JP2538039Y2 - オイルレベルゲージ - Google Patents

オイルレベルゲージ

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JP2538039Y2
JP2538039Y2 JP3572592U JP3572592U JP2538039Y2 JP 2538039 Y2 JP2538039 Y2 JP 2538039Y2 JP 3572592 U JP3572592 U JP 3572592U JP 3572592 U JP3572592 U JP 3572592U JP 2538039 Y2 JP2538039 Y2 JP 2538039Y2
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シール性に優れたオイ
ルレベルゲージに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば汎用性のエンジンのオイル
レベルゲージとして、ゲージ本体にOリング或いは板状
のパッキンを取り付けてオイルの漏洩を防止するような
構造のものが知られている。つまり、ゲージ本体はオイ
ル液中に差込まれる計量棒部と、この計量棒部の基端側
に設けられる雄ネジ部と、この雄ネジ部に隣接して設け
られる大径部を備え、この大径部のフランジ面をパッキ
ン押え面として構成するとともに、雄ネジ部と大径部の
間にパッキンを嵌着するようなタイプのものが一般的で
ある。一方、エンジンのゲージ差込口には、ゲージ本体
の雄ネジ部に螺合する雌ネジ部が設けられ、レベル測定
時以外は、前記ゲージ本体の雄ネジ部をゲージ差込口の
雌ネジ部に螺合させて締め付け、パッキン押え面とゲー
ジ差込口の端面との間のパッキンでオイルの漏洩を防止
するというものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の場合、
ゲージ本体の雄ネジ部に隣接するパッキン装着部は通常
丸棒形状であり、この丸棒形状部に装着される板状パッ
キン或いはOリングは、ゲージ本体の軸回りに回転可能
に装着されているため、エンジンのゲージ差込口からゲ
ージ本体の脱着を繰り返すうちパッキンが下方から抜け
出て脱落するおそれがあった。又、例えばゴム製のパッ
キン等にあっては、締付、弛みの塑性変形の繰り返しに
よって時間とともに製造時のパーティングラインの跡が
残り、回転等によって位置がずれるとオイルリークしや
すくなるという問題もあった。更に、ゲージ本体を鋳造
で製造するような場合には、前述のパッキン押え面に型
割り用の抜き勾配を設けることがあり、かかる場合にパ
ッキン押えが不十分となってシールが完全に行えないと
いう問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本考案はゲージ本体にパッキンを設けたオイルレベ
ルゲージにおいて、ゲージ本体のパッキン装着部にパッ
キンの回転を阻止する回り止め部を設ける一方、パッキ
ンに該回り止め部と同形の嵌着孔を設け、且つパッキン
のシール面に嵌着孔を取り囲む円形状のラビリンスリッ
プを設けた。
【0005】
【作用】回り止め部によってパッキンの回転を阻止すれ
ば、パッキンが脱落しにくくなり、又常に同じ位置で締
代が確保出来るためシール性が良好となる。又、パッキ
ンのシール面に設けたラビリンスリップによってシール
性は一層良好となる。
【0006】
【実施例】本考案のオイルレベルゲージの実施例につい
て添付した図面に基づき説明する。本考案のオイルレベ
ルゲージ20は、図8に示すように、例えば汎用性エン
ジン1用として構成され、クランクケース2から膨出し
て設けられたゲージ差込口3に差込まれて、クランクケ
ース2下方のオイルパン内のオイル量を計量出来るよう
にされている。
【0007】すなわち、かかるエンジン1は周知の形態
のものであり、シリンダ4内を摺動するピストン5と、
このピストン5とクランクシャフト6を連結するコンロ
ッド7を備えるとともに、バルブ形式はオーバーヘッド
バルブ型である。つまり、クランクシャフト6によって
駆動されるカムシャフト8の作動をタペット10、プッ
シュロッド11、ロッカアーム12を通じてバルブ13
に伝達するようなタイプである。尚、図中14は燃料タ
ンクである。
【0008】そして前記オイルレベルゲージ20は、図
9の拡大図に示すように、オイル液面下に差込まれる計
量棒部21aを備えたゲージ本体21と、このゲージ本
体21に装着されたパッキン22からなる。
【0009】それでは、オイルレベルゲージ20の細部
について図1から図7に基づき説明する。尚、図1から
図4はゲージ本体を示し、図1はゲージ本体の斜視図、
図2は同正面図、図3は図2のA―A線断面図、図4は
図3のB―B線断面図、図5から図7はパッキンを示
す。
【0010】ゲージ本体21は前記のように先端側に計
量棒部21aを備えるとともに、この計量棒部21aの
基端側には雄ネジ部21bが設けられている。そしてこ
の雄ネジ部21bは、図9に示すゲージ差込口3の雌ネ
ジ部3aに螺合すべく構成されている。又、計量棒部2
1aは断面矩形状の棒状に構成されるとともに、表面に
クロスハッチ状の突状部を備えている。
【0011】雄ネジ部21bには軽量化のための肉抜き
部21cが設けられている。この肉抜き部21cは、円
周上の対向する2ヶ所を夫々半径方向に所定量くり抜い
た形で対称に設けられている。
【0012】又、この肉抜き部21cに隣接して回り止
め部21dが設けられている。この回り止め部21d
は、図4に示すように、円周上の2ヶ所を切り落として
直線部tを設けるようにしたものであり、円形の断面形
状を変形させてパッキン22の回りを阻止しようとする
ものである。すなわち、かかる回り止め部21dにパッ
キンが装着されることになり、このためこの回り止め部
21dの軸方向に沿って切り落とした幅間隔mを後述す
るパッキン22の厚みと略一致させている。又、円周方
向の回り止め部21d以外の部分は、雄ネジ部21bの
谷径と同一か或いはそれ以下の径でフラットな面として
おり、オイル洩れを有効に阻止出来るようにしている。
【0013】この回り止め部21dに隣接して大径部2
1eが設けられている。この大径部21eは、図9に示
すゲージ差込口3の開口部の径より大きく、その上端面
側に回転操作用のつまみ部21fを備えるとともに、雄
ネジ部21b側に臨む面がパッキン押え面p(図1、図
2)として構成されている。
【0014】因みに、かかるゲージ本体21を鋳造する
際の金型の型合せ面は、図3のR―R線に沿って形成さ
れる。
【0015】次にパッキン22について、図5から図7
に基づいて説明する。尚、図5はパッキンの断面図、図
6は平面図、図7は一部拡大図である。
【0016】パッキン22は、前記ゲージ本体21の大
径部21eと略同一径の外径を有する円形とされ、又、
前記回り止め部21dの断面形状と略同一の嵌着孔22
aを備えている。
【0017】すなわち、嵌着孔22aのうち直線部s
は、回り止め部21dの直線部tに対応し、嵌着孔22
aの円弧部aの径は概略雄ネジ部21bの谷径に一致し
ている。
【0018】又、このパッキン22のシール面側には、
軸心を中心とする円形のラビリンスリップ22bが設け
られている。つまり、かかるラビリンスリップ22bは
円形の突状部として構成され、実施例では1本の円形突
部としている。勿論かかる突状は2本以上としてもよい
ことはいうまでもない。
【0019】又、実施例の場合、かかるリップ22bを
エンジンのゲージ差込口3の端面当接面側のシール面に
設けるようにしている。
【0020】以上のように構成したオイルレベルゲージ
20は、ゲージ差込口3に取付け、或いは取外す際でも
パッキン22がゲージ本体21に対して回ることがな
く、常に同じ関係位置で締め付けることが出来、しかも
ラビリンスリップ22bの作用によって面圧が高まり、
たとえパッキン22のシール面にパーティングラインの
跡が残るようなことがあってもオイルが漏洩しない。し
かも、パッキン22がゲージ本体21から抜け出て脱落
するような不具合もなくなる。しかも肉抜き部21cに
よって全体の重量が軽量である。
【0021】
【考案の効果】以上のように本考案のオイルレベルゲー
ジは、回り止め部によってパッキンの回転を阻止し、常
に同じ位置でパッキンを締め付けるようにしたのでシー
ル性を高めることが出来る。しかもパッキンのシール面
にラビリンスリップを設けるようにしたので、一層シー
ル性が高まり、オイル洩れのない良好なエンジンを提供
することが出来る。又、従来のようにパッキンの脱落の
心配がなくなるため、作業性も良好となるといった効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゲージ本体の斜視図
【図2】ゲージ本体の正面図
【図3】図2のA―A線図
【図4】図3のB―B線図
【図5】パッキンの断面図
【図6】パッキンの平面図
【図7】パッキンの一部拡大図
【図8】エンジンの全体図
【図9】オイルレベルゲージの装着部の拡大図
【符号の説明】
20 オイルレベルゲージ 21 ゲージ本体 21d 回り止め部 22 パッキン 22a 嵌着孔 22b ラビリンスリップ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッキン装着部にパッキンの回転を阻止
    する回り止め部が設けられたゲージ本体と、該回り止め
    部と同形の嵌着孔を有し且つシール面に前記嵌着孔を取
    り囲む円形状のラビリンスリップを備えてなるパッキン
    とからなることを特徴とするオイルレベルゲージ。
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JP5728182B2 (ja) * 2010-09-06 2015-06-03 川崎重工業株式会社 シリンダ傾斜型エンジン

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