JP2534092B2 - 急結性グラウト材 - Google Patents

急結性グラウト材

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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/24Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing alkyl, ammonium or metal silicates; containing silica sols
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、地盤などに注入される急結性グラウト材
に関するものである。
「従来の技術」 急結性グラウト材は、以下の物性を持つものを利用す
ることが多い。
急結材添加前のスラリーの流動性は、P−ロートで20
秒以下である。
ゲルタイムが20秒以下である。
1時間で、1〜2kgf/cm2程度の圧縮強度を発現する。
1日で、8kgf/cm2程度の圧縮強度を発現する。
従来、このような条件を満足するフライアッシュを使
用した急結性グラウト材としては、表1に示すものが知
られている。但し、この表中の配合割合の欄において、
“FA"はフライアッシュ、“PC"はポルトランドセメン
ト、“Be"はベントナイト、“WG"は水ガラスを示す。
この表の物性の欄において、“流”、“ゲ”、“1
h"、“1d"は、それぞれ急結性グラウト材として必要な
条件を示すものであって、“流”は水ガラス添加前のス
ラリーの流動性がP−ロートで20秒以下であること、
“ゲ”はゲルタイムが20秒以下であること、“1h"は1
時間で1〜2kgf/cm2程度の圧縮強度を発現すること、
“1d"は1日で8kgf/cm2程度の強度を発現することを示
している。そして、これらの各条件が満足されていない
場合に“×”および“△”が記されている。また、備考
の欄において、“現場”とは、現場で施工された記録の
あることを示す。
この表1によると、急結性グラウト材として必要な物
性を全て満足する配合割合は、D−21およびD−27で表
されるものだけとなっている。
「発明が解決しようとする課題」 ところが、上記D−21では、ゲルタイムを低下させる
ために消石灰を添加しているが、消石灰は水に溶けにく
い上、強アルカリであるなどの問題もあり、扱いにくい
材料である。その上、D−21では単位面積あたりのフラ
イアッシュ使用量が大きいため、グラウト材の密度が大
きくなるが、グラウト材の密度が大きいと、注入後の土
圧が大きくなり、周囲の地盤への影響が大きくなる問題
もある。
また、グラウト材の密度を下げる方策として、グラウ
ト材にベントナイトなどの保水剤を添加する方法もある
が、ベントナイトは水に溶解させにくいため、ベントナ
イトを添加する場合には、別途に溶解槽を設置しなけれ
ばならず、施工上、繁雑になる問題があった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、急結
性グラウト材として必要な物性を全て備えていると共
に、密度が小さく、しかも扱い易い材料から構成されて
いる急結性グラウト材を提供することを目的としてい
る。
「課題を解決するための手段」 この発明の急結性グラウト材は、水とフライアッシュ
と水ガラスとセメントとから構成されているものであっ
て、その配合割合が、フライアッシュ400〜700kg/m3
水ガラス70〜200kg/m3、セメント100〜300kg/m3とされ
ているものである。
「作用」 この発明の急結性グラウト材においては、配合材料と
してフライアッシュ、水ガラス、セメントのように扱い
易い材料を使用したことによって配合作業が容易になっ
た。そして、その配合割合をフライアッシュ400〜700kg
/m3、水ガラス70〜200kg/m3、セメント100〜300kg/m3
したことによって、水ガラス添加前のスラリーの流動性
が向上すると共に、水ガラスの早硬性により短期間で高
い圧縮強度を発現し、かつ、フライアッシュの高ポラゾ
ン反応性により長期的な強度も発現する。その上、フラ
イアッシュの使用量が比較的少ないため、密度が小さく
なる。
なお、水ガラス添加量の下限を70kg/m3としたのは、7
0kg/m3以下では1時間での発現強度が所定値を満足しな
いためである。
「実験例」 以下、この発明に基づいて、表2に示すような16種類
の急結性グラウト材を調合した。そして、これらの急結
性グラウト材の物性を測定し、その結果を表3に示し
た。
但し、表2において、“FA"はフライアッシュ、“PC"
はポルトランドセメント、“Be"はベントナイト、“WG"
は水ガラス、“A"は安定剤、“H"はHSS剤(早強性添加
材)を示す。また、表3において、“流”は水ガラス添
加前のスラリーの流動性がP−ロートで20秒以下である
こと、“ゲ”はゲルタイムが20秒以下であること、“1
h"は1時間で1〜2kgf/cm2程度の圧縮強度を発現するこ
と、“1d"は1日で8kgf/cm2程度の強度を発現すること
を示している。そして、各条件が満足されている場合に
“○”が記され、各条件が満足されていない場合に
“×”および“△”が記されている。
これらの表に示した急結性グラウト材のうち、Q−
4、Q−5、Q−6、Q−11、Q−14、Q−16にはHSS
剤が配合されているが、このHSS剤は、1時間後の強度
発現を増加させるために添加された炭酸塩系のものであ
って、水に溶けやすく、pHも高くないために取り扱いが
容易なものである。
このような実験の結果、D−2、D−3、D−4、D
−5、D−7、D−9、D−10、D−11、D−12、D−
14、D−15、D−16の配合割合とした場合に上記各物性
が急結性グラウト材として必要な条件を全て満足するこ
とが分かった。その上、これらの配合の急結性グラウト
材はその密度が全て1.5kg/cm2程度で、従来の急結性グ
ラウト材の密度(1.6kg/cm2)と比べて小さくなってい
る。通常の注入対象となる地下水位以下では重量が0.5/
0.6と、約8割になり、従来の急結性グラウト材よりも
性能が優れていることが分かった。
また、これらの急結性グラウト材に配合されているフ
ライアッシュは、海外炭の燃焼によって得られた石炭灰
である。この石炭灰は、国内炭の燃焼によって得られた
石炭灰と比べて粒径が小さく、保水性に優れているもの
であり、このような保水性に優れた石炭灰を使用したこ
とによって、上記急結性グラウト材においては、ベント
ナイトなどを全く添加する必要がなくなっている。
「発明の効果」 この発明の急結性グラウト材によれば、配合材料とし
てフライアッシュ、水ガラス、セメントのように扱い易
い材料を使用したので、配合作業が容易になった。そし
て、その配合割合をフライアッシュ400〜700kg/m3、水
ガラス70〜200kg/m3、セメント100〜300kg/m3としたの
で、水ガラス添加前のスラリーの流動性を向上すること
ができると共に、水ガラスの早硬性により短期間で高い
圧縮強度を発現させることができ、かつ、フライアッシ
ュの高ポゾラン反応性により長期的な強度も発現させる
ことができる。このため、水ガラス添加前のスラリーの
流動性、ゲルタイム、1時間後の圧縮強度、および1日
後の圧縮強度などの物性が急結性グラウト材として必要
な条件を満足し、かつ、長期的な強度発現も確保するこ
とができる。その上、フライアッシュの使用量が比較的
少ないため、密度を小さくすることができ、これにより
地盤に注入したときに土圧を小さくすることができ、周
囲の地盤への影響を抑えることができる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水とフライアッシュと水ガラスとセメント
    とから構成されたグラウト材であって、その配合割合
    が、フライアッシュ400〜700kg/m3、水ガラス70〜200kg
    /m3、セメント100〜300kg/m3であることを特徴とする急
    結性グラウト材。
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