JP3088261B2 - ドアミラーのコネクタ保持構造 - Google Patents

ドアミラーのコネクタ保持構造

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JP3088261B2
JP3088261B2 JP07038090A JP3809095A JP3088261B2 JP 3088261 B2 JP3088261 B2 JP 3088261B2 JP 07038090 A JP07038090 A JP 07038090A JP 3809095 A JP3809095 A JP 3809095A JP 3088261 B2 JP3088261 B2 JP 3088261B2
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守彦 小笠原
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアミラーのコネクタ
保持構造に関し、詳しくは、ドアミラーのステーと車体
との間に設けられるガスケットを利用してコネクタを保
持する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のドアミラーを車体(ド
ア)に組み付ける際の作業を容易にする目的で、ドアミ
ラーのステーにコネクタを保持し、車体側のコネクタを
このステー側のコネクタに接続してから組み付けを行う
方法が採用されている。ステー側でコネクタを保持する
構成としては、例えば、先端に係止爪を有するプラスチ
ック製の留め具をコネクタに固定し、この留め具の係止
爪をステーに形成した穴に差し込んで留める構成や、相
手側コネクタとの接続面が露出するように形成したカバ
ーをコネクタに被せてステーにビス止めする構成が知ら
れている。しかし、このような構成をとると、別部材が
必要になるため、構成が複雑化し、コストアップを招く
という問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、ドアミラーに
は、一般に、風切り音の発生の防止、水の浸入の防止、
及び車体の傷つき防止などの目的で、ゴムや塩化ビニル
などから形成したガスケットが、ステーと車体との間に
設けられている。そこで、このガスケットを利用してコ
ネクタをステー側に保持し、コネクタの保持のための別
部材を設けなくすることが考えられる。しかし、ガスケ
ットのような弾性部材では、コネクタを保持しようとす
る位置に押さえようとしても、長さに余分のあるコード
を折り曲げた反力でコネクタが動こうとするから、正規
の位置に保持することは困難である。さらに、ガスケッ
トのような柔軟な部材をビスなどでステーに固定するこ
と自体が困難である。
【0004】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、コネクタを保持するための別部材を不要にするた
めに、ガスケットでコネクタを位置ずれしないように保
持し、構成の簡素化とコストダウンを可能にすることで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を解決
するため、本発明に係るドアミラーのコネクタ保持構造
は以下のように構成されたことを特徴としている。すな
わち、ステーと車体面との間のシール材としてステーに
設けられる略板状のガスケットに、コネクタ保持部と、
ステーへの取付穴とが形成され、このコネクタ保持部
は、正規位置にあるコネクタの外側面の周囲に位置する
側壁と、その前端部から内方へ延出してコネクタの前端
周縁と係合する押さえ面とを有し、取付穴はコネクタ保
持部の近傍に配置されている。また、ステーは、ガスケ
ットの取付穴の周囲に対する当たり面と、この当たり面
からガスケットの厚さと同じないしはそれよりもわずか
に小さな突出量で取付穴に嵌合するように形成されたス
ペーサ部とを有する位置決め突起を備えている。そし
て、スペーサ部をガスケットの取付穴に挿入した状態で
当たり面との間にガスケットを挟持するように位置決め
突起に固定される固定手段を備えている。この固定手段
としては、例えば、位置決め突起側に形成したネジ穴に
ビスを締め付けるように構成したり、位置決め突起から
ガスケットを貫通するように形成した凸部にプッシュナ
ットを装着するように構成したりすることができる。
【0006】
【作用・効果】上記構成においては、コネクタをステー
の正規位置で仮に保持した状態でガスケットがステーに
取り付けられる。このとき、ガスケットの取付穴にステ
ーの位置決め突起のスペーサ部を挿入し、固定手段を位
置決め突起に固定することにより、ガスケットを固定手
段と当たり面との間で挟持することができる。また、こ
のとき、コネクタの前端周縁には、コネクタ保持部の押
さえ面が係合する。
【0007】上記構成においては、ガスケットは、弾性
部材ではあっても、コネクタ保持部の近傍でステーに取
り付けられるために取付穴からコネクタ保持部の間での
変形量は少なく、したがって、コードを折り曲げた反力
が生じてもコネクタを正規位置に保持することが可能で
ある。また、上記構成ではスペーサ部を設けてガスケッ
トをその前後から挟持する構成にしているため、ガスケ
ットの保持が不安定になることはない。なお、上記構成
において、ガスケットに、上述のシール性能などを満足
できる範囲で硬度が比較的高い素材を用いれば、ガスケ
ット自体のステーへの保持とステーに対するコネクタの
保持がより安定するため好ましい。
【0008】
【実施例】以下に、図1から図6に示した本発明の一実
施例に係るドアミラーのコネクタ保持構造について詳細
に説明する。
【0009】図1は、このドアミラーのステーを車体へ
の取付面から見た図、図2は図1のII−II線断面図、図
3は図1のIII−III線拡大断面図、図4は図3に示した
ガスケットとステーとの取付部の分解斜視図である。
【0010】図において、ステー1は、ドアミラーのハ
ウジング2を車体から起こした運転姿勢と車体に沿って
倒した格納姿勢との間で回転可能に保持している格納機
構(詳細については省略)3と、ネジ4によって連結さ
れている。車体側の電源と、格納機構3及び不図示のミ
ラー角度調整機構との連結は、コネクタ5で行われるよ
うになっている。ステー1側のコネクタ5が接続された
コード6は、格納機構3の中心に設けられた中空軸3a
の中を通ってドアミラーハウジング2の中に導かれてい
る。
【0011】ステー1には、走行中の風切り音の発生の
防止、車体への水の浸入の防止、及び車体の傷つき防止
などを目的として、車体との当たり面との間に挟みつけ
られる大略板状のガスケット7が設けられている。この
ガスケット7は、ゴムや塩化ビニルなどの弾性のある素
材から形成されている。また、ガスケット7には、コネ
クタ5をステーの正規位置に保持するためのコネクタ保
持部8と、ガスケット7をステー1に取り付けるための
取付穴9とを有している。
【0012】ガスケット7のコネクタ保持部8は、コネ
クタ5を正規位置に配置したときにコネクタ5の外側面
の周囲に位置する側壁8aと、この側壁8aの前端部か
ら内方へ延出してコネクタ5の前端周縁と係合する押さ
え面8bとを有している。また、ガスケット7の取付穴
9は、このコネクタ保持部8の近傍2カ所に配置されて
いる。この取付穴9は、図4に示すように、円形部9a
と、円形部9aから3方へ放射状にのびる溝9bとから
構成されている。
【0013】一方、ステー1には、ガスケット7の取付
穴9に対応した位置2カ所に、位置決め突起10が形成
されている。位置決め突起10は、基端側に形成された
大径の第1ボス11と、第1ボス11の先端に形成され
た小径の第2ボス12aと、その周囲3方へ放射状にの
びるリブ12bとから形成されている。第2ボス12a
とリブ12bは、ガスケット7の取付穴9と嵌合するよ
うに、この取付穴9とほぼ同じ断面形状で形成されてい
る。第1ボス11の先端面11aは、ガスケット7の取
付穴9の円形部9aの周囲の溝9bと溝9bの間の部分
に対する当たり面になっている。
【0014】第2ボス12aの先端にはネジ穴12cが
形成されており、第2ボス12aとリブ12bをガスケ
ット7の取付穴9に挿入した状態で第1ボスの当たり面
11aとの間にガスケット7を挟持するために、固定手
段としてビス13が締め付けられるようになっている。
また、この当たり面11aからの第2ボス12aとリブ
12bの突出量fは、ガスケット7の厚さtと同じない
しはそれよりもわずかに小さな値に設定されており、こ
れら12a,12bを取付穴9に挿入してビス13を締
め付けたときに、ガスケット7が必要以上につぶされな
いように機能するスペーサ部12として構成されてい
る。
【0015】なお、コネクタ5は、不図示の相手側コネ
クタを押し込む際に、後退したり横方向へ動いたりしな
いように、ステー1に形成されたホルダ14で位置保持
されるようになっている。また、コネクタ5を正規位置
にしたときに、長さに余分があるコード6を折り曲げた
部分を収納するために、ステー1には、コード6の左右
の位置に2枚のリブ15が形成されている。
【0016】本実施例においては、まず、コード6を2
枚のリブ15の間に収納するようにしながらコネクタ5
をステー1の正規位置で仮に保持してから、ガスケット
7の取付穴9にステー1の位置決め突起10のスペーサ
部12を挿入し、さらにビス13をワッシャ13aを介
してネジ穴12cに締め付けることにより、ガスケット
7をビス13(ワッシャ13a)と当たり面11aとの
間で挟持して、ステー1に取り付けることができる。こ
のとき、コネクタ5の前端周縁には、コネクタ保持部8
の押さえ面8bが係合する。なお、ガスケット7の取付
作業の際に2枚のリブ15の間にコード6を収納できる
ので、コード6を誤ってビス13で噛みこんでしまうこ
とを防止できる。
【0017】一方、ガスケット7は柔軟性を有してはい
るが、コネクタ保持部8の近傍でステー1に取り付けて
いるために取付穴9からコネクタ保持部8の間での変形
量は少なく、したがって、コード6を折り曲げたことか
ら生じる反力に抗してコネクタ5を正規位置に保持する
ことが可能である。このため、メンテナンス作業でドア
ミラーを取り外すときに相手側コネクタがステー側コネ
クタに接続されたままドアミラーを外すことができるの
で、その後の組み付けの際の作業性に優れている。ま
た、ガスケット7は素材が柔軟であるために単にネジな
どでステーに締め付けるだけではしっかりと保持するの
は困難であるが、上記構成ではスペーサ部12を設けて
ガスケット7をその前後から挟持する構成にしているた
め、保持が不安定になることはない。
【0018】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の態様で実施することができ
る。例えば、ガスケット7とステー1との取付部の変形
例を図5及び図6に示している。図5は、第1ボス21
の先端に形成した第2ボス22を上記実施例よりも延長
して、この延長部分にプッシュナット23を装着するこ
とによりガスケット7を保持するようにした例を示して
いる。この例において、リブ24は上記実施例と同様に
ガスケット7の厚さと同等かもしくはそれよりもわずか
に小さな突出量に設定され、リブ24がスペーサ部とし
て機能する。また、図6は、第1ボス31の先端に上記
実施例同様に突出量を規制した3枚のリブ32だけを形
成し、第2ボスは形成せずに第1ボス31に直接ネジ穴
33を形成した例を示している。これらの変形例のよう
に構成しても、上記実施例と同様にコネクタをガスケッ
トで安定して位置保持することができる。
【0019】また、ガスケット7の取付を1カ所で行う
のであれば、取付穴9は上記実施例のように円形以外の
形状にすべきであるが、ガスケット7の取付を複数箇所
で行う場合には第2ボス12aが位置決めとしても機能
するので、ガスケット7の取付穴9と位置決め突起10
の形状をより簡単に円形にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るコネクタ保持構造を
適用したドアミラーのステーを車体への取付面から見た
図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 図1のIII−III線拡大断面図である。
【図4】 ガスケットとステーとの取付部の分解斜視図
である。
【図5】 ガスケットとステーとの取付部の第1の変形
例を示す分解斜視図である。
【図6】 ガスケットとステーとの取付部の第2の変形
例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ステー 2 ハウジング 3 格納機構 3a 中空軸 4 ネジ 5 コネクタ 6 コード 7 ガスケット 8 コネクタ保持部 8a 側壁 8b 押さえ面 9 取付穴 9a 円形部 9b 溝 10 位置決め突起 11 第1ボス 12 スペーサ部 12a 第2ボス 12b リブ 12c ネジ穴 13 ビス 13a ワッシャ 14 ホルダ 15 リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−26029(JP,A) 特開 平7−223490(JP,A) 実開 平6−72747(JP,U) 実開 昭63−25656(JP,U) 実開 平2−124736(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 1/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアミラーのステー(1)にコネクタ(5)を
    保持する構造であって、 上記ステー(1)と車体面との間のシール材として該ステ
    ー(1)に設けられる略板状のガスケット(7)に、コネクタ
    保持部(8)と、ステーへの取付穴(9)とが形成され、 上記ガスケット(7)のコネクタ保持部(8)は、正規位置に
    あるコネクタ(5)の外側面の周囲に位置する側壁(8a)
    と、該側壁(8a)の前端部から内方へ延出してコネクタ
    (5)の前端周縁と係合する押さえ面(8b)とを有し、上記
    取付穴(9)は該コネクタ保持部(8)の近傍に配置され、 上記ステー(1)は、上記ガスケット(7)の取付穴(9)の周
    囲に対する当たり面(11a)と、該当たり面(11a)から該ガ
    スケット(7)の厚さと同じないしはそれよりもわずかに
    小さな突出量で上記取付穴(9)に嵌合するように形成さ
    れたスペーサ部(12)とを有する位置決め突起(10)を備
    え、 上記スペーサ部(12)を上記ガスケット(7)の取付穴(9)に
    挿入した状態で上記当たり面(11a)との間に該ガスケッ
    ト(7)を挟持するように上記位置決め突起(10)に固定さ
    れる固定手段(13)を備えたことを特徴とするドアミラー
    のコネクタ保持構造。
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