JPH0327455Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0327455Y2
JPH0327455Y2 JP1986051072U JP5107286U JPH0327455Y2 JP H0327455 Y2 JPH0327455 Y2 JP H0327455Y2 JP 1986051072 U JP1986051072 U JP 1986051072U JP 5107286 U JP5107286 U JP 5107286U JP H0327455 Y2 JPH0327455 Y2 JP H0327455Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cane
seat
long hole
cane body
shaped rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986051072U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62161816U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986051072U priority Critical patent/JPH0327455Y2/ja
Publication of JPS62161816U publication Critical patent/JPS62161816U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0327455Y2 publication Critical patent/JPH0327455Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Special Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、杖兼用の折畳式腰掛に係り、より詳
細には杖部材と腰掛部材との組立に際して出来る
だけ軸機構を用いずに、簡単に組み立てることが
でき、かつ杖本体の分離を簡単に行えるようにし
た杖兼用の折畳式腰掛に関する。
〔考案の背景〕
従来より、杖と腰掛とを組み合わせた構造の杖
兼用の折畳式腰掛は、種々提供されている。これ
らの腰掛は、いずれも一本の杖本体と、一対の支
持脚を揺動自在に取り付けた腰掛部とを二箇所で
軸支し、該軸を中心として折畳むことができるよ
うにした構成となつている(例えば、実開昭58−
43265号公報、実開昭58−5815号公報参照)。
しかし、上述した従来の折畳式腰掛は、杖と腰
掛とを二箇所で軸支する構成であるので、杖本体
を十分に補強しなければならず、また、組み立て
に際して、軸結合の手間がかかると共に、その構
造が複雑になるという問題点を有している。
更に、杖本体を分離して杖として使用する場合
は、杖本体と支持脚とを接続する支持ボルトを取
り外す作業と、腰掛部と杖本体との連結状態を解
除する作業の二作業が必要となり、杖として使用
するのに手間がかかると共に、一旦、分離すると
再び、腰掛とするのに多くの手間を要するという
問題がある。
ところで、杖兼用の折畳式腰掛ではないが、中
心支持脚と左右支持脚とを、該左右支持脚間を接
続する位置違いの二本の接続杆で接続し、該二本
の接続杆の間に上記中心支持脚を挿入し、ボルト
を用いることなく折り畳めるようにした構成の折
畳式腰掛がある(実公大13−1111号公報参照)。
そこで、この構成を前者のものに適用すること
で、その組立作業を容易にすることが可能とな
る。しかし、この構成とした場合、中心支持脚を
形成する杖本体を二本の接続杆の間に挿入・分離
し難いという難点ある。
また、この構成の杖兼用の折畳式腰掛を保管を
保管する場合、通常の腰掛のように壁等に凭れ掛
けるようにして行つたり、杖本体のJ字状の握り
部を釘等に引つ掛けるように行うが、安定性が悪
く、また握り部を引つ掛ける場合、腰掛が左右に
揺動し易い等の問題がある。
本考案は、以上のような点に対処して創案され
たものであつて、その目的とするところは、杖本
体と腰掛部との結合箇所をできるだけ少なくする
と共に、簡単に組み立てることができ、かつ杖本
体を容易に分離でき、杖として使用し易いように
し、更に、揺動、傾倒等のおそれなく保管ができ
るようにした杖兼用の折畳式腰掛を提供するする
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そして、上記目的を達成するための手段として
の本考案の杖兼用の折畳式腰掛は、腰掛部と杖本
体と支持脚とを有し、該杖本体を支持脚の一部と
して用いる杖兼用の折畳式腰掛において、上記杖
本体に杖の長手方向に沿う長孔を設け、該長孔に
対して上下動もしくは揺動するT字杆を着脱自在
に遊挿装着し、該T字杆に腰掛部を接続し、該腰
掛部の前側位置下面に揺動自在な一対の支持脚を
設け、該両支持脚を一本の接続杆で接続し、かつ
上記腰掛部の折畳固定手段を腰掛部または杖本体
に設け、上記杖本体と接続杆との当接により腰掛
の組み立てができるようにすると共に、上記T字
杆は杖本体の長孔より外すのみで杖本体を分離し
て杖を構成できるようにした構成よりなる。
そして、上記構成に基づく本考案の杖兼用の折
畳式腰掛は、腰掛部に設けられているT字杆を、
杖本体に設けられている杖の長手方向に沿う長孔
に挿入装着することで、杖本体の下側部分と、一
対の支持脚とが側面視X字状に交差し、杖本体が
上記一対の支持脚間を接続する一本の接続杆に当
接するように組み立てることにより、腰掛けた時
に重力により安定状態で腰掛として用いることが
できるように作用する。
また、上記T字杆を杖本体の長孔より分離する
ことで、該杖本体が、杖として使用できる。更
に、杖本体の長孔によつて、腰掛(あるいは分離
した杖)を壁等に配した縦長状の釘等の係合具に
引つ掛けられることにより、揺動、傾倒等のおそ
れなく保管ができるように作用する。
以上のように、本考案の杖兼用の折畳式腰掛
は、杖本体に該杖の長手方向に沿う長孔を設け
た点、腰掛部にT字杆を設け、該T字杆を長孔
に着脱自在に遊挿装着できるようにし、かつ該T
字杆を長孔とで、杖本体と腰掛部付き支持脚を組
み立てられるようにした点、支持脚間を一本の
接続杆で接続した点、の三点を組み合わせた構成
に特徴を有し、この特徴点によつて、組み立て、
分離をスムーズに行え、杖としての利用を容易に
行え、また揺動、傾倒等のおそれなく保管ができ
るという格別な作用を奏する。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、本考案を具体化し
た実施例について説明する。
ここに、第1〜5図は本考案の実施例を示し、
第1図は腰掛として使用する場合の側面図、第2
図は第1図の正面図、第3図は腰掛を折畳んで杖
として用いた状態の側面図、第4図は第3図の正
面図、第5図は第3図の部分斜視図である。
本実施例の杖兼用の折畳式腰掛は、腰掛部11
と円柱状の杖本体12および円柱状の支持脚13
の三つの部分より構成されている。
腰掛部11、杖本体12および支持脚13は、
一般的にアルミ合金による軽金属製材料で形成さ
れている。しかし、該材質は鉄等の他の金属、木
等で形成してもよく、その形状は種々の形態のも
のを任意に選択することができる。
腰掛部11は人が腰掛けることができる程度の
大きさの平坦状のシートとして形成されていて、
該シートの上面にはレザー地14が被覆してあ
り、また腰掛部11の終端中央部にはT字杆15
が接続突設されている。T字杆15は上下肉厚を
薄くすることにより上下方向に可撓性を付与され
た構成となつている。また、腰掛部11の下面
(前側下面)には一対の支持脚13,13が配設
されている。
一対の支持脚13,13は、蝶番16,17を
中心として揺動自在の構成であつて、該支持脚1
3,13の中央部分に狭幅部分が形成され、該狭
幅部分で両支持脚13,13が接続杆18で連結
されている。接続杆18は一本であるが、必要に
応じて複数本よりなる構成としてもよい。この場
合、杖本体12が接続杆18の間に挿入する構成
とすることが好ましい。
杖本体12は、その上部位置に該杖本体12の
長手方向に沿つて穿設された長孔19を有し、ま
た上端には把手としてのJ字状部を有し、更に下
端には杖の滑り防止用部材を有している。そし
て、該長孔には上記T字杆15が遊挿された構成
となつている。
ここで、長孔19にT字杆15を遊挿するに際
してはT字杆15の先端横杆15aを縦向きにす
ることにより、該長孔19に遊挿できるようにな
つている。そして、挿通した後、その横杆15a
を水平に戻すと、該横杆15aが長孔19の周縁
に当接して抜き出し不可能な状態に遊挿されるよ
うになつている。
腰掛部11を折畳んだ際の該腰掛部11の折畳
固定手段としては、腰掛部11の上面のレザー地
14に設けられた雌型スナツプ20と、杖本体1
2に設けられた雄型スナツプ21との両スナツプ
20,21の係合による構成となつており、該係
合によつて腰掛部11は折畳固定されるようにな
つている。
なお、上記固定手段としては、杖本体12の材
質が鉄であれば雌型スナツプ21の代わりに磁石
を用いるようにしてもよい。この場合は雌型スナ
ツプが不要とある。
そして、以上の構成に基づく本実施例の杖兼用
の折畳式腰掛は、第1,2図に示すように腰掛と
して使用する場合、着座する人の体重によつて腰
掛部11に矢印b,c方向の力が生じ、また杖本
体19の下側部分と一体の支持脚13,13の下
側部分に矢印d,e方向の力が生じる。そして、
支持脚13,13の接続杆18に杖本体12が当
接するので上記矢印b,c方向、および矢印d,
e方向の上下位置で外力が加わるにも拘らず、杖
本体12と一対の支持脚13,13とが側面視X
字状に交差し、実際には三脚により安定した状態
を保持するように作用する。
また、第3,4図のように折畳んだ状態にする
には、第1図矢印f方向に腰掛部11を持ち上げ
るとT字杆15を介して該腰掛部11は杖本体1
2に沿つて平行に折畳まれる。該折畳み状態にお
いて、一対の支持脚13,13の揺動防止機構は
凹状形嵌合バンド22等により構成する。
なお、本考案は上述実施例に限定されるもので
なく、本考案の要旨を変更しない範囲内で変形実
施できるものを含むものである。
〔考案の効果〕
以上の説明より明らかなように、本考案の杖兼
用の折畳式腰掛によれば、杖本体に該杖の長手
方向に沿う長孔を設け、腰掛部にT字杆を設
け、該T字杆を長孔に着脱自在に遊挿装着できる
ようにし、かつ該T字杆を長孔とで、杖本体と腰
掛部付き支持脚を組み立てられるようにし、支
持脚間を一本の接続杆で接続しているので、その
組み立て作業、分離作業を簡単に行え、杖として
の利用を容易に行えるという効果を有する。
また、本考案の杖兼用の折畳式腰掛によれば、
杖本体の長孔によつて、腰掛(あるいは分離した
杖)を壁等に配した縦長状の釘等の係合具に引つ
掛けられることより、揺動、傾倒等のおそれなく
保管ができるという効果を有する。
また、本考案の杖兼用の折畳式腰掛によれば、
T字杆を杖本体の長孔に着脱自在の遊挿装着する
ようにした構成であるので、腰掛として組み立て
た際、両者が強固に一体化し、振動等で上下動し
たりして、腰掛としての安定性を阻害するおそれ
がなく、また一箇所の結合でもつて腰掛を得るこ
とができる構成であるので、その構造が簡単であ
り、その製作が容易になるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は、本考案の実施例を示し、第1図
は腰掛として使用する場合の側面図、第2図は第
1図の正面図、第3図は腰掛を折畳んで杖として
用いた状態の側面図、第4図は第3図の正面図、
第5図は第3図の部分斜視図である。 11……腰掛部、12……杖本体、13……支
持脚、15……T字杆、18……接続杆、19…
…長孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 腰掛部と杖本体と支持脚とを有し、該杖本体を
    支持脚の一部として用いる杖兼用の折畳式腰掛に
    おいて、上記杖本体に杖の長手方向に沿う長孔を
    設け、該長孔に対して上下動もしくは揺動するT
    字杆を着脱自在に遊挿装着し、該T字杆に腰掛部
    を接続し、該腰掛部の前側位置下面に揺動自在な
    一対の支持脚を設け、該両支持脚を一本の接続杆
    で接続し、かつ上記腰掛部の折畳固定手段を腰掛
    部または杖本体に設け、上記杖本体と接続杆との
    当接により腰掛の組み立てができるようにすると
    共に、上記T字杆は杖本体の長孔より外すのみで
    杖本体を分離して杖を構成できるようにしたこと
    を特徴とする杖兼用の折畳式腰掛。
JP1986051072U 1986-04-05 1986-04-05 Expired JPH0327455Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986051072U JPH0327455Y2 (ja) 1986-04-05 1986-04-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986051072U JPH0327455Y2 (ja) 1986-04-05 1986-04-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62161816U JPS62161816U (ja) 1987-10-14
JPH0327455Y2 true JPH0327455Y2 (ja) 1991-06-13

Family

ID=30875007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986051072U Expired JPH0327455Y2 (ja) 1986-04-05 1986-04-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0327455Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843265B2 (ja) * 1975-03-24 1983-09-26 ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト 内面に塩化ビニリデン含有共重合体よりなる被膜を有する再生セルロ−スを主材とする、ラウペの製造に適当なホ−ス状体ならびにその製造法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843265U (ja) * 1981-09-17 1983-03-23 株式会社パブロ・クリエ−シヨン 携帯用椅子

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5843265B2 (ja) * 1975-03-24 1983-09-26 ヘキスト・アクチエンゲゼルシヤフト 内面に塩化ビニリデン含有共重合体よりなる被膜を有する再生セルロ−スを主材とする、ラウペの製造に適当なホ−ス状体ならびにその製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62161816U (ja) 1987-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0235197U (ja)
JPH0327455Y2 (ja)
JPH085641Y2 (ja) 携帯用小椅子
JPH0369800U (ja)
JP3054316U (ja) 自立杖及び杖自立補助具
JPS6163909U (ja)
JPS5837302Y2 (ja) ステツキを具備する携帯用椅子
JPS6114835Y2 (ja)
JPS6025036Y2 (ja) カメラ用三脚
JPS6352599U (ja)
JP3002040U (ja) 正座時における足のしびれ防止用椅子
JP3064713U (ja) 折り畳み式デッキチェア
JPH0227459U (ja)
JPH0420032U (ja)
JPH0533680Y2 (ja)
JPH0657247U (ja) 折畳椅子用脚支持具
JPS5843265U (ja) 携帯用椅子
JP3062502U (ja) 携帯用足載せ台
JPS5911884Y2 (ja) 手提台
JPS594677Y2 (ja) 鉄棒等トレ−ニング用吊下り具
JPS6211644Y2 (ja)
JPH0345627Y2 (ja)
JPH0139479Y2 (ja)
JPS586438Y2 (ja) 美容健康運動具
JPH0388936U (ja)