JP2567482Y2 - 付設コンクリート体の配筋構造 - Google Patents

付設コンクリート体の配筋構造

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JP2567482Y2
JP2567482Y2 JP1992074125U JP7412592U JP2567482Y2 JP 2567482 Y2 JP2567482 Y2 JP 2567482Y2 JP 1992074125 U JP1992074125 U JP 1992074125U JP 7412592 U JP7412592 U JP 7412592U JP 2567482 Y2 JP2567482 Y2 JP 2567482Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、基礎工事などで用い
られる付設コンクリート体の配筋構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】住宅などの建設工事では、従来、図3に
示すような建物の主基礎11を構築したのち、出入口
(図示省略)の外側に木製などの仮枠Pを設けてその内
部にコンクリートを打設することにより、土間コンクリ
ート、テラスおよび沓脱などを包含する付設コンクリー
ト体21(図3は沓脱を示す)が接続されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た付設コンクリート体21は、建物の主基礎11と別個
に形成された構造体であることから、付設コンクリート
体21の自重や伏せ越し配管の土工事などで不同沈下を
おこすために、図6に示すような隙間Cを生じて付設コ
ンクリート体21が建物の主基礎11から剥離するとい
う不具合があった。
【0004】そこで、主基礎11と付設コンクリート体
21を一体化するために、主基礎11から予め鉄筋を出
しておいてこの鉄筋を付設コンクリート体21の芯部材
に利用することが考えられる。
【0005】ところが、基礎工事に鋼製型枠を使用し、
主基礎11から鉄筋を出したまま付設コンクリート体2
1を打設するのは、その都度、鋼製型枠に鉄筋の挿通孔
をあける必要があり、通常の型枠に転用できないだけで
なく、主基礎11の施工完了後において、露出した鉄筋
によって安全性が損なわれるため、付設コンクリート体
21の施工作業性が低下するという問題があった。
【0006】この考案は、このような従来の事情から見
て、主基礎に設けた埋込みボルトを基礎の外側に突出し
ない構造として安全性を確保するとともに、この埋込み
ボルトに連結した継ぎ筋とメッシュ筋とを結合してコン
クリート芯部材を形成し、さらに、付設コンクリート体
の一部を主基礎の凹所に充填することにより、主基礎に
対して付設コンクリート体を一体に接続できるようにし
た付設コンクリート体の配筋構造を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、主基礎の外側
面に開口した凹所内部においてねじ部を凹所の底部から
水平方向に臨ませた埋込みボルトと、この埋込みボルト
に接続された継ぎ筋と、この継ぎ筋に結合されたメッシ
ュ筋と、からなり、これらの継ぎ筋およびメッシュ筋に
よって主基礎の凹所に一部充填された付設コンクリート
体の芯部材を形成することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】主基礎に埋設した埋込みボルトに接続された継
ぎ筋にメッシュ筋を結合することで付設コンクリート体
の芯部材が形成されるとともに、付設コンクリート体の
一部が埋込みボルトの埋設時に主基礎に形成された凹所
に充填されることから、付設コンクリート体の強度を確
保すると同時に、主基礎に対して付設コンクリート体を
一体に接続して大きな接続強度を確保することができ
る。
【0009】また、埋込みボルトは、主基礎に埋設され
てその外側面から突出することがなく、主基礎のまわり
において安全に作業を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、この考案の一実施例につき図面を参照
して説明する。なお、主基礎および付設コンクリート体
については図3により既述しているので、同一の符号を
用いる。
【0011】図1に示す付設コンクリート体21の配筋
構造1は、埋込みボルト2、継ぎ筋3およびメッシュ筋
4を主要部として構成されている。
【0012】埋込みボルト2は図5に示すように、縦部
5aおよび横部5bからなるL形の本体5と、この横部
5bの延設端部に形成したねじ部6とからなっている。
5cはカラー部である。
【0013】この埋込みボルト2は、一対ずつが互いに
間隔を保って主基礎11の長さ方向に沿って配置され、
それぞれ縦部5aを垂直方向で平行するように主基礎1
1内部に埋設する一方、主基礎11の外側面11aに矩
形状で開口する凹所12の内部においてねじ部6を凹所
12の底部12aから水平方向に臨ませている。
【0014】埋込みボルト2は、図4に示す埋設用治具
31を用いて主基礎11に埋込まれるもので、この埋設
用治具31は前面が開放された箱形本体32の背板33
に二つのボルト挿通孔34が設けられ、このボルト挿通
孔34の周縁部にそれぞれ前方へ立ち起したボルト挿通
用の短筒体35が形成される一方、前記箱状本体32の
上側板36の前端縁部に、脚部37と水平部38とから
なる逆L字形の掛止片39がこの水平部38の先端を前
方に向けて立設されたものである。
【0015】埋設用治具31の各ボルト挿通孔34に、
それぞれ埋込みボルト2のねじ部6を挿通してナット4
0で締め付けることにより、一対の埋込ボルト2が埋設
用治具31に組付けられるようになされている。
【0016】このようにして埋込みボルト2が組付けら
れた埋設用治具31は、組立てを完了した主基礎用パネ
ル13に箱状本体32の開放端が主基礎用パネル13の
内側面に密接するように掛止片39を主基礎用パネル1
3の上端に掛止して位置決めをなし、主基礎用パネル1
3内にコンクリートを打ち込むようになされたものであ
る。
【0017】コンクリート乾燥後、主基礎用パネル13
と埋込みボルト2から分離させた埋設用治具31とを主
基礎11から取り外すことにより、主基礎11に前述し
た凹所12が形成されるとともに、主基礎11に埋設し
た埋込みボルト2のねじ部6が凹所12の底部12aか
ら凹所12の内部へ水平方向に臨むようになされてい
る。
【0018】継ぎ筋3は前記埋込みボルト2のねじ部6
に螺合可能となされたカプラ7と、このカプラ7の雌ね
じよりも小径の鉄筋本体8とからなり、カプラ7は、例
えば長いナットが適用され、鉄筋本体8の一端部がカプ
ラ7の一側に溶接されている。
【0019】メッシュ筋4は、鉄筋9および横筋10が
格子状に組み付けられたもので、前述の各継ぎ筋3と結
合することにより、付設コンクリート体21の芯部材2
2を形成するようになされている。
【0020】このメッシュ筋4はこの実施例に代えてメ
ッシュワイヤを適用してもよい。
【0021】次に、上記実施例の作用について説明す
る。
【0022】埋込みボルト2は、埋設用治具31を用い
て主基礎11に本体5が埋設されるとともに、ねじ部6
が主基礎11の外側面11aに開口した凹所12の内部
において凹所12の底部12aから水平方向へ臨むよう
になされており、したがって、このねじ部6が主基礎1
1の外側面から突出しないので、主基礎11まわりの作
業を妨げるおそれがない。
【0023】埋込みボルト2に接続した継ぎ筋3にメッ
シュ筋4を結合して付設コンクリート体21の芯部材2
2が形成されることから、付設コンクリート体21の強
度を確保することができるとともに、付設コンクリート
体21の一部が、主基礎11に外側面11aに形成され
た凹所12に充填されることから、付設コンクリート体
21を主基礎11に一体に接続することができ、大幅に
接続強度を向上させることができる。
【0024】なお、この実施例における付設コンクリー
ト体21は、沓脱としたものについて述べたが、テラス
および土間コンクリートなどを打設する場合にも上述の
配筋構造1を適用することができる。
【0025】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、主基礎に
埋設した埋込みボルトに接続された継ぎ筋にメッシュ筋
を結合することで主基礎と一体の芯部材が付設コンクリ
ート体に形成されるとともに、付設コンクリート体の一
部が埋込みボルトの埋設時に主基礎に形成された凹所に
充填されることから、付設コンクリート体の強度を確保
すると同時に、主基礎に対して付設コンクリート体を一
体に接続して大きな接続強度を確保することができる。
【0026】また、埋込みボルトは、主基礎に埋設され
てその外側面から突出することがなく、主基礎のまわり
において安全に作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】付設コンクリート体の配筋構造を示す斜視図で
ある。
【図2】埋込みボルトおよび継ぎ筋の斜視図である。
【図3】主基礎および付設コンクリート体の斜視図であ
る。
【図4】埋込みボルトの埋設工法を説明する縦断面図で
ある。
【図5】埋込みボルトの埋設完了後の主基礎の縦断面図
である。
【図6】付設コンクリート体の従来例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 配筋構造 2 埋込みボルト 3 継ぎ筋 4 メッシュ筋 11 主基礎 11a 外側面 12 凹所 12a 底部 21 付設コンクリート体 22 芯部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主基礎の外側面に開口した凹所内部にお
    いてねじ部を凹所の底部から水平方向に臨ませた埋込み
    ボルトと、この埋込みボルトに接続された継ぎ筋と、こ
    の継ぎ筋に結合されたメッシュ筋と、からなり、これら
    の継ぎ筋およびメッシュ筋によって主基礎の凹所に一部
    充填された付設コンクリート体の芯部材を形成すること
    を特徴とする付設コンクリート体の配筋構造。
JP1992074125U 1992-10-23 1992-10-23 付設コンクリート体の配筋構造 Expired - Fee Related JP2567482Y2 (ja)

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JPH0637444U JPH0637444U (ja) 1994-05-20
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JPH0464368A (ja) * 1990-07-04 1992-02-28 Bsd Medical Corp 電磁放射線アプリケータ装置

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