JPS626328Y2 - - Google Patents

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JPS626328Y2
JPS626328Y2 JP16346481U JP16346481U JPS626328Y2 JP S626328 Y2 JPS626328 Y2 JP S626328Y2 JP 16346481 U JP16346481 U JP 16346481U JP 16346481 U JP16346481 U JP 16346481U JP S626328 Y2 JPS626328 Y2 JP S626328Y2
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JP
Japan
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boss
retainer
peripheral wall
inner peripheral
wall
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JP16346481U
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JPS5867109U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車用マーク類やその他の装飾用
マーク(以下、オーナメントと称す)等の被取付
体のボス部に嵌装し、自動車の外板等の取付基板
の差込孔にボス部とともに差し込んで、被取付体
を取付基板に係止保持するための樹脂リテーナの
係止構造の改良に関するものである。
本出願人は、従来、リテーナとオーナメントの
ボス部とを熱かしめによつて固定しなければなら
ない不便に鑑みて、実願昭55−91325号におい
て、以下の如き趣旨の樹脂リテーナを提案してい
る。
この樹脂リテーナは、第1図および第2図に示
すように、樹脂リテーナ16の先端部に、ボス部
11先端に設けたくびれ段部12に係止するボス
固定部19と、ボス部先端面より軸方向に切込ん
でボス部を割状とするスリツト14に圧入係止す
る挿入片部20を設ける一方、該リテーナの外周
面に、差込孔23の内縁部に係止する爪部24を
突設すると共に、該爪部に弾性力を付与する穴部
25を穿設したことを特徴とするものである。
かかる構造の樹脂リテーナは、前述した如き熱
かしめによる固着を不要とすることができ、無駄
な工数を省くことができ、作業性を向上できる等
の種々の利点を有するが、なお改善すべき余地が
あつた。
即ち、上記の樹脂リテーナでは、取付用ボス1
1側に、アンダーカツト部12とスリツト14を
設ける必要上金型が複雑となり、さらに組付けに
際しては取付用ボス11のスリツト14とリテー
ナ16のクサビ状の挿入片部20との位置決めが
必要であり、また、リテーナ16をボス11に取
付けた後でスリツト14に挿入片部20をたたき
込む必要があり、組付け性においても十分良好だ
とは言い難い問題があつた。
また、防水性を確保するためには、ツバ部とパ
ツドの間及びパツドとマークの間およびツバ部と
取付基板の間の3ケ所をシールする必要があつ
た。この時、スポンジワツシヤーをリテーナより
先に組み付ける為、リテーナ組み付け時にワツシ
ヤーが偏る場合があり、防水性を確保できない可
能性があつた。
本考案は、したがつて、取付用ボス側の構造を
より簡単化することができるうえ、取付性、さら
には防水性に優れた樹脂リテーナを提供すること
を基本的な目的としている。
このため、本考案においては、樹脂製リテーナ
本体と一体に径方向の支持壁によつて支持された
内周壁を形成して、この内周壁をボス部に弾性的
に密に嵌合させるようにし、内周壁の上端内周に
は内向きのリブを設け、ボスの上端部に設けた抜
止め段部に係止させてリテーナを抜止めするとと
もに、内周壁の支持壁に支持された部分には軸方
向に沿つて凹溝を形成してボス部との間の嵌合誤
差に起因する周方向の歪みを吸収するようにする
一方、リテーナ本体の下部側外周に高さの異なる
各一対の爪部を形成して、リテーナ下端外周に形
成したツバ部との間で、異なる厚みの取付基板の
差込口部にも係止しうるようにし、さらに各一対
の爪部の側部を薄肉に形成して、外部に対して防
水性を付与するとともに、爪部に若干の弾性を付
与したことを基本的な特徴としている。
以下、より具体的に図示の実施例について本考
案を説明する。
第3図において、30は取付基板、31は取付
基板30に設けた差込口32に差し込んだオーナ
メントのボス、33はボス31を取付基板30の
差込口32に固定するため、下端外周に設けたツ
バ部34を差込口32の下側まで差し込んだ状態
にボス31に上方から嵌合した大略円錐筒(コー
ン)状のリテーナである。
上記リテーナ33は、第4図および第5図に示
すように、下側約1/3が円筒として形成され下
端に前記ツバ部34を有する円筒部35aと該円
筒部35aに連続して外径が上側に向つて徐々に
減少した円錐筒部35bからなるリテーナ本体3
5の内周側に内周壁36を設け、円錐筒部35b
の下部外周部に各一対の爪部37,37,38,
38を一体成形した基本構造を有し、第1図に示
すように、内周壁36をボス31に密に嵌合さ
せ、爪部37,38の下向き斜面37a,38a
を差込口32に喰込ませて(第3図参照)ボス3
1を取付基板30に固定しうるようにしている。
上記内周壁36は、ボス31の外径に等しい内
径を有する円筒状の壁部として、リテーナ本体3
5の円錐筒部35bの上部と一体に形成され、下
端部36aは円錐筒部35bとの間に該下端部3
6aの径方向の弾性変形を許容する間隔39を形
成している。この内周壁36の下端部36aは、
リテーナ33の軸心Oに関して90゜の角度間隔を
なす計4つの径方向の支持壁40によつてリテー
ナ本体35から支持し、下端部36aをボス31
の外周面に密着させるようにしている。
この支持壁40によつて支持された内周壁36
の内面には、軸方向に平行に断面アール状の凹溝
41を条設し、これら計4つの凹溝41により、
内周壁36とボス31との間に生じうる嵌合誤差
を弾性的に吸収しうるようにしている。また、上
記内周壁36の上端内周には、内向き(径方向)
の抜止用リブ42を一体に形成し、第7図に示す
ように、リテーナ33をボス31に嵌合した状態
で、抜止用リブ42をボス31の上部に設けた係
止段部43に下側から係合して、リテーナ33の
抜脱を阻止するようにしている。
一方、上記各一対の爪部37,37,38,3
8は、第6図に明示するように、ツバ部34に対
する高さ37h及び38hを高低2段に設定し、
取付基板30の厚みが異なる場合、或いは取付基
板30の塗膜の厚みが異なる場合にも有効に対処
しうるようにしている。また、これら各一対の爪
部37,37,38,38の側部の円筒部35a
の壁部は、第4図及び第8図に示すように、爪部
37,38の径方向の弾性変位を保証しうるよう
に、薄肉部44として形成し、爪部37,38が
取付基板30側の厚みの変動に拘らず、差込口3
2に確実に喰い込みうるようにしている。
上記の構成から明らかなように、本考案にかか
る樹脂リテーナを用いる場合には、取付基板30
の差込口32にボス31を嵌め合せた状態で、樹
脂リテーナ33をリング状の治具を用いてボス3
1に上方から嵌合させ、抜止用リブ42がボス3
1の係止段部43に係合するまで押込む操作だけ
で、ボス31を取付基板30に係止固定すること
ができ、組付性が著しく向上する。
また、内周壁36は支持壁40によつて支持さ
れているためボス31の外周面に密着しており、
抜止用リブ42はボス31に対し全周に渡つて密
着し、取付基板30の差込口32の内周側は、薄
肉部44を有するリテーナ本体35の円筒部35
aが全周においてカバーしているため、樹脂リテ
ーナ33によつてボス31と取付基板30との間
の防水構造において、ボス部31と抜止用リブ4
2とが密着している部分を完全な防水構造とする
ことができる。
さらに、支持壁40に沿つて設けた凹溝41は
ボス31との間の嵌合誤差の吸収にとつて有効で
ある。
さらにまた、本考案に係る樹脂リテーナ33を
用いる場合には、ボス31には単に係止段部43
を設けるだけでよく、したがつてボス31のため
の金型はごく簡単なものとすることができる。
本考案にかかる樹脂リテーナは、上記実施例に
限定されず、次の如くの構成としてもよい。即
ち、抜止用リブ42のボス31に対する嵌合力に
よつてボス31とリテーナ33との抜脱の阻止が
可能な場合には、ボス31の係止段部43は必ず
しも必要とされない。
なお、第7図に示すように、ツバ部34外周に
適合するスポンジ製ワツシヤ45を用いて、より
一層の防水性の向上を図るようにしてもよいこと
はいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の樹脂リテーナの取
付状態を夫々示す斜視図および垂直断面図、第3
図は本考案にかかる樹脂リテーナの取付状態を示
す斜視図、第4図は第3図に示す樹脂リテーナの
半分の平面図、第5図は第4図のA−A線方向断
面図、第6図は第4図のB方向矢視図、第7図は
上記樹脂リテーナの組付状態を示す垂直断面図、
第8図は第6図のB−B線方向断面図である。 30……取付基板、31……ボス、32……差
込口、33……樹脂リテーナ、34……ツバ部、
35……リテーナ本体、36……内周壁、37,
38……爪部、40……支持壁、41……凹溝、
42……抜止用リブ、43……係止段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端外周にツバ部を形成した大略円錐筒形状の
    リテーナ本体の上部側内周部に、被取付体のボス
    部外周に密に嵌合する内周壁を形成して、リテー
    ナ本体に相対して径方向に弾性変形可能とすると
    ともに、内周壁の下半部をリテーナ本体から支持
    する径方向の支持壁を等角度間隔に設けて、支持
    壁が位置する内周壁の内面に軸方向に沿つた凹溝
    を形成して、周方向の歪み吸収部を構成し、上記
    内周壁の上端には内向きの上端リブを形成する一
    方、リテーナ本体の下側外周に高さの異なる各一
    対の爪部を形成し、かつ爪部の側部を薄肉部とし
    たことを特徴とする樹脂リテーナ。
JP16346481U 1981-10-30 1981-10-30 樹脂リテ−ナ Granted JPS5867109U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16346481U JPS5867109U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 樹脂リテ−ナ

Applications Claiming Priority (1)

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JP16346481U JPS5867109U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 樹脂リテ−ナ

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Publication Number Publication Date
JPS5867109U JPS5867109U (ja) 1983-05-07
JPS626328Y2 true JPS626328Y2 (ja) 1987-02-13

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ID=29955758

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JP16346481U Granted JPS5867109U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 樹脂リテ−ナ

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JPS5867109U (ja) 1983-05-07

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