JPS5938156Y2 - 海苔乾燥機 - Google Patents

海苔乾燥機

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Publication number
JPS5938156Y2
JPS5938156Y2 JP1980010565U JP1056580U JPS5938156Y2 JP S5938156 Y2 JPS5938156 Y2 JP S5938156Y2 JP 1980010565 U JP1980010565 U JP 1980010565U JP 1056580 U JP1056580 U JP 1056580U JP S5938156 Y2 JPS5938156 Y2 JP S5938156Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot air
seaweed
air intake
drying chamber
drying
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980010565U
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English (en)
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JPS56111793U (ja
Inventor
弥寿孝 田中
Original Assignee
豊和工業株式会社
西部産業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 豊和工業株式会社, 西部産業株式会社 filed Critical 豊和工業株式会社
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Publication of JPS56111793U publication Critical patent/JPS56111793U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、乾燥室本体の乾燥室内に海苔簀移送コンベヤ
ーを架設し、この海苔簀移送コンベヤーに脱水処理後の
海苔簀を保持させて乾燥室内を巡行させ、この巡行され
る海苔簀に熱風を当てて海苔の乾燥を行うようになって
いる海苔乾燥機に関するものである。
この種の海苔乾燥機において+’4雨天の日と晴天の日
とでは乾燥室内に送り込まれる熱風の湿度が大きく変化
し、特に晴天の日には前記熱風の湿度が低くなりすぎて
海苔が過剰乾燥となり、海苔の割れや海苔の剥離や海苔
光沢の低下を生じたり、次工程の剥離工程で海苔が破れ
易くなる等の種々の問題があった。
その為、従来においては海苔簀が乾燥室外に取出される
直前付近に外気取入口を設け、この外気取入口からの外
気と乾燥室内の熱風との混合空気を取出し直前の海苔簀
に当てて過剰乾燥を戻すようにしたものや、熱風発生装
置の加熱炉上に蒸発皿を設けてこの蒸発皿上に水を落と
し、この水を蒸発させて熱風と共に海苔に当てて乾燥を
抑制するようにしたものが知られているが、前者のもの
にあっては晴天の日と雨天の日のように大気の湿度が大
きく異なると海苔の乾燥度合に大きな斑を生ずると共に
、湿度の低い日には過剰乾燥を防止することが困難であ
るという欠点があり、また後者のものにあっては複雑な
加水装置を別途に付設しなげればならず、製造コストが
高くなると共に水を蒸発させる分だけ余分に熱エネルギ
ーが必要であるという欠点があり、今だ十分なものでは
なかった。
そこで本考案は従来装置における欠点を除去することを
主な目的とし、大気の湿度が低いときでも海苔の過剰乾
燥を確実に防止することができてしかも消費エネルギー
を大幅に節減することができ、また構造を簡単化するこ
とができて安価に製造し得るようにした海苔乾燥機を提
供しようとするものである。
以下本願の実施例を図面に基いて詳しく説明する。
図面において、1は上方が開放されている箱形の乾燥室
体、2は乾燥室、3は乾燥室2内に回動可能に架設され
た海苔簀移送コンベヤー(以下コンベヤー3と設す)で
ある。
このコンベヤー3は、第3図に示すように乾燥室2外の
簀掛用変向金具4、ホイール5、取出用変向金具6およ
び乾燥室2の奥部の駆動チェーンホイール(図示省略)
に夫々懸回されかつガイド(図示省略)によって垂れ下
がりが防止されている一対の移送チェーン7゜7と、こ
れらの移送チェーン7.7に取付げられている多数の簀
掛枠8によって構成され、図示しない駆動モーターの回
転による駆動チェーンホイールの間欠回動により矢印方
向に1ピツチずつ間欠移動されるようになっている。
前記乾燥室本体1には片方(第2図において左側)の側
壁1aの下方部に入口から奥部に亘って複数(本実施例
では4つ)の熱風取入口9 a 、9 b・・が設げら
れている。
これらの熱風取入口9a 、9b・・は前記コンベヤー
3より下方の乾燥室2下部に対向され、この乾燥室2下
部には第2図に示すように熱風取入口9a、9b・・か
らの熱風を上向きに変向させる為の3枚の変向板10が
装設されている。
また乾燥室本体1の上方の開口は熱風排出口43に構成
されている。
次に、11は乾燥室本体1の側方に並設された熱風発生
装置で、第1図に示すように2台の熱風発生機12,1
2eが逆向きに連設されて構成されている。
この一方の熱風発生機12は2つの熱風送込ユニツ)1
3,14が連設されて構成され、他方の熱風発生機12
eも2つの熱風送込ユニット13 e t 14 eが
連設されて構成されている。
前記熱風送込ユニット13において、15は上方が開放
されている箱形のユニット本体で、第2,6図に示すよ
うに加熱室16と空気取入室17とを形成している。
このユニット本体15の乾燥室本体1側の側壁15aに
は前記加熱室16および前記乾燥室本体1の熱風取入口
9aと相対向する位置に熱風送出口18が設けられ、こ
の熱風送出口18が熱風取入口9aKこれらに嵌着され
た連通枠19によって連通されている。
また、ユニット本体15の上方の開口は大気取入口20
に構成され、この大気取入口20を介して空気取入室1
7が大気に連通されている。
前記ユニット本体15内には有圧ファン21aを有する
送風機21が加熱室16と空気取入室17間に装設され
、この有圧ファン21aの回転により大気を空気取入室
17内に吸引して加熱室16内に送り込むようになって
いる。
またユニット本体15には加熱室16内を横切るように
加熱炉22と煙突23とが横架されている。
この加熱炉22は他方の熱風送込ユニット14の加熱室
内に延長され、この熱風送込ユニット14の加熱炉とし
て兼用されている。
この加熱炉22の端部にはバーナー24が連結されてい
る。
なお、熱風送込ユニット14以外の熱風送込ユニツN4
,13e。
14eも前記熱風送込ユニット13と同様に構成され(
相対応する部分と同じ符号にアルファベットのeを付し
て示す)、夫々の熱風送出口は乾燥室本体1の相対応す
る熱風取入口9b・・に連通されている。
上記のように構成された海苔乾燥機において、本実施例
では更に次のよ5に構成されている。
即ち、乾燥室本体1の側壁1aの上方部には、乾燥室2
内を巡行される海苔簀の取出位置イに近い仕上乾燥部分
口に熱風を送り込む熱風送込ユニット13と相対向する
位置に熱風環流口25が設けられ、熱風送込ユニット1
3のユニット本体15には側壁15aの上方部に前記熱
風環流口25と相対向する熱風取入口26が設けられて
いる。
この熱風環流口25と熱風取入口26とはこれらに嵌着
された連通枠27によって連通されている。
この連通枠27には連通枠27内を横切る支軸28が回
動自在に支承され、この連通枠27内の支軸28に連通
枠27内の開口量即ち熱風取入口26の開口量を変更し
得るダンパー29が固着されている。
また、連通枠27から突出している支軸28の一端には
第2,3図に示すように回動腕30が固着され、この回
動腕30の先端に操作杆31の上端がピン連結されてい
る。
この操作杆31の下端部には軸方向に長い摺動孔31a
が形成されている。
この摺動孔31aにはユニット本体15に固着されたね
じ受具32に螺合された固定ねじ33が挿通され、この
固定ねじ33の締付けによって操作杆31を任意の高さ
に固定することができ、また固定ねじ33を緩めて操作
杆31を上下動させることによってダンパー29を回動
させ得るようになっている。
一方、熱風送込ユニット13のユニット本体15には大
気取入口20部分に開口枠34が固着され、この開口枠
34にこの開口枠34内を横切る複数本(図面では3本
)の支軸35a、35b、35cが回動自在に支承され
、この開口枠34内の支軸35 a t 35 b t
35cに開口枠34内の開口量即ち大気取入口20の開
口量を変更し得るダンパー36a、36b。
36cが夫々固着されている。
また、開口枠34から突出している支軸35 a t
35 b t 35 cの一端には第2図に示すように
回動腕37a、37b。
37cが夫々固着され、これらの回動腕37a。
37b、37cの先端に連動杆38が平行状態でピン連
結されて各回動腕37a 、37b 、37cの回動が
連動するように構成されている。
更にまた、第2図において左側の支軸35aの一端には
もう1本回動腕39が固着され、この回動腕39の先端
に操作杆40の上端がピン連結されている。
この操作杆40の下端部には前記操作杆31と同様に軸
方向に長い摺動孔40aが形成されている。
この摺動孔40aにはユニット本体15に固着されたね
じ受具41に螺合された固定ねじ42が挿通され、この
固定ねじ42の締付けによって操作杆40を任意の高さ
に固定することができ、また固定ねじ42を緩めて操作
杆40を上下動させることによってダンパー35a 、
36b 、36cを回動させ得るようになっている。
上記構成のものにおいては、海苔抄造、脱水された後の
海苔簀を巡行させるに先立ち、先ず固定ねじ42を緩め
て操作杆40を持上げ、ダンパー36 a t 36
b t 36 cを適当量回動させて大気取入口20の
開口量を適当な大きさに調節し、この状態で固定ねじ4
2を締付けてダンパー36a。
36b 、36cの回動を阻止する。
また、同様に固定ねじ33を緩めて操作杆31を持上げ
、ダンパー29を適当量回動させて熱風取入口26の開
口量を適当な大きさに調節し、この状態で固定ねじ33
を締付けてダンパー290回動を阻止する。
上記大気取入口20の開口量と熱風取入口26の開口量
との大きさは、乾燥室2内の仕上乾燥部分口に送り込ま
れる熱風の湿分がその時々の海苔に適した量となるよう
に大気の湿度や海苔の種類等に応じて経験的に定められ
る。
従って、好ましくは操作杆31,40の下端部に目盛を
付し、予めこの目盛の大きさを経験的に得ておくことに
よって上記調節を容易に行うことができる。
また、前記大気取入口20の開口量と熱風取入口26の
開口量とはおおよそ反比例の関係におくことができるか
ら、大気取入口20と熱風取入口26との開口量の調節
を1本の操作杆の操作によって行うこともできる。
前記のように大気取入口20と熱風取入口26との開口
量の調節を行なった後、各熱風送込ユニット13,14
,13e、14eにおける送風機21の有圧ファン21
aを回転させ、またバーナー24.24eに点火して加
熱炉22゜22eを加熱させる。
これにより有圧ファン21aは大気取入口20から大気
を空気取入室17内に吸引して加熱室16内に送り込み
、この加熱室16内で加熱された熱風を熱風送入口18
、連通枠19内及び熱風取入口9a、♀b・・から乾燥
室2の下方部に送り込む。
この乾燥室2の下方部に送り込まれた熱風は変向板10
によって上向きに方向変換されて上昇され、海苔簀移送
コンベヤー3部分を横切って上方の熱風排出口43から
排出される。
また、乾燥室2の上方部に上昇した熱風の一部は熱風環
流口26、連通枠27内及び熱風取入口26から熱風送
込ユニット13の空気取入室17内に吸引され、大気と
共に再び加熱室16内に供給されて再利用される。
このような状態で、脱水処理後の海苔簀を海苔簀移送コ
ンベヤー3の簀掛枠8に簀掛位置へにて装着して乾燥室
2内を巡行させる。
これにより海苔簀は乾燥室2内を巡行されるに伴い、下
方から吹き上げられる熱風によって徐々に乾燥され、最
後に仕上乾燥部口を巡行されて仕上乾燥され後乾燥室2
外に移行され、取出位置イにおいて簀掛枠8から取外さ
れる。
上記のように海苔簀の乾燥が行われると、海苔簀の乾燥
に使われた比較的湿度の高い熱風が熱風送込ユニット1
3の空気取入室17内に適当量吸引され、この湿度の高
い熱風が大気取入口20から吸引された大気と混合され
て加熱室16内に送り込まれ、乾燥室2内の仕上乾燥部
分口には仕上乾燥に適した湿度をもった熱風が送り込ま
れる。
従って、海苔簀に添着されている海苔は過剰乾燥される
ことなく適当な度合の乾燥が行われる。
なお、前記した大気取入口20と熱風取入口26との開
口量の調節は乾燥室2から取出される海苔の乾燥度合を
みて適宜行えばよい。
上記実施例においては熱風取入口9a、9b・・を乾燥
室本体1の側壁1aに設けているが、これらを乾燥室本
体の底壁に設け、この底壁の下方に形成する連通室から
熱風を送り込むようにしても良く、また熱風排出口は乾
燥室本体の側壁の上方部に設けても良い。
また、熱風環流口26を乾燥室本体の土壁に設け、ダク
トでもってユニット本体の熱風取入口に連通させても良
い。
以上のように本考案にあたっては、海苔簀の仕上乾燥部
分付近に熱風を送り込む熱風送込ユニットに熱風取入口
を設け、この熱風取入口を乾燥室の上方部に連通させ、
更にこの熱風取入口と当該熱風送込ユニットの大気取入
口との開口量を調節し得るダンパーを具備させたので、
ダンパーの開口量を大気の湿度に応じて調節することに
よって海苔の乾燥に使用された湿度の比較的高い熱風を
熱風送込ユニシトに適当量還流させることができて熱風
送込ユニットの熱風送出口から仕上乾燥部分に海苔の乾
燥に適した湿度の熱風を送出すことができ、これにより
湿度の低い日であっても海苔の過剰乾燥を防止すること
ができ、海苔の割れや光沢低下を阻止することができて
海苔の品質向上を図り得る効果があり、また乾燥処理後
直ちに剥離処理を行なっても海苔の破れを防止し得る利
点がある。
また、上記のように海苔の乾燥に使用した熱風を熱風送
込ユニットに還流させて再利用するようにしたので、当
該熱風送込ユニットでの加熱エネルギーを節減すること
ができ、消費燃料を少なくし得る効果がある。
しかも、上記のように海苔乾燥に使用した湿度の高い熱
風を利用して加湿するようにしたので、加湿の為の構造
を極めて簡単化することができて安価に製造し得る効果
がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は概略平面図
、第2図は一部を切欠いて示す正面図、第3図は一部を
切欠きかつ一部を省略して示す第2図の右側面図、第4
図は第2図の部分拡大図、第5図は第4図の右側面図、
第6図は使用状態を示す断面図である。 1・・・・・・乾燥室体、1a・・・・・・側壁、9a
、9b・・・・・・熱風取入口、12・・・・・・熱風
発生装置、13゜14.13e、14e・・・・・・熱
風送込ユニット、18・・・・・・熱風送出口、20・
・・・・・大気取入口、26・・・・・・熱風取入口、
29・・・・・・ダンパー 36a。 36b、36c・・・・・・ダンパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乾燥室本体の側壁の下方部又は底壁には入口から奥部に
    亘って複数の熱風取入口を、側壁の上方部又は土壁には
    熱風排出口を夫々備えた乾燥室本体と、大気取入口と熱
    風送出口を備えた熱風送込ユニットを複数連設して成る
    熱風発生装置とを並設し、これらの熱風送込ユニットの
    熱風送出口を乾燥室本体の相対応する熱風取入口に連通
    させて戒る海苔乾燥機において、乾燥室本体の乾燥室内
    を巡行される海苔簀の取出位置に近い仕上乾燥部分に熱
    風を送り込む熱風送込ユニットに熱風取入口を設け、こ
    の熱風取入口を乾燥室の上方部に連通させ、更にこの熱
    風取入口と当該熱風送込ユニットの大気取入口との開口
    量を調節し得るダンパーを夫々具備させて成ることを特
    徴とする海苔乾燥機。
JP1980010565U 1980-01-30 1980-01-30 海苔乾燥機 Expired JPS5938156Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980010565U JPS5938156Y2 (ja) 1980-01-30 1980-01-30 海苔乾燥機

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JP1980010565U JPS5938156Y2 (ja) 1980-01-30 1980-01-30 海苔乾燥機

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Publication Number Publication Date
JPS56111793U JPS56111793U (ja) 1981-08-28
JPS5938156Y2 true JPS5938156Y2 (ja) 1984-10-23

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ID=29607220

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JP1980010565U Expired JPS5938156Y2 (ja) 1980-01-30 1980-01-30 海苔乾燥機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6377099B2 (ja) * 2015-06-09 2018-08-22 株式会社大坪鉄工 海苔製造装置

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JPS56111793U (ja) 1981-08-28

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