JP2536207Y2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2536207Y2
JP2536207Y2 JP1988021169U JP2116988U JP2536207Y2 JP 2536207 Y2 JP2536207 Y2 JP 2536207Y2 JP 1988021169 U JP1988021169 U JP 1988021169U JP 2116988 U JP2116988 U JP 2116988U JP 2536207 Y2 JP2536207 Y2 JP 2536207Y2
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temperature
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fixing roller
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温 荒井
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、電子写真装置、ファクシミリ、レーザプリ
ンタなどの静電記録装置の定着装置に関する。
従来の技術 静電記録装置の未定着トナー像の定着装置としては、
一般に、加熱手段を有する定着ローラとこれに圧接する
加圧ローラとのニップ部に未定着トナー像を担持する転
写紙を通紙して、トナー像を転写紙面に融着するように
した熱ローラ定着装置が採用されている。
このような定着装置では従来、複写機の立ち上がり時
に、定着ローラを加熱すると共に定着装置などをプレ回
転させることにより、定着装置内、特に加圧ローラの温
度を上げ、熱的に安定した状態に持ってゆく方法が採用
されている。しかし、この方法では機械をプレ回転させ
る時間が必要となり、複写可能になるまでのウォームア
ップ時間が実質的に長くなる。
又、加圧ローラにも加熱手段を設け、立ち上がり時に
定着ローラ及び加圧ローラの両方の加熱手段を点灯さ
せ、ウォームアップを行う機械がある。この場合には、
定着ローラの温度が所定の温度になればウォームアップ
終了になるが、加圧ローラの加熱手段も点灯するため、
複写機全体への電力供給量の制限から、定着ローラへの
供給電力が少なくなり、ウォームアップ時間が長くなる
問題がある。
目的 本考案は、従来技術に於ける上記問題点を解決し、複
写機のウォームアップ時間を長くすることなく効率的に
加圧ローラを加熱し、複写中の定着ローラの温度降下を
低減させた良好な定着装置を提供することを目的とす
る。
構成 本考案は、上記目的を達成するために、 (1)加熱手段を備えた定着ローラと、加熱手段を備え
前記定着ローラに圧接される加圧ローラとを有する複写
装置の定着装置において、 前記定着ローラ加熱手段の定格消費電力と前記加圧ロ
ーラ加熱手段の定格消費電力の和が、非複写動作時に定
着装置へ供給可能な最大電力より大きく、複写動作時は
前記加圧ローラ加熱手段への通電は停止し、非複写動作
時は、前記定着ローラの加熱手段は所定の温度範囲でオ
ン/オフ制御され、前記加圧ローラの加熱手段は、前記
定着ローラの加熱手段がオフのときにオンになるように
制御する制御手段を有することを特徴とし、 (2)上記(1)に加えて、前記加圧ローラの表面温度
を検出する温度検出手段を設け、該温度検出手段の検出
結果に基づいて、加圧ローラの温度が所定の温度を越え
ないように、前記加圧ローラ加熱手段への通電を制御す
ることを特徴とする。
以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図は本考案を適用することが出来る定着装置の1
例を示す。定着ローラ1には加熱手段である2本のヒー
タ3−1、3−2が内蔵されている。但し、ヒータは2
本に限られるものではなく、例えば1本又は3本であっ
ても本考案を適用することが出来る。定着ローラ1には
サーミスタ5が接触して表面温度を検知している。
加圧ローラ2にも加熱手段であるヒータ6−1が内蔵
されている。但し、ヒータ6−1は、第2図に示す如
く、加圧ローラ2の外周上の一定範囲に外表面と一定の
距離を隔てて、外表面から加圧ローラ2を加熱する面状
ヒータ6−2であってもよく、この場合にも本考案を適
用することが出来る。
加圧ローラ2は、図示しない加圧手段により定着ロー
ラ1の方向に加圧され、定着ローラ1に圧接している。
そして、加熱された定着ローラ1及び加圧ローラ2はそ
れぞれ矢印方向に回転し、両ローラのニップ部(圧接
部)に未定着トナー像を担持した転写紙4が通され、加
熱定着が行われる。
次に定着ローラ1のヒータ3−1、3−2及び加圧ロ
ーラ2のヒータ6のオン/オフ制御方法について説明す
る。複写機のメインスイッチ投入後、ヒータ3−1、3
−2は通電され、定着ローラ1が加熱される。そして、
その温度が所定の温度T1になると複写機はコピー可能な
状態になり、同時にヒータ3−1、3−2はオフにな
る。その後定着ローラ1の温度は徐々に低下していく
が、T2に達すると再びヒータ3−1、3−2がオンにな
り、定着ローラ1の温度をT1まで上昇させる。このよう
なくり返しで定着ローラ1は温度T1からT2の範囲でコン
トロールされている状態になる。
一方、加圧ローラ2は、定着ローラ1と圧接している
ため、ニップ部から伝導により熱を受けているが、ニッ
プ部は小さいため、ローラ全体の温度は余り上昇しな
い。そこで本考案では、定着ローラ1の温度がT1からT2
の間でヒータ3−1、3−2がオフになっているときに
ヒータ6をオンにする。つまり、この間はヒータ3−
1、3−2が共にオフになっているので電力に余裕が生
ずるからである。この結果、加圧ローラ2は温度が上昇
していく。但し、この間にヒータ3−1、3−2がオン
になるとヒータ6はオフになる。
加圧ローラのヒータ6をこのように制御することによ
り、定着ローラのヒータ3−1、3−2に表示部その他
で必要とされる電力を除いて、複写機が非作動時(待機
時)に与えることが出来るほぼ最大の電力を供給するこ
とが出来、ウォームアップ時間を短縮し、早く複写可能
な状態を達成することが出来る。
加圧ローラ2の温度はこのようなオン/オフ制御によ
り上昇してゆくので、安全性の面から、この温度が一定
の温度以上に上がらないようにする必要がある。これに
対しては、請求項1の考案に於いては、特別の装置を設
けることなく、例えばヒータ6の容量を制限し供給電力
量を規制し、ヒータ6が常時点灯状態になっても、機内
で加圧ローラ2の温度が飽和に達し、加圧ローラ2の材
料の物性(例えばゴムの変形)などから定められる十分
安全な温度を越えることがないように構成する。従って
この場合には、第1図又は第2図に示すサーミスタ7は
設けられない。このようにすれば、何ら温度検知や温度
制御をする必要がないので、構成が簡単になりコストを
低減することが出来る。
一方、請求項2の考案に於いては、第1図に示す如
く、温度検知手段の一例であるサーミスタ7を設け、加
圧ローラ2が一定の温度を越えないように制御する。こ
の場合には、制御が多少複雑になり、請求項1の考案に
比べるとコスト高になる面はあるが、加圧ローラ2のヒ
ータ6の容量や供給電力を請求項1の考案のように規制
する必要がないので、複写機が立ち上がり後待機(暖
機)中に、早く加圧ローラの温度を上昇させ、機械の熱
的安定状態を早期に達成することが出来る。以上の如き
ヒータ3−1、3−2、6のオン/オフ制御タイミング
を、請求項1の考案については第3図に、請求項2の考
案については第5図に例示し、これらの場合の定着ロー
ラ1と加圧ローラ2の時間による温度変化の状態を、そ
れぞれ第4図及び第6図に例示する。第4図及び第6図
に示す如く、請求項2の考案では、請求項1の考案の場
合のような電力設定をしないので、一般に加圧ローラ2
の温度上昇率が大きくなり、早く熱的安定状態を達成す
ることが出来る。なお、第3図及び第5図は加圧ローラ
2が温度T3に達してからコピーをとった場合について示
しているが、T3以下の温度で複写することも当然可能で
ある。
次に、このように加圧ローラ2を温度の高い状態に維
持することによる効果について説明する。コピーが開始
されると定着ローラ1が回転し、転写紙4を通し未定着
トナー像を定着させるが、この時、定着ローラ1は転写
紙4によって熱を取られ、温度が降下していく。定着ロ
ーラ1の温度がT2以下になると、ヒータ3−2が点灯す
るが、持ち去られる熱の方が多いため、更に温度が下が
っていく。なお、コピー中にヒータ3−1及び6を点灯
しないのは、光学系のランプやモータに電力を供給しな
ければならないため、定着に使用しうる電力量に制限が
あるからである。定着ローラ1の温度がT4まで下がる
と、複写機は一旦コピーを中断して待機状態になり、ヒ
ータ3−1、3−2がオンになる。このようなコピー中
の定着ローラ1の温度降下は、加圧ローラ2の温度に影
響される。この状態を第7図に例示する。図から分かる
ように、加圧ローラ2の温度が高い程、即ち、T5、T6
T7の順に定着ローラ1の温度がT4まで下がる時間が長く
なっている。これは、加圧ローラ2の保有する熱量が有
効に作用するためであり、従って、本考案の如く加圧ロ
ーラ2の温度を高く維持することが出来れば、定着ロー
ラ1の温度がT4まで降下しコピー中断に至るまでの時間
が長くなり、複写作業の能率が向上する。この場合、請
求項2の考案の如く、加圧ローラ2の温度を所定の温度
を越えないように制御する時には、この温度を最も高い
温度に設定することが出来るので、上記の効果はより大
きくなる。
効果 以上の如く、本考案によれば、立ち上がり時に定着ロ
ーラに最大の電力を供給できるので、最小時間で複写可
能になり、かつ、立ち上がり後効率的に加圧ローラを加
熱することにより、早く熱的安定状態を達成し、コピー
中断時間を低減することができ、又、定着ローラが所定
の温度以下になると複写速度を低下させる如き機械にあ
っては、速度低下を減少させることができる。
又、上記に加え、請求項2の考案においては、より早
く熱的安定状態を実現し、かつ、コピー中断時間を最小
限に留めることができるなどの効果が生ずる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図及び第2図は定着
装置の断面図、第3図及び第5図は定着ローラ及び加圧
ローラの各ヒータのオン/オフのタイミング図、第4図
及び第6図は定着ローラ及び加圧ローラの温度変化の曲
線図、第7図は定着ローラの温度降下の曲線図である。 1……定着ローラ 2……加圧ローラ 3−1、3−2……ヒータ(定着ローラの加熱手段) 6−1、6−2……ヒータ(加圧ローラの加熱手段)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱手段を備えた定着ローラと、加熱手段
    を備え前記定着ローラに圧接される加圧ローラとを有す
    る複写装置の定着装置に於いて、 前記定着ローラ加熱手段の定格消費電力と前記加圧ロー
    ラ加熱手段の定格消費電力の和が、非複写動作時に定着
    装置へ供給可能な最大電力より大きく、 複写動作時は前記加圧ローラ加熱手段への通電は停止
    し、 非複写動作時は、前記定着ローラの加熱手段は所定の温
    度範囲でオン/オフ制御され、前記加圧ローラの加熱手
    段は、前記定着ローラの加熱手段がオフのときにオンに
    なるように制御する制御手段を有することを特徴とする
    定着装置。
  2. 【請求項2】前記加圧ローラの表面温度を検出する温度
    検出手段を設け、該温度検出手段の検出結果に基づい
    て、加圧ローラの温度が所定の温度を越えないように、
    前記加圧ローラ加熱手段への通電を制御することを特徴
    とする請求項1に記載の定着装置。
JP1988021169U 1988-02-22 1988-02-22 定着装置 Expired - Lifetime JP2536207Y2 (ja)

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