JPH106572A - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ

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JPH106572A
JPH106572A JP18141596A JP18141596A JPH106572A JP H106572 A JPH106572 A JP H106572A JP 18141596 A JP18141596 A JP 18141596A JP 18141596 A JP18141596 A JP 18141596A JP H106572 A JPH106572 A JP H106572A
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Takehiko Karasawa
武彦 柄澤
Masaki Hirano
正樹 平野
Minoru Sakaguchi
実 坂口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷抜けを生じさせることなく印刷速度を上
げることが可能なラベルプリンタを提供することを目的
とする。 【解決手段】 台紙Bに剥離可能に付着された複数のラ
ベルLに共通する内容であって印刷情報出力装置Cから
出力された固定データを記憶する固定データ記憶手段6
2と、個々のラベルに対応し個々のラベルのそれぞれの
印刷直前印刷情報出力装置Cから出力された可変データ
を記憶する可変データ記憶手段62と、搬送路8上にお
いて台紙Bを搬送する搬送手段48と、固定データ記憶
手段62および可変データ記憶手段62にそれぞれ記憶
されている固定データおよび可変データに基づく印刷情
報を搬送手段48によって搬送されている台紙B上のラ
ベルLに印刷する印刷手段42,60とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定サイズにカッ
トされた台紙やロール状の台紙に剥離可能に付着された
ラベルに所定の情報を印刷するラベルプリンタに関し、
詳しくは、複数のラベルに共通する内容の固定データと
個々のラベルに対応する可変データとが混在する印刷情
報を印刷するのに適したラベルプリンタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、台紙に付着されたラベルに所定の
情報を印刷するラベルプリンタとして、印刷情報出力装
置から出力されたビットデータである印刷データを記憶
するメモリと、メモリに記憶されている印刷データに基
づく情報をサーマルヘッドに印刷させるCPUとを備え
ているものが知られている。
【0003】この従来のラベルプリンタでは、個々のラ
ベルに印刷する情報の一部が異なる場合、印刷情報出力
装置が、印刷対象ラベルの印刷時毎にそのラベルに対応
する印刷データを出力することによって、その印刷デー
タを一旦メモリに記憶させる。次いで、CPUが、印刷
すべき位置まで印刷対象ラベルが搬送されてきたとき
に、そのラベルに対応する印刷データをメモリから読み
出し、読み出した印刷データに基づく所定の情報をサー
マルヘッドによって印刷させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ラベルプリンタには、以下の問題点がある。すなわち、
印刷情報出力装置から出力される印刷データの伝送速度
はある程度の上限値があるため、個々のラベルに印刷す
べきデータ量が多い場合には、印刷情報出力装置から出
力されてメモリに記憶されるまでのデータ転送速度が、
ラベルの搬送速度に追従しないことがある。かかる場合
には、CPUがサーマルヘッドに対して印刷させるべき
時点で、すべての印刷データがメモリに記憶されていな
いため、印刷抜けを生じてしまうという問題点がある。
この場合、メモリにすべての印刷データが記憶されるま
で印刷手段による印刷を停止させる方式を採用すること
も考えられる。しかし、かかる方式を採用して印刷を途
中で停止させると、サーマルヘッドによって印刷停止直
前に印刷された1ドットラインと印刷再開時に印刷され
た1ドットラインとの間に印刷ライン抜けが生じること
があるという問題点がある。一方、すべての印刷データ
がメモリに記憶されていないときには、印刷せずにラベ
ルを待機位置まで逆搬送させ、すべての印刷データがメ
モリに記憶されたときに、待機位置から印刷位置まで再
度搬送して印刷する方式を採用することも考えられる。
ところが、かかる方式を採用してラベルの逆搬送および
再度の搬送を繰り返すと、印刷時間が長時間化するとい
う問題点が発生する。
【0005】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたものであり、印刷抜けを生じさせることなく印刷速
度を上げることが可能なラベルプリンタを提供すること
を主目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載のラベルプリンタは、台紙に剥離可能に付着
された複数のラベルに共通する内容であって印刷情報出
力装置から出力された固定データを記憶する固定データ
記憶手段と、個々のラベルに対応し個々のラベルのそれ
ぞれの印刷直前に印刷情報出力装置から出力された可変
データを記憶する可変データ記憶手段と、搬送路上にお
いて台紙を搬送する搬送手段と、固定データ記憶手段お
よび可変データ記憶手段にそれぞれ記憶されている固定
データおよび可変データに基づく印刷情報を搬送手段に
よって搬送されている台紙上のラベルに印刷する印刷手
段とを備えていることを特徴とする。
【0007】このラベルプリンタでは、例えば、取り扱
い説明や製造番号などの印刷情報を個々のラベルに印刷
する場合、すべてのラベルに共通する内容である取り扱
い説明などの固定データが、印刷開始前に印刷情報出力
装置から出力され、この固定データは、固定データ記憶
手段に記憶される。一方、製造番号などの個々のラベル
に対応する可変データは、個々のラベルの印刷直前に印
刷情報出力装置からそれぞれ出力され、その都度、可変
データ記憶手段に記憶される。したがって、このラベル
プリンタでは、固定データを一旦入力した後は、可変デ
ータのみを入力すればよいことになる。このため、印刷
情報出力装置からラベルプリンタに転送すべきデータ量
が低下することにより、データ転送速度が相対的に上が
る結果、1枚のラベルに対して印刷すべき印刷データの
データ転送速度を台紙の搬送速度に追従させることが可
能になる。
【0008】請求項2記載のラベルプリンタは、請求項
1記載のラベルプリンタにおいて、印刷対象のラベルに
対応する可変データがラベルの印刷時に可変データ記憶
手段に記憶されていないときに、搬送手段による台紙の
搬送速度を低下させる搬送速度制御手段を備えているこ
とを特徴とする。
【0009】このラベルプリンタでは、印刷対象のラベ
ルに対応する可変データが、そのラベルの印刷時に可変
データ記憶手段に記憶されていないときに、搬送速度制
御手段は、台紙の搬送速度を低下させる。このため、ラ
ベルを逆搬送させた後に再度搬送する方式と比較し、ラ
イン抜けを生じさせることなく、印刷時間を短縮するこ
とが可能となる。
【0010】請求項3記載のラベルプリンタは、請求項
2記載のラベルプリンタにおいて、印刷手段は、サーマ
ルヘッドを備えると共に、サーマルヘッドを発熱させる
ための印刷パルスのパルス幅またはサーマルヘッドに供
給する供給電圧を台紙の搬送速度に応じて変化させるこ
とを特徴とする。
【0011】一般的に、台紙の搬送速度を低下させる
と、印刷パルスが出力されていない期間が長くなるた
め、サーマルヘッドの表面温度が低下する。このため、
台紙の搬送速度を単に低下させると、低下前と比較して
印刷濃度が薄くなる。このラベルプリンタでは、台紙の
搬送速度に応じて、印刷パルスのパルス幅を長くした
り、サーマルヘッドの供給電圧を高くしたりすることよ
り、台紙の搬送速度を変化させる場合であっても、ラベ
ルの印刷濃度を均一にする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るラベルプリンタ(以下、「プリンタ」という)
の好適な実施の形態について説明する。
【0013】図1は、プリンタ1の主要機構部品の側断
面図を示している。このプリンタ1では、オペレータ
が、例えば、図2に示すパーソナルコンピュータなどで
構成される別体の印刷情報出力装置C(以下、「情報出
力装置C」という)を用いて文字や図形の印刷データを
入力すると、その印刷データに基づいて、台紙に予め粘
着されているラベルに希望する文字や図形などが印刷さ
れる。この後、オペレータは、印刷したラベルを台紙か
ら剥離して任意の場所に粘着させることができる。
【0014】次に、プリンタ1の概要構成を図1を用い
て説明する。
【0015】プリンタ1は、同図に示すように、所定サ
イズにカットされた台紙BにラベルLが付着された枚葉
ラベル紙(以下、「ラベル紙」という)2を収納する収
納トレイ4を備えており、収納トレイ4には、ラベル紙
2の先端部の位置を規制すると共にその排出を容易にす
るためのストッパー金具6が形成されている。また、プ
リンタ1の搬送路8上には、用紙トレイ4内のラベル紙
2を搬送路8に送り出すためのピックアップローラ10
と、ピックアップローラ10によって送り出されたラベ
ル紙2を搬送路9側に押圧するための押圧ローラ12
と、ラベル紙2を搬送するためのガイドローラ14,1
6およびピンチローラ18,20と、ラベル紙2を排出
させるための排出ローラ22およびピンチローラ24
と、搬送路8上を搬送されているラベル紙2に光を照射
する発光素子36およびラベル紙2によって反射した照
射光を受光する受光素子38からなる第2ホトセンサ4
0と、ラベル紙2に光を照射する発光素子30およびラ
ベル紙2を透過した照射光を受光する受光素子32から
なる第1ホトセンサ34と、サーマルヘッド(以下、単
に「ヘッド」という)42に対向すると共に印刷時にヘ
ッド42と相俟ってラベル紙2を挟み込むプラテンロー
ラ44とが配設されている。
【0016】また、ボディ下部には、図示しないギア機
構を介して、上記した各種ローラを回転させるためのス
テッピングモータ(搬送手段)48(以下、「モータ4
8」という)と、ヘッド42の印刷に対する各種制御や
発光素子30の各照射量の設定などを実行する制御装置
50が配設され、ボディ上部には、後述するCPU60
と共に本発明における印刷手段を構成するヘッド42が
取り付けられると共に、転写リボンRが収納された転写
リボンカセット52が着脱自在に装着されている。
【0017】次に、プリンタ1の動作概要について説明
する。情報出力装置Cから制御装置50に印刷命令が出
力されると、制御装置50は、モータ48を駆動するこ
とによって、ピックアップローラ10、押圧ローラ1
2、ガイドローラ14,16、排出ローラ22およびプ
ラテンローラ44を回転させる。これに伴って、用紙ト
レイ4から排出されたラベル紙2が搬送路8上を搬送さ
れる。ラベル紙2が第2ホトセンサ40を通過する際に
は、発光素子36によって照射された照射光がラベル2
によって反射されることによって、受光素子38が反射
光を受光すると共に光電変換して反射検出電圧として制
御装置50に出力する。また、ラベル紙2がさらに搬送
されて第1ホトセンサ34を通過する際には、発光素子
30によって光が照射され、受光素子32が、ラベル紙
2を透過した透過光を受光すると共に光電変換して透過
検出電圧として制御装置50に出力する。一方、制御装
置50は、受光素子38からの反射検出電圧に基づいて
ラベル紙2の表裏を判別した後、受光素子32からの透
過検出電圧に基づいて発光素子30の照射量を最適量に
調節すると共に、ラベル紙2上の各ラベルLの先端部の
位置を検出する。ラベルLがヘッド42の位置まで搬送
されると、制御装置50の制御下で、ヘッド42の発熱
によってラベルLに所定の情報が印刷される。制御装置
50は、ラベルLの先端部の検出結果に基づいて各ラベ
ルLにそれぞれ印刷した後、ヘッド42を上方へ引き上
げると共に排出口28からラベル紙2を排出することに
よって、印刷を終了する。
【0018】次に、図2〜4を参照して、制御装置50
の主な構成と動作について説明する。
【0019】図2に示すように、制御装置50は、各種
制御処理を実行するマイクロコンピュータ(本発明にお
ける搬送速度制御手段に相当し、以下、「CPU」とい
う)60と、CPU60による演算結果などを一時的に
記憶するEEPROM(Electrically Erasable PROM)
であるメモリ61と、情報出力装置Cから出力される印
刷情報としての固定データおよび可変データ、並びに受
光素子32から出力される電圧値に対する受光データD
tを記憶するRAM62と、2つのD/A変換部63,
64と、2つのA/D変換部65,66と、2つのコン
パレータ67,68を有するコンパレータ部69と、モ
ータ48をドライブするモータドライバ70と、ヘッド
42への印刷データの出力を制御するヘッド制御部71
と、抵抗72〜75とを備えている。
【0020】この制御装置50では、メモリ61が、発
光素子30を発光させるための電圧データDvを記憶し
ている。D/A変換部64は、メモリ61に予め記憶さ
れている電圧データDvがCPU60によって出力され
ると、電圧データDvを所定のアナログ電圧にディジタ
ル−アナログ変換して発光素子30に供給することによ
って、発光素子30を発光させる。ラベル紙2がホトセ
ンサ34の間を通過すると、受光素子32がラベル紙2
を透過する照射光を光電変換して抵抗75の両端に透過
検出電圧を発生させる。一方、D/A変換部63は、C
PU60から出力される基準電圧データDref1,Dref2
を、それぞれ基準電圧Vref1およびVre f2にディジタル
−アナログ変換してコンパレータ67,68のプラス入
力に出力する。これにより、台紙Bがホトセンサ34の
間を通過する場合には、コンパレータ67がハイレベル
の判別信号S1を出力し、ラベルLがホトセンサ34の
間を通過する場合には、コンパレータ67,68が共に
判別信号S1,S2をそれぞれ出力する。これにより、
CPU60は、判別信号S1,S2を監視することによ
り、台紙BおよびラベルLのいずれが通過しているかを
判別することができる。なお、CPU60は、A/D変
換部66を介して透過検出電圧に基づく受光データDt
の値を監視することにより、必要に応じて、ラベル紙2
がない状態における受光データDtの値と、台紙Bに対
する受光データDtの値との中間に基準電圧Vref1を再
設定し、台紙Bに対する受光データDtの値と、ラベル
Lに対する受光データDtの値との中間に基準電圧V
ref2を再設定する。
【0021】また、メモリ61は、ホトセンサ40の反
射検出電圧に基づいて台紙BおよびラベルLの通過を判
別するための基準電圧Vref3およびVref4を記憶してい
る。A/D変換部65は、受光素子38から出力される
電流によって抵抗74の両端に発生した反射検出電圧を
アナログ−ディジタル変換し、変換した受光データDr
をCPU60に出力する。CPU60は、入力した受光
データDrの値と、基準電圧Vref3およびVref4の値と
を比較し、受光データDrの値が基準電圧Vre f4よりも
低いときは、ラベル紙2がホトセンサ40を通過してい
ないと判別し、受光データDrの値が基準電圧Vref3
値と基準電圧Vref4の値との中間にあるときは、台紙B
が通過していると判別し、受光データDrが基準電圧V
ref3よりも高いときは、ラベルLが通過しているものと
判別する。この結果、CPU60は、受光データDrの
値が基準電圧Vref1を中心として上下に変動しない場合
に、ラベル紙2の表裏が逆と判別する。なお、この基準
電圧Vref3およびVref4は、台紙Bの色が青で、ラベル
Lの色が白の場合を想定しているが、これに限らず、ラ
ベル紙2の種類に応じて基準電圧Vref3およびVref4
値を適宜変更してもよい。
【0022】さらに、メモリ61には、モータ48の所
定の速度に対して、ラベル紙2がホトセンサ34からヘ
ッド42まで搬送されるために要する時間データが記憶
されており、CPU60は、ラベルLがホトセンサ34
を通過したことを検出した後、メモリ61に記憶されて
いる時間データに基づいて、ラベルL上の所定の位置に
印刷することができるようになっている。
【0023】また、制御装置50では、CPU60が、
印刷前に、図3に示す値(A)〜(G)からなり固定デ
ータおよび可変データの領域をそれぞれ特定するための
領域データを情報出力装置Cから入力する。次いで、C
PU60は、ラベル紙2上の複数のラベルLに共通する
内容(例えば、取り扱い説明などの情報)であってビッ
トイメージデータである固定データ(同図参照)を情報
出力装置Cから入力してRAM62に記憶させた後、個
々のラベルLのそれぞれ印刷直前に、各印刷対象のラベ
ルLに対応する内容(例えば、製造番号などの情報)で
あってビットイメージデータである可変データを情報出
力装置Cから入力してRAM62に記憶させる。また、
CPU60は、各ラベルLの印刷時に、領域データに基
づいて固定データと可変データとをビットマップ展開
し、展開したビットイメージデータに従って印刷を開始
する。なお、RAM62の可変データ記憶領域は、印刷
中のラベルLに対応する可変データを記憶する第1記憶
領域、および次に印刷するラベルLに対応する可変デー
タを記憶する第2記憶領域の少なくとも2つの記憶領域
から構成されており、両記憶領域は、CPU60の制御
下で、情報出力装置Cから次々と入力される可変データ
を交互に記憶する。
【0024】次に、プリンタ1における印刷制御処理に
ついて、図4を参照して説明する。
【0025】この処理では、まず最初に、情報出力装置
Cから、前述した領域データを初めとして、ラベル紙対
応機種かロール紙対応機種かなどのラベルプリンタのマ
シンタイプの設定データ、RAM62の固定データおよ
び可変データのクリア命令データなどが出力され、これ
により、印刷フォーマットが設定される(ステップ8
1)。次いで、情報出力装置Cから固定データが出力さ
れると、CPU60は、RAM62の固定データ記憶領
域にその固定データを転送する(ステップ82)と共
に、イメージデータである固定データに基づいてビット
マップを展開する(ステップ83)。
【0026】次いで、情報出力装置Cから可変データが
出力されると、CPU60は可変データをRAM62の
第1記憶領域に転送する(ステップ84)と共に、固定
データおよび可変データの両者に基づいてビットマップ
展開する。次いで、CPU60は、ラベル紙2の搬送を
開始し、ホトセンサ34からの透過検出電圧に基づく判
別信号S1,S2に基づいてラベルLの先端の通過を検
出する(ステップ85)。ラベルLの通過が検出される
と、CPU60は、固定データおよび可変データの両者
に基づくビットマップ展開が終了しているか否かを判別
する(ステップ86)。終了していると判別したとき
は、検出されたラベルLにビットマップ展開に基づくビ
ットデータを印刷する(ステップ87)。次いで、CP
U60は、次のラベルLの印刷のための紙送りを行い
(ステップ88)、情報出力装置Cから出力される次の
ラベルLに対応する可変データをRAM62の第2記憶
領域に転送する(ステップ84)。
【0027】一方、前述したステップ86において、ビ
ットマップ展開が終了していないと判別したときは、C
PU60は、ラベルLの搬送速度に可変データの転送速
度が追従していないものとして、モータドライバ70に
出力するステッピングモータパルス信号の出力周期を長
くすることによって、ラベル紙2の搬送速度を1段階
(例えば、通常において100mm/秒のときに、50
mm/秒に)低下させる(ステップ89)。次いで、メ
モリ61内の時間データとラベルLの先端を検出した時
からの搬送時間とに基づいて、印刷対象であるラベルL
が印刷位置に到達したか否かを判別する(ステップ9
0)。到達したと判別したときは、CPU60は、ビッ
トマップ展開が終了したか否かを判別する(ステップ9
1)。
【0028】終了していると判別したときは、CPU6
0は、印刷を開始する(ステップ87)。この場合、C
PU60は、搬送速度を低下させたため、ヘッド42に
出力する印刷パルスのパルス幅を、通常搬送速度におけ
る場合のパルス幅よりも長く(例えば、1.5倍から2
倍に)設定する。これにより、ラベル紙2の搬送速度を
低下させて印刷パルスを出力しない期間が長くなったこ
とによってヘッド42の表面温度が低下した場合であっ
ても、その表面温度を通常速度の場合と同一の温度に制
御することができる結果、通常搬送速度の場合と同一の
印刷濃度で印刷することができる。なお、印刷パルスの
パルス幅は、1つの印刷パルスのパルス幅を長くするこ
とによって変更してもよいし、複数の印刷パルスを連続
して出力することによって変更してもよい。さらに、ヘ
ッド42に供給する電源電圧を通常搬送速度における電
源電圧よりも高く設定することによって、ヘッド42の
表面温度を同一に維持させるようにしてもよい。
【0029】一方、ステップ91において、ビットマッ
プ展開が終了していないと判別したときは、CPU60
は、ステッピングモータパルス信号の周期をさらに長く
することによって、モータ48の速度を1段階(例え
ば、25mm/秒に)さらに低下させる(ステップ9
2)。この場合には、印刷対象であるラベルLが印刷位
置を通過しているため、CPU60は、印刷すべき位置
に正確に印刷するために、そのラベルLをホトセンサ3
4の手前(収納トレイ4側)の待機位置までバックフィ
ードする(ステップ93)。次いで、紙送りし(ステッ
プ88)、必要であれば、可変データの再転送を行った
(ステップ84)後、上述した各ステップ85〜88を
繰り返す。この場合には、CPU60は、印刷パルスの
パルス幅をさらに長く(例えば、通常搬送速度のときの
3倍から4倍に)設定する。これにより、印刷濃度を通
常搬送速度のときと同一にすることができる。以後、こ
の処理を繰り返して処理することにより、各ラベルLの
印刷を終了する。
【0030】以上、本発明の好適な実施形態について種
々述べてきたが、本発明は上述する実施形態に限定され
るものではなく、適宜改変することができる。例えば、
本実施形態では、搬送速度とデータ転送速度に応じて搬
送速度を2段階低下させているが、搬送速度をさらに多
段階で制御するようにしてもよい。また、必要に応じ
て、低下させた搬送速度を再び上げるように制御しても
よい。この場合には、搬送速度に応じて印刷パルスのパ
ルス幅を変更することは勿論である。
【0031】さらに、可変データは1つのまとまったブ
ロックに限定されず、複数に分割されたブロックで構成
してもよい。この場合には、前述した印刷制御処理にお
けるステップ86において、分割されているすべてのブ
ロックの可変データに基づくビットマップ展開が終了し
ている必要はなく、個々のブロックの可変データに基づ
くビットデータのそれぞれ印刷時点で、その可変データ
についてビットマップ展開が終了したか否かを判別すれ
ばよい。このように構成することにより、搬送速度をき
め細やかに制御することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のラベルプ
リンタによれば、固定データを入力した後に可変データ
のみを入力することにより、印刷情報出力装置からラベ
ルプリンタに転送すべきデータ量を低下させることがで
きる。これにより、データ転送速度が相対的に上がるた
め、印刷データの転送速度を台紙の搬送速度に追従させ
ることができる結果、印刷抜けを生じさせることなく印
刷速度を上げることができる。
【0033】また、請求項2記載のラベルプリンタによ
れば、搬送速度制御手段が、印刷対象のラベルに対応す
る可変データが可変データ記憶手段に記憶されていない
ときに台紙の搬送速度を低下させることにより、ラベル
を逆搬送させた後に再度搬送する方式と比較し、ライン
抜けを生じさせることなく、印刷時間を短縮することが
できる。
【0034】さらに、請求項3記載のラベルプリンタに
よれば、印刷手段が印刷パルスのパルス幅またはサーマ
ルヘッドに供給する供給電圧を台紙の搬送速度に応じて
変化させることにより、台紙の搬送速度を変化させる場
合であっても、ラベルの印刷濃度を均一にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るラベルプリンタの内部構造の
概要を示す断面図である。
【図2】本実施形態に係るラベルプリンタの制御装置の
回路図である。
【図3】固定データおよび可変データを説明するための
ラベル紙の上面図である。
【図4】印刷制御処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ラベルプリンタ 2 ラベル紙 42 サーマルヘッド 48 ステッピングモータ 60 CPU 62 RAM B 台紙 L ラベル C 印刷情報出力装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台紙に剥離可能に付着された複数のラベ
    ルに共通する内容であって印刷情報出力装置から出力さ
    れた固定データを記憶する固定データ記憶手段と、個々
    の前記ラベルに対応し当該個々のラベルのそれぞれの印
    刷直前に前記印刷情報出力装置から出力された可変デー
    タを記憶する可変データ記憶手段と、搬送路上において
    前記台紙を搬送する搬送手段と、前記固定データ記憶手
    段および前記可変データ記憶手段にそれぞれ記憶されて
    いる前記固定データおよび前記可変データに基づく印刷
    情報を前記搬送手段によって搬送されている前記台紙上
    の前記ラベルに印刷する印刷手段とを備えていることを
    特徴とするラベルプリンタ。
  2. 【請求項2】 印刷対象の前記ラベルに対応する前記可
    変データが当該ラベルの印刷時に前記可変データ記憶手
    段に記憶されていないときに、前記搬送手段による前記
    台紙の搬送速度を低下させる搬送速度制御手段を備えて
    いることを特徴とする請求項1記載のラベルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記印刷手段は、サーマルヘッドを備え
    ると共に、当該サーマルヘッドを発熱させるための印刷
    パルスのパルス幅または当該サーマルヘッドに供給する
    供給電圧を前記台紙の搬送速度に応じて変化させること
    を特徴とする請求項2記載のラベルプリンタ。
JP18141596A 1996-06-20 1996-06-20 ラベルプリンタ Expired - Fee Related JP3155468B2 (ja)

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