JP2539800Y2 - 装置異常警報回路 - Google Patents

装置異常警報回路

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JP2539800Y2
JP2539800Y2 JP40232590U JP40232590U JP2539800Y2 JP 2539800 Y2 JP2539800 Y2 JP 2539800Y2 JP 40232590 U JP40232590 U JP 40232590U JP 40232590 U JP40232590 U JP 40232590U JP 2539800 Y2 JP2539800 Y2 JP 2539800Y2
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JP
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power supply
relay
power
switch
alarm
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JP40232590U
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和之 鴨下
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は論理回路やコンピュータ
などを内蔵する各種装置が異常を発生した場合に用いて
有効な装置異常警報回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子装置の故障には、コンピュータ等の
CPUのウォチドグタイマエラー,伝送データの検定エ
ラー,電源故障,冷却ファン故障,その他ソフトウェア
検定の処理エラーなどがあり自装置での警報ができない
ものもあるので、一般にいずれかの故障でオンになる接
点を外部へ出している。
【0003】図3および図4はこの種の従来の出力回路
例を示すもので、これらの図において1は電源スイッ
チ、2は電源表示ランプ、3は電源装置、5は装置正常
時にオンになるスイッチ素子であるトランジシタ4を有
する処理部、6は装置の正常時に励磁されて動作する運
転(RUN)リレー、7は運転リレー6の常閉接点6a
を有する警報出力部である。また、図4において8は運
転リレー6の常閉接点6aと電源補助スイッチ1aを有
する警報出力部である。
【0004】図3の警報出力部では、電源スイッチ1を
オンにすると、電源表示ランプ2が点灯すると共に、電
源装置3が動作する。処理部5では被監視装置のすべて
が正常であればトランジシタ4がオンし、運転リレー6
が励磁されて常閉接点6aがオフになる。したがって警
報出力部7は何ら出力を発しない。装置が異常であって
トランジシタ4がオフのときと電源スイッチ1がオフで
電源がしゃ断され装置停止でも警報出力部7は警報出力
を発する。
【0005】図4のものでは、図3のものとほぼ同様な
動作をするが、電源スイッチ1がオフになると電源補助
スイッチ1aもオフになり、警報出力部8は装置異常時
は警報出力を発するが、装置停止時には出力を発生しな
い。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】図3の回路では、運転
リレー6の接点出力を警報出力部7中に使用して別の装
置で、表示,警報メッセージの印字などを行う場合に、
電源しゃ断時に不要な警報信号が出力してしまう。しか
るに、従来はこれを止むを得ないとして割り切ってい
た。
【0007】また、図3,4の回路では、電源投入後直
ちに運転リレー6が励磁されるようなものであっても、
図5のタイミングチャートに示すように、過渡的なパル
ス状の異常信号S4が出力され、不要な警報メッセージ
印字が発生すると共に、電源投入後のイニシャル処理が
長時間を要するような装置の場合には電源投入時の不要
装置異常出力信号は長時間となるため、必ずオペレータ
による警報操作が必要であった。
【0008】本考案は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的はオペレータによる余分な警報操作を要
することなく、正確な警報出力を発する装置異常警報回
路を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、電源スイッチを介して被監視装置の電源に
接続された電源装置と、この電源装置に接続され前記被
監視装置の正常動作時にオンするスイッチ素子を有する
処理部と、この処理部のスイッチ素子と前記電源装置間
に電気的に接続された運転リレーと、この運転リレーの
常開接点と前記電源スイッチを介して前記被監視装置の
電源に接続された電源リレーと、この電源リレーの常開
接点と前記運転リレーの常閉接点を回路素子として有す
る警報出力部によって装置異常警報回路を構成する。
【0010】
【作用】電源スイッチ投入により電源装置が動作し、処
理部のスイッチ素子のオン,オフに応じて運転リレーが
動作すると共に、電源リレー動作する。これらの運転
リレーの動作と電源リレーの動作が共働して、警報出力
部の動作を確実なものにしている。
【0011】
【実施例】以下に図1と図2を参照しながら本考案の実
施例について説明する。
【0012】図1は本考案の実施例による装置異常警報
回路を示し、本実施例においては、被監視装置の電源に
電源スイッチ1を介して電源装置3が接続されており、
電源装置3には処理部5が接続されている。処理部5は
被監視装置が正常であるときオンになるスイッチ素子で
あるトランジスタ4を有しており、このトランジスタ4
と電源装置3の間には被監視装置の運転状態を検出する
運転リレー6が電気的に接続されている。
【0013】また、被監視装置の電源には電源スイッチ
1と運転リレー6の常開接点6bを介して電源リレー9
が接続されており、運転リレー6の常開接点6bには電
源リレー9の常開接点9aが並列接続されていると共
に、電源リレー9には電源表示ランプ2が並列接続され
ている。警報出力部10には運転リレー6の常閉接点6
aと電源リレー9の常開接点9bが接続されている。さ
らに、入力電源喪失も装置異常出力条件とする必要があ
る場合には、図1に点線で示すように電源に電源入力監
視リレー11を接続すると共に、警報出力部10におい
て接点運転リレー6の常閉接点6aと電源リレー9の常
開接点9bの出力側に電源入力監視リレー11の常閉接
点11aを接続する。
【0014】上記構成の装置において、被監視装置の正
常動作中は、運転リレー6と電源リレー9がともに動作
し、電源表示ランプ2が点灯している。この状態では運
転リレー6の接点6aがオフであるため、警報出力部1
0の装置異常出力はオフである。電源スイッチ1をオフ
にして装置電源を停止すると、電源リレー9は復帰して
不動作になり、これにより常開接点9aがオフになり、
電源表示ランプ2が消灯すると同時に、常開接点9b
オフになり警報出力部10の出力がロックされる。電源
リレー9の復帰より遅れて、電源装置3の2次側がオフ
となり、運転リレー6も復帰するがすでに警報出力部1
0は出力ロックとなっているので、外部への警報条件は
成立しない。
【0015】電源スイッチ1をオンにして装置電源を投
入すると、電源装置3の出力が立上り、処理部5が起動
して、運転リレー6が動作するが、それまでの間は電源
リレー9が動作しないので装置異常出力はロックされて
いる。運転リレー6が動作し、装置異常条件がオフにな
ると電源リレー9が励磁され電源表示ランプ2が点灯す
ると同時に警報出力ロックも外される。正常運転中に何
らかの故障が発生し、運転リレー6が復帰すると電源リ
レー9が動作中の条件で、装置異常出力がオンになる。
【0016】図2は上述の動作のタイムチャートであっ
て、S1は電源信号、S2は運転リレーの信号、S3は
警報出力部の信号、S5は電源リレーの信号である。
【0017】
【考案の効果】本考案は上述の如くであって、電子装置
の装置異常警報回路において簡単な回路を付加すること
によって、不要な警報やメッセージ印字が発生すること
もなく、オペレータの余分な操作を必要とすることな
く、高性能な監視や警報を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による装置異常警報回路のブロ
ック図。
【図2】図1の装置異常警報回路の動作タイムチャー
ト。
【図3】従来の装置異常警報回路のブロック図。
【図4】従来の異常警報回路のブロック図。
【図5】図3と4の異常警報回路の動作タイムチャー
ト。
【符号の説明】
1…電源スイッチ 2…電源表示ランプ 3…電源装置 4…トランジスタ 5…処理部 6…運転リレー6a…常閉接点 6b…常開接点 9…電源リレー9a,9b…常開接点 10…警報出力部 11…電源監視リレー11a…常閉接点

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源スイッチを介して被監視装置の電源
    に接続された電源装置と、この電源装置に接続され前記
    被監視装置の正常動作時にオンするスイッチ素子を有す
    る処理部と、この処理部のスイッチ素子と前記電源装置
    間に電気的に接続された運転リレーと、この運転リレー
    常開接点と前記電源スイッチを介して前記被監視装置
    の電源に接続された電源リレーと、この電源リレーの
    接点と前記運転リレーの常閉接点を回路素子として有
    する警報出力部によって構成したことを特徴とする装置
    異常警報回路。
JP40232590U 1990-12-27 1990-12-27 装置異常警報回路 Expired - Lifetime JP2539800Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0493336U JPH0493336U (ja) 1992-08-13
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