JP2534195Y2 - ディジタル記録回路 - Google Patents
ディジタル記録回路Info
- Publication number
- JP2534195Y2 JP2534195Y2 JP1991062103U JP6210391U JP2534195Y2 JP 2534195 Y2 JP2534195 Y2 JP 2534195Y2 JP 1991062103 U JP1991062103 U JP 1991062103U JP 6210391 U JP6210391 U JP 6210391U JP 2534195 Y2 JP2534195 Y2 JP 2534195Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- power supply
- magnetic head
- current
- reactor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Digital Magnetic Recording (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は記録媒体にディジタル信
号を磁気記録又は光磁気記録するためのディジタル記録
回路に関する。
号を磁気記録又は光磁気記録するためのディジタル記録
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ヘッドはインダクタンスを有するの
で、磁気ヘッドによって高い周波数(短い周期)のディ
ジタル信号を記録する場合には、高インピーダンスにな
る。このため高周波の信号を磁気ヘッドで記録する場合
には高い駆動電圧が必要になる。高い電圧を得るために
LC共振回路を構成することも考えられるが、記録信号
の周波数が広い範囲で変化する場合にはLC共振動作を
維持することが困難になる。
で、磁気ヘッドによって高い周波数(短い周期)のディ
ジタル信号を記録する場合には、高インピーダンスにな
る。このため高周波の信号を磁気ヘッドで記録する場合
には高い駆動電圧が必要になる。高い電圧を得るために
LC共振回路を構成することも考えられるが、記録信号
の周波数が広い範囲で変化する場合にはLC共振動作を
維持することが困難になる。
【0003】この種の問題を解決するために図2に示す
ように磁気ヘッド駆動回路を構成することが特願平2−
76397号(特開平3−276404号)で提案され
ている。この磁気ヘッド駆動回路では、パルス発生回路
1とNOT回路2との組み合せによって第1及び第2の
スイッチ3、4を交互にオン・オフする。第1のスイッ
チ3のオン期間には直流電源5と抵抗6と定電流化作用
を有する第1のリアクトル7とから成る回路で電流が流
れ、第1のリアクトル7にエネルギーが蓄積される。こ
れと同時に電源5と抵抗6と第2のリアクトルと磁気ヘ
ッド9との第1のスイッチ3とから成る回路に電流が流
れる。第2のリアクトル8には第2のスイッチ4のオン
期間に蓄積されたエネルギーが残っているので、磁気ヘ
ッド9は電源5と第2のリアクトル8とで駆動されるこ
とになり、電源5の電圧が比較的低い場合であっても、
磁気ヘッド9に比較的大きな電流を流すことができる。
次に、第2のスイッチ4のオン期間には電源5と抵抗6
と第1のリアクトル7と磁気ヘッド9と第2のスイッチ
4とから成る回路に電流が流れ、電源5と第1のリアク
トル7の蓄積エネルギーとで磁気ヘッド9が駆動され
る。この時、第2のリアクトル8にも電流が流れ、ここ
にエネルギーが蓄積される。
ように磁気ヘッド駆動回路を構成することが特願平2−
76397号(特開平3−276404号)で提案され
ている。この磁気ヘッド駆動回路では、パルス発生回路
1とNOT回路2との組み合せによって第1及び第2の
スイッチ3、4を交互にオン・オフする。第1のスイッ
チ3のオン期間には直流電源5と抵抗6と定電流化作用
を有する第1のリアクトル7とから成る回路で電流が流
れ、第1のリアクトル7にエネルギーが蓄積される。こ
れと同時に電源5と抵抗6と第2のリアクトルと磁気ヘ
ッド9との第1のスイッチ3とから成る回路に電流が流
れる。第2のリアクトル8には第2のスイッチ4のオン
期間に蓄積されたエネルギーが残っているので、磁気ヘ
ッド9は電源5と第2のリアクトル8とで駆動されるこ
とになり、電源5の電圧が比較的低い場合であっても、
磁気ヘッド9に比較的大きな電流を流すことができる。
次に、第2のスイッチ4のオン期間には電源5と抵抗6
と第1のリアクトル7と磁気ヘッド9と第2のスイッチ
4とから成る回路に電流が流れ、電源5と第1のリアク
トル7の蓄積エネルギーとで磁気ヘッド9が駆動され
る。この時、第2のリアクトル8にも電流が流れ、ここ
にエネルギーが蓄積される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、図2の方式
では、2つのリアクトル7、8が必要になり、回路装置
が大型且つコスト高になる。また、2つのリアクトル
7、8に常に電流が流れ、これに含まれる抵抗分による
電力損失が生じる。また、第1及び第2のスイッチ3、
4に第1及び第2のリアクトル7、8の両方の電流が流
れることになり、第1及び第2のスイッチ3、4におけ
る電力損失が大きくなる。
では、2つのリアクトル7、8が必要になり、回路装置
が大型且つコスト高になる。また、2つのリアクトル
7、8に常に電流が流れ、これに含まれる抵抗分による
電力損失が生じる。また、第1及び第2のスイッチ3、
4に第1及び第2のリアクトル7、8の両方の電流が流
れることになり、第1及び第2のスイッチ3、4におけ
る電力損失が大きくなる。
【0005】そこで、本考案の目的は、小型化及び低損
失化が可能なディジタル記録回路を提供することにあ
る。
失化が可能なディジタル記録回路を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の考案は、磁気ヘッドと、直流電源と、前記直流電源に
基づいて前記磁気ヘッドに第1の方向の電流とこれと逆
の第2の方向の電流とを交互に流すことができるように
前記直流電源と前記磁気ヘッドとの間に設けられた切換
回路と、ディジタル記録信号に対応して前記切換回路を
制御する制御回路と、前記直流電源と前記切換回路との
間において前記直流電源に直列に接続さ れたリアクトル
とから成るディジタル記録回路に係わるものである。
の考案は、磁気ヘッドと、直流電源と、前記直流電源に
基づいて前記磁気ヘッドに第1の方向の電流とこれと逆
の第2の方向の電流とを交互に流すことができるように
前記直流電源と前記磁気ヘッドとの間に設けられた切換
回路と、ディジタル記録信号に対応して前記切換回路を
制御する制御回路と、前記直流電源と前記切換回路との
間において前記直流電源に直列に接続さ れたリアクトル
とから成るディジタル記録回路に係わるものである。
【0007】
【考案の作用及び効果】本考案では、切換回路でコイル
の電流方向を切換えることにより第1の方向と第2の方
向の磁束を発生させる。リアクトルは直流電源に直列に
接続されているので、この蓄積エネルギーはコイルの両
方向の電流に寄与する。従って、記録回路の小型化及び
低コスト化及び低損失化が可能になる。
の電流方向を切換えることにより第1の方向と第2の方
向の磁束を発生させる。リアクトルは直流電源に直列に
接続されているので、この蓄積エネルギーはコイルの両
方向の電流に寄与する。従って、記録回路の小型化及び
低コスト化及び低損失化が可能になる。
【0008】
【実施例】次に、図1に示す本考案の実施例に係わる光
磁気記録方式のディジタル記録回路を説明する。磁気ヘ
ッド40は、回転装置(図示せず)によって回転される
ディスク状記録媒体に信号を光磁気記録するために使用
するものであって、記録媒体に対向配置される。この実
施例では磁界変調方式を採用しているので、無変調光ビ
ームを記録媒体に投射し、磁気ヘッド40の磁束を変化
させる。これにより記録媒体は磁気ヘッド40の電流に
対応するように磁化される。
磁気記録方式のディジタル記録回路を説明する。磁気ヘ
ッド40は、回転装置(図示せず)によって回転される
ディスク状記録媒体に信号を光磁気記録するために使用
するものであって、記録媒体に対向配置される。この実
施例では磁界変調方式を採用しているので、無変調光ビ
ームを記録媒体に投射し、磁気ヘッド40の磁束を変化
させる。これにより記録媒体は磁気ヘッド40の電流に
対応するように磁化される。
【0009】記録ギャップを有する磁性体41とコアと
コイル42とから成る磁気ヘッド40は4つのスイッチ
Q1〜Q4のブリッジ回路から成る切換回路を介して駆
動用直流電源22に接続されている。電流持続作用(定
電流化作用)を有する1つのリアクトル21は直流電源
22に直列に接続されている。このリアクトル21のイ
ンダクタンス値は磁気ヘッド40のインダクタンス値よ
りも十分に大きい。
コイル42とから成る磁気ヘッド40は4つのスイッチ
Q1〜Q4のブリッジ回路から成る切換回路を介して駆
動用直流電源22に接続されている。電流持続作用(定
電流化作用)を有する1つのリアクトル21は直流電源
22に直列に接続されている。このリアクトル21のイ
ンダクタンス値は磁気ヘッド40のインダクタンス値よ
りも十分に大きい。
【0010】第1及び第4のスイッチQ1、Q4と第2
及び第3のスイッチQ2、Q3とを交互にオン・オフす
るための制御回路としてパルス発生回路29とNOT回
路(インバータ)30とが設けられている。パルス発生
回路29はライン31のディジタル記録信号に対応して
第1の電圧レベル(低レベル)と第2の電圧レベル(高
レベル)とを交互に有するパルス列を発生する。NOT
回路30はパルス発生回路29の出力を反転して第1及
び第4のスイッチQ1、Q4を制御する。第2 及び第3
のスイッチQ2、Q3にはパルス発生回路29の出力が
与えられる。
及び第3のスイッチQ2、Q3とを交互にオン・オフす
るための制御回路としてパルス発生回路29とNOT回
路(インバータ)30とが設けられている。パルス発生
回路29はライン31のディジタル記録信号に対応して
第1の電圧レベル(低レベル)と第2の電圧レベル(高
レベル)とを交互に有するパルス列を発生する。NOT
回路30はパルス発生回路29の出力を反転して第1及
び第4のスイッチQ1、Q4を制御する。第2 及び第3
のスイッチQ2、Q3にはパルス発生回路29の出力が
与えられる。
【0011】パルス発生回路29の出力パルスが低レベ
ルの期間に第1及び第4のスイッチQ1、Q4がオンに
なり、電源22とリアクトル21と第1のスイッチQ1
とコイル42と第4のスイッチQ4とから成る閉回路が
形成され、コイル42に第1の方向の電流が流れ、相対
的に移動している磁気記録媒体(図示せず)に第1の方
向の磁化領域が生じる。次に、パルス発生回路29の出
力が高レベルになると、第2及び第3のスイッチQ2、
Q3がオンになり、電源22とリアクトル21と第3の
スイッチQ3とコイル42と第2のスイッチQ2とから
成る閉回路が形成され、コイル42に第2の方向の電流
が流れ、記録媒体に第2の方向の磁化領域が生じる。
ルの期間に第1及び第4のスイッチQ1、Q4がオンに
なり、電源22とリアクトル21と第1のスイッチQ1
とコイル42と第4のスイッチQ4とから成る閉回路が
形成され、コイル42に第1の方向の電流が流れ、相対
的に移動している磁気記録媒体(図示せず)に第1の方
向の磁化領域が生じる。次に、パルス発生回路29の出
力が高レベルになると、第2及び第3のスイッチQ2、
Q3がオンになり、電源22とリアクトル21と第3の
スイッチQ3とコイル42と第2のスイッチQ2とから
成る閉回路が形成され、コイル42に第2の方向の電流
が流れ、記録媒体に第2の方向の磁化領域が生じる。
【0012】図1の回路ではリアクトル21が電源22
に直列に接続され、コイル42に第1の方向の電流を流
す時と第2の方向に電流を流す時に共用している。従っ
て、図1の回路を図2の回路よりも小型化及び低コスト
化することができる。また、図2の従来回路では、第1
及び第2のスイッチ3、4にヘッド9を通る電流とリア
クトル7又は8を通る電流の両方が流れるが、図1の回
路では1つのリアクトル21が電源22と磁気ヘッド4
0との間に設けられているのみであるから、リアクトル
21の電流と磁気ヘッド40の電流が加算して第1〜第
4のスイッチQ1、Q2を流れることはない。このた
め、第1〜第4のスイッチQ1〜Q4の電力損失が小さ
くなる。
に直列に接続され、コイル42に第1の方向の電流を流
す時と第2の方向に電流を流す時に共用している。従っ
て、図1の回路を図2の回路よりも小型化及び低コスト
化することができる。また、図2の従来回路では、第1
及び第2のスイッチ3、4にヘッド9を通る電流とリア
クトル7又は8を通る電流の両方が流れるが、図1の回
路では1つのリアクトル21が電源22と磁気ヘッド4
0との間に設けられているのみであるから、リアクトル
21の電流と磁気ヘッド40の電流が加算して第1〜第
4のスイッチQ1、Q2を流れることはない。このた
め、第1〜第4のスイッチQ1〜Q4の電力損失が小さ
くなる。
【0013】
【変形例】本考案は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図1で第1及び第4のスイッチQ1、Q4に第
1の導電型(PNP型またはPチャンネル型)のトラン
ジスタを使用し、第2及び第3のスイッチQ2、Q3に
第2の導電型(NPN型またはNチャンネル型)のトラ
ンジスタを使用することによってNOT回路30を省く
ことができる。 (2) 光ビームを伴なわないで磁気記録する場合にも
本考案を適用することができる。
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図1で第1及び第4のスイッチQ1、Q4に第
1の導電型(PNP型またはPチャンネル型)のトラン
ジスタを使用し、第2及び第3のスイッチQ2、Q3に
第2の導電型(NPN型またはNチャンネル型)のトラ
ンジスタを使用することによってNOT回路30を省く
ことができる。 (2) 光ビームを伴なわないで磁気記録する場合にも
本考案を適用することができる。
【図1】本考案の実施例のディジタル記録回路を示す回
路である。
路である。
【図2】従来のディジタル記録回路を示す回路図であ
る。
る。
【符号の説明】40 磁気ヘッド41 コア42 コイル 21 リアクトル 22 電源Q1〜Q4 スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気ヘッドと、 直流電源と、 前記直流電源に基づいて前記磁気ヘッドに第1の方向の
電流とこれと逆の第2の方向の電流とを交互に流すこと
ができるように前記直流電源と前記磁気ヘッドとの間に
設けられた切換回路と、 ディジタル記録信号に対応して前記切換回路を制御する
制御回路と、 前記直流電源と前記切換回路との間において前記直流電
源に直列に接続されたリアクトルと から成るディジタル記録回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991062103U JP2534195Y2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | ディジタル記録回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991062103U JP2534195Y2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | ディジタル記録回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058703U JPH058703U (ja) | 1993-02-05 |
JP2534195Y2 true JP2534195Y2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=13190383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991062103U Expired - Fee Related JP2534195Y2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | ディジタル記録回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534195Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6297106A (ja) * | 1985-10-23 | 1987-05-06 | Mitsubishi Electric Corp | 磁気記録装置用書き込み回路 |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP1991062103U patent/JP2534195Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH058703U (ja) | 1993-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2598312B2 (ja) | 光磁気記録装置及びそのような光磁気記録装置に用いる駆動回路 | |
JPH0317848A (ja) | データを磁気光学記録媒体に直接重ね書きする方法及び装置 | |
US5157641A (en) | Apparatus for generating a magnetic biasing field for recording in a magneto-optical recording medium | |
JP2534195Y2 (ja) | ディジタル記録回路 | |
CA2085763C (en) | Magnetic head driving device | |
JP2531997B2 (ja) | ディジタル記録回路 | |
JP3097088B2 (ja) | 磁気ヘッド駆動回路 | |
JPH03157839A (ja) | 光磁気ディスク用高周波変調磁界発生装置 | |
JP2519798Y2 (ja) | デイジタル記録回路 | |
JP3144601B2 (ja) | 磁気ヘツド駆動装置 | |
JPH03272038A (ja) | 磁気ヘッド装置 | |
JP3105329B2 (ja) | 磁界変調ヘッドの駆動回路 | |
JP2845085B2 (ja) | 磁気記録装置の高周波変調磁界発生回路 | |
JPH03130903A (ja) | 磁気ヘッド装置 | |
JPH07169002A (ja) | 磁気ヘッド駆動回路 | |
JP3128026B2 (ja) | コイル駆動回路 | |
JP2868101B2 (ja) | 磁気ヘッド駆動装置 | |
JPH05307705A (ja) | 磁気ヘッド駆動回路 | |
JPH04362501A (ja) | 磁気ヘッド駆動装置 | |
JPH0676402A (ja) | コイル駆動回路 | |
JPH04212702A (ja) | 磁気ヘッド駆動回路 | |
JPH05120606A (ja) | バイアス磁界発生コイルの駆動装置 | |
JP2001076393A (ja) | 光磁気記録装置 | |
JPH0689404A (ja) | 磁気ヘッド駆動回路 | |
JPH0573806A (ja) | バイアス磁界発生コイルの駆動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |