JP2505577Y2 - パ―キングブレ―キ解除装置 - Google Patents

パ―キングブレ―キ解除装置

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JP2505577Y2
JP2505577Y2 JP1989098262U JP9826289U JP2505577Y2 JP 2505577 Y2 JP2505577 Y2 JP 2505577Y2 JP 1989098262 U JP1989098262 U JP 1989098262U JP 9826289 U JP9826289 U JP 9826289U JP 2505577 Y2 JP2505577 Y2 JP 2505577Y2
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parking brake
switch
operation button
pressing
shift lever
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昇三 鬼頭
昇一 原田
謙一 中村
正義 片桐
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Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はパーキングブレーキ解除装置に係り、特に自
動車等の自動変速機用シフトレバー装置に内蔵されたパ
ーキングブレーキ解除装置に関する。
[従来の技術] 従来、パーキングブレーキのロツクを足踏みペダルに
よって操作できるようにした所謂足踏みペダル式パーキ
ングブレーキを採用する自動車では、パーキングブレー
キロック状態のパーキングブレーキをロツク解除するロ
ツク解除機器のレバーを手動操作で作動させてパーキン
グブレーキをロツク解除できるようになっている。しか
し、レバーは手動操作でロツク解除機器に動力を伝達
し、この動力でロツク解除機器を作動する構成であり、
大きな操作力を要し、操作性が悪いという問題があっ
た。そこで、操作性向上のためロツク解除機器を電気的
駆動手段で作動するようにし、この駆動手段の電気回路
に接続されるスイツチの操作によってパーキングブレー
キをロツク解除できるようにすることが考えられてい
る。
例えば、操作ボタンがデイテント解除ボタンの非押圧
状態で押圧操作不可能とされて、デイテント解除ボタン
の押圧状態のみ押圧操作可能とするパーキングブレーキ
解除装置が本考案者によって考案されている(実願平1
−36680号(実開平2−88871号))。
しかしながら、このパーキングブレーキ解除装置にお
いては、パーキングブレーキ解除と同時にシフトチエン
ジする場合には操作性が良かったが、パーキングブレー
キ解除のみを行う場合には、操作性が悪かった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は上記に鑑み、パーキングブレーキ解除のみを
行う場合の操作性を向上できるパーキングブレーキ解除
装置を得ることが目的である。
[課題を解決するための手段] 実用新案登録請求の範囲(1)に記載の本考案は、自
動変速機用シフトレバー装置に内蔵されたパーキングブ
レーキ解除装置であって、 パーキングブレーキ解除用の電気回路を開閉するスイ
ツチと、 押圧操作された前記スイツチを作動させる操作ボタン
と、 この操作ボタンと前記スイツチとの間に介在され、一方
の端部がシフトレバーのデイテント解除ボタン突出面と
同一面に突出し、非押圧状態で前記操作ボタンの押圧操
作を不可能とし、デイテント解除ボタンと同一方向の押
圧操作で変位して前記操作ボタンの押圧操作を可能とす
るストツパ部材と、 を備え、 前記操作ボタンを前記シフトレバーの車両前方側の面
に形成し、シフトレバーを把持した状態で、前記ストツ
パ部材と前記操作ボタンとを、親指と他の指とで同時に
押圧操作可能としたことを特徴としている。
また、実用新案登録請求の範囲(2)に記載の本考案
は、実用新案登録請求の範囲(1)に記載の自動変速機
用シフトレバー装置において、前記スイツチは押圧操作
によつてパーキングブレーキ解除用の電気回路を通電状
態とすると共に、 前記操作ボタンは、前記スイツチの押圧部に対向配置
され、前記押圧操作により前記スイツチの押圧部に当接
し押圧する凸部が形成されており、 前記ストツパ部材は、前記操作ボタンと前記スイツチ
との間に設けられ、前記凸部が通過可能な開口部を備
え、押圧操作でスライドし前記開口部が前記凸部と前記
スイツチの押圧部との間に移動する、ことを特徴として
いる。
[作用] 実用新案登録請求の範囲(1)に記載の本考案に係る
自動変速機用シフトレバー装置では、ストツパ部材によ
って操作ボタンが押圧操作不可能とされる。従って、パ
ーキングブレーキ解除用の電気回路を開閉するスイツチ
は、ストツパ部材を押圧操作しない限りは車両停止時に
操作ボタンが押圧されたとしても閉じられることがな
く、パーキングブレーキはロツク解除されない。
一方、ストツパ部材が押圧操作された場合には、操作
ボタンの押圧操作によってスイツチが閉じられ、これに
よりパーキングブレーキ解除用の電気回路が通電されパ
ーキングブレーキがロツク解除される。
すなわち、ストツパ部材はシフトチエンジのための操
作から独立されており、パーキングブレーキのロツク解
除時にシフトチエンジされることがなく、パーキングブ
レーキ解除のみを行う場合の操作性を向上できる。
さらに、ストツパ部材の一方の端部と、デイテント解
除ボタンとがシフトレバーの同一面に突出するように形
成され、また、シフトレバーを把持した状態で、ストツ
パ部材と操作ボタンとを、親指と他の指とで同時に押圧
操作できるようにされているので、デイテント解除ボタ
ンの押圧を伴うシフトチエンジとパーキングブレーキ解
除の両方を行う場合、デイテント解除ボタンの押圧を伴
うシフトチエンジに続いて、ストツパ部材、ロツク解除
ボタンの押圧操作によるパーキングブレーキ解除が連続
的に行え、操作性が良い。
実用新案登録請求の範囲(2)に記載の本考案に係る
自動変速機用シフトレバー装置では、ストツパ部材を押
圧操作しないと、ストツパ部材が、操作ボタンの凸部と
スイツチの押圧部との間に介在しているため、操作ボタ
ンが押圧操作不可能とされる。従って、押圧操作によっ
てパーキングブレーキ解除用の電気回路を通電状態とす
るスイツチは、ストツパ部材を押圧操作しない限りは車
両停止時に操作ボタンが押圧されたとしても閉じること
がなく、パーキングブレーキはロツク解除されない。
一方、ストツパ部材が押圧操作された場合には、スト
ツパ部材がスライドし、凸部が通過可能な開口部が、操
作ボタンの凸部とスイツチの押圧部との間に移動するた
め、操作ボタンの押圧操作によって凸部がスイツチの押
圧部を押圧し、スイツチが閉じられ、これによりパーキ
ングブレーキ解除用の電気回路が通電されパーキングブ
レーキがロツク解除される。
すなわち、ストツパ部材はシフトチエンジのための操
作から独立されており、パーキングブレーキのロツク解
除時にシフトチエンジされることがなく、パーキングブ
レーキ解除のみを行う場合の操作性を向上できる。
[実施例] 第1図から第4図には、本考案が適用されたパーキン
グブレーキ解除装置が設けられた自動変速機用シフトレ
バー装置10が示されている。
第2図に示される如く、このシフトレバー装置10で
は、シフトレバー12の第2図の矢印E方向及び矢印F方
向の揺動操作によって図示しない自動変速機のシフトポ
ジシヨンを変更できるようになっている。
第3図に示される如く、シフトレバー12には、先端の
ノブ14にデイテント解除ボタン16が押圧操作可能に取り
付けられている。
デイテント解除ボタン16は圧縮コイルスプリング22に
よって反押圧操作方向(第3図左方向)に付勢され、圧
縮コイルスプリング22の付勢力に抗して押圧操作される
ようになっている。このデイテント解除ボタン16はシフ
トポジシヨンを変更する場合に押圧操作されるようにな
っている。すなわち、デイテント解除ボタン16には係合
孔24が形成されており、この係合孔24にスリーブ26が挿
入されて押圧操作でスリーブ26及びスリーブ26に連結さ
れるロツド28を下方へ移動してシフトレバー12の移動制
限を解除できるようになっている。
第4図示さされる如く、ノブ14の車両前側(第4図の
矢印D方向側)にはカバー15が固着されている。第1図
に示される如く、このカバー15には矩形状の開口15Aが
穿設されており、この開口15Aには、操作ボタンとして
のパーキングブレーキロツク解除ボタン18が押圧操作可
能に軸支されている。すなわち、パーキングブレーキロ
ツク解除ボタン18は矩形状の板材とされており、その上
端の上辺に沿った両端部は、それぞれ筒状に形成された
軸受部18B、18Cとされている。この軸受部18B、18Cには
軸20が貫通されており、この軸20の両端部20A、20Bはそ
れぞれ、カバー15の開口15Aの上端部近傍に形成された
軸受部15B、15Cに係合されている。
また軸20の中央部には、ねじりコイルスプリング21の
両端部に形成されたコイル部21Aがそれぞれ捲着されて
いる。このねじりコイルスプリング21の両端フツク部21
Bは、それぞれパーキングブレーキロツク解除ボン18の
ノブ14側面18Bに係合されており、ねじりコイルスプリ
ング21の中央連絡部21Cは、カバー15のノブ14側面15Dに
係合されている。従って、パーキングブレーキロツク解
除ボタン18はねじりコイルスプリング21によって車両前
方向(第4図の矢印D方向)に付勢されており、ねじり
コイルスプリング21の付勢力に抗して車両後方向(第4
図の矢印C方向)へ揺動可能とされている。
パーキングブレーキロツク解除ボタン18の近傍には、
ストツパ部材としてのロツクプレート30が配置されてい
る。このロツクプレート30はパーキングブレーキロツク
解除ボタン18と交差しており、第3図の矢印A方向及び
矢印B方向へ移動可能とされている。またこのロツクプ
レート30は矩形状の板材で構成されており、一方の端部
30Aはノブ14の外部へ露出されている。他方の端部30Bに
は、矩形の貫通孔32が穿設されている。
ロツクプレート30の中央部近傍には、車両後方(第4
図の矢印C方向)へ向けて凸部30Cが形成されており、
この凸部30Cとノブ14の内壁部14Aとの間には、圧縮コイ
ルスプリング34が挿入されている。
従って、ロツクプレート30は圧縮コイルスプリング34
によって第3図の左側方向(矢印B方向)へ付勢されて
いる。
また、ロツクプレート30が圧縮コイルスプリング34の
付勢力に抗して矢印A方向へ押圧操作された場合の、貫
通孔32に対応する位置にはスイツチ36が配置されてい
る。このスイツチ36はパーキングブレーキロツク解除ボ
タン18の凸部18Aに対向しており、パーキングブレーキ
ロツク解除ボタン18の押圧操作で作動されるようになっ
ている。
このスイツチ36は図示しないパーキングブレーキを駆
動手段、例えばモータの駆動力でロツク解除するロツク
解除機器に接続され、パーキングブレーキロツク解除ボ
タン18の押圧操作でロツク解除機器を作動してパーキン
グブレーキをロツク解除できるようになっている。
また、第2図に示される如くノブ14にはオーバードラ
イブスイッチ38が配設されている。
次に本実施例の作用を説明する。
ロツクプレート30が矢印A方向へ押圧操作されない場
合には、ロツクプレート30の貫通孔32に、パーキングブ
レーキロツク解除ボタン18の凸部18Aが対応していな
い。従って乗員が誤ってパーキングブレーキロツク解除
ボタン18を押圧操作した場合には、凸部18Aがロツクプ
レート30に当接する。このため、パーキングブレーキロ
ツク解除ボタン18はロツクプレート30によって矢印C方
向へ押圧操作不可能とされる。従って、ロツクプレート
30が矢印A方向へ押圧操作されない限りは車両停止時に
パーキングブレーキロツク解除ボタン18押圧されたとし
てもスイツチ36が作動することがなく、パーキングブレ
ーキがロツク解除されることがない。
一方、ロツクプレート30が矢印A方向へ押圧操作され
た場合には、ロツクプレート30の貫通孔32に、パーキン
グブレーキロツク解除ボタン18の凸部18Aが対応する。
このため、パーキングブレーキロツク解除ボタン18が矢
印C方向へ押圧操作された場合には、パーキングブレー
キロツク解除ボタン18の凸部18Aがロツクプレート30の
貫通孔32を貫通して、スイツチ36を閉じる。これにより
ロツク解除機器が作動してパーキングブレーキをロツク
解除する。すなわち、ロツクプレート30はデイテント解
除ボタン16と連動していないため、パーキングブレーキ
のロツク解除時にシフトチエンジされることがなくパー
キングブレーキ解除のみを行う場合の操作性を向上でき
る。
さらに、ロツクプレート30の端部30Aが、デイテント
解除ボタン16とシフトレバー12のノブ14の同一面に突出
するように形成され、また、シフトレバー12のノブ14を
把持した状態で、ロツクプレート30と解除ボタン18と
を、親指と他の指とで同時に押圧操作できるようにされ
ているので、デイテント解除ボタン16の押圧を伴うシフ
トチエンジとパーキングブレーキ解除の両方を行う場
合、デイテント解除ボタン16の押圧を伴うシフトチエン
ジに続いて、ロツクプレート30、パーキングブレーキロ
ツク解除ボタン18の押圧操作によるパーキングブレーキ
解除が連続的に行え、操作性が良い。
[考案の効果] 本考案は上記の構成としたので、パーキングブレーキ
解除のみを行う場合の操作性を向上できると共に、デイ
テント解除ボタンの押圧を伴うシフトチエンジとパーキ
ンブブレーキの解除の両方を行う場合の操作性が良いと
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るパーキングブレーキ解除装置の主
要部を示す斜視図、第2図は本考案に係るパーキングブ
レーキ解除装置の側面図、第3図は第2図III−III線断
面図、第4図は第3図IV−IV線断面図である。 10……シフトレバー装置、18……パーキングブレーキロ
ツク解除ボタン、30……ロツクプレート、36……スイツ
チ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中村 謙一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)考案者 片桐 正義 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−51169(JP,U) 実開 昭61−20463(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動変速機用シフトレバー装置に内蔵され
    たパーキングブレーキ解除装置であって、 パーキングブレーキ解除用の電気回路を開閉するスイツ
    チと、 押圧操作されて前記スイツチを作動させる操作ボタン
    と、 この操作ボタンと前記スイツチとの間に介在され、一方
    の端部がシフトレバーのデイテント解除ボタン突出面と
    同一面に突出し、非押圧状態で前記操作ボタンの押圧操
    作を不可能とし、デイテント解除ボタンと同一方向の押
    圧操作で変位して前記操作ボタンの押圧操作を可能とす
    るストツパ部材と、 を備え、 前記操作ボタンを前記シフトレバーの車両前方側の面に
    形成し、シフトレバーを把持した状態で、前記ストツパ
    部材と前記操作ボタンとを、親指と他の指とで同時に押
    圧操作可能としたことを特徴とするパーキングブレーキ
    解除装置。
  2. 【請求項2】前記スイッチは押圧操作によってパーキン
    グブレーキ解除用の電気回路を通電状態とすると共に、 前記操作ボタンは、前記スイツチの押圧部に対向配置さ
    れ、前記押圧操作により前記スイツチの押圧部に当接し
    押圧する凸部が形成されており、 前記ストツパ部材は、前記操作ボタンと前記スイツチと
    の間に設けられ、前記凸部が通過可能な開口部を備え、
    押圧操作でスライドし前記開口部が前記凸部と前記スイ
    ツチの押圧部との間に移動する、ことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲(1)に記載のパーキングブレーキ
    解除装置。
JP1989098262U 1989-08-23 1989-08-23 パ―キングブレ―キ解除装置 Expired - Lifetime JP2505577Y2 (ja)

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JPH0337062U JPH0337062U (ja) 1991-04-10
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6051169U (ja) * 1983-09-19 1985-04-10 日産ディーゼル工業株式会社 駐車ブレ−キレバ−
JPS6120463U (ja) * 1984-07-13 1986-02-06 日産自動車株式会社 ペダル式駐車ブレ−キ

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