JP2537229B2 - シリンダヘツド組付装置 - Google Patents

シリンダヘツド組付装置

Info

Publication number
JP2537229B2
JP2537229B2 JP62098241A JP9824187A JP2537229B2 JP 2537229 B2 JP2537229 B2 JP 2537229B2 JP 62098241 A JP62098241 A JP 62098241A JP 9824187 A JP9824187 A JP 9824187A JP 2537229 B2 JP2537229 B2 JP 2537229B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder head
cylinder
cylinder block
gasket
chuck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62098241A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63267132A (ja
Inventor
唯雄 石子
孝往 兼松
一男 三好
敏雄 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP62098241A priority Critical patent/JP2537229B2/ja
Publication of JPS63267132A publication Critical patent/JPS63267132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2537229B2 publication Critical patent/JP2537229B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はシリンダヘッド組付装置に関する。
特に車両用エンジンの組立ラインにおいて、シリンダ
ブック組立体へのシリンダヘッドの搬送並びに強固なる
チャック、シリンダヘッド下面のガスケットの確実なる
支持、シリンダブロック上面に対するシリンダヘッド下
面のガスケットを介装しての強固なる面着、これに先立
つシリンダブロック側面に取り付けたブリーザチャンバ
から延出してシリンダブロック上方に先端が臨むインテ
ークホースの側方への確実なる払い出し、更にシリンダ
ブロック組立体上へのシリンダヘッドのボルト結合まで
の一連の作業を、一箇所の設備で自動的に行うことがで
きるようにしたシリンダヘッド組付装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 車両用エンジンの組立ラインにおいて、従来は先ずコ
ンベア上を流動するシリンダブロック組立体上に作業者
が手作業で、または例えばチャック機能を有するロボッ
ト等でガスケットを載置し、次いでシリンダヘッドを作
業者がリフター装置で吊り下げ、またはマニピュレータ
装置等で搬送してシリンダブロック上面に載置し、更に
次工程でシリンダブロックとシリンダヘッドの両者を締
付ボルトにて締結していた。
この次工程に設置するナットランナ装置の一つが特開
昭59−53133号に開示され、一定の順序にてボルトを締
結していた。
そしてシリンダブロック上面にシリンダヘッドを載置
する際、シリンダブロック側面に取り付けたブリーザチ
ャンバに接続されたインテークホースのインテークマニ
ホルドへ接続される先端が、シリンダブロック上方に覆
い被さるようにして臨む状態にあるため、作業者の手作
業によってホースを側方に払い出していた。
(発明が解決しようとする問題点) このように従来は先ずシリンダブロック組立体へのシ
リンダヘッドの搬送工程とは別に両者の締結工程を設け
ており、それぞれの作業場所に搬送装置やナットランナ
装置等を設置しなければならず、設備全体が大型化する
とともに、ボルトの締付順序も必要であり、作業時間の
短縮化に限界があり、しかも作業者によるそれぞれの設
備機械の管理が必要となる。
また手作業にてシリンダブロック上面へのガスケット
の載置やホースの払い出しを行うと、作業者はコンベア
上を流動するシリンダブロック組立体への他の部分の組
み付けも行う傍らガスケットの載置及びホースの払い出
しを行う必要があり、面倒な作業を強いられることにな
る。
そこで本発明の目的は、手作業によるガスケットの載
置やホースの払い出しを不要とし、ボルトの締付順序も
不要にしてボルトの同時締付を可能とし、バレットにシ
リッダヘッドが載置される前にガスケットをセットして
おくだけで、一箇所の設備でシリンダヘッドの搬送を伴
うチャック、シリンダヘッド下面へのガスケットの支
持、シリンダブロックに対するシリンダヘッドのガスケ
ットを介装しての面着、これに先立つシリンダブロック
側面のブリザーチャンバからシリンダブロック上方に延
出するインテークホースの側方へ払い出し、そしてシリ
ンダブロックとシリンダヘッドのボルト結合までの一連
の作業が自動的に行え、従って一定速度でコンベア上を
流動するシリンダブロック組立体に対する作業者による
部品組付作業の簡素化並びに設備機械管理の容易化を図
ることができるとともに、特に設備の省スペース化と作
業時間の短縮とも併せて達成することができるようにし
たシリンダヘッド組付装置を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題を解決して目的を達成すべく本発明は、車
両用エンジンのシリンダブロック組立体E上にシリンダ
ヘッドHを組み付ける装置を、ともに位置決めして待機
されたシリンダブロック組立体EとシリンダヘッドHと
の間を走行自在で昇降自在な搬送装置10と、シリンダヘ
ッドHの対向する外側面上部に形成された鍔部fに対し
下方からチャック部材51を当接するとともに鍔部fの上
面に対し押圧部材41を圧接してシリンダヘッドHをチャ
ックするシリンダヘッドチャック装置21と、位置決めピ
ン6上にガスケットGを敷いて載置されたシリンダヘッ
ドHを下面のガスケットGとともに支持するガスケット
支持装置71と、シリンダブロック組立体E上に載置した
シリンダヘッドHの上面を下方に押圧して該シリンダヘ
ッドH下面のガスケットGをシリンダブロックB上面に
対し面着する押圧装置111と、シリンダブロックB側面
に取り付けたブリーザチャンバcに接続されてシリンダ
ブロックB上方に先端が臨むインテークホースhを側方
に払い出すホース払い出し装置131と、シリンダブロッ
ク組立体E上にシリンダヘッドHを結合するためのボル
トbを締結するナットランナ装置121とから構成したこ
とを特徴とする。
(作用) 先ずパレット4に起設した位置決めピン6上にガスケ
ットGがセットされ、その上にシリンダヘッドHが載置
がされている。
そしてシリンダヘッドHに対し搬送装置10が下降して
シリンダヘッドチャック装置21の作動によって、シリン
ダヘッドHの対向する外側面上部に形成された鍔部fに
対し下方からチャック部材51が当接するとともに鍔部f
の上面に対し押圧部材41が圧接してシリンダヘッドHは
強固にチャックして把持される。
続いてガスケット支持装置71の作動によって、位置決
めピン6上のシリンダヘッドH下に敷かれたガスケット
Gの下面が確実に支持される。
すると、搬送装置10が上昇してシリンダブロック組立
体E上まで走行し、再び下降してシリンダブロック組立
体E上に対して下面にガスケットGを介装した状態でシ
リンダヘッドHが載置される。これに先立ち、ホース払
い出し装置131の作動によって、シリンダブロックB側
面のブリーザチャンバcからシリンダブロックB上方に
延出したインテークホースhが確実に外側方へと払い出
される。
然る後、押圧装置111の作動によって、シリンダヘッ
ドHの上面を下方に押圧し、シリンダヘッドH下面のガ
スケットGがシリンダブロックB上面に対し強固に面着
される。
次にナットランナ装置121の作動によって、ボルトb
の締付が同時に行われ、斯くしてシリンダブロックB上
へのシリンダヘッドHの結合が完了する。
このようなパレット4にシリンダヘッドHが載置され
る前にガスケットGをセットしておくだけで、シリンダ
ヘッド組付装置によって、シリンダヘッドHの搬送に伴
うチャック、シリンダヘッドH下面へのガスケットGの
支持、シリンダブロックBに対するシリンダヘッドHの
ガスケットGを介装しての面着、これに先立つシリンダ
ブロックB側面のブリーザチャンバcからシリンダブロ
ックB上方に延出するインテークホースhの側方への払
い出し、そしてシリンダブロックBとシリンダヘッドH
のボルト結合までの一連の作業が一箇所の設備で自動的
に行える。
これにより手作業によるガスケットGの載置やホース
hの払い出しが不要となり、ボルトbの締付順序も不要
にしてボルトbの同時締付が可能となる。
従って一定速度でコンベア1上を流動するシリンダブ
ロック組立体Eに対する作業者による部品組付作業の簡
素化並びに設備機械管理の容易化が図れ、特に設備の省
スペース化と作業時間の短縮化が達成される。
(実施例) 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
第1図乃至第3図はシリンダヘッド組付装置の全体側
面と平面及び正面を、また第4図は搬送装置の走行機並
びに昇降機構を示し、1はコンベア、3はレールであ
り、コンベア1に対しレール3が直交方向に配置され、
コンベア1上のパレット2には図示しないアタッチメン
トを介してシリンダブロック組立体Eが位置決め載置さ
れ、レール3上のパレット4にはアタッチメント5及び
位置決めピン6を介してシリンダヘッドHが位置決め載
置される。シリンダブロック組立体Eはレール3の延長
線上に一致して待機され、またシリンダヘッドHは図示
しない移動装置からパレット4上に移載され、パレット
4も図示しない駆動装置によりレール3上を前進して図
示仮装線の如く組付機7の下方の定位置に待機される。
ここで、第6図及び第8図のようにパレット4に起設
した位置決めピン6上にガスケットGがセットされ、そ
の上にシリンダヘッドHが載置されている。またシリン
ダヘッドHの対向する左右の外側面上部には鍔部fが形
成されている。
組付機7はレール3上方に跨設された機枠8に設置さ
れており、機枠8上にはレール9上をモール11の駆動に
よるピニオン12及びラック13の噛み合いで進退走行する
機台14が設置され、機台14前面にはレール15に沿ってモ
ータ16の駆動によるピニオン17及びラック18の噛み合い
で昇降するスライダ19が備えられ、これにより搬送装置
10が構成されている。
そして搬送装置10のスライダ19には、第5図に示すよ
うに把握装置20を構成するシリンダヘッドチャック装置
21、ガスケット支持装置71、押圧装置111、更にナット
ランナ装置121及び位置決めピン125が装備されている。
斯かる組付機7は図示仮想線の如く機台14が機枠8上
のレール9の後退位置に待機され、スライダ19が機台14
前面のレール15の上昇位置に待機される。組付機7下方
の定位置に図示仮想線の如く待機されたシダヘッドHに
対しスライダ19がモータ16の作動で下降し、把握装置20
によりシリンダヘッドHを把持すると、再びスライダ19
が上昇してシリンダヘッドHをバレット4から吊り上げ
る。次いで機台14がモータ11の作動で前進し、レール3
の延長線上に一致して待機されたシリンダブロック組立
体Eの上方にシリンダヘッドHを臨ませる。
そしてシリンダヘッドチャック装置21は第6図に示す
如くで、スライダ19の下部両端には一対の第1リンク部
材22が揺動自在に吊り下げられ、第1リンク部材22は正
面略コ字状をなし、上端で枢着ピン23にてスライダ19に
枢支され、中間部には固定ピン24にてレバー部材25が固
設されている。左右の第1リンク部材22の間であってス
ライド19の下部中間部にも一対の第2リンク部材27が揺
動自在に吊り下げられ、直状の第2リンク部材27も上端
で枢着ピン28にてスライダ19に枢支されている。
左右の第1リンク部材22に固設したレバー部材25間に
は伸縮可能な第1駆動装置31が架設され、第1駆動装置
31はシリンダユニット32とプッシュロッド35から成る。
シリンダユニット32内のピストン33に連結したピストン
ロッド34にプッシュロッド35が連結され、シリンダユニ
ット32は一方のレバー部材25に枢着ピン36にて枢支さ
れ、プッシュロッド35は他方のレバー部材25に枢着ピン
37にて枢支されている。また対をなす左右それぞれの第
1リンク部材22及び第2リンク部材27の下端間には枢着
ピン26,29にて押圧部材41が揺動自在に架設され、この
一対の押圧部材41の下端にはシリンダヘッド鍔部fの上
面に圧接する弾性体42が備えられている。
そして左右それぞれの押圧部材41にはチャック部材51
が揺動自在に取り付けられ、この一対のチャック部材51
の下端にはシリンダヘッド鍔部fに下方から当接する正
面略L字状のチャック爪52が備えられている。即ち押圧
部材41の第2リンク部材27との連結点a側下方に突設し
た係合ピン43に対しチャック部材51の上側から形成した
係合溝53が係合され、更にチャック部材51と押圧部材41
の間にもそれぞれ伸縮可能な第2駆動装置61が架設され
る。
第2駆動装置61はシリンダユニット62とプッシュロッ
ド65から成り、シリンダユニット62のピストンロッド64
にプッシュロッド65が連結され、シリンダユニット62は
押圧部材41に固設され、プッシュロッド65には押圧部材
41に固設したスライドレール44上に係合するスライダ66
が固設される。更にスライダ66上にはチャック部材51に
固設した傾斜板54下面の傾斜面55に当接する押し上げ部
材67が固設されており、また押圧部材41とチャック部材
51間にはスプリング45が架設され、このスプリング45に
よりチャック部材51は押圧部材41に対し係合ピン43回り
に揺動付勢されている。
以上において、チャック作動前にあって第1駆動装置
31のシリンダユニット32はピストンロッド34が左方への
前進限位置におり、且つ左右の第2駆動装置61のシリン
ダユニット62は右側のものについてはピストンロッド64
が右方への後退限位置、また左側のものについてはピス
トンロッド64が左方への後退限位置にある。
先ずパレット4の位置決めピン6に載置したシリンダ
ヘッドHがチャック装置21の下方に搬送されて待機され
ると、搬送装置20のスライダ19が下降して定位置にて停
止し、続いて第1駆動装置31のシリンダユニット32のピ
ストン33が右方への後退限位置まで図示のように移動す
る。これによりピストンロッド34がシリンダユニット32
内に投入し、シリンダユニッタ32右端の枢着ピン36とピ
ストンロッド34に連結したプッシュロッド35左端の枢着
ピン37との間隔が短くなり、両枢着ピン36,37に連結し
た左右のレバー部材25が同期して引き寄せられる。
レバー部材25は固定ピン24にて第1リンク部材22の中
間部に固設されているので、この正面略コ字状の第1リ
ンク部材22は、スライダ19に対する枢着ピン23を支点と
して矢印イ方向へ同期して揺動し、これにより第1リン
ク部材22下端に枢着ピン26にて連結した押圧部材41は、
相寄る方向へ平行移動して引き寄せられながら第2リン
ク部材27との連結点aをなす枢着ピン29を支点として矢
印ロ方向へ同期して揺動する。従って第7図のように押
圧部材41下端の弾性体42が、矢印ハ方向へ同期して揺動
しながら下降し、弾性体42はシリンダヘッドHの鍔、鍔
部f上面に圧接状態なる。
ここで、押圧部材41に係合ピン43及び係合溝53を介し
て支持したチャック部材51も同期して平行移動し、即ち
相寄る方向へ引き寄せられてチャック部材51の閉じ作動
も同期して行われる。
次に左右の第2駆動装置61のシリンダユニット62のピ
ストンロッド64及びこれに連結したプッシュロッド65が
6図の如くともに前進限位置まで移動し、各プッシュロ
ッド65に固設したスライダ66の前進によりこれに固設し
た押し上げ部材67が傾斜面55に倣って傾斜板54を押し上
げる。そして傾斜板54を固設したチャック部材51は、押
圧部材41との間に架設したスプリング45の付勢により押
圧部材41との係合ピン43を支点として矢印ニ方向へ揺動
するとともに、前記押し上げ作用により係合ピン43に係
合した係合溝53に沿って矢印ホ方向へ上昇する。従って
第7図の如くチャック部材51下端の正面略L字状のチャ
ック爪52が、ともに矢印ニ方向へ揺動しながら矢印ホ方
向へ上昇し、チャック爪52はシリンダヘッド鍔部fに下
方から当接状態となる。
斯くして左右の鍔部fを上下から押圧部材41とチャッ
ク爪51間に挟んでシリンダヘッドHをチャックすると、
続いて押圧装置111が作動する。
押圧装置111は第5図に示す如くスライダ19の前後に
設けられ、スライダ19から垂設した支柱112にシリンダ
ユニット113が固設され、そのピストンロッド114下端に
押圧部材115が連結され、押圧部材115先端に弾性体116
が備えられ、117はガイドロッドである。
斯かる押圧装置111は、シリンダユニット113の作動に
よるピストンロッド114の突出によって、押圧部材115が
下降して先端の弾性体116がシリンダヘッドH上面を押
圧する。
以上の組付機7によるシリンダブロック組立体E上へ
のシリンダヘッドHの搬送に際し、スライダ19に装備さ
れたガスケット支持装置71の作動によりパレット4上の
シリンダヘッドH下面に敷かれたガスケットGの支持が
行われる。
即ちガスケット支持装置71はスライダ19の前後に取り
付けられており、第8図に示すようにスライダ19下面の
左右に基板72が垂下固設され、基板72の下部には枢着ピ
ン75を介して一対の第1リンク部材76が揺動自在に吊り
下げられ、基板72の下部で第1リンク部材76の間にも枢
着ピン81を介して一対の第2リンク部材82が揺動自在に
吊り下げられている。対をなす左右それぞれの第1リン
ク部材76及び第2リンク部材82の下端間には枢着ピン8
3,84にて第3リンク部材85が架設され、この一対の第3
リンク部材85は水平に配置されて平行移動可能売であ
る。更に第3リンク部材85の下方には枢着ピン86を介し
て支持アーム87が揺動自在に枢支され、この一対の支持
アーム87の先端には棒状の支持部材88が一体に備えられ
ている。
そして支持アーム87と基板72の間には第1リンク部材
76の外側に配設した駆動装置91が架設される。駆動装置
91は、基板72から外側に突設したシリンダユニット92
と、その下方に突出するピストンロッド93と、その下端
に枢着ピン94を介して揺動自在に枢支した中間リンク95
と、更にその下端に枢着ピン96にて連結した昇降ロッド
97とから成る。昇降ロッド97下端に横バー101が固設さ
れ、その先端に縦バー103が垂下固設され、その下端に
は支持アーム87後端が固設されている。また昇降ロッド
97は第1リンク部材76の縦孔77内を貫通し、縦孔77周上
面と中間リンク95下面との間には昇降ロッド97上部周に
装着した圧縮コイルスプリング98が縮装されている。
尚、横バー101中間部上に起設したガイドピン102は第
1リンク部材76のガイド孔78内に挿入され、支持アーム
87後部寄り上には第3リンク部材85下面に当接するスト
ッパピン89が起設され、また第1リンク部材76には基板
72下端のストッパ片74に当接するストッパ片79が備えら
れる。
以上において、ガスケット支持前にあっては駆動装置
91のシリンダユニット92内にピストンロッド93が没入状
態にあり、図示仮想線の如く対をなす左右それぞれの各
リンク部材76,82,85及び支持アーム87は外側に拡開した
位置に保持されている。この時、支持アーム87上のスト
ッパピン89が第3リンク部材85下面に当接状態にある。
このようにガスケット支持装置71を構成したので、組
付機7によるシリンダブロック組立体E上へのシリンダ
ヘッドHの搬送に際し、前記の如く組付機7の下方の定
位置に待機されたパレット4上のシリンダヘッドH下面
に敷かれたガスケットGの支持を自動的に行うことがで
きる。
先ず把握装置20によるシリンダヘッドHの把握の詳細
は、把握装置20の位置決めピン125がシリンダユニット1
26の作動により予めシリンダヘッドHの上面に穿設して
ある図示しない位置決め孔に挿入されてシリンダヘッド
Hの位置が決定されるとともに、ナットランナ装置121
のソケット122が下降して予めシリンダヘッドH内に嵌
挿してあるポルトb2に嵌合する。
そして前述の如くチャック装置21によるシリンダヘッ
ドHの鍔部fのチャックが行われ、次いで押圧装置111
がシリンダヘッドH上面を押圧すると、ガスケット支持
装置71が作動する。
即ち左右の駆動装置91を作動してシリンダユニット92
からピストンロッド93が突出すると、ピストンロッド93
下端に枢着ピン94、中間リンク95及び枢着ピン96を介し
て連結した昇降ロッド97は第1リンク部材76の縦孔77内
を貫通しているので、縦孔77に沿って昇降ロッド97が下
降する。
昇降ロッド97が下降すると、昇降ロッド97下端には横
パー101及び縦バー103を介して支持アーム87が一体に連
結されているので、支持アーム87は第3リンク部材85と
の枢着ピン86を支点として揺動する。この時、横バー10
1上のガイドピン102も第1リンク部材76のガイド孔78内
を下降する。
同時に第1リンク部材76の縦孔77周上面と中間リンク
95下面との間には昇降ロッド97上部周に装着した圧縮コ
イルスプリング98が縮装されているので、この圧縮コイ
ルスプリング98の弾発付勢力によって、第1リンク部材
76は基板72との枢着ピン75を支点としてシリンダヘッド
H側に揺動し、第1リンク部材76のストッパ片79が基板
72のストッパ片74に当接する。第1リンク部材76が揺動
すると、第2リンク部材82が枢着ピン83、第3リンク部
材85及び枢着ピン84を介して第1リンク部材76に連結さ
れているので、第2リンク部材82も同期して揺動する。
従って第3リンク部材85及び支持アーム87が平行移動
し、位置決めピン6上のシリンダヘッドH下に敷かれた
ガスケットGの下面に対し支持アーム87先端に備えた支
持部材88が側方から進出し、ガスケットG下面に支持部
材88が当接状態となる。
斯くしてシリンダヘッドHとともにその下面のガスケ
ットGがチャックされると、前述の如く組付機7のスラ
イダ19が上昇してシリンダヘッドH並びにガスケットG
をパレット4から吊り上げ、機台14が前進してシリンダ
ブロック組立体E上方にシリンダヘッドHを臨ませ、再
びスライダ19が下降してシリンダブロック組立体E上に
シリンダヘッドHが載置され、ナットランナ装置121の
ソケット122によって所要ボルトbの締結が行われ、シ
リンダブロック組立体EにガスケットGを介装してシリ
ンダヘッドHが組み付けられる。
ここで、第11図のようにシリンダブロック組立体Eの
シリンダブロックBの一側面には予めブリーザチャンバ
cが取り付けられており、このブリーザチャンバc上面
に接続したインテークホースhの先端がシリンダブロッ
クB上方に覆い被さるようにして臨んでいる。またシリ
ンダヘッドHの一側面にも予めインテークマニホルド
M、スロットボディT及びキャブレタC等が取り付けら
れている。
そして機枠8の前面に装備されたホース払い出し装置
131の作動によりシリンダブロックB上面からのインテ
ークホースhの払い出しが自動的に行われる。
即ちホース払い出し装置131は機枠8前面に取り付け
られており、第9図及び第10図に示すように機枠8前面
にブラケット133が固設され、ブラケット133には横方向
の枢着ピン134を介して第1アーム部材135が揺動自在に
枢支される。この第1アーム部材135がコンベア1と平
行に配置されてブリーザチャンバcを取り付けたシリン
ダブロックB側面と略直角方向に延出し、且つ正面視略
L字状をなす。
更に第1アーム部材135の先端には縦方向の枢着ピン1
37を介して第2アーム部材138が揺動自在に連結され、
この第2アーム部材138の先端には連結具141を介してシ
リンダブロックB上方を旋回動可能な丸棒状の払い出し
部材142が一体に備えられている。
また第2アーム部材138と第1アーム部材135との間に
は第1駆動装置143が架設され、この第1駆動装置143は
シリンダユニット144を第1アーム部材135の一側面に対
し縦方向の枢着ピン146にて枢支し、ピストンロッド145
を第2アーム部材138基端に設けたレバー部139に縦方向
の枢着ピン147にて枢支して成る。
斯かる第1駆動装置143は、シリンダユニット144の伸
縮作動により第2アーム部材138の姿勢を、仮想線で示
す第1アーム部材135の延長線上に一致した位置s2から
矢印イのようにして同じく仮想線で示す払い出し部材14
2によるインテークホースhの第1段階払い出し位置I
まで90゜旋回動操作する。
更にブラケット133と第1アーム部材135との間には第
2駆動装置151が架設され、この第2駆動装置151は二連
式のシリンダユニット152,155を有し、シリンダユニッ
ト152をブラケット133に横方向の枢着ピン154にて枢支
し、シリンダユニット155を第1アーム部材135基端に設
けたレバー部136に横方向の枢着ピン157にて枢支し、両
ピストンロッド153,156を継手158にて連結して成る。ま
たブラケット133と第1アーム部材135基端のレバー部13
6との間には復帰用の引張コイルスプリング159が張設さ
れている。
k 斯かる第2駆動装置151は、先ず一方のシリンダユ
ニット152の伸縮作動により第1アーム部材135の姿勢
を、前記第1段階払い出し位置Iから矢印ロようにして
更に下方、且つ外側方への実線で示す第2段階払い出し
位置IIまで少しく揺動操作し、次に他方のシリンダユニ
ット155の伸縮作動によって矢印ハのようにして仮想線
で示す待避位置eまで大きく揺動操作する。
以上において、ホース払い出し前にあっては第1駆動
装置143のシリンダユニット144内にピストンロッド145
が没入状態にあり、第2アーム部材138の姿勢は第1ア
ーム部材135の延長線上に一致した初期位置s2に保持さ
れている。
また第2駆動装置151の両シリンダユニット152,155内
にピストンロッド153,156の没入状態にあり、第1アー
ム部材135の姿勢は水平状態の第2段階払い出し位置II
から少しく上方へ傾いた第1段階払い出し位置Iと同様
の初期位置s1に保持されている。
このようにホース払い出し装置131を構成したので、
前記の如くシリンダブロック組立体Eの上方にシリンダ
ヘッドHを待機させて状態下で、シリンダブロックB上
面からのインテークホースhの払い出しを自動的に行う
ことができる。
即ち先ず第1駆動装置143を作動してシリンダユニッ
ト144からピストンロッド145が突出すると、第2アーム
部材138が第1アーム部剤135との枢着ピン137回りに揺
動し、初期位置s2から矢印イ方向へ90゜旋回動して第1
段階払い出し位置Iに達し、第2アーム部材138先端の
払い出し部材142がシリンダブロックB上方からインテ
ークホースhを少しく側方に払い出す。
続いて第2駆動装置151を作動して一方のシリンダユ
ニット152からピストンロッド153が突出すると、第1ア
ーム部材135が基台132と一体のブラケット133との枢着
ピン134回りに揺動し、初期位置s1と同様の第1段階払
い出し位置Iから矢印ロ方向へ少しく揺動して更に下
方、且つ外側方への水平な第2段階払い出し位置IIに達
し、払い出し部材142が更にインテークホースhを大き
く外側方、且つ下方に払い出す。
斯くしてインテークホースhを払い出すと、組付機7
によるシリンダヘッドHが下降してシリンダブロック組
立体E上に載置され、チャック装置21のチャック部材51
によるシリンダヘッドHのチャックが解除され、チャッ
ク装置21の押圧部材41及び押圧装置111の押圧部材115に
よって、シリンダヘッドHはガスケットGを介装した状
態でシリンダブロックB上に強固に面着される。
ここで、シリンダヘッドHの下降は二段モーションで
行われる。即ちシリンダヘッドHに対しシリンダブロッ
ク組立体E上に起設したスタッドボルトb1が確実に少し
く挿入されたか否かを、一旦、停止することにより昇降
用モータ16のサーボ機構(サーボモータにかかる負荷)
で検出し、次いで再び下降して組み付けるものである。
これによりスタッドボルトb1の曲げやシリンダヘッドH
に傷がつくのを回避する。
引き続いてナットランナ装置121のソケット122によっ
てボルトb1,b2の締結が行われ、シリンダブロック組立
体EにシリンダヘッドHが組み付けられる。
然る後、組付機7は初期待機位置に復帰する。
そして組付完了後のホース払い出し装置131は、第2
駆動装置151の他方のシリンダユニット155からピストン
ロッド156が突出し、第1アーム部材135が第2段階払い
出し位置IIから矢印ハ方向へ更に大きく揺動して待避位
置eに達する。
続いて第1駆動装置143のシリンダユニット144内に再
びピストルロッド145が没入し、第2アーム部材138が矢
印ニ方向へ再び90゜旋回動して第1アーム部材135の延
長線上に一致した状態となる。
このようにして払い出し部材142がシリンダブロック
組立体Eの進行方向となるコンベア1上方から待避され
ると、第2駆動装置151の両シリンダユニット152,155内
にピストルロッド153,156がともに没入してコイルスプ
リング159による引張付勢を伴って第1アーム部材135が
初期位置s1に復帰し、これにより第2アーム部材138も
初期位置s2に復帰する。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、パレットにシリンダヘ
ッドが載置される前にガスケットをセットしておくだけ
で、一箇所の設備でシリンダブック組立体へのシリンダ
ヘッドの搬送並びに強固なるチャック、シリンダヘッド
下面のガスケット確実なる支持、シリンダブロック上面
に対するシリンダヘッド下面のガスケットを介装しての
強固なる面着、これに先立つシリンダブロック側面に取
り付けたブリーザチャンバから延出してシリンダブロッ
ク上方に先端が臨むインテークホースの側方への確実な
る払い出し、更にシリンダブロック組立体上へのシリン
ダヘッドのボルト結合までの一連の作業を自動的に行う
ことができる。
これにより手作業によるガスケットの装置やホースの
払い出しが不要となり、ボルトの締付順序も不要にして
ボルトの同時締付が可能となる。
従って一定速度でコンベア上を流動するシリンダブロ
ック組立体に対する作業者による部品取付作業の簡素化
並びに設備機械管理の容易化を図ることができるととも
に、特に設備の省スペース化と作業時間の短縮化をも併
せて達成することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第3図は本発明のシリンダヘッド組付装置の
全体側面図と同平面図及び同正面図、第4図は搬送装置
の走行機構並びに昇降機構を示す概略平面図、第5図は
各種装置の拡大側面図、第6図はシリンダヘッドチャッ
ク装置の拡大正面図、第7図はチャック部分の動きを示
す説明図、第8図はガスケット支持装置の拡大正面図、
第9図及び第10図はホース払い出し装置の拡大平面図と
同正面図、第11図はシリンダブロック組立体とシリンダ
ヘッド及び装備品の拡大分解正面図である。 尚、図面中、1はコンベア、2はパレット、3はレー
ル、4はパレット、6は位置決めピン、7は組付機、8
は機枠、14は機台、19はスライダ、10は搬送装置、20は
把持装置、21はシリンダヘッドチャック装置、41は押圧
部材、51はチャック部材、71はガスケット支持装置、87
は支持アーム、111は押圧装置、115は押圧部材、121は
ナットランナ装置、125は位置決めピン、131はホース払
い出し装置、142は払い出し部材、Eはシリンダブロッ
ク組立体、Bはシリンダブロック、cはブリーザチャン
バ、hはインテークホース、Hはシリンダヘッド、fは
鍔部、Gはガスケットである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用エンジンのシリンダブロック組立体
    上にシリンダヘッドを組み付ける装置であって、 ともに位置決めして待機されたシリンダブロック組立体
    とシリンダヘッドとの間を走行自在で昇降自在な搬送装
    置と、 シリンダヘッドの対向する外側面上部に形成された鍔部
    に対し下方からチャック部材を当接するとともに鍔部の
    上面に対し押圧部材を圧接してシリンダヘッドをチャッ
    クするシリンダヘッドチャック装置と、 位置決めピン上にガスケットを敷いて載置されたシリン
    ダヘッドを下面のガスケットとともに支持するガスケッ
    ト支持装置と、 シリンダブロック組立体上に載置したシリンダヘッドの
    上面を下方に押圧して該シリンダヘッド下面のガスケッ
    トをシリンダブロック上面に対し面着する押圧装置と、 シリンダブロック側面に取り付けたブリーザチャンバに
    接続されてシリンダブロック上方に先端が臨むインテー
    クホースを側方に払い出すホース払い出し装置と、 シリンダブロック組立体上にシリンダヘッドを結合する
    ためのボルトを締結するナットランナ装置と、 から成るシリンダヘッド組付装置。
JP62098241A 1987-04-21 1987-04-21 シリンダヘツド組付装置 Expired - Lifetime JP2537229B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62098241A JP2537229B2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21 シリンダヘツド組付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62098241A JP2537229B2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21 シリンダヘツド組付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63267132A JPS63267132A (ja) 1988-11-04
JP2537229B2 true JP2537229B2 (ja) 1996-09-25

Family

ID=14214465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62098241A Expired - Lifetime JP2537229B2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21 シリンダヘツド組付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2537229B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1925948B (zh) * 2004-02-03 2010-05-12 本田技研工业株式会社 工件装配装置和装配方法
CN104148937B (zh) * 2014-08-13 2016-08-24 大连智云自动化装备股份有限公司 座圈压头自动更换装置
CN104959830B (zh) * 2015-07-15 2017-11-17 安徽江淮汽车集团股份有限公司 发动机装配小车
CN106903497B (zh) * 2017-04-12 2023-03-31 苏州工业园区凯艺精密科技有限公司 一种隔离器的自动拧盖片折弯充磁一体机
CN108581927B (zh) * 2018-06-06 2024-03-19 南京采孚汽车零部件有限公司 一种泵类产品组装固定装置
CN109719623B (zh) * 2019-02-28 2023-09-05 大连誉洋工业智能有限公司 一种拉紧机构及应用该机构的工件自转装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63267132A (ja) 1988-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5011068A (en) Automotive body framing system
JP2532748B2 (ja) 品物取扱装置
KR100920101B1 (ko) 조립 생산 방법 및 그 장치
US4951386A (en) Apparatus for disassembling bearing caps and assembling metals
KR0126615B1 (ko) 차륜 조립 장치
JP2537229B2 (ja) シリンダヘツド組付装置
JP4007784B2 (ja) Oリング搬送取付装置
CN107613448A (zh) 一种电声器件组装设备
JP2001030121A (ja) 締付け・圧入装置
CN211589000U (zh) 柔性化机舱自动焊接线
CN210099202U (zh) 一种天窗焊接工作站
CN110977262B (zh) 柔性化机舱自动焊接线的焊接方法
JP3325667B2 (ja) 搬送物に対する作業装置
CN110039305B (zh) 一种组装拉紧器的自动生产线
JP2682263B2 (ja) ナット供給装置
JPH02144267A (ja) 自動車車体の組立方法
JP3104216B2 (ja) 複合式溶接治具とこれを用いた溶接方法
JPH09103925A (ja) 車両ドアの取外し装置
JPH02292136A (ja) 組付装置
JP2658670B2 (ja) 車体パネルの組立装置
CN221587196U (zh) 产品撕膜上料结构
JPH01295724A (ja) ワーク組付装置
JPH0647852Y2 (ja) コンベアへの長尺材供給装置
JPH0625425Y2 (ja) 車両用天井構成部品およびその取付用ねじ部品の供給装置
JPH02216376A (ja) 車体組立てステーションへの車体部品の搬入方法