JP2539117Y2 - 海苔製造装置 - Google Patents

海苔製造装置

Info

Publication number
JP2539117Y2
JP2539117Y2 JP1991045168U JP4516891U JP2539117Y2 JP 2539117 Y2 JP2539117 Y2 JP 2539117Y2 JP 1991045168 U JP1991045168 U JP 1991045168U JP 4516891 U JP4516891 U JP 4516891U JP 2539117 Y2 JP2539117 Y2 JP 2539117Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
drying chamber
laver
holder
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991045168U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04129795U (ja
Inventor
喜俊 大坪
Original Assignee
株式会社大坪鉄工
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社大坪鉄工 filed Critical 株式会社大坪鉄工
Priority to JP1991045168U priority Critical patent/JP2539117Y2/ja
Publication of JPH04129795U publication Critical patent/JPH04129795U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2539117Y2 publication Critical patent/JP2539117Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Edible Seaweed (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は海苔製造装置に係り、海
苔簀ホルダーを乾燥室の後部から前部へ搬送しながら、
生海苔を乾燥する様構成することにより、乾燥室の温度
管理を有利に行うようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、現在、一般に実施されている海
苔製造装置を示している。100は乾燥室であり、その
内部には、海苔簀ホルダー101を搬送する無端チェン
から成る無端コンベヤ102が配設されている。乾燥室
100の前部には、入口部103が開口されている。こ
の入口部103の前方に、第2の無端コンベヤ104が
配設されており、この無端コンベヤ104の走行路に、
抄部105、脱水部106、剥部107、洗浄部108
が設けられている。次に動作を説明する。抄部105に
おいて、海苔簀ホルダー101の簀に抄着された生海苔
は、続いて脱水部106で脱水される。次いで海苔簀ホ
ルダー101は乾燥室100内を循環し、その間に、生
海苔は乾燥されて乾海苔となる。次いで海苔簀ホルダー
101は入口部103から乾燥室100外へ送り出され
て、無端コンベヤ104に受け渡され、剥部107にお
いて、乾海苔は簀から剥ぎ取られる。次いで簀を洗浄部
108により洗浄したうえで、海苔簀ホルダー101は
抄部105へ戻される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、乾燥室10
0に搬入された直後の生海苔は、含水率はきわめて高く
(一般に1000%以上)、したがって搬入直後のエリ
アAにおいては、高温雰囲気により急速乾燥することが
望ましい。また搬出直前の海苔は、乾燥が十分に進んで
いることから、含水率はかなり低く、したがって搬出直
前のエリアBにおいては、比較的低温の雰囲気により、
ゆっくりと乾燥させることが望ましい。また両エリア
A,B以外のエリアは、中程度の温度雰囲気にすること
が望ましい。ところが、上記2つのエリアA,Bは、共
に入口部103に近い同一ブロックに位置しているた
め、一方のエリアAを高温雰囲気に、また他方のエリア
Bを低温雰囲気にすることは実際上きわめて困難であ
り、両エリアA,Bは同様の雰囲気温度にならざるを得
なかった。したがって、エリアAを高温度とするため
に、入口部103の温度を上げると、エリアBも高温度
となって、乾燥過剰となり、これと反対に、エリアBを
低温度とするために、入口部103の温度を下げると、
エリアAも低温度となって、乾燥初期の生海苔の乾燥が
進まない問題があった。そこで本考案は、上記従来手段
の問題点を解消した海苔製造装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 このために本考案は、
抄部7及び脱水部8を通過した海苔簀ホルダー3を、乾
燥室1の底部に沿ってこの乾燥室1の後部へ搬送する転
送コンベヤ9と、乾燥室1の内部にあって、海苔簀ホル
ダー3を乾燥室1の後部から前部へ向かって搬送し、更
に上記搬送コンベヤ6に受け渡す室内コンベヤ2とを設
けたものである。
【0005】
【作用】上記構成によれば、含水率の高い乾燥初期の生
海苔が位置する乾燥室1の後部付近のエリアE1と、含
水率の低い乾燥終了直前の海苔が位置する乾燥室前部の
前部付近のエリアE2は、完全に切り離されることか
ら、両エリアE1,E2を別々に温度管理して、一方を
高温雰囲気に、また他方を低温雰囲気にすることができ
る。
【0006】
【実施例】次に、図面を参照しながら本考案の実施例を
説明する。図1は海苔製造装置の側面図である。1は乾
燥室であり、その内部には、無端チェンから成る室内コ
ンベヤ2が配設されている。この室内コンベヤ2は、4
0番以下の小形チェンコンベヤである。3は海苔簀ホル
ダーであり、この海苔簀ホルダー3の簀に抄着された生
海苔は、この室内コンベヤ2により搬送されながら乾燥
される。この海苔簀ホルダー3は、コンベヤ2により、
乾燥室1の後部から前部の出口部4へ向って搬送され
る。乾燥室1の前方には、無端チェンから成る搬送コン
ベヤ6が配設されている。また乾燥室1の底部に沿うよ
うに、転送コンベヤ9が配設されている。搬送コンベヤ
6の下側走行路には、抄部7、脱水部8が設けられてい
る。また搬送コンベヤ6の上側走行路には、剥部10が
設けられている。したがって、抄部7において簀に生海
苔が抄着された海苔簀ホルダー3は、脱水部8を経て、
ポイントAにおいて搬送コンベヤ6から転送コンベヤ9
へ受け渡され、水平な姿勢のまま乾燥室1内の前部から
後部へ向ってまっすぐに搬送される。この海苔簀ホルダ
ー3は、この転送コンベヤ9に水平状態で搬送されるこ
とにより、乾燥室1底部の搬送用スペースを小さくして
いる。なお、搬送コンベヤ6と転送コンベヤ9を、同一
の無端チェンから構成することも設計上可能であり、ま
たコンベヤ9は乾燥室1の底部の内側に配設してもよ
く、あるいは外側に配設してもよい。また海苔簀ホルダ
ー3は、乾燥室1後部のポイントBにおいて転送コンベ
ヤ9から室内コンベヤ2へ受け渡され、直立姿勢で乾燥
室1の前部の出口部4側へ搬送される。更に海苔簀ホル
ダー3は、ポイントCにおいて、室内コンベヤ2から搬
送コンベヤ6へ受け渡されて、剥部10へ送られ、簀か
ら乾海苔が剥ぎ取られる。乾海苔が剥ぎ取られた海苔簀
ホルダー3は、搬送コンベヤ6により、抄部7に戻され
る。上記のように、海苔簀ホルダー3は、乾燥室1の後
部から前部へ向ってまっすぐに搬送される。したがっ
て、乾燥初期であって生海苔の含水率がきわめて高く、
高温雰囲気が必要な後部付近のエリアE1と、乾燥終了
直前であって、海苔の含水率が低く、低温雰囲気が必要
な出口部4付近のエリアE2は完全に切り離されてお
り、両エリアE1,E2を完全に別々に温度制御するこ
とができる。なお、乾燥室の熱源であるバーナは、従来
2〜3個設置されていたが、本考案の場合、乾燥室の全
長は長くなることから4個以上設置し、場所的にきめ細
かい温度制御を行うことが望ましい。
【0007】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、抄部7及
び脱水部8を通過した海苔簀ホルダー3を、乾燥室1の
底部に沿ってこの乾燥室1の後部へ搬送する転送コンベ
ヤ9と、乾燥室1の内部にあって、海苔簀ホルダー3を
乾燥室1の後部から前部へ向かって搬送し、更に上記搬
送コンベヤ6に受け渡す室内コンベヤ2とを構成してい
るので、後部付近のエリアE1と前部付近のエリアE2
を別個に温度管理して、前者を高温雰囲気に、また後者
を低温雰囲気に保ちながら、海苔の乾燥を良好に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】海苔製造装置の断面図
【図2】従来の海苔製造装置の断面図
【符号の説明】
1 乾燥室 2 室内コンベヤ 3 海苔簀ホルダー 6 搬送コンベヤ 7 抄部 8 脱水部 9 転送コンベヤ 10 剥部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥室1と、この乾燥室1の前方に設け
    られた搬送コンベヤ6と、この搬送コンベヤ6に沿って
    配設された抄部7、脱水部8、剥部10と、この抄部7
    及び脱水部8を通過した海苔簀ホルダー3を、上記乾燥
    室1の底部に沿ってこの乾燥室1の後部へ搬送する転送
    コンベヤ9と、乾燥室1の内部にあって、海苔簀ホルダ
    ー3を乾燥室1の後部から前部へ向かって搬送し、更に
    上記搬送コンベヤ6に受け渡す室内コンベヤ2とから成
    ることを特徴とする海苔製造装置。
JP1991045168U 1991-05-20 1991-05-20 海苔製造装置 Expired - Lifetime JP2539117Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991045168U JP2539117Y2 (ja) 1991-05-20 1991-05-20 海苔製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991045168U JP2539117Y2 (ja) 1991-05-20 1991-05-20 海苔製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04129795U JPH04129795U (ja) 1992-11-27
JP2539117Y2 true JP2539117Y2 (ja) 1997-06-25

Family

ID=31925112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991045168U Expired - Lifetime JP2539117Y2 (ja) 1991-05-20 1991-05-20 海苔製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2539117Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04129795U (ja) 1992-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4006536A (en) Concurrent-countercurrent flow grain dryer with air recycling means
JP2539117Y2 (ja) 海苔製造装置
JP2539135Y2 (ja) 海苔製造装置
US3094398A (en) Apparatus for drying macaroni products
JP2016082929A (ja) 製茶乾燥機
CN214665696U (zh) 紫菜烘干设备
JPS62111662A (ja) 海苔乾燥方法および装置
JP2539136Y2 (ja) 海苔製造装置
JPS60120973A (ja) 食品の遠赤外線減圧乾燥方法
JPS5948630B2 (ja) 海苔乾燥装置
JPS6113907Y2 (ja)
JP4217367B2 (ja) 全自動海苔製造装置
JPH11215971A (ja) 乾海苔製造装置
JPS5830509Y2 (ja) 麺類処理機
JP2920516B2 (ja) 乾海苔製造装置の小屋構造
JPS5935109Y2 (ja) 海苔乾燥装置
JPH11318400A (ja) 海苔乾燥装置
JP2688295B2 (ja) 海苔乾燥調整装置
JPS6125671Y2 (ja)
JPS61199770A (ja) 密閉箱体を有する自動乾海苔製造装置
JPH0543891U (ja) 海苔製造装置
JPS5750876A (en) Equipment for washing fruits
JPH04356175A (ja) 海苔乾燥装置
JPH0137429Y2 (ja)
JPS5939909Y2 (ja) 自動乾海苔製造機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term