JP2016082929A - 製茶乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明では、短時間で茶葉を乾燥することができる製茶乾燥機を提供することを課題としている。
【解決手段】本願発明の第1手段は、茶葉を乾燥する乾燥室と、該乾燥室の底面で茶葉を浮遊させる多孔板と、該多孔板の下方から熱風を供給する熱風供給手段と、前記多孔板の上方にて熱風を排気する排気手段と、前記多孔板上の茶葉を始端から終端へ押しながら搬送するため、無端帯に設けた複数の仕切板とを備えたことを特徴する製茶乾燥機。
【選択図】図1
【解決手段】本願発明の第1手段は、茶葉を乾燥する乾燥室と、該乾燥室の底面で茶葉を浮遊させる多孔板と、該多孔板の下方から熱風を供給する熱風供給手段と、前記多孔板の上方にて熱風を排気する排気手段と、前記多孔板上の茶葉を始端から終端へ押しながら搬送するため、無端帯に設けた複数の仕切板とを備えたことを特徴する製茶乾燥機。
【選択図】図1
Description
本発明は、茶葉を乾燥する製茶乾燥機に関するものである。
荒茶製造の最終段階には乾燥工程があり、この乾燥工程をおこなうために製茶乾燥機が用いられている。この製茶乾燥機は、特許文献1のような構造をしており、乾燥室内には輸送帯を設け、その輸送帯上に茶葉をのせて移送しながら乾燥するものであった。この製茶乾燥機は、低水分域(4〜50%D.B.程度)の茶葉の乾燥に使用されており、茶葉を静置して乾燥するため、茶葉が動かない程度の熱風を送風していた。
従来の荒茶製造は茶葉を殺青し始めてから乾燥終了するまで4〜5時間かかる。これは、茶葉の恒率乾燥をおこない、茶葉の内部水分を押し出しながら乾燥をすることによるものである。近年では、殺青後、茶葉の形状を小さく切断して、短時間で乾燥をすることが検討されている。
従来の製茶乾燥機では、短時間で乾燥するために熱風の量を上げても、静置乾燥用の製茶乾燥機のため、うまく乾燥できなかった。本発明では、短時間で茶葉を乾燥することができる製茶乾燥機を提供することを課題としている。
本願発明の第1手段は、茶葉を乾燥する乾燥室と、該乾燥室の底面で茶葉を浮遊させる多孔板と、該多孔板の下方から熱風を供給する熱風供給手段と、前記多孔板の上方にて熱風を排気する排気手段と、前記多孔板上の茶葉を始端から終端へ押しながら搬送するため、無端帯に設けた複数の仕切板とを備えたことを特徴する製茶乾燥機。
本願発明の第2手段は、前記第1手段において、前記多孔板は、茶葉の進行方向に対して平行の長孔とする。
本願発明の第3手段は、前記第1または2手段において、前記仕切板に複数の孔を開孔し、前記無端帯の上側では水平に配置して、複数の仕切板による無端輸送帯とし、茶葉をのせて乾燥する。
本願発明の第4手段は、前記第1、2または3手段において、前記多孔板から出る熱風がほぼ垂直となるように整流板を設ける。
本願発明の第5手段は、前記第1、2、3または4手段において、前記多孔板の始端側への熱風が強くなるように整流板を設ける。
本願発明の第2手段は、前記第1手段において、前記多孔板は、茶葉の進行方向に対して平行の長孔とする。
本願発明の第3手段は、前記第1または2手段において、前記仕切板に複数の孔を開孔し、前記無端帯の上側では水平に配置して、複数の仕切板による無端輸送帯とし、茶葉をのせて乾燥する。
本願発明の第4手段は、前記第1、2または3手段において、前記多孔板から出る熱風がほぼ垂直となるように整流板を設ける。
本願発明の第5手段は、前記第1、2、3または4手段において、前記多孔板の始端側への熱風が強くなるように整流板を設ける。
本発明により、茶葉が静置ではなく浮遊するので、乾燥効率が上がり、短時間で多量の水分を乾燥することができた。茶葉が浮遊するため、茶葉が重ならず、均一な乾燥をすることができた。短時間で乾燥が完了するので、茶葉の色が落ちず、明るい茶製品となる。
製茶乾燥機1は、乾燥室2と熱風供給手段と排気手段5により構成されており、乾燥室2の底面は多孔板3となっており、その下方から上方へ抜けるように熱風供給手段より熱風が供給される。
熱風供給手段は、熱風発生装置4と風洞12からなっており、風洞12の内部には、多孔板3への熱風を略垂直に供給するための整流板8Aを設ける。整流板8Aは、熱風が多孔板3へほぼ垂直に、かつ、進行方向へ少し傾斜して供給されるような形状になっているとよい。更に、風洞12の内部には、多孔板3の始端側(図1、図3においては右側)に熱風を強く供給するための整流板8Bを設ける。整流板8Cは風洞12の底面を兼ねており、熱風が多孔板3への終端にも良好に供給される形状となっている。熱風発生装置4は、熱交換器や送風ファンなどが内蔵されており、多量の熱風を発生できるようになっている。
排気手段5は、乾燥室2の上方の排気筒13、吸気ファン14、ファンモータ15、サイクロン16などからなっており、排気筒13内の熱風を吸気ファン14で吸引し、サイクロン16で気体と固体(茶粉等)に分離する。
乾燥室2へ茶葉を定量ずつ供給するために給葉機21を設ける。前の工程から搬送された茶葉は給葉機21へ入れられ、給葉機21に設けたかきならし装置22で茶葉がならされ、投入シュート23を通って乾燥室2へ供給される。乾燥室2で乾燥が終了した茶葉は、取出部に設けたロータリーバルブ11により取出コンベヤ26上へ取り出され、次の工程へ搬送される。
乾燥室2の底面の多孔板3は茶葉の進行方向に対して平行の長孔18となっている。この長孔18を熱風が通り抜ける。この多孔板3の上には、多孔板3上を移動する仕切板7を設ける。一対のスプロケット10の間を張られた無端帯6にこの仕切板7の軸20が取り付けられており、多孔板3上では仕切板7がほぼ垂直となり、多孔板3と仕切板7は接触しない程度に接近して設けられている。
本実施例1では、この無端帯6の上面では仕切板7が水平に配置されるような構造となっており、茶葉をのせて搬送することができる無端輸送帯17となる。仕切板7に複数の孔を開孔することで、無端輸送帯17は通気性となり、無端輸送帯17上で茶葉を乾燥することができる。本実施例では、無端帯6の上面で仕切板7を水平に配置されるような構造としたが、そのような構造になっておらず、多孔板3上のみで茶葉を乾燥するような構造でもよい。その場合、乾燥する茶葉の水分により、多孔板3の距離および通過時間を決定する必要がある。
本実施例2では、上段に更に1組の無端輸送帯17を設ける。この無端輸送帯17は上面、下面共に無端輸送帯17A、17Bとなっており、下段の無端輸送帯17Cや多孔板3を通過した多量の熱風を再利用し、予備乾燥とすることができる。
本実施例では、多孔板3には茶葉Tの進行方向に対して平行のφ1×20の長孔18を10ミリピッチで開いている。長孔18が大きすぎると茶葉Tが長孔18から落下し、長孔18が小さすぎると透気量が減って、茶葉Tが浮遊しないので乾燥しない。茶葉Tが落下せず、茶葉Tが浮遊して乾燥する大きさを選定するとよい。また、単なる丸形状にすると茶葉の茎が孔に刺さるので、単なる丸形状より長形状にすることで、茶葉Tの浮遊が良好である。また、図5のような配置にすると、茶葉に万遍なく熱風を送風することができるので、よい。
多孔板3上の仕切板7は軸20により無端帯6に軸着されており、略垂直に配置されている。これにより、多孔板3を通過した熱風は仕切板7に沿って多孔板3上を通過する。また、仕切板7は熱風により浮遊中の茶葉を始端側(図面においては右)から終端側(図面においては左)へ押し、進行方向を誘導する機能も有する。
茶葉を給葉機21に投入すると、かきならし装置22により幅全体に広げられ、乾燥室2へ投入する。無端輸送帯17A上では下方からの熱風により乾燥されるが、多量の熱風により少し浮遊しながら搬送される。そのため、茶葉が無端輸送帯17Aに貼り付きにくい。投入したばかりの茶葉は水分が多く、水分が少ない茶葉ほどには浮遊しない。1段目の無端輸送帯17Aの終端(図3においては乾燥室2の右端)で2段目の無端輸送帯17Bへ茶葉を落下させ、2段目の無端輸送帯17Bでも同様に搬送しながら乾燥する。2段目の無端輸送帯17Bの終端(図3においては乾燥室2の左端)で3段目の無端輸送帯17Cへ茶葉を落下させ、3段目の無端輸送帯17Cでも同様に搬送しながら乾燥する。3段目の無端輸送帯17Cの終端(図3においては乾燥室2の右端)で多孔板3上へ落下させ、多孔板3上では茶葉を浮遊させ、熱風を少し進行方向へ向けて供給し、仕切板7にて押しながら、乾燥する。多孔板3上では大きく浮遊することで、乾燥効率がよくなる。多孔板3上で乾燥した茶葉Tは取出部(図3においては乾燥室2の左端)のロータリーバルブ11から取出コンベヤ26へ取り出される。
熱風発生装置4では、静置式の製茶乾燥機の約3〜7倍程度の熱風を発生させて供給する。本実施例の装置へ約220%D.B.の茶葉を投入すると、投入から取出まで34分間乾燥をすると、約3%D.B.の茶葉が取り出される。投入する茶葉の水分が少なければ、熱風の供給量を減らしたり、乾燥時間を短くしたりすることができる。
多量の熱風を供給するため、供給した量の熱風を排気することができる排気手段5が必要である。
茶葉が大きいと乾燥しにくいため、製茶乾燥機1へ投入する前に、茶葉を小さく加工するとよい。例えば、紅茶の加工によく使用されるCTC加工機などにより茶葉を小さくするとよい。
1 製茶乾燥機
2 乾燥室
3 多孔板
4 熱風発生装置
5 排気手段
6 無端帯
7 仕切板
8A 整流板
8B 整流板
8C 整流板
9 モータ
10 スプロケット
11 ロータリーバルブ
12 風洞
13 排気筒
14 吸気ファン
15 ファンモータ
16 サイクロン
17 無端輸送帯
17A 無端輸送帯
17B 無端輸送帯
17C 無端輸送帯
18 長孔
19 送風口
20 軸
21 給葉機
22 かきならし装置
23 投入シュート
26 取出コンベヤ
T 茶葉
2 乾燥室
3 多孔板
4 熱風発生装置
5 排気手段
6 無端帯
7 仕切板
8A 整流板
8B 整流板
8C 整流板
9 モータ
10 スプロケット
11 ロータリーバルブ
12 風洞
13 排気筒
14 吸気ファン
15 ファンモータ
16 サイクロン
17 無端輸送帯
17A 無端輸送帯
17B 無端輸送帯
17C 無端輸送帯
18 長孔
19 送風口
20 軸
21 給葉機
22 かきならし装置
23 投入シュート
26 取出コンベヤ
T 茶葉
Claims (5)
- 茶葉を乾燥する乾燥室と、該乾燥室の底面で茶葉を浮遊させる多孔板と、該多孔板の下方から熱風を供給する熱風供給手段と、前記多孔板の上方にて熱風を排気する排気手段と、前記多孔板上の茶葉を始端から終端へ押しながら搬送するため、無端帯に設けた複数の仕切板とを備えたことを特徴する製茶乾燥機。
- 前記多孔板は、茶葉の進行方向に対して平行の長孔とすることを特徴とする請求項1記載の製茶乾燥機。
- 前記仕切板に複数の孔を開孔し、前記無端帯の上側では水平に配置して、複数の仕切板による無端輸送帯とし、茶葉をのせて乾燥することを特徴する請求項1または2記載の製茶乾燥機。
- 前記多孔板から出る熱風がほぼ垂直となるように整流板を設けることを特徴とする請求項1、2または3記載の製茶乾燥機。
- 前記多孔板の始端側への熱風が強くなるように整流板を設けることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の製茶乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014218923A JP2016082929A (ja) | 2014-10-28 | 2014-10-28 | 製茶乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014218923A JP2016082929A (ja) | 2014-10-28 | 2014-10-28 | 製茶乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016082929A true JP2016082929A (ja) | 2016-05-19 |
Family
ID=55971315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014218923A Pending JP2016082929A (ja) | 2014-10-28 | 2014-10-28 | 製茶乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016082929A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106993671A (zh) * | 2017-05-15 | 2017-08-01 | 张财生 | 链板循环式茶叶萎凋烘干机的传动装置及其工作方法 |
CN108522691A (zh) * | 2018-06-27 | 2018-09-14 | 安徽袁粮水稻产业有限公司 | 一种农业茶叶烘干翠青装置 |
CN112197527A (zh) * | 2020-10-14 | 2021-01-08 | 高瑰丽 | 一种气浮式茶叶烘干方法 |
-
2014
- 2014-10-28 JP JP2014218923A patent/JP2016082929A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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