JP2539281B2 - 棚構造体の設置方法 - Google Patents

棚構造体の設置方法

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JP2539281B2
JP2539281B2 JP2115902A JP11590290A JP2539281B2 JP 2539281 B2 JP2539281 B2 JP 2539281B2 JP 2115902 A JP2115902 A JP 2115902A JP 11590290 A JP11590290 A JP 11590290A JP 2539281 B2 JP2539281 B2 JP 2539281B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、物品の保管棚として使用される棚構造体に
関するものであり、特にスタッカークレーン等を利用し
て物品が入出庫される自動倉庫の保管棚として好適な棚
構造体に関する。
[従来の技術] 従来、棚構造体の設置方法として、実開平1−64503
号公報(従来例1)、特開平2−33010号公報(従来例
2)、特開平2−38203号公報(従来例3)、特公昭49
−14587号公報(従来例4)がある。
従来例1は、基礎部材の長手方向(Y方向)に金属製
プレートを所定間隔(Py)で固定し、各金属プレートに
柱を立設するものを開示している。
従来例2は、複数の柱を継なぎ材により連結するもの
を開示している。
従来例3は、一対の柱を継なぐ継なぎ材に棚受材を複
数組設けるものを開示している。
従来例4は、柱に棚受材を設け、複数の受材を継なぎ
材で継なぐものを開示している。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、従来例1では、基礎部材に取付けられる
アンカーボルトを、当該基礎部材の長手方向(Y方向)
においてのみ所定間隔(Py)をなすように設定できるに
すぎない。即ち、従来例1〜4には、基礎部材に直交す
る方向(X方向)で相隣る基礎部材のそれぞれに取付け
られているアンカーボルトの間隔(Px)を正確に定める
ことの技術手段を開示するところが全くない。このた
め、従来例1〜4では、棚構造体の柱間隔をX方向とY
方向の両方で高精度に定めることに困難がある。
本発明は、棚構造体を構築するに際し、その柱間隔を
X方向とY方向の両方で高精度に定め且つその作業性を
向上するとともに、物品受材の輸送時における柱材の積
層を密にし、効率よく輸送可能とすることを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、負数の基礎部材のそれぞ
れに複数のアンカーボルトを取付け、これらの基礎部材
とアンカーボルトをコンクリートで打設し、複数の柱を
各アンカーボルトに固定するとともに、複数の柱を継な
ぎ材にて連結し、柱と継なぎ材とで囲まれる棚領域を形
成する棚構造体の設置方法において、基礎部材との連結
孔をX方向柱間隔Pxで少なくとも3カ所備えた定規を用
い、基礎部材にY方向柱間隔Pyでアンカーボルト取付孔
と、定規取付孔をそれぞれ少なくとも3カ所設けてお
き、基礎部材の定規取付孔と定規の連結孔とを合わせて
基礎部材と定規を直角格子状に連結して基礎部材を据付
けるとともに、基礎部材のアンカーボルト取付孔にアン
カーボルトを取付け、基礎部材から定規を取外すととも
に、基盤部材とアンカーボルトをコンクリートで打設
し、更に、前記基礎部材に取付けられたアンカーボルト
に固定した柱に、複数の柱との連結部を備えた継なぎ材
を連結し、該継なぎ材に物品受材を設けたものである。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明
において、更に、上記物品受材が隣接して立設された2
本の柱材間に複数組設けられているものである。
[作用] 請求項1、2に記載の本発明によれば、下記〜の
作用効果がある。
本発明による棚構造体の設置方法では、主として、 (a)基本部材と定規とを直角格子に連結して基礎部材
を据付けること (b)定規を取外すこと にて、基礎部材に取付けたアンカーボルトの間隔を、正
確にX方向柱間隔Px、Y方向柱間隔Pyに定めることがで
きる。即ち、定規には工場等で正確なX方向柱間隔Pxに
基礎部材との連結孔を設けられているから、この定規を
基礎部材に連結して据付けることにて、X方向柱間隔Px
を正確に設定できる。又、基礎部材には工場等で正確な
Y方向柱間隔Pyに定規取付孔を設けられているから、Y
方向柱間隔Pyを正確に設定できる。従って、棚構造体を
構築するに際し、その柱間隔をX方向とY方向の両方で
高精度に定めることができる。
定規にはアンカーボルトを直接取付けるところがな
く、アンカーボルトは基礎部材にのみ取付けられる。従
って、定規はアンカーボルト取付孔を何ら備えないか
ら、アンカーボルト打設のためのコンクリートが付着し
にくく、しかも基礎部材の据付完了後には撤去できる。
このため、定規の撤去性、再使用性がよく、作業性を向
上できる。
アンカーボルトは基礎部材に取付けられて該基礎部材
とともにコンクリートで打設される。従って、アンカー
ボルトは基礎部材の孔に単に挿通せしめられるものでな
く、基礎部材に取付けられて位置決めされ、その位置決
め状態のまま該基礎部材とともにコンクリートで打設さ
れる。このため、アンカーボルトの上下左右の位置決め
性がよく、柱間隔を高精度に設定できる。
複数の柱に継なぎ材を連結するに際し、継なぎ材に備
えてある柱との連結部を工場等で正確な柱間隔(Pxもし
くはPy)にて設けておくことにより、各柱の立設間隔を
高精度に定めることができる。
物品受材が柱でなく、継なぎ材に設けられていた。従
って、柱及び物品受材のトラック等による輸送段階で、
柱に物品受材の如くの突出物を有さず、柱の積層を密に
し、効率よく輸送することができる。
[実施例] 以下、先ず本発明の棚構造体の一実施例を説明する。
第1図(A)は棚構造体における基礎構造体の一実施
例を示す斜視図、第1図(B)は棚構造体における骨組
構造体の一実施例を示す斜視図、第2図は基礎構造体を
示す断面図、第3図は基礎構造体の束材を示す正面図、
第4図は基礎構造体の基礎部材(アンカーボルト取付部
材)を示す斜視図、第5図は基礎構造体の連結部材(連
結フレーム)を示す平面図、第6図(a)は骨組構造体
の構築過程を示す正面図、第6図(B)は第6図(A)
の側面図、第7図は骨組構造体を分解して示す斜視図、
第8図は骨組構造体の柱材と継なぎ材を示す斜視図、第
9図(A)は継なぎ材に対する物品受材の取付過程を示
す斜視図、第9図(B)は継なぎ材に対する物品受材の
取付構造を示す側面図、第10図は骨組構造体と物品受材
を示す斜視図、第11図は骨組構造体の変形例を示す斜視
図である。
棚構造体10は、基礎構造体11と骨組構造体12とを有し
て構成される。棚構造体16は、自動倉庫等に用いられ、
骨組構造体12が形成する各棚領域に設けられた物品受材
13上にパレットを載架可能としている。
以下、基礎構造体11と骨組構造体12の構造について説
明する。
(基礎構造体の構造) 基礎構造体11は、第1図(A)に示す如く、床面下に
打込まれる多数のジャッキ付束材21と、束材21のレベル
調整ボルト22にてレベル調整された支持台23上に溶接さ
れるアンカーボルト取付部材24(基礎部材)(第3図参
照)と、アンカーボルト取付部材24にボルト接合される
連結フレーム25(定規)と、アンカーボルト取付部材24
に取付けられるアンカーボルト26を有して構成される。
これにより、基礎構造体11は、床面内に配設され、骨組
構造体12の後述する柱フレーム41が固定されるアンカー
ボルト26を備える。
この時、アンカーボルト取付部材24は骨組構造体12の
同列上にて隣接する3本以上の各柱フレーム41の柱材42
に対応すべく、各柱フレーム間隔Pxに対応する所定位置
に配設され、連結フレーム25との係合手段(連結孔)27
(定規取付孔)を備えている。尚、アンカーボルト取付
部材24は、その長手方向に柱フレーム41の各個内での柱
材間隔Pyに対応する各位置にも上記連結孔27を備えてい
る。そして、連結フレーム25はその一辺をアンカーボル
ト取付部材24に直交する如くに設けられ、かつ各アンカ
ーボルト取付部材24の連結孔27に対応する連結孔28を、
予め各柱フレーム間隔Px、及び柱フレーム41の各個内で
の柱材間隔Pyで設けられている。29は連結ボルトであ
る。これにより、基礎構造体11のアンカーボルト取付部
材24が備えるアンカーボルト取付孔30は、同列上にて隣
接する3本以上の柱対応範囲に渡り、アンカーボルト位
置決め用定規である連結フレーム25により各柱フレーム
間隔Pxに対応する所定位置に位置決めされて設定され
る。
尚、アンカーボルト取付部材24はH形鋼を中央で切断
したT形鋼であり、そのウエブに工場溶接された受材24
Aを束材21の支持台23上に溶接される(第4図参照)。
又、アンカーボルト取付部材24は工場にて予め、連結フ
レーム25のための連結孔27、アンカーボルト26のための
取付孔30を穿設されている。アンカーボルト取付部材24
がその長手方向に備える連結孔27の間隔は前述のPyであ
り、又、取付孔30の間隔P1、P2も定ピッチである。
又、連結フレーム25は複数本の枠材を工場にて矩形に
溶接されたものであり、対角同長ブレース31により対角
部位を連結され、予め直角精度が確保されている(第5
図参照)。或いは、連結フレーム25に必要な枠材、ブレ
ース31を工場で精度良く製作し、現地で組み立てるよう
にしても良い。
然るに、上記基礎構造体11の構築手順は下記〜の
如くである。
束材21を床面下に打込む。
この後、捨コン32を打設し、鉄筋33を組立てる。
束材21の支持台23レベルを調整する。
アンカーボルト取付部材24を支持台23上に略定ピッチ
(Px)にて配設する。
1本のアンカーボルト取付部材24を各柱フレーム41の
配設のための原点位置の基準となる正確な位置に設定
し、支持台23に溶接する。
各アンカーボルト取付部材24上に連結フレーム25を載
せる。
上記で選択した1本のアンカーボルト取付部材24以
外のアンカーボルト取付部材24を連結フレーム25に直角
格子状にボルト接合する。アンカーボルト取付部材24の
連結孔27と連結フレーム25の連結孔28とを連結ボルト29
で接合する。これにより、上記で選択した1本のアン
カーボルト取付部材24以外のアンカーボルト取付部材24
の位置決めが、自動的に高精度でなされ、結果として、
各アンカーボルト取付部材24が備えるアンカーボルト取
付孔30が自動的に高精度で位置決めされる。この後、各
アンカーボルト取付部材24を支持台23に溶接する。
各アンカーボルト取付部材24の取付孔30にアンカーボ
ルト26を取付け、その後、コンクリート34を打設する。
尚、上記でアンカーボルト取付部材24を支持台23上
に溶接した後には、連結フレーム25を撤去し、他へ転用
しても良い。
(骨組構造体の構造) 骨組構造体12は、第1図(B)に示す如く、基礎構造
体11のアンカーボルト26に固定されて床面上に並設され
る複数の柱フレーム41の各柱材42を、互いに継なぎ材43
にて連結して構成され、柱材42と継なぎ材43とで囲まれ
る棚領域を形成する。
尚、柱フレーム41は、継なぎ材43の延在方向に直交す
る面内にて互いに隣接する3本の柱材42を予め工場にて
組立てたものである。又、Y方向の端部に立設される柱
フレーム(図示せず)は、継なぎ材の延材方向に直交す
る面内にて互いに隣接する2本の柱材を予め工場で組立
てたものを用いる。
この時、骨組構造体12の各柱フレーム41の各柱材42
は、同列上にて隣接する3本以上の柱範囲に渡って延在
される単一の継なぎ在43に予め設けられている柱連結部
44にボルト結合される(第8図参照)。
又、継なぎ材43には、工場で予め、各柱フレーム間隔
Pxで上記柱連結部44が穿設されている。そして、柱フレ
ーム41には、工場で予め、上記継なぎ材43の柱連結部44
に連結される連結片4が溶接されている。
尚、柱材42と継なぎ材43とは、第10図に示す如くの連
結部材46を介して連結されても良く、或いは第11図に示
す如くの連結部材47、48を介して連結されても良い。
然るに、上記骨組構造体12の構築手順は下記〜の
如くである。
骨組構造体12の端部を構成する柱フレーム41を建入れ
し、転倒防止用ロープ51で仮止めする(第6図(A)、
(B)参照)。
2番目の柱フレーム41を建入れする(第6図(A)、
(B)参照)。
斜行ブレース52及び水平ブレース53を用いて上記の
端部柱フレーム41と2番目柱フレーム41とを仮止めする
(第6図(A)、第7図参照)。
上記、と同様に、隣接する柱フレーム41を順次建
入れし、仮止めする。これを1本の継なぎ材43にて連結
できる最大範囲の柱フレーム41までくり返す。
柱フレーム41の各柱材42に継なぎ材43を取付ける(第
7図、第8図参照)。継なぎ材43を支持するため、仮止
めしておく。
継なぎ材43で仮止めされている両端部の柱フレーム41
の各柱材42の鉛直度を調整し、柱材42と継なぎ材43とを
本止めする。
中間の柱フレーム41の各柱材42と継なぎ材43とを本止
めし、斜行ブレース52及び水平ブレース53も本止めす
る。
或いは、において骨組構造体12の端部を構成する柱
フレーム41を建入れする際に、柱フレーム41の柱材42の
鉛直度を調整しておき、においてその他端部の柱フレ
ーム41の鉛直度を調整、確認の後、上記本止めを行なう
ようにしてもよい。
尚、斜入ブレース52及び水平ブレース53の取付位置を
明確にするために、第7図においては斜入ブレース52
が、第6図(A)においては水平ブレース53が省略され
ている。
又、この実施例において、柱フレーム41は、3本の柱
材42を単一の横行材61に重ね溶接し、かつ柱材42を斜行
材62にて補強接続することにて構成されている。
(物品受材の取付構造) 物品受材13は、構築完了された骨組構造体12を継なぎ
材43にて取付けられる。この時、この棚構造体10にあっ
ては、隣接して立設された2本の柱材42間の継なぎ材43
に物品受材13を1組だけ設け、隣接する2本の柱材42に
挟まれる1間口に設けた上述1組の物品受材13に1パレ
ットを載架可能とする。
継なぎ材43への物品受材13の取付構造は、第9図
(A)、(B)に示す如く、物品受材13の脚部81に設け
たL型取付座82を継なぎ材43の所定位置に載せた後、L
型頭付ピン83を、L型取付座82と継なぎ材43の対応位置
に予め設けてある取付孔に落し込む如くに係着すること
によりなされる。
次に、上記実施例の作用について説明する。
本発明による棚構造体10の設置方法では、主として、 (a)基礎部材24と定規25とを直角格子状に連結して基
礎部材24を据付けること(b)定規25を取外すこと にて、基礎部材24に取付けたアンカーボルト26の間隔
を、正確にX方向柱間隔Px、Y方向柱間隔Pyに定めるこ
とができる。即ち、定規25には工場等で正確なX方向柱
間隔Pxに基礎部材24との連結孔28を設けられているか
ら、この定規25を基礎部材24に連結して据付けることに
て、X方向柱間隔Pxを正確に設定できる。又、基礎部材
24には工場等で正確なY方向柱間隔Pyに定規取付孔27を
設けられているから、Y方向柱間隔Pyを正確に設定でき
る。従って、棚構造体10を構築するに際し、その柱間隔
をX方向とY方向の両方で高精度に定めることができ
る。
定規25にはアンカーボルト26を直接取付けるところが
なく、アンカーボルト26は基礎部材24にのみ取付けられ
る。従って、定規25はアンカーボルト取付孔27を何ら備
えないから、アンカーボルト打設のためのコンクリート
が付着しにくく、しかも基礎部材24の据付完了後には撤
去できる。このため、定規25の撤去性、再使用性がよ
く、作業性を向上できる。
アンカーボルト26は基礎部材24に取付けられて該基礎
部材24とともにコンクリートで打設される。従って、ア
ンカーボルト26は基礎部材24の孔に単に挿通せしめられ
るものでなく、基礎部材24に取付けられて位置決めさ
れ、その位置決め状態のまま該基礎部材24とともにコン
クリートで打設される。このため、アンカーボルト26の
上下左右の位置決め性がよく、柱間隔を高精度に設定で
きる。
複数の柱42に継なぎ材43を連結するに際し、継なぎ材
43に備えてある柱42との連結部44を工場等で正確な柱42
間隔(PxもしくはPy)にて設けておくことにより、各柱
42の立設間隔を高精度に定めることができる。
物品受材13が柱でなく、継なぎ材に設けられた。従っ
て、柱42及び物品受材13のトラック等による輸送段階
で、柱42に物品受材13の如くの突出物を有さず、柱42の
積層を密にし、効率よく輸送することができる。
尚、本発明の実施において、基礎部材に固定設置され
る3本以上の柱材と、継なぎ材にて連結される3本以上
の柱材とは、必ずしも同一の柱材にて互いに一致せしめ
られることを要しない。例えば、隣接するA、B、C、
D、E、Fの6本の柱材がある時、基礎部材にはA、
B、Cの3本の柱材を固定設置し、継なぎ材によりC、
D、E、Fの4本の柱材を連結するものであっても良
い。これによれば、全柱材を基礎部材と継なぎ材の両方
に連結することなく、それらの位置精度を確保できる。
次に、第12図(A)、(B)に示される、本発明の棚
構造体の別の実施例について説明する。
第12図(A)は第1図(A)とは別の棚構造体におけ
る基礎構造体の一実施例を示す斜視図、第12図(B)は
第1図(B)とは別の棚構造体における骨組構造体の一
実施例を示す斜視図である。
棚構造体100の基礎構造体110は、アンカーボルト取付
部材240の長手方向がX方向(アンカーボルト取付部材
の長手方向に各柱フレーム間隔Pxに対応する各位置にア
ンカーボルト取付孔300を備えている)に配設されてい
る以外は、第1図(A)の基礎構造体と同じである。
又、棚構造体100の骨組構造体120は、柱材420の脚部の
アンカーボルトとの固定孔の位置が異なる(X方向に穿
設されている)以外は、第1図(B)の骨組構造体と同
じである。
即ち、この第12図(A)、(B)の実施例が、前述第
1図〜第11図の実施例と実質的に異なる点は、隣接して
立設される3本以上の柱材420を単一のアンカーボルト
取付部材240(基礎部材)に固定設置するようにしたこ
とにある。
次に、第13図に示される、本発明の棚構造体の更に別
の実施例について説明する。
第13図は第1図(B)或いは第12図(B)の要部の別
実施例(2パレット/間口)を示す斜視図である。
第13図の実施例が、前述第1図〜第12図の実施例と実
質的に異なる点は、隣接して立設される2本の柱材42間
の継なぎ材43に2組の物品受材130を設け、隣接する2
本の柱材42に挟まれる1間口に設けた上述2組の物品受
材130に2パレットを載架可能としたことにある。この
実施例における如く、隣接する柱材間の継なぎ材に複数
組の物品受材を設けることにより、柱フレームの所要数
を削減することができる。
尚、第13図の実施例では、物品受材130にストッパ84
を設けてある。ストッパ84は、地震時におけるパレット
のX方向ずれ防止用である。この時、ストッパ84のX方
向取付位置は、パレットが最もずれて片側のストッパ84
に接触しても、該パレットが反対側の物品受材130から
はずれることのない位置に定められる。このストッパ84
は、第9図〜第12図の物品受材13に設けるものであって
も良い。
又、第13図の実施例においても、継なぎ材43への物品
受材130の取付構造は、第9図(B)において示したと
同様なL型頭付ピン83を用いている。
尚、本発明の棚構造体は、柱フレーム間隔Px或いは柱
材の間隔Pyを一定ピッチとすることなく、所望の間隔に
設定するものであっても良い。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、棚構造体を構築するに
際し、その柱間隔をX方向とY方向の両方で高精度に定
め且つその作業性を向上するとともに、物品受材の輸送
時における柱材の積層を密にし、効率よく輸送可能とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明の棚構造体における基礎構造体の
一実施例を示す斜視図、第1図(B)は本発明の棚構造
体における骨組構造体の一実施例を示す斜視図、第2図
は基礎構造体を示す断面図、第3図は基礎構造体の束材
を示す正面図、第4図は基礎構造体のアンカーボルト取
付部材を示す斜視図、第5図は基礎構造体の連結フレー
ムを示す平面図、第6図(A)は骨組構造体の構築過程
を示す正面図、第6図(B)は第6図(A)の側面図、
第7図は骨組構造体を分解して示す斜視図、第8図は骨
組構造体の柱材と継なぎ材を示す斜視図、第9図(A)
は継なぎ材に対する棚受材の取付過程を示す斜視図、第
9図(B)は継なぎ材に対する物品受材の取付構造を示
す側面図、第10図は骨組構造体と棚受材を示す斜視図、
第11図は骨組構造体の変形例を示す斜視図、第12図
(A)は第1図(A)とは別の棚構造体における基礎構
造体を示す斜視図、第12図(B)は第1図(B)とは別
の棚構造体における骨組構造体を示す斜視図、第13図は
第1図(B)或いは第12図(B)の腰部の別実施例(2
パレット/間口)を示す斜視図である。 尚、第1図(B)及び第12図(B)には、物品受材13、
斜行ブレース52、水平ブレース53等は省略され、第13図
には、斜行ブレース、水平ブレース、斜行材等は省略さ
れている。 10、100……棚構造体、 11、110……基礎構造体、 12、120……骨組構造体、 13、130……棚受材、 24、240……アンカーボルト取付部材(基礎部材)、 25……連結フレーム(定規)、 26……アンカーボルト、 27……連結孔(定規取付孔)、 28……連結孔、 30、300……アンカーボルト取付孔、 41……柱フレーム、 42、420……柱材、 43……継なぎ材、 44……柱連結部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の基礎部材のそれぞれに複数のアンカ
    ーボルトを取付け、これらの基礎部材とアンカーボルト
    をコンクリートで打設し、複数の柱を各アンカーボルト
    に固定するとともに、複数の柱を継なぎ材にてれ連結
    し、柱と継なぎ材とで囲まれる棚領域を形成する棚構造
    体の設置方法において、 基礎部材との連結孔をX方向柱間隔Pxで少なくとも3カ
    所備えた定規を用い、 基礎部材にY方向柱間隔Pyでアンカーボルト取付孔と、
    定規取付孔をそれぞれ少なくとも3カ所設けておき、 基礎部材の定規取付孔と定規の連結孔とを合わせて基礎
    部材と定規を直角格子状に連結して基礎部材を据付ける
    とともに、基礎部材のアンカーボルト取付孔にアンカー
    ボルトを取付け、 基礎部材から定規を取外すとともに、基礎部材とアンカ
    ーボルトをコンクリートで打設し、 更に、前記基礎部材に取付けられたアンカーボルトに固
    定した柱に、複数の柱との連結部を備えた継なぎ材を連
    結し、 該継なぎ材に部品受材を設けたことを特徴とする棚構造
    体の設置方法。
  2. 【請求項2】上記物品受材が隣接して立設された2本の
    柱材間に複数組設けられている、請求項1記載の棚構造
    体の設置方法。
JP2115902A 1990-05-07 1990-05-07 棚構造体の設置方法 Expired - Lifetime JP2539281B2 (ja)

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