JP2539135Y2 - 海苔製造装置 - Google Patents

海苔製造装置

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JP2539135Y2
JP2539135Y2 JP1991101024U JP10102491U JP2539135Y2 JP 2539135 Y2 JP2539135 Y2 JP 2539135Y2 JP 1991101024 U JP1991101024 U JP 1991101024U JP 10102491 U JP10102491 U JP 10102491U JP 2539135 Y2 JP2539135 Y2 JP 2539135Y2
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JP
Japan
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conveyor
laver
drying chamber
holder
drying
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JP1991101024U
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JPH0543890U (ja
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静男 馬場
茂 薮田
Original Assignee
株式会社大坪鉄工
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は海苔製造装置に係り、海
苔簀ホルダーを乾燥室の後部から前部へ搬送しながら、
生海苔を乾燥する様構成することにより、乾燥室の温度
管理を有利に行うようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、現在、一般に実施されている海
苔製造装置を示している。100は乾燥室であり、その
内部には、海苔簀ホルダー101を搬送する無端チェン
から成る無端コンベヤ102が配設されている。乾燥室
100の前部には、開口部103が開口されている。こ
の開口部103の前方に、第2の無端コンベヤ104が
配設されており、この無端コンベヤ104の走行路に、
抄部105、脱水部106、剥部107、洗浄部108
が設けられている。次に動作を説明する。
【0003】抄部105において、海苔簀ホルダー10
1の簀に抄着された生海苔は、続いて脱水部106で脱
水される。次いで海苔簀ホルダー101は乾燥室100
内を循環し、その間に、生海苔は乾燥されて乾海苔とな
る。次いで海苔簀ホルダー101は開口部103から乾
燥室100外へ送り出されて、無端コンベヤ104に受
け渡され、剥部107において、乾海苔は簀から剥ぎ取
られる。次いで簀を洗浄部108により洗浄したうえ
で、海苔簀ホルダー101は抄部105へ戻される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、乾燥室10
0に搬入された直後の生海苔は、含水率はきわめて高く
(一般に1000%以上)、したがって搬入直後のエリ
アE1においては、高温雰囲気により急速乾燥すること
が望ましい。また搬出直前の海苔は、乾燥が十分に進ん
でいることから、含水率はかなり低く、したがって搬出
直前のエリアE2においては、比較的低温の雰囲気によ
り、ゆっくりと乾燥させることが望ましい。また両エリ
アE1,E2以外のエリアは、中程度の温度雰囲気にす
ることが望ましいものである。
【0005】ところが、上記2つのエリアE1,E2
は、共に開口部103に近い同一ブロックに位置してい
るため、一方のエリアE1を高温雰囲気に、また他方の
エリアE2を低温雰囲気にすることは実際上きわめて困
難であり、両エリアE1,E2は同様の雰囲気温度にな
らざるを得なかった。したがって、エリアE1を高温度
とするために、開口部103付近の温度を上げると、エ
リアE2も高温度となって、乾燥過剰となり、これと反
対に、エリアE2を低温度とするために、開口部103
の温度を下げると、エリアE1も低温度となって、乾燥
初期の生海苔の乾燥が進まない問題があった。そこで本
考案は、上記従来手段の問題点を解消した海苔製造装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このために本考案は、抄
部7及び脱水部8を通過した海苔簀ホルダー3を、乾燥
室1の底部に沿ってこの乾燥室1の後部へ搬送し、且つ
この後部の底部Bから後部の上部Cへ向かってこの海苔
簀ホルダー3を起立姿勢で上昇させる転送コンベヤ9
と、乾燥室1の内部にあって、海苔簀ホルダー3を乾燥
室1の後部の上部Cから前部Dへ向かって搬送し、更に
上記搬送コンベヤ6に受け渡す室内コンベヤ2と、上記
後部の上部Cにおいて海苔簀ホルダー3を上記転送コン
ベヤ9からこの室内コンベヤ2へ受け渡すべくガイドす
るガイド部材12,13とを設けたものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、含水率の高い乾燥初期の生
海苔が位置する乾燥室1の後部付近のエリアE1と、含
水率の低い乾燥終了直前の海苔が位置する乾燥室前部の
前部付近のエリアE2は、完全に切り離されることか
ら、両エリアE1,E2を別々に温度管理して、一方を
高温雰囲気に、また他方を低温雰囲気にすることができ
る。
【0008】
【実施例】次に、図面を参照しながら本考案の実施例を
説明する。図1は海苔製造装置の側面図である。1は乾
燥室であり、その内部には、無端チェンから成る室内コ
ンベヤ2が配設されている。3は海苔簀ホルダーであ
り、この海苔簀ホルダー3の簀に抄着された生海苔は、
この室内コンベヤ2により搬送されながら乾燥される。
この海苔簀ホルダー3は、コンベヤ2により、乾燥室1
の後部から前部の出口部4へ向って搬送される。
【0009】乾燥室1の前方には、無端チェンから成る
搬送コンベヤ6が配設されている。また乾燥室1の底部
及び後部に沿うように、転送コンベヤ9が配設されてい
る。11は無端チェンが調帯されたスプロケットであ
る。搬送コンベヤ6の下側走行路には、抄部7、脱水部
8が設けられている。また搬送コンベヤ6の上側走行路
には、剥部10が設けられている。したがって、抄部7
において簀に生海苔が抄着された海苔簀ホルダー3は、
脱水部8を経て、乾燥室1の前方下部Aにおいて搬送コ
ンベヤ6から転送コンベヤ9へ受け渡され、水平な姿勢
のまま乾燥室1の底部に沿って前部から後部へ向ってま
っすぐに搬送される。この海苔簀ホルダー3は、この転
送コンベヤ9に水平状態で搬送されることにより、乾燥
室1底部の搬送用スペースを小さくしている。なお、搬
送コンベヤ6と転送コンベヤ9を同一の無端チェンから
構成したり、あるいは転送コンベヤ9を複数に分割して
構成することも設計上可能である。
【0010】また海苔簀ホルダー3は、乾燥室1後部の
底部Bから垂直に上昇し、乾燥室1の後部の上部Cにお
いて、転送コンベヤ9から室内コンベヤ2へ受け渡され
る。図2、図3は上部C付近の側面図と平面図である。
12,13は板状のガイド部材であって、転送コンベヤ
9の係止部14に係着された海苔簀ホルダー3の横杆3
aを、室内コンベヤ2に突設された突起15側へガイド
する。すなわち、海苔簀ホルダー3の横杆3aは、コン
ベヤ9の係止部14に挾持されて、底部Bから上部Cへ
垂直に上昇し、その途中でこの横杆3aはガイド部材1
2の外縁12aとガイド部材13の内縁13aにガイド
され、矢印Nで示すように係止部14から抜け出して、
スプロケット11を周囲する突起15上へ受け渡され
る。そして室内コンベヤ2により直立姿勢で後部Cから
前部Dへ向かって搬送されることにより、生海苔に徐々
にされる。更に海苔簀ホルダー3は、乾燥室1の前部D
において、室内コンベヤ2から搬送コンベヤ6へ受け渡
されて、剥部10へ送られ、簀から乾海苔が剥ぎ取られ
る。乾海苔が剥ぎ取られた海苔簀ホルダー3は、搬送コ
ンベヤ6により、抄部7に戻される。
【0011】上記のように、海苔簀ホルダー3は、乾燥
室1の後部上部Cから前部上部Dへ向ってまっすぐに搬
送される。したがって、乾燥初期であって生海苔の含水
率がきわめて高く、高温雰囲気が必要な後部付近のエリ
アE1と、乾燥終了直前であって、海苔の含水率が低
く、低温雰囲気が必要な出口部4付近のエリアE2は完
全に切り離されており、両エリアE1,E2を完全に別
々に温度制御することができる。なお、乾燥室の熱源で
あるバーナは、従来、乾燥室の側部に2〜3個設置され
ていたが、本考案の場合、乾燥室の全長は長くなること
から4個以上設置し、場所的にきめ細かい温度制御を行
うことが望ましい。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、抄部7及
び脱水部8を通過した海苔簀ホルダー3を、乾燥室1の
底部に沿ってこの乾燥室1の後部へ搬送し、且つこの後
部の底部Bから後部の上部Cへ向かってこの海苔簀ホル
ダー3を起立姿勢で上昇させる転送コンベヤ9と、乾燥
室1の内部にあって、海苔簀ホルダー3を乾燥室1の後
部の上部Cから前部Dへ向かって搬送し、更に上記搬送
コンベヤ6に受け渡す室内コンベヤ2と、上記後部の上
部Cにおいて海苔簀ホルダー3を上記転送コンベヤ9か
らこの室内コンベヤ2へ受け渡すべくガイドするガイド
部材12,13とを構成しているので、後部付近のエリ
アE1と前部付近のエリアE2を別個に温度管理して、
前者を高温雰囲気に、また後者を低温雰囲気に保ちなが
ら、海苔の乾燥を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】海苔製造装置の断面図
【図2】乾燥室の後部の側面図
【図3】乾燥室の後部の平面図
【図4】従来の海苔製造装置の断面図
【符号の説明】
1 乾燥室 2 室内コンベヤ 3 海苔簀ホルダー 6 搬送コンベヤ 7 抄部 8 脱水部 9 転送コンベヤ 10 剥部 12 ガイド部材 13 ガイド部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥室1と、この乾燥室1の前方に設け
    られた搬送コンベヤ6と、この搬送コンベヤ6に沿って
    配設された抄部7、脱水部8、剥部10と、この抄部7
    及び脱水部8を通過した海苔簀ホルダー3を、上記乾燥
    室1の底部に沿ってこの乾燥室1の後部へ搬送し、且つ
    この後部の底部Bから後部の上部Cへ向かってこの海苔
    簀ホルダー3を起立姿勢で上昇させる転送コンベヤ9
    と、乾燥室1の内部にあって、海苔簀ホルダー3を乾燥
    室1の後部の上部Cから前部Dへ向かって搬送し、更に
    上記搬送コンベヤ6に受け渡す室内コンベヤ2と、上記
    後部の上部Cにおいて海苔簀ホルダー3を上記転送コン
    ベヤ9からこの室内コンベヤ2へ受け渡すべくガイドす
    るガイド部材12,13とから成ることを特徴とする海
    苔製造装置。
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