JP2535279B2 - フォト検出装置 - Google Patents

フォト検出装置

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JP2535279B2
JP2535279B2 JP2173392A JP2173392A JP2535279B2 JP 2535279 B2 JP2535279 B2 JP 2535279B2 JP 2173392 A JP2173392 A JP 2173392A JP 2173392 A JP2173392 A JP 2173392A JP 2535279 B2 JP2535279 B2 JP 2535279B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォトセンサを用いた
フォト検出装置に係り、特に、フォトセンサの劣化を防
止することができるとともに、フォトセンサの出力特性
からくる読み取り精度の低下を防止できるものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、プリンタにおいては、用紙を検
出するために、フォトセンサを用いた用紙検出器が使用
されている。その構成を図7を参照して説明する。図7
は、プリンタの構成をその紙送り機構を中心にして示す
図であり、まず、プッシュトラクタ101が配置されて
いて、このプッシュトラクタ101によって用紙103
を送り出す。上記プッシュトラクタ101は、駆動プー
リ105と、従動プーリ107と、これら駆動プーリ1
05及び従動プーリ107に巻回されたベルト109と
から構成されている。上記ベルト109には、複数個の
ピン111が所定のピッチで取付けられている。又、上
記駆動プーリ105には図示しないステッピングモータ
から回転力が伝達されるようになっている。又、上記用
紙103は、所定長さの紙をミシン目を介してつなげる
とともに折り畳んだ連続紙であり、その両側部には上記
ピン111が嵌合する孔が所定のピッチで形成されてい
る。
【0003】一方、用紙103の送り方向には、プラテ
ン113が配置されている。このプラテン113は上記
プッシュトラクタ101と同期駆動される。上記プラテ
ン113の図中上方にはベイルローラ115が対向配置
されている。このベイルローラ115によって用紙10
3をプラテン113に圧接させる。又、プラテン113
の図中下方にはペーパーシュート117が設置されてい
る。このペーパーシュート117の反プラテン113側
には、ピンチローラ119、121が設置されている。
プラテン113の図中右側には、キャリッジ123が配
置されていて、このキャリッジ123には印字ヘッド1
25が搭載されているとともに、カードホルダ127が
取付けられている。
【0004】上記構成によると、プッシュトラクタ10
1によって送り出された用紙103は、プラテン113
とペーパーシュート117との間を通り、プラテン11
3に巻きついていく。それとともに、ベイルローラ11
5によってプラテン113に圧接される。その状態で、
印字ヘッド125によって所定の印字が施されていくも
のである。
【0005】上記構成のプリンタには、用紙検出器12
9が設置されていて、この用紙検出器129によって送
られてくる用紙103を検出する。この用紙検出器12
9は、フォトセンサを用いたものであり、ペーパーシュ
ート117の対応位置には開口部131が形成されてい
る。
【0006】上記用紙検出器129は、反射型フォトセ
ンサから構成されたものであり、用紙103の紙面から
の反射光を感知することにより、用紙103の先端や有
無を検出する。すなわち、図8及び図9に示すように、
用紙検出器129は、基板133上において、一方に設
置された発光素子としてのLED(発光ダイオード)1
35と、隣接する他方に設置された受光素子としてのフ
ォトトランジスタ137とから構成されている。そし
て、LED135より出力された光が用紙103に衝突
して反射して、フォトトランジスタ137に受光され
る。その際の受光状態から用紙103の有無を検出する
ものである。尚、図9は用紙検出器129の構成を回路
的に示した回路図である。又、図8及び図9において、
符号(1) 、(2) 、(3) 、(4) は端子を示している。
【0007】又、上記用紙検出器129の制御である
が、これは、例えば、プリンタのロジック電源に直結さ
れているため、電源スイッチをオンすることにより、用
紙検出器129のLED135に電流が流れ、プリンタ
の電源をオフとするまで常時LED135は点灯してい
る。そして、フォトトランジスタ137側からの出力
を、プリンタの制御プログラムの動作によって読み取
り、用紙103の有無の判定や用紙103の端の検出が
行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。すなわち、用紙検出器12
9のLED135にはプリンタの電源がオンされてから
オフされるまで、連続的に電流が流れることになり、そ
の為、LED135が長期の機器の使用により劣化して
しまうという問題があった。ここに、LED135が劣
化するというのは、寿命によって発光できなくなるとい
うレベルのものではなく、プリンタの制御部側の判別値
との対応が崩れてしまうようなことを意味する。すなわ
ち、制御部においては、用紙検出器129からの出力信
号をA/D変換して、そのA/D変換値によって判別す
るようにしている。その際、用紙検出器129からの出
力信号とA/D変換値とは所定の対応関係にある必要が
あり、それが、LED135の劣化によって崩れてしま
い、その結果、用紙103が有るにも係わらず「用紙無
し」と判別してしまうようなことが発生してしまうもの
である。又、フォトセンサは一般的に同一型式の部品で
あっても個体間の特性バラツキが大きく、プリンタ等に
使用する際にもランク指定等の措置を取って使用してい
るものだが、これはフォトセンサを特性別に選別を行な
う必要があり、コストアップの要因となっている。それ
でもひとつのランク内の上限のものと下限のものを一定
の回路で正常に動作させるには厳しいものがあり、特に
LED135の発光特性が経時変化等により低下してく
るとランク境界のものは誤動作しやすくなる。したがっ
て、LED135の特性劣化はA/D変換によって読み
取りを行なう方式においてばかりでなく、特定の回路で
二値化するような場合においても同様に重要な問題であ
る。
【0009】そこで、上記問題点を解決するために次の
ような手段が考えられている。すなわち、プリンタの電
源がオンされると同時にLED135をオンさせるので
はなく、センサ出力を読み取るときにLED135をオ
ンさせるというものである。それによって、LED13
5が不必要に点灯されているという状態を少なくして、
その劣化を防止しようとするものである。
【0010】しかしながら、上記のような構成を採用し
た場合には、新たに別の問題が発生してしまうことにな
る。すなわち、センサ出力電圧が発光量と被検出物とし
ての用紙103に見合う値に安定するまでには遅れ時間
がある。これは、LED135の立ち上がり特性、及び
付随する制御回路の立ち上がり特性、フォトトランジス
タ137の立ち上がり特性等に起因するものである。
又、その遅れ時間はフォトセンサ129の種類やは回路
構成等によって異なるが、通常、数μ秒から数十μ秒と
いったものである。一方、プログラムの実行は、1μ秒
以下の間隔で進むために、LED135を点灯させた後
次のステップでフォトトランジスタ137の出力状態を
読み取ろうとすると、LED135の発光が不完全なた
めに正しい読み取りが行えないことがある。それによっ
て、例えば、用紙103がプリンタ内に供給されている
にもかかわらずそれを検出することができず、そのため
印字動作を行うことができなかったり、プリンタが認識
する用紙103の先端検出位置が実際の位置とは違って
しまい、正確な用紙頭出し制御ができなかったり、とい
った不具合が発生してしまうことになる。
【0011】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、発光素子の劣化を防止
して長期にわたって安定した検出を行うことを可能とす
るとともに、フォトセンサの遅れ時間特性に起因した検
出精度の低下を防止することが可能なフォト検出装置を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明によるフォト検出装置は、発光素子及び受光素
子からなり任意の被検出対象を検出するフォトセンサ
と、プログラム動作により上記発光素子を少なくとも発
光出力が異なる第1発光状態と第2発光状態との間で任
意に切換える切換手段と、上記受光素子の出力信号をし
きい値によって二値信号出力に変換する変換手段か、も
しくはデジタル値に変換する変換手段と、プログラム動
作によって上記変換手段の出力を読み取り被検出対象の
判定を行う判定手段と、上記判定手段による変換手段の
出力読み取りに先立って切換手段により発光素子の発光
状態を切換える制御手段と、を具備してなるフォト検出
装置において、上記制御手段によって発光素子の発光状
態を切換えた後変換手段による出力読み取りを所定の禁
止時間だけ禁止する禁止手段を設けたことを特徴とする
ものである。
【0013】
【作用】まず、発光素子は切換手段によって少なくとも
発光状態が異なる第1発光状態と第2発光状態との間で
任意に切換えられるようになっている。この中には、例
えば最も簡単なケースとして、第1発光状態がオフの状
態で第2発光状態がオンの状態の場合が考えられる。
又、第1発光状態と第2発光状態の両方ともオンの状態
であって、それぞれ発光レベルが異なる場合が考えられ
る。さらに、第1発光状態と第2発光状態だけでなく、
3個以上の異なるレベルの発光状態を切換えるような場
合も考えられる。
【0014】そして、変換手段にる出力読み取りに先立
って制御手段により切換手段を介して発光素子の発光状
態を切換えることになるが、その際、切換えると同時に
変換手段による出力読み取りを行うのではなく、禁止手
段によって所定の禁止時間だけ読み取りを禁止し、その
後、変換手段による出力読み取りを許容するものであ
る。これは、発光素子の発光状態を切換えた場合にその
発光状態が安定するまでの遅れ時間を考慮したものであ
る。よって、切換えた後発光状態が安定した状態で出力
を読み取ることが可能となり、検出精度を向上させるこ
とが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、図1乃至図3を参照して本発明の第1
実施例を説明する。この実施例は、本発明をプリンタの
用紙検出器に適用したものである。図1に示すように、
まず、フォトセンサ1があり、このフォトセンサ1は、
発光素子としてのLED3と、受光素子としてのフォト
トランジスタ5とから構成されている。上記LED3よ
り出力された光が用紙7に衝突して反射し、フォトトラ
ンジスタ5によって受光される。その受光状態から用紙
7の先端或いは有無を検出する。
【0016】上記LED3は、切換手段としてのトラン
ジスタ9によって電流制御されるようになっている。こ
のトランジスタ9には+5V電源が接続されている。
又、フォトトランジスタ5には抵抗10を介して上記+
5V電源が接続されている。又、フォトトランジスタ5
の出力すなわちセンサ出力は、変換手段としてのA/D
変換器11によってA/D変換されて、判別手段及び制
御手段としてのマイクロプロセッサユニット(以下、M
PUという)13に入力される。上記MPU13には、
水晶発信器15よりクロック信号が入力するようになっ
ている。又、MPU13には禁止手段としてのタイマー
17が接続されていて、このタイマー17は上記水晶発
信器15より出力されるクロック信号に基づいて任意の
時間を発生する。尚、トランジスタ9のベース端子は、
抵抗12を介してMPU13の出力端子に接続されてい
る。
【0017】本実施例の場合には、まず、フォトセンサ
1のLED3を常時発光させておくのではなく、センサ
出力を読み取るときだけ発光させるものである。すなわ
ち、MPU13によって予め入力されているプログラム
に基づいてトランジスタ9を制御して、図2に示すよう
に、LED3をオン/オフさせて(LED電流ifを流
したり遮断したりする)、センサ出力を読み取るときだ
けLED3をオンさせて発光させるようにしている。そ
れによって、LED3の劣化を防止しようとするもので
ある。尚、この実施例の場合には、LED3のオフの状
態が第1発光状態であり、LED3のオンの状態が第2
発光状態ということになる。
【0018】次に、本実施例の場合には、LED3のオ
ン・オフを制御するだけでなく、センサ出力の読み取り
のタイミングをLED3のオンのタイミングに対して所
定の禁止時間だけ禁止せるように制御している。すなわ
ち、図2に示すように、タイマー17によって所定の禁
止時間(td )を設定しておき、LED3のオンのタイ
ミングに対して、禁止時間(td )だけ遅らせたタイミ
ンクでセンサ出力の読み込みを開始する。
【0019】又、上記禁止時間(td )はMPU13に
よって適宜変更できるようになっており、タイマー17
としても書換え可能なものを使用している。但し、LE
D3をオンさせてからセンサ出力が安定するまでの遅れ
時間が正確に確認されていて変更の必要がないような場
合には、タイマー17として書換えできないものを使用
してもよい。又、タイマー17がスタートするタイミン
グは、MPU13より任意にかけられるように接続され
ており、又、タイマ17がスタートしてから所定の遅れ
時間(td )が経過したことをMPU13側で確認でき
るようになっている。
【0020】以上の構成を基に図2及び図3のフローチ
ャートを参照してその作用を説明する。尚、プリンタと
しての基本的作用は従来と同じであるのでここでは省略
する。又、説明に際して、従来例の説明で使用した図7
を参照するものとする。まず、当初はプリンタは停止状
態にあり、その状態で、使用者が用紙7(図7では符号
103で示している)を図に示すような状態でセットす
るとともに、用紙セットスイッチをオンにする。これが
「オートローデイング開始」(シーケンスa)である。
それによって、LED3がオンとなり(シーケンス
b)、タイマー17がスタートする(シーケンスc)。
【0021】タイマー17のスタートにより、「一定時
間経過しているか否かの判別が行われ(シーケンス
d)、一定時間が経過していない場合には繰り返しその
確認が行われる。そして、一定時間が経過した後タイマ
ー17が停止し(シーケンスe)、センサ出力の読み込
みが開始される(シーケンスf)。上記読み込んだ値を
基に用紙7の有無が判別される(シーケンスg)。この
時には、用紙7を紙送りするステッピングモータが起動
していないから、正常であれば紙無しとなる。そして、
紙無しを検知した後上記ステッピングモータが起動して
紙送りが開始される(シーケンスf’)。
【0022】以降、ステッピングモータによるステップ
のタイミングの度に、センサ出力の読み込み(シーケン
スg’)、用紙7の有無の判別(シーケンスh)が繰り
返し行われ、用紙7の先端が所定の位置まで紙送りされ
たか否かが判別される。最初の内は、用紙7の先端は所
定の位置まで到達していないので、紙無しと判別される
(図2中×印で示す)。そして、用紙7の先端が所定の
位置まで到達すると紙有りと判別される(図2中〇印で
示す)。
【0023】次に、用紙7を検出した後用紙7が所定量
だけ紙送りされたか否かの判別が行われる(シーケンス
i)。この判別は次のようにして行われる。すなわち、
用紙7の先端を検知した後、予め設定されている所定パ
ルス数(これは、例えば、RAMに記憶されている)を
取り込んでカウントを開始し、所定パルス数だけカウン
トすることにより、用紙7が所定量だけ紙送りされたも
のと判別する。そして、用紙7が所定量だけ紙送りされ
たことを確認した時点でステッピングモータを停止させ
(シーケンスj)、LED3をオフとし(シーケンス
k)、オートローデイングを終了する(シームンス
l)。これによって、用紙7の先端が印字ヘッド125
の正面位置を所定量だけ過ぎた場所にセットされたこと
になり、次の印字動作が開始されるまで待機することに
なる。
【0024】一方、用紙7が所定量だけ紙送りされたこ
とを確認できない場合には、センサ出力読み込み(シー
ケンスm)、用紙7の有無の判別(シーケンスn)とな
る。そして、用紙7が有ると判別された場合には、シー
ケンスiに戻り繰り返し確認が行われる。又、用紙7が
無いと判別された場合には、ステッピングモータが停止
され(シーケンスo)、LED3がオフされる(シーケ
ンスp)。この場合にはオートローディングが正常に行
われなかったことになる(シーケンスq)。又、シーケ
ンスgにおいて、用紙7が有ると判別された場合にも、
シーケンスp、qに移行し、その場合にもオートローデ
ィングが正常に行われなかったことになる(シーケンス
q)。
【0025】以上本実施例によると次のような効果を奏
することができる。まず、本実施例の場合には、プリン
タの電源をオンさせている場合に、LED3を常時オン
させておくのではなく、センサ出力を読み取る必要があ
る場合にオンさせるようにしている。なわち、図3のフ
ローチャートで説明すると、オートローディングを開始
する時点でLED3をオンさせ、オートローディングが
終了した時点でLED3をオフさせるようにしている。
これは、MPU13によって予め入力されているプログ
ラムに基づいてトランジスタ9を制御し、LED3をオ
ン・オフさせることにより実現される。よって、LED
3を常時オンさせている場合に比べてLED3の劣化を
防止することができ、長期にわたって精度の高い用紙検
出を行うことができる。
【0026】又、本実施例の場合には、センサ出力の読
み取りのタイミングを所定時間、すなわち、所定の禁止
時間(td )だけ遅らせるようにしている。この禁止時
間(td )は、LED3がオンしてからセンサ出力が充
分に安定するまでに必要な時間を考慮して設定されたも
のである。よって、センサ出力が安定した状態で読み取
ることができ、精度の高い検出を行うことができる。し
たがって、用紙7がプリンタ内に供給されているにもか
かわらずそれを検出することができず、そのため印字動
作を行うことができなかったり、プリンタが認識する用
紙7の先端検出位置が実際の位置とは違ってしまい、正
確な用紙頭出し制御ができなかったり、といった不具合
が発生することもない。
【0027】さらに、本実施例の場合には、図1からも
明らかなように、MPU13とタイマ17とにおいて、
共通の水晶発信器15を使用しているので、構成が簡略
化されるとともに、コストの低減を図ることができると
いう利点もある。
【0028】次に、図4乃至図6を参照して第2実施例
を説明する。この実施例は本発明をラベル検出装置(特
開平3−29733号公報に示すもの)に適用したもの
である。尚、上記ラベル検出装置は、高価な測定装置を
必要とすることなく、ラベル貼着部と非ラベル貼着部と
を判別するための基準値の設定を自動的に行うことがで
きるものである。まず、フォトセンサ21があり、この
フォトセンサ21は、発光素子としてのLED23と、
受光素子としてのフォトトランジスタ25とから構成さ
れている。LED23のアノード及びフォトトランジス
タ25のコレクタは+5V電源に接続されている。又、
カソード及びエミッタは電流切換回路26と抵抗27を
介して0V電位に接続されている。
【0029】上記電流切換回路26はI/Oポート29
に接続されており、最も電流が少ないレンジ1から最も
電流が大きいレンジ5までの5段階の電流切換機能を備
えている。そして、CPU31の制御によって、LED
23の電流を制御するものである。上記フォトトランジ
スタ25のエミッタは、増幅器33を介して比較器35
の+入力端子に接続されている。又、上記フォトトラン
ジスタ25のエミッタは、A/D変換器37を介して、
既に述べたI/Oポート29に接続されている。
【0030】フォトトランジスタ25のエミッタ側の出
力信号は、増幅器33によって増幅されて、A/D変換
器37によりA/D変換されて、I/Oポート29に入
力される。又、上記CPU31には、I/Oポート29
が接続されているとともに、電池39によってバックア
ップされたRAM41が接続されているとともに、動作
プログラムを記憶したROM43が接続されている。
又、上記CPU31には、水晶発信器45が接続されて
いるとともに、タイマー47が接続されている。
【0031】以上の構成を基に、図5のフローチャート
を参照して、その作用を説明する。まず、「ラベル非貼
着部検知時の出力信号を測定する」(シーケンスA)。
次に、「電流切換回路をレンジ1に設定する」(シーケ
ンスB)。この段階で、LED23の電流制御が行われ
ることになる。従来の場合には、この段階で特に遅れ時
間を考慮することなく、センサ出力を読み取ることにな
るが(シーケンスF)、本実施例の場合には、ここで遅
れ時間を考慮して所定の禁止時間を設定してあり、「タ
イマースタート」となる(シーケンスC)。そして、
「一定時間経過」のチェックが行われ(シーケンス
D)、タイマーストップ(シーケンスE)となり、そこ
で、始めてセンサ出力が読み込まれて(シーケンス
F)、「センサー出力信号4.0V以上か」の判別がな
される(シーケンスG)。
【0032】又、上記工程Gにおいて、センサー出力信
号が4.0V以下の場合には、「電流切換回路のレンジ
を1レンジ上げる」(シーケンスH)ことになるが、そ
のときにも、工程Cに戻って、センサ出力の読み取りを
所定の禁止時間をもって行うことになる。以下、電流切
換回路のレンジを変化させた場合には、必ず、禁止時間
をみてセンサ出力を読み取ることになる。これを模式的
なタイミング図で示すと、図6に示すようになる。すな
わち、電流切換回路のレンジを変化させることにより、
LED23の電流が変化する場合には、その都度、禁止
時間(td1 )、(td2 )を設定してそれら禁止時間(td
1 )、(td2 )が経過した後にセンサ出力を読み込むも
のである。
【0033】以下、工程Gで、センサー出力信号が4.
0V以上の場合には、「この時の光センサ出力信号(X
1 )をRAMに記憶する」(シーケンスI)、「ラベル
貼着部検知時の出力信号を測定する」(シーケンス
J)、「このときの光センサー出力信号(X2 )をRA
Mに記憶する」(シーケンスK)、「計算式Th =(X
1 +X2 )/2に基づき基準値を算出しRAMに記憶す
る」(シーケンスL)を経て終了することになる。
【0034】したがって、この実施例の場合にも、電流
制御回路25によって、LED23の電流値を変更する
度に、センサ出力の読み込みのタイミングを所定の禁止
時間だけ遅らせるようにしているので、精度の高い検出
を行うことができ、結局、基準値(Th )を正確に算出
することになる。
【0035】尚、本発明は前記各実施例に限定されたも
のではない。前記各実施例の場合には、本発明をプリン
タの用紙検出器に適用した場合、ラベル検出装置に適用
した場合を例にとって説明したが、それに限定されず、
紙厚検出装置等に適用しても同様の効果を奏することが
でき、要はフォトセンサを使用して任意の非検出対象を
検出しようとする各種検出装置に同様に適用できるもの
である。又、タイマーであるが、前記各実施例を説明す
るために使用した図では、別途電子部品としてタイマー
を設置したものとし示してあるが、これをソフトウェア
によって実現させるようにしてもよい。つまり、予め所
定時間だけ遅らせるようにプログラムを組んでおけばよ
いものである。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によるフォト
検出装置によると、発光素子の劣化を防止して長期にわ
たって安定した検出を可能にすることができることはも
とより、受光素子からのセンサ出力が安定した時点で読
み取ることができるので、精度の高い検出を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図で、プリンタの用
紙検出装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す図で、LEDのオン
・オフのタイミング、センサ出力電圧特性、A/D変換
器の読み込みタイミング等を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す図で、オートローデ
ィングの工程を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施例を示す図で、ラベル検出装
置の構成を示す図である。発光LEDのオン・オフのタ
イミング、センサ出力電圧特性、A/D変換器の読み込
みタイミングを示す図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す図で、ラベル検出工
程を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例を示す図で、発光LEDの
オン・オフのタイミング、センサ出力電圧特性、A/D
変換器の読み込みタイミング等を示す図である。
【図7】プリンタの給紙機構を中心にした部分の構成を
示す図である。
【図8】フォトセンサの原理を示す断面図である。
【図9】フォトセンサの構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 フォトセンサ 3 LED(発光素子) 5 フォトトランジスタ(受光素子) 7 用紙(被検出対象) 9 トランジスタ(切換手段) 11 A/D変換器(変換手段) 13 MPU(判別手段、制御手段) 17 タイマー(禁止手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子及び受光素子からなり任意の被
    検出対象を検出するフォトセンサと、プログラム動作に
    より上記発光素子を少なくとも発光出力が異なる第1発
    光状態と第2発光状態との間で任意に切換える切換手段
    と、上記受光素子の出力信号をしきい値によって二値信
    号出力に変換する変換手段か、もしくはデジタル値に変
    換する変換手段と、プログラム動作によって上記変換手
    段の出力を読み取り被検出対象の判定を行う判定手段
    と、上記判定手段による変換手段の出力読み取りに先立
    って切換手段により発光素子の発光状態を切換える制御
    手段と、を具備してなるフォト検出装置において、上記
    制御手段によって発光素子の発光状態を切換えた後変換
    手段による出力読み取りを所定の禁止時間だけ禁止する
    禁止手段を設けたことを特徴とするフォト検出装置。
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