からシス
テム電源を供給すると共に放電スイッチコントローラ1
5に電源を供給し、当該放電スイッチコントローラ15
がバッテリ電圧bをチェックしてバッテリ2の残量がな
くなったと判別したときに、放電スイッチ制御信号fを
OFFにし、放電スイッチ制御回路14が放電スイッチ
信号cをOFFにして放電スイッチ3をOFFにし、バ
ッテリ2の過放電を防止する。この際、システム電源か
ら放電スイッチコントローラ15に電源を供給し、バッ
クアップ電池16から電源を供給しなく、当該バックア
ップ電池16は省電力型の放電スイッチ制御回路14の
みに電源を供給すればよく、小容量にすることが可能と
なる。
【0072】図11は、本発明のバックアップ電池の充
電フローチャートを示す。これは、図8のバックアップ
電池16の充電時のフローチャートである。図11にお
いて、S51は、システム電源(VCC2)が有りか判
別する。これは、図8のバックアップ電池充電回路17
が、バッテリ2などからシステム電源の供給有りか判別
する。YESの場合には、S52以降の充電手順に進
む。一方、NOの場合には、システム電源が無しと判明
したので、バックアップ電池16の充電を行うことな
く、終了する(END)。
電フローチャートを示す。これは、図8のバックアップ
電池16の充電時のフローチャートである。図11にお
いて、S51は、システム電源(VCC2)が有りか判
別する。これは、図8のバックアップ電池充電回路17
が、バッテリ2などからシステム電源の供給有りか判別
する。YESの場合には、S52以降の充電手順に進
む。一方、NOの場合には、システム電源が無しと判明
したので、バックアップ電池16の充電を行うことな
く、終了する(END)。
【0073】S52は、バックアップ電池16の電圧チ
ェックする。S53は、バックアップ電池が満充電か判
別する。YESの場合には、S54でバックアップ電池
16の充電を停止し、終了する。一方、NOの場合に
は、バックアップ電池16が満充電でないと判明したの
で、充電を行い、S52に戻る。
ェックする。S53は、バックアップ電池が満充電か判
別する。YESの場合には、S54でバックアップ電池
16の充電を停止し、終了する。一方、NOの場合に
は、バックアップ電池16が満充電でないと判明したの
で、充電を行い、S52に戻る。
【0074】以上によって、図8のバックアップ電池充
電回路17がシステム電源が有りのときに、バックアッ
プ電池16の電圧チェックして満充電でないときに充電
を行う。この充電により、放電スイッチ制御回路14の
電源をバックアップするバックアップ電池16は、シス
テム電源が供給されているときに常に満充電を自動的に
されることとなる。そして、バッテリ2が放電終了した
りしたときに、当該バックアップ電池16よりCMOS
などの省電力型の放電スイッチ制御回路14に電源を供
給した状態で、POWERスイッチ8の押下に対応して
放電スイッチ3をONにして新たなバッテリ2(あるい
は図示外の充電装置で充電したバッテリ2)からシステ
ム電源を供給することが可能となる。
電回路17がシステム電源が有りのときに、バックアッ
プ電池16の電圧チェックして満充電でないときに充電
を行う。この充電により、放電スイッチ制御回路14の
電源をバックアップするバックアップ電池16は、シス
テム電源が供給されているときに常に満充電を自動的に
されることとなる。そして、バッテリ2が放電終了した
りしたときに、当該バックアップ電池16よりCMOS
などの省電力型の放電スイッチ制御回路14に電源を供
給した状態で、POWERスイッチ8の押下に対応して
放電スイッチ3をONにして新たなバッテリ2(あるい
は図示外の充電装置で充電したバッテリ2)からシステ
ム電源を供給することが可能となる。
【0075】図12は、本発明のバックアップ電池の過
放電とショートのチェックフローチャートを示す。図1
2において、S61は、POWERスイッチをON、ま
たはACアダプタを接続する。これは、図8のPOWE
Rスイッチ8を押下し、あるいはACアダプタ1を接続
する。
放電とショートのチェックフローチャートを示す。図1
2において、S61は、POWERスイッチをON、ま
たはACアダプタを接続する。これは、図8のPOWE
Rスイッチ8を押下し、あるいはACアダプタ1を接続
する。
【0076】S62は、放電スイッチ3をONとする。
S63は、システム電源(VCC2)を供給する。S6
4は、バックアップ電池の電圧のチェックする。これ
は、S61からS63によって、バッテリ2あるいはA
Cアダプタ1からシステム電源を供給し、併せて放電ス
イッチコントローラ15にも電源を供給し、動作状態と
なった放電スイッチコントローラ15がバックアップ電
池16の電圧のチェックを行う。
S63は、システム電源(VCC2)を供給する。S6
4は、バックアップ電池の電圧のチェックする。これ
は、S61からS63によって、バッテリ2あるいはA
Cアダプタ1からシステム電源を供給し、併せて放電ス
イッチコントローラ15にも電源を供給し、動作状態と
なった放電スイッチコントローラ15がバックアップ電
池16の電圧のチェックを行う。
【0077】S65は、バックアップ電池が過放電か判
別する。YESの場合にはS67に進む。NOの場合に
は、S66に進む。S66は、バックアップ電池がセル
ショートか判別する(電圧が電池のセルの整数倍の電圧
のいずれに対応するかによってセルショートを判別す
る)。YESの場合には、セルショートと判明したの
で、S67に進む。一方、NOの場合には、バックアッ
プ電池16が正常であったので、図10の(A)に進
む。
別する。YESの場合にはS67に進む。NOの場合に
は、S66に進む。S66は、バックアップ電池がセル
ショートか判別する(電圧が電池のセルの整数倍の電圧
のいずれに対応するかによってセルショートを判別す
る)。YESの場合には、セルショートと判明したの
で、S67に進む。一方、NOの場合には、バックアッ
プ電池16が正常であったので、図10の(A)に進
む。
【0078】S67は、異常ステータスを表示する。こ
れは、S65のYESでバックアップ電池16が過放電
と判明、あるいはS66のYESでバックアップ電池1
6にセルショートが発生と判明したので、その旨の異常
ステータスを表示し、オペレータに知らせ、バックアッ
プ電池16の交換などを促す。
れは、S65のYESでバックアップ電池16が過放電
と判明、あるいはS66のYESでバックアップ電池1
6にセルショートが発生と判明したので、その旨の異常
ステータスを表示し、オペレータに知らせ、バックアッ
プ電池16の交換などを促す。
【0079】以上によって、POWERスイッチ8をO
NあるいはACアダプタ1を接続したときに、放電スイ
ッチ制御回路14にバックアップ電源を供給するバック
アップ電池16の過放電あるいはセルショートをチェッ
クし、これらの異常が見つかったときのその旨の異常ス
テータスを表示などし、オペレータにバックアップ電池
16の交換などを促す。
NあるいはACアダプタ1を接続したときに、放電スイ
ッチ制御回路14にバックアップ電源を供給するバック
アップ電池16の過放電あるいはセルショートをチェッ
クし、これらの異常が見つかったときのその旨の異常ス
テータスを表示などし、オペレータにバックアップ電池
16の交換などを促す。
【0080】図13は、図8のタイミングチャートを示
す。図13において、は、放電スイッチコントローラ
15がバッテリ2のバッテリ電圧bをチェックし、バッ
テリ残量無しと判明したので(図10のS44のYE
S)、放電スイッチ制御信号fをOFFにする。
す。図13において、は、放電スイッチコントローラ
15がバッテリ2のバッテリ電圧bをチェックし、バッ
テリ残量無しと判明したので(図10のS44のYE
S)、放電スイッチ制御信号fをOFFにする。
【0081】は、の放電スイッチ制御信号fのOF
Fに対応して、放電スイッチ制御回路14が放電スイッ
チ信号cをOFFにする。は、の放電スイッチ信号
cをOFFにしたことに対応して、放電スイッチ3がO
FFとなり、dの電位がL(0)となる。
Fに対応して、放電スイッチ制御回路14が放電スイッ
チ信号cをOFFにする。は、の放電スイッチ信号
cをOFFにしたことに対応して、放電スイッチ3がO
FFとなり、dの電位がL(0)となる。
【0082】は、でdの電位がLとなったことに対
応して、システム電源eがL(0)となる。は、で
システム電源eがLとなったことに対応して、システム
電源ステータス信号gがLとなる。
応して、システム電源eがL(0)となる。は、で
システム電源eがLとなったことに対応して、システム
電源ステータス信号gがLとなる。
【0083】以上のからによって、放電スイッチ3
をOFFにするシーケンスが終了、即ちバッテリ2のバ
ッテリ電圧が所定電圧(例えばDEAD電圧)以下に低
下してバッテリ残量が無しと判明したときに、放電スイ
ッチ3をOFFにしてバッテリの過放電を防止すると共
にPOWERスイッチ8の押下により放電スイッチ3を
ONにできる状態に設定する。
をOFFにするシーケンスが終了、即ちバッテリ2のバ
ッテリ電圧が所定電圧(例えばDEAD電圧)以下に低
下してバッテリ残量が無しと判明したときに、放電スイ
ッチ3をOFFにしてバッテリの過放電を防止すると共
にPOWERスイッチ8の押下により放電スイッチ3を
ONにできる状態に設定する。
【0084】次に、図13において、は、POWER
スイッチ信号aをON(L)にしたことに対応して、図
9のNORゲートの出力信号hをHにする。は、で
出力信号hがHになったことに対応して、放電スイッチ
信号cがON(L)にする。
スイッチ信号aをON(L)にしたことに対応して、図
9のNORゲートの出力信号hをHにする。は、で
出力信号hがHになったことに対応して、放電スイッチ
信号cがON(L)にする。
【0085】は、で放電スイッチ信号cがON
(L)になったことに対応して、dの電位がHとなる。
は、でdの電位がHとなったことに対応して、シス
テム電源eがH(規定の電圧)となる。
(L)になったことに対応して、dの電位がHとなる。
は、でdの電位がHとなったことに対応して、シス
テム電源eがH(規定の電圧)となる。
【0086】(10)は、でシステム電源eがH(規
定電圧)なったことに対応して、放電スイッチ制御信号
fをON(H)にする。(11)は、(10)で放電ス
イッチ制御信号fをONにしたことに対応して、システ
ム電源ステータス信号gをHにする。
定電圧)なったことに対応して、放電スイッチ制御信号
fをON(H)にする。(11)は、(10)で放電ス
イッチ制御信号fをONにしたことに対応して、システ
ム電源ステータス信号gをHにする。
【0087】(12)は、(11)でシステム電源ステ
ータス信号gがHになったことに対応して、図9のNO
Rゲートの出力信号hをLにする。以上のから(1
2)によって、放電スイッチ3をONにするシーケンス
が終了、即ちPOWERスイッチ8を押下して放電スイ
ッチ3をONにする一連の処理を終了する。
ータス信号gがHになったことに対応して、図9のNO
Rゲートの出力信号hをLにする。以上のから(1
2)によって、放電スイッチ3をONにするシーケンス
が終了、即ちPOWERスイッチ8を押下して放電スイ
ッチ3をONにする一連の処理を終了する。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バッテリ電圧チェックして所定電圧以下となったときに
負荷のシステム13のデータ退避指示、システムリセッ
ト、放電スイッチ3をOFF、およびマイコン5自身を
省電力モードにし、電源投入指示やタイマ割込みなどに
対応して放電スイッチ3をONにしてバッテリ電圧チェ
ックを行う構成を採用しているため、バッテリの過放電
を防止することができると共に、システムリセットによ
ってシステム暴走を防止することができる。また、マイ
コン5が省電力モードの状態でPOWERスイッチ8の
押下あるいは所定時間毎のタイマ割込みによって起動
し、バッテリ2のバッテリ電圧チェックしてOKのとき
にシステムリセットを解除してシステム13を立ち上
げ、確実にバッテリ電圧の低下による暴走を確実に防止
できる。
バッテリ電圧チェックして所定電圧以下となったときに
負荷のシステム13のデータ退避指示、システムリセッ
ト、放電スイッチ3をOFF、およびマイコン5自身を
省電力モードにし、電源投入指示やタイマ割込みなどに
対応して放電スイッチ3をONにしてバッテリ電圧チェ
ックを行う構成を採用しているため、バッテリの過放電
を防止することができると共に、システムリセットによ
ってシステム暴走を防止することができる。また、マイ
コン5が省電力モードの状態でPOWERスイッチ8の
押下あるいは所定時間毎のタイマ割込みによって起動
し、バッテリ2のバッテリ電圧チェックしてOKのとき
にシステムリセットを解除してシステム13を立ち上
げ、確実にバッテリ電圧の低下による暴走を確実に防止
できる。
【0089】また、本発明によれば、CMOSなどの省
電力型の放電スイッチ制御回路14を設けて小型のバッ
クアップ電池16でバックアップし、バッテリ2の過放
電を防止する構成を採用しているため、バッテリ2の過
放電を防止できると共に、小型のバックアップ電池16
で済み、小型で軽量の回路構成を実現できる。更に、バ
ックアップ電池16の過放電やセルショートを検出して
異常ステータスを表示し、未然にこれらによる障害を防
止できる。
電力型の放電スイッチ制御回路14を設けて小型のバッ
クアップ電池16でバックアップし、バッテリ2の過放
電を防止する構成を採用しているため、バッテリ2の過
放電を防止できると共に、小型のバックアップ電池16
で済み、小型で軽量の回路構成を実現できる。更に、バ
ックアップ電池16の過放電やセルショートを検出して
異常ステータスを表示し、未然にこれらによる障害を防
止できる。
【図1】本発明の1実施例構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャート(その1)で
ある。
ある。
【図3】本発明の動作説明図である。
【図4】本発明の動作説明フローチャート(その2)で
ある。
ある。
【図5】本発明の動作説明フローチャート(その3)で
ある。
ある。
【図6】従来技術の構成図である。
【図7】従来技術の説明図である。
【図8】本発明の他の実施例構成図である。
【図9】本発明の放電スイッチ制御回路例である。
【図10】本発明の他の動作説明フローチャートであ
る。
る。
【図11】本発明のバックアップ電池の充電フローチャ
ートである。
ートである。
【図12】本発明のバックアップ電池の過放電とショー
トのチェックフローチャートである。
トのチェックフローチャートである。
【図13】図8のタイミングチャートである。
1:ACアダプタ 2:バッテリ 3:放電スイッチ 4:DC−DCコンバータ 5:マイコン 51:比較部 52:制御部 6:バックアップ電池 8:POWERスイッチ 10:3V/5V設定(ポート) 11:クロック 12:システム状態表示 13:システム 14:放電スイッチ制御回路 15:放電スイッチコントローラ 16:バックアップ電池 17:バックアップ電池充電回路 D1、D2:ダイオード R3、R4:プルアップ抵抗 R5、R6、R7:プルダウン抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/28 H02J 1/00 307 H02J 1/00 309 H02J 7/34 H02J 9/06 503
Claims (3)
- 【請求項1】バッテリの放電を制御するバッテリ制御装
置において、 バッテリからの電源を負荷に供給および負荷への供給を
遮断する放電スイッチと、 この放電スイッチをONあるいはOFFに切り替え、バ
ックアップ電池から電源の供給を受けて動作する、省電
力型の放電スイッチ制御回路と、 バッテリから負荷に供給するバッテリ電圧をチェック
し、放電スイッチ制御信号を送出する放電スイッチコン
トローラとを備え、 POWERスイッチの押下に対応して、上記省電力型の
放電スイッチ制御回路がこの指示を検出して上記放電ス
イッチをONにしてバッテリから負荷にシステム電源を
供給し、 このシステム電源を電源とする上記放電スイッチコント
ローラが上記バッテリの電圧をチェックしてバッテリ残
量がなくなったと判定したときに放電スイッチ制御信号
を上記放電スイッチ制御回路に送出して放電スイッチを
OFFにしてシステム電源をOFFにし、バッテリの過
放電を防止するように構成したことを特徴とするバッテ
リ制御装置。 - 【請求項2】上記放電スイッチ制御回路を省電力型のC
MOSなどで構成して上記バックアップ電池から電源の
供給を受けると共に、システム電源が供給されたときに
当該システム電源によってバックアップ電池を充電する
ように構成したことを特徴とする請求項1記載のバッテ
リ制御装置。 - 【請求項3】上記放電スイッチコントローラが上記バッ
クアップ電池の過放電およびセルショートをチェックし
て検出したときにその旨の異常ステータスを表示などす
るように構成したことを特徴とする請求項1あるいは請
求項2記載のバッテリ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04347409A JP3120195B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-12-28 | バッテリ制御装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23624992 | 1992-09-04 | ||
JP4-236249 | 1992-09-04 | ||
JP04347409A JP3120195B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-12-28 | バッテリ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06133471A JPH06133471A (ja) | 1994-05-13 |
JP3120195B2 true JP3120195B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=26532568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04347409A Expired - Fee Related JP3120195B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-12-28 | バッテリ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3120195B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100528457B1 (ko) * | 1998-10-09 | 2006-01-27 | 삼성전자주식회사 | 배터리를 사용하는 휴대용 전자 장치의 전원 제어 회로 |
JP4976745B2 (ja) | 2006-05-26 | 2012-07-18 | ローム株式会社 | バッテリ充電制御回路及び携帯用電子機器 |
JP2009181380A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Rohm Co Ltd | 半導体装置及びこれを用いた電子機器 |
JP5449840B2 (ja) * | 2009-04-17 | 2014-03-19 | パナソニック株式会社 | 充放電制御回路、及び電源装置 |
JP6064821B2 (ja) * | 2013-07-24 | 2017-01-25 | セイコーエプソン株式会社 | 電圧出力用回路、電子機器、移動体、電圧出力用回路の製造方法及び電子機器の製造方法 |
KR101868928B1 (ko) * | 2017-08-18 | 2018-06-19 | 주식회사 비밍코어 | 블루투스 통신을 이용한 배터리 구동 사용자 기기의 원격 제어 방법 및 그에 따른 배터리 구동 사용자 기기 |
JP7091037B2 (ja) * | 2017-08-22 | 2022-06-27 | ホーチキ株式会社 | 警報器 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP04347409A patent/JP3120195B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06133471A (ja) | 1994-05-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |