JP2535328B2 - 後2輪車両のスイングア−ム - Google Patents

後2輪車両のスイングア−ム

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JP2535328B2
JP2535328B2 JP61043243A JP4324386A JP2535328B2 JP 2535328 B2 JP2535328 B2 JP 2535328B2 JP 61043243 A JP61043243 A JP 61043243A JP 4324386 A JP4324386 A JP 4324386A JP 2535328 B2 JP2535328 B2 JP 2535328B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、左右の後輪を一体に緩衝懸架する後2輪
車両のスイングアームに関する。
(従来の技術) 左右一対の後輪を持つ小型の3輪車、4輪車では、そ
の後輪がスイングアームによって一体に懸架されるもの
がある。
第3図はその一例として不整地走行用4輪車を示すも
ので、操舵できる一対の前輪1とスイングアーム3によ
って懸架される一対の後輪2を履き、車体4中央に搭載
されたエンジン5により後輪2を駆動して走行する。6
は燃料タンク、7は騎乗型シートを示す。
スイングアーム3は、左右一対のアーム部8を並べて
構成され、それぞれの前端のピボット部9にピボット軸
10を通して車体4の後下部に軸支される。
スイングアーム3の後端部に後輪支持部11が設けら
れ、この後輪支持部11に後輪を支持する軸受ハウジング
12が取り付けられ、一体に結合されている。軸受ハウジ
ング12は左右端に後輪2を固定したリヤアクスル13を軸
支する。スイングアーム3の適所には緩衝ユニット14が
弾装され、後輪2は安定的に一体になって緩衝懸架され
る。15はリヤアクスル13に固定したドリブンスプロケッ
トギアで、エンジン出力軸に固定されたドライブスプロ
ケットギア16からチェーン17を介して駆動される。
以上のようにスイングアーム3は、2本のアーム部
8、2個のピボット部9、後輪支持部11に大別され、各
部はそれぞれ機能上の要求に従って形状、強度、剛性が
設定され、おのずからその製作手段が分かれるものとな
る。
例えばアーム部8は板金製、ピボット部9は鍛造、後
輪支持部は鋳造が適応される。これらの別部品を溶着し
て一体に組立てるのであるが、部品点数が多いので溶接
個所が多くなり、形状が不統一なため溶接個所が複雑
で、特に左右のアームが後方へ収劔するものではその傾
向が強く、また、アーム部8では、長尺物を得るために
は他部品取着用のブラケット類や左右をつなぐブリッジ
類の溶着を含め、溶接ラインが長くなる場合が多く、熱
歪みが発生しやすく均一な品質を得ることがむつかしい
という問題があり、総体的にスイングアームの生産性、
精度、剛性を低いものとする要素を多分に持つものであ
った。
(発明が解決しようとする問題点) 以上の通り、従来のスイングアームでは、部品点数が
多く、形状が単純でないので、溶接個所が多くなり、ま
た溶接しにくい傾向があり、生産性、精度が低く、剛
性、信頼性に不安が残るという問題があった。
そこで、この発明は上記の問題点を解消するもので、
アーム部、ピボット部、後輪の支持部の形状を単純化し
て、接続しやすくすると共に溶接個所の短縮化により生
産性、精度、剛性、信頼性が高くできる後2輪車両のス
イングアームを提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) この発明に係る後2輪車両のスイングアームでは、フ
レームにピボット軸により回動自在に軸支されるピボッ
ト部と、上記ピボット軸に直交する方向に配置され、両
側をパイプ形状に、中間接続部を平板形状とした閉断面
構造の引き抜き成形材から成るアーム部と、上記アーム
部に直交する方向に配置された矩形の角パイプ状断面の
引き抜き成形材からなる後輪支持部とを突き合せで互い
に接合する一方、前記後輪支持部に摺動可能に収容され
たリヤアクスル軸受ハウジングを締着ボルトナットで上
下方向に締付け、上記軸受ハウジングより後輪支持部の
後壁を貫いて延びるスタッドボルトに調整ナットおよび
ロックナットを螺合させたものである。
(作用) アーム部および後輪支持部が引き抜き成形材を所定の
長さにカットするだけで極めて簡単に得られ、形状が単
純なので平面による突き合せで接合でき、溶着作業が容
易であり、アーム部先端にピボット部を接続する2ヶ所
だけの溶着個所で、スイングアームの基本形が形成され
る。ピボット部を左右一体形にすれば、なお簡略化され
る。引き抜き成形材であるから精度が高く、熱歪みがな
いので剛性、信頼性が大巾に向上したものとして提供さ
れる。
また、後輪支持部は引き抜き成形材で矩形断面形状に
形成され、リヤアクスル軸受ハウジングをスライド可能
に収容してボルトナットで上下方向に締め付け、上記軸
受ハウジングより後輪支持部の後壁を貫して延びるスタ
ッドボルトに調整ナットおよびロックナットを螺合させ
たもので、調整ナットにより軸受ハウジングひいてはリ
ヤアクスルを前後方向に平行移動で調整可能で、上下方
向のずれがないので前後方向の調整作業が円滑かつスム
ーズに行なわれる。調整ナットを回して軸受ハウジング
の後方に変位させてチェーンの緊張状態を適度に調整し
た上で、ロックナットを緊締し、さらに締着ナットを締
めることにより、軸受ハウジングを後輪支持部に強固に
しかもスライド可能に固定させることができ、チェーン
の緊張状態の調整作業を簡単かつ容易に行なうことがで
きる等の効果を奏する。
(実施例) 以下この発明の実施例を図に就いて詳しく説明する。
スイングアーム20は、アーム部21、前端のピボット部
22、後輪の後輪支持部23により構成される。
アーム部21は引き抜き成形材を適当長さにカットした
もので、第2図断面部Sで示すように、両側に角パイプ
形状24を配し、両角パイプ形状24の間を上下の平板形状
25で接続した閉断面構造をなす。平板形状25の前端部は
切り取って窓26をあけ、この部分の角パイプ形状24にピ
ボット軸筒27が横方向に貫通して溶着される。ピボット
軸筒27は緩衝ユニットの下端部を軸合する支軸28を支持
するためのものである。窓26によって開口した平板形状
25の間には、必要に応じ塞板29が被着される。30は角パ
イプ形状24上面に突設したトルクリンク接続用ブラケッ
トである。
ピボット部22は例えば鍛造または鋳造等により成形さ
れ、左右一体型になっている。後面は平板に形成され、
上記アーム部21の前端面と接合して溶着される。フレー
ム31に締着されたピボット軸32を軸支する軸孔33は、加
工しやすいように左右分離している。34はブッシュ、35
はローラベアリングを示す。
後輪支持部23は、角パイプ状断面の引き抜き成形材を
適当長さにカットしたもので、横向きにしてアーム部21
の後端に溶着される。両側が開放された形状になり、こ
の中にリヤアクスル36を軸支した軸受ハウジング37を収
める。軸受ハウジング37は平板は上下面を持つ角形でそ
の上下面が後輪支持部23の上下面に摺動可能に収まるよ
うに設定される。
また後輪支持部23の上下板には、上下同一の位置に複
数個の前後方向の長孔38があき、この長孔38にボルト39
が挿通され、ボルト下端に締着ナット40が螺合される。
このボルト39は軸受ハウジング37に設けたボルト挿通孔
41に同時に挿通される。
さらに軸受ハウジング37には後方へ延びるスタッドボ
ルト42が植設され、スタッドボルト42の後端は後輪支持
部23の後板を貫通して後方へ突出し、調整ナット43およ
びロックナット44が外部から螺合される。調整ナット43
を回わすことにより軸受ハウジング37が後方へ変位し、
リヤアクスル36上のドリブンスプロケットギア45に懸架
したチェーン46が緊張する。適度の緊張に調整したとこ
ろで、ロックナット44を緊締し、さらに締着ナット40を
締めて軸受ハウジング37を後輪支持部23に強固に定着さ
せる。
上記の構成によれば、部品点数は、アーム部21、ピボ
ット部22、後輪支持部23の3つであり、主な溶接個所は
2ヶ所で済み、また平板面を突き合せて接合するので、
溶接作業がしやすく、精度がよい。
〔発明の効果〕
以上の通りこの発明の後2輪車両のスイングアーム
は、フレームにピボット軸により回動自在に軸支される
ピボット部と、上記ピボット軸に直交する方向に配置さ
れ、両側をパイプ形状に、中間接続部を平板形状とした
閉断面構造の引き抜き成形材から成るアーム部と、上記
アーム部に直交する方向に配置された矩形の角パイプ状
断面の引き抜き成形材から成る後輪支持部とを突き合せ
で互いに接合したもので、各部の形状が単純化され、ま
た接合のための溶接個所が短縮化されて接続しやすく、
生産性、精度を向上できると共に、剛性が高くなって耐
久性、信頼性が増し、これを用いた後2輪車両の走行
性、安全性の保持に寄与することができる。
また、後輪支持部は引き抜き成形材で矩形断面形状に
形成され、リヤアクスル軸受ハウジングをスライド可能
に収容してボルトナットで上下方向に締め付け、上記軸
受ハウジングより後輪支持部の後壁を貫いて延びるスタ
ッドボルトに調整ナットおよびロックナットを螺合させ
たもので、調整ナットにより軸受ハウジングひいてはリ
ヤアクスルを前後方向に平行移動で調整可能で、上下方
向のずれがないので前後方向の調整作業が円滑かつスム
ーズに行なわれる。調整ナットを回して軸受ハウジング
の後方に変位させてチェーンの緊張状態を適度に調整し
た上で、ロックナットを緊締し、さらに締着ナットを締
めることにより、軸受ハウジングを後輪支持部に強固に
しかもスライド可能に固定させることができ、チェーン
の緊張状態の調整作業を簡単かつ容易に行なうことがで
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例になるスイングアームの側面
図、第2図は同一部切欠いて示した平面図、第3図は従
来のスイングアームを例示した不整地走行用4輪車の側
面図である。 20……スイングアーム、21……アーム部、22……ピボッ
ト部、23……後輪支持部、32……ピボット軸、36……リ
ヤアクスル、37……軸受ハウジング。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームにピボット軸により回動自在に軸
    支されるピボット部と、上記ピボット軸に直交する方向
    に配置され、両側をパイプ形状に、中間接続部を平板形
    状とした閉断面構造の引き抜き成形材から成るアーム部
    と、上記アーム部に直交する方向に配置された矩形の角
    パイプ状断面の引き抜き成形材からなる後輪支持部とを
    突き合せで互いに接合する一方、前記後輪支持部に摺動
    可能に収容されたリヤアクスル軸受ハウジングを締着ボ
    ルトナットで上下方向に締付け、上記軸受ハウジングよ
    り後輪支持部の後壁を貫いて延びるスタッドボルトに調
    整ナットおよびロックナットを螺合させたことを特徴と
    する後2輪車両のスイングアーム。
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JPS6033841A (ja) * 1983-08-02 1985-02-21 Tokai Rika Co Ltd シャフトの加工方法
JPS60162519A (ja) * 1984-02-01 1985-08-24 ゴスダルストウエンヌイ、ナウチノ−イスレドワ−チエルスキ−、プロエクトヌイ、イ、コンストルクトルスキ−、インスチツ−ト、スプラホフ、イ、オブラボトキ、ツベトヌイフ、メタロフ、“ギプロツベトメトオブラボトカ” 製品の対抗引抜方法および引抜ミル

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