JPH0225281Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0225281Y2 JPH0225281Y2 JP1986158690U JP15869086U JPH0225281Y2 JP H0225281 Y2 JPH0225281 Y2 JP H0225281Y2 JP 1986158690 U JP1986158690 U JP 1986158690U JP 15869086 U JP15869086 U JP 15869086U JP H0225281 Y2 JPH0225281 Y2 JP H0225281Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outsole
- sewing
- sewn
- outer periphery
- insole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 17
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000004026 adhesive bonding Methods 0.000 description 2
- 239000010985 leather Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 241000139306 Platt Species 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 1
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は吊り込み工程を必要としない靴に関す
る。
る。
(従来の技術)
周知の如く靴には、例えばセメント式、プラツ
ト式、グツドイヤー・ウエルト式等種々の製法が
知られているが、通常一般の靴の製法として普及
している方法は靴型に甲被を中底、中芯等を入れ
た状態で吊り込み接着剤等で貼着する方法が広く
用いられている。しかしながら吊り込み作業を行
なう為には作業者が通常約10足分(カゴの重さ共
で約24Kg)をカゴに入れて作業場を往来しなけれ
ばならず作業者の疲労は大きく、又、接着剤の中
には多量に使用すると身体に有害な面が生じる等
が近来問題化され、斯かる問題のある吊り込み作
業を無くし、簡単に甲被と本底を確実に縫着する
構造のものが開発されてきているが、例えば本底
(表底)の外周縁に沿つて上方に向かつて堰堤形
に堰堤縫い付け面を形成し、甲被の下端面を本底
の内面に平行に突き合わせした状態で前記堰堤縫
い付け面の内面周囲に甲被の下端部を略鉛直方向
に接当し、縫糸で縫着せしめた構造のものが存在
する。
ト式、グツドイヤー・ウエルト式等種々の製法が
知られているが、通常一般の靴の製法として普及
している方法は靴型に甲被を中底、中芯等を入れ
た状態で吊り込み接着剤等で貼着する方法が広く
用いられている。しかしながら吊り込み作業を行
なう為には作業者が通常約10足分(カゴの重さ共
で約24Kg)をカゴに入れて作業場を往来しなけれ
ばならず作業者の疲労は大きく、又、接着剤の中
には多量に使用すると身体に有害な面が生じる等
が近来問題化され、斯かる問題のある吊り込み作
業を無くし、簡単に甲被と本底を確実に縫着する
構造のものが開発されてきているが、例えば本底
(表底)の外周縁に沿つて上方に向かつて堰堤形
に堰堤縫い付け面を形成し、甲被の下端面を本底
の内面に平行に突き合わせした状態で前記堰堤縫
い付け面の内面周囲に甲被の下端部を略鉛直方向
に接当し、縫糸で縫着せしめた構造のものが存在
する。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら上記の甲被の下端部を吊り込まれ
ずに、本底の外周縁に鉛直方向に接当縫着する場
合、甲被の下端部は開口した状態であるため、外
周縁に接当すると形が崩れ、指先で押さえながら
の縫着は手間がかゝり、どうしても弛みが出来て
後工程の中底の貼着等にも支障をきたす問題点を
有していた。本考案はこれらの問題点を解決し、
吊り込みをしないで甲被の下端部を鉛直方向に本
底に接当縫着する靴において、甲被下端部の形崩
れが無く加工もしやすい靴を提供する目的で考案
されたものである。
ずに、本底の外周縁に鉛直方向に接当縫着する場
合、甲被の下端部は開口した状態であるため、外
周縁に接当すると形が崩れ、指先で押さえながら
の縫着は手間がかゝり、どうしても弛みが出来て
後工程の中底の貼着等にも支障をきたす問題点を
有していた。本考案はこれらの問題点を解決し、
吊り込みをしないで甲被の下端部を鉛直方向に本
底に接当縫着する靴において、甲被下端部の形崩
れが無く加工もしやすい靴を提供する目的で考案
されたものである。
(問題点を解決するための手段)
上記の問題点を解決すべく研究の結果、甲被の
下端部を周囲内側に、直接先に中底を縫着するこ
とにより、甲被の下端部が足形にしつかりと成形
され、形崩れしない構造となるのでこれを、本底
の外周縁に縫着することにより問題点を解決した
ものである。
下端部を周囲内側に、直接先に中底を縫着するこ
とにより、甲被の下端部が足形にしつかりと成形
され、形崩れしない構造となるのでこれを、本底
の外周縁に縫着することにより問題点を解決した
ものである。
以下本考案を図面に基づいて説明すると、1は
甲被である。2は甲被1の下端部の内側の周囲縁
3に外周辺4を接当し、縫糸5で縫着した中底で
ある。6は本底で、7は本底6の外周縁に沿つて
上方に向かつて堰堤形に形成した堰堤縫い付け面
ある。8は甲被1の下端面9を本底6の内面10
に平行に突き合わせした状態で前記堰堤縫い付け
面7の内面周囲に甲被1の下端部を略鉛直方向に
接当し縫着した縫糸である。11は本底6と中底
2間に適宜介在せしめた中物である。
甲被である。2は甲被1の下端部の内側の周囲縁
3に外周辺4を接当し、縫糸5で縫着した中底で
ある。6は本底で、7は本底6の外周縁に沿つて
上方に向かつて堰堤形に形成した堰堤縫い付け面
ある。8は甲被1の下端面9を本底6の内面10
に平行に突き合わせした状態で前記堰堤縫い付け
面7の内面周囲に甲被1の下端部を略鉛直方向に
接当し縫着した縫糸である。11は本底6と中底
2間に適宜介在せしめた中物である。
(作用)
甲被1の下端部内側の周囲縁3に中底2の周囲
がしつかりと縫着されているため、甲被の下端部
は外側に向け緊張した足形を形成し、本底に縫
着、或は接着する時に甲被の下端部が内側に弛む
ことなく縫着及び接着がしやすい。
がしつかりと縫着されているため、甲被の下端部
は外側に向け緊張した足形を形成し、本底に縫
着、或は接着する時に甲被の下端部が内側に弛む
ことなく縫着及び接着がしやすい。
(実施例)
中底2は梢、緊張性を有するレザー等が適し、
中底2の内面側に敷革を重層したものを用いても
よい。
中底2の内面側に敷革を重層したものを用いても
よい。
(考案の効果)
本考案を実施すると、吊り込みをしない構成の
靴の製造工程において甲被1の下端部を、本底6
の内面10に吊り込まずに平行に突き合わせし、
本底6の外周縁に沿つて設けた堰堤縫い付け面7
に縫着する場合には、甲被1の下端部が中底2に
より内側より、しつかりと緊張されているため縫
着時部分的な形崩れがなく、縫着がしやすく、
又、本底6との接着後も中底2が甲被としつかり
と縫着されているため、甲被下端部を吊り込まな
くとも、靴の長期使用による中底2のずれを生じ
ることもなく、いつまでも形崩れのしない靴が得
られる考案である。
靴の製造工程において甲被1の下端部を、本底6
の内面10に吊り込まずに平行に突き合わせし、
本底6の外周縁に沿つて設けた堰堤縫い付け面7
に縫着する場合には、甲被1の下端部が中底2に
より内側より、しつかりと緊張されているため縫
着時部分的な形崩れがなく、縫着がしやすく、
又、本底6との接着後も中底2が甲被としつかり
と縫着されているため、甲被下端部を吊り込まな
くとも、靴の長期使用による中底2のずれを生じ
ることもなく、いつまでも形崩れのしない靴が得
られる考案である。
第1図は本考案の一部分解した斜視図である。
第2図は一部欠截した縦断面図である。第3図は
本底の縦断した斜視図である。 1……甲被、2……中底、3……周囲縁、4…
…外周辺、5……縫糸、6……本底、7……堰堤
縫い付け面、8……縫糸、9……下端面、10…
…内面、11……中物。
第2図は一部欠截した縦断面図である。第3図は
本底の縦断した斜視図である。 1……甲被、2……中底、3……周囲縁、4…
…外周辺、5……縫糸、6……本底、7……堰堤
縫い付け面、8……縫糸、9……下端面、10…
…内面、11……中物。
Claims (1)
- 甲被1の下端部の内側の周囲縁3に、中底2の
外周辺4を縫糸5で縫着した甲被1の下端面9
を、本底6の内面10に平行に突き合わせした状
態で本底6の外周縁に沿つて上方に向かつて堰堤
形に形成した堰堤縫い付け面7の内面周囲に甲被
1の下端部を略鉛直方向に接当し、縫糸8で縫着
したことを特徴とする靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986158690U JPH0225281Y2 (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986158690U JPH0225281Y2 (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6364206U JPS6364206U (ja) | 1988-04-27 |
JPH0225281Y2 true JPH0225281Y2 (ja) | 1990-07-12 |
Family
ID=31082418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986158690U Expired JPH0225281Y2 (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0225281Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS581204U (ja) * | 1981-06-27 | 1983-01-06 | 株式会社神崎高級工機製作所 | 農用トラクタ−の油圧装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS487250U (ja) * | 1971-06-08 | 1973-01-26 |
-
1986
- 1986-10-15 JP JP1986158690U patent/JPH0225281Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS581204U (ja) * | 1981-06-27 | 1983-01-06 | 株式会社神崎高級工機製作所 | 農用トラクタ−の油圧装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6364206U (ja) | 1988-04-27 |
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