JP2534354Y2 - 内燃機関のスロットルバルブ開閉機構 - Google Patents
内燃機関のスロットルバルブ開閉機構Info
- Publication number
- JP2534354Y2 JP2534354Y2 JP1990403752U JP40375290U JP2534354Y2 JP 2534354 Y2 JP2534354 Y2 JP 2534354Y2 JP 1990403752 U JP1990403752 U JP 1990403752U JP 40375290 U JP40375290 U JP 40375290U JP 2534354 Y2 JP2534354 Y2 JP 2534354Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- negative pressure
- throttle
- throttle valve
- opener
- closing mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、吸気管負圧を利用しス
ロットルオープナを介してスロットルバルブを開閉する
ようにした内燃機関のスロットルバルブ開閉機構に関す
るものである。
ロットルオープナを介してスロットルバルブを開閉する
ようにした内燃機関のスロットルバルブ開閉機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関ではアイドル運転時にパ
ワーステアリング又はクーラーなどの負荷が加わったと
き、アイドル回転の低下を防ぐため、吸気管負圧の低下
を利用して強制的にスロットルバルブを開く、ダイヤフ
ラム構造のスロットルオープナが用いられている。スロ
ットルオープナを備えたスロットルバルブ開閉機構の従
来例を図3により説明すると、気化器本体1に接続した
吸気管2の負圧取出口21 に負圧取出部3を設け、該負
圧取出部3と負圧遅延装置4(スロットルバルブ7が急
に閉じるのを防止するための装置)、該負圧遅延装置4
とブラケット(図示せず)により適宜固定されたスロッ
トルオープナ5を、それぞれゴムホースによる負圧導管
6により連通接続し、スロットルバルブ7の回動軸71
に設けたスロットルドラム8には、スロットルオープナ
5により押圧される押圧当接部9と、スロットルドラム
8にスロットルバルブ7閉方向のトルクを与えるリター
ンばね10を設けたものである。なお、図3において4
1 はオリフィス、42 は逆止弁、51 はアクチュエー
タ、52 はダイヤフラム、53 はばねである。
ワーステアリング又はクーラーなどの負荷が加わったと
き、アイドル回転の低下を防ぐため、吸気管負圧の低下
を利用して強制的にスロットルバルブを開く、ダイヤフ
ラム構造のスロットルオープナが用いられている。スロ
ットルオープナを備えたスロットルバルブ開閉機構の従
来例を図3により説明すると、気化器本体1に接続した
吸気管2の負圧取出口21 に負圧取出部3を設け、該負
圧取出部3と負圧遅延装置4(スロットルバルブ7が急
に閉じるのを防止するための装置)、該負圧遅延装置4
とブラケット(図示せず)により適宜固定されたスロッ
トルオープナ5を、それぞれゴムホースによる負圧導管
6により連通接続し、スロットルバルブ7の回動軸71
に設けたスロットルドラム8には、スロットルオープナ
5により押圧される押圧当接部9と、スロットルドラム
8にスロットルバルブ7閉方向のトルクを与えるリター
ンばね10を設けたものである。なお、図3において4
1 はオリフィス、42 は逆止弁、51 はアクチュエー
タ、52 はダイヤフラム、53 はばねである。
【0003】このスロットルバルブ開閉機構では、吸気
管2の負圧が低下するとスロットルオープナ5がスロッ
トルドラム8の押圧当接部9を押し下げてスロットルバ
ルブ7を開き、負圧が高くなると前記押下げ力が減少し
リターンばね10の力によりスロットルバルブ7が閉じ
る。
管2の負圧が低下するとスロットルオープナ5がスロッ
トルドラム8の押圧当接部9を押し下げてスロットルバ
ルブ7を開き、負圧が高くなると前記押下げ力が減少し
リターンばね10の力によりスロットルバルブ7が閉じ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記スロッ
トルバルブ開閉機構では、気化器本体1の近傍に種々の
装置が込み入って配置されているため、負圧取出口21
とスロットルオープナ5を結ぶ負圧導管(負圧伝達経
路)6の長さが長くなり、内径も大きい上、負圧低下時
に外圧によりつぶれ易いゴムホースで構成されているた
め、吸気管2の負圧低下に対する応答が遅く、エンジン
負荷が増大した瞬間からスロットルオープナ5が作動す
るまでに時間がかかってしまうという欠点があった。通
常、アイドリング時のエンジン回転数は騒音、燃費を考
慮して低い回転数に設定されるが、フォークリフトのよ
うにアイドリング状態でリフト操作を行ったり、パワー
ステアリングを作動させるときには、スロットルオープ
ナ5の応答が遅いとエンジンが停止してしまうことがあ
り、これを防止するためには、やむなく、アイドリング
時のエンジン回転数を高く設定しなければならないとい
う問題点があった。本考案は、気化器本体に形成した負
圧取出口とスロットルオープナを直結することにより、
上記従来の問題点を解決したもので、同時に装置の取り
付けをコンパクトかつ容易とし、しかも、安価にできる
内燃機関のスロットルバルブ開閉機構を提供することを
目的としている。
トルバルブ開閉機構では、気化器本体1の近傍に種々の
装置が込み入って配置されているため、負圧取出口21
とスロットルオープナ5を結ぶ負圧導管(負圧伝達経
路)6の長さが長くなり、内径も大きい上、負圧低下時
に外圧によりつぶれ易いゴムホースで構成されているた
め、吸気管2の負圧低下に対する応答が遅く、エンジン
負荷が増大した瞬間からスロットルオープナ5が作動す
るまでに時間がかかってしまうという欠点があった。通
常、アイドリング時のエンジン回転数は騒音、燃費を考
慮して低い回転数に設定されるが、フォークリフトのよ
うにアイドリング状態でリフト操作を行ったり、パワー
ステアリングを作動させるときには、スロットルオープ
ナ5の応答が遅いとエンジンが停止してしまうことがあ
り、これを防止するためには、やむなく、アイドリング
時のエンジン回転数を高く設定しなければならないとい
う問題点があった。本考案は、気化器本体に形成した負
圧取出口とスロットルオープナを直結することにより、
上記従来の問題点を解決したもので、同時に装置の取り
付けをコンパクトかつ容易とし、しかも、安価にできる
内燃機関のスロットルバルブ開閉機構を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案においては、上述
の目的を達成するため、吸気管負圧を利用しスロットル
オープナを介してスロットルバルブを開閉するようにし
たものにおいて、気化器本体の一側部を厚肉部に形成し
て当該厚肉部に負圧取出口を気化器本体の軸方向に形成
し、該負圧取出口部に継手部材を介してスロットルオー
プナを直結し、該スロットルオープナのアクチュエータ
に負圧遅延装置を一体的に形成するようにしている。
の目的を達成するため、吸気管負圧を利用しスロットル
オープナを介してスロットルバルブを開閉するようにし
たものにおいて、気化器本体の一側部を厚肉部に形成し
て当該厚肉部に負圧取出口を気化器本体の軸方向に形成
し、該負圧取出口部に継手部材を介してスロットルオー
プナを直結し、該スロットルオープナのアクチュエータ
に負圧遅延装置を一体的に形成するようにしている。
【0006】
【作用】負圧取出口部にスロットルオープナを直結した
ので、これらを結ぶ負圧伝達経路が著しく短縮されると
共に、負圧導管の変形もないのでスロットルオープナの
応答速度が向上する。併せてスロットルオープナの取付
に場所をとらずコンパクトにまとめられる。
ので、これらを結ぶ負圧伝達経路が著しく短縮されると
共に、負圧導管の変形もないのでスロットルオープナの
応答速度が向上する。併せてスロットルオープナの取付
に場所をとらずコンパクトにまとめられる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1及び図2に基づ
いて説明すると、本考案のスロットルバルブ開閉機構
は、図3に示す従来例とほぼ同様であるが、気化器本体
1の一側を厚肉に形成して厚肉部とし、この厚肉部に負
圧経路11を気化器本体1の軸芯に沿って形成し、且つ
その通路を鋳抜き構造として機械加工なしで形成し、そ
の下方側端部をスロットルバルブ7の配設位置よりも下
方部で気化器本体1内に開口して負圧取出口12とする
とともに、上方部で気化器本体1外に開口13し、開口
部13には継手部材11を介して、アクチュエータ51
に負圧遅延装置4を一体的に設けたスロットルオープナ
5を連通接続させたものである。スロットルオープナ5
では、円筒状ケーシング内の上方部にオリフィス4
1と、吸気管2の負圧低下時にのみ開く逆止弁42を設
けて負圧遅延装置4を構成するとともに、ケーシング内
の下方部にはダイヤフラム52を設けてアクチュエータ
51を構成している。なお、図1において、12はベン
チュリ、13はフランジ部である。また、図1、2にお
いて、図3中の符号と同一の符号を付した要素は、図3
中の要素と実質的に同一の要素を示している。
いて説明すると、本考案のスロットルバルブ開閉機構
は、図3に示す従来例とほぼ同様であるが、気化器本体
1の一側を厚肉に形成して厚肉部とし、この厚肉部に負
圧経路11を気化器本体1の軸芯に沿って形成し、且つ
その通路を鋳抜き構造として機械加工なしで形成し、そ
の下方側端部をスロットルバルブ7の配設位置よりも下
方部で気化器本体1内に開口して負圧取出口12とする
とともに、上方部で気化器本体1外に開口13し、開口
部13には継手部材11を介して、アクチュエータ51
に負圧遅延装置4を一体的に設けたスロットルオープナ
5を連通接続させたものである。スロットルオープナ5
では、円筒状ケーシング内の上方部にオリフィス4
1と、吸気管2の負圧低下時にのみ開く逆止弁42を設
けて負圧遅延装置4を構成するとともに、ケーシング内
の下方部にはダイヤフラム52を設けてアクチュエータ
51を構成している。なお、図1において、12はベン
チュリ、13はフランジ部である。また、図1、2にお
いて、図3中の符号と同一の符号を付した要素は、図3
中の要素と実質的に同一の要素を示している。
【0008】このスロットルバルブ開閉機構では負圧取
出口12部にスロットルオープナ5を直結した形体とな
っていて、これら負圧取出口12とスロットルオープナ
5との間の負圧伝達経路が著しく短縮されているうえ、
図3の従来例におけるゴムホースが省略され、負圧導管
の変形は生じないので、スロットルオープナ5の応答速
度が大幅に向上し、またスロットルオープナ5は前記継
手部材11に取付るので、従来必要であった取付ブラケ
ットを省略することができるものである。特に、本実施
例では、スロットルオープナ5内に負圧遅延装置4を一
体的に設けているので、スロットルオープナ5をコンパ
クトに構成することができ、しかも、装置の取り付けの
容易化やコストの低減などが大いに期待できるものであ
る。
出口12部にスロットルオープナ5を直結した形体とな
っていて、これら負圧取出口12とスロットルオープナ
5との間の負圧伝達経路が著しく短縮されているうえ、
図3の従来例におけるゴムホースが省略され、負圧導管
の変形は生じないので、スロットルオープナ5の応答速
度が大幅に向上し、またスロットルオープナ5は前記継
手部材11に取付るので、従来必要であった取付ブラケ
ットを省略することができるものである。特に、本実施
例では、スロットルオープナ5内に負圧遅延装置4を一
体的に設けているので、スロットルオープナ5をコンパ
クトに構成することができ、しかも、装置の取り付けの
容易化やコストの低減などが大いに期待できるものであ
る。
【0009】
【考案の効果】以上のように請求項1記載の考案によれ
ば、気化器本体の一側部を厚肉部に形成して当該厚肉部
に負圧取出口を気化器本体の軸方向に形成し、該負圧取
出口部に継手部材を介してスロットルオープナを直結
し、該スロットルオープナのアクチュエータに負圧遅延
装置を一体的に形成するので、負圧取出口とスロットル
オープナ間の負圧伝達経路が著しく短縮される上、負圧
導管の変形も生じないので、スロットルオープナの応答
速度が向上し、負圧取出口の負圧が低下したときにスロ
ットルオープナが迅速に応答してスロットルバルブを開
くことができるものである。また、スロットルオープナ
のアクチュエータと負圧遅延装置を一体構造に構成する
ので、スロットルオープナをコンパクト、かつ安価に構
成することができるという効果がある。
ば、気化器本体の一側部を厚肉部に形成して当該厚肉部
に負圧取出口を気化器本体の軸方向に形成し、該負圧取
出口部に継手部材を介してスロットルオープナを直結
し、該スロットルオープナのアクチュエータに負圧遅延
装置を一体的に形成するので、負圧取出口とスロットル
オープナ間の負圧伝達経路が著しく短縮される上、負圧
導管の変形も生じないので、スロットルオープナの応答
速度が向上し、負圧取出口の負圧が低下したときにスロ
ットルオープナが迅速に応答してスロットルバルブを開
くことができるものである。また、スロットルオープナ
のアクチュエータと負圧遅延装置を一体構造に構成する
ので、スロットルオープナをコンパクト、かつ安価に構
成することができるという効果がある。
【図1】本考案の実施例の縦断面図であって、図2の1
−1線断面図である。
−1線断面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】従来例の一部断面正面図である。
1 気化器本体 11 負圧経路 12 負圧取出口 13 開口部 2 吸気管 21 負圧取出口 3 負圧取出部 31 負圧経路 4 負圧遅延装置 5 スロットルオープナ 51 アクチュエータ 6 負圧導管 7 スロットルバルブ 8 スロットルドラム 11 継手部材
Claims (1)
- 【請求項1】 吸気管負圧を利用しスロットルオープナ
を介してスロットルバルブを開閉するようにした内燃機
関のスロットルバルブ開閉機構において、気化器本体の
一側部を厚肉部に形成して当該厚肉部に負圧取出口を気
化器本体の軸方向に形成し、該負圧取出口部に継手部材
を介してスロットルオープナを直結し、該スロットルオ
ープナのアクチュエータに負圧遅延装置を一体的に形成
したことを特徴とする内燃機関のスロットルバルブ開閉
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990403752U JP2534354Y2 (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 内燃機関のスロットルバルブ開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990403752U JP2534354Y2 (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 内燃機関のスロットルバルブ開閉機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0489842U JPH0489842U (ja) | 1992-08-05 |
JP2534354Y2 true JP2534354Y2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=31881486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990403752U Expired - Lifetime JP2534354Y2 (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 内燃機関のスロットルバルブ開閉機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534354Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3817761A (en) * | 1973-04-18 | 1974-06-18 | Du Pont | Mildewcide for paint |
US4196704A (en) * | 1978-08-03 | 1980-04-08 | Canadian Fram Limited | Idle speed control actuator |
-
1990
- 1990-12-19 JP JP1990403752U patent/JP2534354Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0489842U (ja) | 1992-08-05 |
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