JP2534375B2 - ワ―クの昇降装置 - Google Patents

ワ―クの昇降装置

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JP2534375B2
JP2534375B2 JP2003774A JP377490A JP2534375B2 JP 2534375 B2 JP2534375 B2 JP 2534375B2 JP 2003774 A JP2003774 A JP 2003774A JP 377490 A JP377490 A JP 377490A JP 2534375 B2 JP2534375 B2 JP 2534375B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、例えばトランスファ装置のシャトルバー
に取り付けられるワークの昇降装置、特にワークを持ち
上げて所定位置で停止させることができるワークの昇降
装置に関するものである。
(従来の技術) 従来のワークの昇降装置にあっては、例えば、第9図
及び第10図に示すようなものがある。
第9図中、符号1はワークの昇降装置で、このワーク
の昇降装置1には、昇降装置本体2の上部に開口部3aを
有するシリンダ部3が形成され、このシリンダ部3内
に、上下動部材4のピストン部4aが挿入されている。そ
して、この上下動部材4の保持部4bが前記開口部3aから
上方に突出して、この保持部4bでワークが保持されるよ
うになっている。
このシリンダ部3には、上下動部材4のピストン部4a
によって画成された圧力室5が設けられ、この圧力室5
内の圧力が正圧又は負圧に制御されて、上下動部材4の
昇降が行なわれるようになっている。
そして、昇降装置本体2の側部に、上下動部材4の上
昇時の位置決めを行なうピストン部材6が取り付けられ
ている。このピストン部材6は、昇降装置本体2に固着
されたシリンダ部7内に左右動自在に挿入され、シリン
ダ部7内に画成された圧力室8の圧力制御により左右移
動するようになっている。
かかるワークの昇降装置1は、例えば第10図に示すよ
うに、トランスファ装置の一対のシャトルバー9,9上に
取り付けられ、これらのワークの昇降装置によって搬送
すべきワーク10を下方から支持するようにしている。具
体的には、圧力室5内の圧力を上げることにより、ピス
トン部4aを上昇させ、ワーク10が所定高さに到ったとき
に、シリンダ部7の圧力室8内の圧力を制御することに
よりピストン部材6を図中左方向に移動させて、上下動
部材4の位置決し、この位置で保持部4bによるワーク10
の支持を行なうようにしている。そして、圧力室8内を
負圧にして、ピストン部材6を右方向に移動させること
により位置決状態を解除し、圧力室5を負圧にして上下
動部材4を下降させるようにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のものにあっては、圧
力室5内の圧力を制御する圧力系と、ピストン部材6を
左右動させるために圧力室8内の圧力を制御する圧力系
との2系統の圧力系を必要とするため、圧力系制御のシ
ステムが煩雑なものとなり、また、昇降装置本体2にピ
ストン部剤6及びシリンダ部7を取り付けるために、そ
の製造工数と製造コストが増大する、という問題があっ
た。
(課題を解決するための手段) この発明は、かかる従来の課題に着目してなされたも
ので、昇降装置本体に、上部に開口部を有するシリンダ
部を形成し、該シリンダ部内に上下動部材のピストン部
を上下動自在に挿入し、該上下動部材の上端部に設けら
れワークを保持する保持部を前記開口部から上方に突出
させ、該ピストン部とシリンダ部とで画成された圧力室
内の圧力を制御することにより、前記上下動部材を上下
動させるワークの昇降装置において、前記シリンダ部内
周壁の所定位置に係合溝部を設け、前記上下動部材に、
前記圧力室の正圧時に、係合部が前記係合溝部に係合し
て上昇状態の上下動部材を位置決めし、かつ、負圧時
に、前記係合部と係合溝部との係合を解除することによ
り上下動部材の下降させる係合手段を設けたワークの昇
降装置としたことを特徴とする。
(作 用) かかる手段によれば、圧力室内が正圧状態にされる
と、その圧力によって上下動部材が上方に持ち上げられ
ていく。そして、この上下動部材が所定の高さに到る
と、係合手段によって係合部とシリンダ部の係合溝部と
の係合が行われ、上下動部材の上昇が阻止されて所定高
さに位置決めされる。
この状態で、圧力室内が正圧状態から負圧状態に変更
制御されると、シリンダ部内の所定高さ位置に位置決め
されている上下動部材が外気圧によって下方に押圧され
る。このとき、係合手段によって前記係合部と係合溝部
との係合状態が解除されるため、上下動部材はシリンダ
部内を円滑に下降させられることになる。
このように、圧力室内の圧力を1つの圧力系統で制御
することで、上下動部材の上昇位置決めと下降を行うよ
うにしているため、圧力制御系のシステムが簡易なもの
となり、従って、ワークの昇降装置の製造工数と製造コ
ストとの低減を図ることができる。
(実施例) 以下、この発明を実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第7図はこの発明の第1実施例を場す図
である。尚、第10図に示した部材と同一の部材は同一符
号を付して示してある。
まず構成を説明すると、第1図中符号11はワークの昇
降装置で、このワークの昇降装置11には、昇降装置本体
12の上部に開口部20を有するシリンダ部13が形成され、
このシリンダ部13内に上下動部材18のピストン部19挿入
されている。そしてこのシリンダ部18の上端部に設けら
れた保持部22が前記開口部20上方に突出して、この保持
部22上でワークが保持されるようになっている。更に、
前記上下動部材18のピストン部19には係合手段としての
板バネ15が装着されている。
詳しくは、シリンダ部13は、第1図及び第3図に示す
ように、薄型長方体の空間によって形成され、昇降装置
本体12内に複数並設されている。そして、各シリンダ部
13の下端部には、昇降装置本体12を貫通する空気穴16が
設けられ、上端所定位置には、係合溝部17が設けられて
いる。
かかるシリンダ部13に挿入される上下動部材18は、第
1図及び第3図に示すように、シリンダ部13と対応して
薄形に形成され、この上下動部材18に設けられているピ
ストン部19は幅広の下端部で形成されている。そして、
上下動部材18のピストン部19がシリンダ部13内壁に気密
かつ摺動自在に嵌挿されて、シリンダ部13内に圧力室21
が画成されている。また、上下動部材18の上端の保持部
22は、ワーク10の支持部分の形状に対応して形成されて
いる。そして、この保持部22上面からピストン部19下面
まで貫通する空気抜き穴23が設けられている。このよう
な上下動部材18は、第5図に示すように、搬送するワー
ク10の種類に対応した数だけ昇降装置本体12に装備され
ている。
かかるピストン部19の底部で圧力室21内に設けられる
板バネ15は、第1図に示すように、ボルト24を介して取
り付けられている。詳しくは、この板バネ15は、第4図
に示すように、長板状に形成されており、その中央部に
は、ボルト24挿通用の孔25が設けられ、その両端には、
肉厚でかつ先端面が丸味を呈する係合部26,26が設けら
れている。そして、この板バネ15の長さは、第2図に示
すように、直状状態でピストン部19の下面両側から係合
部26,26が突出するように設定され、又、その幅は、ピ
ストン部19下面の幅に略一致するように設定されてい
る。第1図及び第2図に示すように、かかる板バネ15の
孔25を介してボルト24がピストン部19下面に固定される
ことにより、板バネ1が圧力室21内で湾曲するように装
着されている。そして、このボルト24の突出長さを調整
することで、上下動部材18の下降限と昇降ストロークH
とが決定されるようになっている。
このようなワークの昇降装置11は、第5図に示すよう
に、第10図の従来例の装置1と同じく、ワーク10の所定
箇所を下方から支持すべくシャトルバー9上に取り付け
られる。
次に、かかる構成よりなるワークの昇降装置の作用に
ついて説明する。
ワーク10を支持する場合には、第6図に示すように、
空気穴16からシリンダ部13の圧力室21内に空気が圧送さ
れ、圧力室21内の内圧が上昇すると、板バネ15によって
圧力室21上面側の気密が保持されていることから、この
撓んだ状態の板バネ15に図中矢印で示すような上方への
圧力が付加され、この結果上下動部材18が板バネ15を介
して上方に押圧される。このとき、板バネ15の係合部2
6,26は、第4図に示したように、先端面が丸味を呈して
いることから、摺動抵抗をほとんど受けることなく、シ
リンダ部13内壁を上下動部材18と一体に上昇する。従っ
て、上下動部材18は、圧力室21内の圧力によって、スム
ーズに上昇させられる。
上下動部材18が上昇し、板バネ15の係合部26,26がシ
リンダ部13の係合溝部17,17の位置に到ると、第7図に
示すように、その付勢力によって板バネ15が弾発的に直
状に延び、係合部26,26が係合溝部17,17に挿入されて係
合される。これにより、圧力室21の圧力による上方への
支持力と、肉厚な係合部26,26の係合溝部17,17への係合
力とによって、上下動部材18が係合溝部17の高さに正確
に位置決めされる。従って、ワーク10は、この高さ位置
で、上下動部材18の先端の保持部22を介して下方から支
持される。
次に、圧力室21から空気が吸引され、圧力室21内が負
圧状態にされると、第7図に示すように、空気抜き穴23
を通じて板バネ15に外気圧が下方に加わるため、2点鎖
線で示すように、板バネ15がボルト24に案内されて下方
に撓まされ、係合部26,26と係合溝部17,17との係合が解
除される。この結果、上下動部材18は、自重によって下
降させられ、第1図に示すように、元の下限位置に戻さ
れる。
このように、圧力室21内の圧力のみを制御すること
で、所定の昇降ストロークHで上下動部材18を昇降させ
ると共に、上下動部材18の上昇限での位置決めを行うよ
うにしたため、圧力制御系のシステムが簡易になり、ワ
ークの昇降装置11の製造工数と製造コストとの低減を図
ることができる。
また、昇降時にのみピストン部19に空気圧を与える構
造としたため、圧力室21内の多少の空気洩れは、ワーク
の昇降装置11の作動に何ら影響を与えることはない。従
って、シリンダ部13とピストン部19との間に気密用のシ
ールを特設する必要がなく、この点からも製造工数と製
造コストの低減を図ることができる。
第8図は、この発明の第2実施例を示す図である。
尚、第1図に示した部材と同一の部材には同一符号を付
して説明する。
図中符号34は上下動部材で、この上下動部材34に設け
られている係合手段は、先ず上下動部材34側方に開口す
る収納部36,36が形成され、この収納部36,36が後部で連
通路35,35を介して圧力室21と連通しかつ前部で空気抜
き穴39,39を介して外部に連通している。そして、この
収納部36,36に、係合部としてのピストン状の係合部材3
7,37がスプリング38,38により外側に付勢されている。
この係合部材37の先端部には樹脂部材40が冠着され、係
合部材37とシリンダ部13内壁との摺動抵抗の低減が図ら
れている。
かかる構成によれば、圧力室21内の正圧状態にする
と、収納部36が係合部材37によって気密に保たれている
ことから、圧力室21内の正圧によって上下動部材34は上
方に押圧され、上昇する。
上下動部材34の上昇によって、係合部材37の先端部が
シリンダ部13の係合溝部17に到ると、係合部材37は、収
納部36内の圧力とスプリング38の付勢力によって係合溝
部17に係合され、この高さで上下動部材34が位置決めさ
れる。
次に、圧力室21内を負圧状態に変更制御すると、係合
部材37が収納部36内にスプリング38の付勢力に抗して押
し戻されて、係合部材37先端部と係合溝部17との係合が
解除され、上下動部材34が自重によってシリンダ部13内
を下降し元の位置に戻る。
このように、圧力室21内の圧力のみを制御すること
で、上下動部材34の昇降を可能にしている。その他の構
成及び作用は、第1図のワークの昇降装置11と同様であ
るため記載を省略する。
(発明の効果) 以上説明してきたように、この発明によれば、圧力室
内の圧力を1つの圧力系統で制御することで、上下動部
材の上昇位置決めと下降を行うようにしているため、圧
力制御系のシステムが簡易なものとなり、従って、ワー
クの昇降装置の製造工数と製造コストの低減を図ること
ができる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図はこの発明のワークの昇降装置の第
1実施例を示す図で、第1図は同装置の断面図、第2図
は板バネと係合溝部との係合状態を示す断面図、第3図
は同装置の平面図、第4図は板バネの斜視図、第5図は
第1図のワークの昇降装置をシャトルバーに取り付けた
状態を示す斜視図、第6図は正圧時の上下動部材の上昇
作用を示す断面図、第7図は負圧時の上下動部材の下降
作用を示す図である。 第8図はこの発明のワーク昇降装置の第2実施例を示す
断面図である。 第9図及び第10図は従来例を示す図で、第9図は従来の
ワークの昇降装置を示す断面図、第10図は第9図のワー
クの昇降装置がシャトルバーに取り付けられた状態を示
す斜視図である。 11……ワークの昇降装置 12……昇降装置本体 13……シリンダ部 15……板バネ(係合手段) 17……係合溝部 18,34……上下動部材 19……ピストン部 20……開口部 21……圧力室 22……保持部 36……収納部 37……係合部材(係合手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降装置本体に、上部に開口部を有するシ
    リンダ部を形成し、該シリンダ部内に上下動部材のピス
    トン部を上下動自在に挿入し、該上下動部材の上端部に
    設けられワークを保持する保持部を前記開口部から上方
    に突出させ、該ピストン部とシリンダ部とで画成された
    圧力室内の圧力を制御することにより、前記上下動部材
    を上下動させるワークの昇降装置において、 前記シリンダ部内周壁の所定位置に係合溝部を設け、前
    記上下動部材に、前記圧力室の正圧時に、係合部が前記
    係合溝部に係合して上昇状態の上下動部材を位置決め
    し、かつ、負圧時に、前記係合部と係合溝部との係合を
    解除することにより上下動部材の下降させる係合手段を
    設けたことを特徴とするワークの昇降装置。
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