JP2010252132A - ステレオイヤホン - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯用音響機器などと接続されて用いるステレオイヤホンにおいて、ステレオイヤホン装着時に聞こえるコードと衣服等がこすれる際の不快音を軽減し、さらに、装着時や、装着中にイヤホン本体が容易に外れず、快適な音楽視聴環境を提供することを目的とする。
【解決手段】左右一対のイヤホン本体と、携帯用音響機器などに接続するためのプラグと、イヤホン本体とプラグ間を結ぶ二股部分を有するコードと、コードの二股部分に設けられ、着脱可能な勘合部をもつ摺動可能な分離機構により構成する。
【選択図】図1
【解決手段】左右一対のイヤホン本体と、携帯用音響機器などに接続するためのプラグと、イヤホン本体とプラグ間を結ぶ二股部分を有するコードと、コードの二股部分に設けられ、着脱可能な勘合部をもつ摺動可能な分離機構により構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯用音響機器などに用いられるステレオイヤホンに関する。
近年、携帯用音響機器の発展に伴い、ステレオヘッドホンや、ステレオイヤホンの需要が増加している。特に筐体が小さくて軽いステレオイヤホンのうち、イヤホン本体の音導管先端にイヤーピースを配置し、耳の外耳道に音導管部分を挿入する挿入型ステレオイヤホンが急増している。
この挿入型ステレオイヤホンは、音導管と鼓膜間にイヤーピースが介在するため外耳道の密閉性が高く、イヤホンのドライバーユニットから発生する音が鼓膜に届くまで漏れる部分が少ない。そのため、安定した音質を提供できるという特長があり、注目されている。
また、頭に装着するためのヘッドバンドを有しないステレオイヤホンにおいて、左右のドライバーユニットと、携帯用音響機器等への接続プラグ間のコードの一部が二股となる。イヤホン本体側が自由端であるため、イヤホン不使用時に、左右のコードが絡まらないように、例えば、図8に示すような、特許文献1の一体型のコードスライダーや、図9に示すような、特許文献2の二股コード部分の途中に設けられた着脱可能な固定器具や、特許文献3のようなイヤホンの一部分を利用した着脱可能な結合器が提案されている。
米国特許出願公開第2005/0220319号明細書
実開昭59−187282号公報
米国特許出願公開第2009/0010475号明細書
また、頭に装着するためのヘッドバンドを有しないステレオイヤホンにおいて、左右のドライバーユニットと、携帯用音響機器等への接続プラグ間のコードの一部が二股となる。イヤホン本体側が自由端であるため、イヤホン不使用時に、左右のコードが絡まらないように、例えば、図8に示すような、特許文献1の一体型のコードスライダーや、図9に示すような、特許文献2の二股コード部分の途中に設けられた着脱可能な固定器具や、特許文献3のようなイヤホンの一部分を利用した着脱可能な結合器が提案されている。
ステレオイヤホンでは、携帯用音響機器などと接続されているプラグからイヤホンにつながるコードが衣服等とこすれる際に発生するこすれ音が、コード、イヤホンを介して耳へ伝わり、不快音として聞えるという問題があった。
特に、挿入型ステレオイヤホンでは、音導管と鼓膜間の密閉性を、イヤーピースを用いて高めている為、コードが衣服等とこすれる際に発生するこすれ音は、非常に大きな不快音として聞えるという問題があった。
特に、挿入型ステレオイヤホンでは、音導管と鼓膜間の密閉性を、イヤーピースを用いて高めている為、コードが衣服等とこすれる際に発生するこすれ音は、非常に大きな不快音として聞えるという問題があった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、ユーザーへより快適な音楽視聴環境を提供することを目的とする。
本発明にかかるステレオイヤホンは、左右一対のイヤホン本体と、携帯用音響機器などに接続するためのプラグと、前記イヤホン本体と前記プラグ間を結ぶ二股部分を有するコードと、前記コードの二股部分に設けられ、着脱可能な勘合部をもつ摺動可能な分離機構を備えていることを特徴とする。
また、前記イヤホン本体の音導管先端にイヤーピースを配置していることが好ましい。
また、前記分離機構の前記勘合部は、勘合された状態で前記勘合部が可動することが好ましい。
また、前記コードの二股部分の長さLが、
45cm≦L≦65cm (1)
であることが好ましい。
45cm≦L≦65cm (1)
であることが好ましい。
また、前記分離機構がシリコン樹脂や、塩化ビニル樹脂などエラストマーの弾性材料であることが好ましい。
本発明によれば、簡素な構造で、装着作業性も良く、コードと衣服等との摩擦による雑音を低減させることができ、装着時や装着中もイヤホン本体が外れにくいステレオイヤホンを提供することができる。
以下、実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるステレオイヤホンを示す概略図である。
図1に示すように、本実施の形態のステレオイヤホンは、左右一対のステレオイヤホン本体1と、イヤホン本体1内に有るスピーカーユニットの音を効率良く耳の外耳道へ導く音導管の先端に配置されたイヤーピース2と、音楽プレーヤーなどに接続するためのプラグ7と、イヤホン本体1とプラグ7の間を結ぶ二股部分を有するコード3と、コード3の二股部分に設けられた着脱可能な勘合部をもつ摺動可能な分離機構6を備えている。
図1には、また、プラグ7側からのコード3が二股に分かれる部分にコード分岐4と、コード分岐4と分離機構6の間に、コードスライダー5を備えている。
また、図2には、本発明の実施の形態におけるステレオイヤホン装着時を示している。さらに、図3には、本発明の実施の形態におけるステレオイヤホン装着直前の状態を示している。
また、図4に、コード3の二股部分に設けられた分離機構6の詳細を示しており、図4(a)は、勘合時の分離機構6の外観図、図4(b)は、分離機構6の側面図を示している。
以下に、その説明を記す。
まず、ステレオイヤホンは、左右異なる音を再生できるように、右耳用と、左耳用のイヤホン本体1をもつ。また、イヤホン本体1は樹脂や金属、セラミックなどで形成されており、イヤホン本体1内に、音声信号に応じて振動板を駆動する電気−音響変換器であるスピーカーユニット(またはドライバーユニット)を有する。
さらに、挿入型ステレオイヤホンでは、イヤーピース2を取り付ける音導管がイヤホン本体1から凸状に飛び出しており、イヤホン本体1を耳に装着した場合、耳の外耳道に弾性のあるイヤーピース2がしっかりと挿入され、イヤーピース2が弾性変形することで、イヤーピース2の大部分が外耳道の内面に密着し、音導管と鼓膜間の外耳道の密閉性が高かめられる。そのため、イヤホン本体1内のドライバーユニットから発生する音が、鼓膜に届くまで音漏れする部分が少なく、低域から高域の音まで、損失が少ない状態でしっかりと届けられる。
また、ステレオイヤホンの場合、ヘッドホンのように、頭に装着するためのヘッドバンドなどが無いため、イヤホン本体1を耳に装着した場合、コード3が受けたこすれや振動が、イヤホン本体1を介して、イヤホン本体1を保持する耳に直接伝播されるため、不快な雑音として聞こえてしまう。
さらに、挿入型ステレオイヤホンでは、弾性のあるイヤーピース2によって、イヤホン本体1と外耳道の密閉性も高められるので、さらに大きな雑音として聞こえてしまう。
特に、イヤホン本体1を耳に装着した状態でのコード3による大きな雑音発生は、コード3が服や顔などとこすれた場合や、弛んだコード3が手や荷物に引っかかり、コード3が引っ張られた場合であり、意図せず大きな雑音として聞こえてくるため、非常に不快で有り、また快適な音楽視聴を妨げている。
このような課題に対して、イヤホン本体1を耳装着時に、上記のような、こすれ音や、コード3が引っ張られても、大きな雑音として聞こえないように、イヤホン本体1に伝わる振動を、イヤホン本体1に伝わる前に大幅に減衰させるため、振動発生部からイヤホン本体1までの間に、コード3の一部分がしっかりと安定する状況を作らなければいけない。
そこで、コード3の二股部分、つまり、コード分岐4からイヤホン本体1間のコード3に、着脱可能な勘合部をもつ分離機構6を設け、図2のように、イヤホン本体1を耳に装着した際に、分離機構6の勘合部を、イヤホン本体1装着者の首後方で勘合させれば、プラグ7側のコード3や、プレーヤーの重みのため、勘合した分離機構6が、首後方をしっかり押さえつける状態となり、コード3の一部分が安定する。
このように、プラグ7とイヤホン本体1を結ぶコード3を、イヤホン本体1装着者の耳から非常に近い首後方で安定させることが出来るので、コード3と服のこすれや、弛んだコード3が手に引っかかるなど、イヤホン本体1装着者の身体前面で多く発生する振動からの雑音を大幅に軽減させることができる。
また、分離機構6は、勘合部が着脱可能であることから、図3のように、イヤホン本体1を耳に装着した後、この分離機構6を、容易に首後方で勘合させることが可能となる。
この雑音低減機構を、一体型ではなく、分離機構とすることによって、二股部分のコード3の長さを十分に取らなくても、イヤホン装着者が、ヘアースタイルを崩さず、帽子などを被ったままでも、この機構を首後方へ配置させることが可能となり、大きな効果を得ることができる。
さらに、図2のステレオイヤホン装着時における分離機構6の位置は、コード3の二股部分のイヤホン本体1側に寄っており、イヤホン本体1と分離機構6間のコード3はあまりたるみが無い状態が望ましい。しかしながら、図3のステレオイヤホン装着直前の状態における分離機構6の位置は、コード3の二股部分のほぼ中間くらいが良く、この位置にあれば、分離機構6を首後方で勘合させる際に、コード3を引っ張り、装着済みのイヤホン本体1を外してしまうことがほぼなくなる。
このように、分離機構6の最適な位置は、首後方へ配置する前と、配置した後では異なるため、分離機構6をコード3の二股部分で摺動可能とすることで、分離機構6を首後方で勘合させることを容易にさせ、分離機構6を首後方で勘合する際の不具合を軽減できる。
このとき、分離機構6の摺動性を良くするために、二股部分のコード3の太さより、分離機構6のコード貫通穴の径を、少なくとも0.3mm以上大きくすることが望ましい。
さらに、図4(b)に示すように、分離機構6の一方が凸型の勘合部をもち、もう一方がOリング型の勘合部をもち、図4(a)に示すように、分離機構6が勘合された状態にあるとき、その勘合部が、凸型の勘合部を中心に回転方向に可動する構造となっている。
このような可動構造を有することによって、分離機構6が首後方で勘合された状態のまま、イヤホン本体1装着者が左や右を向いても、イヤホン本体1が外れにくいという効果が得られる。
これは、図5のように、イヤホン装着者が正面を向いている場合、分離機構6と左右の耳までの距離はほぼ同じであるが、図6のように、イヤホン本体1装着者が左や右を向いた場合、分離機構6と左右の耳までの距離が変化、つまり、分離機構6と左右のイヤホン本体1までの距離も左右非対称となり、分離機構6とイヤホン本体1が離れる側のコード3はイヤホン本体1側に引っ張られ、他方のコード3は、イヤホン本体1側へ戻ってくる。
分離機構6のコード貫通穴をコード3が出入りする際、分離機構6の勘合部が可動することによって、各々の分離機構6が、コード3の出入りする方向に、分離機構6のコード貫通穴が向くように変形する。
そのため、イヤホン本体1装着者が左や右を向いた場合に、イヤホン本体1側にコード3が引っ張られても、分離機構6の勘合部が、凸部を中心に回転することで、滑らかにコード3の出し入れが行われ、コード3の引っ掛かりによるイヤホン本体1が耳から外れるという課題を軽減できる。
また、図4に、コード3の二股部分に設けられた分離機構6の詳細を示しており、図4(a)は、勘合時の分離機構6の外観図、図4(b)は、分離機構6の側面図を示している。
以下に、その説明を記す。
まず、ステレオイヤホンは、左右異なる音を再生できるように、右耳用と、左耳用のイヤホン本体1をもつ。また、イヤホン本体1は樹脂や金属、セラミックなどで形成されており、イヤホン本体1内に、音声信号に応じて振動板を駆動する電気−音響変換器であるスピーカーユニット(またはドライバーユニット)を有する。
さらに、挿入型ステレオイヤホンでは、イヤーピース2を取り付ける音導管がイヤホン本体1から凸状に飛び出しており、イヤホン本体1を耳に装着した場合、耳の外耳道に弾性のあるイヤーピース2がしっかりと挿入され、イヤーピース2が弾性変形することで、イヤーピース2の大部分が外耳道の内面に密着し、音導管と鼓膜間の外耳道の密閉性が高かめられる。そのため、イヤホン本体1内のドライバーユニットから発生する音が、鼓膜に届くまで音漏れする部分が少なく、低域から高域の音まで、損失が少ない状態でしっかりと届けられる。
また、ステレオイヤホンの場合、ヘッドホンのように、頭に装着するためのヘッドバンドなどが無いため、イヤホン本体1を耳に装着した場合、コード3が受けたこすれや振動が、イヤホン本体1を介して、イヤホン本体1を保持する耳に直接伝播されるため、不快な雑音として聞こえてしまう。
さらに、挿入型ステレオイヤホンでは、弾性のあるイヤーピース2によって、イヤホン本体1と外耳道の密閉性も高められるので、さらに大きな雑音として聞こえてしまう。
特に、イヤホン本体1を耳に装着した状態でのコード3による大きな雑音発生は、コード3が服や顔などとこすれた場合や、弛んだコード3が手や荷物に引っかかり、コード3が引っ張られた場合であり、意図せず大きな雑音として聞こえてくるため、非常に不快で有り、また快適な音楽視聴を妨げている。
このような課題に対して、イヤホン本体1を耳装着時に、上記のような、こすれ音や、コード3が引っ張られても、大きな雑音として聞こえないように、イヤホン本体1に伝わる振動を、イヤホン本体1に伝わる前に大幅に減衰させるため、振動発生部からイヤホン本体1までの間に、コード3の一部分がしっかりと安定する状況を作らなければいけない。
そこで、コード3の二股部分、つまり、コード分岐4からイヤホン本体1間のコード3に、着脱可能な勘合部をもつ分離機構6を設け、図2のように、イヤホン本体1を耳に装着した際に、分離機構6の勘合部を、イヤホン本体1装着者の首後方で勘合させれば、プラグ7側のコード3や、プレーヤーの重みのため、勘合した分離機構6が、首後方をしっかり押さえつける状態となり、コード3の一部分が安定する。
このように、プラグ7とイヤホン本体1を結ぶコード3を、イヤホン本体1装着者の耳から非常に近い首後方で安定させることが出来るので、コード3と服のこすれや、弛んだコード3が手に引っかかるなど、イヤホン本体1装着者の身体前面で多く発生する振動からの雑音を大幅に軽減させることができる。
また、分離機構6は、勘合部が着脱可能であることから、図3のように、イヤホン本体1を耳に装着した後、この分離機構6を、容易に首後方で勘合させることが可能となる。
この雑音低減機構を、一体型ではなく、分離機構とすることによって、二股部分のコード3の長さを十分に取らなくても、イヤホン装着者が、ヘアースタイルを崩さず、帽子などを被ったままでも、この機構を首後方へ配置させることが可能となり、大きな効果を得ることができる。
さらに、図2のステレオイヤホン装着時における分離機構6の位置は、コード3の二股部分のイヤホン本体1側に寄っており、イヤホン本体1と分離機構6間のコード3はあまりたるみが無い状態が望ましい。しかしながら、図3のステレオイヤホン装着直前の状態における分離機構6の位置は、コード3の二股部分のほぼ中間くらいが良く、この位置にあれば、分離機構6を首後方で勘合させる際に、コード3を引っ張り、装着済みのイヤホン本体1を外してしまうことがほぼなくなる。
このように、分離機構6の最適な位置は、首後方へ配置する前と、配置した後では異なるため、分離機構6をコード3の二股部分で摺動可能とすることで、分離機構6を首後方で勘合させることを容易にさせ、分離機構6を首後方で勘合する際の不具合を軽減できる。
このとき、分離機構6の摺動性を良くするために、二股部分のコード3の太さより、分離機構6のコード貫通穴の径を、少なくとも0.3mm以上大きくすることが望ましい。
さらに、図4(b)に示すように、分離機構6の一方が凸型の勘合部をもち、もう一方がOリング型の勘合部をもち、図4(a)に示すように、分離機構6が勘合された状態にあるとき、その勘合部が、凸型の勘合部を中心に回転方向に可動する構造となっている。
このような可動構造を有することによって、分離機構6が首後方で勘合された状態のまま、イヤホン本体1装着者が左や右を向いても、イヤホン本体1が外れにくいという効果が得られる。
これは、図5のように、イヤホン装着者が正面を向いている場合、分離機構6と左右の耳までの距離はほぼ同じであるが、図6のように、イヤホン本体1装着者が左や右を向いた場合、分離機構6と左右の耳までの距離が変化、つまり、分離機構6と左右のイヤホン本体1までの距離も左右非対称となり、分離機構6とイヤホン本体1が離れる側のコード3はイヤホン本体1側に引っ張られ、他方のコード3は、イヤホン本体1側へ戻ってくる。
分離機構6のコード貫通穴をコード3が出入りする際、分離機構6の勘合部が可動することによって、各々の分離機構6が、コード3の出入りする方向に、分離機構6のコード貫通穴が向くように変形する。
そのため、イヤホン本体1装着者が左や右を向いた場合に、イヤホン本体1側にコード3が引っ張られても、分離機構6の勘合部が、凸部を中心に回転することで、滑らかにコード3の出し入れが行われ、コード3の引っ掛かりによるイヤホン本体1が耳から外れるという課題を軽減できる。
さらに、最適なコード分岐4からイヤホン本体1までのコード3の二股部分の長さLについて検討を行った。
一般的なステレオイヤホンのコード3の二股部分の長さは、35cm〜40cm程度がもっとも多かった。
しかしながら、本実施例のステレオイヤホンのように、分離機構6を首後方で勘合させて使用する場合、耳から首後方を通って胸に至るため、耳と胸までの距離と、首後方を通って胸に至る場合の距離の差である約10cmは、通常のコードの二股部分の長さより余分に必要となり、45cm〜50cmは最低限必要な長さである。
また、分離機構6を首後方で勘合させるためには、まず身体前面にある分離機構6を指で摘まみ、首後方まで運ぶ途中、両腕を折りたたみながら、分離機構6を運ぶ必要があるため、少なくとも、イヤホン装着者の両肩付近まで分離機構6が運ばれても良いだけのコード長が必要となる。
身長170cm程度の一般男性の肩幅が約40cmであり、さらに、腕の折り曲げ具合によって、肩からさらに約10cm程度はなれたところを分離機構6が通ることから、身体の中心から考えた場合、片側30cm、往復で60cmとなるが、イヤホン本体1は耳に装着されているため、身体の中心から耳までの距離5cm程度は短くて良いことから、55cmが最適値である。
最低限必要な長さである45cmと、最適値と考える長さが55cmであることから、最適値の前後10cmを最適範囲として、コード分岐4からイヤホン本体1までのコード3の二股部分の長さLを、
45cm≦L≦65cm (1)
に設定することが望ましい。
さらに、本実施例の分離機構6は、シリコン樹脂や、塩化ビニル樹脂などエラストマーの弾性材料であることが望ましい。
これは、勘合させた状態の分離機構6が首後方に配置されている際に、コード3がプラグ7側に引っ張られ、分離機構6が首に押し付けられる状況での痛みを軽減でき、さらに強い力でコード3をプラグ7側に引っ張った場合、分離機構6が自動的に分離されることで、首を傷つけたり、身体を引き寄せられたりしないように、安全機構として働くという効果が得られる。
身長170cm程度の一般男性の肩幅が約40cmであり、さらに、腕の折り曲げ具合によって、肩からさらに約10cm程度はなれたところを分離機構6が通ることから、身体の中心から考えた場合、片側30cm、往復で60cmとなるが、イヤホン本体1は耳に装着されているため、身体の中心から耳までの距離5cm程度は短くて良いことから、55cmが最適値である。
最低限必要な長さである45cmと、最適値と考える長さが55cmであることから、最適値の前後10cmを最適範囲として、コード分岐4からイヤホン本体1までのコード3の二股部分の長さLを、
45cm≦L≦65cm (1)
に設定することが望ましい。
さらに、本実施例の分離機構6は、シリコン樹脂や、塩化ビニル樹脂などエラストマーの弾性材料であることが望ましい。
これは、勘合させた状態の分離機構6が首後方に配置されている際に、コード3がプラグ7側に引っ張られ、分離機構6が首に押し付けられる状況での痛みを軽減でき、さらに強い力でコード3をプラグ7側に引っ張った場合、分離機構6が自動的に分離されることで、首を傷つけたり、身体を引き寄せられたりしないように、安全機構として働くという効果が得られる。
また、本実施の形態では、分離機構6の勘合部が可動構造として、図4のような、凸部とOリング部を備えた分離機構6を用いているが、勘合部分が可動構造を有する分離機構であればどのようなものでも良く、図7に示すように、(a)凹部をもつ分離機構と凸部をもつ分離機構や、(b)Oリング部をもつ分離機構とCリング部をもつ分離機構、さらに(c)や(d)のように、勘合可能な角柱状の鍵型部をもち、一方向に摺動可能な分離機構などでも良い。
さらに、本実施の形態では、分離機構6の勘合部が可動構造として、図4のような、凸部とOリング部を備えた分離機構6を用いているが、勘合部として、磁石や着脱可能な接着剤を用いた構造であっても良く、また磁石や着脱可能な接着剤による接合を利用することで、勘合部分を平らにした構造であっても良い。
また、本実施の形態では、図1のように、イヤホン本体1からコード分岐4までは、左右各々1つの被覆材料で覆われた2本のコードと、コード分岐4からプラグ7までは別の1つの被覆材料で覆われた1本のコードが示されているが、コード分岐4からプラグ7までのコード3が、イヤホン本体1からコード分岐4までの2本のコード3の左右各々の被覆材料の一部が繋がった擬似的な1本のコードであっても良い。
また、本実施の形態では、二股部分を有するコード3に、図1のように、二股部分にコード分岐4を備えていてもよいが、特にコード分岐4を備えていなくても、コード分岐4からプラグ7までのコード3が、イヤホン本体1からコード分岐4までの2本のコード3の左右各々の被覆材料の一部が繋がった擬似的な1本のコードや、その他の形状であっても良い。
また、本実施の形態では、二股部分を有するコード3に、図1のように、二股部分にコードスライダー5を備えており、分離機構6を首後方に配置せずステレオイヤホンを使用する場合、コード3の二股部分が通常のコードより長いので、このコードスライダー5を二股部分の中間地点まで持ち上げることで、コード3の二股部分がばらけないで使用できるという効果が得られる。
しかしながら、特にコードスライダー5を備えていない構成であっても良く、本実施の形態の分離機構6を勘合した状態を、コードスライダー5の代替として使用しても良い。
また、本実施の形態では、プラグ7として、図1のように、プラグ先端とコードブッシュ部が90度に曲がっているL型プラグを示しているが、プラグ先端とコードブッシュ部が直線状であるストレートプラグや、その他の形状であっても良い。
また、本実施の形態では、図1のように、イヤホン本体1からコード分岐4までは、左右各々1つの被覆材料で覆われた2本のコードと、コード分岐4からプラグ7までは別の1つの被覆材料で覆われた1本のコードが示されているが、コード分岐4からプラグ7までのコード3が、イヤホン本体1からコード分岐4までの2本のコード3の左右各々の被覆材料の一部が繋がった擬似的な1本のコードであっても良い。
また、本実施の形態では、二股部分を有するコード3に、図1のように、二股部分にコード分岐4を備えていてもよいが、特にコード分岐4を備えていなくても、コード分岐4からプラグ7までのコード3が、イヤホン本体1からコード分岐4までの2本のコード3の左右各々の被覆材料の一部が繋がった擬似的な1本のコードや、その他の形状であっても良い。
また、本実施の形態では、二股部分を有するコード3に、図1のように、二股部分にコードスライダー5を備えており、分離機構6を首後方に配置せずステレオイヤホンを使用する場合、コード3の二股部分が通常のコードより長いので、このコードスライダー5を二股部分の中間地点まで持ち上げることで、コード3の二股部分がばらけないで使用できるという効果が得られる。
しかしながら、特にコードスライダー5を備えていない構成であっても良く、本実施の形態の分離機構6を勘合した状態を、コードスライダー5の代替として使用しても良い。
また、本実施の形態では、プラグ7として、図1のように、プラグ先端とコードブッシュ部が90度に曲がっているL型プラグを示しているが、プラグ先端とコードブッシュ部が直線状であるストレートプラグや、その他の形状であっても良い。
本発明によれば、簡素な構造で、装着作業性も良く、ステレオイヤホン装着時の衣服とコードの摩擦による雑音を低減させることができ、装着時や装着中もイヤホン本体が外れにくいので、ステレオイヤホンに有用である。
1 イヤホン本体
2 イヤーピース
3 コード
4 コード分岐
5 コードスライダー
6 分離機構
7 プラグ
100 勘合部をもつ分離機構(Oリング型)
101 勘合部をもつ分離機構(凸型)
102 勘合部をもつ分離機構(凹型)
103 勘合部をもつ分離機構(凸型)
104 勘合部をもつ分離機構(Oリング型)
105 勘合部をもつ分離機構(Cリング型)
106 勘合部をもつ分離機構(鍵型)
107 勘合部をもつ分離機構(鍵型)
200 一体型コードスライダー
201 着脱可能な固定器具
2 イヤーピース
3 コード
4 コード分岐
5 コードスライダー
6 分離機構
7 プラグ
100 勘合部をもつ分離機構(Oリング型)
101 勘合部をもつ分離機構(凸型)
102 勘合部をもつ分離機構(凹型)
103 勘合部をもつ分離機構(凸型)
104 勘合部をもつ分離機構(Oリング型)
105 勘合部をもつ分離機構(Cリング型)
106 勘合部をもつ分離機構(鍵型)
107 勘合部をもつ分離機構(鍵型)
200 一体型コードスライダー
201 着脱可能な固定器具
Claims (5)
- 左右一対のイヤホン本体と、携帯用音響機器などに接続するためのプラグと、前記イヤホン本体と前記プラグ間を結ぶ二股部分を有するコードと、前記コードの二股部分に設けられ、着脱可能な勘合部をもつ摺動可能な分離機構を備えたステレオイヤホン。
- 前記イヤホン本体の音導管先端にイヤーピースを配置したことを特徴とする、請求項1記載のステレオイヤホン。
- 前記分離機構の前記勘合部は、勘合された状態で前記勘合部が可動することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のステレオイヤホン。
- 前記コードの二股部分の長さLが、
45cm≦L≦65cm
であることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載のステレオイヤホン。 - 前記分離機構がシリコン樹脂や、塩化ビニル樹脂などエラストマーの弾性材料であることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかの請求項に記載のステレオイヤホン。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009100530A JP2010252132A (ja) | 2009-04-17 | 2009-04-17 | ステレオイヤホン |
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (3)
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