JPH04125609U - 内燃機関のオイルレベルゲージ - Google Patents

内燃機関のオイルレベルゲージ

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Publication number
JPH04125609U
JPH04125609U JP3968391U JP3968391U JPH04125609U JP H04125609 U JPH04125609 U JP H04125609U JP 3968391 U JP3968391 U JP 3968391U JP 3968391 U JP3968391 U JP 3968391U JP H04125609 U JPH04125609 U JP H04125609U
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JP
Japan
Prior art keywords
crankcase
hole
seat surface
level gauge
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP3968391U
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English (en)
Inventor
▲邦▼宏 林
Original Assignee
スズキ株式会社
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランクケースシート面に優れた面粗さや同
軸度を強いることなく、確実にオイルをシールできる内
燃機関のオイルレベルゲージを提供する。 【構成】 クランクケース12の内部と外部とを連通する
貫通孔13に挿入する軸部13を備え、軸部13に、貫通孔13
に形成した雌ねじ16に螺合する雄ねじ21を形成すると共
に、軸部13における、クランクケース12外部側に、貫通
孔13の開口部14に設けたクランクケースシート面15に当
接可能な環状のリップ部23を設けた。軸部13を貫通孔13
の雌ねじ16にねじ込むことにより、リップ部23がクラン
クケースシート面15に当接して変形し、リップ部23とク
ランクケースシート面15とが全周にわたって接触してオ
イルが漏れるようなことを確実に防止できる。これによ
りクランクケースシート面15に取立てて優れた面粗さや
同軸度のものを強いることがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、汎用の内燃機関におけるオイルパン内のオイル量等を測るために用 いられる、内燃機関のオイルレベルゲージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
発電機駆動用あるいは動力取出し用等に用いられる汎用の内燃機関において、 オイルパン内のオイル量等を測るために用いられるオイルレベルゲージとして、 図6ないし図9に示すものがある。図において、1はクランクケースで、クラン クケース1には、その内部と外部とを連通する貫通孔2が形成されている。貫通 孔2の開口部3には、外部側になるに従って内径が大きくなるクランクケースシ ート面4が設けられ、クランクケースシート面4の内側の貫通孔2には雌ねじ5 が形成されている(ねじ構造について、実開昭62-6415 号公報、実開昭59-60323 号公報、実開昭55-28766号公報等参照)。
【0003】 6はオイルレベルゲージで、このオイルレベルゲージ6は、貫通孔2に挿入さ れる軸部7と、軸部7に連接して開口部3を覆えるように設けた蓋体8とから概 略構成されており、軸部7には前記雌ねじ5に螺合する雄ねじ9が形成されてい る。また、雄ねじ9の、蓋体8側の軸部7には、雄ねじ9の部分に比べて径が大 きい円柱形状のシール部10が形成されている。このシール部10の、軸部7の先端 側の周端部11が前記クランクケースシート面4に当接することによりオイルが漏 洩するのを防止するようになっている。
【0004】 そして、このオイルレベルゲージ6では、軸部7を貫通孔2に差し込んで抜き 出し、軸部7の先端部に付着したオイルにより、クランクケース1を構成するオ イルパン内のオイルの残量や油質を測るようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、上述した内燃機関のオイルレベルゲージでは、確実にオイルシール できることが望まれる。そのため、この内燃機関のオイルレベルゲージでは、充 分精度の高い面粗さのクランクケースシート面4が要求されている。また、同様 の理由でシール部10の周端部11に対してクランクケースシート面4が偏心せずに 同軸上に位置する(同軸度が優れたものとなる)ように設定する必要があった。
【0006】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、クランクケースシート面に取立 てて優れた面粗さや同軸度を強いることなく、確実にオイルをシールできる内燃 機関のオイルレベルゲージを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、クランクケースの内部と外部とを連通 する貫通孔に挿入する軸部を備え、かつ該軸部に、前記貫通孔に形成した雌ねじ に螺合する雄ねじを形成すると共に、該軸部における、クランクケース外部側に 、前記貫通孔の開口部に設けた、外部側になるに従って内径が大きくなるクラン クケースシート面に当接可能な環状の凸部を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
このような構成とすれば、軸部を貫通孔の雌ねじにねじ込むことにより、凸部 がクランクケースシート面に当接して変形し、これにより凸部とクランクケース シート面とが全周にわたって接触することになる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1、図2、図4及び図5に基づいて説明する。図 において、12はクランクケースで、クランクケース12には、その内部と外部とを 連通する貫通孔13が形成されている。貫通孔13の開口部14には、外部側になるに 従って内径が大きくなるクランクケースシート面15が設けられ、クランクケース シート面15の内側の貫通孔13には雌ねじ16が形成されている。17はオイルレベル ゲージで、このオイルレベルゲージ17は、貫通孔13に挿入される軸部18と、軸部 18に連接して開口部14を覆えるように設けた蓋体19とから概略構成されており、 軸部18の先端部は、貫通孔13への挿入時に、クランクケース12の一部を構成する オイルパン20内に達する長さに設定されている。
【0010】 軸部18には、前記雌ねじ16に螺合する雄ねじ21が形成されている。また、軸部 18の、雄ねじ21より蓋体19側の部分には雄ねじ21の部分に比べて径が大きい円柱 形状のシール部22が設けられている。このシール部22の、軸部18の先端側部分に は、環状で、かつ側部が平面状のリップ部(凸部)23が形成されており、このリ ップ部23はクランクケースシート面15に当接可能になっている。なお、このリッ プ部23は、シール部22と一体成形により得られ、かつ撓み変形可能になっている 。
【0011】 図中24はシリンダ、25はクランクケース12の上部に設けられるシリンダヘッド 、26はシリンダ24上部のシリンダヘッドカバー、27はキャブレタであり、これら 各部材等によりエンジン28が構成されている。また、29はシリンダヘッド25に取 付けられたマフラー、30はスタータモータ、31はエアクリーナ、32はフューエル タンクである。
【0012】 そして、このオイルレベルゲージ17では、軸部18を貫通孔13に差し込んで先端 部をオイルパン20内に到達させた後抜き出し、軸部18の先端部に付着したオイル により、オイルパン20内のオイルの残量や油質を測ることになる。また、雌ねじ 16に雄ねじ21を螺合してねじ込むことにより、軸部18は徐々にクランクケース12 の内部に挿入され、所定量挿入されると、リップ部23が、クランクケースシート 面15に接触し、さらにねじ込むことによりリップ部23が変形してクランクケース シート面15と全周にわたって接触することになる。
【0013】 そして、エンジン28が始動すると、クランクケース12内部のオイルは 各部潤 滑のため飛散することとなり、その一部が貫通孔13に入り込むが、リップ部23と クランクケースシート面15とが全周にわたって密着しているため、オイルを確実 にシールする。このため、たとえクランクケースシート面15が取立てて優れた面 粗さや同軸度のものでなかったとしても、オイルが漏れるようなことを確実に防 止できることになる。これによりクランクケースシート面15に、取立てて優れた 面粗さや優れた同軸度のものを要求しなくて済むことになる。
【0014】 なお、従来のものにあってはオイルシールを確実なものにするためにOリング を装着する場合があったが、上述したように本実施例ではリップ部23がクランク ケースシート面15に当接してオイルを確実にシールすることになるので、前記O リングを設けなくて済むことになり、その分だけ組付性を向上でき、かつ低廉化 を図ることができる。
【0015】 上記実施例では凸部がリップ部23である場合を例にしたが、本考案は、これに 限定されるものではなく、例えば図3に示すように外周部が湾曲した形状のR状 突起部33であってもよい。
【0016】
【考案の効果】
本考案の内燃機関のオイルレベルゲージによれば、凸部とクランクケースシー ト面とが全周にわたって接触することになるので、オイルが漏れるようなことを 確実に防止でき、これによりクランクケースシート面に取立てて優れた面粗さや 同軸度のものを強いることがない。さらに、Oリングの装着を省略できて、装置 の低廉化が図れ、かつ組付性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の内燃機関のオイルレベルゲ
ージの装着例を示す断面図である。
【図2】同内燃機関のオイルレベルゲージを示す正面図
である。
【図3】図2のリップ部に替えて設けたR状突起部を有
する、内燃機関のオイルレベルゲージを示す正面図であ
る。
【図4】内燃機関のオイルレベルゲージが用いられるエ
ンジンを示す正面図である。
【図5】同エンジンを示す側面図である。
【図6】従来の内燃機関のオイルレベルゲージの一例の
装着例を示す断面図である。
【図7】同内燃機関のオイルレベルゲージを示す部分断
面図である。
【図8】同内燃機関のオイルレベルゲージを示す断面図
である。
【図9】同内燃機関のオイルレベルゲージを示す正面図
である。
【符号の説明】
12 クランクケース 13 貫通孔 14 開口部 15 クランクケースシート面 16 雌ねじ 18 軸部 21 雄ねじ 23 リップ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクケースの内部と外部とを連通す
    る貫通孔に挿入する軸部を備え、該軸部に、前記貫通孔
    に形成した雌ねじに螺合する雄ねじを形成すると共に、
    該軸部における、クランクケース外部側に、前記貫通孔
    の開口部に設けた、外部側になるに従って内径が大きく
    なるクランクケースシート面に当接可能な環状の凸部を
    設けたことを特徴とする内燃機関のオイルレベルゲー
    ジ。
JP3968391U 1991-04-30 1991-04-30 内燃機関のオイルレベルゲージ Pending JPH04125609U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3968391U JPH04125609U (ja) 1991-04-30 1991-04-30 内燃機関のオイルレベルゲージ

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JPH04125609U true JPH04125609U (ja) 1992-11-16

Family

ID=31920920

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JP3968391U Pending JPH04125609U (ja) 1991-04-30 1991-04-30 内燃機関のオイルレベルゲージ

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JP (1) JPH04125609U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014148922A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Daihatsu Motor Co Ltd オイルレベルゲージの構造

Cited By (1)

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