JP2533182Y2 - 自動車用ピラーバイザー - Google Patents

自動車用ピラーバイザー

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JP2533182Y2
JP2533182Y2 JP4661290U JP4661290U JP2533182Y2 JP 2533182 Y2 JP2533182 Y2 JP 2533182Y2 JP 4661290 U JP4661290 U JP 4661290U JP 4661290 U JP4661290 U JP 4661290U JP 2533182 Y2 JP2533182 Y2 JP 2533182Y2
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JP
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visor
pillar
vehicle
plate
base frame
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JP4661290U
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泰夫 森山
実男 松田
Original Assignee
株式会社大成製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用のバイザー、特に自動車フロントウ
インドウの両側に形成されるフロントピラーに装着して
使用する自動車用ピラーバイザーに関するものである。
〔考案の背景〕
雨天に自動車の窓ガラスを少許だけ開放して外部の新
鮮な空気を取り入れようとすると、雨水が窓ガラスの開
放部分から車内に飛び込んで室内を濡らすことはしばし
ば経験することである。
これらの問題に対処するために自動車ドアーの窓ガラ
ス枠にサイドバイザーを取付けることや、自動車の屋根
側縁に形成した雨樋部にルーフバイザーを取付けること
が行われている。
しかしながら、最近のハードトップ形式の自動車の場
合には自動車ドアーに窓枠が形成されておらず、しかも
自動車の屋根側縁の雨樋等が省略された構造となってい
る場合があるためにこれらのバイザーを装着することが
不可能となっている。
また、バイザーを取付けるための構造部が存在してい
る場合でも、従来構造のバイザーでは雨水の侵入に対す
る遮蔽効果を発揮できる範囲は窓ガラスの上部位置だけ
に限られていたために、第6図に例示するハードトップ
形式の自動車のように窓ガラスの前縁部が傾斜した構造
の場合には、窓ガラスを開放するために下降させた場合
に窓ガラスの上部の水平部分と前縁部側(傾斜面側)と
が同時に開放されるため前縁の傾斜面側が無防備となっ
て、この部分からの雨水の侵入を防止することができな
いという欠点が指摘されていた。
〔考案の目的〕
本考案はこれらの事情に鑑み、これに対処しようとす
るものである。
即ち本考案の目的は、自動車ドアーにバイザーを取付
けるための窓枠がない場合、或いは、自動車の屋根側縁
にバイザーを取付けるための雨樋がない構造の場合でも
自由に装着することができるようにした自動車用ピラー
バイザーを提供しようとするものである。
また、本考案の他の目的は、窓ガラスの前縁部が傾斜
した構造を有する場合に、当該窓ガラスを開放しても、
窓ガラスの傾斜面側に生じた隙間から雨水等が侵入する
ことを防止することができるように構成した自動車用ピ
ラーバイザーを提供せんとするものである。
更にまた本考案の他の目的は、自動車のフロントピラ
ーに沿い、かつ、その一部が窓ガラスを覆うようにして
取付けられたバイザー本体が、自動車ドアー(窓ガラ
ス)を開放する場合に、その開閉を妨害しないように構
成したピラーバイザーを提供せんとするものである。
〔考案の要点〕
本考案は、自動車のフロントピラーに取り付ける、断
面形状がL字状を呈する棒状体からなる基枠1と、この
基枠1とほぼ同じ長さを有する板状体からなるバイザー
2との組合せからなり、前記バイザー2の一方の側縁部
が断面L字状を呈する基枠1の底板11の前縁部上面に蝶
板4…4を介して揺動自在に蝶着され、バイザー2を開
放する力を付勢してフロントドアー開放時にバイザー2
を開放させる付勢手段をバイザー2に設け、かつ、蝶着
部に面するバイザー2の縁部適宜位置に、舌片状に形成
するとともに、その一部がフロントドアの閉止時にその
一部と接触してバイザー2を閉止させる方向に駆動され
る駆動板5を突設してなる自動車用ピラーバイザーを考
案の要点としている。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
本考案のピラーバイザーは、ステレンススチールのよ
うな金属薄板を用いて構成した基枠1と、これと同質材
によって構成し、前記基枠1に一方の側縁を揺動自在に
蝶着するバイザー2との組合せによって構成している。
基枠1はフロントピラー3の長さに合致する断面L字
状の棒字状として形成するものであり、L字状体を構成
する底板11の裏面部分を自動車のフロントピラー3に対
する接着部としている。
4,4は断面形状がL字状に形成された二枚の板41,41´
の端部を枢軸42を介して開閉自在に枢着した蝶板であ
り、一方の板41の先端部を底板11の上面に取付け固定す
るとともに、他方の板41´の先端にはバイザー2の側縁
部を取付けている。
前記する蝶板4,4は、二枚の板41,41´を枢着した枢軸
42部分にコイル状のスプリング(図示しない)を取付け
ることによって板41,41´が常時開放方向に向かう力を
付勢させている。これによってバイザー2が第3図乃至
第5図に例示するように常に閉止位置に保たれるように
している。
5はバイザー2の開閉を作動させるための駆動板であ
り、細幅のL字状を呈する舌片状に形成しており、その
基端部を、蝶板4を構成する一方の板41´とバイザー2
との間に固定している。
なお、実施例において駆動板5は蝶板4の取付け部位
に取付けているがこの構造に限定される必要はなく、ド
アーの一部に接触できる部位であればどこでも差支えな
い。
6は基枠1の起立部に沿って取付けたカバー体であ
り、基枠1に沿って揺動するバイザー2の側縁部(基枠
1とカバー体6とによって形成される断面コ字状の溝
部)を遮蔽することによって外観を綺麗に処理するとと
もに、当該部分から雨水等が侵入することを防止してい
る。
7は自動車のフロントドアーあり、窓枠が取付けられ
ていない上方部には窓ガラス8だけが昇降できるように
構成されている。
9はドアーミラーであり、取付け基板91がフロントド
アー7の上部先端部(フロントピラー3と接する部分)
に取付けられている。
なお、特に図示することを省略したが、基枠1をフロ
ントピラー3の面に取付ける場合には、底板11の裏面に
両面接着テープ(図示しない)等を貼着して固定をする
ものである。
〔本考案の取付け〕
本考案のピラーバイザーを取付ける場合には、先ずフ
ロントドアー7を第6図例示のように開放させる。
上記の状態とした後で、断面L字状の基枠1の底板11
面を(裏面を)両面テープ等(図示しない)によりフロ
ントピラー3の上面に長さ方向に沿わせながら貼着して
固定する。(第4図参照) 上記の操作を行った場合、基枠1に揺動自在に蝶着し
ているバイザー2は、蝶板4,4の枢軸部42部分に設けた
スプリング(図示しない)の力によって第6図、第7図
に例示するように開放されており、フロントドアーは更
にその外側に開放された状態となっている。(第7図参
照) この場合、バイザー2の一方の側縁はL字状を呈する
基枠1と、カバー体6とによって形成されているコ字状
の溝内に傾斜した状態で嵌合させられている。(第7図
参照) 〔本考案の作動〕 上記の取付け操作によりフロントピラー3の面に取付
られたバイザーは、フロントドアー7を閉止方向に動か
すと、その移動(揺動)の途中においてドアーミラー9
の基板91部分が舌片状に形成されている駆動板5の遊端
部分の背面に接触する。
この状態で、フロントドアー7の閉止動作が更に進行
し、閉止位置まで進むと駆動板5の遊端はドアーミラー
の基板91によって蝶板4の背面位置まで押圧されるよう
になる。
バイザー2は駆動板5と一体化されているので駆動板
5が閉止方向に揺動させられると、バイザー2も閉止方
向に揺動されるようになり、その結果バイザー2が窓ガ
ラス8に接近した位置で固定されバイザーとしての機能
を発揮する。(この状態におけるバイザー2は第3図及
び第5図に例示するようにフロントドアー7(窓ガラス
8)が開放される場合の揺動軌跡(回転半径)内に位置
している。) また、フロントドアー7を開放する場合には、その開
放動作に伴って、駆動板5に対するドアーミラー9(基
板91)の押圧も開放されるので、窓ガラス8面に接近し
ていたバイザー2も瞬時に開放方向に揺動し、窓ガラス
8の開放を邪魔することはない。
〔考案の効果〕
上記のように構成した本考案の効果を述べれば以下の
とおりである。
(1) 本考案のピラーバイザーは、自動車のフロント
ピラー3の上面に取付けて使用する構造としたので、ハ
ードトップ形式の自動車のようにフロントドアー7の窓
ガラス8の前縁部が傾斜をしている構造の場合であっ
て、窓ガラス8の開放によって前記傾斜前縁部に沿った
隙間が発生した場合でも、バイザー2がこの隙間部分を
上部から遮蔽することができるようになり、該部分から
雨水が侵入することに伴う各種のトラブルを完全に解消
することができた。
(2) 基枠1に対して、バイザー2を揺動自在に貼着
し、その揺動がフロントドアー7の開閉に連動して行わ
れるように構成したので、第3図乃至第5図に例示する
ように、閉止状態にあるバイザー2が位置する部分がフ
ロントドアーを開放する場合の揺動軌跡内(回転半径
内)にある場合でも、フロントドアー7が開放されると
その開放に従って前記バイザー2も揺動を行いながら前
記回転半径から遠ざかるのでフロントドアー7の開閉動
作を妨害することがない。(第7図参照) (3) 基枠1に対して揺動自在に貼着したバイザー2
の一部にその揺動を駆動させるための駆動板5を舌片状
に取付けたので、自動車のフロントドアー7が開放され
る場合には、前記する駆動板5も必ず揺動を行い、正確
に揺動をさせることができる。
(4) 揺動をさせるための構造が簡単であり、製造コ
ストを低廉化させることができ。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図は一部を
拡大して示す斜視図、第2図は同上部の分解斜視図、第
3図は自動車ドアーの揺動軌跡とバイザーとの位置的関
係を示す一部を切欠した斜視図、第4図は自動車に装着
した状態を鳥瞰図的に捉えた斜視図、第5図は同上図の
状態における一部を断面とした斜視図、第6図は自動車
ドアーを開放した場合におけるバイザーの揺動状態を鳥
瞰図的に捉えた斜視図、第7図は同上図における一部を
断面とした斜視図である。 1……基枠、11……底板、2……バイザー、3……フロ
ントピラー、4……蝶板、41,41´……板、42……枢
軸、5……駆動板、6……カバー体、7……フロントド
アー、8……窓ガラス、9……ドアーミラー、91……基

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のフロントピラーに取り付ける、断
    面形状がL字状を呈する棒状体からなる基枠1と、この
    基枠1とほぼ同じ長さを有する板状体からなるバイザー
    2との組合せからなり、前記バイザー2の一方の側縁部
    が断面L字状を呈する基枠1の底板11の前縁部上面に蝶
    板4…4を介して揺動自在に蝶着され、バイザー2を開
    放する力を常時付勢してフロントドアー開放時にバイザ
    ー2を開放させる付勢手段をバイザー2に設け、かつ、
    蝶着部に面するバイザー2の縁部適宜位置に、舌片状に
    形成するとともに、その一部がフロントドアーの閉止時
    にその一部と接触してバイザー2を閉止させる方向に駆
    動される駆動板5を突設してなる自動車用ピラーバイザ
    ー。
  2. 【請求項2】駆動板5が、バイザー2を蝶着した蝶板4
    に一体的に取付けられているものである実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の自動車用ピラーバイザー。
  3. 【請求項3】駆動板5が自動車のフロントドアーに取付
    けられたドアーミラー9と接触できる部位に取付けられ
    ているものである実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    自動車用ピラーバイザー。
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JPH045111U JPH045111U (ja) 1992-01-17
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