JP2536677Y2 - 縦形柵用支柱 - Google Patents

縦形柵用支柱

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JP2536677Y2
JP2536677Y2 JP7872691U JP7872691U JP2536677Y2 JP 2536677 Y2 JP2536677 Y2 JP 2536677Y2 JP 7872691 U JP7872691 U JP 7872691U JP 7872691 U JP7872691 U JP 7872691U JP 2536677 Y2 JP2536677 Y2 JP 2536677Y2
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JP
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cylinder
upright
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buried
upright cylinder
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JP7872691U
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JPH0594318U (ja
Inventor
憲一 横山
精一 山崎
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ナストーア株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車車両等の進入を
阻止するための縦形柵用支柱に係り、詳しくは、支柱の
不使用時に起立筒を収納した埋設筒の、上端部の開口を
覆蓋する蓋体により、埋設筒内から引き上げた起立筒
を、その引き上げた状態で、地上に立設できるようにし
た縦形柵用支柱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、縦形柵用支柱は、図4に示すよう
に、起立筒10を埋設筒20の内部から地上に引き上
げ、その起立筒10の下端部11と、その埋設筒20の
地上に突出した上端部21とに、コ字状の軸体30を一
側方向より他側外方に挿貫し、他側外方に突出した2本
の軸脚31,31が抜けないように、その軸脚31,3
1にそれぞれ小孔を設けて、その小孔に南京錠40を掛
けていた。
【0003】この縦形柵用支柱は、起立筒10を埋設筒
20に収納した場合に、埋設筒20の上端部21が地上
に残り、何かと地上の使用に支障を生じ、かつ、埋設筒
20と起立筒10との煩わしい連結作業と、コ字状の軸
体30及び南京錠40の準備を要するという問題点を有
していた。
【0004】その後、この問題点を解決するものとし
て、埋設筒から起立筒を地上に所定の高さまで引き上げ
た時に、その状態で両者がロックされ、少し引き上げた
時にロックが解除されるように、起立筒の下端部の外面
に掛止ピンを突設し、この掛止ピンが埋設筒の上端部内
面に設けた掛止装置に掛止するようにした考案が、例え
ば実用新案出願公開昭56ー46621、同昭60ー5
8614、同昭62ー7413において発表されてい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この改良された縦形柵
用支柱は、起立筒を埋設筒に収納した場合に、埋設筒の
上端部の地上への露出が僅かで、地表の使用に支障が少
なく、また、埋設筒と起立筒との掛止が機械的に行わ
れ、掛止効果が高く、掛止のための操作も簡単である特
色を有する。しかしながら、その製作に当っては、構成
が複雑である許りでなく、埋設筒の内部が狭隘でその掛
止装置の取付作業は容易でなく、生産性が悪く、生産コ
ストが高くなっていた。
【0006】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、埋設筒の、上端部の開口を囲繞するフランジ体の
凹状口縁内に、傾斜起立するように軸止した蓋体によ
り、埋設筒から引き上げた起立筒を、簡単に、その引き
上げた状態で地上に承止することができるようにした、
構成が簡単で、製作容易な縦形柵用支柱を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案における縦形柵用支柱は、埋設筒の、上端
部の開口を囲繞するフランジ体の凹状口縁内に、その開
口を覆蓋すると共に後記起立筒の方向に傾斜起立し、上
記凹状口縁により停止するように軸止した蓋体と、その
フランジ体と直結して、下方の垂直方向に埋設する埋設
筒に昇降自在に嵌合し、地上に引き上げられて起立する
起立筒と、からなり、起立筒の上記蓋体の起立する方向
の側面に、その下方立上り部から上方内方に向い傾斜す
ると共に、上方のあご部の角度θが90°以内の凹部を
設け、傾斜起立した上記蓋体をその凹部内に、発条的に
嵌入せしめて、蓋体が起立筒を承止するようにしたもの
である。
【0008】そして、起立筒の凹部を、その起立筒の側
面に横長の切欠を切り欠き、その起立筒の側面を起立筒
の内方に押出形成し、蓋体を、その蓋体が起立筒の側面
と当接する蓋体の端部に、上記切欠から起立筒内に突入
する外向きの突片を突設することが良い。
【0009】
【作用】a.使用前・・・縦形柵用支柱は、埋設筒の、
上端部の開口を囲繞するフランジ体の凹状口縁内に、そ
の開口を覆蓋すると共に後記起立筒の方向に傾斜起立
し、上記凹状口縁により停止するように軸止した蓋体
と、そのフランジ体と直結して、下方の垂直方向に埋設
した埋設筒に昇降自在に嵌合し、地上に引き上げられて
起立する起立筒と、からなるものであるので、使用前
は、起立筒が埋設筒内に収納され、上記蓋体が埋設筒
の、上端部の開口を覆蓋している。
【0010】b.埋設筒より起立筒の引き上げ開始時・
・・埋設筒の上記開口を覆蓋している蓋体を傾斜起立す
れば、蓋体はフランジ体の凹状口縁により停止し、埋設
筒の上記開口が開放され、起立筒の頭部が表われるの
で、その頭部を持って起立筒が地上に引き上げられる。
【0011】c.起立筒の引き上げの完了時・・・起立
筒の上記蓋体の起立する方向の側面に、下方立上り部か
ら上方内方に向い傾斜すると共に、上方のあご部の角度
θが90°以内の凹部が設けられているので、傾斜起立
している蓋体が起立筒を摺接しながら、その凹部内に発
条的に嵌入し、その蓋体がフランジ体と上記凹部の上端
部間に楔支柱を形成し、起立筒を承止する。かくして起
立筒は、引き上げられた状態での起立が保持される。
【0012】d.起立筒の埋設筒への収納時・・・起立
筒を少し上方に引き上げ、起立筒に嵌入せしめた蓋体を
起立筒より引き離すようにして、起立筒を押し下げれ
ば、起立筒は、蓋体を摺接しながら埋設筒内に収納さ
れ、蓋体は埋設筒の前記開口を覆蓋する。
【0013】
【実施例】図1は、フランジ体1a、蓋体1、埋設筒2
a及び起立筒2の関係を示す要部の縦断面図、図2は、
図1のAーA断面図であって、埋設筒2a、起立筒2が
断面矩形体に形成されていることを示すものである。図
1において、蓋体1は、埋設筒の、上端部の開口2cを
覆蓋するものであって矩形状に形成され、その開口2c
を囲繞するフランジ体1aの凹状口縁1b内に傾斜起立
し、その凹状口縁1bにより停止するように軸止1cさ
れている。本実施例においては、蓋体1は短尺辺の凹状
口縁1b内に軸止されている。
【0014】埋設筒2aは、上記フランジ体1aと直結
して下方の垂直方向に埋設されている。この埋設筒2a
の内部には、昇降自在に嵌合し、地上に引き上げられて
起立する起立筒2が収納される。図中の2bは、起立筒
2の案内金具である。上記蓋体1が起立する方向の起立
筒2の側面には、下方立上り部から上方内方に傾斜する
と共に、上方のあご部3aの角度θが90°以内の縦長
矩形状の凹部3がプレス加工されている。
【0015】そこで、起立筒2を引き上げれば、蓋体1
が起立筒2の側面を摺接しながら上記凹部3に発条的に
嵌入すると共に、蓋体1がフランジ体1aと上記凹部3
の上端部3a間に楔支柱を形成して、起立筒2を承止す
る。このようにして起立筒は、引き上げられた状態で起
立が保持される。また、起立筒2と蓋体1との掛合解除
は、起立筒2を少し上方に引き上げ、蓋体1を起立筒2
から引き離すようにすれば良い。なお、本実施例では、
柵柱の形体が断面矩形体であるが、その他の形体でも良
い。
【0016】図3は、他の実施例を示し、起立筒2の側
面を傾斜する凹部3のプレス加工を容易ならしめると共
に、蓋体1の起立筒2との掛合いをより確実にするよう
にしたものであり、起立筒2の側面に横長の切欠3bを
切り欠き、その切欠3b以下の側面をプレス加工して、
凹部3を形成すると共に、蓋体1が起立筒2の側面と当
接する蓋体1の端部に、上記切欠3bから起立筒2内に
突入する外向きの突片1dを突設したものである。
【0017】このようにして、起立筒2を引き上げれ
ば、蓋体1の端部の突片1dが起立筒2の側面を摺接し
ながら上記切欠3bから起立筒2内に突入し、蓋体1の
端部の突片1dと起立筒2とが掛合して、起立筒2は、
引き上げられた状態で保持され、蓋体1の突片1dは、
起立筒2の重量により離脱することは無い。なお、上記
掛合の解除方法、柵柱の形状については、上記の実施例
と同様である。
【0018】
【考案の効果】本考案の縦形柵用支柱は、埋設筒の、上
端部の開口を覆蓋する蓋体により、埋設筒から引き上げ
た起立筒を、簡単にその引き上げた状態で地上に承止す
ることができるようにしたもので、構成が極めて簡単で
量産が容易で、廉価に提供できる許りでなく、起立筒の
立設作業が簡単で、かつ、その立設効果が高いものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る、縦形柵用支柱のフラン
ジ体、蓋体、埋設筒及び起立筒の関係を示す要部の縦断
面図である。
【図2】図1のAーA断面図である。
【図3】他の実施例に係る、起立筒と蓋体との関係を示
す要部の縦断面図である。
【図4】従来の縦形柵用支柱の説明図である。
【符号の説明】
1 蓋体 1a フランジ体 1b 凹状口縁 1c 軸止 1d 突片 2 起立筒 2a 埋設筒 2b 案内金具 2c 開口 3 凹部 3a あご部 3b 切欠

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋設筒2aの、上端部の開口2cを囲繞
    するフランジ体1aの凹状口縁1b内に、その開口2c
    を覆蓋すると共に後記起立筒2の方向に傾斜起立し、上
    記凹状口縁1bにより停止するように軸止1cした蓋体
    1と、そのフランジ体1aと直結して、下方の垂直方向
    に埋設する埋設筒2aに昇降自在に嵌合し、地上に引き
    上げられて起立する起立筒2と、からなり、起立筒2の
    上記蓋体1の起立する方向の側面に、その下方立上り部
    から上方内方に向い傾斜すると共に、上方のあご部3a
    の角度θが90°以内の凹部3を設け、傾斜起立した上
    記蓋体1をその凹部3内に、発条的に嵌入せしめて、蓋
    体1が起立筒2を承止するようにした縦形柵用支柱。
  2. 【請求項2】 起立筒2の凹部3を、その起立筒2の側
    面に横長の切欠3bを切り欠き、その起立筒2の側面を
    起立筒2の内方に押出形成したものとし、蓋体1を、そ
    の蓋体1が起立筒2の側面と当接する蓋体1の端部に、
    上記切欠3bから起立筒2内に突入する外向きの突片1
    dを突設したものとする請求項1記載の縦形柵用支柱。
JP7872691U 1991-09-04 1991-09-04 縦形柵用支柱 Expired - Lifetime JP2536677Y2 (ja)

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JPH0594318U JPH0594318U (ja) 1993-12-24
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