JP2537746B2 - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JP2537746B2
JP2537746B2 JP5132689A JP13268993A JP2537746B2 JP 2537746 B2 JP2537746 B2 JP 2537746B2 JP 5132689 A JP5132689 A JP 5132689A JP 13268993 A JP13268993 A JP 13268993A JP 2537746 B2 JP2537746 B2 JP 2537746B2
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喜三郎 新山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乾燥装置に関する。すな
わち、プリント配線基板の製造工程で用いられ、プリン
ト配線基板の表面に塗布された熱硬化性の液状レジスト
を熱風により乾燥、硬化させ、もってプリント配線基板
の所定の回路部分を被覆保護させるようにする、乾燥装
置に関するものである。更に、硬化した液状レジストに
印刷されたインクを、熱風により乾燥,硬化させる乾燥
装置に関するものである。
【0002】まず技術的背景について述べる。プリント
配線基板は、最近ますます極薄化および回路の高密度化
が進みつつある。例えば、多層プリント配線基板にあっ
ては、複数枚の内層基板が積層された肉厚が、1.0mm
から0.8mm、更に0.4mm程度と、紙と同程度まで極
薄化しつつある。そして、回路の高密度化の進展も著し
く、その製造工程中のソルダーマスク形成工程にあって
も、より厳しく高精度な処理が要請されつつある。
【0003】図9はプリント配線基板Pの説明図である
が、ソルダーマスク形成工程は、プリント配線基板Pに
形成された回路Lについて、事後の部品Sの装着時に装
着用のハンダやメッキが付着しないように、部品Sの装
着部分を除き保護被膜によりマスクして保護すべく実施
され、従来のドライフィルムを用いる方式に代え、最近
は液状レジストを用いる方式が広く採用されつつある。
そして、この液状レジストを用いる方式では、まず、回
路Lが形成されたプリント配線基板Pの表面全体にフォ
トソルダーレジスト、つまり熱硬化性の液状レジストを
塗布した後、これを乾燥装置に通し熱風により乾燥,半
硬化させ、次に、半硬化した液状レジストにネガフィル
ムを当てて露光,現像し、部品Sの装着部分だけを露出
させた後、再び乾燥装置に通し、残った半硬化の液状レ
ジストを熱風により乾燥,本硬化させることにより、ソ
ルダーマスクつまり保護被膜を形成し、回路Lを被覆保
護するようになっている。
【0004】図7は、このような液状レジストの乾燥装
置の従来例を示し、(1)図は全体の側面説明図、
(2)図は要部の側面説明図である。そして、この図7
の乾燥装置では、付設された熱風吹出口と熱風吸込口
(図示せず)間に熱風ゾーンAが形成され乾燥炉1内
を、液状レジストが塗布されたプリント配線基板Pが、
順次、立て掛けラック2に立て掛けられつつコンベヤ3
にて搬送され、もって、液状レジストを乾燥,半硬化,
本硬化させるようになっていた。
【0005】又、図8は、液状レジストの乾燥装置の他
の従来例を示し、(1)図は要部の側面説明図、(2)
図は全体の側面説明図である。そして、この図8の乾燥
装置では、液状レジストが塗布されたプリント配線基板
Pについて、まず、液状レジストを生乾燥させた後、上
下多段に棚が形成された平置きラック4内に複数枚を人
手により収納して、熱風ゾーンAが形成されたボックス
状の乾燥炉1内に、平置きラック4ごと移動させ、もっ
て液状レジストを乾燥,半硬化,本硬化させるようにな
っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。まず、
前述した図7の乾燥装置では、立て掛けラック2に立て
掛けられつつコンベヤ3にて搬送されるプリント配線基
板Pが、自重により腰折れ状態となりやすかった。すな
わち、図7の(2)図に示したように、図中想像線表示
のごとく、立て掛けラック2の下端と上端の若干突出し
たウイケットとの間に、直線的に斜めに立て掛けられて
いたプリント配線基板Pが、図中実線表示のように、立
て掛けラック2側に全体的に沿った腰折れ状態となりや
すかった。そこで、プリント配線基板Pが立て掛けラッ
ク2と全体的に接触し、プリント配線基板Pに塗布され
まだ乾燥前で未硬化状態の液状レジストに傷が生じると
共に、液状レジストの乾燥にもバラツキが生じ乾燥が不
確実化することもあり、これらが、現像不良そしてマス
ク不良の原因となっていた。特に、前述したごとくプリ
ント配線基板Pの極薄化が進展する状況下において、プ
リント配線基板Pはますますフレシキブル化し、このよ
うな腰折れ状態の発生が顕著化しつつあり、結局、レジ
ストパターンそして回路Lの保護被膜形成に支障を生
じ、回路Lの高密度化が進み高度な信頼性が要求される
プリント配線基板Pの現状に反する、という問題が指摘
されていた。
【0007】又、前述した図8の乾燥装置では、液状レ
ジストが塗布されたプリント配線基板Pを、ラインから
一旦取り出して平置きラック4の各段に横に収納し、乾
燥炉1内に移動させて乾燥させ、乾燥後に乾燥炉1内か
ら取り出して、元のラインに戻す等々、多くの作業を要
していた。このように、乾燥工程が非連続的,マニュア
ル的に実施され、いわば家内工業的に実施されるので、
手間,時間,コストがかさむ、という問題が指摘されて
いた。又、この図8の乾燥装置では、液状レジストの乾
燥にバラツキを生じることがあり、乾燥が不確実化し、
レジストパターンそして回路Lの保護被膜形成に支障を
生じることがあった。
【0008】なお上述したところは、プリント配線基板
P上に塗布された液状レジストの乾燥,硬化に関し指摘
されていた問題であるが、このように硬化したソルダー
マスクつまり保護被膜上に、文字,記号,マーク等を表
わすインクを印刷し、これを乾燥,硬化させる場合も、
全く同様の問題が指摘されていた。つまり、この場合
も、前述した図7は図8の乾燥装置が使用され、第1
に、プリント配線基板Pが腰折れ状態となりやすく、イ
ンクに傷が発生し、第2に、これを回避するためには、
乾燥工程が非連続的,マニュアル的なものとなってい
た。
【0009】本発明は、このような実情に鑑み上記従来
例の問題点を解決すべく、発明者の鋭意研究努力の結果
なされたものであって、請求項1,2では、液状レジス
トが塗布されたプリント配線基板を、乾燥炉内で、縦に
吊下げ,保持しつつ順次搬送して行くようにしたことに
より、第1に、プリント配線基板が乾燥中に他と接触す
ることがなく、塗布された液状レジストの傷発生が防止
されると共に、乾燥,硬化も確実に行われ、第2に、乾
燥工程が連続的,自動的に実施できるようになる、乾燥
装置を提案することを目的とする。そして更に請求項3
では、硬化した液状レジストにインクが印刷されたプリ
ント配線基板を、縦に吊下げ,保持しつつ順次搬送して
行くようにしたことにより、上述に準じ第1に、インク
の傷発生が防止されると共に、乾燥,硬化も確実に行わ
れ、第2に、乾燥工程が連続的,自動的に実施できるよ
うになる、乾燥装置を提案することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請求項1
については次のとおり。すなわち、この乾燥装置は、プ
リント配線基板の製造工程で用いられ、該プリント配線
基板の表面に塗布された熱硬化性の液状レジストを熱風
により乾燥,硬化させ、所定の回路部分を被覆保護させ
るようにするものである。そして乾燥炉と、該乾燥炉に
付設され熱風を乾燥炉内に吹き出す熱風吹出口と、該乾
燥炉に付設され乾燥炉内の熱風を吸い込む熱風吸込口
と、上記液状レジストが塗布された該プリント配線基板
を、保持手段にて縦に吊下げた状態で保持しつつ順次搬
送するコンベヤと、該プリント配線基板を介し該熱風吹
出口と該熱風吸込口間に形成された熱風ゾーンと、を有
してなる。そして該プリント配線基板は、極薄でフレキ
シブルなものよりなり、該熱風吹出口は、多数のノズル
状をなし該プリント配線基板の搬送方向に沿い下方又は
側方にほぼ全面的に配され、該プリント配線基板間に向
け熱風をストレートかつ均一に吹き出し、又、該熱風吸
込口は、多数のノズル状をなし該プリント配線基板の搬
送方向に沿い上方にほぼ全面的に配され、該プリント配
線基板間を介し熱風をストレートかつ均一に吸い込むよ
うになっている。更に、該保持手段は、該コンベアに相
互間に間隔を存しつつ多数配され、それぞれ該プリント
配線基板の上端縁に着脱自在となっており、又、該熱風
ゾーンは、該熱風吹出口から吹き出され該プリント配線
基板間をストレートに介した後、該熱風吸込口へとスト
レートに向かう熱風にて形成される。次に、請求項2に
ついては次のとおり。すなわち、この乾燥装置は、請求
項1の乾燥装置において、上記コンベヤに対し着脱自在
なマガジンラックが用いられ、該マガジンラックは、少
なくとも上下左右面が開放された略箱状をなすと共に、
上記コンベア上に間隔を存しつつ載置され、内部に複数
枚の該プリント配線基板を、該保持手段にて縦に吊下
げ,保持可能となっている。
【0011】更に、請求項3については次のとおり。す
なわち、この乾燥装置は、プリント配線基板の製造工程
で用いられ、該プリント配線基板の表面に塗布されて硬
化した熱硬化性の液状レジストに印刷された文字,記
号,マーク等を表わすインクを、熱風により乾燥,硬化
させるものである。そして乾燥炉と、該乾燥炉に付設さ
れ熱風を乾燥炉内に吹き出す熱風吹出口と、該乾燥炉に
付設され乾燥炉内の熱風を吸い込む熱風吸込口と、上記
インクが印刷された該プリント配線基板を、保持手段に
て縦に吊下げた状態で保持しつつ順次搬送するコンベヤ
と、該プリント配線基板を介し該熱風吹出口と該熱風吸
込口間に形成された熱風ゾーンと、を有してなる。そし
て該プリント配線基板は、極薄でフレキシブルなものよ
りなり、該熱風吹出口は、多数のノズル状をなし該プリ
ント配線基板の搬送方向に沿い下方又は側方にほぼ全面
的に配され、該プリント配線基板間に向け熱風をストレ
ートかつ均一に吹き出し、又、該熱風吸込口は、多数の
ノズル状をなし該プリント配線基板の搬送方向に沿い上
方にほぼ全面的に配され、該プリント配線基板間を介し
熱風をストレートかつ均一に吸い込むようになってい
る。更に、該保持手段は、該コンベアに相互間に間隔を
存しつつ多数配され、それぞれ該プリント配線基板の上
端縁に着脱自在となっており、又、該熱風ゾーンは、該
熱風吹出口から吹き出され該プリント配線基板間をスト
レートに介した後、該熱風吸込口へとストレートに向か
う熱風にて形成される。
【0012】
【作用】本発明は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。すなわち、この請求項1,2の乾燥装
置では、液状レジストが塗布されたプリント配線基板
は、乾燥炉の入口付近で保持手段にて縦に吊下げられ、
乾燥炉内を保持手段にて縦に吊下げ,保持された状態
で、コンベアにて順次搬送される。そして、熱風吹出口
から吹き出された熱風が、このように縦に吊下げ,保持
されて搬送されるプリント配線基板間を介し、熱風吸込
口へと吸い込まれ、もってストレートな熱風ゾーンが形
成される。従って、熱風がプリント配線基板の両面に確
実に吹き込まれるようになり、塗布されていた液状レジ
ストが確実に乾燥,硬化されて行く。そして乾燥炉の出
口付近で、プリント配線基板は、順次、保持手段そして
コンベアから取り外され、乾燥炉の外部に排出される。
【0013】そこで第1に、搬送されるプリント配線基
板は、保持手段および自重により常に縦に吊下げ,保持
されており、斜めに立て掛けられているわけではなく、
極薄でフレキシブル化されているものの、自重により腰
折れ状態となるようなことはない。従って、搬送中のプ
リント配線基板が他と接触するようなことがなく、塗布
されていた液状レジストに傷が生じることもなく、更に
乾燥にバラツキも生じない。そして形成された熱風ゾー
ンにて、プリント配線基板の両面に熱風が確実に吹き込
まれ、もって、安全かつ確実に液状レジストが乾燥,硬
化され、現像不良そしてマスク不良の発生は回避され
る。第2に、液状レジストが塗布されたプリント配線基
板は、順次、保持手段にて吊下げられてコンベヤにて搬
送され、次々と乾燥,硬化される等、乾燥工程が連続
的,自動的に実施可能となる。
【0014】又これに準じ、請求項3の乾燥装置では、
上述した液状レジストの乾燥,硬化に代え、印刷された
インクの乾燥,硬化が行われる。そしてこの場合も、上
述したところに準じ、第1に、プリント配線基板が腰折
れ状態とならず、インクに傷が生じることがなく、乾
燥,硬化も確実に行われ、もって文字,記号,マーク等
の不良が回避されると共に、第2に、乾燥工程が連続
的,自動的に実施可能となる。
【0015】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1,図2は本発明の第1実施
例を示し、図1は側面説明図、図2は正面説明図であ
る。図3,図4は、保持手段を示す正面図であり、図3
の(1)図,(2)図,(3)図はその第1例,第2
例,第3例を示し、図4はその第4例を示す。
【0016】まず、プリント配線基板Pについて述べ
る。プリント配線基板Pは、OA用の両面基板,コンピ
ュータ用の多層基板,計算機用のフレキシブル基板等
々、用途により多種多様であり、その製造工程も多種多
様である。そしてプリント配線基板Pは、近年ますます
小型軽量化,極薄化,多層化,回路Lの高密度化,微細
化等々が進みつつある。さて、このようなプリント配線
基板Pは、例えば次のように製造される。すなわちプリ
ント配線基板Pは、材料切断,穴あけ加工.研磨,スル
ホールメッキ,研磨,レジスト貼付,露光,現像,エッ
チング,レジスト剥離等々の工程を巡って製造される。
これらについて詳述すると、まず、材料つまり絶縁材の
両面に銅箔が張り合わされた両面銅箔張り積層板が、ワ
ークサイズの短尺に切断され、次に、スルホール用の穴
あけ加工が施された後、洗浄および両面研磨処理が行わ
れてから、スルホールメッキが実施される。つまり表面
の電気回路と裏面の電気回路を導通すべく、スルホール
の内壁にメッキが施される。しかる後、再び洗浄,両面
研磨処理,洗浄,乾燥等が行われてから、ドライフィル
ムである感光性のレジストを膜状に貼り付ける処理が行
われ、それから、回路Lのネガフィルムである回路写真
をあてて露光し、事後、レジストは露光され硬化した回
路L部分を残し、他の部分は現像液の噴射により溶解除
去される。しかる後、洗浄,乾燥が行われてから、エッ
チングマシンにて、このようにレジストが硬化した回路
L部分の銅箔を残し、上述によりレジストが溶解除去さ
れた部分の銅箔が腐食液の噴射により溶解除去される。
それから残っていた上述の硬化した回路L部分のレジス
トが、剥離液の噴射により溶解除去された後、洗浄,乾
燥され、もって、所定の回路Lが形成されたプリント配
線基板Pが得られるが、このようなプリント配線基板P
は、例えば縦横が500×600mm程度の寸法よりなる
(図9も参照)。
【0017】次に、プリント配線基板Pに対しては、ソ
ルダーマスク形成工程において、形成された回路Lの保
護被膜が形成される。そして、この保護被膜形成の分野
においては、これまでのドライフィルムを用いる方式に
比し、最近は熱硬化性の液状レジストを用いる方式が急
速に普及しつつある。すなわち、この液状レジストを用
いる方式は、液状であることの特性を生かし、プリント
配線基板Pの高密度で極小化が進む回路Lに対する密着
性,埋込み度,被覆性,耐酸性等々に優れ、更にコスト
面にも優れており、従来のドライフィルムを用いる方式
に代わり、最近広く採用されつつある。このような熱硬
化性の液状レジストとしては、例えば、希アルカリ現像
型の液状フォトソルダーレジスト、エポキシ系液状レジ
スト、その他の熱硬化性で感光性の樹脂を用いた液状レ
ジスト、等々が使用される。
【0018】そして、このソルダーマスク形成工程で
は、まず、回路Lが形成されたプリント配線基板Pの表
面全体に、印刷法やスプレー法により、フォトソルダー
レジストつまり熱硬化性の液状レジストが塗布される。
そして次に、これを後述する乾燥装置に通し、熱風によ
り液状レジストを乾燥,半硬化させた後、半硬化した液
状レジストにネガフィルムを当てて、露光,現像する。
そして、スルホール部分,ラウンド部分等の後で部品S
が装着される部分、つまり事後装着用にハンダやメッキ
が行われる部分を溶解除去して露出させると共に、再び
乾燥装置に通し、残った回路Lの部分等の液状レジスト
を、熱風Bにより乾燥,本硬化させる。このようにし
て、ソルダーマスクつまり保護被膜が形成され、回路L
が被膜保護され、事後の部品Sの装着時のハンダやメッ
キ等の付着から保護するようになっている。
【0019】なお、この場合の乾燥装置による乾燥条件
は、半硬化つまりセミキュアの場合は、例えば設定温度
が70度の熱風Bで20分間乾燥、又は設定温度80度
の熱風Bで10分間乾燥とされており、本硬化つまりポ
ストキュアの場合は、例えば設定温度が140度の熱風
Bで50分間乾燥とされている。しかしながらこの乾燥
条件は、乾燥装置の乾燥炉1の形態により、又、プリン
ト配線基板Pの両面同時乾燥か片面乾燥か等により、若
干変更される。又、このような半硬化と本硬化の2段階
方式によらず、プリント配線基板Pの回路Lの部分のみ
に印刷法により液状レジストを塗布し、これを一度に乾
燥装置を用いて硬化させることにより、回路Lの部分の
保護被膜を形成する方式も従来より行われている。この
場合には、プリント配線基板Pの回路部分のみに、つま
り、スルホール部分・ラウンド部分等の部品Lの装着部
分等を除き、印刷法により液状レジストが塗布される。
【0020】さて、本発明に係る乾燥装置は、このよう
にプリント配線基板Pの製造工程で用いられ、プリント
配線基板Pの表面に塗布された熱硬化性の液状レジスト
を熱風Bにより乾燥,硬化させ、所定の回路Lの部分を
被覆保護させるようにするものである。そして乾燥炉1
と、乾燥炉1に付設され熱風Bを乾燥炉1内に吹き出す
熱風吹出口5と、乾燥炉1に付設され乾燥炉1内の熱風
Bを吸い込む熱風吸込口6と、液状レジストが塗布され
たプリント配線基板Pを、保持手段Hにて縦に吊下げた
状態で保持しつつ順次搬送するコンベヤ7と、プリント
配線基板Pを介し熱風吹出口5と熱風吸込口6間に形成
された熱風ゾーンAと、を有してなる。
【0021】これらについて詳述すると、まず、密閉さ
れた処理室たる乾燥炉1下部には、搬送されるプリント
配線基板Pの下方で搬送方向に沿いほぼ全面的に吹出ダ
クト8が配されており、この吹出ダクト8上面には、上
方のプリント配線基板Pに向け熱風Bを均一に吹き出す
多数のノズル状の熱風吹出口5が、例えばパンチングメ
タル等を利用して設けられている。又、乾燥炉1上部に
は、搬送されるプリント配線基板Pの上方で搬送方向に
沿いほぼ全面的に吸込ダクト9が配されており、この吸
込ダクト9下面には、下方のプリント配線基板Pを介
し、熱風Bを均一に吸い込む多数のノズル状の熱風吸込
口6が、例えばパンチングメタル等を利用して設けられ
ている。そして、図2に示したブロワー10からの風
が、ヒーター等の熱風発生装置11を介し熱風Bとなっ
て吹出ダクト8へと送られ、このような熱風Bが、熱風
吹出口5から搬送されるプリント配線基板Pを介し熱風
吸込口6へと向かう熱風ゾーンAを形成する。なお熱風
Bは、熱風吸込口6から吸込ダクト9を介し、ブロワー
10へと循環する。
【0022】次にコンベヤ7は、乾燥炉1内の入口側と
出口側付近にそれぞれ配されたチェーンホイル12間
に、無端状のチェーン13が水平に掛け渡されたもの
が、左右に対向して配されており、チェーンホイル12
が、コンベヤモータにて回転駆動されることにより、チ
ェーン13が、乾燥炉1内を入口側から出口側に向け水
平に走行する。そして、このようなコンベヤ7に、プリ
ント配線基板Pを縦に吊下げた状態で保持可能な保持手
段Hが、所定間隔を置き多数組み付けられている。
【0023】このような保持手段Hとしては、各種の構
成内容のものが考えられる。まず図1,図2,そして図
3の(1)図中に示した例では、左右のチェーン13に
両端部がアタッチメント14を介し取り付け固定され左
右に水平に配されたバー15と、プリント配線基板Pの
上端縁を挟持可能なバー状グリップたる挟持部材16
と、挟持部材16の両端部上にそれぞれ立設された介装
部材17と、両介装部材17の上端およびバー15の中
央部左右にそれぞれ対向して固設されたマグネット部材
18と、からなる。この図示例の保持手段Hでは、コン
ベヤ7のチェーン13に取り付け固定された多数のバー
15側の左右のマグネット部材18に、プリント配線基
板Pの上端縁をグリップ保持にて挟持した挟持部材16
側の左右のマグネット部材18を、マグネット結合させ
ることにより、プリント配線基板Pが縦に吊下げられた
状態で保持されるようになっている。そしてプリント配
線基板Pは、予め挟持部材16にて挟持された後、マグ
ネット部材18を介しコンベヤ7下に着脱自在に吊下げ
保持される。
【0024】次に、図3の(2)図に示した保持手段H
では、上述した図3の(1)図に示した左右の両マグネ
ット部材18に代え、対応した係止穴19と係止部材2
0が設けられており、バー15側の左右の係止穴19
に、挟持部材16側の左右の係止部材20が、ハンガー
状に係止され、もって、プリント配線基板Pが縦に吊下
げられた状態で保持されるようになっている。更に、図
3の(3)図に示した保持手段Hでは、このような図3
の(2)図に示した例に加え、左右の介装部材17の下
端と挟持部材16の両端部間にも、対応した係止穴19
と係止部材20が設けられており、プリント配線基板P
は、このような介装部材17の上下2箇所の係止によ
り、コンベヤ7下に着脱自在に吊下げ保持される。
【0025】次に、図4の(1)図に示した保持手段H
では、これらとは異なり、バー15側に両介装部材17
の上端が固定されると共に、両介装部材17の下端に係
止部材20が設けられ、この係止部材20がプリント配
線基板P側の上端縁に設けられた係止穴19に係止可能
となっている。プリント配線基板Pはこのような係止穴
19と係止部材20を介し、コンベヤ7下に着脱自在に
吊下げ保持される。
【0026】
【0027】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。すなわちこの乾燥装置
では、表面に熱硬化性の液状レジストが塗布されたプリ
ント配線基板Pは、乾燥炉1内の入口側付近で次々とコ
ンベヤ7に保持手段Hにて吊下げられた後、乾燥炉1内
を保持手段Hにて吊下げられた状態で、コンベヤ7によ
り順次搬送される。そして、このように縦に吊下げられ
て搬送されるプリント配線基板Pを介し、熱風吹出口5
から吹き出された熱風Bが、熱風吸込口6へと吸い込ま
れる熱風ゾーンAが形成され、熱風Bが、プリント配線
基板Pの両面に確実に吹き込まれ、塗布されていた液状
レジストが乾燥,硬化されて行き、回路L(図9参照)
の保護被膜が形成される。なお乾燥炉1の出口側付近
で、プリント配線基板Pは、順次、保持手段Hそしてコ
ンベヤ7から取り外され、乾燥炉1の外部に排出され
る。そこで、この乾燥装置では次の第1,第2のように
なる。
【0028】第1に、乾燥炉1中をコンベヤ7にて搬送
されるプリント配線基板Pは、保持手段Hにて縦に吊下
げられており、前述した図7のこの種従来例のように、
立て掛けラック2に斜めの立て掛けられているわけでは
ない。つまり、プリント配線基板Pは、自重により常に
縦の状態に保持され、前述したこの種従来例のように、
自重により立て掛けラック2側に沿った腰折れ状態(図
7の(2)図参照)となるようなことはない。従って、
乾燥炉1中で搬送されるプリント配線基板Pが、他と接
触するようなことがなく、塗布されていた乾燥前の未硬
化状態の液状レジストに傷が生じるようなこともなく、
更に乾燥にバラツキが生じない等、液状レジストは無傷
で安全かつ確実に乾燥,硬化され、現像不良そしてマス
ク不良の発生が回避される。特に、プリント配線基板P
は極薄化が進展し、ますますフレキシブル化しつつある
が、この乾燥装置では、このように縦に吊下げられるこ
とにより、腰折れ状態の発生等々が確実に防止され、も
って、極薄化が進むプリント配線基板Pの現状に対応で
きるようになる。
【0029】第2に、液状レジストが塗布されたプリン
ト配線基板Pは、順次、保持手段Hにて吊下げられコン
ベヤ7にて搬送されて、次々と乾燥,硬化されて行く。
つまり、前述した図8のこの種従来例のように、一旦取
り出して平置きラック4に収納し、乾燥炉1内に移動し
乾燥,硬化後に取り出して戻す、等々の作業を要せず、
乾燥工程が順次、連続的,自動的に実施できるようにな
る。
【0030】なお、ここで本発明の第2実施例ついて説
明しておく。図5,図6は本発明の第2実施例を示し、
図5は側面説明図、図6は正面説明図である。この第2
実施例の乾燥装置では、コンベヤ7に対し着脱自在なマ
ガジンラックMが用いられ、マガジンラックMは、開放
面を備えると共に内部に、複数枚のプリント配線基板P
を、保持手段Hにて縦に保持可能となっている。
【0031】これらについて詳述すると、マガジンラッ
クMは、少なくとも左右両面および上下面が開放された
略箱状をなすと共に、上面等に保持手段Hが配されてい
る。このような保持手段Hとしては、前述した図3や図
4のもの等に準じたものが用いられ、例えば、バー1
5,挟持部材16,介裝部材17,マグネット部材1
8,係止穴19,係止部材20,ケース部材21,ホル
ダー部材22等が、適宜複数個選択使用され、プリント
配線基板PをマガジンラックM内にて複数枚縦に保持可
能となっている。そしてコンベヤ7としては、例えばネ
ットコンベヤが使用され、走行するネットコンベヤ製の
コンベヤ7上に、適宜間隔を置きつつマガジンラックM
が載置されるようになっている。又、この乾燥炉1で
は、吹出ダクト8が左右側面に配され、多数の熱風吹出
口5が左右側面に設けられると共に、上面に吸込ダクト
9そして熱風吸込口6が設けられ、もって、左右側面か
らマガジンラックMそしてプリント配線基板Pを介し上
面に至る熱風ゾーンAが形成されるようになっている。
【0032】なお、この第2実施例における保持手段H
によるプリント配線基板Pの保持形態としては、上述に
より、図3や図4に示したもの等が用いられ、各種の形
態が考えられる。例えば、複数枚のプリント配線基板P
をマガジンラックM内で、複数個の保持手段Hにて単純
に吊下げて縦に保持する形態が、代表的である。なお、
図5中23はファン、24はヒーターであり、これらに
より、熱風吸込口6,吸込ダクト9から吹出ダクト8,
熱風吹出口5に至る、熱風Bの循環路が形成される。2
5は、乾燥炉1内の断熱壁たる仕切壁である。又、図6
中26は、コンベヤ7駆動用のコンベヤモーターであ
る。
【0033】さて、この第2実施例の乾燥装置では、プ
リント配線基板Pが、保持手段HにてマガジンラックM
内に縦に保持され、このようにプリント配線基板Pを収
納したマガジンラックMが、乾燥炉1の入口側付近で次
々とコンベヤ7上に載置される。そして、コンベヤ7に
て搬送されつつ熱風ゾーンAを通過することにより、プ
リント配線基板Pに塗布されていた液状レジストが、乾
燥,硬化されて行く。なお、この第2実施例において、
その他の各構成部材の内容,機能および作用は、第1実
施例について前述したところに準じるので、同符号を付
しその説明を省略する。
【0034】なお以上は、プリント配線基板Pに塗布さ
れ所定の回路Lを被覆保護する液状レジストの乾燥,硬
化に関する説明であった。しかしながら、この乾燥装置
は、硬化した液状レジスト上に印刷されたインクの乾
燥,硬化にも使用可能である。そしてこの場合は、前述
により硬化した液状レジストつまりソルダーマスクたる
保護被膜上に、文字,記号,マーク等を表わすインクが
印刷されてなるプリント配線基板Pが、保持手段Hにて
縦に吊下げ,保持されつつ、コンベヤ7にて順次搬送さ
れ、熱風ゾーンAを通過することにより、そのインクが
乾燥,硬化される。そしてこの場合も前述に準じ、第1
に、プリント配線基板Pが腰折れ状態とならず、インク
に傷が生じることがなく、乾燥,硬化も確実に行われ、
もって文字,記号,マーク等の不良が回避されると共
に、第2に、その乾燥工程が連続的,自動的に実施可能
となる。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る請求項1,2の乾燥装置
は、以上説明したように、液状レジストが塗布されたプ
リント配線基板を、乾燥炉内で、縦に吊下げ,保持しつ
つ順次搬送して行くようにしたことにより、次の効果を
発揮する。
【0036】第1に、プリント配線基板が乾燥中に他と
接触することがなく、塗布された液状レジストの傷発生
が防止される。すなわち、前述したこの種従来例のよう
に、搬送中に腰折れ状態となるようなことはなく、液状
レジストの傷発生が防止される。そして、形成された熱
風ゾーンにて、プリント配線基板の両面に熱風が確実に
吹き込まれ、もって、液状レジストが無傷で安全かつ確
実に乾燥,硬化され、現像不良そしてマスク不良も回避
される。このようにして、高精度なレジストパターンそ
して回路の保護被膜が形成されるので、回路の高密度化
が進み高度な信頼性が要求されるプリント配線基板の現
状に即応できるようになる。
【0037】第2に、しかもこのような乾燥工程が連続
的,自動的に実施できるようになる。すなわち、レジス
トが塗布されたプリント配線基板を順次乾燥炉内で搬送
することにより、全自動化された工程にて、連続的,自
動的に乾燥することが可能となり、手間,時間,コスト
面等にも優れ、プリント配線基板の製造コストを低減可
能となる。
【0038】更に、請求項3の乾燥装置では、上述した
液状レジストの乾燥,硬化に代え、印刷されたインクの
乾燥,硬化が行われるが、この場合も上述に準じ、第1
に、インクに傷が生じることがなく確実に乾燥,硬化さ
れ、文字,記号,マーク等の不良が回避されると共に、
第2に、乾燥工程が連続的,自動的に実施でき、手間,
時間,コスト面等にも優れるようになる。このように、
この種従来例に存した問題点が、一挙にすべて一掃され
る等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるもの
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乾燥装置の第1実施例の側面説明
図であり、(1)図は全体を、(2)図は要部を示す。
【図2】同第1実施例の正面説明図である。
【図3】その保持手段の各例の正面図であり、(1)図
は第1例を、(2)図は第2例を、(3)図は第3例を
示す。
【図4】同保持手段の第4例の正面図である。
【図5】本発明の第2実施例の側面説明図である。
【図6】同第2実施例の正面説明図である。
【図7】この種従来例の乾燥装置の側面説明図であり、
(1)図は全体を、(2)図は要部を示す。
【図8】他の従来例の乾燥装置の側面説明図であり、
(1)図は要部を、(2)図は全体を示す。
【図9】プリント配線基板の説明図である。
【符号の説明】
1 乾燥炉 5 熱風吹出口 6 熱風吸込口 7 コンベヤ A 熱風ゾーン B 熱風 H 保持手段 P プリント配線基板 M マガジンラック

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線基板の製造工程で用いら
    れ、該プリント配線基板の表面に塗布された熱硬化性の
    液状レジストを熱風により乾燥,硬化させ、所定の回路
    部分を被覆保護させるようにする乾燥装置であって、 乾燥炉と、該乾燥炉に付設され熱風を乾燥炉内に吹き出
    す熱風吹出口と、該乾燥炉に付設され乾燥炉内の熱風を
    吸い込む熱風吸込口と、上記液状レジストが塗布された
    該プリント配線基板を、保持手段にて縦に吊下げた状態
    で保持しつつ順次搬送するコンベヤと、該プリント配線
    基板を介し該熱風吹出口と該熱風吸込口間に形成された
    熱風ゾーンと、を有してなり、 該プリント配線基板は、極薄でフレキシブルなものより
    なり、該熱風吹出口は、多数のノズル状をなし該プリン
    ト配線基板の搬送方向に沿い下方又は側方にほぼ全面的
    に配され、該プリント配線基板間に向け熱風をストレー
    トかつ均一に吹き出し、又、該熱風吸込口は、多数のノ
    ズル状をなし該プリント配線基板の搬送方向に沿い上方
    にほぼ全面的に配され、該プリント配線基板間を介し熱
    風をストレートかつ均一に吸い込み、更に、該保持手段
    は、該コンベアに相互間に間隔を存しつつ多数配され、
    それぞれ該プリント配線基板の上端縁に着脱自在となっ
    ており、又、該熱風ゾーンは、該熱風吹出口から吹き出
    され該プリント配線基板間をストレートに介した後、該
    熱風吸込口へとストレートに向かう熱風にて形成される
    こと、を特徴とする乾燥装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の乾燥装置において、上記コン
    ベヤに対し着脱自在なマガジンラックが用いられ、該マ
    ガジンラックは、少なくとも上下左右面が開放された略
    箱状をなすと共に、上記コンベア上に間隔を存しつつ載
    置され、内部に複数枚の該プリント配線基板を、該保持
    手段にて縦に吊下げ,保持可能となっていること、を特
    徴とする乾燥装置。
  3. 【請求項3】 プリント配線基板の製造工程で用いら
    れ、該プリント配線基板の表面に塗布されて硬化した熱
    硬化性の液状レジストに印刷された文字,記号,マーク
    等を表わすインクを、熱風により乾燥,硬化させる乾燥
    装置であって、乾燥炉と、該乾燥炉に付設され熱風を乾
    燥炉内に吹き出す熱風吹出口と、該乾燥炉に付設され乾
    燥炉内の熱風を吸い込む熱風吸込口と、上記インクが印
    刷された該プリント配線基板を、保持手段にて縦に吊下
    げた状態で保持しつつ順次搬送するコンベヤと、該プリ
    ント配線基板を介し該熱風吹出口と該熱風吸込口間に形
    成された熱風ゾーンと、を有してなり、 該プリント配線基板は、極薄でフレキシブルなものより
    なり、該熱風吹出口は、多数のノズル状をなし該プリン
    ト配線基板の搬送方向に沿い下方又は側方にほぼ全面的
    に配され、該プリント配線基板間に向け熱風をストレー
    トかつ均一に吹き出し、又、該熱風吸込口は、多数のノ
    ズル状をなし該プリント配線基板の搬送方向に沿い上方
    にほぼ全面的に配され、該プリント配線基板間を介し熱
    風をストレートかつ均一に吸い込み、更に、該保持手段
    は、該コンベアに相互間に間隔を存しつつ多数配され、
    それぞれ該プリント配線基板の上端縁に着脱自在となっ
    ており、又、該熱風ゾーンは、該熱風吹出口から吹き出
    され該プリント配線基板間をストレートに介した後、該
    熱風吸込口へとストレートに向かう熱風にて形成される
    こと、を特徴とする乾燥装置。
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