JP2538173Y2 - スイッチの節度溝の構造 - Google Patents

スイッチの節度溝の構造

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JP2538173Y2
JP2538173Y2 JP12729890U JP12729890U JP2538173Y2 JP 2538173 Y2 JP2538173 Y2 JP 2538173Y2 JP 12729890 U JP12729890 U JP 12729890U JP 12729890 U JP12729890 U JP 12729890U JP 2538173 Y2 JP2538173 Y2 JP 2538173Y2
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knob
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gentle slope
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秀穂 福田
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ナイルス部品株式会社
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば、誤操作防止ノブを有する自動車用
足踏み手元リリース型パーキングブレーキのパーキング
ブレーキ用解除スイッチ等のスイッチの節度溝の構造に
関する。
[従来の技術] 従来からオートマチック自動車に搭載されている足踏
み手元リリース型パーキングブレーキは、例えば、日産
自動車株式会社発行のNISSANインフィニティQ45 G50型
車 新型車説明書(1989年10月発行)に開示されている
ように、リリースノブにてブレーキを解除している。該
リリースノブは、ワイヤーを介してリリースレバーに連
結し、パーキングブレーキを手動的に解除するノブであ
る。該リリースノブは、ワイヤーと共に作動するノブで
あり、誤操作防止手段を具備していない。このため、従
来のリリースノブは、誤操作防止手段を備えていないの
で危険性を伴なうものであった。
そこで、この危険性を解消するために、リリースノブ
の誤操作を防止するための誤操作防止ノブを備えた解除
スイッチがある。該解除スイッチは、リリースノブを操
作することによりモータを回転させ、パーキングブレー
キを解除させるためのスイッチである。リリースノブ
は、スプリングにより自動復帰するレバースイッチであ
り、節度機構を備えていない。
[考案が解決しようとする問題点] 前述した従来の足踏み手元リリース型パーキングブレ
ーキのリリースノブは、節度機構がないため、該リリー
スノブを操作したときにスイッチがONする感触が指に伝
わって来ない。このため、自動復帰型のリリースノブを
操作した場合、ノブが完全にONする位置まで操作されず
に操作を終了することがある。この場合、リリースノブ
が不完全にONした状態で自動復帰するので、ON時間不足
となり、パーキングブレーキを完全に解除することがで
きないという問題点がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係るスイッチの節度溝の構造は、前述した従
来の問題点を解消すべく考案されたものであり、スプリ
ングに付勢された節度部材が圧接するスイッチの節度溝
において、前記節度部材が係止する最深部と、該最深部
に隣設された第1の緩斜面と、該第1の緩斜面に隣設さ
れた第1の急斜面と、該第1の急斜面を隣設された第2
の緩斜面と、該第2の緩斜面に隣設された第2の急斜面
とを形成したことことにより、従来技術の問題点を解消
するものである。
[作用] ノブを操作しない場合、節度部材は、節度溝の最深部
に係止している。そして、ノブを操作すると、節度部材
は、先づ第1の緩斜面を登り、該第1の緩斜面と第1の
急斜面との境点に係止する。ノブの操作力は、この境点
にて頂点になる。更にノブを操作すると、節度部材は、
第1の急斜面を登り、平坦な第2の緩斜面まで転動す
る。このときのノブの操作力は、頂点となった境点から
離れるに従って弱くなる。そして、更にノブを操作する
と、節度部材は、第2の緩斜面から第2の急斜面を登
る。このときのノブの操作力は、急上昇する。そして、
ノブから手を放すと、節度部材は、元の最深部の位置ま
で自動復帰する。
以上のようにノブを操作した場合、節度部材は、溝の
他端部を越えるとすぐに第2の緩斜面まで進むと共にク
リック感がある。このため、スイッチのON位置を節度溝
の境点を少し過ぎた地点に設置することにより、ON時間
不足を解消することができる。
[実施例] 以下、第1図、第2図、第3図及び第4図に基づき本
考案に係るスイッチの節度溝の構造の一実施例を詳述す
る。本実施例は、パーキングブレーキ解除スイッチにつ
いての説明である。
1は、パーキングブレーキのペダルを解除する解除ス
イッチである。該解除スイッチ1は、自動車のコンソー
ルに設置され、誤操作防止ノブ2とリリースノブ3と他
の車載用スイッチ4とを備えている。誤操作防止ノブ2
は、スプリング5により自動復帰するプッシュ型の押釦
である。該誤操作防止ノブ2は、スプリング5を支持す
るための突起2aと、リリースノブ3の動作を阻止するた
めのストッパー2bとを形成している。該誤操作防止ノブ
2は、下蓋6とにより、スプリング5と音出しスプリン
グ7を支持している。また、該誤操作防止ノブ2は、ケ
ース8の開口部8aに下方から挿入し、該ケース8内を上
下移動可能な状態に下蓋6により支持されている。スト
ッパー2bは、下蓋6の切欠部6aを挿通してケース8外に
突出している。該ストッパー2bは、突片3aに衝当してリ
リースノブ3の回動を阻止するための衝当部2cを突出し
ている。衝当部2cは、誤操作防止ノブ2を押圧しないと
きは、突片3aの横に位置し、リリースノブ3の回動を阻
止する。そして、該衝当部2cは、誤操作防止ノブ2を押
圧したとき、下降してリリースノブ3の回動を可能にす
る。リリースノブ3は、軸棒9を中心として揺動するノ
ブであり、左右に突片3a及び3bを形成している。突片3a
及び3bは、下端を可動盤10の連結部10a及び10bに係合し
ている。下蓋6は、突起2aに係合する係合溝6bと、誤操
作防止ノブ2に保持された音出しスプリング7の圧接部
7aが圧接する音出し溝6cを形成している。軸棒9は、リ
リースノブ3及び該リリースノブ3を自動復帰させるた
めのスプリング16aを挿通してケース8に挿嵌される。
可動盤10は、リリースノブ3を矢印A及びB方向に揺動
させることにより、極盤11上を矢印C及びD方向に移動
させる。該可動盤10は、略コ字形状をしており、内壁に
極盤11の案内突部11aに係合する溝10cを形成し、該案内
突部11aに案内されて、矢印C及びD方向に移動する。
該可動盤10の下面には、スプリング12に付勢された節度
部材13と、スプリング14に付勢された可動接片15を設置
している。また、可動盤10は、側面に該可動盤10を矢印
D方向に押付けるためのスプリング16bを設置してい
る。極盤11は、ケース8の下面に装着される。節度部材
13は、可動盤10が矢印C及びD方向に移動したときに、
節度溝11b上を移動する。節度溝11bは、第4図に示すよ
うにリリースノブ3を操作しないときに節度部材13が圧
接する最深部aと、該最深部aに隣設された第1の緩斜
面bと、該第1の緩斜面bに隣設された第1の急斜面c
と、該第1の急斜面cに隣設された第2の緩斜面dと、
該第2の緩斜面dに隣設された第2の急斜面eとを有す
る。節度部材13は、スプリング12に付勢されており、ス
チールボールあるいは節度ピンから成る。該節度部材13
は、可動盤10が矢印C及びD方向に移動したときに、節
度溝11b上を摺動する。可動接片15は、固定接点17a及び
17bに接触する。
本考案に係るスイッチの節度溝の構造は、以上のよう
な構成であり、次にその作用を詳述する。
リリースノブ3は、ストッパー2bにより、誤操作防止
ノブ2を押圧したときだけ、操作することができる。該
リリースノブ3は、操作しないとき、スプリング16aに
より、矢印B方向に押戻されている。可動盤10は、スプ
リング16a及び16bにより、矢印D方向に押戻されて、節
度部材13が節度溝11bの最深部aに圧接している。
パーキングブレーキを解除する場合は、先ず、誤操作
防止ノブ2を押圧し、かつリリースノブ3を矢印A方向
に操作する。すると、節度部材13は、第4図に示す操作
力により節度溝11bを摺動する。すなわち、リリースノ
ブ3を操作すると、節度部材13は、最深部aから第1の
緩斜面bを登り、第1の緩斜面bと第1の急斜面cとの
境点fにて操作力が頂点となる。そして、節度部材13
は、境点fを過ぎると、一気に第1の急斜面cを越えて
第2の緩斜面dまで進む。このときのリリースノブ3の
操作力は、節度部材13が境点fに位置するときに頂点と
なり、該節度部材13が境点fを過ぎ第2の緩斜面dに移
動するまで減少する。このため、リリースノブ3は、節
度部材13が境点fを越えるときにクリック感がある。可
動接片15は、節度部材13と共に極盤11上を摺動し、節度
部材13が境点fをわずかに過ぎたON地点gにて固定接点
17bに接触してONする。更にリリースノブ3を矢印A方
向に操作すると、節度部材13は、第2の緩斜面dから第
2の急斜面eに進む。このときのリリースノブ3の操作
力は、急上昇する。このため、操作者は、解除スイッチ
1が確実にONしたことをリリースノブ3の操作力が急上
昇し、指の感触で知ることができる。可動接片15は、節
度部材13がON地点gから第2の急斜面eに存在している
ときにONし、パーキングブレーキを解除する。
リリースノブ3から手を放すと、リリースノブ3は、
スプリング16a及び16bにより矢印B方向に復帰する。可
動盤10は、スプリング16a及び16bにより矢印D方向に復
帰して、OFFとなる。該可動盤10に設置された節度部材1
3は、第2の急斜面eから第2の緩斜面d、第1の急斜
面c、及び第1の緩斜面bを摺動して最深部aに係止す
る。
[考案の効果] 本考案に係るスイッチの節度溝の構造は、スイッチの
節度溝に最深部と第1の緩斜面と第1の急斜面と第2の
緩斜面と第2の急斜面とを形成したことにより、ノブを
操作した場合、節度部材が第1の緩斜面と第1の急斜面
との境点を過ぎると一気に第2の緩斜面に進むようにす
ることができると共にノブにクリック感を与えることが
できる。このため、スイッチのONポイントを節度溝の境
点を少し過ぎた地点に設置することにより、スイッチの
ON時間不足を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図及び第4図は、本考案に係るス
イッチの節度溝の構造の好適な実施例を示す図面であ
り、第1図は分解斜視図、第2図は中央縦断面図、第3
図はリリースノブと節度部材との関係を示す説明図、第
4図は節度溝と操作力との関係を示す説明図である。 1……解除スイッチ、3……リリースノブ、10……可動
盤、11……極盤、11b……節度溝、13……節度部材、15
……可動接片、17a及び17b……固定接点、a……最深
部、b……第1の緩斜面、c……第1の急斜面、d……
第2の緩斜面、e……第2の急斜面、f……境点、g…
…ONポイント。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプリングに付勢された節度部材が圧接す
    るスイッチの節度溝において、 前記節度部材が係止する最深部と、 該最深部に隣設された第1の緩斜面と、 該第1の緩斜面に隣設された第1の急斜面と、 該第1の急斜面に隣設された第2の緩斜面と、 該第2の緩斜面に隣設された第2の急斜面と を形成したことを特徴とするスイッチの節度溝の構造。
JP12729890U 1990-11-29 1990-11-29 スイッチの節度溝の構造 Expired - Lifetime JP2538173Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007080756A1 (ja) * 2006-01-12 2007-07-19 Honda Motor Co., Ltd. サイドスタンドスイッチ

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WO2007080756A1 (ja) * 2006-01-12 2007-07-19 Honda Motor Co., Ltd. サイドスタンドスイッチ
CN101356090B (zh) * 2006-01-12 2010-08-18 本田技研工业株式会社 侧撑开关
US8003903B2 (en) 2006-01-12 2011-08-23 Honda Motor Co., Ltd. Side stand switch

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