JP7415984B2 - 自動倉庫のベタ基礎の施工方法、自動倉庫、および配筋用の目標指示具 - Google Patents

自動倉庫のベタ基礎の施工方法、自動倉庫、および配筋用の目標指示具 Download PDF

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Description

本発明は、自動倉庫のベタ基礎の施工方法、自動倉庫、および配筋用の目標指示具に関する。
従来、鉄筋コンクリートのベタ基礎にアンカーボルトを埋設し、当該アンカーボルト上に自動倉庫を組み立てる自動倉庫の施工方法が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平8-144292号公報
このような自動倉庫の施工方法において、アンカーボルトとして後施工アンカーを用いる場合、当該後施工アンカーによって鉄筋コンクリート内の鉄筋を損傷したり、切断したりするような事態は、極力避けるべきである。
そこで、本発明は、例えば、鉄筋と後施工アンカーとの干渉を生じ難くすることが可能となるような、改善された新規な自動倉庫のベタ基礎の施工方法、自動倉庫、および配筋用の目標指示具を得ることを、目的の一つとする。
本発明の自動倉庫のベタ基礎の施工方法は、例えば、自動倉庫を支える鉄筋コンクリートのベタ基礎を施工する自動倉庫のベタ基礎の施工方法であって、略水平な第一方向に延びるとともに前記第一方向と垂直で略水平な第二方向に間隔をあけて配置される複数の第一主鉄筋と、前記第二方向に延びるとともに前記第一方向に間隔をあけて配置される複数の第二主鉄筋とを、配置する第一配筋工程であって、平面視で、前記第一主鉄筋と前記第二主鉄筋との交差位置が、それぞれ、基準格子点からのずれが所定範囲内に収まるように、前記複数の第一主鉄筋と前記複数の第二主鉄筋とを配置する、第一配筋工程と、平面視で前記基準格子点または前記交差位置を中心とし前記第一方向に延びた辺および前記第二方向に延びた辺を有した基準四角形の角部となる四つの角位置に対して所定のクリアランスを確保した状態で、互いに隣り合う第一主鉄筋の間に前記第一方向に延びた複数の第一副鉄筋を配置するとともに、互いに隣り合う第二主鉄筋の間に前記第二方向に延びた複数の第二副鉄筋を配置する、第二配筋工程と、前記第一配筋工程および前記第二配筋工程の後に、コンクリートを打設する打設工程と、前記打設されたコンクリートの上面の、平面視において前記角位置と重なる位置に、後施工アンカーを施工するアンカー施工工程と、を備える。
本発明の自動倉庫は、例えば、略水平な第一方向に延びるとともに前記第一方向と垂直で略水平な第二方向に間隔をあけて配置される複数の第一主鉄筋と前記第二方向に延びるとともに前記第一方向に間隔をあけて配置される複数の第二主鉄筋とが格子状に配置された主鉄筋メッシュと、互いに隣接した前記第一主鉄筋の間に配置され前記第一方向に延びた複数の第一副鉄筋と互いに隣接した前記第二主鉄筋の間に配置され前記第二方向に延びた複数の第二副鉄筋とを含む副鉄筋メッシュと、前記主鉄筋メッシュおよび前記副鉄筋メッシュを内包したコンクリートと、を有し、略水平面である上面を有した鉄筋コンクリートのベタ基礎と、上端が前記上面から露出した状態で前記ベタ基礎に埋設され、平面視で、前記第一主鉄筋と前記第二主鉄筋との交差位置のそれぞれについて、当該交差位置を囲み前記第一方向に略沿う辺および前記第二方向に略沿う辺を有した仮想四角形の頂点となる位置であって前記主鉄筋メッシュおよび前記副鉄筋メッシュから外れた位置に配置された複数の後施工アンカーと、前記交差位置の上方に位置した脚部であって当該交差位置の周りに配置された複数の後施工アンカーに固定された脚部を有した鉄骨を含んで構成され、それぞれ物品を収容可能な複数の物品収納部を有した、骨組構造と、前記物品収納部への物品の搬入および前記物品収納部からの物品の搬出を行う搬送機構と、を備える。
また、本発明の配筋用の目標指示具は、例えば、ベタ基礎が形成される収容部の底面上に載置可能に構成された第一端部と、前記第一端部から当該第一端部が前記底面上に載置された状態で上方となる第三方向に延び前記第三方向と交差した断面において四角形の角部となる位置に配置された互いに平行な四つの延部と、前記第一端部とは反対側で前記四つの延部と固定された第二端部と、前記第二端部と前記四つの延部のうちの少なくとも一部とを有した第二部材と、少なくとも前記第一端部を含む第一部材と、前記第二部材を前記第一部材から前記第三方向に分離可能に結合した結合部と、を有する。
図1は、第1実施形態のベタ基礎の施工方法を含む自動倉庫の施工方法の手順を示す例示的なフローチャートである。 図2は、実施形態のベタ基礎の施工方法において目印としての水糸が張られた状態を示す例示的かつ模式的な平面図である。 図3は、第1実施形態のベタ基礎の施工方法において主鉄筋が配置された状態を示す例示的かつ模式的な平面図である。 図4は、第1実施形態のベタ基礎の施工方法においてさらに副鉄筋が配置された状態を示す例示的かつ模式的な平面図である。 図5は、図4の一部を拡大した図である。 図6は、実施形態のベタ基礎上に施工された自動倉庫の一部の例示的かつ模式的な平面図である。 図7は、実施形態のベタ基礎上に施工された自動倉庫の下部の例示的かつ模式的な正面図である。 図8は、実施形態のベタ基礎上に施工された自動倉庫の下部の例示的かつ模式的な側面図である。 図9は、第2実施形態のベタ基礎の施工方法を含む自動倉庫の施工方法の手順を示す例示的なフローチャートである。 図10は、実施形態のベタ基礎の施工方法において用いられる目標指示具の例示的かつ模式的な斜視図である。 図11は、図10の目標指示具の結合部を示す例示的かつ模式的な分解側面図である。 図12は、第2実施形態のベタ基礎の施工方法において目標指示具、主鉄筋、および副鉄筋が配置された状態を示す図5と同等位置における例示的かつ模式的な平面図である。 図13は、第2実施形態のベタ基礎の施工方法において目標指示具、主鉄筋、および副鉄筋が配置された状態を示す例示的かつ模式的な側面図である。 図14は、第2実施形態のベタ基礎の施工方法において図13の状態の後、コンクリートが打設された状態を示す例示的かつ模式的な側面図である。 図15は、第2実施形態のベタ基礎の施工方法において図14の状態の後、打設されたコンクリートが固化する前に目標指示具の着脱部が上方に引き抜かれた後の状態を示す例示的かつ模式的な側面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成から得られる作用および結果(効果)は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によっても実現可能である。また、本発明によれば、下記の構成によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)のうち少なくとも一つを得ることが可能である。
なお、本明細書において、序数は、方向や、位置、距離、部材、部品、部位等を区別するために便宜上付与されており、優先順位や順番を示すものではない。
また、各図中には、基礎および自動倉庫における各方向が矢印で示されている。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに交差するとともに、互いに直交している。Z方向は、鉛直方向に略沿っており、矢印Zは、鉛直上方を指している。Z方向は、上下方向とも称されうる。X方向およびY方向は、水平方向に略沿っている。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態のベタ基礎の施工方法を含む自動倉庫の施工方法の手順を示すフローチャートである。図1に示されるように、本実施形態の自動倉庫の組立方法は、目印の設定(S10)、主鉄筋の配置(S20)、副鉄筋の配置(S30)、コンクリートの打設(S40)、後施工アンカーの施工(S50)、および自動倉庫の組立(S60)を含む。これら工程のうち、S10~S50により、自動倉庫を支える鉄筋コンクリートのベタ基礎が施工される。すなわち、自動倉庫のベタ基礎の施工方法は、S10~S50を含む。なお、ベタ基礎には、高さ位置が異なる複数の鉄筋のメッシュが含まれる場合がある。本実施形態では、ベタ基礎の上面の近く(例えば、上面から50[mm]程度下方)に位置し後施工アンカーが鉄筋を避けて貫通する当該鉄筋のメッシュ、およびその配置についてのみ説明され、他の層の鉄筋のメッシュについての説明は省略される。
[目印の設定(S10)]
図2は、S10において水糸104X,104Yが張られた状態を示す平面図である。S10~S50により作られるベタ基礎100(図2には不図示、図6~8参照)は、底面101と型枠102の内側面とで囲まれた収容部103内に施工される鉄筋コンクリートである。収容部103の底面101は、例えば、捨てコンクリートの上面であり、略水平面である。また、型枠102は、底面101から垂直上方に突出した壁状の部材であり、X方向またはY方向に延びている。なお、型枠102は、ベタ基礎の施工後、取り外される。
S10において、目印は、例えば、X方向に張られた水糸104Xと、Y方向に張られた水糸104Yとによって、設定される。複数の水糸104Xが、Y方向に所定間隔で張られ、複数の水糸104Yが、X方向に所定間隔で張られる。これにより、目印として、水糸104Xと水糸104Yとが交差した基準格子点Ptが設定される。水糸104X,104Yは、平面視において基準格子点Ptが自動倉庫の脚部213(図2には不図示、図6~8参照)の中心位置と重なるように配置される。配筋は、基準格子点Ptおよび水糸104X,104Yを目印として実行される。基準格子点Ptは、目標位置とも称されうる。なお、以下では、説明の便宜上、これら目印を第一目印と称する。
なお、図2の例では、水糸104X,104Yは、例えば、型枠102の上端間に掛け渡されている。ただし、これには限定されず、水糸104X,104Yは、例えば、鉄筋や、杭のような、底面101よりも上方に突出した突出物間で掛け渡されてもよいし、下の層の鉄筋に取り付けられた桟木等を利用して張られてもよい。なお、施工されたベタ基礎100に埋もれてしまう第一目印については、当該第一目印とは別に、当該第一目印と所定の相対的な位置関係を有したベタ基礎に埋もれない別の第一目印が設定されてもよい。
[主鉄筋の配置(S20)]
図3は、S20において第一主鉄筋11および第二主鉄筋12が配置された状態を示す平面図である。S20では、平面視において、X方向に延びてY方向に間隔をあけた複数の第一主鉄筋11と、Y方向に延びてX方向に間隔をあけた複数の第二主鉄筋12とが、第一目印としての水糸104X,104Yおよび基準格子点Ptに対して、所定の位置関係で位置合わせされるよう、配置される。具体的には、例えば、第一主鉄筋11は、それぞれ、水糸104Xに略沿って延びるように配置される。第二主鉄筋12は、それぞれ、水糸104Yに略沿って延びるように配置される。また、第一主鉄筋11および第二主鉄筋12は、当該第一主鉄筋11と第二主鉄筋12との交差位置Pcが基準格子点Ptとのずれが所定範囲内に収まるように、配置される。また、この場合の所定範囲は、例えば、±5[mm]に設定される。このように、交差位置Pcは、基準格子点Ptと位置合わせされる。したがって、交差位置Pcも、自動倉庫の脚部213に対応して配置されることになる。なお、本明細書において、鉄筋を「配置する」とは、鉄筋を一時的に置くことを意味するのではなく、鉄筋を、所定の位置に、すなわち位置決めされた状態に、設置することを指す。S20は、第一配筋工程の一例である。
また、図3に示されるように、本実施形態では、第一主鉄筋11および第二主鉄筋12ともに、複数の鉄筋が重ね継手13を介して長手方向に継がれた構成を有している。この場合において、第一主鉄筋11の重ね継手13は、X方向に互いに隣接した交差位置Pc間に位置している。また、第二主鉄筋12の重ね継手13は、Y方向に互いに隣接した交差位置Pc間に位置している。第一主鉄筋11および第二主鉄筋12において重ね継手13を介して接続される各鉄筋の長さは、重ね継手13が交差位置Pc間に丁度位置するよう、予め調整される。このような構成および配置により、他の部位よりも幅が広い重ね継手13が交差位置Pcに位置することにより、交差位置Pcを基準格子点Ptに位置合わせし難くなるのが、抑制される。また、自動倉庫の脚部213と結合される後施工アンカーは、基準格子点Ptの近傍に配置されるため、仮に、交差位置Pcに幅の広い重ね継手13が位置すると、第一主鉄筋11または第二主鉄筋12と後施工アンカーとが干渉しやすくなってしまう。この場合、干渉を抑制するため交差位置Pcの基準格子点Ptに対する位置決め精度をより高くする必要が生じ、その分、施工の手間や時間が増大してしまう虞がある。この点、本実施形態によれば、重ね継手13が互いに隣接した交差位置Pc間に位置しており、各交差位置Pcにおいて第一主鉄筋11および第二主鉄筋12の幅をより狭くすることができるため、上述したような施工の手間や時間の増大を抑制できる。なお、本実施形態では、第一主鉄筋11および第二主鉄筋12ともに、長さをより長く確保するため、複数の鉄筋が重ね継手13を介して継がれた構成を有しているが、これには限定されず、第一主鉄筋11および第二主鉄筋12のうち少なくともいずれか一方は、1本の鉄筋により構成してもよい。重ね継手13は第一主鉄筋11または第二主鉄筋12を長くする必要がある場合に設けられればよい。
[副鉄筋の配置(S30)]
図4は、S30において第一副鉄筋21および第二副鉄筋22が配置された状態を示す平面図である。S30では、X方向に延びてY方向に間隔をあけた複数の第一副鉄筋21と、Y方向に延びてX方向に間隔をあけた複数の第二副鉄筋22とが、配置される。複数の第一副鉄筋21は、X方向に互いに隣り合う二つの第一主鉄筋11の間に配置されるとともに、複数の第二副鉄筋22は、Y方向に互いに隣り合う二つの第二主鉄筋12の間に配置される。S30は、第二配筋工程の一例である。
また、第一副鉄筋21および第二副鉄筋22は、後に施工される後施工アンカーと干渉しないよう、平面視において、基準四角形Sの角部となる四つの角位置に対して所定のクリアランスを確保した状態、すなわち離間した状態で、配置される。図4に示されるように、基準四角形Sは、基準格子点Ptを中心とし、X方向に延びた二辺とY方向に延びた二辺とを有した長方形または正方形として設定される。当該四角形の角位置は、基準格子点Ptおよび交差位置Pcの周りにおいて、後施工アンカーが施工される位置となる。すなわち、基準四角形Sの中心に対する相対的な角部の位置は、自動倉庫の脚部の中心に対する後施工アンカーの相対的な位置となるよう、設定される。なお、基準格子点Ptに対する交差位置Pcのずれを比較的小さくできる場合には、基準四角形Sの中心を、交差位置Pcとしてもよい。
図5は、図4における基準格子点Ptおよび交差位置Pcの近傍を拡大して示した平面図である。図5に示されるように、平面視において、位置決めのための仮想的な基準四角形Sの角部となる角位置Peは、基準四角形Sの中心、すなわち基準格子点Ptを中心として、当該基準格子点PtからのX方向の距離が±Dx,Y方向の距離が±Dyとなる位置に設定される。そして、各角位置Peを中心として、後施工アンカーの直径と公差範囲最大のずれの積み上げを考慮した余裕代とを加算した仮想的なクリアランス円Ccが設定され、第一副鉄筋21および第二副鉄筋22は、クリアランス円Ccから離間した位置において、所定間隔で配置される。一例として、Dx=100[mm]、Dy=100[mm]である場合に、クリアランス円Ccの直径は、例えば、40[mm]である。
さらに、図5に示されるように、第一主鉄筋11と角位置Peとの間には、第一副鉄筋21が配置されてもよい。このような構成によれば、第一副鉄筋21が配置される分、自動倉庫の荷重が印加される脚部213の直下において、ベタ基礎100の強度および剛性をより高めることができる。
[コンクリートの打設(S40)および後施工アンカーの施工(S50)]
S30の後、第一主鉄筋11、第二主鉄筋12、第一副鉄筋21、および第二副鉄筋22が配置された収容部103内に、コンクリートが打設され、鉄筋コンクリートが形成される(S40)。そして、鉄筋コンクリートが固化した後、当該鉄筋コンクリートの上面の、平面視において角位置Peと重なる位置に、例えば、接着系アンカーのような後施工アンカー105(図7,8参照)が施工される(S50)。この場合、平面視において角位置Peと重なる位置は、例えば、型枠102間で掛け渡される水糸104X,104Yのような、ベタ基礎に埋もれない位置に設けられている第一目印を基準として、当該第一目印に対して相対的に定めることができる。また、後施工アンカーは、上端がベタ基礎から露出した状態で、当該ベタ基礎に埋設される。後施工アンカーは、例えば、スタッドボルトのような、自動倉庫の脚部の固定に用いられる取付部(固定部)を有している。
[自動倉庫の構成および施工(S60)]
図6は、自動倉庫200の一部の平面図、図7は、自動倉庫200の下部の正面図、図8は、自動倉庫200の下部の側面図である。
図6~8に示されるように、自動倉庫200は、X方向に間隔をあけて配置された二つの棚210を備えている。棚210は、形材や管材等を組み合わせた骨組構造を有しており、Y方向およびZ方向にマトリクス状に配置された複数の物品収納部211を有している。物品Aは、物品収納部211のそれぞれにおいて、不図示の棚部材によって支持される。棚210は、骨組構造の一例である。
搬送路220は、二つの棚210の間において、X方向に略一定の幅でY方向およびZ方向に延びた空間である。
また、自動倉庫200は、物品Aを搬送可能な搬送機構230を備えている。搬送機構230は、例えば、移動体231を有したスタッカクレーンである。移動体231は、搬送路220において、物品Aを保持して水平方向(本実施形態では、一例としてY方向)および垂直方向(Z方向)に移動可能に構成されるとともに、搬入位置(不図示)、搬出位置(不図示)、および収納位置(物品収納部211)との間で、物品Aを受渡可能に構成される。ただし、搬送機構230は、例えば、水平方向のみに移動する移動台車が上下方向に複数段設けられた移動台車システムのような、スタッカクレーンとは異なる構成を有してもよい。
図7,8に示されるように、棚210は、ベタ基礎100の上面100a上に載置される脚部213を有している。脚部213は、上述した基準格子点Ptと上下方向に重なる位置に設けられる。また、脚部213の下端には、フランジ213aが設けられている。一例として、後施工アンカー105が上面100aから上方に突出したスタッドボルト105aを有し、フランジ213aに、貫通孔や切欠きのような開口(不図示)が設けられている場合、S60において、当該開口を貫通したスタッドボルト105aにナットのような固定具213bが固定されることにより、脚部213すなわち棚210と、後施工アンカー105すなわちベタ基礎100とが、結合される。
以上、説明したように、本実施形態では、S20(第一配筋工程)において、交差位置Pcの基準格子点Ptに対するずれが所定範囲内に収まるよう、第一主鉄筋11と第二主鉄筋12とが配置される。次に、S30(第二配筋工程)において、基準格子点Ptまたは交差位置Pcを中心とした基準四角形Sの角部となる角位置Peに対して所定のクリアランスを確保した状態で、第一副鉄筋21および第二副鉄筋22が配置される。次に、S40において(打設工程)において、コンクリートが打設され、その後、S50(アンカー施工工程)において、平面視において角位置Peと重なる位置に、後施工アンカー105が施工される。
このような施工方法によれば、例えば、後施工アンカー105を、脚部213と対応した位置に、より精度良く配置することができるとともに、第一主鉄筋11、第二主鉄筋12、第一副鉄筋21、および第二副鉄筋22と、後施工アンカー105とを、互いに干渉し難い状態で、かつより精度良く配置することができる。
また、本実施形態によれば、第一主鉄筋11と第二主鉄筋12との交差位置Pcと脚部213とが上下方向に重なっている。このような構成によれば、例えば、ベタ基礎100のうち第一主鉄筋11および第二主鉄筋12が配置された剛性および強度が比較的高い部位によって、自動倉庫200をより強固に支持することができる。
さらに、本実施形態によれば、平面視で第一主鉄筋11と角位置Peとの間に第一副鉄筋21が配置されている。このような構成によれば、例えば、脚部213の下部またはその近傍に、第一主鉄筋11および第二主鉄筋12に加えて、第一副鉄筋21を配置することができる分、自動倉庫200を、より強固に支持することができる。なお、平面視で第二主鉄筋12と角位置Peとの間に第二副鉄筋22が配置された場合も、同様の効果が得られる。また、第一主鉄筋11と角位置Peとの間に第一副鉄筋21が配置されるとともに、第二主鉄筋12と角位置Peとの間に第二副鉄筋22が配置された場合には、ベタ基礎100は、自動倉庫200を、より一層強固に支持することができる。
[第2実施形態]
図9は、第2実施形態の自動倉庫の施工方法の手順を示すフローチャートである。第2実施形態では、主鉄筋および副鉄筋の位置決めに、目標指示具が利用され、施工方法の手順には、上記第1実施形態の手順に、目標指示具の設定(S11)および目標指示具の除去(S41)が追加されている。S11は、S10の後かつS20の前に実行され、S41は、S40の後かつS50の前に実行される。なお、本実施形態でも、図9のS10~S60のうち、S10~S50によって、自動倉庫を支える鉄筋コンクリートのベタ基礎が施工される。すなわち、自動倉庫のベタ基礎の施工方法は、図9のS10~S50を含む。
[目標指示具の構成]
図10は、目標指示具20の斜視図である。目標指示具20は、固定部20-1と、着脱部20-2と、を有している。固定部20-1は、ベタ基礎100が施工される収容部103の底面101に固定される部位である。着脱部20-2は、結合部20dにおいて、固定部20-1に、上方へ分離可能に接続されている。固定部20-1は、第一部材の一例であり、着脱部20-2は、第二部材の一例である。
目標指示具20は、底板20aと、複数の延部20bと、天板20cと、を有している。
底板20aは、長方形状(四角形状)かつ板状の形状を有している。本実施形態では、底板20aは、正方形状の形状を有しているが、これには限定されない。底板20aには開口20a1が設けられ、軽量化が図られている。また、本実施形態では、開口20a1は円形状の形状を有しているが、当該円形状には限定されない。底板20aは、ベタ基礎100(図6~8参照)が施工される収容部103の底面101(図2~5参照)上に載置可能に構成されている。目標指示具20は、底板20aが底面101上に載置された状態で、当該ベタ基礎100に固定される。底板20aは、例えば、釘のような固定具によって底面101上に固定される。ただし、固定具は、釘には限定されない。底板20aは、第一端部の一例である。なお、第一端部の形状は、板状には限定されない。
延部20bは、底板20aから当該底板20aに対して垂直に延びている。目標指示具20は、ベタ基礎100に固定された状態において、延部20bが底板20aから上方へ延びるよう、構成されている。目標指示具20は、四つの延部20bを有しており、各延部20bは、四角形状の底板20aの角部に寄せて配置されている。これら四つの延部20bは、平行である。延部20bの延び方向と垂直な断面において、四つの延部20bの中心は、長方形、本実施形態では一例として正方形の角部となる位置に配置されるとともに、四つの角位置Peと同じ相対的な位置関係となるよう、配置されている。また、延部20bの直径は、クリアランス円Ccと同じ直径である。
延部20bの底板20aとは反対側の端部には、天板20cが取り付けられている。天板20cは、底板20aと平行に設けられている。また、天板20cは、長方形状かつ板状の形状を有している。本実施形態では、天板20cは、正方形状の形状を有しているが、これには限定されない。また、天板20cには開口が設けられ、軽量化が図られている。本実施形態では、開口20c1は、天板20cの外縁の四辺と平行な内縁の四辺によって形成されており、長方形状の形状を有している。すなわち、天板20cは、長方形状かつ枠状の形状を有している。天板20cは、第二端部の一例である。なお、第二端部の形状は、板状には限定されない。
また、延部20bは、底板20aと固定されている第一部位20b1と、天板20cと固定されている第二部位20b2と、を有しており、第一部位20b1と第二部位20b2とが、延部20bの長手方向の中間に位置する結合部20dにおいて分離可能に接続されている。なお、結合部20dの位置は、長手方向の中間位置には限定されず、例えば、底板20aと延部20bとの境界部分、すなわち根元部分であってもよい。結合部20dが根元部分に設けられた場合、固定部20-1は、底板20aを有しかつ延部20bを有さず、着脱部20-2は、天板20cおよび延部20bを有する。
図11は、延部20bの結合部20dを示す側面図である。結合部20dにおいて、第一部位20b1の底板20aとは反対側には、延部20bの直径よりも小さい直径で突出した円柱状の凸部20d1が設けられ、第二部位20b2の天板20cとは反対側の端部には、凸部20d1を収容可能な円筒状の凹部20d2が設けられている。このような構成において、凸部20d1を凹部20d2に挿入することにより、第一部位20b1と第二部位20b2とが一体化されて一続きの延部20bとなり、ひいては、固定部20-1と着脱部20-2とが一体化される。逆に、凸部20d1を凹部20d2から引き抜くことにより、第一部位20b1と第二部位20b2とが分離され、ひいては、固定部20-1と着脱部20-2とが分離する。なお、第一部位に凹部が設けられ、第二部位に凸部が設けられてもよい。また、結合部20dは、延部20bの長手方向に分離可能に一体化されている嵌合構造であればよく、図11の構造には限定されない。
[目標指示具の設定(S11)]
S11において、目標指示具20は、上述したように、収容部103の底面101上に接した状態で固定される。この際、目標指示具20は、着脱部20-2が固定部20-1に取り付けられ、かつ平面視において、底板20aの中心が基準格子点Ptと重なるとともに延部20bのそれぞれの中心(軸心)が角位置Peと重なり、かつ延部20bが上下方向に延びる状態で、底面101に固定される。なお、延部20bが上下方向に延びるよう、底面101と底板20aとの間には、適宜シム等が挟まれてもよい。
また、S11における位置合わせを容易に行えるよう、目標指示具20には、位置合わせ用の目印が設けられてもよい。以下、目標指示具20に設けられる目印を、説明の便宜上、第二目印と称する。第二目印は、例えば、平面視において水糸104X,104Yのような第一目印と重ね合わせて見ることができるよう設けられており、具体的には、図10に示されるような天板20cに設けられた線20c2や点20c3であってもよい。第二目印としての線20c2および点20c3は、例えば、目標指示具20が、基準格子点Ptおよび角位置Peに対して、正しく取り付けられた状態で、点20c3が、延部20bの中心20bcすなわち角位置Peを示し、線20c2が、基準格子点Ptを通りX方向またはY方向に延びる基準線を示すよう、構成される。これら第二目印は、例えば、塗布膜(印刷)や、突起、凹部、凸条、凹溝等によって作られてもよい。また、第二目印は、S11における目標指示具20の設置のための目印としてのみならず、主鉄筋を配置する工程(S20)や、副鉄筋を配置する工程(S30)において、配筋のための目印としても利用することができる。なお、第二目印は、底板20aに設けられてもよい。また、天板20cの四角形状の開口20c1のエッジの各辺を、四つの延部20bの中心20bcを角部とする四角形の各辺と平行に形成することにより、当該開口20c1、すなわち枠状の形状を有した天板20cを、位置および姿勢(方向)のガイドとして用いることができる。この場合、開口20c1のエッジは、S11における第二目印の一例であると言える。
[主鉄筋の配置(S20)および副鉄筋の配置(S30)]
図12は、底面101上に目標指示具20が設置された後、S20およびS30において当該目標指示具20の近傍に配置された第一主鉄筋11、第二主鉄筋12、第一副鉄筋21、および第二副鉄筋22を示す平面図である。ここで、目標指示具20は、底面101上に設置された状態で、天板20cが、第一主鉄筋11、第二主鉄筋12、第一副鉄筋21、および第二副鉄筋22よりも上方に位置するよう、構成されている。この場合、着脱部20-2の一部である延部20bの第二部位20b2は、第一主鉄筋11、第二主鉄筋12、第一副鉄筋21、および第二副鉄筋22によって形成されるメッシュを貫通することになる。
上述したように、S11で設置された目標指示具20の中心は基準格子点Ptであり、複数の延部20bの中心20bcは角位置Peであり、延部20bの外周はクリアランス円Ccを示す。このような構成において、S20では、平面視において、第一主鉄筋11および第二主鉄筋12の交差位置Pcが、目標指示具20の中心である基準格子点Ptに位置するよう、例えば、第一主鉄筋11および第二主鉄筋12を線20c2のような第二目印に対して所定の位置関係となるよう配置することができる。すなわち、S20では、第一主鉄筋11および第二主鉄筋12は、着脱部20-2の一部である天板20cに設けられた第二目印としての線20c2や点20c3に対して、所定の位置関係となるように配置される。よって、本実施形態によれば、目標指示具20を利用して、第一主鉄筋11および第二主鉄筋12と後施工アンカー105との干渉を、より確実に回避することができる。
また、S30では、第一副鉄筋21および第二副鉄筋22は、少なくとも延部20bと離間した状態に配置される。よって、本実施形態によれば、第一副鉄筋21および第二副鉄筋22と後施工アンカー105との干渉を回避することができる。さらに、S30では、平面視において、延部20bの中心20bcを示す第二目印としての点20c3と所定の位置関係となりかつ延部20bと干渉しないように、第一副鉄筋21および第二副鉄筋22を配置することができる。すなわち、S30では、第一副鉄筋21および第二副鉄筋22は、着脱部20-2の一部である天板20cに設けられた第二目印としての線20c2や点20c3に対して、所定の位置関係となるように配置される。このような配置により、第一副鉄筋21および第二副鉄筋22と後施工アンカー105との干渉を、より確実に回避することができる。
[目標指示具の除去(S41)]
図13は、収容部103の底面101(図2~4参照)上に目標指示具20が設置された後、当該目標指示具20の近傍に配置された第一主鉄筋11、第二主鉄筋12、第一副鉄筋21、および第二副鉄筋22が配置された状態を示す側面図である。図14は、図13の後、コンクリートが打設された状態を示す側面図である。また、図15は、打設されたコンクリートが完全に固化する前に着脱部20-2が上方に引き抜かれた状態を示す図である。図13に示されるように、天板20cは、第一主鉄筋11、第二主鉄筋12、第一副鉄筋21、および第二副鉄筋22よりも上方に位置している。また、図14に示されるように、天板20cは、打設されたコンクリートの上面、すなわち固化する前のベタ基礎100の上面100aよりも上方に位置している。すなわち、着脱部20-2は、固定部20-1から、上面100aよりも高い位置まで延びている。図14,15に示されるように、天板20cが上面100aよりも上方に露出しているため、作業員は、コンクリートが固化する前に、天板20cを上方に引き上げることで、着脱部20-2を固定部20-1から上方に引き抜くことができる。着脱部20-2が固定部20-1から上方へ引き抜かれると、着脱部20-2が抜けた部分は流動性を有した状態のコンクリートで埋められ、図15に示されるような状態となる。この場合、図示されないが、固定部20-1は、ベタ基礎100内に残存することになる。また、結合部20dは、上面100aよりも下方に位置しているため、図15に示されるように、固定部20-1は、上面100aよりも上方に突出することはない。また、結合部20dは、後施工アンカー105の最深部よりも下方に位置するよう、構成される。
このように、本実施形態によれば、目標指示具20を利用して、第一主鉄筋11、第二主鉄筋12、第一副鉄筋21、および第二副鉄筋22を、より精度良く配置することができ、ひいては第一主鉄筋11、第二主鉄筋12、第一副鉄筋21、および第二副鉄筋22と、後施工アンカー105との干渉を、より確実に回避することができる。
以上、本発明の実施形態が例示されたが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各構成や、形状、等のスペック(構造、種類、方向、型式、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
11…第一主鉄筋
12…第二主鉄筋
13…重ね継手
20…目標指示具
20-1…固定部
20-2…着脱部
20a…底板(第一端部)
20a1…開口
20b…延部
20b1…第一部位
20b2…第二部位
20bc…中心
20c…天板(第二端部)
20c1…開口
20c2…線
20c3…点
20d…結合部
20d1…凸部
20d2…凹部
21…第一副鉄筋
22…第二副鉄筋
100…ベタ基礎
100a…上面
101…底面
102…型枠
103…収容部
104X,104Y…水糸
105…後施工アンカー
105a…スタッドボルト
200…自動倉庫
210…棚(骨組構造)
211…物品収納部
213…脚部
213a…フランジ
213b…固定具
220…搬送路
230…搬送機構
231…移動体
A…物品
Cc…クリアランス円
Pc…交差位置
Pe…角位置
Pt…基準格子点
S…基準四角形
X…方向(第一方向)
Y…方向(第二方向)
Z…方向(第三方向)

Claims (6)

  1. 自動倉庫を支える鉄筋コンクリートのベタ基礎を施工する自動倉庫のベタ基礎の施工方法であって、
    略水平な第一方向に延びるとともに前記第一方向と垂直で略水平な第二方向に間隔をあけて配置される複数の第一主鉄筋と、前記第二方向に延びるとともに前記第一方向に間隔をあけて配置される複数の第二主鉄筋とを、配置する第一配筋工程であって、平面視で、前記第一主鉄筋と前記第二主鉄筋との交差位置が、それぞれ、基準格子点からのずれが所定範囲内に収まるように、前記複数の第一主鉄筋と前記複数の第二主鉄筋とを配置する、第一配筋工程と、
    平面視で前記基準格子点または前記交差位置を中心とし前記第一方向に延びた辺および前記第二方向に延びた辺を有した基準四角形の角部となる四つの角位置に対して所定のクリアランスを確保した状態で、互いに隣り合う第一主鉄筋の間に前記第一方向に延びた複数の第一副鉄筋を配置するとともに、互いに隣り合う第二主鉄筋の間に前記第二方向に延びた複数の第二副鉄筋を配置する、第二配筋工程と、
    前記第一配筋工程および前記第二配筋工程の前に、前記ベタ基礎が施工される底面に固定されるとともに前記ベタ基礎の上面となる位置よりも高い位置まで延びた目標指示具であって、前記底面に固定される固定部と、前記ベタ基礎に施工される後施工アンカーの最深部よりも下方となる位置において当該固定部に対して上方へ分離可能に当該固定部と接続された着脱部と、を有した目標指示具を、前記底面上に設置する、指示具設置工程と、
    前記第一配筋工程および前記第二配筋工程の後に、コンクリートを打設する打設工程と、
    前記第一配筋工程および前記第二配筋工程の後、前記打設工程で打設される前記コンクリートが固化するよりも前に、前記固定部に対して前記着脱部を上方へ引き抜く、指示具除去工程と、
    前記打設されたコンクリートの上面の、平面視において前記角位置と重なる位置に、前記後施工アンカーを施工するアンカー施工工程と、
    を備え
    前記目標指示具は、前記固定部が前記底面上に設置された状態で、平面視での前記角位置において前記第一主鉄筋および前記第二主鉄筋より下方となる位置と前記第一主鉄筋および前記第二主鉄筋より上方となる位置との間でそれぞれ上下方向に延びた複数の延部を有し、前記固定部と前記着脱部とが前記延部の途中において分離可能に構成され、
    前記第一配筋工程において、前記第一主鉄筋および前記第二主鉄筋が前記延部と離間した状態に配置され、
    前記第二配筋工程において、前記第一副鉄筋および前記第二副鉄筋が前記延部と離間した状態に配置される、自動倉庫のベタ基礎の施工方法。
  2. 前記角位置は、前記ベタ基礎に埋もれない目印に基づいて定まる、請求項1に記載の自動倉庫のベタ基礎の施工方法。
  3. 前記第一主鉄筋は、複数の鉄筋が重ね継手を介して継がれて構成されており、
    前記第一配筋工程では、前記第一主鉄筋は、前記重ね継手が前記第一方向に互いに隣接した前記交差位置間に位置するよう、配置される、請求項1または2に記載の自動倉庫のベタ基礎の施工方法。
  4. 前記第二主鉄筋は、複数の鉄筋が重ね継手を介して継がれて構成されており、
    前記第一配筋工程では、前記第二主鉄筋は、前記重ね継手が前記第二方向に互いに隣接した前記交差位置間に位置するよう、配置される、請求項1~3のうちいずれか一つに記載の自動倉庫のベタ基礎の施工方法。
  5. 前記第二配筋工程において、平面視で前記延部と前記第一主鉄筋との間に前記第一副鉄筋が配置される、請求項1~のうちいずれか一つに記載の自動倉庫のベタ基礎の施工方法。
  6. 前記第二配筋工程において、平面視で前記延部と前記第二主鉄筋との間に前記第二副鉄筋が配置される、請求項1~のうちいずれか一つに記載の自動倉庫のベタ基礎の施工方法。
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