JP5077940B2 - イアークリップタイプヘッドホン - Google Patents

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Description

本発明は、スピーカを耳介(耳殻とも称する)に接近させて用いるヘッドホンにおいて、特にスピーカを耳介に接近させるため当該耳介に引っ掛けるためのイアークリップを備えたイアークリップタイプヘッドホンに関するものである。
ポータブルのCD、MD,DVD,カセットテーププレーヤー等の各種携帯型音響機器に用いるヘッドホンには、先端集音部を耳介穴に挿入して聴取するタイプであるインナ−イアータイプヘッドホンや、頭部周囲に装着するヘッドバンドを備えたタイプであるヘッドバンドタイプヘッドホンや、耳介に引っ掛けるイアークリップを備えたタイプであるイアークリップタイプヘッドホン、等がある。
インナ−イアータイプは先端集音部を外耳介道である耳介穴を塞ぎ密閉度が高く遮音性に優れ集音効果が高いが、人の動作や姿勢等の変化で先端集音部が耳介穴から容易に外れ易く、ヘッドホン本体には小型のスピーカを内蔵せざるを得ない。ヘッドバンドタイプはヘッドバンド両端にヘッドホン本体を備え、ヘッドバンド両端間を押し広げて頭部に装着するためヘッドホン本体はヘッドバンド力で耳介穴に装着され人の動作や姿勢等の変化では耳介穴からずれにくく遮音性も極めて高い。ヘッドバンドタイプでは大型のスピーカをヘッドホン本体に内蔵させることができる一方で、高い遮音性のため、周囲の状況が分かりづらくなる。イアークリップタイプの場合、耳介にイアークリップを引っ掛けるタイプであるから、ヘッドバンドほどには強い力でヘッドホン本体を耳介穴に押し付けることはできず、遮音性はヘッドバンドタイプより低いものの、一定の遮音性を確保する一方で周囲から在る程度の音が入り周囲の状況がヘッドバンドタイプよりも分かり易い。また、ヘッドバンドタイプではヘッドバンドが比較的に重量があるため、ウオーキングやジョギング等に際して装着上の不自由さを与える場合が多くあるのに対して、イアークリップタイプでは装着者からは装着イメージが軽いファッション的な感じを与えることができ、また、ウオーキングやジョギング等に限らず、電車等の乗り物内でも比較的軽快に装着できる。そのため、イアークリップタイプは特にヘッドホンの中でも注目されており、その種類も多く提供されている。
このようなイアークリップタイプヘッドホンの従来例を図25−図27を参照して説明する。図25はイアークリップタイプヘッドホン全体の斜視図、図26はイアークリップタイプヘッドホンの左右のヘッドホン本体のうち、左側のヘッドホン本体の平面図、図27(a)は頭部を平面方向から見て同ヘッドホン本体を耳介に装着する準備状態を示す図、図27(b)は頭部を平面方向から見て同ヘッドホン本体を耳介に引っ掛けた状態を示す図、図27(c)は同ヘッドホン本体を耳介に装着した状態を示す図である。
図25を参照して、イアークリップタイプヘッドホン1は、それぞれ図示略のスピーカユニット内蔵の左右一対のヘッドホン本体2と、各ヘッドホンそれぞれのイアークリップ3と、一方のヘッドホン本体2に取り付けた入力コード4と、入力コード4に取り付けたプラグ5と、両ヘッドホン本体2を相互接続する接続コード6と、を備える。
図26を参照して両ヘッドホン本体2は左右共同じ構成なので左側のヘッドホン本体2とイアークリップ3との関係を説明すると、ヘッドホン本体2は、その基端側3aがヘッドホン本体2内部に収納され、ヘッドホン本体2のボス部2a内部の図示略のバネにより、ヘッドホン本体2に縦向き支点x周りに内方(ヘッドホン本体2方向)に回動可能に付勢支持されている。そして、イアークリップ3は、耳介に装着されていないときは図26(a)で示すようにバネの付勢力でヘッドホン本体2に対して最接近した原位置ある。また、イアークリップ3は、基端側3aを中心にバネの付勢力に抗して最大の回動位置まで回動したときは図26(b)で示すように図示略の係止機構で保持されるようになっている。したがって、イアークリップ3はその係止機構で係止保持されるまではバネによりヘッドホン本体2に接近する方向に付勢されている。


図27を参照してイアークリップタイプヘッドホン1を耳介に装着するときは図27(a)で示すようにイアークリップ3を回動させ、次いで、図27(b)で示すようにイアークリップ3を耳介に引っ掛け、その後、図27(c)で示すようにイアークリップ3とヘッドホン本体2とを相対接近させようとするバネの付勢力でヘッドホン本体2を耳介に押し付けるべく一定の側圧装着力を付与した状態で装着する。
このイアークリップタイプヘッドホン1では図27(c)の耳介への装着状態では、平面から見てイアークリップ3がヘッドホン本体2に対して回動した状態であることでバネの付勢力が働いて、ヘッドホン本体2は、耳介に一定の側圧装着力で押し付けられ、耳介に対しての密着が確保されて外部からの遮音性を高くされている。
しかしながら、上記構成のイアークリップタイプヘッドホン1では、ヘッドホン本体2は、耳介に引っ掛けられたイアークリップ3の基端側3aに1点で片持ち支持されているだけであるために、イアークリップ3の遊端側3bとヘッドホン本体2とにヘッドホン本体2の振動等が作用すると、ヘッドホン本体2が耳介に密着したり浮いたりしてスピーカからの音が外部に漏れ易くなる。このような外部への音漏れは、スピーカから耳介に与えられる音域のうち低音域の音圧が特に低下する。イアークリップタイプヘッドホン1ではウオーキングやジョギング等の運動を行うような場合、ヘッドホン本体2が浮動して上記不具合は一層顕著になる。
一方、ヘッドホン本体2が振動しても耳介への密着性を確保するため、例えば、イアークリップ3の基端側3aでのバネの付勢力を大きくすると、イアークリップ3の耳介からの取り外しに大きな力を要し使い勝手が悪くなり、また耳介への装着感も低下する、などの不具合があるから、バネ2aの付勢力を強くすることも難しい。なお、イアークリップタイプヘッドホン1としては以下の特許文献1、2等を挙げることができる。
特開2005−333179号公報 特開2005−064909号公報
したがって、本発明により解決すべき課題は、振動等の外力が作用しても、ヘッドホン本体を安定して耳介に密着させて遮音性能を確保できるようなイアークリップタイプ構造を提供することである。
(1)本発明第1によるイアークリップタイプヘッドホンは、ヘッドホン本体を耳介に一定の側圧装着力で装着させるように当該耳介に引っ掛けられるイアークリップを備えたイアークリップタイプヘッドホンであって、イアークリップとヘッドホン本体それぞれに、互いに掛合が可能な掛合部を少なくとも一対設け、イアークリップを耳介に引っ掛けてヘッドホン本体を耳介に装着した状態で両掛合部の掛合により、上記イアークリップによるヘッドホン本体の耳介への装着を補助可能としたことを特徴とするものである。
上記側圧装着力を付与するとは、ヘッドホン本体の耳介装着面を耳介に接触させ、イアークリップを耳介に引っ掛けた状態ではイアークリップによりヘッドホン本体に耳介への側圧装着力を与えられる状態を言い、その側圧装着力を付与する手段は特に限定されない。
上記掛合部の形状や掛合形態は特に限定されない。
上記両掛合部において、ヘッドホン本体側の掛合部は、入力コード、ヘッドホン本体を再生装置や受信機等の各種電子機器からの信号を入力する接続コード、あるいはそれらに被せたブッシュに限定されず、これらとは別途にヘッドホン本体に設けた掛合部も含むものである。そのため、本発明のイアークリップタイプヘッドホンは、コードレスタイプの場合では、ヘッドホン本体に設けた掛合部も含む。
本発明ではイアークリップのみでもヘッドホン本体に耳介に対する側圧装着力を与えるように装着することができると共に、上記両掛合部の掛合によりその装着を補助することができる。この場合の補助の形態は特に限定しないが、例えば、イアークリップとヘッドホン本体とによる耳介に対する側圧装着力を増す方向に補助したり、あるいは、イアークリップの耳介に対する引っ掛け状態が緩まないように補助したり、するなど各種の補助形態を含む。
本発明第1によると、イアークリップを介してヘッドホン本体を耳介に装着した状態において、イアークリップとヘッドホン本体とが両掛合部で掛合されることでヘッドホン本体の耳介に対する装着が補助されるので、振動等の外力がイアークリップタイプヘッドホンに作用しても、ヘッドホン本体を安定して耳介に密着させて遮音性能を確保することができるようになる。
ここで、イアークリップの基端側をヘッドホン本体に回動可能に支持して、イアークリップを、ヘッドホン本体から離した開放位置と、ヘッドホン本体に接近した装着位置とに切換え回動可能に構成した場合、イアークリップを軽く回動操作できるようにして、耳介への引掛け操作を容易に行えるようにしても、両掛合部を掛合させることで、イアークリップに対するヘッドホン本体の姿勢を安定確保することができ、ヘッドホン本体を常に適切な装着圧で耳介に密着させることが可能となる。
本発明第1の好ましい態様は、上記イアークリップは、その基端側が上記ヘッドホン本体に支持されるとともに、遊端側がヘッドホン本体外側面に沿い延びており、その遊端側に一方の掛合部を設けると共に、この遊端側の掛合部にヘッドホン本体側に備えた掛合部が掛合可能となっていることである。
この態様によると、イアークリップに対してヘッドホン本体が、イアークリップ基端側との連結箇所と、イアークリップの遊端側の掛合箇所との、大きく離れた2個所で支持されることになり、イアークリップに対するヘッドホン本体の姿勢を安定確保することができ、ヘッドホン本体を常に適切な側圧で耳介に押し当てることが可能となる。
本発明第1の他の好ましい態様は、上記イアークリップの基端側と遊端側の掛合部とを、それらを結ぶ直線がヘッドホン本体の中心あるいはその近傍を通るように配置付けすることである。
この態様によると、イアークリップからヘッドホン本体に与える側圧装着力をヘッドホン本体の中心近くに作用させることができ、ヘッドホン本体が耳介の一部に偏って押し付けられるようなことがなく、音漏れなく快適なフィット感で装着することができる。
本発明第1のさらに他の好ましい態様は、上記両掛合部の一方は、掛合入口を備えた開口形の掛合部であり、他方は開口形の掛合部の掛合入口に挿入されその内壁面に掛合するコード形の掛合部である。
この態様によると、コード形掛合部を掛合入口に挿抜するだけの簡単な操作で開口形の掛合部に掛け外すことができ、目視できない箇所における手探りでの掛け外し操作を容易に行うことができる。
本発明第1のさらに他の好ましい態様は、開口形の上記掛合部は、その掛合入口がU字形に開口するU字形に形成してあることである。
この態様によると、手探りで掛合入口の位置を容易に認識することができ、掛合部の掛け外し操作が容易となる。
本発明第1のさらに他の好ましい態様は、開口形の上記掛合部は、L形に屈曲されて掛合入口が形成されたL字形に形成してあることである。
この態様によると、手探りで掛合入口の位置を容易に認識することができ、掛合部の掛け外し操作が容易となる。
本発明第1のさらに他の好ましい態様は、上記コード形掛合部は外周面にローレット部が形成されていることである。
この態様によると、掛合入口の内壁面とローレット部との掛合によってコード形掛合部の抜け出し抵抗が大きいものとなり、ヘッドホン本体を所定位置に確実に保持することができる。コード形掛合部における掛合位置をローレット部の形成範囲内で任意に選択することができ、これによって、ヘッドホン本体に与える側圧装着力を加減することが可能となり、好みの圧着状態でのヘッドホン装着が行える。
本発明第1のさらに他の好ましい態様は、コード形の上記掛合部は、ヘッドホン本体から延びる接続コードの基部側に装着した外被部材で構成されていることである。
この態様によると、接続コードの基部側に装着したコード保護用の外被部材を有効に活用してコード形の掛合部を形成することができ、外観を損なうことなく所期の機能を備えたコード形の掛合部とすることができる。
本発明第1のさらに他の好ましい態様は、コード形の上記掛合部は、伸縮自在なカール形状になっていることである。
この態様によると、コード形の掛合部を任意に変形させて開口形の掛合部に容易に掛け外すことができ、取扱い性に優れたものとなるとともに、コード形の掛合部における掛合位置を任意に選択して、好みの圧着状態でのヘッドホン装着を行うことができる。
本発明第1のさらに他の好ましい態様は、コード形の上記掛合部は、開口形の上記掛合部の掛合入口に向けて回転可能になっていることである。
この態様によると、コード形の掛合部を掛合し易い姿勢にして開口形掛合部の掛合入口に掛合することができ、掛合部同士の掛け外し操作が容易となる。
本発明第1のさらに他の好ましい態様は、コード形の上記掛合部は、開口形の上記掛合部の掛合入口方向に屈曲された形状になっていることである。
この態様によると、コード形の掛合部が予め掛合し易い姿勢となっているので手探りによる掛合部同士の掛け外し操作が容易となる。
本発明第1のさらに他の好ましい態様は、イアークリップの掛合部を当該イアークリップ先端に設けた溝で構成する一方、ヘッドホン本体のコード形とした掛合部を、その溝に掛合可能とした、ことである。
本発明第1のさらに他の好ましい態様は、イアークリップの掛合部を当該イアークリップ先端に設けた貫通穴ないし凹部で構成する一方、ヘッドホン本体に上記貫通穴ないし凹部に掛合可能な凸部で構成した、ことである。
本発明第1のさらに他の好ましい態様は、ヘッドホン本体の掛合部を掛合穴で構成し、イアークリップの掛合部の先端部を上記掛合穴に掛合可能とした、ことである。
本発明第1のさらに他の好ましい態様は、イアークリップの掛合部をイアークリップ先端方向に一定間隔ごとに複数の切り込みで構成し、ヘッドホン本体の掛合部として上記複数の切り込みに掛合可能な複数のリブ状部を設けた、ことである。
本発明第1のさらに他の好ましい態様は、ヘッドホン本体の掛合部を対向する一対の立設部で構成し、イアークリップの掛合部を上記両立設部間で掛合可能とした、ことである。
(2)本発明第2によるイアークリップタイプヘッドホンは、ヘッドホン本体に耳介に対する側圧装着力を付与するごとく耳介に引っ掛けられるイアークリップを備えたイアークリップタイプヘッドホンであって、上記イアークリップは、その基端側が上記ヘッドホン本体に支持されるとともに、遊端側がヘッドホン本体外側面に沿い延びていると共にその遊端側延長部に掛合部を備え、上記ヘッドホン本体は、接続コードの基部に被せ付けられたコードブッシュを上記イアークリップの上記掛合部に掛合可能に延ばされて上記イアークリップの掛合部に掛合する掛合部となし、イアークリップでヘッドホン本体を耳介に装着した状態で上記両掛合部の掛合によりヘッドホン本体の耳介に対する上記イアークリップの装着を補助可能とした、ことを特徴とするものである。
本発明第2によると、ヘッドホン本体を耳介に装着した状態において、耳介に装着されて固定保持されたイアークリップに対してヘッドホン本体が、イアークリップ基端側との連結箇所と両掛合部の掛合箇所との複数個所で安定よく支持されることになり、ヘッドホン本体の耳介に対する側圧装着力が強化された状態が安定維持される。
本発明第2の好ましい態様は、上記イアークリップの基端側と遊端側延長部の掛合部とが、それらを結ぶ直線がヘッドホン本体中心あるいはその近くを通るように配置付けすることである。
この態様によると、イアークリップからヘッドホン本体に与える側圧装着力をヘッドホン本体の中心近くに作用させることができ、ヘッドホン本体が耳介の一部に偏って押し付けられるようなことがなく、音漏れなく快適なフィット感で装着することができる。
(3)本発明第3によるイアークリップタイプヘッドホンは、ヘッドホン本体と、このヘッドホン本体に耳介に対する側圧装着力を付与するごとく耳介に引っ掛けられるイアークリップと、を備えたイアークリップタイプヘッドホンであって、上記イアークリップは、その基端側が上記ヘッドホン本体に支持されるとともに、その遊端側がヘッドホン本体外側面に沿って上記基端側とはヘッドホン本体中心に対して略180度反対方向の位置にまで延びているとともにその遊端側延長部に掛合入口を備えた開口形掛合部が設けられており、上記ヘッドホン本体は、接続コードの基部に被せ付けられた弾性変形可能なコードブッシュが上記イアークリップの掛合部に掛合可能な長さに延ばされて上記イアークリップの掛合部に掛合するコード状の掛合部をなしており、上記イアークリップでヘッドホン本体を耳介に装着した状態で上記両掛合部の掛合によりコード状の上記掛合部を耳介側へ引っ張り込むことで上記ヘッドホン本体を耳介側に付勢することにより、該イアークリップによるヘッドホン本体の耳介に対する上記イアークリップの装着を補助して、低音域中心の音圧確保を可能とした、ことを特徴とするものである。
本発明第3によると、ヘッドホン本体を耳介に装着した状態において、耳介に装着されて固定保持されたイアークリップに対してヘッドホン本体が、イアークリップ基端側との連結箇所と両掛合部の掛合箇所との複数個所で安定よく支持されることになり、ヘッドホン本体の耳介に対する側圧装着力が強化された状態を安定維持することで低音域中心の音圧を確保して、良質な音質で音楽等を楽しむことができる。
以上のように、本発明によれば、使い勝手や装着感を低下させるようなことなくヘッドホン本体を常に好適な側圧装着力でもって装着して、良好な音質での音楽等を楽しむことができるイアークリップタイプヘッドホンを提供することができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態に係るイアークリップタイプヘッドホンを説明する。実施の形態のイアークリップタイプヘッドホンは、接続コード付きであり、再生装置や受信機等から信号が入力されるタイプであるが、これらに限定する趣旨ではない。
図1は実施の形態に係るイアークリップタイプヘッドホンを示す斜視図、図2は同イアークリップタイプヘッドホンの左耳介装着用ヘッドホン本体の外側面図、図3は同左耳介装着用ヘッドホン本体の平面図、図4は同左耳介装着用ヘッドホン本体の内側面図、図5は同左耳介装着用ヘッドホン本体の底面図である。図2ないし図5では右耳介装着用のヘッドホン本体と左耳介装着用のヘッドホン本体とは略同じ構成であるので、説明の都合により、左耳介装着用のヘッドホン本体で説明する。
実施の形態によるイアークリップタイプヘッドホン1は、左右勝手違いに構成された一対のヘッドホン本体2のそれぞれに、イアークリップ3を後向き片持ち状に備えて構成されており、左耳介装着用のヘッドホン本体2から延出され入力コード4の先端にオーディオ機器への接続用のプラグ5が備えられ、右耳介装着用のヘッドホン本体2から導出された接続コード6が左耳介用のヘッドホン本体2の内部で入力コード4に接続されている。
ヘッドホン本体2は略円盤形状の中空構造に構成されており、このヘッドホン本体2の内部に図示略のスピーカユニットが組み込まれ、その内向き側面のスピーカユニット面にスポンジ状のパッド7が備えられている。
上記イアークリップ3は、耳介に上方から引っ掛け可能な湾曲した棒形状に樹脂成形されて、ヘッドホン本体2の外側面に沿って配備され、その基端側3aがヘッドホン本体2の前端に形成された上下向きのボス部2aに上方から挿入されて、イアークリップ3全体がボス部2aの縦向き支点x周りに所定の角度範囲内で回動可能に支持されている。
ヘッドホン本体2のボス部2aにはイアークリップ3の基端側3aを縦向き支点x周りに内方に回動付勢する図示略のバネが内蔵されている。イアークリップ3は、基端側3aを中心に上記バネの付勢力に抗して、図3、図5では、仮想線で示す位置まで回動することができ、この回動位置では図示略の係止機構で保持可能になっている。したがって、イアークリップ3を仮想線で示す位置よりヘッドホン本体2へ内方に回動させると、イアークリップ3は、バネ付勢力でヘッドホン本体2側に回動復帰するようになっている。なお、上記ボス部2a内にバネを設けるのではなく、イアークリップ3それ自体に樹脂バネ性を持たせてもよい。また、上記係止機構は必須ではなく、イアークリップ3は常時、ヘッドホン本体2へ向けて回動付勢させてもよい。
イアークリップ3はその遊端側3bがヘッドホン本体2の外側面に沿って延長され、当該遊端側3bの先端にU字形状の掛合部8が設けられていると共に、ヘッドホン本体2側には、イアークリップ3の上記掛合部8に掛合可能なコード状の掛合部9が備えられている。イアークリップ3の掛合部8には、さらにその内壁面に図示を略するが単一ないし複数の凸部を設けてもよい。この例において、イアークリップ3側の掛合部8は、U字形とされることで掛合入口8aを備えた開口形に構成されている共に、ヘッドホン本体2側の掛合部9は、コード状とされることで、上記掛合入口8aに挿入されてその内壁面に掛合可能になっている。図2ないし図5では左耳介装着用のヘッドホン本体2の掛合部9であり、これは入力コード4の基部に被せ付けたコードブッシュで構成されているのに対して、図1で示す右耳介装着用のヘッドホン本体2の掛合部9では、接続コード6の右耳介装置用のヘッドホン本体2側の基部に被せ付けたコードブッシュで構成されている。このコードブッシュはこれら接続コード6や入力コード4の基部を覆う弾性変形可能な外被部材である。
また、イアークリップ3の掛合部8とヘッドホン本体2の掛合部9の掛合面は摩擦係数を高くして掛合力を付与してもよい。これにはイアークリップ3の素材に摩擦係数が高い素材を選択することが好ましい。イアークリップ3は単一素材で構成されているが、その掛合部8をイアークリップ3に外付けした構成も含むことができる。上記U字形の形状はその掛合入口8aが狭く奥側で広くなる形状として掛合部8に掛合したヘッドホン本体2側の掛合部9が外れにくくしてもよい。ヘッドホン本体2に対してイアークリップ3を支持するイアークリップ基端pと、イアークリップ3の掛合部8における掛合入口8aの内奥箇所(掛合箇所)qとは、両者p,qを結ぶ直線Lがヘッドホン本体2の中心cあるいはその近くを通るように位置付けて配置されている。
本実施の形態に係るイアークリップタイプヘッドホン1は以上のように構成されており、その使用形態を図6ないし図9を参照して次に説明する。図6はイアークリップタイプヘッドホン1の左耳介装着用のヘッドホン本体2の斜視図、図7は頭部Hを平面方向から見て同ヘッドホン本体を耳介に装着する準備状態を示す斜視図、図8は同ヘッドホン本体を耳介に装着した状態を示す斜視図である。図9(a)(b)(c)はイアークリップ3の掛合部8にヘッドホン本体2の掛合部9を掛合操作する操作過程の説明に用いる斜視図である。
ヘッドホン本体2の装着に際しては、図6で示すように、先ず、イアークリップ3を縦向き支点x周りに内方に回動して、イアークリップ3をヘッドホン本体2から内方に離れた開放位置まで移動させる。このようにしてヘッドホン本体2から離したイアークリップ3を、図7で示すように、耳介Eに上方から引っ掛けた後、図8で示すように、ヘッドホン本体2を耳介Eに近づけるように上記縦向き支点x周りに回動させ、これによってイアークリップタイプヘッドホン1の装着が基本的には完了する。通常はこの状態でも充分使用することができるが、ウオーキングやジョギングをしながら音楽を聴く場合、あるいは、低音を利かせた音楽を聴く場合、などにおいては、ヘッドホン本体2を一層しっかりと耳介Eに押し付けて使用することが望ましく、そのために次のような操作を更に行う。
すなわち、上記のようにイアークリップ3を介してヘッドホン本体2を耳介Eに引っ掛け装着した後、図9(a)で示すように、ヘッドホン本体2のコード形掛合部9をイアークリップ3に向けて湾曲変形させて、図9(b)で示すようにイアークリップ3の掛合部8の掛合入口8aに上方から挿入し、掛合入口8aの内壁面にヘッドホン本体2の掛合部9の適所を掛合させる。図9(c)で示すようにヘッドホン本体2の掛合部9は弾性復元することで掛合入口8aの内壁面に圧接掛合され、これによってヘッドホン本体2が縦向き支点x周りに外側に回動することが阻止される。
このようにして装着されたヘッドホン本体2は、図10、図11で示すように、耳介Eに装着されて固定されたイアークリップ3に対して、イアークリップ基端pと両掛合部7,8の掛合箇所qとの2個所で安定よく支持されることになる。しかも、イアークリップ基端pと両掛合部7,8の掛合箇所qとがヘッドホン本体2の中心cに対して略対角位置に在るので、イアークリップ3からヘッドホン本体2に与える側圧装着力をヘッドホン本体2の中心c近くに作用させることができ、ヘッドホン本体2が耳介Eの一部に偏って押し付けられるようなことがなく、音漏れなく快適なフィット感で装着することができる。
他の実施の形態を以下に説明する。
図12(a)に示すように、ヘッドホン本体2の掛合部9の外周面にコード長手方向の適当範囲に亘って多数の溝を長手方向に並列してなるローレット部11を形成することで、イアークリップ3の掛合部8に挿入したヘッドホン本体2の掛合部9がズレ動き難くすることができる。なお、ローレット部11としては、溝を利用する他に多数の小突起を並列形成する、等、任意の形態を選択することができる。上記多数の溝は直線状ないし曲線状の溝、あるいはこれらの複合溝でもよい。図12(a)で示すヘッドホン本体2の掛合部9は先端側領域では略等径に延びているが、図12(b)で示すように、ヘッドホン本体2の掛合部9は先端に向けて漸次小径となる形状としてもよい。こうした場合、ヘッドホン本体2の掛合部9をイアークリップ3の掛合部8に掛合させる場合、ヘッドホン本体2の掛合部9の掛合部位での直径が掛合部8の掛合間口に合うようにヘッドホン本体2の掛合部9を図中矢印方向に引き込むとよい。なお、図12(c)で示すようにヘッドホン本体2の掛合部9を先端に向けて漸次直径が大径となる形状としてもよい。
図13(a)に示すように、ヘッドホン本体2の掛合部9を、その基端において全方向において回動できるように球支点12を介してヘッドホン本体2に支持しておくと、イアークリップ3の掛合部8への掛合部9への掛合が容易となる。例えば、図13(b)で示すようにヘッドホンの掛合部9がイアークリップ3の掛合部8とは反対向きに延びている場合、図13(c)で示すように図中矢印方向にヘッドホン本体2の掛合部9を球支点12上で回動させることで、ヘッドホン本体2の掛合部9をイアークリップ3の掛合部8に容易に掛合させることができる。
図14(a)に示すように、ヘッドホン本体2の掛合部9に屈曲しにくい樹脂材が利用される場合は、その掛合部9を、予めイアークリップ3の掛合部8の掛合入口8a側に向けて屈曲した形状に形成しておくことで、イアークリップ3の掛合部8への掛合が容易となる。例えば図14(b)で示すように、ヘッドホン本体2の掛合部9が屈曲形成されている場合、イアークリップ3の掛合部8を図中矢印方向に回動させることでヘッドホン本体2の掛合部9をイアークリップ3の掛合部8に掛合させることができる。
図15に示すように、ヘッドホン本体2の掛合部9を予め屈曲形成するとともに、その基端においてヘッドホン本体2に対して回動可能に支持しておくと、ヘッドホン本体2の掛合部9をイアークリップ3の掛合部8に掛合させることが一層容易となる。この場合は、図13と図14との構造を共に備えたものである。
図16(a)に示すように、ヘッドホン本体2の掛合部9を弾性伸縮自在なカール状に構成すると、その掛合部9の任意の箇所をイアークリップ3の掛合部7へ簡単に掛合することができ、掛合操作が容易なものとなる。また、イアークリップ3の掛合部8に対するヘッドホン本体2の掛合部9の掛合位置を選択することで、側圧装着力を加減調整することもできる。例えば図16(b)では、ヘッドホン本体2とイアークリップ3との距離が装着者の耳介形状により近い場合ではイアークリップ3の掛合部8に対してヘッドホン本体2の掛合部9はその基端側側で掛合し、図16(c)では、ヘッドホン本体2とイアークリップ3との距離が装着者の耳介形状により遠い場合ではイアークリップ3の掛合部8に対してヘッドホン本体2の掛合部9はその先端寄り側で掛合することができる。
図17(a)に示すように、イアークリップ3の掛合部8の掛合入口8aに小突起8bを膨出形成した場合、図17(b)で示すようにこの小突起8bを乗越えてヘッドホン本体2の掛合部9が掛合するように構成することで、イアークリップ3の掛合部8からヘッドホン本体2の掛合部9が上方へ抜け出すことを効果的に抑止することができる。
図18に示すように、イアークリップ3の掛合部8を縦向きの支点y周りに回動可能に構成すると、イアークリップ3の掛合部8を掛合し易い向きにしてヘッドホン本体2の掛合部9を掛合することができる。
図19に示すように、イアークリップ3の掛合部8をねじり屈曲させた略L形に形成して、その掛合部8を弾性変形させながらヘッドホン本体2の掛合部9を挿入掛合する形態で実施することもできる。
なお、上記実施の形態では、接続コード6に基部に設ける掛合部9を利用してヘッドホン本体2の掛合部9を形成しているが、ヘッドホン本体2から専用のコード形の掛合部9を延出して実施することもできる。
また、単一のヘッドホン本体2で構成されるモノラルのイアークリップタイプヘッドホンにおいては、入力コード4の基部にヘッドホン本体2の掛合部9を備えて実施することができる。
さらに、上記した実施の形態とは逆に、ヘッドホン本体2に別部材でU字形に形成した掛合部9を備えるとともに、イアークリップ3に弾性変形可能なコード形に構成した掛合部8を備えた形態で実施することもできる。
図20で示すように、イアークリップ3の掛合部8は、さらに、先端に溝8cで構成する一方、ヘッドホン本体2の掛合部9をその溝8cに矢印で示すように掛合してもよい。
図21で示すように、イアークリップ3の掛合部8を、さらに、貫通穴ないし凹部8dで構成する一方、ヘッドホン本体2の掛合部9をコードブッシュ9aと、その貫通穴ないし凹部8dに矢印で示すように掛合可能な凸部9bとで構成し、イアークリップ3の掛合部8である貫通穴ないし凹部8dにヘッドホン本体2の掛合部9の凸部9bを掛合するようにしてもよい。
図22(a)で示すように、ヘッドホン本体2の掛合部9をコードブッシュ9aと掛合穴9cとで構成し、図22(b)で示すようにイアークリップ3の掛合部8の先端部8dに、そのヘッドホン本体2の掛合部9の掛合穴9cを掛合させる構成としてもよい。
図23で示すように、イアークリップ3の掛合部8として先端方向に一定の間隔ごとに複数の奥広がりの切り込み8eを設け、ヘッドホン本体2の掛合部9として一定の間隔ごとに上記切り込み8eに掛合するリブ状部9cを設け、上記切り込み8eに上記リブ状部9cを掛合させる構成としてもよい。
図24(a)で示すように、ヘッドホン本体2の掛合部9を対向する立設部9d,9dで構成し、この立設部9d,9dを矢印で示す方向にイアークリップ3の掛合部8に移動させることで、図24(b)で示すようにイアークリップ3の掛合部8の先端を両立設部9dで掛合させる構成としてもよい。
以上説明したように上記実施の形態では、イアークリップ3とヘッドホン本体2それぞれに、互いに掛合が可能な掛合部8,9を設け、イアークリップ3を耳介Eに引っ掛けてヘッドホン本体2を耳介Eに装着した状態で両掛合部8,9の掛合により、イアークリップ3によるヘッドホン本体2の耳介Eへの装着を補助することができるので、振動等の外力がイアークリップタイプヘッドホン1に作用しても、ヘッドホン本体2を安定して耳介Eに密着させて遮音性能を確保することができるようになる。
図1は本発明の実施の形態に係るイアークリップタイプヘッドホンの全体構成を示す斜視図である。 図2は図1のイアークリップタイプヘッドホンの左耳介装着用のヘッドホンを示す外側面図である。 図3は図1のイアークリップタイプヘッドホンの左耳介装着用のヘッドホンを示す平面図である。 図4は図1のイアークリップタイプヘッドホンの左耳介装着用のヘッドホンを示す内側面図である。 図5は図1のイアークリップタイプヘッドホンの左耳介装着用のヘッドホンを示す底面図である。 図6は図1のイアークリップタイプヘッドホンの使用形態を説明するための左耳介装着用のヘッドホン本体の斜視図である。 図7は図1のイアークリップタイプヘッドホンの使用形態を説明するための頭部を平面方向から見て左耳介装置用のヘッドホン本体を耳介に装着する準備状態を示す斜視図である。 図8は図1のイアークリップタイプヘッドホンの使用形態を説明するための頭部を平面方向から見て左耳介装着用のヘッドホン本体を耳介に装着した状態を示す斜視図である。 図9(a)(b)(c)は図1のイアークリップタイプヘッドホンの使用形態を説明するためイアークリップの掛合部にヘッドホン本体の掛合部を掛合する操作過程の説明に用いる斜視図である。 図10は図6ないし図9の過程を経て耳介に装着した図1のイアークリップタイプヘッドホンを左前方から見た装着状態の斜視図である。 図11は図10に対応して左後方から見た装着状態の斜視図である。 図12は本発明の他の実施の形態に係るイアークリップタイプヘッドホンの左耳介装着用のヘッドホン本体の斜視図である。 図13は本発明のさらに他の実施の形態に係るイアークリップタイプヘッドホンの左耳介装着用のヘッドホン本体の外側面図である。 図14は本発明のさらに他の実施の形態に係るイアークリップタイプヘッドホンの左耳介装着用のヘッドホン本体の斜視図である。 図15は本発明のさらに他の実施の形態に係るイアークリップタイプヘッドホンの左耳介装着用のヘッドホン本体の斜視図である。 図16は本発明のさらに他の実施の形態に係るイアークリップタイプヘッドホンの左耳介装着用のヘッドホン本体の外側面図である。 図17は本発明のさらに他の実施の形態に係るイアークリップタイプヘッドホンの左耳介装着用のヘッドホン本体の内側面図である。 図18は本発明のさらに他の実施の形態に係るイアークリップタイプヘッドホンの左耳介装着用のヘッドホン本体の内側面図である。 図19は本発明のさらに他の実施の形態に係るイアークリップタイプヘッドホンの左耳介装着用のヘッドホン本体の内側面図である。 図21は本発明のさらに他の実施の形態に係るヘッドホンの一部斜視図である。 図21は本発明のさらに他の実施の形態に係るヘッドホンの一部斜視図である。 図21は本発明のさらに他の実施の形態に係るヘッドホンの一部斜視図である。 図21は本発明のさらに他の実施の形態に係るヘッドホンの一部斜視図である。 図24は本発明のさらに他の実施の形態に係るヘッドホンの一部斜視図である。 図25は従来のイアークリップタイプヘッドホンの斜視図である。 図26は従来のイアークリップタイプヘッドホンの左側のヘッドホン本体の平面図である。 図27(a)は頭部を平面方向から見て従来のイアークリップタイプヘッドホンの左耳介装着用のヘッドホン本体を耳介に装着する準備状態を示す図、図27(b)は頭部を平面方向から見て同ヘッドホン本体を耳介に引っ掛けた状態を示す図、図27(c)は同ヘッドホン本体を耳介に装着した状態を示す図である。
符号の説明
1 イアークリップタイプヘッドホン
2 ヘッドホン本体
3 イアークリップ
6 接続コード
8 イアークリップの掛合部
8a 掛合入口
9 ヘッドホン本体の掛合部
E 耳介

Claims (19)

  1. ヘッドホン本体を耳介に一定の側圧装着力で装着させるように当該耳介に引っ掛けられるイアークリップを備えたイアークリップタイプヘッドホンであって、イアークリップとヘッドホン本体それぞれに、互いに掛合が可能な掛合部を少なくとも一対設け、イアークリップを耳介に引っ掛けてヘッドホン本体を耳介に装着した状態で両掛合部の掛合により、上記イアークリップによるヘッドホン本体の耳介への装着を補助可能とした、ことを特徴とするイアークリップタイプヘッドホン。
  2. 上記イアークリップは、その基端側が上記ヘッドホン本体に支持されるとともに、遊端側がヘッドホン本体外側面に沿い細長く湾曲して延び、その遊端側に一方の掛合部を設けると共に、この遊端側の掛合部にヘッドホン本体側に備えた掛合部が掛合可能となっている、ことを特徴とする請求項1に記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  3. 上記イアークリップの基端側と遊端側の掛合部とを、それらを結ぶ直線がヘッドホン本体の中心あるいはその近傍を通るように配置付けした、ことを特徴とする請求項2に記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  4. 上記両掛合部の一方は、掛合入口を備えた開口形の掛合部であり、他方は開口形の掛合部の掛合入口に挿入されその内壁面に掛合するコード形の掛合部である、ことを特徴とする請求項2または3に記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  5. 開口形の上記掛合部は、その掛合入口がU字形に開口するU字形に形成してある、ことを特徴とする請求項4に記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  6. 開口形の上記掛合部は、L形に屈曲されて掛合入口が形成されたL字形に形成してある、ことを特徴とする請求項4に記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  7. 上記コード形掛合部は外周面にローレット部が形成されている、ことを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  8. コード形の上記掛合部は、ヘッドホン本体から延びる接続コードの基部側に装着した外被部材で構成されている、請求項3ないし7のいずれかに記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  9. コード形の上記掛合部は、伸縮自在なカール形状になっている、請求項3ないし8のいずれかに記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  10. コード形の上記掛合部は、開口形の上記掛合部の掛合入口に向けて回転可能になっている、請求項3ないし8のいずれかに記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  11. コード形の上記掛合部は、開口形の上記掛合部の掛合入口方向に屈曲された形状になっている、請求項3ないし8のいずれかに記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  12. イアークリップの掛合部を当該イアークリップ先端に設けた溝で構成する一方、ヘッドホン本体のコード形とした掛合部を、その溝に掛合可能とした、請求項1ないし3のいずれかに記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  13. イアークリップの掛合部を当該イアークリップ先端に設けた貫通穴ないし凹部で構成する一方、ヘッドホン本体に上記貫通穴ないし凹部に掛合可能な凸部で構成した、請求項1ないし3のいずれかに記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  14. ヘッドホン本体の掛合部を掛合穴で構成し、イアークリップの掛合部の先端部を上記掛合穴に掛合可能とした、請求項1ないし3のいずれかに記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  15. イアークリップの掛合部をイアークリップ先端方向に一定間隔ごとに複数の切り込みで構成し、ヘッドホン本体の掛合部として上記複数の切り込みに掛合可能な複数のリブ状部を設けた、請求項1ないし3のいずれかに記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  16. ヘッドホン本体の掛合部を対向する一対の立設部で構成し、イアークリップの掛合部を上記両立設部間で掛合可能とした、請求項1ないし3のいずれかに記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  17. ヘッドホン本体を耳介に一定の側圧装着力で装着させるように当該耳介に引っ掛けられるイアークリップを備えたイアークリップタイプヘッドホンであって、
    上記イアークリップは、その基端部が上記ヘッドホン本体に支持されるとともに、遊端側がヘッドホン本体外側面に沿い延びていると共にその遊端側延長部に掛合部を備え、
    上記ヘッドホン本体は、接続コードの基部に被せ付けられたコードブッシュを上記イアークリップの上記掛合部に掛合可能に延ばされて上記イアークリップの掛合部に掛合する掛合部となし、イアークリップでヘッドホン本体を耳介に装着した状態で上記両掛合部の掛合によりヘッドホン本体の耳介に対する上記イアークリップの装着を補助可能とした、ことを特徴とするイアークリップタイプヘッドホン。
  18. 上記イアークリップの基端側と遊端側延長部の掛合部とが、それらを結ぶ直線がヘッドホン本体中心あるいはその近くを通るように配置付けした、ことを特徴とする請求項17に記載のイアークリップタイプヘッドホン。
  19. ヘッドホン本体と、このヘッドホン本体を耳介に一定の側圧装着力で装着させるように当該耳介に引っ掛けられるイアークリップと、を備えたイアークリップタイプヘッドホンであって、
    上記イアークリップは、その基端側が上記ヘッドホン本体に支持されるとともに、その遊端側がヘッドホン本体外側面に沿って上記基端側とはヘッドホン本体中心に対して略180度反対方向の位置にまで延びているとともにその遊端側延長部に掛合入口を備えた開口形掛合部が設けられており、
    上記ヘッドホン本体は、接続コードの基部に被せ付けられた弾性変形可能なコードブッシュが上記イアークリップの掛合部に掛合可能な長さに延ばされて上記イアークリップの掛合部に掛合するコード状の掛合部をなしており、
    上記イアークリップでヘッドホン本体を耳介に装着した状態で上記両掛合部の掛合によりコード状の上記掛合部を耳介側へ引っ張り込むことで上記ヘッドホン本体を耳介側に付勢することにより、該イアークリップによるヘッドホン本体の耳介に対する上記イアークリップの装着を補助して、低音域中心の音圧確保を可能とした、ことを特徴とするイアークリップタイプヘッドホン。
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