JP3467337B2 - 緩み防止手段を有する合成樹脂製ネジキャップと容器の組合せ - Google Patents
緩み防止手段を有する合成樹脂製ネジキャップと容器の組合せInfo
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- B65D41/00—Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
- B65D41/02—Caps or cap-like covers without lines of weakness, tearing strips, tags, or like opening or removal devices
- B65D41/04—Threaded or like caps or cap-like covers secured by rotation
- B65D41/0471—Threaded or like caps or cap-like covers secured by rotation with means for positioning the cap on the container, or for limiting the movement of the cap, or for preventing accidental loosening of the cap
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Description
合成樹脂製ネジキャップと容器の組合せに関する。
和あるいは振動等で容器口部に対するネジ締めが緩み易
い欠点があるため、従来種々の緩み防止手段が提案され
ている。従来提案されている緩み防止手段として、キャ
ップ内周面に形成された雌ネジの山部上縁に緊締用突片
を所定間隔で形成したもの(例えば実公昭57−460
4号公報)、逆にボトル口部の雄ネジの終端部の下縁に
多数の突条を設けたもの(実公昭56−42187号公
報)、あるいはボトル口部頂面に係合する可撓性係合片
をキャップ頂壁内面に設けたもの(実開平1−1161
57号公報)等がある。
のは、何れも緩み防止機能を果たしているが、ネジ山に
係合突片を設ける方式のものである場合、開閉栓時のト
ルクに直接影響を与えるため、確実に係合するのに十分
な係合手段を形成することができず、温度変化やキャッ
プまたはボトルの寸法バラツキによる影響を受けやすく
未だ十分とは言い難い。また、ボトル口部頂面に可撓性
係合片を係合させる方式の場合、開栓・閉栓性への影響
は少ないが、ボトル口部頂面とキャップ内面に設けられ
たライナーとの密着が阻害され密封性に欠けるという等
の問題点がある。
問題点を解消しようとするものであって、キャップの開
栓・閉栓性と密封性を損なわず、確実にネジ嵌合部の緩
みを防止することができる緩み防止手段を有する合成樹
脂製ネジキャップと容器の組合せを提供することを目的
とする。
発明の合成樹脂キャップは、頂壁内面のライナー嵌合面
の外周部がリング状段部となっていて、該段部の下面が
キャップの環状壁内周面に形成された雌ネジの上方に位
置していることに着目して、該段部を緩み防止に利用し
たものである。即ち、本発明の緩み防止手段を有する合
成樹脂製ネジキャップと容器の組合せは、環状壁内周面
に雌ネジが形成され、且つ頂壁のライナー嵌合面の外周
部に形成されたリング状段部の下面に複数の可撓性係合
片を間隔をおいて垂設してなる緩み防止手段を有する合
成樹脂製ネジキャップと、該合成樹脂製ネジキャップが
螺合する雄ネジが口部外周面に形成され、該雄ネジの終
端上面を水平に形成して水平部を設け、該水平部に前記
合成樹脂製ネジキャップのリング状段部に形成された可
撓性係合片と係合する係合部を設けてなる緩み防止手段
を有する容器との組合せからなることを特徴とするもの
である。
終端水平部上面にローレット加工面を形成するか、また
は雄ネジの終端水平部に1以上の溝を縦設する等の手段
が採用できる。
ジ締め完了時点で容器口部の雄ネジの終端上面に形成し
た水平部に設けられた係合部と、締め付け方向と逆方向
になびいた状態又は溝に嵌合した状態で係合し、ネジキ
ャップが熱や振動等で開栓方向に回転するのを防止し、
緩み防止機能を果たす。
は、リング状段部の下面に垂設してあるため、ネジ締め
終りになって容器外周部に形成された雄ネジの終端部水
片面と係合し、キャップの締め始めに容器の雄ネジと干
渉することがないので、キャップの閉栓性に影響を与え
ることがない。また開栓性に対しても可撓性係合片が緩
み防止を果たす一定の抵抗を与える程度で影響が少な
い。
合片は、ライナー嵌合面の外周部に形成されているリン
グ状段部の下面に垂設してあるため、該可撓性係合片が
ライナーと容器口部上端との密着を阻害することがない
ので、良好な密封性を得ることができる。
に説明する。図1は、本願考案の実施例に係る合成樹脂
製ネジキャップの要部を示している。合成樹脂製ネジキ
ャップ1は、頂壁2内面のライナー6が嵌合するライナ
ー嵌合面3の外周部がリング状段部4となっていて、該
段部の下面5が環状壁7の内周面に形成された雌ネジ8
の上方に位置している。そして、段部4の下面5に多数
の細長の可撓性係合片10を等ピッチで形成して緩み防
止手段を構成している。可撓性係合片10は、該合成樹
脂製ネジキャップ1を容器口部にネジ締めした際、後述
するように、雄ネジの終端部水平面に形成された係合部
と締め付け方向と逆方向になびいた状態又は溝に嵌合し
た状態で確実に係合するのに、十分な長さを有してい
る。
する合成樹脂製ボトル等の容器の緩み防止手段は、口部
20の外周面に形成された雄ネジ21の終端上面を水平
にすることにより形成された水平部22の上面に、前記
可撓性係合片10が係合する係合部23を形成してな
る。該係合部23は、本実施例では浅い鋸歯状のローレ
ットに形成してあるが、単に溝状のローレットあるいは
その他の粗面に形成して摩擦係合力を高めるようにして
も良い。さらに、後述するように、1個以上の溝を形成
しても良い。
ャップ1を容器にネジ締めする際、可撓性係合片10
は、完全に締まる手前でボトルの雄ネジ上端部に形成し
た係合部23に当たり、さらに締めることによって次第
に、締め付け方向と逆の方向になびくように弾性変形
し、ネジ締め完了時点で雄ネジ21の水平部22に形成
された係合部23に圧接係合する。その状態では、可撓
性係合片10は、弾性により元の状態にまっすぐに延び
ようとするので、係合片先端は確実に係合部23と係合
する。従って、該キャップの開栓方向の回転に対して確
実に一定の抵抗を与えることができ、ネジキャップが熱
や振動等で緩むのを確実に防止することができ、緩み防
止機能を果たすことができる。
3に示すように、可撓性係合片10が係合部のローレッ
ト加工面と噛み合った状態となっていると共に、ボトル
の口部20上面はキャップ頂面に設けられたライナー6
に完全に密着した状態となり、この状態が維持されるの
で、効果的に密封が図れる。
実施例であり、該実施例では、容器口部30に形成され
た係合手段として、雄ネジ31の終端上面を水平にする
ことにより形成された水平部32に溝33を形成してあ
る。なお、本実施例では、溝33は雄ネジの終端部のみ
でなく、下方のネジ山にも形成して、開栓時のガス抜き
用のベントスロットを兼ねるように形成したが、勿論溝
は雄ネジの終端に形成された水平部のみに形成しても良
い。
プを締め付けた状態では、図5に示すように、溝33に
嵌合した可撓性係合片10は垂下状態となって溝と係合
すると共に、雄ネジ31の終端上面を水平にすることに
より形成された水平部32の上方に位置する他の係合片
は、締め付け方向と逆の方向になびくように弾性変形し
て、水平部32と圧接して摩擦係合し、開栓方向に抵抗
を与えて、緩み防止機能を果たしている。
く、その技術思想の範囲内で種々の設計変更が可能であ
る。例えば、前記実施例では可撓性係合部は、リング状
段部の下面全周に等ピッチで設けたが、必ずしも全周に
設ける必要はなく、ネジキャップの雌ネジ終端部の上方
付近に位置する部分にのみ形成しても良い。また、容器
の雄ネジに形成する係合部は、溝を複数形成しても良
く、また溝とローレット又はその他の粗面を組み合わせ
て形成しても良い。
る。キャップの可撓性係合片は、リング状段部の下面に
垂設してあるため、ネジ締め状態で確実に容器口部の雄
ネジ終端部と一定の抵抗力を有して係合することがで
き、効果的に緩み防止機能を果たすことができる。ま
た、可撓性係合片と係合する係合部を雄ネジ終端上面の
水平部に設けてあるため、特別な位置決め等をしなくて
も容易に緩み防止手段を形成することができる。
に容器の雄ネジと干渉することがないので、キャップの
閉栓性に影響与えることがなく、また開栓性に対しても
可撓性係合片が緩み防止を果たす一定の抵抗を与える程
度で影響が少ない。
ナー嵌合面の外周部に形成されているリング状段部の下
面に垂設してあるため、該可撓性係合片がライナーと容
器口部上端との密着を阻害することがないので、一段と
密封性を向上させることができる。
の要部側断面図である。
る。
ャップを螺着した状態での要部側断面図である。
ある。
ャップを螺着した状態での要部の一部側断面図である。
合面 4 リング状段部 8 雌ネジ 10 可撓性係合片 20、30 容器口部 21,31 雄ネジ 22,32 水平部 23 係合部 33 溝
Claims (3)
- 【請求項1】 環状壁内周面に雌ネジが形成され、且つ
頂壁のライナー嵌合面の外周部に形成されたリング状段
部の下面に複数の可撓性係合片を間隔をおいて垂設して
なる緩み防止手段を有する合成樹脂製ネジキャップと、
該合成樹脂製ネジキャップが螺合する雄ネジが口部外周
面に形成され、該雄ネジの終端上面を水平に形成して水
平部を設け、該水平部に前記合成樹脂製ネジキャップの
リング状段部に形成された可撓性係合片と係合する係合
部を設けてなる緩み防止手段を有する容器との組合せか
らなることを特徴とする緩み防止手段を有する合成樹脂
製ネジキャップと容器の組合せ。 - 【請求項2】 前記係合部が、前記雄ネジの終端水平部
上面に形成されたローレット加工面である請求項1記載
の合成樹脂製ネジキャップと容器の組合せ。 - 【請求項3】 前記係合部が、雄ネジの終端水平部に縦
設された1以上の溝である請求項1記載の合成樹脂製ネ
ジキャップと容器の組合せ。
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JP32982294A JP3467337B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 緩み防止手段を有する合成樹脂製ネジキャップと容器の組合せ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP32982294A JP3467337B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 緩み防止手段を有する合成樹脂製ネジキャップと容器の組合せ |
Publications (2)
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JPH08156951A JPH08156951A (ja) | 1996-06-18 |
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1994
- 1994-12-06 JP JP32982294A patent/JP3467337B2/ja not_active Expired - Fee Related
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