JPH10207742A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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Publication number
JPH10207742A
JPH10207742A JP9010783A JP1078397A JPH10207742A JP H10207742 A JPH10207742 A JP H10207742A JP 9010783 A JP9010783 A JP 9010783A JP 1078397 A JP1078397 A JP 1078397A JP H10207742 A JPH10207742 A JP H10207742A
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JP
Japan
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processor
power supply
state
power control
main
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Withdrawn
Application number
JP9010783A
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English (en)
Inventor
Shingo Iguchi
真吾 井口
Kiyoshi Sudo
清 須藤
Yasuyuki Higashiura
康之 東浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP9010783A priority Critical patent/JPH10207742A/ja
Publication of JPH10207742A publication Critical patent/JPH10207742A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源制御用にプロセッサを組み込んだ情報処理
装置に関し,メインプロセッサが動作していない状態で
電源制御用プロセッサが停止した場合でも,ログ情報を
消失させないで,再起動を可能にすることを目的とす
る。 【解決手段】状態監視回路3内に,メイン電源5を立ち
上げる前に電源制御用プロセッサ1が命令の実行を継続
できない状態になったとき,その状態をロギングするた
めのログ保持回路31を設けるともに,電源制御用プロ
セッサ1を初期化する信号を生成して電源制御用プロセ
ッサ1に供給する手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,情報処理装置に係
り,特に電源制御用にプロセッサを組み込んだ情報処理
装置に関する。
【0002】近年の情報処理装置では,電源制御にも状
況に応じた高度な制御および信頼性が求められており,
複雑な制御が必要となっている。このような制御機構に
は,異常発生時に安全に装置を停止し,また,迅速な対
応のためにオペレータに発生した異常の内容を通知する
ことが必要となっている。
【0003】
【従来の技術】図7に従来技術の例を示す。図7におい
て,71は電源制御用プロセッサ,72はデータ処理を
行うメインプロセッサ,73はシステムの状態を監視す
る状態監視回路,74は商用電源または電池接続による
電源(以下,常時電源という),75はメインプロセッ
サ72用のメイン電源を表す。
【0004】常時電源74で動作する電源制御用プロセ
ッサ71が何らかの異常により処理を停止した場合,常
時電源74で動作する状態監視回路73がこれを検出
し,メインプロセッサ72に電源制御用プロセッサ71
の状態をロギングするとともに電源制御用プロセッサ7
1が停止したことを通知する。
【0005】通知を受けたメインプロセッサ72は,電
源制御用プロセッサ71のログ情報をコンソールまたは
ファイル等に出力するとともに,電源制御用プロセッサ
71に対してリセット信号を出力する。リセットされた
電源制御用プロセッサ71は,初期化後に処理を再開す
る。
【0006】図8は,他の従来技術の例を示す。図8に
おいて,81は電源制御用プロセッサ,82はメインプ
ロセッサ,83は状態監視回路,84は常時電源,85
はメイン電源を表す。
【0007】図8の状態監視回路83は,電源制御用プ
ロセッサ81からのアクセスが一定時間ないと,電源制
御用プロセッサ81に異常が発生したものと判断し,電
源制御用プロセッサ81に対してウォッチドッグリセッ
トを発生する機構を持つ。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すような従来
の情報処理装置では,メイン電源75が投入されていな
い状態で電源制御用プロセッサ71が停止すると,リセ
ット信号を出力するメインプロセッサ72が動作してい
ないため,電源制御用プロセッサ71の初期化を行うこ
とができなくなる。また,電源制御用プロセッサ71の
停止により,メイン電源75の投入も行えないため,シ
ステムを使用できなくなる。
【0009】この場合,システムを再起動させるには,
常時電源74の切断が必要となり,状態監視回路73に
格納されたログ情報が消えてしまう。このため,異常発
生の原因調査が困難となるという問題がある。
【0010】また,ログ情報は,電源制御用プロセッサ
71の制御する電源で動作するメインプロセッサ72に
よって表示されるため,メイン電源75の投入処理時に
電源制御用プロセッサ71が異常動作をすると,ログ情
報を外部に通知できない。
【0011】さらに,電源制御用プロセッサ71または
その周辺の回路において固有の部分に異常が発生し,処
理を停止した場合,メインプロセッサ72が電源制御用
プロセッサ71を初期化し処理を再開しても,再度同じ
異常が発生して処理が停止するおそれがある。
【0012】あるいは,図8のように電源制御用プロセ
ッサ81からのアクセスが一定時間ない場合に,電源制
御用プロセッサ81に対してウォッチドッグリセットを
発生する状態監視回路83を持つシステムでは,電源制
御用プロセッサ81が内部診断のため外部へのアクセス
が不可能な場合に,状態監視回路83により電源制御用
プロセッサ81がリセットされてしまうという問題があ
る。これにより,電源制御用プロセッサ81は再び内部
診断を開始するため,以後,リセットと内部診断の繰り
返しとなり,システムが使用不能となる。
【0013】本発明は上記問題点の解決を図り,メイン
プロセッサが動作していない状態で電源制御用プロセッ
サが停止した場合に,その電源制御用プロセッサを自動
的に初期化できるようにするとともに,ログ情報が失わ
れないようにすることを目的とする。また,電源制御用
プロセッサが内部診断等により外部へのアクセスが不可
能な場合でも,非所望にウォッチドッグリセットによっ
て,電源制御用プロセッサがリセットされないようにす
る手段を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】問題点を解決するための
技術手段を以下に示す。請求項1の発明は,例えば図1
に示すように,商用電源または電池接続による常時電源
4の供給がされた時点から動作を開始し,少なくともメ
イン電源スイッチの押下などによるメイン電源5の投入
指示を監視してメイン電源制御を行う電源制御用プロセ
ッサ1(第1のプロセッサ)を備えた情報処理装置にお
いて,メイン電源5を立ち上げる前に,電源制御用プロ
セッサ1が命令の実行を継続できない状態になったと
き,その状態をロギングし保持するログ保持回路31を
持つとともに,電源制御用プロセッサ1を初期化するリ
セット信号を生成して電源制御用プロセッサ1に供給す
る手段を持つ状態監視回路3を備えることを特徴とす
る。
【0015】この発明によれば,メイン電源5の立ち上
げ前に,電源制御用プロセッサ1が命令の実行を継続で
きない状態になったとき,状態監視回路3が,電源制御
用プロセッサ1の状態を保存し,電源制御用プロセッサ
1を初期化するための信号を生成するので,常時電源4
を切断することなく,電源制御用プロセッサ1を初期化
することが可能になる。
【0016】請求項2の発明は,さらに図2に示すよう
に,電源制御用プロセッサ1は,状態監視回路3により
初期化するリセット信号を供給されると初期プログラム
の実行を開始し,ログ保持回路31が保持するログ情報
を読み出し,過去に命令の実行を継続できない状態にな
ったことを示すログ情報があった場合には,そのログ情
報を表示する処理手段を持つことを特徴とする。
【0017】この発明によれば,初期化する信号を供給
された電源制御用プロセッサ1は,初期プログラムを開
始し,状態監視装置3内のログ保持回路31が保持する
ログ情報を読み出し,過去に命令の実行を継続できなく
なったことを示すログ情報があった場合に常時電源4で
動作する表示装置6にこの内容を表示するので,そのロ
グ情報から異常の原因などを知ることができる。
【0018】請求項3の発明は,前記情報処理装置にお
いて,電源制御用プロセッサ1の制御により立ち上げら
れたメイン電源5により動作し,少なくとも主記憶上の
プログラムを実行するメインプロセッサ2(第2のプロ
セッサ)を備え,状態監視回路3が,メイン電源5が立
ち上がり,メインプロセッサ2が動作を開始した後,電
源制御用プロセッサ1が命令の実行を継続できない状態
になったとき,その状態をログ保持回路31に記憶する
手段を持つとともに,その状態をメインプロセッサ2に
通知する手段を持ち,メインプロセッサ2は,その通知
を受けたとき,ログ保持回路31が保持するログ情報を
読み取る手段と,電源制御用プロセッサ1を初期化する
信号を生成して供給する手段を起動する手段とを持つこ
とを特徴とする。
【0019】この発明によれば,メイン電源5が立ち上
がりメインプロセッサ2が動作状態にあるとき,メイン
プロセッサ2は状態監視回路3からの通知を受けて,電
源制御用プロセッサ1を初期化する信号を生成するの
で,メインプロセッサ2からの電源制御用プロセッサ1
の初期化も従来と同様に可能である。
【0020】請求項4の発明は,例えば図4に示すよう
に,常時電源が供給された時点から動作を開始し,少な
くともメイン電源5の投入指示を監視してメイン電源制
御を行う複数の電源制御用プロセッサ1a,1bと,メ
イン電源5により動作し,少なくとも主記憶上のプログ
ラムを実行するメインプロセッサ2とを備えた情報処理
装置において,常時電源が供給された時点で複数の電源
制御用プロセッサ1a,1bのどれがマスタとなってメ
イン電源制御を行うかをあらかじめ選択する手段と,少
なくとも電源制御用プロセッサ1a,1bの一つに接続
される表示装置6と,メイン電源5を立ち上げる前に,
マスタとなった側の電源制御用プロセッサ1aまたは1
bが命令の実行を継続できない状態になったとき,その
状態をロギングする手段を持つとともに,その状態を他
の動作可能な電源制御用プロセッサ1bまたは1aに通
知する手段を持つ状態監視回路3を備え,通知された電
源制御用プロセッサ1bまたは1aは,新たにマスタと
なってメイン電源制御を継続するように構成されること
を特徴とする。
【0021】この発明によれば,マスタとなって動作し
ている電源制御用プロセッサ1aが命令の実行を中断し
た場合,メインプロセッサ2が状態監視回路3aからロ
グ情報をオペレータに通知するとともに,電源制御用プ
ロセッサ1bが処理を引き継ぐので,常時電源4を切断
することなく,メイン電源5の制御を継続し,かつログ
情報の出力が可能になる。
【0022】さらに,請求項5の発明は,上記のいずれ
かの情報処理装置において,例えば図5に示すように,
常時電源4が供給された時点から動作し,一定期間アク
セスされないとウォッチドッグリセットを発生する外部
電源制御用プロセッサ32(第3のプロセッサ)を備
え,電源制御用プロセッサ1が自己診断をしている間
は,その電源制御用プロセッサ1のプログラム制御によ
り外部電源制御用プロセッサ32をハード的にリセット
状態のままにしておく手段を有することを特徴する。
【0023】この発明によれば,電源制御用プロセッサ
1が状態監視回路3に一定時間アクセスできない場合
に,外部電源制御用プロセッサ32をリセット状態にす
ることにより,ウォッチドッグリセットの発生を抑止す
ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は,請求項1の発明の実施の
形態を示す図である。図1において,1は常時電源4に
より動作する電源制御用プロセッサ,2はメインプロセ
ッサ,3は電源制御用プロセッサ1を含むシステムの状
態を監視する状態監視回路,4は常時電源,5は電源制
御用プロセッサ1により制御されるメイン電源,11は
電源制御用プロセッサ1の停止信号(halt信号)を通知
する信号線,12は電源制御用プロセッサ1と状態監視
回路3とを結ぶデータバス,13は電源制御用プロセッ
サ1をリセット(reset) するリセット信号の信号線,1
4は電源制御用プロセッサ1の状態をメインプロセッサ
2に伝えるための信号線,15はメイン電源5を制御す
る電源制御信号の信号線,16はメインプロセッサ2の
動作状態を伝える信号線,31はログ情報を記憶するロ
グ保持回路を表す。
【0025】電源制御用プロセッサ1は,商用電源また
は電池接続による常時電源4の供給がされた時点から動
作を開始し,常時電源が供給された時点から読み出し可
能なローカルメモリ(図示省略)上のプログラムにより
動作し,メイン電源スイッチの押下監視によりメイン電
源制御を行う機能を持つ。
【0026】メインプロセッサ2は,一般のデータ処理
用のプロセッサであって,電源制御用プロセッサ1の制
御により立ち上げられたメイン電源5により動作し,主
記憶(図示省略)上のプログラムを実行する。
【0027】状態監視回路3は,電源制御用プロセッサ
1からの停止信号およびデータバス12を通してのアク
セスを監視することによって,電源制御用プロセッサ1
の状態を検出している。電源制御用プロセッサ1が命令
の実行を継続することが不可能な状態が検出された場
合,状態監視回路3は,その時の状態をログ保持回路3
1に記憶しロギングするとともに,メインプロセッサ2
からの動作状態を示す信号線16上の出力信号により,
メインプロセッサ2の動作状態を判断する。メインプロ
セッサ2が非動作状態の場合,状態監視回路3は電源制
御用プロセッサ1を初期化するためのリセット信号を生
成し,リセット信号線13に出力する。
【0028】このような構成とすることで,通常,電源
制御用プロセッサ1の初期化を行うメインプロセッサ2
が非動作時でも,ログ情報を残したまま電源制御用プロ
セッサ1の初期化を行うことができる。
【0029】図2は,請求項2および請求項3の発明の
実施の形態を示す図である。図2において,図1と同一
部分については同一符号を付してある。6は液晶表示装
置などの表示装置,18は表示装置用の制御線を表す。
【0030】図2の装置は,図1の装置にさらにログ情
報等を表示するための表示装置6が電源制御用プロセッ
サ1に接続され,また電源制御用プロセッサ1は,初期
化時に状態監視回路3が持つログ保持回路31からログ
情報を読み出し,表示装置6に表示する処理手段を持つ
構成になっている。
【0031】請求項2の発明の実施の形態は,以下のと
おりである。リセット信号線13を介してリセット信号
を受け,初期化処理の終了した電源制御用プロセッサ1
は,初期プログラムにより状態監視回路3内のログ情報
の有無を示すフラグをデータバス12を通して読み出
す。ログ情報が状態監視回路3内のログ保持回路31に
保持されていればこれを読み出し,表示装置制御用信号
線およびデータバスからなる制御線18を使用して,常
時電源4で使用可能な表示装置6にログ情報の内容を表
示する。このような構成とすることで,メインプロセッ
サ2の動作状態にかかわらず,ログ情報をオペレータに
通知することができる。
【0032】次に,請求項3の発明の実施の形態を,図
2を用いて説明する。図2において,状態監視回路3
は,電源制御用プロセッサ1の状態とともにメインプロ
セッサ2の状態も監視する。メインプロセッサ2が動作
時に電源制御用プロセッサ1に異常が発生した場合に
は,状態監視回路3からメインプロセッサ2に対して電
源制御用プロセッサ1に異常が発生したことが通知され
る。通知を受けたメインプロセッサ2は,状態監視回路
3のログ保持回路31から電源制御用プロセッサ1のロ
グ情報を読み出し,その内容をオペレータに通知するた
めにコンソールまたはファイル(図示省略)に出力する
とともに,電源制御用プロセッサ1を初期化するための
リセット信号を生成する。メインプロセッサ2が非動作
時は,状態監視回路3が電源制御用プロセッサ1を初期
化するためのリセット信号を生成する。
【0033】このような構成とすることで,通常はメイ
ンプロセッサ2が必要な情報を適当な出力手段に出力す
るが,メインプロセッサ2が非動作時でも最低限必要な
情報を,表示装置6に表示してオペレータに通知するこ
とができる。
【0034】図3は,本発明の他の実施の形態を示す図
である。図1および図2に示す実施の形態では,状態監
視回路3は,メインプロセッサ2の動作状態を伝える信
号線16上の出力信号を監視することによって,メイン
プロセッサ2が動作しているかどうかを判断していた。
図3の例では,メインプロセッサ2の動作状態を伝える
信号線16上の出力信号を監視する代わりに,常時電源
4で動作する電源投入状態記憶回路7を設け,電源制御
信号線15上の電源制御信号により,メイン電源5が投
入状態であるかどうかを記憶し,状態監視回路3は,こ
れによってメインプロセッサ2が動作しているかどうか
を判断する。このようにしても,前述した実施の形態と
まったく同様の処理を行うことができる。
【0035】図4は,請求項4の発明の実施の形態を示
す図である。図4において,図2と同一部分については
同一符号を付してある。20は状態監視回路3a,3b
間の通信用信号線を表す。
【0036】この実施の形態では,図1および図2に示
す電源制御用プロセッサ1は,電源制御用プロセッサ1
aおよび電源制御用プロセッサ1bに二重化され,状態
監視回路3は,状態監視回路3aおよび状態監視回路3
bに二重化されている。電源制御用プロセッサ1aおよ
び状態監視回路3aが実装されたプリント板と,電源制
御用プロセッサ1bおよび状態監視回路3bが実装され
たプリント板とがあり,これらのプリント板を装置のど
の部分に実装するかにより常時電源投入時からマスタと
して動作する電源制御用プロセッサ1aまたは1bが決
定される。以下,常時電源投入時に電源制御用プロセッ
サ1aがマスタとして動作する場合について説明する。
【0037】通常,マスタとなった電源制御用プロセッ
サ1aがメイン電源5の電源制御を行っているが,電源
制御用プロセッサ1aに異常が生じ処理を続行できなく
なった場合,前述した実施の形態と同様に状態監視回路
3aがこれを検出する。このとき,メインプロセッサ2
が動作状態にない場合,状態監視回路3aは,状態監視
回路3a,3b間の信号線20を通じて状態監視回路3
bに電源制御用プロセッサ1aが停止したことを通知す
る。通知を受けた状態監視回路3bは,電源制御用プロ
セッサ1bにマスタとして動作するよう指示を出し,電
源制御用プロセッサ1bが引き続き電源制御を行う。
【0038】外部からのメイン電源投入指示により,電
源制御用プロセッサ1bが,電源制御用信号線15bを
通してメイン電源5に対して投入指示を出す。状態監視
回路3aは,電源制御用プロセッサ1bのメイン電源制
御により動作を開始したメインプロセッサ2から,信号
線16aを通してメインプロセッサ2の動作開始を検出
し,メインプロセッサ2に対し信号線14aを通して電
源制御用プロセッサ1aに異常が発生し命令の処理を停
止したことを通知する。
【0039】通知を受けたメインプロセッサ2は,状態
監視回路3aに格納された電源制御用プロセッサ1aの
ログ情報を読み出し,コンソールまたはファイル等の出
力装置(図示省略)に出力する。
【0040】このような構成にすることで,電源制御用
プロセッサ1aに再現性のある障害が発生しても,電源
制御用プロセッサ1bで処理を引き継ぐため,繰り返し
リセットが発生するようなことがなく,システムの運用
も停止せずに継続することができる。
【0041】図5は,請求項5の発明の実施の形態を説
明する図である。図5において,図2と同一部分につい
ては同一符号を付してある。32は外部電源制御用プロ
セッサ,33は外部電源制御用プロセッサ32をリセッ
ト状態に保つためのレジスタ(フリップフロップ),2
2はレジスタ33をセットするための信号線を表す。
【0042】この実施の形態では,状態監視回路3は,
電源制御用プロセッサ1が停止信号(halt信号)を出力
せずに異常動作した場合に,このプロセッサを初期化す
るためのウォッチドッグリセットを発生する外部電源制
御用プロセッサ32を持つ。外部電源制御用プロセッサ
32は,電源制御用プロセッサ1から定期的にアクセス
があるかどうかを監視しており,一定期間アクセスがな
い場合,電源制御用プロセッサ1に対してリセット信号
を出力する。
【0043】しかし,電源制御用プロセッサ1の自己診
断時等の理由により,この一定時間内に外部電源制御用
プロセッサ32に対してアクセスすることが不可能な場
合がある。本実施の形態では,この間に外部電源制御用
プロセッサ32がウォッチドッグリセットを発生するこ
とを防ぐために,状態監視回路3は,外部電源制御用プ
ロセッサ32をリセット状態に保つためのレジスタ33
を有する。
【0044】電源制御用プロセッサ1は,自己診断開始
時に信号線22を通してこのレジスタ33をセットする
ことにより,外部電源制御用プロセッサ32からリセッ
トされることなく自己診断を終了することができる。自
己診断終了後に,このレジスタ33を解除することによ
り通常の監視状態となる。
【0045】図6は,状態監視回路の構成例を示す。状
態監視回路3は,本発明の要旨には直接関係しないの
で,詳しい説明は省略するが,他にも図6に示すように
種々の監視機能を持つことができる。前述したログ保持
回路31や外部電源制御用プロセッサ32等の他に,例
えば温度センサによって外部の温度を監視する温度監視
回路34,ファンが正常に動作しているかどうかを監視
するファン監視回路35,常時電源の電源電圧が正常で
あるかどうかを監視する電源電圧監視回路36およびこ
れらの監視回路から得た温度,ファン,電源電圧の状態
や電源制御用プロセッサ1,メインプロセッサ2の動作
状態を示す状態レジスタ37を持つ。
【0046】状態レジスタ37は,ログ保持回路31が
ログ情報を持つかどうかの情報も保持しており,状態レ
ジスタ37の内容は,電源制御用プロセッサ1,メイン
プロセッサ2等から読み出すことが可能になっている。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
メイン電源の立ち上げ前に,メイン電源を制御する第1
のプロセッサが命令の実行を継続できない状態になって
も,状態監視手段が,第1のプロセッサの状態を保存
し,第1のプロセッサを初期化するための信号を生成す
るので,常時電源を切断することなく,第1のプロセッ
サを初期化することが可能になる。
【0048】また,メイン電源で動作する第2のプロセ
ッサが動作していない状態で第1のプロセッサが停止し
た場合でも,ログ情報を消失させることなく,第1のプ
ロセッサを初期化することが可能になる。また,第1の
プロセッサが内部診断等により外部へのアクセスが不可
能な場合でも,非所望にウォッチドッグリセットによっ
て,第1のプロセッサがリセットされてしまうのを抑止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施の形態を示す図である。
【図2】請求項2および請求項3の発明の実施の形態を
示す図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図4】請求項4の発明の実施の形態を示す図である。
【図5】請求項5の発明の実施の形態を説明する図であ
る。
【図6】状態監視回路の構成例を示す図である。
【図7】従来技術の例を示す図である。
【図8】他の従来技術の例を示す図である。
【符号の説明】
1 電源制御用プロセッサ 2 メインプロセッサ 3 状態監視回路 4 常時電源 5 メイン電源 11 停止信号を通知する信号線 12 データバス 13 リセット信号線 14 電源制御用プロセッサ1の状態を通知する信号
線 15 電源制御信号の信号線 16 メインプロセッサ2の動作状態を伝える信号線 31 ログ保持回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常時電源が供給された時点から動作を開
    始し,少なくともメイン電源の投入指示を監視してメイ
    ン電源制御を行う第1のプロセッサと,メイン電源を立
    ち上げる前に,前記第1のプロセッサが命令の実行を継
    続できない状態になったとき,その状態をロギングする
    手段を持つとともに,前記第1のプロセッサを初期化す
    る信号を生成して前記第1のプロセッサに供給する手段
    を持つ状態監視手段とを備えることを特徴とする情報処
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報処理装置において,
    前記第1のプロセッサは,前記状態監視手段により初期
    化する信号を供給されると初期プログラムの実行を開始
    し,前記ロギングする手段が保持する情報を読み出し,
    前記ロギングする手段に過去に前記命令の実行を継続で
    きない状態になったことを示す情報があった場合には,
    その情報を表示する手段を持つことを特徴とする情報処
    理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の情報処理
    装置において,前記第1のプロセッサの制御により立ち
    上げられたメイン電源により動作し,少なくとも主記憶
    上のプログラムを実行する第2のプロセッサを備え,前
    記状態監視手段は,メイン電源が立ち上がり,前記第2
    のプロセッサが動作を開始した後,前記第1のプロセッ
    サが命令の実行を継続できない状態になったとき,その
    状態をロギングする手段を持つとともに,その状態を前
    記第2のプロセッサに通知する手段を持ち,前記第2の
    プロセッサは,前記通知を受けたとき,前記ロギングす
    る手段が保持する情報を読み取る手段と,前記第1のプ
    ロセッサを初期化する信号を生成して供給する手段を起
    動する手段とを持つことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 常時電源が供給された時点から動作を開
    始し,少なくともメイン電源の投入指示を監視してメイ
    ン電源制御を行う複数の第1のプロセッサと,前記複数
    の第1のプロセッサのいずれかの制御により立ち上げら
    れたメイン電源により動作し,少なくとも主記憶上のプ
    ログラムを実行する第2のプロセッサと,常時電源が供
    給された時点で前記複数の第1のプロセッサのどれがマ
    スタとなってメイン電源制御を行うかをあらかじめ選択
    する手段と,少なくとも前記第1のプロセッサの一つに
    接続される表示手段と,メイン電源を立ち上げる前に,
    前記マスタとなった側の第1のプロセッサが命令の実行
    を継続できない状態になったとき,その状態をロギング
    する手段を持つとともに,その状態を他の動作可能な第
    1のプロセッサに通知する手段を持つ状態監視手段とを
    備え,前記通知された第1のプロセッサは,マスタとな
    ってメイン電源制御を継続するようにしたことを特徴と
    する情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,請求項2,請求項3または請
    求項4記載の情報処理装置において,常時電源が供給さ
    れた時点から動作し,一定期間アクセスされないとウォ
    ッチドッグリセットを発生する手段を持つ,少なくとも
    外部電源制御を行うための第3のプロセッサを備え,前
    記第1のプロセッサが自己診断をしている間は,その第
    1のプロセッサのプログラム制御により前記第3のプロ
    セッサをハード的にリセット状態のままにしておく手段
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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