JP2531625Y2 - スクリーン印刷用印刷版 - Google Patents

スクリーン印刷用印刷版

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JP2531625Y2
JP2531625Y2 JP1994008572U JP857294U JP2531625Y2 JP 2531625 Y2 JP2531625 Y2 JP 2531625Y2 JP 1994008572 U JP1994008572 U JP 1994008572U JP 857294 U JP857294 U JP 857294U JP 2531625 Y2 JP2531625 Y2 JP 2531625Y2
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保浩 岩佐
雅之 高坂
千里 山路
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Sanken Electric Co Ltd
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Sanken Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は印刷版、特に屈曲部を有
する被印刷体に良好に印刷できるスクリーン印刷用印刷
版に関する。
【0002】
【従来の技術】厚膜導体ペースト、厚膜抵抗ペースト、
ペースト半田等の印刷材をマスク上に供給し、マスク上
に形成された開口部より印刷材を押し出してリードフレ
ームである被印刷体(5)の表面に転写するスクリーン
印刷は公知である。図4は、従来のスクリーン印刷用印
刷版で被印刷体(5)である板部(6)上にスクリーン
印刷にてペースト半田を印刷する状態を示す断面図であ
る。印刷するペースト半田は半導体素子等の固着に使用
される。図示を省略するが、被印刷体(5)は実際には
並行に連結された多数個の板部(6)を備えている。
【0003】印刷版(1)はステンレス等の金属薄板か
ら成り、印刷すべき形状に合せた開口(4)が形成され
たマスク(2)と、マスク(2)の周部に環状に設けら
れ、断面四角形の形状を有する枠体(3)とから成る。
マスク(2)の表面が弛みを発生せず平坦面を維持する
ように、マスク(2)は枠体(3)の底面に張られて貼
着される。固定台(12)上に配置される被印刷体
(5)は板部(6)と、板部(6)から導出された外部
リード(8)とを有し、外部リード(8)と板部(6)
との間に屈曲部(9)が形成される。転写の際は、マス
ク(2)を被印刷面となる板部(6)の上面(6a)に
略当接させる。続いて、へらの作用を行うスキージによ
りマスク(2)を被印刷面に強く押し付けながら、マス
ク(2)上のペースト半田を開口(4)より押し出し、
板部(6)に付着させる。スクリーン印刷は他の印刷方
法に比べて量産性等に優れている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、板部(6)
上に複数の半導体素子や回路基板を固着した半導体装置
では、高集積化のため屈曲部(9)の近傍に半導体素子
や回路基板を固着することが要求される。しかし、枠体
(3)がその厚みl1分だけマスク(2)の内側に延び
出し、ペースト半田を屈曲部(9)に接近した位置に付
着できない。このため、従来のスクリーン印刷では屈曲
部(9)の近傍に印刷することが困難であった。上記の
ような半導体装置のみならず、1個の半導体素子を固着
した半導体装置でも板部を小面積化した場合、同様の問
題が生ずる。
【0005】そこで、本考案者は上記の問題を解決する
ため枠体(3)の厚みl1を薄くすると共に、枠体
(3)にできるだけ接近した位置に開口(4)を設ける
方法を試みた。しかし、枠体(3)の厚みl1を単に薄
くすると、印刷版(1)の強度が低下する。このため、
被印刷体(5)上にセットしたとき枠体(3)の安定性
が悪くなり、所望の位置に良好な印刷を行えない難点が
あった。また、スクリーン印刷では印刷材を付着させる
ために、マスク(2)を被印刷面に強く押圧する必要が
ある。しかし、スキージをマスク(2)上に押圧したと
き、枠体(3)の近傍ではスキージの押圧によるマスク
(2)の垂直方向への変形量は中心部に比べて小さくな
る。このため、枠体(3)に近接するマスク(2)の周
縁部は被印刷面に強く当接できない。良好に印刷するた
め開口(4)と枠体(3)との距離lを実際には2mm以
上確保する必要がある。従って、開口(4)を枠体
(3)に近接させるにも限界があった。以上のように、
従来では屈曲部(9)の近傍には良好な印刷を行うこと
が困難であった。
【0006】そこで、本考案では上記問題を解決し屈曲
部近傍に良好にスクリーン印刷できるスクリーン印刷用
印刷版を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のスクリーン印刷
用印刷版は、固定台(12)と、枠体(16)及び枠体
(16)に固定され且つ開口(4)が形成されたマスク
(2)とを備えている。板部(6)及び板部(6)から
上方に屈曲して延在する屈曲部(9)とを備えた被印刷
体(5)の板部(6)が固定台(12)上に配置され
る。板部(6)の上面又は板部(6)上に設けられた部
材の上面に形成される被印刷面にマスク(2)を対向し
て配置してスクリーン印刷を行う。枠体(16)の内側
面(16b)を板部(6)の上方に配置するとともに屈
曲部(9)を越えて延在する枠体(16)の外側面(1
6c)が屈曲部(9)の外側且つ上方に配置される。屈
曲部(9)より内側で且つ枠体(16)の内側面(16
b)とほぼ同一面上で被印刷面側に突出する突起部(1
7)が屈曲部(9)に沿って枠体(16)の底面(16
a)に形成される。突起部(17)の底面(17a)に
当接するマスク(2)が突起部(17)に連結される。
被印刷体(5)の板部(6)にマスク(2)を対向して
配置すると、屈曲部(9)の外側で固定台(12)から
一定距離離間して枠体(16)が固定台(12)の上方
に配置される。
【0008】
【作用】肉厚の枠体(16)が印刷版の保持部として作
用し、屈曲部(9)に隣接する肉薄の突起部(17)に
マスク(2)を連結するので、板部(6)の屈曲部
(9)の近傍に開口(4)を形成することができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の第1の実施例及び第2の実施
例を図1〜図3について説明する。これらの図面では図
4に示す箇所と同一の部分については同一の符号を付
し、説明を省略する。
【0010】図1は、図4に示す従来例と同様にスクリ
ーン印刷を行うために、被印刷体(5)である被印刷体
(5)上に印刷版(11)を載置した状態を示す本考案
による第1の実施例の断面図である。固定台(12)に
は被印刷体(5)が載置され、被印刷体(5)の形状に
合わせて、リードフレームの板部(支持板)(6)を載
置する第1の載置面(13)と外部リード(8)を載置
する第2の載置面(14)が固定台(12)に形成され
る。また、第1の載置面(13)と第2の載置面(1
4)との間には被印刷体(5)の屈曲部(9)に対応す
る段差面(15)が形成される。被印刷体(5)の下面
は固定台(12)の第1の載置面(13)及び第2の載
置面(14)に密着する。図1には2個の被印刷体
(5)を対向させて固定台(12)に配置した例を示す
が、実際には、多数の被印刷体(5)が2列に対向して
固定台(12)上に配置される。
【0011】第1の実施例の従来例と異なる点は印刷版
(11)の形状にある。図示のように、印刷版(11)
は断面四角形の枠体(16)と、枠体(16)の底面
(16a)に設けらた突起部(17)と、マスク(2)
とを有する。枠体(16)は支持板である板部(6)の
上方に配置された内側面(16b)と、屈曲部(9)の
外側且つ上方に配置される外側面(16c)とを有す
る。且つ突起部(17)の内側面(17b)と枠体(1
6)の内側面(16b)が同一平面を形成するように、
枠体(16)の内側面(16b)とほぼ同一面上で被印
刷面側に向かって下方に突出する突起部(17)が屈曲
部(9)に沿って枠体(16)の底面(16a)に屈曲
部(9)より内側で一体に形成される。しかし、突起部
(17)の内側面(17b)から外側面(17c)への
肉厚l2は枠体(16)の内側面(16b)から外側面
(16c)への肉厚l3より小さい。従って枠体(1
6)の外側面(16c)と突起部(17)の外側面(1
7c)は同一平面上に形成されず、枠体(16)の底面
(16a)と突起部(17)の底面(17a)の間には
段差が形成される。突起部(17)の底面(17a)及
び外側面(17c)にはマスク(2)が貼着される。
【0012】図1に示すように、被印刷体(5)の板部
(6)にマスク(2)を対向して配置すると、印刷版
(11)のマスク(2)は板部(6)の上面(6a)の
上方に配置され、また枠体(16)が屈曲部(9)の外
側で固定台(12)から一定距離離間して固定台(1
2)の上方に配置される。このとき、突起部(17)は
被印刷体(5)の屈曲部(9)の側方に位置し、突起部
(17)の外側面(17c)はマスク(2)を介して屈
曲部(9)と密着する。
【0013】この状態では、被印刷面となる板部(6)
の上面(6a)とマスク(2)との間隔l5が外部リード
(8)の上面(8a)と枠体(16)の底面(16a)
との間隔l6より小さい。実際の間隔l5は約0であり、
マスク(2)は板部(6)の上面(6a)に当接し、枠
体(16)が外部リード(8)の上面(8a)から若干浮
いた状態となる。
【0014】図2は第1の実施例の印刷版(11)を使
用してスクリーン印刷を行う状態を示す斜視図である。
印刷材としてペースト半田(図示せず)をマスク(2)
上に載置し、マスク(2)の上面でスキージ(40)を
滑動することにより、ペースト半田が開口(4)より下
方に押し出され、板部(6)上に印刷される。ここで、
屈曲部(9)の近傍にある開口(4)からは回路基板の
固着に使用されるペースト半田が印刷され、屈曲部
(9)から離れた位置に設けられた開口(4)からは半
導体素子(図示せず)の固着に使用されるペースト半田
が板部(6)上に印刷される。
【0015】本実施例は以下の効果を有する。
【0016】1. 突起部(17)の肉厚l2が枠体
(16)の肉厚l3より小さいので、枠体(16)及び
突起部(17)の内側面(17b)と開口(4)との間
隔l4を2mm以上に確保しつつ、開口(4)を屈曲部
(9)の近傍に位置させることができる。このため、屈
曲部(9)の近傍への印刷が良好に行える。
【0017】2. 突起部(17)が屈曲部(9)に対
応して下方に突出するので、突起部(17)がマスク
(2)に対する垂直方向の位置決め部となり、被印刷体
(5)に対してマスク(2)を確実に当接でき、良好な
印刷が可能となる。またマスク(2)を平坦に張ること
により、柔軟性の大きいマスク(2)を使用することも
可能である。
【0018】3. 十分な強度の肉厚で枠体(16)を
成形して、十分な強度を有し長い耐用期間の印刷版が得
られるから、良好な印刷ができる。
【0019】図3に示す第2の実施例では、印刷版は第
1の実施例の印刷版を並列に組合せて、複数個のマスク
(2)を有する形状としてもよい。これにより、更に多
数個の被印刷体を一度にスクリーン印刷できる。
【0020】本考案の上記実施例は変更が可能である。
例えば、突起部(17)は被印刷体(5)の屈曲部の形
状に対応して種々の形状に形成することができる。例え
ば、突起部(17)の外側面(17c)に傾斜を形成し
てもよい。また、突起部(17)をマスク(2)に対し
て傾斜させてもよい。また、枠体(16)も被印刷体
(5)の形状に対応して種々の形状に形成することが可
能である。枠体(16)の内側面(16b)と突起部
(17)の内側面(17b)を実施例のように略同一平
面上に配置すると合理的であるが、枠体(16)と突起
部(17)の連結部が枠体(16)の内側面(16b)
寄りに位置すれば、上記のように略同一平面上になくて
も本考案の効果は認められる。本考案のスクリーン印刷
用印刷版では、例えば板部(6)上に固着された回路基
板、半導体素子等の上面に印刷を行う場合にも有効であ
る。印刷材は、ペースト半田に限られず、アルミニウム
等の他の導電性接着材を使用することができる。また、
マスク(2)はメタルマスクの他にメッシュマスク等も
使用できる。また、突起部(17)の肉厚l2と枠体
(16)の肉厚l3は必要に応じて種々の変形が可能で
あり、(l3/l2)≧3とするのが望ましい。
【0021】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば屈曲部を
有する被印刷体の屈曲部近傍への印刷を良好に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被印刷体であるリードフレーム上に印刷版を載
置した状態を示す本考案による第1の実施例のスクリー
ン印刷用印刷版の断面図
【図2】この斜視図
【図3】本考案の第2の実施例を示す断面図
【図4】従来のスクリーン印刷用印刷版の断面図
【符号の説明】
(2)..マスク、 (5)..被印刷体、
(6)..板部、 (8)..外部リード、 (8
a)..上面、 (9)..屈曲部、 (11)(2
1)..印刷版、 (16)(30)..枠体、 (1
6a)..底面、 (16b)..内側面、 (16
c)..外側面、 (17)..突起部、 (17
a)..底面、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定台(12)と、枠体(16)及び該
    枠体(16)に固定され且つ開口(4)が形成されたマ
    スク(2)とを備え、板部(6)及び該板部(6)から
    上方に屈曲して延在する屈曲部(9)とを備えた被印刷
    体(5)の前記板部(6)を前記固定台(12)上に配
    置し、前記板部(6)の上面又は前記板部(6)上に設
    けられた部材の上面に形成される被印刷面に前記マスク
    (2)を対向して配置してスクリーン印刷を行うスクリ
    ーン印刷用印刷版において、 前記枠体(16)の内側面(16b)を前記板部(6)
    の上方に配置するとともに前記屈曲部(9)を越えて延
    在する前記枠体(16)の外側面(16c)を前記屈曲
    部(9)の外側且つ上方に配置し、 前記屈曲部(9)より内側で且つ前記枠体(16)の内
    側面(16b)とほぼ同一面上で前記被印刷面側に突出
    する突起部(17)を前記屈曲部(9)に沿って前記枠
    体(16)の底面(16a)に形成し、 前記突起部(17)の底面(17a)に当接する前記マ
    スク(2)を前記突起部(17)に連結し、 前記被印刷体(5)の前記板部(6)に前記マスク
    (2)を対向して配置すると、前記屈曲部(9)の外側
    で前記固定台(12)から一定距離離間して前記枠体
    (16)が前記固定台(12)の上方に配置されること
    を特徴とするスクリーン印刷用印刷版。
JP1994008572U 1994-07-15 1994-07-15 スクリーン印刷用印刷版 Expired - Lifetime JP2531625Y2 (ja)

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JPH0737653U JPH0737653U (ja) 1995-07-11
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