JP2531781Y2 - 脱水用履物保持具 - Google Patents

脱水用履物保持具

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JP2531781Y2 JP1990029976U JP2997690U JP2531781Y2 JP 2531781 Y2 JP2531781 Y2 JP 2531781Y2 JP 1990029976 U JP1990029976 U JP 1990029976U JP 2997690 U JP2997690 U JP 2997690U JP 2531781 Y2 JP2531781 Y2 JP 2531781Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は遠心脱水機に使用する脱水用履物保持具の改
良に関するものであり、特に脱水かご内に着脱可能に取
付けて、靴もしくはスリッパをその表側を外向きかつ上
向きの状態で、脱水かごの内周面に接して保持し得るよ
うにした脱水用履物保持具に関するものである。
〔従来技術〕
従来より遠心脱水機を使用して靴等の脱水をする際、
靴等を特定の姿勢に保持する手段として、靴を保持し得
る凹部を直接脱水かご自体の底部に形成したものや、脱
水かご内に円板状の部材を挿入しこれに靴を立てた状態
に保持し得る孔をあけたもの、針金を略足形に折り曲げ
てなる靴支持具を脱水かご内に取付けるようにしたもの
等が提案されている。例えば、前者の手段としては
(イ)特開昭63-68200号の脱水機、後者の手段としては
(ロ)実開昭64-50787号の脱水機、(ハ)実開平1-1453
90号の回転式脱水機用靴の固定具、(ニ)実開平2-4038
8号の靴の脱水機取付け機構等が挙げられる。
〔従来技術の問題点〕
ところが、上記(イ)の手段は脱水かご自体に靴を収
納し得る収納凹部を設けるものであるから、靴以外の通
常の洗濯物の脱水には不適であり、また収納凹部を設け
るよう脱水かごを特別に設計製作しなければならないの
で、製造コストが高くなるという問題点があった。ま
た、上記(ロ)、(ハ)の手段は円板状の部材に靴を差
し込んで保持する孔をあけるものであるから、孔位置は
円板状の部材の外径すなわち脱水かごの内周部より小径
とならざるを得ず、従って遠心力による脱水作用が充分
でなく、脱水に長時間を要するという問題点があった。
さらに上記(ニ)の手段は針金を略足形に曲成した靴用
支持具を脱水かご内周面に引掛けて取付けて使用するの
で、取扱いが煩わしく、また引掛け用の長孔を脱水かご
に特別に設けねばならないので、コストが高くなる上
に、靴を脱水かごから浮した状態に取付けるので靴の取
付け位置は脱水かごの内周部より小径となり、上記
(ロ)、(ハ)の場合と同様に脱水作用が充分でないと
いう問題点がある。
本考案はこのような事情を背景としてなされたもので
あり、本考案の目的とするところは、脱水かごに何等設
計変更を加えることなく、かつ取扱いが簡単容易で、し
かも脱水能率を向上させ得る脱水用履物保持具を提供す
ることにある。
〔従来技術の問題点を解決するための手段〕
本考案はこのような目的を達成するためになされたも
のであり、本考案は下記のように構成される。
A 遠心脱水機の脱水かご内に着脱可能に取付け得る脱
水用履物保持具であって、脱水かご内に同心に配置され
る筒状の芯部と、芯部外側から脱水かご内周面に向って
かつ芯部の軸心方向に沿って突設された複数の板状の仕
切部とを備え、仕切部はその外端が脱水かご内に嵌り得
る大きさとされると共に、隣接する仕切部同士は互いに
平行に配置されて対をなすようにし、さらに平行な両仕
切部と芯部外側とで形成される凹部が脱水かご内周面で
囲まれてなる空間部に靴もしくはスリッパを保持できる
ように、または両仕切部間に上げ底状の底部を設けて両
仕切部と上げ底状の底部とで形成される小凹部が脱水か
ご内周面で囲まれてなる空間部に靴もしくはスリッパを
保持できるようにし、かつ前記空間部は両仕切部間の寸
法を靴もしくはスリッパがその幅方向に入り得る大きさ
とされると共に、脱水かご内周面と芯部外側間の寸法も
しくは脱水かご内周面と上げ底状の底部間の寸法は靴も
しくはスリッパがその表側を脱水かご内周面に向けた状
態で靴もしくはスリッパが入り得る大きさを有し、しか
も空間部の深さ方向の寸法は靴もしくはスリッパがその
表側を脱水かご内周面に向けかつつま先を上向きの状態
に保持し得る深さを有するようにしてなる脱水用履物保
持具。
B 遠心脱水機の脱水かご内に取付け得る弾性を有する
リング状部材の両端内側に把持部を突設させ、かつ両把
持部を指で把持することにより縮径した状態で脱水かご
内に挿入し、指を離すことにより拡径させて、脱水かご
内に係止可能とすると共に、リング状部材には複数の保
持部を設け、靴もしくはスリッパをその表面側を外向き
にし、かつつま先を上向きの状態に保持できるようにし
てなる脱水用履物保持具。
ここに、「脱水かごに同心に配置され」とは脱水かご
の軸心と完全に同心の場合に限らず若干軸心から外れた
場合も含み、「芯部の軸心に沿って」とは芯部の軸心と
完全に同方向の場合に限らず軸心から若干外れた場合も
含むものである。また、「板状の仕切部」とは完全な板
状の場合に限らず例えば透かし部や網状部を有する場合
の他靴等の幅方向両側を保持し得る形状の場合等も含
み、「平行に配置され」とは完全に平行な場合に限らず
若干ずれた場合も含むものである。
〔作用〕
上記のように構成された本考案によれば、靴等は脱水
かご内周面より小径の特定半径位置に固定されていない
ので、使用時遠心力によって脱水かごの内周部に押付け
られ、脱水かご内で最大の回転半径となり、遠心力によ
る脱水作用を低下させないように働く。
〔実施例〕
第1図において、10は遠心脱水機の脱水かごであり、
その内部には、脱水用履物保持具20が着脱可能に嵌合さ
れ、靴18をつま先が上向きの立てた状態に保持できるよ
うにされている。脱水用履物保持具20は第1図、第2図
に示すように、脱水かご10の軸心と略同心に配置された
筒状の芯部22と、芯部22外側から脱水かご10の内周面に
向かって延出し、かつ上下方向に立設された複数の板状
の仕切部24とを備え、上下と外側が開放された凹部25が
複数個形成されている。なお、隣接する両仕切部24は互
いに略平行に配置されて対をなすと共にその間隔は靴18
が幅方向に入り得る大きさを有すると共に、芯部22の外
側と脱水かご10の内周面との間隔は靴18がその表面側を
外側にし、かつつま先を上向きにして入り得る大きさを
有している。すなわち、凹部25が脱水かご10の内周面で
囲まれてなる空間部26には、第1図〜第3図に示すよう
に靴18をその表側が外向きで、かつつま先が上向きの状
態に保持可能とされている。
また、第4図に示すように脱水用履物保持具27は各凹
部28の間にやや小さ目の小凹部30を設け、子供用の靴を
立てて保持できるようにすることも可能である。なお、
小凹部30は隣接する仕切部24間に上げ底状の底部を設け
て形成したものである。
第5図、第6図は本考案の他の実施例を示す。リング
状部材38の両端内側に突設された把持部としてのつまみ
40を両指で挟むことにより、径を縮小させてから脱水か
ご10内に挿入し、しかる後両指を離して弾性により径を
拡張させ、脱水かご10内の適当位置に係止できるように
されている。リング状部材38の内側には保持部としての
ゴム紐42が取付けられ、第6図に示すように靴18を止め
得るようにされている。ゴム紐42の取付け数は適宜増加
してもよい。また、第7図(イ)、(ロ)に示すように
ゴム紐に代えてリング状部材44に両端の閉じた保持部46
を設けたり、リング状部材48に中間部の途切れた保持部
50を設けたりすることも可能である。
第8図は本実施例の他の変形例を示すもので、リング
状部材52にゴム紐53を組合わせて網状とし、複数個の靴
を保持できるようにしたものである。
以上のように構成された各実施例において、靴に付
着、もしくは含まれる水分はかかと側に落下すると共
に、脱水かごの回転に伴い遠心力を受け好適に脱水され
る。
以上本考案のいくつかの実施例について説明したが、
本考案はこのような実施例に何等限定されるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態
様で実施し得ることはもちろんである。
〔考案の効果〕
本考案の脱水用履物保持具は、靴もしくはスリッパを
脱水かごの内周部に接する状態で保持できるようにされ
ているので、脱水かご内で靴もしくはスリッパは回転半
径が小さくならなくてすみ、その結果遠心力を低下させ
ることがなく、脱水作用を高め得る。また、脱水用履物
保持具への靴もしくはスリッパの取付け、取外しが簡単
で、取扱いが容易である。さらに、既存の脱水かごを設
計変更する必要がなくそのまま使用できるので、コスト
の軽減に役立つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の使用状態を示す一部を破断
した正面図、第2図は同実施例の斜視図、第3図は同実
施例の平面図、第4図は同実施例の変形例を示す平面
図、第5図は本考案の他の実施例を示す斜視図、第6図
はその使用状態を示す一部を破断した正面図、第7図
(イ)、(ロ)は同実施例の変形例を示す部分拡大図、
第8図はさらに他の変形例を示す平面図である。 10……脱水かご 18……靴 20、27……脱水用履物保持具 22……芯部 24……仕切部 25、28……凹部 26……空間部 30……小凹部 38、44、48、52……リング状部材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠心脱水機の脱水かご内に着脱可能に取付
    け得る脱水用履物保持具であって、脱水かご内に同心に
    配置される筒状の芯部と、芯部外側から脱水かご内周面
    に向ってかつ芯部の軸心方向に沿って突設された複数の
    板状の仕切部とを備え、仕切部はその外端が脱水かご内
    に嵌り得る大きさとされると共に、隣接する仕切部同士
    は互いに平行に配置されて対をなすようにし、さらに平
    行な両仕切部と芯部外側とで形成される凹部が脱水かご
    内周面で囲まれてなる空間部に靴もしくはスリッパを保
    持できるようにし、または両仕切部間に上げ底状の底部
    を設けて両仕切部と上げ底状の底部とで形成される小凹
    部が脱水かご内周面で囲まれてなる空間部に靴もしくは
    スリッパを保持できるようにし、かつ前記空間部は両仕
    切部間の寸法を靴もしくはスリッパがその幅方向に入り
    得る大きさとされると共に、脱水かご内周面と芯部外側
    間の寸法もしくは脱水かご内周面と上げ底状の底部間の
    寸法は靴もしくはスリッパがその表側を脱水かご内周面
    に向けた状態で靴もしくはスリッパが入り得る大きさを
    有し、しかも空間部の深さ方向の寸法は靴もしくはスリ
    ッパがその表側を脱水かご内周面に向けかつつま先を上
    向きの状態に保持し得る深さを有するようにしてなる脱
    水用履物保持具。
  2. 【請求項2】遠心脱水機の脱水かご内の取付け得る弾性
    を有するリング状部材の両端内側に把持部を突設させ、
    かつ両把持部を指で把持することにより縮径した状態で
    脱水かご内に挿入し、指を離すことにより拡径させて脱
    水かご内に係止可能とすると共に、リング状部材には複
    数の保持部を設け、靴もしくはスリッパをその表面側を
    外向きにし、かつつま先を上向きの状態に保持できるよ
    うにしてなる脱水用履物保持具。
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