JP3105787B2 - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ

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JP3105787B2
JP3105787B2 JP08181418A JP18141896A JP3105787B2 JP 3105787 B2 JP3105787 B2 JP 3105787B2 JP 08181418 A JP08181418 A JP 08181418A JP 18141896 A JP18141896 A JP 18141896A JP 3105787 B2 JP3105787 B2 JP 3105787B2
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正樹 平野
実 坂口
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Nagano Japan Radio Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定サイズにカッ
トされた台紙やロール状の台紙に剥離可能に付着された
ラベルに所定の情報を印刷するラベルプリンタに関する
ものであり、詳しくは、枚葉ラベル紙に所定の情報を印
刷するのに適したラベルプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】台紙に付着されたラベルに所定の情報を
印刷するラベルプリンタとして、1枚の枚葉ラベル紙に
付着されているラベルの数や位置および印刷内容などの
印刷情報を外部装置から入力し、これらの情報に基づい
て印刷するタイプのもの(以下、「前者のラベルプリン
タ」という)が従来から知られている。このラベルプリ
ンタは、台紙上のラベルの位置を検出すると共に外部装
置からの印刷情報に基づいて印刷のための各種制御を行
うCPUと、枚葉ラベル紙に光を照射する発光素子およ
び枚葉ラベル紙を透過した光を受光して検出電圧を出力
する受光素子から構成されている透過型のフォトセンサ
と、検出電圧と基準電圧とを比較するコンパレータとを
備えている。
【0003】このラベルプリンタでは、CPUが、搬送
用モータを駆動することによって枚葉ラベル紙を移動さ
せると共に、発光素子に対して照射光を照射させる。一
方、受光素子は、枚葉ラベル紙を透過した照射光を受光
すると共に受光した光量に応じた検出電圧をコンパレー
タ2の負入力端子に出力する。次いで、コンパレータ
が、正入力端子に入力されている基準電圧と検出電圧と
を比較し、比較結果である判別信号をCPUに出力す
る。この場合、基準電圧は、台紙を透過する光量に対応
する電圧値とラベルを透過する光量に対応する電圧値と
のほぼ中心近辺に設定されており、コンパレータは、検
出電圧が基準電圧よりも低いときには、ハイレベル信号
である判別信号をCPUに出力する。これにより、CP
Uは、判別信号が入力された時に、ラベルの先端が通過
したものと判別する。次いで、CPUは、ラベルの先端
が通過したと判別した時から、ラベルの位置情報と搬送
速度とに基づいて決定される所定の時間が経過した時
に、ラベルが印刷位置に到達したものとして印刷を実行
し、以後、ラベルの先端が通過したと判別した時に繰り
返し印刷を実行し、ラベルの数情報と等しい数のラベル
に印刷したときに、サーマルヘッドをプラテンローラか
ら離間させると共にインクリボンの巻取りを停止させる
ことによって印刷を終了している。
【0004】この場合、CPUは、1枚のラベルの先端
を検出した後に、次のラベルの先端に対応するコンパレ
ータの判別信号が、ラベルの位置情報と搬送速度とから
決定される所定の時間を経過しても入力されないとき
は、搬送路上で枚葉ラベル紙が紙詰まりを起こしている
ものとして搬送用モータの駆動を停止すると共に紙詰ま
り表示を行っている。
【0005】一方、前者のラベルプリンタにおける印刷
情報に加えて枚葉ラベル紙の用紙長についての印刷情報
をも入力し、これらの印刷情報に基づいて印刷するタイ
プのもの(以下、「後者のラベルプリンタ」という)も
存在する。この後者のラベルプリンタでは、搬送を開始
した後、枚葉ラベル紙(台紙)の先端を検出した時から
所定の距離だけ枚葉ラベル紙を搬送させれば、印刷位置
にラベルの先端が到達したものとして印刷し、その後
は、ラベルの位置情報と搬送速度に基づいて決められた
時間間隔で印刷し、ラベルの数情報と等しい数のラベル
に印刷したときに正常に印刷が完了したと判別し、印刷
を終了させている。このように、このタイプのラベルプ
リンタでは、各ラベルの通過を検出することなく、一義
的にラベルが存在するものとして所定回数の印刷をした
ときにその印刷処理を終了させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの従
来のラベルプリンタには、以下の問題点がある。すなわ
ち、前者のラベルプリンタでは、CPUは、コンパレー
タからの判別信号と外部装置から出力される印刷情報と
に基づいて、印刷の制御や、紙詰まりの判別を行ってい
る。このため、例えば、ラベルが1枚あるいは数枚剥が
れている枚葉ラベル紙が使用された場合や、外部装置か
らの情報に基づくラベル数よりも少ないラベル数の枚葉
ラベル紙が使用された場合には、予め決められたタイミ
ングでコンパレータから判別信号が出力されなかった
り、判別信号の入力回数が少ないために、紙詰まり状態
でないにも拘わらず、紙詰まりと判別してしまうことが
ある。このため、装置は正常でありながら、誤った紙詰
まり表示によって、使用者は、その都度、本体内部を開
け閉めして点検しなければならないという煩雑な作業を
強いられているという問題点がある。
【0007】一方、後者のラベルプリンタでは、一義的
にラベルが存在するものとして印刷しているため、ラベ
ルが剥がれていたとしても誤って紙詰まりと表示するこ
とはないが、以下の問題点がある。すなわち、1枚の枚
葉ラベル紙に付着された複数のラベルに対して連続した
番号を印刷するいわゆるナンバリング印刷の場合に、ラ
ベルが剥がれているときであっても、ラベルのあるべき
位置の台紙に印刷が行われてしまい、番号抜けが生じて
しまう。この結果、その抜けた番号のラベルについて
は、外部装置から情報を入力し直して、再度その番号に
ついてのみ印刷を行うという煩雑な作業をしなければな
らないという問題点がある。また、ラベルの位置がずれ
ている場合に、ラベルの位置情報と実際のラベルの位置
が異なるため、印刷すべき位置がずれてしまうという問
題点がある。さらに、このラベルプリンタには、ラベル
の用紙長情報に基づいて印刷を終了している結果、以下
の問題点もある。つまり、例えば、用紙長が短い枚葉ラ
ベル紙を使用した場合に、枚葉ラベル紙の搬送が終了し
ているにも拘わらず、所定用紙長の枚葉ラベル紙を搬送
したと判別するまで、サーマルヘッドがインクリボンを
介してプラテンローラを圧接している状態が継続する。
このため、このラベルプリンタには、プラテンローラの
回転に応じてインクリボンが巻取られる結果、インクリ
ボンの無駄が生じると共に、プラテンローラとサーマル
ヘッドとの間に枚葉ラベル紙が介在しないため、インク
によってプラテンローラが汚れてしまうという問題点が
ある。
【0008】このように、両ラベルプリンタには、ラベ
ルと台紙とのいずれか一方のみの通過を検出している結
果、紙詰まりの正確な判別、印刷位置への正確な印刷、
および番号抜けのないナンバリング印刷に対する要求を
すべて同時に満たすことが困難であるという問題点があ
る。
【0009】さらに、上述した両ラベルプリンタに共通
の問題点として、以下の問題点がある。すなわち、枚葉
ラベル紙を使用する場合に、使用者が誤って枚葉ラベル
紙の表裏を逆にした枚葉ラベル紙を用紙トレイに収納さ
せた場合に、前者のラベルプリンタでは、ラベルの先端
を検出できないために紙詰まりと判別してしまい、後者
のラベルプリンタでは、台紙の裏に印刷してしまうこと
によってインクリボンの無駄が生じるという問題点があ
る。
【0010】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたものであり、印刷すべき位置への正確な印刷、ラベ
ルの剥がれなどに起因する紙詰まりの誤判別の防止、お
よび確実なナンバリング印刷に対する要求を同時に満足
可能なラベルプリンタを提供することを主目的とする。
また、枚葉ラベル紙の表裏を判別可能なラベルプリンタ
を提供することを他の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載のラベルプリンタは、剥離可能なラベルが台
紙に付着され搬送路上を搬送させられている枚葉ラベル
紙に対して照射光を照射する第1の照射手段と、照射光
に基づく透過光量を光電変換する第1の受光手段と、ラ
ベルの通過を検出するために予め設定された第1の基準
電圧と光電変換された電圧値とに基づいて枚葉ラベル紙
上のラベルの通過を検出する第1のラベル通過検出手段
とを備え、第1のラベル通過検出手段の検出結果に基づ
いて所定の情報を印刷するラベルプリンタにおいて、台
紙の通過を検出するために予め設定された第2の基準電
圧と光電変換された電圧値とに基づいて台紙の通過を検
出する台紙通過検出手段と、台紙通過検出手段によって
台紙の前端部が検出された時から台紙の後端部が検出さ
れた時までの搬送時間を計測する搬送時間計測手段と、
台紙通過検出手段によって台紙の後端部が検出されず、
かつ搬送時間計測手段による計測時間が所定の時間を超
えたときに紙詰まりと判別する紙詰まり判別手段とを備
、第1の照射手段は、その照射量が、多段階に制御可
能に構成されると共に台紙の通過時およびラベルの通過
時における第1の受光手段による受光量の差が最も大き
くなるように制御されることを特徴とする。
【0012】このラベルプリンタでは、第1のラベル通
過検出手段の検出結果に基づいて印刷が行われるため、
個々のラベルの印刷位置を個別的に管理することができ
る結果、印刷すべき位置に正確に印刷することができ
る。この場合、剥がれているラベルがあるときには、第
1のラベル通過検出手段がラベルの通過を検出しないた
め、本来印刷すべきラベル位置の次の位置にあるラベル
に対して印刷が行われる。この結果、台紙に印刷してし
まうことによる番号抜けを生じさせることがなく、ナン
バリング印刷を確実に行うことができる。一方、紙詰ま
り判別手段は、台紙通過検出手段によって台紙の後端部
が検出されず、かつ搬送時間計測手段によって計測され
た台紙の前端部から後端部までの搬送時間が所定の時間
を超えているときに、紙詰まりと判別する。このため、
ラベルの剥がれがあったときでも、そのことをもってし
ては紙詰まりと判別することはないため、誤った紙詰ま
り表示を防止する。また、このラベルプリンタでは、台
紙通過検出手段によって台紙の後端部の通過が検出され
たときに印刷を終了することが可能となる。このため、
例えば、予め規定されている用紙長よりも短い用紙長の
枚葉ラベル紙が使用された場合には、所定の時間よりも
早く後端部の通過が検出されるため、枚葉ラベル紙の用
紙長に応じて印刷を終了させることができる。この結
果、インクリボンの無駄やインクによるプラテンローラ
の汚れを防止することが可能になる。また、第1の受光
手段によるラベルに対応する受光量と、台紙に対する受
光量との差が最大となるように第1の発光手段の照射量
を自動調節することにより、ラベルおよび台紙の通過を
確実に判別することができる結果、紙詰まり状態を判別
することができる。
【0013】請求項2記載のラベルプリンタは、請求項
1記載のラベルプリンタにおいて、所定の時間は、枚葉
ラベル紙の搬送速度に応じた時間に設定されることを特
徴とする。
【0014】このラベルプリンタでは、紙詰まり判別手
段の判別基準となる所定の時間が枚葉ラベル紙の搬送速
度に応じて設定されている。このため、直流モータなど
の駆動手段による搬送速度を変更した場合であっても、
紙詰まり判別手段は、紙詰まりを正確に判別することが
できる。
【0015】請求項3記載のラベルプリンタは、剥離可
能なラベルが台紙に付着されると共にステッピングモー
タの駆動力に基づいて搬送路上を搬送させられている枚
葉ラベル紙に対して照射光を照射する第1の照射手段
と、照射光に基づく透過光量を光電変換する第1の受光
手段と、ラベルの通過を検出するために予め設定された
第1の基準電圧と光電変換された電圧値とに基づいて枚
葉ラベル紙上のラベルの通過を検出する第1のラベル通
過検出手段とを備え、第1のラベル通過検出手段の検出
結果に基づいて所定の情報を印刷するラベルプリンタに
おいて、台紙の通過を検出するために予め設定された第
2の基準電圧と光電変換された電圧値とに基づいて台紙
の通過を検出する台紙通過検出手段と、台紙通過検出手
段によって台紙の前端部が検出された時から台紙の後端
部が検出された時までのステッピングモータの駆動パル
ス数を計測するパルス数計測手段と、台紙通過検出手段
によって台紙の後端部が検出されず、かつパルス数計測
手段による計測数が所定パルス数を超えたときに紙詰ま
りと判別する紙詰まり判別手段とを備え、第1の照射手
段は、その照射量が、多段階に制御可能に構成されると
共に台紙の通過時およびラベルの通過時における第1の
受光手段による受光量の差が最も大きくなるように制御
されることを特徴とする。
【0016】このラベルプリンタでは、基本的に請求項
1記載のラベルプリンタと同様にして、印刷すべき位置
への正確な印刷および確実なナンバリング印刷を行うこ
とが可能となる。また、紙詰まり判別手段は、台紙通過
検出手段によって台紙の後端部が検出されず、かつ台紙
の前端部の検出時から後端部の検出時までの間において
パルス数計測手段によって計測されたステッピングモー
タの駆動パルス数が所定のパルス数を超えているとき
に、紙詰まりと判別する。このため、このラベルプリン
タでは、請求項1記載のラベルプリンタと同様にして、
紙詰まり判別手段は、誤って紙詰まりと判別することが
なく、誤判別に起因するインクリボンの無駄やプラテン
ローラの汚れを防止することが可能となる。
【0017】請求項4記載のラベルプリンタは、請求項
1から3のいずれかに記載のラベルプリンタにおいて、
搬送させられている枚葉ラベル紙に対して照射光を照射
する第2の照射手段と、照射光に基づく反射光量を光電
変換する第2の受光手段と、光電変換された電圧値と予
め設定した第3の基準電圧とに基づいてラベルの通過を
検出する第2のラベル通過検出手段と、第2のラベル通
過検出手段の検出結果、並びに第1のラベル通過検出手
段および台紙通過検出手段の少なくとも一方の検出結果
に基づいて搬送されている枚葉ラベル紙の表裏を検出す
る表裏検出手段とを備えていることを特徴とする。
【0018】このラベルプリンタでは、誤って表裏を逆
にした枚葉ラベル紙を混在させて印刷を開始した場合、
透過光量に基づいてラベルの通過を検出する第1のラベ
ル通過検出手段および台紙通過検出手段によっては、ラ
ベルおよび台紙の通過がそれぞれ検出されるが、反射光
量に基づいてラベルの通過を検出する第2のラベル通過
検出手段によっては、ラベルの通過が検出されない。し
たがって、このような場合には、表裏検出手段は、枚葉
ラベル紙の表裏が逆になっていると検出する。この結
果、枚葉ラベル紙の裏面に印刷してしまう事態が防止さ
れると共に、表裏が逆の旨を表示することが可能になる
ため、ナンバリング印刷時において、番号抜けを生じさ
せることがない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るラベルプリンタ(以下、「プリンタ」という)
の好適な実施の形態について説明する。
【0020】図1は、プリンタ1の主要機構部品の側断
面図を示している。このプリンタ1では、オペレータが
別体の情報出力装置C(例えば、パーソナルコンピュー
タなど、図2参照)において文字や図形の印刷データを
キーボートによって入力すると、その印刷データに基づ
いて、台紙に予め粘着されているラベルに希望する文字
や図形などが印刷される。この後、オペレータは、印刷
したラベルを台紙から剥離して任意の場所に粘着させる
ことができる。
【0021】次に、プリンタ1の概要構成を図1を用い
て説明する。
【0022】プリンタ1は、同図に示すように、所定サ
イズにカットされた台紙BにラベルLが付着された枚葉
ラベル紙(以下、「ラベル紙」という)2を収納する収
納トレイ4を備えており、収納トレイ4には、ラベル紙
2の先端部の位置を規制すると共にその排出を容易にす
るためのストッパー金具6が形成されている。また、プ
リンタ1の搬送路8上には、用紙トレイ4内のラベル紙
2を搬送路8に送り出すためのピックアップローラ10
と、ピックアップローラ10によって送り出されたラベ
ル紙2を搬送路9側に押圧するための押圧ローラ12
と、ラベル紙2を搬送するためのガイドローラ14,1
6およびピンチローラ18,20と、ラベル紙2を排出
させるための排出ローラ22およびピンチローラ24
と、搬送路8上を搬送されているラベル紙2に光を照射
する発光素子(第2の照射手段)36およびラベル紙2
によって反射した照射光を受光する受光素子(第2の受
光手段)38からなる第2ホトセンサ40と、ラベル紙
2に光を照射する発光素子(第1の照射手段)30およ
びラベル紙2を透過した照射光を受光する受光素子(第
1の受光手段)32からなる第1ホトセンサ34と、サ
ーマルヘッド(以下、単に「ヘッド」という)42に対
向すると共に印刷時にヘッド42と相俟ってラベル紙2
を挟み込むプラテンローラ44とが配設されている。
【0023】また、ボディ下部には、図示しないギア機
構を介して、上記した各種ローラを回転させるためのス
テッピングモータ(以下、「モータ」という)48と、
ヘッド42の印刷に対する各種制御や発光素子30の照
射量の設定などを実行する制御装置50が配設され、ボ
ディ上部には、ヘッド42が取り付けられると共に、転
写リボンRが収納された転写リボンカセット52が着脱
自在に装着されている。
【0024】次に、プリンタ1の動作概要について説明
する。情報出力装置Cから制御装置50に印刷命令が出
力されると、制御装置50は、モータ48を駆動するこ
とによって、ピックアップローラ10、押圧ローラ1
2、ガイドローラ14,16、排出ローラ22およびプ
ラテンローラ44を回転させる。これに伴って、用紙ト
レイ4から排出されたラベル紙2が搬送路8上を搬送さ
れる。ラベル紙2が第2ホトセンサ40を通過する際に
は、発光素子36によって照射された照射光がラベル2
によって反射されることによって、受光素子38が反射
光を受光すると共に光電変換して反射検出電圧として制
御装置50に出力する。また、ラベル紙2がさらに搬送
されて第1ホトセンサ34を通過する際には、発光素子
30によって光が照射され、受光素子32が、ラベル紙
2を透過した透過光を受光すると共に光電変換して透過
検出電圧として制御装置50に出力する。一方、制御装
置50は、受光素子38からの反射検出電圧に基づいて
ラベル紙2の表裏を判別した後、受光素子32からの透
過検出電圧に基づいて発光素子30の照射量を最適量に
調節すると共に、ラベル紙2上の各ラベルLの先端部の
位置を検出する。ラベルLがヘッド42の位置まで搬送
されると、制御装置50の制御下で、ヘッド42が、転
写リボンRを押圧すると共に発熱によってラベルLに所
定の情報を印刷する。次いで、制御装置50は、ラベル
Lの先端部の検出結果に基づいて各ラベルLに印刷した
後、ヘッド42を上方へ引き上げると共に排出口28か
らラベル紙2を排出することによって、印刷を終了す
る。
【0025】次に、図2〜4を参照して、制御装置50
の主な構成と、発光素子30の照射量を設定する照射量
設定処理、ラベル紙2の表裏を判別する表裏判別処理お
よび紙詰まり判別処理について説明する。
【0026】図2に示すように、制御装置50は、内部
タイマを有し各種制御処理を実行するマイクロコンピュ
ータ(本発明における第1,第2のラベル通過検出手
段、台紙通過検出手段、搬送時間計測手段、紙詰まり判
別手段および表裏検出手段に相当し、以下、「CPU」
という)60と、ラベル紙2がない状態における受光素
子32の受光データDtなどを記憶するEEPROM
(Electrically ErasablePROM)であるメモリ61と、
情報出力装置Cから出力される印刷情報としての固定デ
ータおよび可変データ並びに受光素子32から出力され
る電圧値に対する受光データDtを記憶するRAM62
と、2つのD/A変換部63,64と、2つのA/D変
換部65,66と、2つのコンパレータ67,68を有
するコンパレータ部69と、モータ48をドライブする
モータドライバ70と、ヘッド42への印刷データの出
力を制御するヘッド制御部71と、抵抗72〜75とを
備えている。
【0027】この制御装置50では、発光素子30に供
給する電圧が、例えば0V〜5Vの範囲内において32
段階で変化させることができるようになっており、CP
U60は、ラベル紙2がない状態において、発光素子3
0がその各電圧で発光したときに受光素子32によって
受光された受光量に対応する受光データDtをメモリ6
1に予め記憶している。この場合、受光データDtは以
下のようにして、CPU60によってメモリ61に自動
的に記憶される。すなわち、CPU60が、各電圧に対
する電圧データDvをD/A変換部64に出力すると、
D/A変換部64は、電圧データDvをアナログ電圧に
変換すると共に、そのアナログ電圧を発光素子30に供
給する。発光素子30が発光すると、受光素子32は、
入射した光を光電変換し、入射光に応じた検出電圧を抵
抗75の両端に発生させる。この場合、抵抗75の抵抗
値は、その両端に発生する検出電圧が0V〜5Vの範囲
内になるように設定されている。次いで、A/D変換部
66が、抵抗75によって検出された透過検出電圧をア
ナログ−ディジタル変換し、受光データDtとしてCP
U60に出力することによって、CPU60が、出力し
た電圧データDvと、その電圧データDvに対する受光
データDtとを対にしてメモリ61に記憶させる。CP
U60は、電圧データDvを上記例では32段階連続的
に変化させ、各電圧データDvに対する受光データDt
をメモリ61に記憶させ、これにより、受光データDt
がメモリ61に記憶される。
【0028】また、メモリ61には、モータ48の所定
の速度に対して、ラベル紙2がホトセンサ34からヘッ
ド42まで搬送されるために要する時間データが記憶さ
れており、CPU60は、ラベルLがホトセンサ34を
通過したことを検出した後、メモリ61に記憶されてい
る時間データに基づいて、ラベルL上の所定の位置に印
刷することができるようになっている。
【0029】一方、コンパレータ67は、抵抗75によ
って検出された検出電圧と、基準データDref1に基づい
てD/A変換部63から出力される基準電圧Vref1とを
比較し、検出電圧が基準電圧Vref1よりも低い場合に
は、ハイレベルである判別信号S1を出力する。また、
コンパレータ68は、抵抗75によって検出された検出
電圧と、基準データDref2に基づいてD/A変換部63
から出力される基準電圧Vref2とを比較し、検出電圧が
基準電圧Vref2よりも低い場合には、ハイレベルである
判別信号S2を出力する。これにより、CPU60は、
判別信号S1およびS2が共に出力されているときは、
ホトセンサ40を通過している部分がラベルLであると
判別し、判別信号S1のみが出力されているときは、ホ
トセンサ40を通過している部分が台紙Bであると判別
し、両判別信号S1,S2が共に出力されていないとき
は、ラベル紙2がホトセンサ40を通過していないと判
別する。
【0030】また、メモリ61は、ホトセンサ40の反
射検出電圧に基づいて台紙BおよびラベルLの通過を判
別するための基準電圧(第3の基準電圧)Vref3および
re f4をそれぞれ記憶している。A/D変換部65は、
受光素子38から出力される電流によって抵抗74の両
端に発生した反射検出電圧をアナログ−ディジタル変換
し、変換した受光データDrをCPU60に出力する。
CPU60は、入力した受光データDrの値と、基準電
圧Vref3およびVref4の値とを比較し、受光データDr
の値が基準電圧Vref4よりも低いときは、ラベル紙2が
ホトセンサ40を通過していないと判別し、受光データ
Drの値が基準電圧Vref3の値と基準電圧Vref4の値と
の中間にあるときは、台紙Bが通過していると判別し、
受光データDrが基準電圧Vref3よりも高いときは、ラ
ベルLが通過しているものと判別する。なお、この基準
電圧Vref3およびVref4は、台紙Bの色が青で、ラベル
Lの色が白の場合を想定しているが、これに限らず、ラ
ベル紙2の種類に応じて基準電圧Vref3およびVref4
値を適宜変更してもよい。
【0031】次に、制御装置50における照射量設定処
理について説明する。CPU60は、ラベル紙2が通過
していない状態で、受光データDtの値が約2.5Vに
なるような電圧データDvを出力することによって照射
量を設定した後、モータ48の回転を制御することによ
り、ラベル紙2を1mmずつ紙送りし、受光データDt
の値が例えば0.5以上低下したか否かを監視する。低
下したときには、CPU60は、ラベル紙2の先端部分
である台紙Bの部分がホトセンサ40に達したものとし
て、発光素子36の発光量を32段階変化させて、各電
圧データDvに対する受光データDtをサンプリングす
る。次いで、CPU60は、サンプリングした受光デー
タDtと電圧データDvとを対応させた台紙B用の受光
データテーブルを作成し、RAM62に記憶させる。
【0032】次に、CPU60は、受光データDtの値
が2.5Vになるような電圧データDvを出力すること
によって照射量を設定すると共に、ラベル紙2を1mm
ずつ紙送りし、受光データDtの値が0.5V低下した
か否かを監視する。低下したと判別したときには、CP
U60は、ラベルLがホトセンサ40に達したものとし
て、発光素子36の発光量を32段階変化させて、各受
光データDtに対する受光データrをサンプリングする
ことによって、ラベルL用の受光データテーブルを作成
し、RAM62に記憶させる。
【0033】次に、CPU60は、各電圧データDvに
対する台紙BとラベルLの受光データDtの値をそれぞ
れ比較演算することによって、両部分の差が最も大きい
ときの電圧データDvを探し当てると共に、その電圧デ
ータDvをD/A変換部63に出力することによって照
射量を設定する。また、CPU60は、その電圧データ
Dvに対する台紙Bの受光データDtの値VB と、ラベ
ルLの受光データDtの値VL とを加算した後、加算値
(VB +VL )を値2で除算し、除算した値に対応する
電圧データを基準データDref2としてD/A変換部63
に出力する。これにより、コンパレータ68のプラス入
力部に基準電圧Vref2が設定される。また、CPU60
は、そのときの電圧データDvに対する台紙Bの受光デ
ータDtの値VB と、ラベル紙2がない状態における受
光データDtの値VN とを加算した後、加算値(VB
N )を値2で除算し、除算した値に対応する電圧デー
タを基準データDref1としてD/A変換部63に出力す
る。これにより、コンパレータ67のプラス入力部に基
準電圧Vref1が設定されて、照射量設定処理が終了す
る。
【0034】次に、プリンタ1における表裏判別および
紙詰まり判別処理を中心とした全体的な動作について説
明する。
【0035】収納トレイ4からラベル紙2が送り出され
ると、CPU60は、図3(b)に示すように、A/D
変換部65から出力される受光データDrの値が基準電
圧Vref3と基準電圧Vref4の中間値である場合には、ホ
トセンサ40を台紙Bが通過したものと判別し、次い
で、受光データDrの値が基準電圧Vref3よりも高くな
った場合には、ホトセンサ40をラベルLが通過したも
のと判別する。この場合、CPU60は、受光データD
rの値が基準電圧Vref3を中心として上下に変化するた
め、ラベル紙2の表裏が正常と判別する。一方、ラベル
紙2の表裏が逆の場合には、同図(c)に示すように、
基準電圧Vref3を中心として受光データDrの値が上下
に変化しないため、一旦、ラベル紙2の表裏が逆と判別
する。
【0036】次いで、ラベル紙2がさらに搬送されてホ
トセンサ34に到達すると、CPU60は、コンパレー
タ67,68からそれぞれ出力される判別信号S1,S
2に基づいて、台紙BおよびラベルLの判別を行う。こ
の場合、CPU60は、台紙Bを検出したときに内部タ
イマの作動を開始し、ラベル紙2の先端部から後端部ま
でを搬送するために要した搬送時間を計測する。また、
CPU60は、ホトセンサ40の受光データDに基づい
てラベル紙2が通過したと判別しているときにおいて、
判別信号S1,S2が共に出力されないときは、ラベル
紙2が紙詰まり状態であるとして、図示しない表示部に
紙詰まり表示を行う。一方、CPU60は、ラベル紙2
の表裏が逆と一旦判別したときにおいて、判別信号S
1,S2が共に検出されたときには、ラベル紙2の表裏
が逆になっていると最終的に判別し、表示部に表裏逆表
示を行う。
【0037】次いで、CPU60は、コンパレータ6
7,68から判別信号S1,S2がそれぞれ出力された
ときに、ラベルLがホトセンサ34を通過したものと判
別し、メモリ61に記憶されている時間データに基づい
て、入力された印刷データに応じたラベルLの所定の位
置に印刷を実行する。この場合、各ラベルLの通過検出
結果に基づいて印刷が行われるため、ラベルLが剥がれ
ていたような場合には、図4に示すように、その部分に
印刷が行われない。したがって、製造番号などを連続し
てナンバリング印刷する場合、番号抜けがなく、連続し
た番号のラベルLを確実に製作することができる。ま
た、各ラベルLの通過検出に基づいて印刷が行われるた
め、個々のラベルLの印刷位置を個別的に管理すること
ができる結果、印刷すべき位置に正確に印刷することが
できる。
【0038】次に、CPU60は、台紙Bの後端部が検
出されず、かつ内部タイマによって計測した計測した搬
送時間が、メモリ61に記憶されている紙詰まり判別用
基準時間(本発明における所定の時間に相当する)を超
えているときに、紙詰まりと判別する。このため、ラベ
ルの剥がれがあったときでも、CPU60は、そのこと
をもってしては紙詰まりと判別することはなく、誤った
紙詰まり表示を防止する。なお、CPU60は、ラベル
紙2の搬送速度を変えたときは、メモリ61に記憶され
ている紙詰まり判別用基準時間を搬送速度に反比例する
ように補正する。具体的には、搬送速度を1/2の速度
に変更した場合には、紙詰まり判別用基準時間を2倍に
設定する。これにより、CPU60は、紙詰まりを正確
に判別することができる。また、紙詰まり判別のための
基準データとして、紙詰まり判別用基準時間に代えて、
ラベル紙2の先端部から後端部まで搬送するためにモー
タ48に出力する必要がある駆動パルスの基準数をメモ
リ61に記憶させておいてもよい。この方式を採用する
場合には、CPU60は、ラベル紙2の先端部がホトセ
ンサ34を通過した時に駆動パルス数のカウントを開始
し、メモリ61に記憶されている基準数を超えたとき
に、紙詰まりと判別することができる。この場合、駆動
パルスを1回出力することによってラベル紙2を搬送さ
せる距離が予め明確であるため、CPU60は、確実に
紙詰まり否かを判別することができる。
【0039】一方、CPU60は、判別信号S1,S2
に基づいてラベル紙2の後端部が通過したと判別したと
きに、所定の印刷をした後、ヘッド42を上方に上げ、
プラテンローラ44に対する押圧を解除すると共に、転
写リボンRの巻取りを停止して印刷を終了する。このた
め、例えば、予め規定されている用紙長よりも短い用紙
長のラベル紙2が使用された場合には、紙詰まり判別用
基準時間よりも早くラベル紙2の後端部の通過が検出さ
れるため、ラベル紙2の用紙長に応じて印刷を終了させ
ることができる。この結果、転写リボンRの無駄やイン
クによるプラテンローラ44の汚れを防止することがで
きる。
【0040】なお、CPU60は、メモリ61に記憶さ
れている時間データとラベルLの検出タイミングによっ
て、ラベルLの剥がれを検出することもできる。CPU
60は、ラベルLの剥がれがあると判別した場合には、
そのラベル紙2に対する印刷を終了し、次に搬送されて
くるラベル紙2に対して、同一内容の印刷を行うことも
できる。かかる方式を採用すれば、図5に示すように、
1枚のラベル紙2に付着されている複数のラベルLの各
々に異なる情報を予め決めたれた順序で確実に印刷する
ことができると共に、製造番号などのナンバリング印刷
において番号を連続させたラベルLを製作することがで
きる。
【0041】以上のように、本実施形態に係るプリンタ
1では、ラベルLに対応する受光データDtの値と、台
紙Bに対する受光データDtの値との差が最大値になる
ように発光素子36の光量を自動調節すると共に、2つ
の基準電圧Vref1,Vref2とコンパレータ67,68か
らの判別信号S1,S2とに基づいて、台紙Bおよびラ
ベルLの判別を行う。このため、このプリンタ1では、
ラベルLの通過のみならず、台紙Bの通過も確実に判別
することができるため、台紙の後端部が検出されず、か
つCPU60の内部タイマの計測値が紙詰まり判別用基
準時間を超えたときには、紙詰まり状態であると判別す
ることができる。
【0042】また、個々のラベルLの印刷位置を個別的
に管理しているため、印刷すべき位置への正確な印刷を
行うことができると共に、ナンバリング印刷時におい
て、番号抜けを生じさせることなく、連続する番号のラ
ベルLを確実に製作することができる。
【0043】さらに、このプリンタ1では、ラベル紙2
の表裏が逆か否かを確実に判別することができるため、
ラベル紙2の裏面に印刷してしまう事態を確実に防止す
ることができると共に、ナンバリング印刷時において番
号抜けを生じさせることなく、確実に連続する番号のラ
ベルLを確実に製作することができる。
【0044】なお、前述した照射量設定処理において
は、ラベル紙2が通過していない状態から処理を開始し
ているが、例えば、所定枚数のラベルLを印刷した後に
電源を停止させた場合などにおいて、受光素子32の下
にラベル紙2が存在することがある。かかる場合には、
電源再投入後、CPU60は、紙送りすることによっ
て、受光データDtの値が0.5V上昇したか否か、ま
たは0.5V低下したか否かを監視することにより、ホ
トセンサ34を通過している部分が、ラベルLから台紙
Bに変化したか、または台紙BからラベルLに変化した
かを判別することができるため、照射量設定処理と同様
にして、受光データテーブルの作成および最適な照射量
の設定を行うことができる。
【0045】以上、本発明の好適な実施形態について種
々述べてきたが、本発明は上述する実施形態に限定され
るものではなく、適宜改変することができる。例えば、
本実施形態では、発光素子30の発光量を調節するため
にD/A変換部64を接続しているが、発光素子30の
カソードまたはアノード側に電子ボリュームを接続し、
その電子ボリュームの抵抗値を変化させることによって
発光素子30に流れる電流値を制御してもよい。
【0046】さらに、本実施形態では、コンパレータ6
7,68が受光データDtと基準電圧Vref1,Vref2
をそれぞれ比較しているが、CPU60が、基準データ
re f1,Dref2の値と受光データDtの値とを直接比較
演算してもよい。
【0047】さらに、前述した照射量設定処理におい
て、ラベルLに対する受光データDtと台紙Bに対する
受光データDtとの差が、ラベルLを判別するために必
要な所定電圧値以上になったときに、その比較演算を停
止し、そのときの電圧データDvに設定してもよい。こ
の場合には、比較演算を短時間で終了させることができ
る。
【0048】さらに、本実施形態では、モータ48とし
てステッピングモータを用いた例について説明したが、
本発明は、これに限定されず、直流モータや交流モータ
およびサーボモータなどすべての種類のモータを用いる
ことができ、紙詰まり判別の基準データとして、搬送時
間および駆動パルスの出力数のいずれかまたは両方を適
宜用いることができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のラベルプ
リンタによれば、個々のラベルの印刷位置を個別的に管
理することができるため、印刷すべき位置に正確に印刷
することができる。また、剥がれているラベルがあると
きには、本来印刷すべきラベル位置の次の位置にあるラ
ベルに対して印刷が行われる結果、ナンバリング印刷を
確実に行うことができる。さらに、紙詰まり判別手段
が、台紙通過検出手段によって台紙の後端部が検出され
ず、かつ搬送時間計測手段によって計測された台紙の前
端部から後端部までの搬送時間が所定の時間を超えてい
るときに、紙詰まりと判別するため、ラベルの剥がれに
起因する誤った紙詰まり表示を防止することができる。
この場合、台紙の通過時およびラベルの通過時における
第1の受光手段による受光量の差が最も大きくなるよう
に第1の照射手段の照射量が制御されることにより、ラ
ベルおよび台紙の通過を確実に判別することができる。
また、枚葉ラベル紙の用紙長に応じて印刷を終了させる
ことができる結果、インクリボンの無駄やインクによる
プラテンローラの汚れを防止することができる。
【0050】また、請求項2記載のラベルプリンタによ
れば、紙詰まり判別手段の判別基準となる所定の時間が
枚葉ラベル紙の搬送速度に応じて設定されているため、
直流モータなどの駆動手段による搬送速度を変更した場
合であっても、紙詰まり判別手段は、紙詰まりを正確に
判別することができる。
【0051】さらに、請求項3記載のラベルプリンタに
よれば、請求項1記載のラベルプリンタと同様にして、
印刷すべき位置への正確な印刷および確実なナンバリン
グ印刷を行うことができ、台紙の通過時およびラベルの
通過時における第1の受光手段による受光量の差が最も
大きくなるように第1の照射手段の照射量が制御される
ことにより、ラベルおよび台紙の通過を確実に判別する
ことができる。また、紙詰まり判別手段が、台紙通過検
出手段によって台紙の後端部が検出されず、かつ台紙の
前端部の検出時から後端部の検出時までの間においてパ
ルス数計測手段によって計測されたステッピングモータ
の駆動パルス数が所定のパルス数を超えているときに、
紙詰まりと判別するため、ラベルの剥がれに起因する誤
った紙詰まり表示を防止することができる。また、枚葉
ラベル紙の用紙長に応じて印刷を終了させることができ
る結果、インクリボンの無駄やプラテンローラの汚れを
防止することができる。
【0052】また、請求項4記載のラベルプリンタによ
れば、誤って表裏を逆にした枚葉ラベル紙を混在させて
印刷を開始した場合でも、表裏検出手段が枚葉ラベル紙
の表裏の逆を検出する結果、枚葉ラベル紙の裏面に印刷
してしまう事態を有効に防止することができると共に、
表裏が逆の旨を表示することが可能になり、これによ
り、番号抜けなく連続する番号を確実に印刷することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るラベルプリンタの内部構造の
概要を示す断面図である。
【図2】本実施形態に係るラベルプリンタの制御装置の
回路図である。
【図3】(a)は透過検出電圧の信号波形図であり、
(b)は正規な状態のときの反射検出電圧の信号波形図
であり、(c)はラベル紙の表裏が逆のときの反射検出
電圧の信号波形図である。
【図4】ナンバリング印刷時において印刷された枚葉ラ
ベル紙の上面図である。
【図5】枚葉ラベル紙の上面図である。
【符号の説明】
1 ラベルプリンタ 2 ラベル紙 8 搬送路 30 発光素子 32 受光素子 36 発光素子 38 受光素子 60 CPU B 台紙 L ラベル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−52787(JP,A) 特開 昭62−109736(JP,A) 特開 平3−69436(JP,A) 特開 昭57−176479(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65C 9/46 B65H 7/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離可能なラベルが台紙に付着され搬送
    路上を搬送させられている枚葉ラベル紙に対して照射光
    を照射する第1の照射手段と、当該照射光に基づく透過
    光量を光電変換する第1の受光手段と、前記ラベルの通
    過を検出するために予め設定された第1の基準電圧と前
    記光電変換された電圧値とに基づいて前記枚葉ラベル紙
    上の前記ラベルの通過を検出する第1のラベル通過検出
    手段とを備え、当該第1のラベル通過検出手段の検出結
    果に基づいて所定の情報を印刷するラベルプリンタにお
    いて、 前記台紙の通過を検出するために予め設定された第2の
    基準電圧と前記光電変換された電圧値とに基づいて前記
    台紙の通過を検出する台紙通過検出手段と、当該台紙通
    過検出手段によって前記台紙の前端部が検出された時か
    ら当該台紙の後端部が検出された時までの搬送時間を計
    測する搬送時間計測手段と、前記台紙通過検出手段によ
    って前記台紙の後端部が検出されず、かつ前記搬送時間
    計測手段による計測時間が所定の時間を超えたときに紙
    詰まりと判別する紙詰まり判別手段とを備え、前記第1
    の照射手段は、その照射量が、多段階に制御可能に構成
    されると共に前記台紙の通過時および前記ラベルの通過
    時における前記第1の受光手段による受光量の差が最も
    大きくなるように制御されることを特徴とするラベルプ
    リンタ。
  2. 【請求項2】 前記所定の時間は、前記枚葉ラベル紙の
    搬送速度に応じた時間に設定されることを特徴とする請
    求項1記載のラベルプリンタ。
  3. 【請求項3】 剥離可能なラベルが台紙に付着されると
    共にステッピングモータの駆動力に基づいて搬送路上を
    搬送させられている枚葉ラベル紙に対して照射光を照射
    する第1の照射手段と、当該照射光に基づく透過光量を
    光電変換する第1の受光手段と、前記ラベルの通過を検
    出するために予め設定された第1の基準電圧と前記光電
    変換された電圧値とに基づいて前記枚葉ラベル紙上の前
    記ラベルの通過を検出する第1のラベル通過検出手段と
    を備え、当該第1のラベル通過検出手段の検出結果に基
    づいて所定の情報を印刷するラベルプリンタにおいて、 前記台紙の通過を検出するために予め設定された第2の
    基準電圧と前記光電変換された電圧値とに基づいて前記
    台紙の通過を検出する台紙通過検出手段と、当該台紙通
    過検出手段によって前記台紙の前端部が検出された時か
    ら当該台紙の後端部が検出された時までの前記ステッピ
    ングモータの駆動パルス数を計測するパルス数計測手段
    と、前記台紙通過検出手段によって前記台紙の後端部が
    検出されず、かつ前記パルス数計測手段による計測数が
    所定パルス数を超えたときに紙詰まりと判別する紙詰ま
    り判別手段とを備え、前記第1の照射手段は、その照射
    量が、多段階に制御可能に構成されると共に前記台紙の
    通過時および前記ラベルの通過時における前記第1の受
    光手段による受光量の差が最も大きくなるように制御さ
    ることを特徴とするラベルプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記搬送させられている枚葉ラベル紙に
    対して照射光を照射する第2の照射手段と、当該照射光
    に基づく反射光量を光電変換する第2の受光手段と、当
    該光電変換された電圧値と予め設定した第3の基準電圧
    とに基づいてラベルの通過を検出する第2のラベル通過
    検出手段と、当該第2のラベル通過検出手段の検出結
    果、並びに前記第1のラベル通過検出手段および前記台
    紙通過検出手段の少なくとも一方の検出結果に基づいて
    当該搬送されている枚葉ラベル紙の表裏を検出する表裏
    検出手段とを備えていることを特徴とする請求項1から
    3のいずれかに記載のラベルプリンタ。
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