JPH08329006A - 障害通知方式 - Google Patents

障害通知方式

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JPH08329006A
JPH08329006A JP7131778A JP13177895A JPH08329006A JP H08329006 A JPH08329006 A JP H08329006A JP 7131778 A JP7131778 A JP 7131778A JP 13177895 A JP13177895 A JP 13177895A JP H08329006 A JPH08329006 A JP H08329006A
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JP
Japan
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computer system
remote maintenance
maintenance center
failure
mail
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JP7131778A
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Inventor
Kazunori Sekido
一紀 関戸
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】オペレーティングシステムが起動されていなく
とも、障害情報をリモート保守センタへ通知することを
可能とする障害通知方式を提供する。 【構成】計算機システムを識別する計算機システム番号
7及びリモート保守センタへのメールダイヤル番号8を
保持するE2 PROM6と、計算機システム番号7及び
メールダイヤル番号8を与えられ、この与えられたメー
ルダイヤル番号8で示されるリモート保守センタにこの
計算機システム番号7をメールとして送信するメール送
信回路10と、計算機システムのブート処理中にハード
ウエア障害やファームウエア障害を含む各種障害を検知
したときに、E2 PROM6に保持する計算機システム
番号7及びメールダイヤル番号8をメール送信回路10
に与えることによりリモート保守センタへブート処理中
の障害を通知するメール送信プログラム2とを具備して
なることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔地のリモート保守
センタにより運用監視される計算機システムであって、
障害を検知した際に上記リモート保守センタへその障害
を通知する計算機システムに適用して好適な障害通知方
式に係り、特に計算機システムのブート処理中に障害が
発生した等によりオペレーティングシステムを稼働させ
ることができない状況においても、リモート保守センタ
に障害を通知することを可能とする障害通知方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、計算機システムに障害が発生した
場合に、その障害をリモート保守センタへ通知するもの
として、その計算機システム上でアプリケーションとし
て動作するプログラム、例えばUUCP(Unix to Unix
Copy )等が使われていた。この動作概念を図6に示
す。
【0003】図6に示すように、ハードウエア(H
W)、オペレーティングシステム(OS)及びアプリケ
ーション(APL)の各レベルで検出された障害は、オ
ペレーティングシステムを経由して(又はオペレーティ
ングシステム上で稼働するプログラムの機能により)、
リモート保守センタへの通知の要不要を判定する通知判
定プログラム21に集められる。そして、この通知判定
プログラム21は、リモート保守センタへ通知すべき情
報のみを選択してUUCP22に送信する。
【0004】また、UUCP22は、オペレーティング
システムインタフェース23を経由して通信ドライバ2
4を起動し、通信回路25及び通信モデム26を介して
障害情報をリモート保守センタへ送信する。
【0005】このように、通知判定や通知処理をアプリ
ケーションとして実装することにより、保守作業に必要
な情報(ハードウエア部品の型番等)を付加したり、通
信回線の種別に対応したりすることができ、柔軟な処理
が可能となる。
【0006】しかし、上述したような従来の方式では、
オペレーティングシステムが稼働していることが前提と
なっているため、ブート処理が失敗したとき等オペレー
ティングシステムが起動できない状態に計算機システム
がなったときに、ハードウエア等で障害を検出した場合
であっても、通知判定プログラム21やUUCP22等
のアプリケーションが動作していないため、リモート保
守センタに通知することができなかった。
【0007】従って、このような場合には、計算機シス
テムの管理者やユーザが、システムが稼働していないこ
とに気付き次第、リモート保守センタに連絡していたと
いうのが現状である。しかし、計算機システムの無人運
転化が進められている近年においては、このような障害
が長時間のシステムダウンを引き起こしてしまう虞れが
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の障害通知方式においては、各種障害通知手段をオペレ
ーティングシステム上で稼働するアプリケーションとし
て実装していたために、オペレーティングシステムが稼
働していることが前提となってしまっており、オペレー
ティングシステムそのものを起動できないような障害が
発生した場合には、リモート保守センタにその障害を通
知できないといった問題があった。
【0009】本発明は、上記実情に鑑みなされたもので
あり、オペレーティングシステムが起動されていなくと
も、障害情報をリモート保守センタへ通知することを可
能とする障害通知方式を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、遠隔地のリモ
ート保守センタにより運用監視される計算機システムで
あって、障害を検知した際に上記リモート保守センタへ
その障害を通知する計算機システムの障害通知方式にお
いて、上記計算機システムを識別する計算機システム番
号及び上記リモート保守センタへのメールダイヤル番号
を保持する不揮発性の記憶回路と、計算機システム番号
及びメールダイヤル番号を与えられ、この与えられたメ
ールダイヤル番号で示される上記リモート保守センタに
この計算機システム番号をメールとして送信するメール
送信回路と、上記計算機システムのブート処理中にハー
ドウエア障害やファームウエア障害を含む各種障害を検
知したときに、上記不揮発性記憶回路に保持する計算機
システム番号及びメールダイヤル番号を上記メール送信
回路に与えることにより上記リモート保守センタへブー
ト処理中の障害を通知する手段とを具備してなることを
特徴とする。
【0011】また、本発明は、上記計算機システムが、
ブート処理完了後、システム稼働中に障害を検知した際
に、オペレーティングシステム上で稼働するアプリケー
ションにより上記リモート保守センタへ障害を詳細に通
知する機能を有し、上記計算機システムそれぞれに、上
記リモート保守センタ向けの二つのメールダイヤル番号
を割り付け、一方を上記ブート処理中の障害に対する簡
易な障害通知用に使用し、他方を上記ブート処理完了後
の障害に対する詳細な障害通知用に使用することを特徴
とする。
【0012】また、本発明は、上記計算機システムが、
複数のプロセッサを有し、いずれか一つのプロセッサが
システムのブート処理を実施するマルチプロセッサシス
テムであって、いずれかのプロセッサによるシステムの
ブート処理が失敗し、他のプロセッサによるシステムの
ブート処理が成功した際に、ブート処理を失敗したプロ
セッサを識別するプロセッサ番号とともに、そのプロセ
ッサがブート処理を失敗した旨を通知することを特徴と
する。
【0013】また、本発明は、上記計算機システムが、
補助電源装置を有し、システム立ち上げ時に主電源から
の電力供給が遮断されている際に、上記補助電源装置か
らの電力供給によりシステムのブート処理を試み、電源
障害を上記リモート保守センタに通知することを特徴と
する。
【0014】
【作用】本発明によれば、システムを立ち上げる際、ブ
ート処理中にハードウエア障害やファームウエア障害等
を検知した場合に、通知手段が、不揮発性記憶回路から
計算機システムを識別する計算機システム番号と、リモ
ート保守センタへのメールダイヤル番号とを読み出す。
【0015】そして、通知手段は、この読み出した計算
機システム番号及びメールダイヤル番号をメール送信回
路に入力する。一方、メール送信回路は、入力されたメ
ールダイヤル番号で示されるリモート保守センタに、こ
の計算機システム番号をメールとして送信する。
【0016】これにより、ブート処理中の障害等、オペ
レーティングシステムが稼働していない状況において
も、計算機システム番号等、最低限の情報を付加してリ
モート保守センタに障害発生を通知することができる。
【0017】また、計算機それぞれに、リモート保守セ
ンタ向けのメールダイヤル番号を二つずつ割り振ってお
き、一方をブート処理中の障害に対する簡易な障害通知
用に使用し、他方をブート処理完了後の障害に対する詳
細な障害通知用に使用するように設定する。
【0018】上述したように、ブート処理が完了しオペ
レーティングシステムが正常に稼働した後の障害通知
は、UUCP等のアプリケーションにより詳細な情報が
付加され、かつ通信回線の種別に対応した柔軟な障害通
知が行われる。一方、リモート保守センタ側は、UUC
P等の通信規約で障害通知がされることを前提としてい
る。しかし、オペレーティングシステム稼働前の障害通
知のプログラムは、ROMプログラム等として実装させ
なければならず、その大きさは限られているために、U
UCP等の通信規約で送信することは困難である。ま
た、このような場合には、計算機システム番号等の情報
を送信できればよく、UUCP等の大部分の機能は不要
である。
【0019】そこで、メールダイヤル番号を、ブート処
理中の障害とオペレーティングシステム稼働後の障害と
で使い分けることにより、ROM等に実装させるブート
処理中の障害通知プログラムを小型化することが可能と
なる。
【0020】また、複数のプロセッサを有するマルチプ
ロセッサの場合、いずれか一つのプロセッサがシステム
のブート処理を実施することになるが、そのプロセッサ
がブート処理を失敗したような場合には、他のプロセッ
サが次にブート処理を実施することになる。
【0021】ここで、この他のプロセッサによるブート
処理が成功した場合、従来であれば、リモート保守セン
タへの障害通知は行われていなかった。しかし、このい
ずれかのプロセッサによるブート処理失敗が通知されな
いままにシステムの稼働が続けられると、正常稼働して
いたプロセッサが故障を発生させてしまったような場合
に、リブート処理が行えない等の問題が発生することも
考えられる。
【0022】そこで、他のプロセッサによるブート処理
が成功した場合であっても、ブート処理を失敗したプロ
セッサを識別するプロセッサ番号をとともに、そのプロ
セッサがブート処理を失敗した旨をリモート保守センタ
に通知する。
【0023】これにより、プロセッサの交換等の保守作
業が迅速に行えることになり、計算機システムの運用面
での信頼性を高めることができる。また、補助電源装置
を備えることにより、システム立ち上げ時に主電源から
の電力供給が遮断されている場合であっても、この補助
電源装置からの電力供給によりブート処理を試みる。
【0024】そして、仮にこのブート処理が失敗に終わ
った場合であっても、ブート処理中の障害として最低限
の障害通知がリモート保守センタに通知されるため、主
電源の電力供給遮断によるシステムの長時間ダウンを回
避でき、迅速な対応をとることが可能となる。
【0025】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。図1は同実施例に係る障害通知方式を適用してな
る計算機システムの概略構成を示す図である。
【0026】同実施例に係る計算機システムは、2つの
演算プロセッサ5a〜5bを有するマルチプロセッサシ
ステムである。そして、これら2つの演算プロセッサ5
a〜5bには、それぞれROM4a〜4bが接続されて
おり、オペレーティングシステムがロードされる前であ
っても、その内部のプログラムが実行できるようになっ
ている。このROM4a〜4bには、CPU選択プログ
ラム1、メール送信プログラム2及びブート処理プログ
ラム3が保持されている。また、同実施例に係る計算機
システムは、メール送信プログラム2の指示に従ってリ
モート保守センタへメールを送信するメール送信回路1
0と、リモート保守センタでこの計算機を識別するため
の計算機システム番号7及びリモート保守センタに対応
するメールダイヤル番号8を記憶するE2 PROM6
と、CPU選択プログラム1の指示に従って、ブート処
理やメール送信を行うプロセッサを決定するCPU選択
回路9とを備えている。
【0027】次に、図2乃至図5を参照して同実施例の
動作を説明する。同実施例に係る計算機システムが電源
投入により電力を供給された際、演算プロセッサ5a〜
5bは、それぞれのROM4a〜4bに格納されたCP
U選択プログラム1を実行することによりCPU選択回
路9に対して選択要求を送信し(図2のステップA
1)、その回答を待機する(図2のステップA2)。こ
のCPU選択プログラム1により送信された選択要求
は、CPU選択回路9で選択されたいずれか一つのプロ
セッサのみが選択要求を受理され(図2のステップA
3)、受理されたプロセッサのみがブート処理を実行し
(図2のステップA6)、他の演算プロセッサは、その
ブート処理の完了を待つ(図2のステップA4〜A
5)。ここでは、演算プロセッサ5aがCPU選択回路
9から選択要求を受理されたものとする。
【0028】選択要求を受理された演算プロセッサ5a
は、ブート処理を行うため、ROM4aに格納されたブ
ート処理プログラム3を実行する(図2のステップA
6)。このブート処理プログラム3は、ブート処理に必
要な種々の条件をチェックしながらオペレーティングシ
ステムを外部記憶装置等のデバイスからメモリへロード
する処理を行う。
【0029】ここで、このブート処理の動作を図3を参
照して説明する。ブート処理プログラム3は、まず、オ
ペレーティングシステムを保持しているデバイスを調べ
(図3のステップB1)、そのデバイスがアクセス可能
か否かをチェックする(図3のステップB2)。デバイ
スがアクセス可能であるときは(図3のステップB2の
Y)、次にオペレーティングシステムを保持するファイ
ルを調べ(図3のステップB3)、そのファイルが読み
出し可能か否かをチェックする(図3のステップB
4)。
【0030】このファイルが読み出し可能であるときは
(図3のステップB4のY)、このファイル内のオペレ
ーティングシステムをメモリに読み込む(図3のステッ
プB5)。ここで、最後まで読み込まれたか否かをチェ
ックし(図3のステップB6)、最後まで読み込まれて
いる場合には(図3のステップB6のY)、この読み込
んだオペレーティングシステムが正しいものか否かをチ
ェックする(図3のステップB8)。
【0031】以上の処理がすべて正常であった場合に
は、ブート処理は成功であったと判定し(図3のステッ
プB9)、ブート処理を終了する。一方、一つでも異常
が検出された場合には、その時点でブート処理は失敗で
あったと判定し(図3のステップB10)、ブート処理
を終了する。
【0032】この演算プロセッサ5aによるブート処理
が成功した場合には(図2のステップA7のY)、他の
プロセッサ(この例では演算プロセッサ5b)へ成功を
通知して(図2のステップA8)、CPU選択プログラ
ム1を終了し、ブートしたオペレーティングプログラム
に制御を移す。そして、CPU選択回路9から選択要求
を受理されなかった演算プロセッサ5bも、このブート
処理成功通知の受信により(図2のステップA5の
Y)、CPU選択プログラム1を終了する。
【0033】一方、ブート処理が失敗した場合には(図
2のステップA7のN)、他のプロセッサへの通知を行
わず、自分がブート処理を実行した最後のプロセッサで
あるか否かを判定する(図2のステップA9)。この判
定は、CPU選択回路9から選択要求を受理する際に、
最後か否かを示すデータを付加情報として与えてもらう
等によればよい。
【0034】この場合、演算プロセッサ5aは最後のプ
ロセッサではないので(図2のステップA9のN)、そ
のまま処理を終了する。一方、ブート処理成功通知を受
信しないままブート処理に必要と思われる所定時間分待
機した演算プロセッサ5bは(図2のステップA4の
Y)、CPU選択プログラム1を再度最初から実行して
ブート処理を試みる(図2のステップA1)。
【0035】ここで、演算プロセッサ5bのブート処理
も失敗した場合を考えてみると(図2のステップA7の
N)、今度はブート処理を実行した最後のプロセッサと
なるため(図2のステップA9のY)、メール送信プロ
グラム2によりブート処理失敗をリモート保守センタヘ
通知する(図2のステップA10)。
【0036】ここで、このメール送信処理の動作を図4
を参照して説明する。メール送信プログラム2は、ま
ず、E2 PROM6からメールダイヤル番号8を読みだ
し(図4のステップC1)、メール送信回路10にその
ダイヤル番号のリモート保守センタへ接続させる(図4
のステップC2〜C3)。
【0037】次に、E2 PROM6からこの計算機を識
別する計算機システム番号7を読み出し(図4のステッ
プC4)、ブート処理に失敗した原因を組み合わせてメ
ール情報を作成する(図4のステップC5)。
【0038】そして最後に、このメール情報を、接続し
ているリモート保守センタに送信するようにメール送信
回路10に要求する(図4のステップC6〜C7)。以
上のように、同実施例の計算機システムによれば、オペ
レーティングシステムが動作していなくとも、図5に示
すように、ハードウエア障害(HW)やファームウエア
障害(FW)等の各レベルの障害を、メール送信プログ
ラム2により通信回路11及び通信モデム12を介して
リモート保守センタに通知することが可能となる。
【0039】これにより、無人運転等、まったくシステ
ム管理者がいない場合でも、ブート処理の失敗により計
算機システムが無動作状態のまま長時間放置されるよう
なことがない。
【0040】なお、上述した例では、ブート処理実行時
の障害を考えているが、ここで一旦、ブート処理が成功
してオペレーティングシステムが立ち上がった後のアプ
リケーションプログラムを使用した障害通知を考えてみ
る。
【0041】この場合、リモート保守センタとの接続プ
ロトコルはUUCP等のプロトコルを使用することにな
り、一方、リモート保守センタではUUCPのプロトコ
ルでデータが送られてくることを前提としている。
【0042】従って、ブート処理に失敗した場合のメー
ル送信プログラムもUUCPプロトコルに従って送信す
る必要がある。しかし、UUCPプロトコルは、種々の
機能をサポートするため、複雑なプロトコルになってお
り、そのプログラムも非常に大きい。即ち、メール送信
プログラムもUUCPプロトコルを処理するために非常
に大きなものにならざるをえない。また、デバッグが難
しいROMプログラムが大きくなってしまうことから、
メール送信プログラムの信頼性も低下してしまう。さら
に、ブート処理に失敗した場合には、その原因と計算機
システム番号とをリモート保守センタに送信するだけで
よく、UUCPの大部分の機能は不必要である。
【0043】そこで、リモート保守センタに2つのメー
ルダイヤル番号を持たせ、UUCPで障害通知する場合
のダイヤル番号と、ブート時の障害を通知する場合の緊
急ダイヤル番号を使い分ければ、ブート時のリモート保
守センタとの間のプロトコルを任意に設定できるように
なる。
【0044】これにより、メール送信プログラムを必要
最小限の大きさのプログラムで実現できることになる。
また、上述した例では、全演算プロセッサがブート処理
に失敗した場合にのみリモート保守センタに障害を通知
していた。従って、いずれかの演算プロセッサがブート
処理に成功した場合には、ブート処理に失敗した演算プ
ロセッサが存在していても、リモート保守センタでは知
ることができない。
【0045】しかし、ある演算プロセッサによるブート
処理の失敗が知らされないままでシステム運用を続けて
いると、正常に動いていた演算プロセッサが故障した場
合、リブート処理が行えなくなることも考えられる。
【0046】例えば、図1に示す計算機システムにおい
て、演算プロセッサ5aでのブート処理が失敗し、演算
プロセッサ5bでのブート処理が成功していたような場
合には、もし演算プロセッサ5bが何等かの理由で故障
したとき、この計算機システムはリブート処理ができな
い状態になってしまうことも考えられる。
【0047】そこで、いずれかの演算プロセッサがブー
ト処理に失敗した場合には、最後のプロセッサであるか
否かに関わらず、リモート保守センタへ失敗した演算プ
ロセッサを識別するプロセッサ番号とともに、その旨を
通知することにより、その演算プロセッサの交換等、保
守作業を迅速に行うことができ、運用面での信頼性を向
上させることとなる。
【0048】また、計算機システムに電力を供給する主
電源装置が何等かの理由で故障し、又は電力の供給が遮
断された場合に、図1に示す計算機システムは全く動作
することができないことになる。即ち、計算機システム
がブート処理をすべき時点でブート処理ができなかった
ことがリモート保守センタへも通知されず、長時間のシ
ステムダウンになってしまう危険がある。
【0049】そこで、この計算機システムに所定の時間
電力を供給可能な補助電源装置を設け、主電源装置から
の電力供給が遮断されているときに、この補助電源装置
から電力を供給するとともに、例えばブート処理の先頭
で主電源装置からの電力供給遮断を検出し、電源障害と
してリモート保守センタへ通知する。これにより、主電
源装置からの電力供給遮断による計算機システムの長時
間ダウンを回避でき、迅速な対応を講じることが可能と
なる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ブ
ート処理中の障害等、オペレーティングシステムが稼働
していない状況においても、計算機システム番号等、最
低限の情報を付加してリモート保守センタに障害発生を
通知することができる。
【0051】また、メールダイヤル番号を、ブート処理
中の障害とオペレーティングシステム稼働後の障害とで
使い分けることにより、ROM等に実装させるブート処
理中の障害通知プログラムを小型化することが可能とな
る。
【0052】また、他のプロセッサによるブート処理が
成功した場合であっても、ブート処理を失敗したプロセ
ッサを識別するプロセッサ番号をとともに、そのプロセ
ッサがブート処理を失敗した旨をリモート保守センタに
通知することにより、プロセッサの交換等の保守作業が
迅速に行えることになり、計算機システムの運用面での
信頼性を高めることができる。
【0053】また、電源障害をリモート保守センタへ通
知することにより、主電源の電力供給遮断によるシステ
ムの長時間ダウンを回避でき、迅速な対応をとることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る障害通知方式を適用して
なる計算機システムの概略構成を示す図。
【図2】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図3】同実施例のブート処理時の動作を説明するため
のフローチャート。
【図4】同実施例のメール送信処理時の動作を説明する
ためのフローチャート。
【図5】同実施例の動作原理を説明するための概念図。
【図6】従来の障害通知の動作原理を説明するための概
念図。
【符号の説明】
1…CPU選択プログラム、2…メール送信プログラ
ム、3…ブート処理プログラム、4a,4b…ROM、
5a,5b…演算プロセッサ、6…E2 PROM、7…
ホスト識別番号、8…メールダイヤル番号、9…CPU
選択回路、10…メール送信回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔地のリモート保守センタにより運用
    監視される計算機システムであって、障害を検知した際
    に上記リモート保守センタへその障害を通知する計算機
    システムの障害通知方式において、 上記計算機システムを識別する計算機システム番号及び
    上記リモート保守センタへのメールダイヤル番号を保持
    する不揮発性の記憶回路と、計算機システム番号及びメ
    ールダイヤル番号を与えられ、この与えられたメールダ
    イヤル番号で示される上記リモート保守センタにこの計
    算機システム番号をメールとして送信するメール送信回
    路と、上記計算機システムのブート処理中にハードウエ
    ア障害やファームウエア障害を含む各種障害を検知した
    ときに、上記不揮発性記憶回路に保持する計算機システ
    ム番号及びメールダイヤル番号を上記メール送信回路に
    与えることにより上記リモート保守センタへブート処理
    中の障害を通知する手段とを具備してなることを特徴と
    する障害通知方式。
  2. 【請求項2】 上記計算機システムは、ブート処理完了
    後、システム稼働中に障害を検知した際に、オペレーテ
    ィングシステム上で稼働するアプリケーションにより上
    記リモート保守センタへ障害を詳細に通知する機能を有
    し、上記計算機システムそれぞれに、上記リモート保守
    センタ向けの二つのメールダイヤル番号を割り付け、一
    方を上記ブート処理中の障害に対する簡易な障害通知用
    に使用し、他方を上記ブート処理完了後の障害に対する
    詳細な障害通知用に使用することを特徴とする請求項1
    記載の障害通知方式。
  3. 【請求項3】 上記計算機システムは、複数のプロセッ
    サを有し、いずれか一つのプロセッサがシステムのブー
    ト処理を実施するマルチプロセッサシステムであって、
    いずれかのプロセッサによるシステムのブート処理が失
    敗し、他のプロセッサによるシステムのブート処理が成
    功した際に、ブート処理を失敗したプロセッサを識別す
    るプロセッサ番号とともに、そのプロセッサがブート処
    理を失敗した旨を上記リモート保守センタに通知するこ
    とを特徴とする請求項1記載の障害通知方式。
  4. 【請求項4】 上記計算機システムは、補助電源装置を
    有し、システム立ち上げ時に主電源からの電力供給が遮
    断されている際に、上記補助電源装置からの電力供給に
    よりシステムのブート処理を試み、電源障害を上記リモ
    ート保守センタに通知することを特徴とする請求項1記
    載の障害通知方式。
JP7131778A 1995-05-30 1995-05-30 障害通知方式 Pending JPH08329006A (ja)

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JP7131778A JPH08329006A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 障害通知方式

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000010884A (ja) * 1998-06-25 2000-01-14 Canon Inc 通信装置
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