JPS6113907Y2 - - Google Patents

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JPS6113907Y2
JPS6113907Y2 JP10329881U JP10329881U JPS6113907Y2 JP S6113907 Y2 JPS6113907 Y2 JP S6113907Y2 JP 10329881 U JP10329881 U JP 10329881U JP 10329881 U JP10329881 U JP 10329881U JP S6113907 Y2 JPS6113907 Y2 JP S6113907Y2
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hot air
conveyor
tea
port
air
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JP10329881U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、製茶乾燥機における乾燥室へ熱風を
供給する装置に関するものである。
背景技術と問題点 製茶乾燥機は、一般的に、乾燥室内に数段の循
環コンベヤを多重的に配置し、茶葉を上方のコン
ベヤ上から順次下方のコンベヤ上に落下移送しな
がら、その間熱風を供給して乾燥する構造が採ら
れているが、従来、その供給される熱風は各段コ
ンベヤ共略等しい温度と風量の熱風であつた。
すなわち、例えば、特開昭50−135663号公報第
2図に見られるように、熱風発生機から延設した
熱風胴を各コンベヤ間隔に指向開口させて、単に
分岐配給するだけの構造であつたり、実開昭55−
72092号公報図面に見られるように、単一の熱風
口から乾燥室全体へと集中的に供給する構造であ
つた。
このため、従来の乾燥機では乾燥開始から終了
まで同じ風量、同じ温度の熱風が供給されること
となるため、乾燥開始時においては未だ含水率の
多い状態の葉に高温熱風が供与されることとなつ
て、葉はムレを生じ易く、又うわ乾きも生じ易
く、葉内部までの均一な乾燥が阻害され、結局形
状にしまりが得られず。香気も発揚されない事に
なり、乾燥操作の意義を充分発揮できないという
欠点があつた。
もつとも、実開昭53−104797号公報に見られる
ように、茶葉に火香を付けるために供給する熱風
に温度差を付け得るようにしたものもあるが、こ
のものはサブバーナを必要とし、構造が複雑な
上、保守整備も煩わしくなる。
また、燃焼ガスをそのまま供給するわけにはゆ
かず、かといつて、熱交換機をもう一つ装備する
には不経済となる欠点があつた。
考案の目的 本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、乾燥機本体と熱風発生機には殆ど何らの改
造も必要とすることなく、乾燥機本体と熱風発生
機を継ぐ熱風径路のみを工夫して、乾燥室内に多
重的に設けた各コンベヤに夫々異なる温度と風量
の熱風を供給した茶葉の均一乾燥と香気促進を図
ることを目的とする。
考案の概要 したがつて、上記目的を達成するために、本考
案は、一側下辺に茶葉排出口を形成した乾燥室内
に循還コンベヤを相互に間隔をあけて複数段設
け、上方のコンベヤ上に投入した茶葉を順次下方
のコンベヤ上に落下移送するようにし、乾燥室一
側壁に各コンベヤ間隔に指向する複数の熱風口を
開口した製茶乾燥機において、熱風発生機と連接
した熱風胴には前記各熱風口に対応する分岐口を
形成し、該各熱風口と分岐口とをそれぞれ連通風
胴で接続すると共に、各分岐口には先端小径なノ
ズル管を該各連通風胴内にや装着し、また、該ノ
ズル管の周囲に対応する連通風胴には下方の連通
風胴のものほど次第に狭小に形成した外気吸入口
を穿設した、製茶乾燥機における熱風供給装置で
あることを特徴とする。
実施例 次に、本考案を図示実施例について説明する。
1は略方形の空間を有する乾燥室で、上方には
フード2を設け、該フードには排気フアン3を装
着して乾燥室1内の熱気を上方機外へ排出可能と
する。4は乾燥室の一側下辺に設けた茶葉排出口
で、シユート5を介して風送装置6へ連結する。
そして、乾燥室1内には循環コンベヤABCDを
適当間隔7・7・7・7を設けて重ね配置し、室
床8上にはこぼれた葉をシユート5へ集める掃き
寄具9を添設する。また、該各コンベヤは多数枚
の透気板をキヤタピラ状に敷き、前端のみ枢着し
た進行方向端のスプロケツト直前において図示の
如く下方へ垂れ下がり自在としてある。
10は最上段のコンベヤAの始端辺にシユート
11を臨ませた精揉葉投入機、12は循環コンベ
ヤ等の駆動機構である。
一方、乾燥室他側壁13には前記各コンベヤ相
互間に設けた各間隔7に夫々指向する熱風口1
4・15・16・17を形成する。
18は熱風発生機で、熱交換室19からは一体
の熱風胴20を延設し、該熱風胴からは上記各熱
風口14・15・16・17に対応する分岐口2
1・22・23・24を形成した該熱風口と分岐
口とを連通風胴25・26・27・28で夫々接
続する。そして各分岐口には先端小径なノズル管
29・30・31を連通風胴25・26・27内
において装着し、更に、該ノズル管の周囲に対応
する連通風胴には外気吸入口32・33・34を
穿設し、最下段の分岐口24には特に吸入口は形
成しない。そして、各吸入口32・33・34は
上段のものから下段のものに向かつて次第に狭小
とする。
作 用 次に作用効果につい述べる。
循還コンベヤを始動し、投入機10から精揉葉
を投入すれば、茶葉はコンベヤAの往行面上に載
つて進行し、やがて該コンベヤの復行面上に落下
し、次いでコンベヤB、さらにコンベヤC・Dへ
と落下移送され、ついにはシユート5かな機外へ
取出される。この間、茶葉は乾燥室内に供給され
ている熱風に晒されるのであるが、この熱風は以
下のようにして供給されるものである。
熱風発生機18からの熱風は、熱風胴20から
各分岐口を経てノズル管29・30・31および
最下段の分岐口44からはそのままに、各連通風
胴25・26・27・28へ流れ、各熱風口1
4・15・16・17からそれぞれのコンベヤ間
隔に向かつて流入し、その後、排気フアン3の吸
引作用もあいまつて各コンベヤの透気板を縫うよ
うにして上方へ流れる。そして、熱風が熱風胴2
0から各ノズル管を介して連通風胴へ流れる際、
該部辺が空気エゼクタとして作用し、ノズル周囲
に穿かれた外気吸入口32・33・34から、
夫々の開口広さに比例した量の外気が吸引され、
流風熱風と混合し、該吸入口の広さが大きい程多
くの外気が吸収されるから、温度の低いしかも多
量の熱風となつて各熱風口へ流入してゆく。
すなわち、上段の熱風口から順次下方のものに
向かつて、温度はより高く風量の少ない熱風が区
分して吹き込まれることになる。
この結果、上段の茶葉、すなわち未だ含水率の
高い茶葉に対しては温度の低い熱風が比較的多量
に供給され、ムレを生ずることなく徐々に乾燥が
開始され、茶葉の含水率が次第に低下するにつれ
て風量を減じた高温の熱風が供給されるから、茶
葉は葉の内部まで均一に乾燥され、茶葉の含水率
が5〜6%になつた乾燥最終段階で初めて最高温
度の熱風が供給されることとなるので、形状が変
形したり、ムレたり、しまりが悪くなつたりする
ことなく香気も充分に発揚される。
考案の効果 以上、説明したところから明らかなように、本
考案は、一側下辺に茶葉排出口を形成した乾燥室
内に循環コンベヤを相互に間隔をあけて複数段設
け、上方のコンベヤ上に投入した茶葉を順次下方
のコンベヤ上に落下移送するようにし、乾燥室一
側壁に各コンベヤ間隔に指向する複数の熱風口を
開口した製茶乾燥機において、熱風発生機と連接
した熱風胴には前記各熱風口に対応する分岐口を
形成し、該各熱風口と分岐口とをそれぞれ連通風
胴で接続すると共に、各分岐口には先端小径なノ
ズル管を該各連通風胴内にて装着し、また、該ノ
ズル管の周囲に対応する連通風胴には下方の連通
風胴のものほど次第に狭小に形成した外気吸入口
を穿設した、製茶乾燥機における熱風供給装置で
あることを特徴とする。
したがつて、本考案によれば、乾燥機本体と熱
風発生機には殆ど何らの改造等の変更を要するこ
となく。単に乾燥機本体と熱風発生機の間を継ぐ
熱風径路だけを工夫する比較的簡単な構成にもか
かわらず。単一の熱風発生機で各コンベヤに夫々
異なる温度と風量の熱風を供給した、茶葉の均一
乾燥と香気促進を図ることができ、製茶乾燥工程
の意義を充分発揮した、仕上品質、保存品質の優
れた荒茶を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示す、要部切欠正面図で
ある。 1……乾燥室、4……茶葉排出口、7……(コ
ンベヤ相互の)間隔、14・15・16・17…
…熱風口、18……熱風発生機、20……熱風
胴、21・22・23・24……分岐口、25・
26・27・28……連通風胴、29・30・3
1……ノズル管、32・33・34……外気吸入
口、A・B・C・D……循環コンベヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一側下辺に茶葉排出口を形成した乾燥室内に循
    環コンベヤを相互に間隔をあけて複数段設け、上
    方のコンベヤ上に投入した茶葉を順次下方のコン
    ベア上に落下移送するようにし、乾燥室一側壁に
    各コンベア間隔に指向する複数の熱風口を開口し
    た製茶乾燥機において、熱風発生機と連接した熱
    風胴には前記各熱風口に対応する分岐口を形成
    し、該各熱風口と分岐口とをそれぞれ連通風胴で
    接続すると共に、各分岐口には先端小径なノズル
    管を該各連通風胴内にて装着し、また、該ノズル
    管の周囲に対応する連通風胴には下方の連通風胴
    のものほど次第に狭小に形成した外気吸入口を穿
    設した、製茶乾燥機における熱風供給装置。
JP10329881U 1981-07-11 1981-07-11 製茶乾燥機における熱風供給装置 Granted JPS589699U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10329881U JPS589699U (ja) 1981-07-11 1981-07-11 製茶乾燥機における熱風供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10329881U JPS589699U (ja) 1981-07-11 1981-07-11 製茶乾燥機における熱風供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS589699U JPS589699U (ja) 1983-01-21
JPS6113907Y2 true JPS6113907Y2 (ja) 1986-04-30

Family

ID=29897913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10329881U Granted JPS589699U (ja) 1981-07-11 1981-07-11 製茶乾燥機における熱風供給装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0510230Y2 (ja) * 1986-07-04 1993-03-12
JPS641324U (ja) * 1987-06-19 1989-01-06
JP2672409B2 (ja) * 1991-05-15 1997-11-05 鹿島建設株式会社 セメント系パネル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS589699U (ja) 1983-01-21

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