JP2537353Y2 - 豆脱粒機の二番物用分離装置 - Google Patents
豆脱粒機の二番物用分離装置Info
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- JP2537353Y2 JP2537353Y2 JP1990036937U JP3693790U JP2537353Y2 JP 2537353 Y2 JP2537353 Y2 JP 2537353Y2 JP 1990036937 U JP1990036937 U JP 1990036937U JP 3693790 U JP3693790 U JP 3693790U JP 2537353 Y2 JP2537353 Y2 JP 2537353Y2
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- separation
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、未脱粒鞘などの再脱粒を必要とするいわゆ
る二番物と、この二番物に混入している脱粒済豆実と
を、二番物の再脱粒前に分離せしめるための分離装置に
関する。
る二番物と、この二番物に混入している脱粒済豆実と
を、二番物の再脱粒前に分離せしめるための分離装置に
関する。
従来技術と問題点 一般に前記二番物は、豆脱粒機に具備されている二番
物流落樋に集められ、二番物揚程エレベーターで脱粒部
へ戻されて再度脱粒される(たとえば、特開昭61-24251
9号公報参照)。
物流落樋に集められ、二番物揚程エレベーターで脱粒部
へ戻されて再度脱粒される(たとえば、特開昭61-24251
9号公報参照)。
ところが、前記二番物に脱粒済豆実が混入しているこ
とがあるが、このような場合、該豆実を二番物と一緒に
脱粒部へ戻すと、脱粒ドラムの爪による衝撃、その他の
衝撃で損傷させることになって好ましくないと共に、該
脱粒ドラムで汚粒されることにもなって好ましくない。
とがあるが、このような場合、該豆実を二番物と一緒に
脱粒部へ戻すと、脱粒ドラムの爪による衝撃、その他の
衝撃で損傷させることになって好ましくないと共に、該
脱粒ドラムで汚粒されることにもなって好ましくない。
本考案は、かかる問題点に着目してなしたもので、二
番物と脱粒済豆実とを二番物の再脱粒前に分離し、二番
物だけを脱粒部へ戻し、脱粒済豆実を脱粒部へ戻さない
ようにして、脱粒済豆実の損傷、汚粒なども防止するこ
とを目的とする。
番物と脱粒済豆実とを二番物の再脱粒前に分離し、二番
物だけを脱粒部へ戻し、脱粒済豆実を脱粒部へ戻さない
ようにして、脱粒済豆実の損傷、汚粒なども防止するこ
とを目的とする。
問題点解決のための手段 上述の目的を達成するために本考案がなした手段は、
豆脱粒機の二番物揚程エレベータの排出口から、該二番
物揚程エレベータ排出口の側方に配備された脱粒部上方
にわたって、二番物とこの二番物に混入している脱粒済
豆実とを分離するための分離部を設け、その分離部を、
分離樋と該分離樋の溝内に設置するねじコンベアとによ
り構成し、上記分離樋始端部における脱粒部を外れた範
囲に、脱粒済豆実を通過させるに足る大きさで且つ二番
物を通過させない大きさの分離孔を開設し、この分離孔
を開設した範囲より下流側の分離樋の範囲にねじコンベ
アを配置したものである。
豆脱粒機の二番物揚程エレベータの排出口から、該二番
物揚程エレベータ排出口の側方に配備された脱粒部上方
にわたって、二番物とこの二番物に混入している脱粒済
豆実とを分離するための分離部を設け、その分離部を、
分離樋と該分離樋の溝内に設置するねじコンベアとによ
り構成し、上記分離樋始端部における脱粒部を外れた範
囲に、脱粒済豆実を通過させるに足る大きさで且つ二番
物を通過させない大きさの分離孔を開設し、この分離孔
を開設した範囲より下流側の分離樋の範囲にねじコンベ
アを配置したものである。
作用 二番物揚程コンベアで搬送された脱粒済豆実混入二番
物は、分離部の分離樋に搬出される。
物は、分離部の分離樋に搬出される。
分離樋は、始端部における脱粒部を外れた範囲に分離
孔を開設すると共に、この分離孔を開設した範囲より下
流側の分離樋の範囲にねじコンベアを配置してある。よ
って、上記分離樋の始端に二番物が投入されると、比較
的小さな脱粒済豆実が脱粒部へ戻さずに上記分離孔から
落下して速やかに分離し、比較的大きな二番物だけが分
離樋の下流に移動し、ねじコンベアで先へ搬送して脱粒
部へ戻す。
孔を開設すると共に、この分離孔を開設した範囲より下
流側の分離樋の範囲にねじコンベアを配置してある。よ
って、上記分離樋の始端に二番物が投入されると、比較
的小さな脱粒済豆実が脱粒部へ戻さずに上記分離孔から
落下して速やかに分離し、比較的大きな二番物だけが分
離樋の下流に移動し、ねじコンベアで先へ搬送して脱粒
部へ戻す。
実施例 図面を参照しながら説明する。
1は豆脱粒機であり、供給部9は送込コンベア10と送
込ロール11とで構成する。二番物揚程エレベータ2は、
内部にバケット付コンベアを有する周知(前記公開特許
公報参照)の構造で、二番物流落樋12から二番物を受入
れるように配装する。この二番物流落樋12は、豆実を落
下させない大きさの土砂排出孔(不図示)を有し、かつ
内部にねじコンベア13が横臥された周知(同特許公報参
照)の構造である。二番物揚程コンベア2は、排出口3
が脱粒部4の側方に配置され、二番物から分離された脱
粒済豆実Bが脱粒部4へ戻されることなく、その脱粒部
下方に配設された再脱粒のための搬送部14へ送られるよ
うに構成される。脱粒部4は、2つの脱粒シリンダー
と、それらシリンダーの下側に配備された受網とで構成
された周知(同特許公報参照)の構造であり、上方に分
離部5が構成される。分離部5は、分離樋7及びこの分
離樋内部に横臥されるねじコンベア8で構成されるが、
分離樋7は、脱粒部4を外れた位置、即ち、排出口3内
に配置される二番物受入れ側部位(又は該受入れ側部位
と反対側部位)に多数の分離孔6が開穿され、該分離孔
の開穿されていない部位が脱粒部4の上方にわたって配
設され、内部にねじコンベア8が横臥されて構成され、
脱粒済豆実Bの混入された二番物Sが分離樋7の分離孔
6位置に搬出されると、脱粒済豆実Bのみを分離孔6か
ら分離せしめ、二番物Sをねじコンベア8で先方へ搬送
して脱粒部4に戻し再脱粒する。分離孔6は、脱粒済豆
実Bを通過させるに足る大きさの孔であると共に、二番
物Sを通過させない大きさの孔であり、分離樋7が脱粒
部4を外れた位置に多数開穿し、脱粒済豆実Bのみを二
番物Sから分離せしめ、脱粒部4へ戻さないようにす
る。脱粒部4の下方に配設された搬送部14は、分離孔6
を通過した脱粒済豆実Bに二番物S1が混入していた場
合、二番物Sが再脱粒された脱粒済豆実B1に二番物S2が
混入していた場合、最初に脱粒されて周知(同特許公報
参照)の揺動ストローラック15を通過した脱粒済豆実B2
に二番物S3が混入していた場合などそれら二番物S1,S2,
S3などを二番物流落樋12へ送るためのものであると共
に、前記脱粒済豆実B,B1,B2などを二番物S1,S2,S3など
から分離せしめて次の選別工程へ送るためのものであ
る。
込ロール11とで構成する。二番物揚程エレベータ2は、
内部にバケット付コンベアを有する周知(前記公開特許
公報参照)の構造で、二番物流落樋12から二番物を受入
れるように配装する。この二番物流落樋12は、豆実を落
下させない大きさの土砂排出孔(不図示)を有し、かつ
内部にねじコンベア13が横臥された周知(同特許公報参
照)の構造である。二番物揚程コンベア2は、排出口3
が脱粒部4の側方に配置され、二番物から分離された脱
粒済豆実Bが脱粒部4へ戻されることなく、その脱粒部
下方に配設された再脱粒のための搬送部14へ送られるよ
うに構成される。脱粒部4は、2つの脱粒シリンダー
と、それらシリンダーの下側に配備された受網とで構成
された周知(同特許公報参照)の構造であり、上方に分
離部5が構成される。分離部5は、分離樋7及びこの分
離樋内部に横臥されるねじコンベア8で構成されるが、
分離樋7は、脱粒部4を外れた位置、即ち、排出口3内
に配置される二番物受入れ側部位(又は該受入れ側部位
と反対側部位)に多数の分離孔6が開穿され、該分離孔
の開穿されていない部位が脱粒部4の上方にわたって配
設され、内部にねじコンベア8が横臥されて構成され、
脱粒済豆実Bの混入された二番物Sが分離樋7の分離孔
6位置に搬出されると、脱粒済豆実Bのみを分離孔6か
ら分離せしめ、二番物Sをねじコンベア8で先方へ搬送
して脱粒部4に戻し再脱粒する。分離孔6は、脱粒済豆
実Bを通過させるに足る大きさの孔であると共に、二番
物Sを通過させない大きさの孔であり、分離樋7が脱粒
部4を外れた位置に多数開穿し、脱粒済豆実Bのみを二
番物Sから分離せしめ、脱粒部4へ戻さないようにす
る。脱粒部4の下方に配設された搬送部14は、分離孔6
を通過した脱粒済豆実Bに二番物S1が混入していた場
合、二番物Sが再脱粒された脱粒済豆実B1に二番物S2が
混入していた場合、最初に脱粒されて周知(同特許公報
参照)の揺動ストローラック15を通過した脱粒済豆実B2
に二番物S3が混入していた場合などそれら二番物S1,S2,
S3などを二番物流落樋12へ送るためのものであると共
に、前記脱粒済豆実B,B1,B2などを二番物S1,S2,S3など
から分離せしめて次の選別工程へ送るためのものであ
る。
考案の効果 本考案は、叙上のように未脱粒鞘などの如き二番物だ
けが脱粒部へ戻されて再脱粒されるから、脱粒済豆実が
脱粒部へ戻される惧れが著しく減少し、該豆実が脱粒部
で損傷すること及び汚粒されることなどを極減せしめ得
る。
けが脱粒部へ戻されて再脱粒されるから、脱粒済豆実が
脱粒部へ戻される惧れが著しく減少し、該豆実が脱粒部
で損傷すること及び汚粒されることなどを極減せしめ得
る。
分離樋は、始端部における脱粒部を外れた範囲に分離
孔を開設すると共に、この分離孔を開設した範囲より下
流側の分離樋の範囲にねじコンベアを配置してあるの
で、分離樋の始端に二番物が投入された際、同分離樋の
始端部にて脱粒済み豆実と二番物を速やかに分離し、そ
の後分離孔を通過しない二番物だけをねじコンベアにて
適量ずつ下流側へ向けて搬送するので、分離樋上をねじ
コンベアの回転により移動する二番物が分離孔とねじコ
ンベア外周との間に挟まって損傷する不具合を解消する
ことができる。
孔を開設すると共に、この分離孔を開設した範囲より下
流側の分離樋の範囲にねじコンベアを配置してあるの
で、分離樋の始端に二番物が投入された際、同分離樋の
始端部にて脱粒済み豆実と二番物を速やかに分離し、そ
の後分離孔を通過しない二番物だけをねじコンベアにて
適量ずつ下流側へ向けて搬送するので、分離樋上をねじ
コンベアの回転により移動する二番物が分離孔とねじコ
ンベア外周との間に挟まって損傷する不具合を解消する
ことができる。
第1図は本考案分離装置を有する豆脱粒機の一部断面を
含む斜視図、第2図は作用の概略説明図である。 図中 1……豆脱粒機、2……二番物揚程エレベータ 3……排出口、4……脱粒部 5……分離部、6……分離孔 7……分離樋、8……ねじコンベア
含む斜視図、第2図は作用の概略説明図である。 図中 1……豆脱粒機、2……二番物揚程エレベータ 3……排出口、4……脱粒部 5……分離部、6……分離孔 7……分離樋、8……ねじコンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−49342(JP,U) 特公 平2−2574(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】豆脱粒機の二番物揚程エレベータの排出口
から、該二番物揚程エレベータ排出口の側方に配備され
た脱粒部上方にわたって、二番物とこの二番物に混入し
ている脱粒済豆実とを分離するための分離部を設け、そ
の分離部を、分離樋と該分離樋の溝内に設置するねじコ
ンベアとにより構成し、上記分離樋始端部における脱粒
部を外れた範囲に、脱粒済豆実を通過させるに足る大き
さで且つ二番物を通過させない大きさの分離孔を開設
し、この分離孔を開設した範囲より下流側の分離樋の範
囲にねじコンベアを配置してなる豆脱粒機の二番物用分
離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990036937U JP2537353Y2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 豆脱粒機の二番物用分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990036937U JP2537353Y2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 豆脱粒機の二番物用分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03126439U JPH03126439U (ja) | 1991-12-19 |
JP2537353Y2 true JP2537353Y2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=31543609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990036937U Expired - Fee Related JP2537353Y2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 豆脱粒機の二番物用分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537353Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5749342U (ja) * | 1980-09-04 | 1982-03-19 | ||
JPH022574A (ja) * | 1988-06-15 | 1990-01-08 | Sharp Corp | 電子写真用トナー |
-
1990
- 1990-04-04 JP JP1990036937U patent/JP2537353Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03126439U (ja) | 1991-12-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |