JP2537964B2 - 埋込み式電気レンジの遮熱装置 - Google Patents

埋込み式電気レンジの遮熱装置

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JP2537964B2
JP2537964B2 JP63103053A JP10305388A JP2537964B2 JP 2537964 B2 JP2537964 B2 JP 2537964B2 JP 63103053 A JP63103053 A JP 63103053A JP 10305388 A JP10305388 A JP 10305388A JP 2537964 B2 JP2537964 B2 JP 2537964B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭の厨房設備として使用される埋込
み式電気レンジの遮熱装置に関するものである。
従来の技術 従来の埋込み式電気レンジの遮熱装置は第8図及び第
9図(a),(b)に示すような構造になっていた。図
において、1はシステムキッチン等の流し台で、この流
し台1は前方に前開口部1aを設け、かつカウンタートッ
プに上開口部1bを設けている。2はトップヒーター部
で、このトップヒーター部2は、ヒーター3を係止する
プレート4と、このプレート4を下方から覆う筐体状の
天板5により構成され、前記カウンタートップの上開口
部1bに落とし込まれる。6は前記前開口部1aに前方から
スライドさせて設置固定される電気レンジ本体部で、こ
の電気レンジ本体部6はトップヒーター部2と結線さ
れ、かつロースターヒーター7を備えたロースターケー
ス8を内装している。9はロースターケース8を前方か
ら閉じるロースター扉であり、10は被調理物を載置する
受皿である。また11はカウンタートップA部1cと電気レ
ンジ本体部6との空間を確保するルーバーである。そし
てロースターケース8の上方には、ロースターケース8
からの輻射熱からカウンタートップA部1c及びカウンタ
ートップB部1d等を保護するために遮熱板12が配設され
ている。
発明が解決しようとする課題 上記従来の埋込み式電気レンジの遮熱装置において
は、通常の使用状態におけるロースターケース8からの
輻射熱を遮熱できるという点においては効果があるが、
調理時間が比較的長時間に及ぶ場合には、遮熱板12自身
が高温となるため、その上部に存在する空気は熱対流と
して発生することになり、その結果、トップヒーター部
2のヒーター3の熱影響を受けて温度上昇を起こしてい
るカウンタートップA部1cやカウンタートップB部1d等
は、この熱対流によりさらに温度上昇が促進されて火災
等の危険性を引き起こすという問題点があった。また、
空焼き等の異常使用時において、ロースターケース8が
非常に高温化したときには、前記遮熱板12はその輻射熱
を遮断しきれずに、上記と同様の現象を引き起こうとい
う問題点があった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、調理時
間が比較的長時間に及んだ場合や、空焼き等の異常使用
時においても、熱対流によるカウンタートップ前部の温
度上昇を抑制して火災等の危険性を回避することができ
る安全性の高い埋込み式電気レンジの遮熱装置を提供す
ることを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、埋込み式電気レ
ンジ本体部に内装されているロースターケースの上方に
配設された遮熱板の上部に、後方へ行くにしたがってテ
ーパー状となるように構成した対流誘導板を取り付けた
ものである。
また本発明は、トップヒーター部を構成する筐体状の
天板の後方底面に開口部を設けたり、対流誘導板の後方
単部を天板の底面に当接させている。
さらに前記対流誘導板は、左右端部をテーパー状に切
断して下り曲げ、かつこの左右端部を対流誘導板の下方
に位置する遮熱板に当接させることにより、対流誘導板
を後方へ行くにしたがってテーパー状となるように構成
している。
また前記対流誘導板には、遮熱板を取り付けたビスの
頭部に係合する位置決め用の穴部を設けている。
作用 上記した構成とすることにより、調理時間が比較的長
時間に及んだ場合や、空焼き等の異常使用時に、遮熱板
自身が高温となってその上部に存在する空気が熱対流と
して発生したとしても、その熱対流は、遮熱板の上部に
取り付けた対流誘導板の存在により、トップヒーター部
のヒーターの熱影響を受けて温度上昇を起こしているカ
ウンタートップ部の前側には流れず、後方へのテーパー
に沿って比較的低温である後方へ流れるため、ロースタ
ーを使用した場合において、さらに温度が上昇するとい
うことはなくなり、その結果、火災等の危険性を確実に
回避して安全性を高めることができるものである。
そして、このようにして後方へ流れた熱対流は、トッ
プヒーター部を構成する筐体状の天板の後方底面設けた
開口部より外気中へ流出するため、カウンタートップ部
の前部の温度上昇の抑制は一段と効果的となるものであ
る。
さらに、前記対流誘導板の後方端部は天板の底面に当
接させているため、後方へ流れた熱対流が対流誘導板と
天板の隙間から前方(カウンタートップ部の前側)に逆
流するということはなくなり、その結果、より一層の温
度上昇抑制効果を発揮することができるものである。
また対流誘導板は左右端部をテーパー状に切断して折
り曲げ、かつこの左右端部を対流誘導板の下方に位置す
る遮熱板に当接させることにより、対流誘導板を後方へ
行くにしたがってテーパー状となるように構成している
ため、その熱対流通路も容易に確保することができ、し
かも形状もきわめて簡単であるため、コスト的にも安価
に得られるとともに、強度的にも強いものが得られるも
のである。
また前記対流誘導板には、遮熱板を取り付けたビスの
頭部に係合する位置決め用の穴部を設けているため、対
流誘導板を取り付ける際に容易に位置決めを行なうこと
ができ、その結果、作業性、組立性の向上がはかれるも
のである。
実 施 例 以下、本発明の実施例を第1図〜第7図にもとづいて
説明する。
第1図〜第3図において、21はシステムキッチン等の
流し台で、この流し台21は前方に前開口部21aを設け、
かつカウンタートップに上開口部21bを設けている。22
はトップヒーター部で、このトップヒーター部22はシー
ズヒーター23を係止するプレート24と、このプレート24
を下方から覆う筐体状の天板25により構成され、前記カ
ウンタートップの上開口部21bに落とし込まれる。また
シーズヒーター23の中央には温度感知センサー26が設け
られており、調理時に鍋底等の温度を検知する。27は前
記前開口部21aに前方からスライドさせて設置固定され
る電気レンジ本体部で、この電気レンジ本体部27はトッ
プヒーター部22と結線され、かつロースターヒーター28
を備えたロースターケース29を内装している。
30はロースターケース29を前方から閉じるロースター
扉であり、31は被調理物を載置する受皿である。32は電
子回路を備えた操作部で、タッチキー32aにより、シー
ズヒーター23やロースターヒーター28の火力等を制御す
ることができる。33はカウンタートップA部21cと電気
レンジ本体部27との空間を確保するルーバーである。そ
して前記ロースターケース29の上方には、ロースターケ
ース29からの輻射熱からカウンタートップA部21c及び
カウンタートップB部21d等を保護するために遮熱板34
が配設されている。35は後方へ行くにしたがってテーパ
ー状となるように構成された対流誘導板で、この対流誘
導板35は前方端部を遮熱板34の上部にビス36により取り
付けている。
第2図は流し台21にトップヒーター部22、対流誘導板
35及び電気レンジ本体部27を組み込む様子を示したもの
であり、また第3図はシステムキッチンの流し台21に、
埋込み式電気レンジを組み込んだ状態を示したものであ
る。
第4図及び第5図に示す実施例は、筐体状の天板25の
後方底面に長円状の開口部25aを設けたものである。ま
た第6図に示す実施例は、対流誘導板35の後方端部35a
を筐体状の天板25の底面に当接させたものである。
第7図(a),(b)は対流誘導板35の展開図及びそ
の取付方法を示したものである。すなわち、対流誘導板
35は第7図(a)に示すように左右端部35b,35cをテー
パー状に切断し、そして第7図(b)に示すように下方
に折り曲げ、そしてこの左右端部35b,35cを対流誘導板3
5の下方に位置する遮熱板34に当接させることによっ
て、対流誘導板35を後方へ行くにしたがってテーパー状
となるように構成し、またこの対流誘導板35には、遮熱
板34を取り付けた遮熱板取付用ビス37の頭部に係合する
位置決め用の穴部35dを設けることによって対流誘導板3
5の位置決めを行ない、そしてビス38により遮熱板34に
固定している。
上記構成において、次に作用を説明する。調理時間が
比較的長時間に及んだ場合や、ロースターの空焼き等の
異常使用時には、遮熱板34自身が高温となってその上部
に存在する空気は熱対流として発生することになるが、
この場合、その熱対流は、遮熱板34の上部に取り付けた
対流誘導板35の存在により、トップヒーター部22に備え
たシーズヒーター23の熱影響を受けて温度上昇を起こし
ているカウンタートップA部21c及びカウンタートップ
B部21d等の前側には流れず、後方へのテーパーに沿っ
て比較的低温である後方へ流れるため、ロースターを使
用した場合において、さらに温度が上昇するということ
はなくなるものである。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれ
ば、電気レンジ本体部に内装されているロースターケー
スの上方に配設された遮熱板の上部に、後方へ行くにし
たがってテーパー状になるように構成した対流誘導板を
取り付けたもので、このような構成とすることにより、
調理時間が比較的長時間に及んだ場合や、空焼き等の異
常使用時に、遮熱板自身が高温となってその上部に存在
する空気が熱対流として発生したとしても、その熱対流
は、遮熱板の上部に取り付けた対流誘導板の存在によ
り、トップヒーター部のヒーターの熱影響を受けて温度
上昇を起こしているカウンタートップ部の前側には流れ
ず、後方へのテーパーに沿って比較的低温である後方へ
流れるため、ロースターを使用した場合において、さら
に温度が上昇するということはなくなり、その結果、火
災等の危険性を確実に回避して安全性を高めることがで
きるものである。
また、トップヒーター部を構成する筐体状の天板の後
方底面に開口部を設けているため、後方へ流れた熱対流
は、この開口部を通って外気中へ流出することになり、
その結果、カウンタートップ部の前部の温度上昇の抑制
は一段と効果的となるものである。
さらに、前記対流誘導板の後方端部は天板の底面に当
接させているため、後方へ流れた熱対流が対流誘導板と
天板の隙間から前方(カウンタートップ部の前側)に逆
流するということはなくなり、その結果、より一層の温
度上昇抑制効果を発揮することができるものである。
また対流誘導板は左右端部をテーパー状に切断して折
り曲げ、かつこの左右端部を対流誘導板の下方に位置す
る遮熱板に当接させることにより、対流誘導板を後方へ
行くにしたがってテーパー状となるように構成している
ため、その熱対流通路も容易に確保することができ、し
かも形状もきわめて簡単であるため、コスト的にも安価
に得られるとともに、強度的にも強いものが得られるも
のである。そしてまた前記対流誘導板には、遮熱板を取
り付けたビスの頭部に係合する位置決め用の穴部を設け
ているため、対流誘導板を取り付ける際に容易に位置決
めを行なうことができ、その結果、作業性,組立性の向
上がはかれるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す埋込み式電気レンジの
遮熱装置の縦断面図、第2図は同埋込み式電気レンジを
組み込む様子を示す分解斜視図、第3図は同埋込み式電
気レンジを組み込んだ状態を示す斜視図、第4図は本発
明の他の実施例を示す埋込み式電気レンジの遮熱装置の
縦断面図、第5図は同埋込み式電気レンジにおける天板
の斜視図、第6図は本発明のさらに他の実施例を示す埋
込み式電気レンジの遮熱装置の縦断面図、第7図(a)
は同埋込み式電気レンジにおける対流誘導板の展開図、
第7図(b)は同対流誘導板の電気レンジ本体部への取
付けを示す分解斜視図、第8図は従来の埋込み式電気レ
ンジの遮熱装置を示す縦断面図、第9図(a)は同電気
レンジにおける遮熱板の取付けを示す分解斜視図、第9
図(b)は同電気レンジの斜視図である。 21……流し台、21b……開口部、22……トップヒーター
部、25……天板、25a……開口部、27……電気レンジ本
体部、29……ロースターケース、34……遮熱板、35……
対流誘導板、35a……後方端部、35b,35c……左右端部、
35d……位置決め用の穴部、37……遮熱板取付用ビス。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】システムキッチン等の流し台に前方からス
    ライドさせて設置する電気レンジ本体部と、カウンター
    トップ部の開口部に落とし込んで前記電気レンジ本体部
    と結線するトップヒーター部とを有し、前記電気レンジ
    本体部に内装されているロースターケースの上方に配設
    された遮熱板の上部に、後方へ行くにしたがってテーパ
    ー状となるように構成した対流誘導板を取り付けた埋込
    み式電気レンジの遮熱装置。
  2. 【請求項2】トップヒーター部を構成する筐体状の天板
    の後方底面に開口部を設けた請求項1記載の埋込み式電
    気レンジの遮熱装置。
  3. 【請求項3】対流誘導板の後方端部を天板の底面に当接
    させた請求項1記載の埋込み式電気レンジの遮熱装置。
  4. 【請求項4】対流誘導板の左右端部をテーパー状に切断
    して折り曲げ、かつこの左右端部を対流誘導板の下方に
    位置する遮熱板に当接させることにより、対流誘導板を
    後方へ行くにしたがってテーパー状となるように構成し
    た請求項1記載の埋込み式電気レンジの遮熱装置。
  5. 【請求項5】遮熱板を取り付けたビスの頭部に係合する
    位置決め用の穴部を対流誘導板に設けた請求項1記載の
    埋込み式電気レンジの遮熱装置。
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