JP2539278B2 - 棚構造体の設置方法 - Google Patents
棚構造体の設置方法Info
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Description
関するものであり、特にスタッカークレーン等を利用し
て物品が入出庫される自動倉庫の保管棚として好適な棚
構造体に関する。
号公報(従来例1)、特開平2−33009号公報(従来例
2)がある。
プレートを所定間隔(Py)で固定し、各金属プレートに
柱を立設するものを開示している。
を開示している。
アンカーボルトを、当該基礎部材の長手方向(Y方向)
においてのみ所定間隔(Py)をなすように設定できるに
すぎない。即ち、従来例1、2には、基礎部材に直交す
る方向(X方向)で相隣る基礎部材のそれぞれに取付け
られているアンカーボルトの間隔(Px)を正確に定める
ことの技術手段を開示するところが全くない。このた
め、従来例1、2では、棚構造体の柱間隔をX方向とY
方向の両方で高精度に定めることに困難がある。
X方向とY方向の両方で高精度に定め且つその作業性を
向上することを目的とする。
れに複数のアンカーボルトを取付け、これらの基礎部材
とアンカーボルトをコンクリートで打設し、複数の柱を
各アンカーボルトに固定するとともに、複数の柱を継な
ぎ材にて連結し、柱と継なぎ材とで囲まれる棚領域を形
成する棚構造体の設置方法において、基礎部材との連結
孔をX方向柱間隔Pxで少なくとも3カ所備えた定規を用
い、基礎部材にY方向柱間隔Pyでアンカーボルト取付孔
と、定規取付孔をそれぞれ少なくとも3カ所設けてお
き、基礎部材の定規取付孔と定規の連結孔とを合わせて
基礎部材と定規を直角格子状に連結して基礎部材を据付
けるとともに、基礎部材のアンカーボルト取付孔にアン
カーボルトを取付け、基礎部材から定規を取外すととも
に、基礎部材とアンカーボルトをコンクリートで打設す
るようにしたものである。
効果がある。
材を据付けること (b)定規を取外すこと にて、基礎部材に取付けたアンカーボルトの問題を、正
確にX方向柱間隔Px、Y方向柱間隔Pyに定めることがで
きる。即ち、定規には工場等で正確なX方向柱間隔Pxに
基礎部材との連結孔を設けられているから、この定規を
基礎部材に連結して据付けることにて、X方向柱間隔Px
を正確に設定できる。又、基礎部材には工場等で正確な
Y方向柱間隔Pyに定規取付孔を設けられているから、Y
方向柱間隔Pyを正確に設定できる。従って、棚構造体を
構築するに際し、その柱間隔をX方向とY方向の両方で
高精度に定めることができる。
く、アンカーボルトは基礎部材にのみ取付けられる。従
って、定規はアンカーボルト取付孔を何ら備えないか
ら、アンカーボルト打設のためのコンクリートが付着し
にくく、しかも基礎部材の据付完了後には撤去できる。
このため、定規の撤去性、再使用性がよく、作業性を向
上できる。
とともにコンクリートで打設される。従って、アンカー
ボルトは基礎部材の孔に単に挿通せしめられるものでな
く、基礎部材に取付けられて位置決めされ、その位置決
め状態のまま該基礎部材とともにコンクリートで打設さ
れる。このため、アンカーボルトの上下左右の位置決め
性がよく、柱間隔を高精度に設定できる。
例を示す斜視図、第1図(B)は棚構造体における骨組
構造体の一実施例を示す斜視図、第2図は基礎構造体を
示す断面図、第3図は基礎構造体の束材を示す正面図、
第4図は基礎構造体の基礎部材(アンカーボルト取付部
材)を示す斜視図、第5図は基礎構造体の連結部材(連
結フレーム)を示す平面図、第6図(A)は骨組構造体
の構築過程を示す正面図、第6図(B)は第6図(A)
の側面図、第7図は骨組構造体を分解して示す斜視図、
第8図は骨組構造体の柱材と継なぎ材を示す斜視図、第
9図は継なぎ材に対する物品受材の取付過程を示す斜視
図、第10図は骨組構造体と物品受材を示す斜視図、第11
図は骨組構造体の変形例を示す斜視図である。
て構成される。棚構造体10は、自動倉庫等に用いられ、
骨組構造体12が形成する各棚領域に設けられた物品受材
13上にパレットを載架可能としている。
明する。
打込まれる多数のジャッキ付束材21と、束材21のレベル
調整ボルト22にてレベル調整された支持台23上に溶接さ
れるアンカーボルト取付部材24(基礎部材)(第3図参
照)と、アンカーボルト取付部材24にボルト接合される
連結フレーム25(定規)と、アンカーボルト取付部材24
に取付けられるアンカーボルト26を有して構成される。
これにより、基礎構造体11は、床面内に配設され、骨組
構造体12の後述する柱フレーム41が固定されるアンカー
ボルト26を備える。
同列上にて隣接する3本以上の各柱フレーム41の柱材42
に対応すべく、各柱フレーム間隔Pxに対応する所定位置
に配設され、連結フレーム25との係合手段(連結孔)27
(定規取付孔)を備えている。尚、アンカーボルト取付
部材24は、その長手方向に柱フレーム41の各個内での柱
材間隔Pyに対応する各位置にも上記連結孔27を備えてい
る。そして、連結フレーム25はその一辺をアンカーボル
ト取付部材25に直交する如くに設けられ、かつ各アンカ
ーボルト取付部材24の連結孔27に対応する連結孔28を、
予め各柱フレーム間隔Px、及び柱フレーム41の各個内で
の柱材間隔Pyで設けられている。29は連結ボルトであ
る。これにより、基礎構造体11のアンカーボルト取付部
材24が備えるアンカーボルト取付孔30は、同列上にて隣
接する3本以上の柱対応範囲に渡り、アンカーボルト位
置決め用定規である連結フレーム25により各柱フレーム
間隔Pxに対応する所定位置に位置決めされて設定され
る。
したT形鋼であり、そのウエブに工場溶接された受材24
Aを束材21の支持台23上に溶接される(第4図参照)。
又、アンカーボルト取付部材24は工場にて予め、連結フ
レーム25のための連結孔27、アンカーボルト26のための
取付孔30を穿設されている。アンカーボルト取付部材24
がその長手方向に備える連結孔27の間隔は前述のPyであ
り、又、取付孔30の間隔P1、P2も定ピッチである。
溶接されたものであり、対角同長ブレース31により対角
部位を連結され、予め直角精度が確保されている(第5
図参照)。或いは、連結フレーム25に必要な枠材、ブレ
ース31を工場で精度良く製作し、現地で組み立てるよう
にしても良い。
如くである。
(Px)にて配設する。
配設のための原点位置の基準となる正確な位置に設定
し、支持台23に溶接する。
せる。
外のアンカーボルト取付部材24を連結フレーム25に直角
格子状にボルト接合する。アンカーボルト取付部材24の
連結孔27と連結フレーム25の連結孔28とを連結ボルト29
で接合する。これにより、上記で選択した1本のアン
カーボルト取付部材24以外のアンカーボルト取付部材24
の位置決めが、自動的に高精度でなされ、結果として、
各アンカーボルト取付部材24が備えるアンカーボルト取
付孔30が自動的に高精度で位置決めされる。この後、各
アンカーボルト取付部材24を支持台23に溶接する。
ルト26を取付け、その後、コンクリート34を打設する。
に溶接した後には、連結フレーム25を撤去し、他へ転用
しても良い。
体11のアンカーボルト26に固定されて床面上に並設され
る複数の柱フレーム41の各柱材42を、互いに継なぎ材43
にて連結して構成され、柱材42と継なぎ材43とで囲まれ
る棚領域を形成する。
る面内にて互いに隣接する3本の柱材42を予め工場にて
組立てたものである。又、Y方向の端部に立設される柱
フレーム(図示せず)は、継なぎ材の延在方向に直交す
る面内にて互いに隣接する2本の柱材を予め工場で組立
てたものを用いる。
は、同列上にて隣接する3本以上の柱範囲に渡って延在
される単一の継なぎ材43に予め設けられている柱連結部
44にボルト係合される(第8図参照)。
Pxで上記柱連結部44が穿設されている。そして、柱フレ
ーム41には、工場で予め、上記継なぎ材43の柱連結部44
に連結される連結片45が溶接されている。
結部材46を介して連結されても良く、或いは第11図に示
す如くの連結部材47、48を介して連結されても良い。
如くである。
し、転倒防止用ロープ51で仮止めする(第6図(A)、
(B)参照)。
(B)参照)。
端部柱フレーム41と2番目柱フレーム41とを仮止めする
(第6図(A)、第7図参照)。
入れし、仮止めする。これを1本の継なぎ材43にて連結
できる最大範囲の柱フレーム41までくり返す。
7図、第8図参照)。継なぎ材43を支持するため、仮止
めしておく。
の各柱材42の鉛直度を調整し、柱材42と継なぎ材43とを
本止めする。
めし、斜行ブレース52及び水平ブレース53も本止めす
る。
フレーム41を建入れする際に、柱フレーム41の柱材42の
鉛直度を調整しておき、においてその他端部の柱フレ
ーム41の鉛直度を調整、確認の後、上記本止めを行なう
ようにしても良い。
明確にするために、第7図においては斜行ブレース52
が、第6図(A)においては水平ブレース53が省略され
ている。
材42を単一の横行材61に重ね溶接し、かつ柱材42を斜行
材62にて補強接続することにて構成されている。
材43に、第9図、第10図に示す如く取付けられる。
礎部材24を据付けること(b)定規25を取外すこと にて、基礎部材24に取付けたアンカーボルト26の間隔
を、正確にX方向柱間隔Px、Y方向柱間隔Pyに定めるこ
とができる。即ち、定規25には工場等で正確なX方向柱
間隔Pxに基礎部材24との連結孔28を設けられているか
ら、この定規25を基礎部材24に連結して据付けることに
て、X方向柱間隔Pxを正確に設定できる。又、基礎部材
24には工場等で正確なY方向柱間隔Pyに定規取付孔27を
設けられているから、Y方向柱間隔Pyを正確に設定でき
る。従って、棚構造体10を構築するに際し、その柱間隔
をX方向とY方向の両方で高精度に定めることができ
る。
なく、アンカーボルト26は基礎部材24にのみ取付けられ
る。従って、定規25はアンカーボルト取付孔27を何ら備
えないから、アンカーボルト打設のためのコンクリート
が付着しにくく、しかも基礎部材24の据付完了後には撤
去できる。このため、定規25の撤去性、再使用性がよ
く、作業性を向上できる。
部材24とともにコンクリートで打設される。従って、ア
ンカーボルト26は基礎部材24の孔に単に挿通せしめられ
るものでなく、基礎部材24に取付けられて位置決めさ
れ、その位置決め状態のまま該基礎部材24とともにコン
クリートで打設される。このため、アンカーボルト26の
上下左右の位置決め性がよく、柱間隔を高精度に設定で
きる。
43に備えてある柱42との連結部44を工場等で正確な柱42
間隔(PxもしくはPy)にて設けておくことにより、各柱
42の立設間隔を高精度に定めることができる。
る3本以上の柱材と、継なぎ材にて連結される3本以上
の柱材とは、必ずしも同一の柱材にて互いに一致せしめ
られることを要しない。例えば、隣接するA、B、C、
D、E、Fの6本の柱材がある時、基礎部材にはA、
B、Cの3本の柱材を固定設置し、継なぎ材によりC、
D、E、Fの4本の柱材を連結するものであっても良
い。これによれば、全柱材を基礎部材と継なぎ材の両方
に連結することなく、それらの位置精度を確保できる。
構造体の別の実施例について説明する。
る基礎構造体の一実施例を示す斜視図、第12図(B)は
第1図(B)とは別の棚構造体における骨組構造体の一
実施例を示す斜視図である。
部材240の長手方向がX方向(アンカーボルト取付部材
の長手方向に各柱フレーム間隔Pxに対応する各位置にア
ンカーボルト取付孔300を備えている)に配設されてい
る以外は、第1図(A)の基礎構造体と同じである。
又、棚構造体100の骨組構造体120は、柱材420の脚部の
アンカーボルトとの固定孔の位置が異なる(X方向に穿
設されている)以外は、第1図(B)の骨組構造体と同
じである。
1図〜第11図の実施例と実質的に異なる点は、隣接して
立設される3本以上の柱材420を単一のアンカーボルト
取付部材240(基礎部材)に固定設置するようにしたこ
とにある。
のではなく、柱フレーム41間に複数対の物品受材13を設
けて、複数のパレットを載架可能としても良く、又、柱
フレーム間隔Px或いは柱材の間隔Pyは一定ピッチでなく
ても良く、所望の間隔に設けられても良い。
間隔をX方向とY方向の両方で高精度に定め且つその作
業性を向上することができる。
一実施例を示す斜視図、第1図(B)は本発明の棚構造
体における骨組構造体の一実施例を示す斜視図、第2図
は基礎構造体を示す断面図、第3図は基礎構造体の束材
を示す正面図、第4図は基礎構造体のアンカーボルト取
付部材を示す斜視図、第5図は基礎構造体の連結フレー
ムを示す平面図、第6図(A)は骨組構造体の構築過程
を示す正面図、第6図(B)は第6図(A)の側面図、
第7図は骨組構造体を分解して示す斜視図、第8図は骨
組構造体の柱材と継なぎ材を示す斜視図、第9図は継な
ぎ材に対する棚受材の取付過程を示す斜視図、第10図は
骨組構造体と棚受材を示す斜視図、第11図は骨組構造体
の変形例を示す斜視図、第12図(A)は第1図(A)と
は別の棚構造体における基礎構造体を示す斜視図、第12
図(B)は第1図(B)とは別の棚構造体における骨組
構造体を示す斜視図である。 尚、第1図(B)及び第12図(B)には、物品受材13、
斜行ブレース52、水平ブレース53等は省略されている。 10、100……棚構造体、 11、110……基礎構造体、 12、120……骨組構造体、 13……棚受材、 24、240……アンカーボルト取付部材(基礎部材)、 25……連結フレーム(定規)、 26……アンカーボルト、 27……連結孔(定規取付孔)、 28……連結孔 30、300……アンカーボルト取付孔、 41……柱フレーム、 42、420……柱材、 43……継なぎ材、 44……柱連結部。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の基礎部材のそれぞれに複数のアンカ
ーボルトを取付け、これらの基礎部材とアンカーボルト
をコンクリートで打設し、複数の柱を各アンカーボルト
に固定するとともに、複数の柱を継なぎ材にて連結し、
柱と継なぎ材とで囲まれる棚領域を形成する棚構造体の
設置方法において、 基礎部材との連結孔をX方向柱間隔Pxで少なくとも3カ
所備えた定規を用い、 基礎部材にY方向柱間隔Pyでアンカーボルト取付孔と、
定規取付孔をそれぞれ少なくとも3カ所設けておき、 基礎部材の定規取付孔と定規の連結孔とを合わせて基礎
部材と定規を直角格子状に連結して基礎部材を据付ける
とともに、基礎部材のアンカーボルト取付孔にアンカー
ボルトを取付け、 基礎部材から定規を取外すとともに、基礎部材とアンカ
ーボルトをコンクリートで打設することを特徴とする棚
構造体の設置方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2090285A JP2539278B2 (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | 棚構造体の設置方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2090285A JP2539278B2 (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | 棚構造体の設置方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03288705A JPH03288705A (ja) | 1991-12-18 |
JP2539278B2 true JP2539278B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=13994252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2090285A Expired - Lifetime JP2539278B2 (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | 棚構造体の設置方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (1)
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JPS5961345U (ja) * | 1982-10-13 | 1984-04-21 | オ−エム工業株式会社 | 布基礎アンカ−ボルトの位置決めプレ−ト |
JPS5971849U (ja) * | 1982-11-08 | 1984-05-16 | 大成建設株式会社 | 柱主筋固定装置 |
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JPH0164503U (ja) * | 1987-10-20 | 1989-04-25 | ||
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JP2580271B2 (ja) * | 1988-07-22 | 1997-02-12 | 株式会社ダイフク | 枠組棚 |
JPH0238203A (ja) * | 1988-07-26 | 1990-02-07 | Daifuku Co Ltd | 巾の異なる荷の入出庫方法 |
-
1990
- 1990-04-06 JP JP2090285A patent/JP2539278B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH03288705A (ja) | 1991-12-18 |
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