JP2536332Y2 - 基礎接続部の構造 - Google Patents

基礎接続部の構造

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JP2536332Y2 JP1990032009U JP3200990U JP2536332Y2 JP 2536332 Y2 JP2536332 Y2 JP 2536332Y2 JP 1990032009 U JP1990032009 U JP 1990032009U JP 3200990 U JP3200990 U JP 3200990U JP 2536332 Y2 JP2536332 Y2 JP 2536332Y2
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信之 黒柳
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はプレキャストコンクリート製の基礎を用いて
布基礎や擁壁等を構築する場合の基礎接続部の構造に関
するものである。
[従来の技術] 従来、プレキャストコンクリート製の基礎1を用いて
布基礎や擁壁等を構築する場合には第4図に示されるよ
うに各基礎1を隣合うように配置すると共に各基礎1の
側端面より突設された接続ボルト3同士を接続すること
によって連結するようにしている。そして、各基礎1の
側端面間には隙間aが形成されることとなるが、この隙
間aは木製または鋼製の型枠パネルを枠組みし、第5図
に示されるように隙間aにコンクリートbを打設するこ
とによって隙間aを無くすと共に各基礎1を連結するよ
うにしている。
[考案が解決しようとする課題] しかし上述のような従来例にあっては、コンクリート
打設時には型枠パネルを枠組みする必要があり、また、
コンクリート打設後には型枠パネルを取り外す必要があ
り、作業に手間がかかるという問題があった。また、型
枠パネルを外した後は打設されたコンクリートbが接続
部分に露出することとなるが、コンクリートbの色違い
やクラックが発生していると外観上目立つこととなって
接続部分の外観を損なうという問題があった。
また、特開平1-111923号公報に示されるように、あら
かじめ形成した梁ブロックの端面間の隙間にコンクリー
トを打設する際に使用する型枠を、コンクリート打設後
に外すことなくそのまま残し、型枠を取り外す手間を省
くようにしたものが知られているが、この従来例にあっ
ては、あらかじめ形成した梁ブロックの外面の模様と型
枠の外面の模様とを同じにするようになっていないのは
もちろん、あらかじめ形成した梁ブロックの外面に模様
を形成して外観を高めるようになっておらず、結局、あ
らかじめ形成した梁ブロックの外面間にこれとは材料や
外面形状等の異なる型枠が突出して存在し、基礎として
の外面の連続性が損なわれ、あらかじめ形成した梁ブロ
ックの外面に模様が形成してないことと相まって、基礎
としての外観が悪くなるという問題がある。
本考案は上記問題点を解決しようとするものであり、
その目的とするところは、プレキャストコンクリート製
の基礎の端面間に型枠を配置してコンクリートを打設し
て構成する基礎であるにもかかわらず、コンクリート部
分の色違いやクラックが外面側に露出しないだけでな
く、外観上連結部分の外面も含めて、同一模様が存在し
て、あたかも基礎全体を連続して一体に形成して外面に
同一模様を形成したような外観にできる基礎接続部の構
造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は、隙間を介して
隣合うように配置されたプレキャストコンクリート製の
基礎の外面の端部を内側に凹ませ、隣合うプレキャスト
コンクリート製の基礎の外面間に配設され且つ隣合うプ
レキャストコンクリート製の基礎の端面間の隙間に打設
されたコンクリートと結着された基礎接続パネルの端部
を基礎の外面の端部の凹んだ部位に位置させて基礎接続
パネルの外面を基礎の外面とほぼ同一面とし、基礎接続
パネルの外面にプレキャストコンクリート製の基礎の外
面の模様と同様の模様を設けたものである。
[作用] プレキャストコンクリート製の基礎1の端面間の隙間
にコンクリートbを打設するのであるが、この打設した
コンクリートbと結着された型枠を兼用しているプレキ
ャストコンクリート製の基礎1の外面間に配設された基
礎接続パネル2は端部が基礎1の外面の端部の凹んだ部
位に位置させてあって基礎接続パネル2の外面と基礎1
の外面とをほぼ同一面としてあり、更に、基礎接続パネ
ル2の外面に、プレキャストコンクリート製の基礎1の
外面の模様と同様の模様を設けてあることで、各プレキ
ャストコンクリート製の基礎1の外面の模様と、コンク
リートbを打設した接続部分において取り外すことなく
残置されている外面側の基礎接続パネル2の外面の模様
とで、外観上連結部分の外面も含めて、同一模様が存在
して、あたかも基礎全体を連続して一体に形成して外面
に同一模様を形成したような外観にできることになる。
[実施例] 以下、本考案を図示された実施例に基づいて詳述す
る。
プレキャストコンクリート製の基礎1は隣合うように
配置されると共に各基礎1同士を接続することによって
布基礎が構築されるようにしてある。隣合うように配置
された各基礎1は各基礎1の側端面より突設された連結
ボルト3同士を連結することで連結されるようにしてあ
り、連結部分である各基礎1の側端面間に形成される隙
間部分aには隙間部分aを囲むように基礎1の側端面間
に亘って相対向するように一対の基礎接続パネル2を添
設してある。ここで、図に示すように、プレキャストコ
ンクリート製の基礎1の外面の端部が内側に凹ませてあ
り、隣合うプレキャストコンクリート製の基礎1の外面
間に基礎接続パネル2を配設した状態で基礎接続パネル
2の端部が基礎1の外面の端部の凹んだ部位に位置して
基礎接続パネル2の外面を基礎1の外面とほぼ同一面と
してある。この外面側及び内面側の両側に設けた基礎接
続パネル2のうち、第1図に示すように、外面側に添設
した基礎接続パネル2の外面には基礎1の外面に形成さ
れた仕上げ模様と同形状の模様を設けてあり、外面側に
プレキャストコンクリート製の基礎1の外面の模様と同
じ模様を設けた基礎接続パネル2を配置することで外観
上各基礎1同士が連続した状態で連結されるようにして
ある。基礎接続パネル2にて囲まれる各基礎1の側端面
間にはコンクリートbを充填してあり、コンクリートb
と基礎接続パネル2とは結着させてある。
しかして、各基礎1同士を連結するにあたっては、隣
合うように配置された各基礎1の側端面間を囲むように
側端面間に亘って相対向するように基礎接続パネル2を
基礎1の外面に沿って配置し、この基礎接続パネル2に
て囲まれる基礎1の側端面間の隙間部分aにコンクリー
トbを打設し、第1図に示されるようにコンクリートb
と基礎接続パネル2とを結着させることによって各基礎
1同士を接続するものである。このように基礎接続パネ
ル2を配置した状態でコンクリートbを打設し、コンク
リートbと基礎接続パネル2とを結着させることによっ
て基礎接続パネル2を型枠として使用することができる
ものであり、また、基礎接続パネル2はコンクリートb
と結着されて各基礎1の接続部分の外面を構成すること
となるため、コンクリート打設後に取り外すような必要
がないものであり、脱型の手間を省略して工事を簡略化
することができるものである。また、接続部分の外面は
基礎接続パネル2が構成するため、打設されたコンクリ
ートbは接続部分に露出するようなことがなく、接続部
分が色違いになったり、クラックが外観上見えたりして
接続部分の外観を損なうようなことがない。また、上記
基礎接続パネル2として基礎1と同様にプレキャストコ
ンクリート製のものを用いるようにすると基礎1と接続
部分の外観をより一層統一することができるものであ
る。
第2図は基礎接続パネル2を取付ける場合の実施例を
示すものであり、一方の基礎接続パネル2の内面より側
方に向けて上下一対の連結突起4を突設してあり、他方
の基礎接続パネル2には連結突起4の位置に対応する部
分に連結突起4の先部が挿入される通孔5を設けてあ
る。そして、取付けにあたっては、各基礎接続パネル2
を基礎1の側端面間に亘って配置すると共に連結突起4
を通孔5に挿通させ、通孔5より突出した連結突起4の
先部に設けた差し込み孔6に楔体7を挿入することで両
基礎接続パネル2を固定するようにしてある。
第3図はさらに他の実施例を示すものであり、このも
のにあっては、各基礎1の側端面に凹溝8を凹設してあ
り、この凹設8に基礎接続パネル2の側端を嵌合させる
ことによって基礎1の側端面間に基礎接続パネル2が配
置されるようにしてある。
[考案の効果] 本考案は、隣合うプレキャストコンクリート製の基礎
の外面間に配設され且つ隣合うプレキャストコンクリー
ト製の基礎の端面間の隙間に打設されたコンクリートと
結着された基礎接続パネルの端部を基礎の外面の凹んだ
部位に位置させて基礎接続パネルの外面を基礎の外面と
ほぼ同一面とし、基礎接続パネルの外面にプレキャスト
コンクリート製の基礎の外面の模様と同様の模様を設け
てあるので、プレキャストコンクリート製の基礎の端面
間に型枠を配置してコンクリートを打設して構成する基
礎であるにもかかわらず、プレキャストコンクリート製
の基礎の外面とほぼ面一で且つ同じ模様を設けた基礎接
続パネルによりコンクリートの打設部分の外面が覆われ
て外部から見えず、この結果、打設したコンクリート部
分の色違いやクラックが外面側に露出して見苦しくない
だけでなく、各プレキャストコンクリート製の基礎の外
面の模様と、コンクリートを打設した接続部分において
取り外すことなく残置されている外面側の基礎接続パネ
ルの外面の模様とが同じで連続するため、外観上連結部
分の外面も含めて、略面一に連続した外面に同一模様が
連続して存在して、あたかも基礎全体を連続して一体に
形成して略面一に連続した外面に同一模様を形成したよ
うな外観にできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の一実施例の斜視図、第1図
(b)は同上の分解斜視図、第2図は同上の他の実施例
を示す分解斜視図、第3図は同上のさらに他の実施例の
分解斜視図、第4図は従来例の斜視図、第5図は同上の
一部切欠した正面図であって、1は基礎、2は基礎接続
パネル、aは隙間部分、bはコンクリートである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】隙間を介して隣合うように配置されたプレ
    キャストコンクリート製の基礎の外面の端部を内側に凹
    ませ、隣合うプレキャストコンクリート製の基礎の外面
    間に配設され且つ隣合うプレキャストコンクリート製の
    基礎の端面間の隙間に打設されたコンクリートと結着さ
    れた基礎接続パネルの端部を基礎の外面の端部の凹んだ
    部位に位置させて基礎接続パネルの外面を基礎の外面と
    ほぼ同一面とし、基礎接続パネルの外面にプレキャスト
    コンクリート製の基礎の外面の模様と同様の模様を設け
    て成ることを特徴とする基礎接続部の構造。
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