JP2538393Y2 - ワークの位置決め用グロメット - Google Patents

ワークの位置決め用グロメット

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JP2538393Y2
JP2538393Y2 JP3370991U JP3370991U JP2538393Y2 JP 2538393 Y2 JP2538393 Y2 JP 2538393Y2 JP 3370991 U JP3370991 U JP 3370991U JP 3370991 U JP3370991 U JP 3370991U JP 2538393 Y2 JP2538393 Y2 JP 2538393Y2
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Japan
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grommet
reference hole
positioning pin
vehicle body
positioning
Prior art date
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JP3370991U
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訓昭 高原
英樹 藤原
秀樹 芦田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワークの位置決め用グ
ロメットに関し、詳しくはワークを保持した治具を車体
に対して位置決めする際に、車体の基準孔に挿入される
治具の位置決めピンに嵌合せしめるワークの位置決め用
グロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ワーク例えばラジエータを車体に
対して位置決めする際には、特開平1−218985号
公報に示されるように、車体に設けられた基準孔と対応
する部位に位置決めピンを有する治具が用いられてお
り、ワークを保持した治具の位置決めピンを車体の基準
孔に挿入することによりワークの車体に対する位置決め
を行なってきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、車体に塗装
が施されている場合には、治具の位置決めピンを車体の
基準孔に挿入しようとすると、車体における基準孔の周
辺部の塗膜に傷がついてしまい、車体の塗装の見栄えが
損なわれると共に基準孔の周縁部に錆が発生するという
問題がある。
【0004】上記に鑑みて、本考案は、塗装された車体
に設けられた基準孔に治具の位置決めピンを車体に挿入
するにも拘らず、車体における基準孔の周辺部の塗膜に
傷が付かないようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、位置決めピンの先端に筒状のグロメット
を嵌合しておき、位置決めピンが車体の基準孔に挿入さ
れる際にはグロメットを位置決めピンと共に基準孔に挿
入し、位置決めピンが基準孔から離脱する際にはグロメ
ットを車体の基準孔に残留させるものである。
【0006】具体的に本考案が講じた解決手段は、ワー
クを保持した治具の位置決めピンの先端部が嵌合される
内面形状を有する筒状のグロメット本体と、該グロメッ
ト本体の外面に設けられ、上記位置決めピンがその先端
に上記グロメット本体を嵌合せしめた状態で車体の基準
孔に挿入される際には上記グロメット本体の弾性変形に
より該グロメット本体と共に上記基準孔に進入可能であ
る一方上記位置決めピンが上記基準孔から離脱する際に
は上記グロメット本体の弾性復帰により上記基準孔の周
囲の車体に係止されて上記グロメット本体の上記基準孔
からの離脱を阻止するように形成された係止部とを備え
ている構成とするものである。
【0007】
【作用】上記の構成により、ワークを保持した治具の位
置決めピンの先端部が嵌合可能な内面形状を有する筒状
のグロメット本体を備えているため、位置決めピンの先
端部に筒状のグロメット本体を嵌合せしめて位置決めピ
ンを車体の基準孔に挿入すると、車体の基準孔の周辺部
の塗膜が位置決めピンにより傷付けられることはない。
【0008】また、グロメット本体の外面に上記のよう
な構成の係止部が形成されているため、位置決めピンが
車体の基準孔に挿入される際にはグロメット本体は自ら
の弾性変形により基準孔に進入可能であり、位置決めピ
ンが基準孔から離脱する際にはグロメット本体の弾性復
帰により係止部が基準孔の周囲の車体に係止され、グロ
メット本体は基準孔から離脱することなく車体の基準孔
に残留する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図2はワークとしてのラジエータ10が車
体に組み付けられた状態の正面構造を、図3はラジエー
タ10が車体に組み付けられた状態の平面構造を各々示
しており、本考案に係るワークの位置決め用グロメット
は、ラジエータ10を車体に組み付ける際に用いられる
ものである。
【0011】同図に示すように、ラジエータ10の下部
はシュラウドロア12に下側弾性体14を介して組み付
けられており、ラジエータ10の上部は、シュラウドア
ッパー16に取り付けられたブラケット18に上側弾性
体20を介して組み付けられている。
【0012】なお、図3において、22はブラケット1
8をシュラウドアッパー16に固定している締結ボルト
であり、24はラジエータ10を車体に組み付ける際に
位置決めのために用いられるシュラウドアッパー16及
びブラケット18に形成された基準孔である。
【0013】図4は、ラジエータ10を保持する治具2
6に取り付けられた位置決めピン28を示し、該位置決
めピン28は、ラジエータ10を車体に組み付ける際に
上記の基準孔24に挿入され、ラジエータ10の車体に
対する位置決めをするものである。なお、ラジエータ1
0を治具26に保持させる場合、ラジエータ10にはブ
ラケット18が取り付けられていても取り付けられてい
なくてもよい。
【0014】図1は、ワークの位置決め用グロメット3
0の断面構造を示している。位置決め用グロメット30
は、ゴム又はプラスチックよりなり、位置決めピン28
の先端部が嵌合可能な内面形状を有する円筒状のグロメ
ット本体32と、該グロメット本体32の外面に外側へ
三角形状に突出して形成された係止部34と、グロメッ
ト本体32の上端部に外側へ突出して形成されたフラン
ジ部36とから構成されている。そして、位置決めピン
28の先端部の外面がグロメット本体32の内面に嵌合
することにより、ワークの位置決め用グロメット30は
位置決めピン28の保持される。なお、グロメット本体
32の下端部には、グロメット本体32の内部に溜まっ
た水を抜くための水抜き孔32が設けられている。
【0015】係止部34は、上側に向かって拡開する傾
斜面34aを有しており、位置決めピン28がその先端
に位置決め用グロメット30を嵌合せしめた状態で車体
の基準孔24に挿入される際に、傾斜面34aが基準孔
24の周面上端部に摺接することにより位置決め用グロ
メット30が基準孔24内に進入し易くなっている。こ
の場合、傾斜面34aが基準孔24の周面上端部に摺接
する際にグロメット本体32の壁部が弾性変形して内側
へ窪むことができるように、位置決めピン28の外周面
における係止部34と対応する部位には環状の凹部28
aが設けられている。
【0016】フランジ部36は、基準孔24の周面上端
部を覆い隠していると共に、係止部34と共にシュラウ
ドアッパー16及びブラケット18を挟持している。
【0017】グロメット本体32の内面と位置決めピン
28の外面との隙間d1は、基準孔24の内面とグロメ
ット本体32の外面との隙間d2よりも小さく設定され
ている。これにより、グロメット本体32の内径又は外
径の大きさに誤差が生じた場合でも、グロメット本体3
2が基準孔24の周面に押圧されて位置決めピン28が
基準孔24から離脱し難くなる事態を防止できる。な
お、図1においては、図示の都合上、グロメット本体3
2と位置決めピン28との隙間d1及び基準孔24とグ
ロメット本体32との間の隙間d2は、実際よりも大き
く示している。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るワー
クの位置決め用グロメットによると、位置決めピンの先
端部が嵌合可能な内面形状を有する筒状のグロメット本
体と、位置決めピンが車体の基準孔に挿入される際には
グロメット本体の弾性変形によりグロメット本体と共に
基準孔に進入可能である一方、位置決めピンが基準孔か
ら離脱する際にはグロメット本体の弾性復帰により基準
孔の周囲の車体に係止されてグロメット本体の基準孔か
らの離脱を阻止する係止部とを備えているため、位置決
めピンの先端部に筒状のグロメット本体を嵌合せしめて
車体の基準孔に挿入することにより、車体の基準孔の周
辺部の塗膜が位置決めピンにより傷付けられることはな
くなるので、基準孔の周縁部の見栄えが悪くなったり基
準孔の周縁部に錆が発生したりする事態を避けることが
できる。
【0019】また、本考案に係るワークの位置決め用グ
ロメットは治具の位置決めピンに嵌合されるものである
から、ワークを治具にセットする際にワークの位置決め
用グロメットを治具にセットすることができるので、位
置決め用グロメットを取り付ける作業は負担にならな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るワークの位置決め用グ
ロメット、位置決めピン、シュラウドアッパー及びブラ
ケットを示す断面図である。
【図2】車体に組み込まれたラジエータ及びブラケット
を示す断面図である。
【図3】車体に組み込まれたラジエータ及びブラケット
を示す平面図である。
【図4】治具に取り付けられた位置決めピンを示す断面
図である。
【符号の説明】
10…ラジエータ(ワーク) 16…シュラウドアッパー(車体) 18…ブラケット 24…基準孔 28…位置決めピン 30…ワークの位置決め用グロメット 32…グロメット本体 34…係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−13791(JP,U) 実開 平4−114105(JP,U) 実開 平3−79230(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを保持する治具に設けられた位置
    決めピンの先端部が嵌合可能な内面形状を有する筒状の
    グロメット本体と、該グロメット本体の外面に設けら
    れ、上記位置決めピンがその先端に上記グロメット本体
    を嵌合せしめた状態で車体の基準孔に挿入される際には
    上記グロメット本体の弾性変形により該グロメット本体
    と共に上記基準孔に進入可能である一方上記位置決めピ
    ンが上記基準孔から離脱する際には上記グロメット本体
    の弾性復帰により上記基準孔の周囲の車体に係止されて
    上記グロメット本体の上記基準孔からの離脱を阻止する
    ように形成された係止部とを備えていることを特徴とす
    るワークの位置決め用グロメット。
JP3370991U 1991-05-14 1991-05-14 ワークの位置決め用グロメット Expired - Lifetime JP2538393Y2 (ja)

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JPH04127087U JPH04127087U (ja) 1992-11-19
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