JPH0441916Y2 - - Google Patents

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JPH0441916Y2
JPH0441916Y2 JP6577086U JP6577086U JPH0441916Y2 JP H0441916 Y2 JPH0441916 Y2 JP H0441916Y2 JP 6577086 U JP6577086 U JP 6577086U JP 6577086 U JP6577086 U JP 6577086U JP H0441916 Y2 JPH0441916 Y2 JP H0441916Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の属する技術分野] この考案は、ゼンマイ玩具を支持体に一時的に
保持させる構造に関するものである。
[従来技術とその欠点] 従来は、ゼンマイ玩具を支持する部材に孔を設
けるとともに、その孔の一部を遮閉する係止部材
を回転自在に設け、一方、ゼンマイ玩具には、周
面に凹部又は凹溝を有する支軸を設け、その支軸
を支持部材の孔に嵌合し、かつ、フツクで凹部又
は凹溝に係合することによつてゼンマイ玩具を保
持していたので、ゼンマイ玩具を支持部材から離
すときは、いちいち手でフツクの係合を解かなく
てはならず、わずらわしいとともに、自動解離の
面白さに欠ける欠点があつた。
[この考案の目的] この考案は、上記の点に鑑み、ゼンマイ玩具を
一定時間確実に支持体に保持できるとともに、前
記時間経過後に自動的に支持体からゼンマイ玩具
を分離させることができるようにしたゼンマイ玩
具の保持構造を提供することを目的とする。
[目的達成手段] 上記目的を達成するため、この考案は、ゼンマ
イ玩具に、外部に突出する支軸と、支軸方向に常
時付勢され、ゼンマイの出力と連動して支軸から
離間する方向に移動される係止部材を設け、一
方、ゼンマイ玩具を保持する支持体に前記支軸が
軸線方向に挿入される保持部を設けるともに、保
持部内には挿入された支軸を外方に付勢する弾発
部材を備え、保持部の外周には前記係止部材が嵌
合する凹溝を設けたものである。
以上の構成により、ゼンマイ玩具を支持体に保
持させるときは、ゼンマイ玩具の支軸を支持体の
保持部内に嵌合し、係止部材が保持部の凹部溝内
に嵌合するまで保持部内の弾発部材に抗して押込
む。その後、ゼンマイ玩具のゼンマイの出力にと
もなつて、一定時間経過後に係止部材が凹溝への
係合を解放し、保持部内の弾発部材がゼンマイ玩
具の支軸を押圧するため、ゼンマイ玩具が支持体
から又は支持体がゼンマイ玩具から離間する。
[この考案の実施例] 次に、この考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図は、支持体を左右に分割可能なタマゴの
形状にし、その内部に恐竜の子どもの形状を有す
るゼンマイ玩具を保持させた状態を示している。
支持体Aは左右に二分された部材A1,A2から
なり、それぞれ開口部1を突合せ、かつ、開口部
に形成した段部2を嵌合して連結することにより
一つのタマゴの形態を備えるようになつている。
結合部分3はタマゴの殻が割れたときと同様のギ
ザギザが形成されている。
第2図に示すように、一方部材A1は、凹部4
の底部から開口方向に延び、仕切板5を貫通する
円筒6を有する。円筒6は、筒内にバネ7を備
え、仕切板5から突出した部分の外周に凹溝8を
有する。
他方部材A2は、さらに、二つの部材すなわち
開口部側に存して後記ゼンマイ玩具の一部を収容
する被覆部A21と端部に存するゼンマイ巻上げ部
A22とからなる。
被覆部A21は、割れたタマゴの殻の頂部を截断
した、お椀のような形状を有し、かつ、截断部分
に存する底部9の中央に孔9aを有している。ゼ
ンマイ巻上げ部A22は、タマゴの殻の頂部の形状
を有し、凹部10の底部から突出して底板11を
貫通する円筒12を有する。円筒12は、一方部
材A1の円筒6と同様に端部に凹溝13、内部に
バネ14を備えている。そして、円筒12の孔9
aに貫通した部分に外径が孔よりも大きいギヤ1
5を固着することによつて被覆部A21と回転自在
に連結されている。
ゼンマイ玩具Bは、頭部B1、胴部B2、脚部B3
尾部B4からなる。
頭部B1は、これを胴部B2と連結する軸16を
中心に上下に回転可能であるが、係止部材17に
よつて正面よりも上方に回転することを規制さ
れ、さらに、頭部B1から軸16を巻回して胴部
B2の背中まで延びるバネ18の上方への付勢に
より常時頭部B1が正面を向くようになつている。
尾部B4もこれを胴部と連結する軸19を中心に
上下に回転可能であるが、係止部材20とバネ2
1の下方への付勢により、常時後方を向くように
なつている。
胴部B2は、内部にはゼンマイ駆動部22を有
し、左右両外側壁には前記支持体の筒6,12内
に嵌合する支軸23,24が突設されている。ま
た、左外側壁からはゼンマイ駆動部の入力・出力
兼用の軸25が突出し、その突出部分にはギヤ2
6と円板27が取付けられている。ギヤ26は前
記支軸23が筒12内に嵌合したとき、筒12に
固着されているギヤ11と噛合うようになつてい
る。ギヤ26は軸25に固着されているのに対
し、円板27は軸25に対して回転自在となつて
おり、周面に一つの爪28を有する。
また、ギヤ26と円板27は、のこ歯継手29
により連結している。従つて、軸25が歯車26
を介して第6図の実線矢印方向すなわち、ゼンマ
イ駆動部22のゼンマイが巻上げられる方向に回
され場合は、円板27は一定の制動が加えられる
とギヤ26から離れ、回転しなくなる。反対に第
6図の鎖線矢印方向に軸25が回るときは円板の
継手29が噛合うため、ギヤ26と円板27がと
もに回転する。なお、ゼンマイは軸25上に設け
た図示されていないギヤを介して巻き上げられ
る。
また、胴部B2には、胴部を左右に貫通する軸
30に固着した係止部材31,32が軸30を中
心として回転自在に設けられている。係止部材3
1,32はバネ33により支軸23,24方向に
常時付勢されている。係止部材31,32の先端
部分は湾曲されており、この湾曲部34,35の
幅は、前記部材A1,A2に設けられた円筒の凹溝
8,13の幅とほぼ同じかやや小とされている。
脚部B3は、もう一つの出力軸36に取付けら
れた二つの偏心カム及びリンクなど(図示せず)
を介してゼンマイ駆動部22と連結してあり、ゼ
ンマイの出力によつてそのカム・リンクを介して
左右の脚部37,38が交互に回転上下して歩行
するようになつている。
ゼンマイ玩具Bは以上の構成であるから、これ
を支持体Aに収容するときは、まず、玩具の頭部
B1と尾部B4をバネ18,21の付勢方向とは逆
の方向に折畳む。そして、支持体A2の被覆部A21
でゼンマイ玩具の左側、すなわち、ギヤ26の存
する側を被覆し、支持体A1で右側を被覆する。
このとき、ゼンマイ玩具の支軸23,24をそれ
ぞれ筒6,12内に嵌合し、筒の凹溝8,13に
係止部材31,32の湾曲部34,35が嵌合す
るまで押込む。筒の先端39,40及び係止部材
の湾曲部34,35にテーパを設ければ係止部材
31,32の筒の先端39,40への乗上げ及び
凹溝8,13への嵌合がスムーズに行なうことが
できる。
係止部材31,32の凹溝8,13内への嵌合
によりゼンマイ玩具Bは支持体Aを保持し、第3
図に示すように外観がタマゴの形になつたまま固
定される。ゼンマイ玩具Bのギヤ26の存する側
では、支軸24と筒12との嵌合により、ギヤ2
6とギヤ15とが噛合うため、巻上げ部A22を手
などによつて回転すると、その回転力がギヤ1
5,26を介してゼンマイ駆動部22に伝達され
ゼンマイが巻上げられる。円板27はギヤ26と
の摩擦力により一時ギヤ26とともに回転する
が、爪28が係止部材32の係止面41に接触し
それ以上の回転を阻止されるので、のこ歯継手2
9の作用によりギヤ26との噛合いが外れ回転が
停止する(第7図イ参照)。ギヤ26は円板27
の停止には影響されず巻上げ部A21の回転ととも
に回転する。
係止部材32の係止面41は曲率半径を湾曲部
35の曲率半径よりも小に形成し、かつ、上部に
張出し部42を設けることによつて、係止面41
に爪28が接触した際、係止部材32は斜め上方
に力が加わるようになつているため、 係止部材31,32の湾曲部34,35は筒の
凹溝8,13から外れることがない。
ゼンマイの巻上げを止めて玩具を床などに載置
すると、ゼンマイのエネルギ放出により軸25は
今度は反対(第6図の鎖線方向)に回転するの
で、円板27はギヤ26と噛合いギヤと一緒に回
転する。軸25がほぼ一回転したとき円板の爪2
8が再び係止部材32に接触し、さらに軸が回転
すると係止部材32をバネの付勢に抗して支軸2
4から離間する方向に押圧するため、係止部材3
1,32は凹溝8,13から離れ(第7図ロ参
照)、支持体A1,A2は筒内のバネ7,14の弾発
により互いに支軸から離間する方向に勢いよく分
割する。中に入つていたゼンマイ玩具Bは、畳ま
れていた頭部B1と尾部B4をバネ18,21によ
り復帰されながら出現する。そして、ゼンマイの
エネルギ放出により歩行する。
この実施例では、ゼンマイ玩具Bはタマゴ形の
支持体Aの中に入れるため、床に載置したとき、
中の玩具がどのような姿勢(例えば、さかさにな
つているとか、横になつているとか)で収容され
ているかわからない。そのため、外殻部材Aが分
割したときに必ず脚部の接地面で直立するとは限
らない。従つて、この実施例では、脚部の接地面
積を広くとるとともに、足の裏に凹部を設け、そ
こにおもり43,44を収容して構成したので、
ゼンマイ玩具Bを支持体Aで被覆し、タマゴにし
た状態で床などに載置したとき、支持体Aは前記
おもり43、44により脚部の接地面側が必ず下
向きになるように回転し、脚部の接地面が下向き
なつたときに停止する。そのため、支持体Aが分
割した際、ゼンマイ玩具Bはは必ず脚部の接地面
で床面などに直立することができる。また、部材
A1の凹部に載置板45を設けて、ゼンマイ玩具
Bを被覆するときに、その載置板45に胴部B2
を載せて脚部B3を浮かせるようにしておけば、
支持体Aが分割した瞬間に、脚部の接地面が支持
体の内周面に摩擦により引張られて玩具がひつく
り返つたりすることがない。
上記の実施例では、支持体Aを分割可能なタマ
ゴの形態とし、ゼンマイ玩具Bを恐竜の子どもと
したが、この考案は上記のものに限定されるもの
ではなく、例えば、支持体を、基台とその基台か
ら直立する板とを有するものにし、ゼンマイ玩具
を「お地蔵さん」の形状にすれば、台座に立つて
いたお地蔵さんが突然ひつくり返るという滑稽な
玩具を提供できるし、これ以外にも適用例は多数
考えられる。
[この考案の効果] 以上のように、この考案による保持構造は、ゼ
ンマイ玩具に、外部に突出する支軸と、支軸方向
に常時付勢され、ゼンマイの出力と連動して支軸
から離間する方向に移動される係止部材を設け、
一方、ゼンマイ玩具を保持する支持体に前記支軸
が軸線方向に挿入される保持部を設けるととも
に、保持部内には挿入された支軸を外方に付勢す
る弾発部材を備え、保持部の外周には前記係止部
材が嵌合する凹溝を設けたから、ゼンマイ玩具を
確実に保持できるとともに、ゼンマイから出力さ
せるとゼンマイ玩具を自動的に支持体から離間さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の一実施例を示すものであ
り、第1図は支持体内にゼンマイ玩具を収容した
状態におけるこの発明に係るゼンマイ利用玩具の
斜視図、第2図は支持体が分割し、中からゼンマ
イ玩具が飛び出した場合を示す斜視図、第3図は
この発明に係るゼンマイ利用玩具の分解断面図、
第4図は分割された状態における支持体のみを示
す斜視図、第5図はゼンマイ玩具の側面図、第6
図はゼンマイ玩具の一方の支軸、ギヤ、円板及び
係止部材を抽出して示す斜視図、第7図は円板と
係止部材の動作を示す説明図、第8図はゼンマイ
玩具の平面図、第9図は同底面図である。 A……支持体、A1,A2……部材、A21……被覆
部、A22……ゼンマイ巻上げ部、6,12……円
筒、7,14……バネ、8,13……凹溝、15
……ギヤ、B……ゼンマイ玩具、B1……頭部、
B2……胴部、B3……脚部、B4……尾部、23,
24……支軸、25……入力・出力兼用軸、26
……ギヤ、27……円板、28……爪、31,3
2……係止部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ) ゼンマイ玩具に、互いに反対方向外部に突出
    する支軸と、その支軸方向に常時付勢され、ゼ
    ンマイの出力と連動して支軸から離間する方向
    に移動される係止部材を設け、 (ロ) 前記ゼンマイ玩具を支持する支持体に、前記
    支軸が軸線方向に挿入される保持部を設け、そ
    の保持部内には挿入された前記支軸を外方に付
    勢する手段を備え、前記保持部の外周には前記
    係止部材が嵌合する凹溝を設けたこと、 を特徴とするゼンマイ玩具の保持構造。
JP6577086U 1986-04-30 1986-04-30 Expired JPH0441916Y2 (ja)

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JPS62177794U JPS62177794U (ja) 1987-11-11
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