JP2531224B2 - ピストンスカ―トへの被膜形成方法 - Google Patents

ピストンスカ―トへの被膜形成方法

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JP2531224B2
JP2531224B2 JP63018622A JP1862288A JP2531224B2 JP 2531224 B2 JP2531224 B2 JP 2531224B2 JP 63018622 A JP63018622 A JP 63018622A JP 1862288 A JP1862288 A JP 1862288A JP 2531224 B2 JP2531224 B2 JP 2531224B2
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piston
piston skirt
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film
screen
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茂紀 玉置
信夫 小林
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F3/00Pistons 
    • F02F3/10Pistons  having surface coverings

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車エンジンのピストンに対するスカツ
フイング防止対策として有効なピストンスカートへの被
覆形成方法に関する。
(従来の技術) 従来より、ピストンスカートへの被膜形成が自動車エ
ンジンのピストンに対するスカツフイング防止対策とし
て有効であることは知られており、この様なピストンス
カートに被膜形成したピストンを有するV6エンジンも実
用化されている。
また、この被膜形成は静電塗装法、デイツピング法、
スプレーコーテイング(エアスプレー或いはエアレスス
プレー)法により行なわれており、現状ではスプレーコ
ーテイング法が主流である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来方法でピストンスカートへ被膜形
成を行う場合、例えば静電塗装法の場合には被膜形成材
料の歩留りが60%以下、デイツピング法の場合には50%
以下、エア・エアレススプレー法の場合には10〜30%以
下と芳しくなく、また、ピストンのピン穴やスリツト部
に被膜形成材料が付着するのを防止するため、ピストン
スカートを除くピストン部分にマスキングを行なう必要
があり、被膜形成材料のロスやマスキングのための工数
の増加により、ピストンスカートの被膜形成はコスト高
になるという問題がある。
他方、半導体装置のセラミツクパツケージのメタライ
ズ膜の形成に於いてはスクリーン印刷法による金属ペー
ストの塗布が行なわれており、例えば特開昭62−62751
号においてはそのためのスクリーン印刷機が提案され、
また、スクリーン印刷法は被膜形成材料の歩留りが良い
被膜形成方法であることが知られているものの、自動車
部品には応用されておらず、前記半導体装置用等のスク
リーン印刷機はピストンスカートへの被膜形成に適用で
きるものではなかつた。
従つて本発明は、ピストンスカートへの被膜形成に適
したスクリーン印刷法の開発を行ない、これにより経済
性に優れたピストンスカートへの被膜形成方法を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するためになされたもので、
ピストンを回転支持体に着脱可能に取り付け、次いでス
クリーン印刷板のスクリーンを前記ピストンのピストン
スカートに当接すると共に、前記回転支持体を回転させ
て前記ピストンを回転しながら前記スクリーン印刷板を
移動して被膜形成材料を前記ピストンのピストンスカー
トに塗布することを特徴とするピストンスカートへの被
膜形成方法を提供するものである。
この場合、スクリーン印刷板のスクリーン上面に接し
て、特にピストンスカートとスクリーン下面の当接する
位置にスキージを配設することが好ましい。
また、被膜形成材料としては樹脂成分を含む溶液又は
これにテフロン、MoS2等の充填剤を加えたものが使用さ
れる。
なお、ピストンスカートへの被膜形成後、必要に応じ
て加熱等により乾燥硬化が行なわれる。
(作用) 本発明に於いては、回転支持体がピストンに対して着
脱可能であるため、ピストン毎に回転支持体を取り付
け、それぞれピストンスカートに被膜形成後、或いはこ
の形成した被膜の乾燥硬化後回転支持体を取り外すこと
ができる。また、ピストンが回転し、スクリーン印刷板
のスクリーンがピストンスカートに当接しながらスクリ
ーン印刷板が移動することにより、スクリーン印刷板の
スクリーン上の被膜形成材料が連続的にピストンスカー
トに転写し、ピストンスカートに膜切れすることなく被
膜が形成される。この被膜の膜厚はピストンを同軸回転
し、かつ一定の力でスクリーン印刷板のスクリーンとピ
ストンスカートを当接する、例えば該スクリーンをピス
トンスカートの頂面に当接しながらスクリーン印刷板を
水平移動することにより一定に保つことができる。
なお、ピストンのピン穴やスリツト部に被膜形成材料
が付着するといつた異常事態は、被膜形成材料をスクリ
ーン印刷板のスクリーン上移動方向に分割して供給し、
被膜形成時に於けるピストンスカートへの被膜形成材料
の過剰供給を抑制したり、或いは被膜形成材料が過剰供
給され、ピン穴やスリツト部に付着する恐れのある場合
に、スクリーン印刷板とピストンスカートを離間するた
め、スクリーン印刷板、回転支持体の内少なくとも一方
を上下動可能としたり、更にはスクリーン印刷板のスク
リーンのピストンスカートと接触することのない部分及
び/又はピン穴部分にマスキングを行なつたりすること
により回避することができる。
(実施例) 以下に実施例を示し、本発明を更に具体的に説明す
る。
第1,2図は本発明に係る被膜形成装置を示すもので、
この被膜形成装置1は、回転支持体21,21´と図示され
ていない回転支持体21を回転するためのモータ22とから
構成された回転装置2とスクリーン印刷板3及びスキー
ジ4により構成されている。なお、回転装置2の回転支
持体21,21´は一軸上に互いに離間して配設され、回転
支持体21,21´の内の少なくとも一方が進退動可能とな
つている。
この被膜形成装置1を使用して以下の通りピストンス
カートへの被膜形成がなされる。
即ち、まず、回転装置2の回転支持体21,21´を進退
させて、ピストン5にその中心軸と同軸に回転支持体2
1,21´を取付け、ピストン5を回転支持体21,21´によ
り挾持する。
次いで、スクリーン印刷板3をそのスクリーン31の下
面がピストン5のピストンスカート51に当接し、スクリ
ーン31の端部がピストンスカート51の端部に位置し、ス
リツト52に被覆形成材料6が付着することのない様水平
にセツトすると共に、ピン穴53に被覆形成材料が付着す
ることのない様スクリーン31上に2分割して被覆形成材
料を供給する。
然る後、回転装置2を駆動して回転支持体21及びこれ
に同期してピストン5を回転させ、回転支持体21,21´
と垂直方向、即ち第1図の矢印方向にスクリーン印刷板
3を移動すると共に第1図に示すようにスクリーン印刷
板3のスクリーン31の上面に接して、特にピストンスカ
ート51とスクリーン31の下面の当接する位置にスキージ
4を配設することにより、第3図の斜線部分で示される
ようにピストンスカート51に被膜7が形成される。
なお、スクリーン印刷板3のスクリーン31のメツシユ
は、被膜形成材料6の種類、例えば樹脂成分を含む溶液
の粘度やテフロン、MoS2等の充填剤の形状および粒子径
などに応じて選定される。
本発明方法は、上記被膜形成装置1のみならず、回転
支持体21,21´及びピストン5が共に同期して回転する
装置を使用することもでき、また、ピストン5の回転と
スクリーン印刷板3の移動によりピストン5のピン穴53
の少なくとも周縁部にスクリーン3が接触する前にスク
リーン印刷板3を上昇及び1又は回転支持体21,21´
(即ち、ピストン5)を下降してスクリーン印刷板3と
ピストン5を離間させる工程を追加することもでき、更
には回転支持体21とピストン5の回転後に、スクリーン
印刷板3をセツトしても良いなど、本発明の技術的思想
を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
(発明の効果) 本発明方法は、スクリーン印刷によりピストンスカー
トへの被膜形成を行なうため、被膜形成材料を補給しな
がら連続的に被膜形成を行なうことによりほぼ100%の
歩留りで被膜形成を行なうことができ、従つて被膜形成
材料のロスが少なく、また、ピストンのピン穴やスリツ
ト部にほとんど被膜形成材料が付着することなくピスト
ンスカートへの被膜形成を行なうことができ、ピストン
毎にマスキングを行なう必要がないので経済的である。
更に、通常必要とされる5〜50μm厚の被膜形成、特
にデイツピング法等の従来方法では難しかつた30μm以
上の膜厚の被膜形成が一回で簡単に行なえるといつた効
果も有る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る被膜形成装置の一例とピストンを
示す断面図、 第2図は、第1図の被膜形成装置及びピストンの側面
図、 第3図は、本発明方法により得られた被膜形成されたピ
ストンスカートの一例を示す正面図である。 1……被膜形成装置 2……回転装置 3……スクリーン印刷板 4……スキージ 5……ピストン 6……被覆形成材料 21,21´……回転支持体 31……スクリーン 51……ピストンスカート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストンを回転支持体に着脱可能に取り付
    け、次いでスクリーン印刷板のスクリーンを前記ピスト
    ンのピストンスカートに当接すると共に、前記回転支持
    体を回転させて前記ピストンを回転しながら前記スクリ
    ーン印刷板を移動して被膜形成材料を前記ピストンのピ
    ストンスカートに塗布することを特徴とするピストンス
    カートへの被膜形成方法。
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