JP2688295B2 - 海苔乾燥調整装置 - Google Patents

海苔乾燥調整装置

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JP2688295B2
JP2688295B2 JP3121373A JP12137391A JP2688295B2 JP 2688295 B2 JP2688295 B2 JP 2688295B2 JP 3121373 A JP3121373 A JP 3121373A JP 12137391 A JP12137391 A JP 12137391A JP 2688295 B2 JP2688295 B2 JP 2688295B2
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seaweed
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正春 山田
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山田 庄一
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海苔乾燥調整装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上面開口乾燥室の前面開口部から
該乾燥室の内部に亘って間歇回動無端チエンを複数段に
設け、該チエンにそれぞれ海苔簀支持枠の支持杆を設
け、上記前面開口部で上段の海苔簀支持枠を下段に受渡
し、乾燥室内を複数回迂回蛇行させる海苔乾燥装置が本
発明者によって開発された(特公昭58−26312
号)。
【0003】この乾燥装置では乾燥室内に無数の海苔簀
がチエンの1ピッチ毎に複数段(2段以上)に保持され
ているため熱風の上昇流通抵抗が大であって乾燥速度が
遅く、湿気の停滞によって最終段(最下層)の乾燥海苔
はしっとり又はふわふわと柔軟であるが腰が弱いため品
質の良いものが得られ難いという問題がある。
【0004】又乾燥室内を回動する1段のみの間歇回動
無端チエンによるものでは熱風の上昇流通抵抗が小であ
って風通りが速いから多量の熱風にさらされ乾燥が速
く、そのため乾燥海苔は湿度が少くぱりぱりに固く乾燥
し、時として過乾燥による亀裂を生じるという問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記複数段乾
燥部と1段乾燥との組合せによって、腰が強くしかもふ
わふわ又はしっとりと柔かい品質優秀な乾燥海苔を得る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は前面、上面を開口し、左右両側板及び後端板
よりなる海苔乾燥室内に、前面開口部の上部から前後方
向に複数段に蛇行し前面開口部の下部に到る海苔簀支持
移送装置を設けてなる海苔乾燥機において、最下段
の蛇行部が、上段の蛇行部の後方に延長され、最下段の
蛇行部に沿う加熱風送風口を設けてなる海苔乾燥調整装
置海苔簀支持移送装置が複数段の間歇回動無端チエ
ンと該チエンにそれぞれ海苔簀枠支持杆を設けてなり、
上段側上記チエンの下側移行部終端開口部から下段側上
記チエンの上側移行部始端開口部に上記支持杆によって
支持された海苔簀支持枠を受渡し、かつ上記複数段の無
端チエンの回動方向がそれぞれ同一方向である上記発明
記載の海苔乾燥調整装置蛇行部が上記無端チエンによっ
て形成された上記第1又は第2発明記載の海苔乾燥調整
装置上面開口部が上段の蛇行部の後部に設けた区画板に
よって複数段の蛇行部側と上記延長側とに区画された上
記第1、第2又は第3発明にそれぞれ記載の海苔乾燥調
整装置によって構成される。
【0007】
【作用】本発明では加熱風送風口6に接続した熱風炉1
2から最下段の上記無端チエン7’の下部に沿って送風
すると加熱風は乾燥室11内の海苔簀13、13間を上
昇して上面開口部3、3’から上方に排出される。区画
板4の前部では最下段を含めた複数段の上記無端チエン
7’の無数の支持杆8に支持された無数の海苔簀支持枠
9に張設した海苔抄製海苔簀13を経て上昇するため流
通抵抗が大で上昇速度が遅く抄製海苔14の蒸発水分に
よる湿気が停滞する。
【0008】しかし上記最下段の無端チエン7’(蛇行
部1)の後方延長部1’側では流通抵抗が小で加熱風の
上昇速度は速いため抄製海苔14の蒸発水分は迅速に上
面開口部3’から排除され該海苔14は充分乾燥して固
く腰の強い乾燥海苔14となって該チエン7’の下側移
行部に伴って区画板4の下方を前方に通過し湿気の多い
複数段の上記無端チエン7’側に入り前面開口部3”に
到る間に腰が強いが柔かい乾燥海苔14となって前面開
口部3”から海苔簀支持枠9と共に乾燥室11外に排除
される。
【0009】
【実施例】床面15上に左右両側板5、5を立設し、後
端板16で該両側板5、5を接続して前面開口部3”及
び上面開口部3、3’を有する海苔乾燥室11を形成す
る。
【0010】上記乾燥室11内には前面開口部3”から
後方に向って間歇回動無端チエン7’、7’を複数段に
設ける。このチエン7’、7’にはそれぞれチエンリン
ク毎に海苔簀枠支持杆8を設け、上段側上記チエン7’
の下側移行部終端開口部10から下段側上記チエン7’
の上側移行部始端開口部10’に上記支持杆8によって
支持された海苔簀支持枠9を下降誘導装置17によって
受渡し複数段の蛇行部1、2による海苔簀支持枠9の移
送装置7を形成することができる(例えば特公昭58−
26312号)。
【0011】上記複数段の無端チエン7’、7’の回動
方向aはそれぞれ同一方向(矢印a)であって最下段の
上記無端チエン7’(蛇行部1)は上段の上記無端チエ
ン7’の後方に延長1’され、かつ上記乾燥室11の上
面開口部3、3’が上段の上記無端チエン7’の後部に
設けた区画板4によって前後に区画され、前面開口部
3”から該区画板4までの空間に上段の上記無端チエン
7’の前後方向全幅及び最下段の上記無端チエン7’の
ほぼ前半部が配置され少くとも2段の上記無端チエン
7’、7’による蛇行部1、2が該空間に設けられる。
【0012】この区画板4から後端板16までの空間に
は最下段の上記無端チエン7’の上記延長部1’が配置
される。そして最下段の上記無端チエン7’に沿って少
くとも一方の側板5の下部に前面開口部3”の下部前端
板18の直後から後端板16の直前まで床面15に沿っ
て送風口6を開口する。この送風口6は必ずしも一連の
ものでなく複数のものを並べたものでも差支えない。
【0013】上記送風口6は上記側板5に沿って床面1
5に設けた熱風炉12の加熱風排出口12’とダクト1
9によって接続され、図2、図3に示すように加熱風が
床面15側から上面開口部3、3’に向って上昇し上方
に排出される。
【0014】尚図中20で示すものは海苔簀枠取卸案内
ガイド、21は海苔簀枠取卸チエンコンベヤ、22は海
苔剥ぎ機、23は海苔抄機、24は海苔脱水機、25は
海苔簀枠移送用間歇コンベヤ、26は脱水海苔抄着海苔
簀枠供給チエンコンベヤ、27は海苔簀枠落下防止ガイ
ド、28は燃焼炉、29は送風ファンである。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので海苔
簀支持枠9が前面開口部3”から複数段の上記蛇行部
1、2で比較的湿気の多い上昇加熱風によって柔かく乾
燥された後最下段の蛇行部1の上記延長部1’において
充分乾燥され腰の強い固い海苔14となり、その後最下
段の上記蛇行部1が前面開口部3”に到る間に湿気が若
干加わって柔かいが腰の強い品質の良い乾燥海苔に調整
される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の海苔乾燥調整装置を示す側面図であ
る。
【図2】図1A−A線による正面図である。
【図3】図1B−B線による正面図である。
【符号の説明】
1 最下段の蛇行部 1’ 延長部 2 上段の蛇行部 3、3’ 上面開口部 3” 前面開口部 4 区画板 5 側板 6 加熱風送風口 7 海苔簀支持枠の移送装置 7’ 間歇回動無端チエン 8 海苔簀枠支持杆 9 海苔簀支持枠 10 下側移行部終端開口部 10’ 上側移行部始端開口部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面、上面を開口し、左右両側板及び後
    端板よりなる海苔乾燥室内に、前面開口部の上部から前
    後方向に複数段に蛇行し前面開口部の下部に到る海苔簀
    支持移送装置を設けてなる海苔乾燥機において、最
    下段の蛇行部が、上段の蛇行部の後方に延長され、最下
    段の蛇行部に沿う加熱風送風口を設けてなる海苔乾燥調
    整装置。
  2. 【請求項2】 海苔簀支持移送装置が複数段の間歇
    回動無端チエンと該チエンにそれぞれ海苔簀枠支持杆を
    設けてなり、上段側上記チエンの下側移行部終端開口部
    から下段側上記チエンの上側移行部始端開口部に上記支
    持杆によって支持された海苔簀支持枠を受渡し、かつ上
    記複数段の無端チエンの回動方向がそれぞれ同一方向で
    ある請求項(1) 記載の海苔乾燥調整装置。
  3. 【請求項3】 蛇行部が上記無端チエンによって形成さ
    れた請求項(1) 又は(2) 記載の海苔乾燥調整装置。
  4. 【請求項4】 上面開口部が上段の蛇行部の後部に設け
    た区画板によって複数段の蛇行部側と上記延長側とに区
    画された請求項(1) (2) 又は(3) にそれぞれ記載の海苔
    乾燥調整装置。
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JPH04349871A JPH04349871A (ja) 1992-12-04
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