JP2531154B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2531154B2 JP61252376A JP25237686A JP2531154B2 JP 2531154 B2 JP2531154 B2 JP 2531154B2 JP 61252376 A JP61252376 A JP 61252376A JP 25237686 A JP25237686 A JP 25237686A JP 2531154 B2 JP2531154 B2 JP 2531154B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クロストーク除去用の櫛形フィルタを有す
る、磁気記録再生装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、櫛形フィルタを用いて隣接トラックからの
クロストーク成分を除去するようにした磁気記録再生装
置において、櫛形フィルタ内の1Hまたは2H遅延線を電荷
転送素子により構成すると共に、この遅延線に再生輝度
信号の水平同期信号に位相同期させた色副搬送波をクロ
ックとして供給すると共に低域変換再生搬送色信号の周
波数変換手段に基準信号として供給することにより、1
つの位相同期手段で再生信号の時間軸が変動しても、ク
ロストーク成分を充分に除去し得るようにしたものであ
る。
〔従来の技術〕
まず、第2図及び第3図を参照しながら、従来のビデ
オテープレコーダ(以下VTRと略称する)について説明
する。
従来のVTRの再生系の構成例を第2図に示す。
第2図において、Tはビデオテープであって、その傾
斜トラック上には、輝度信号Yにより変調されたFM輝度
信号YFMと、この信号YFMよりも低域側に周波数変換され
た搬送色信号Clとが周波数多重記録されている。そし
て、任意のトラックに記録されたFM輝度信号YFM及び搬
送色信号Clと、隣接トラックのそれらとは、互いに周波
数インターリーブするように、それらの周波数ないし位
相が変化させられている。
再生磁気ヘッド(1)からの再生RF信号は、再生増幅
器(2)を介して、高域フィルタ(3)及び低域フィル
タ(4)に供給され、FM輝度信号YFMと低域変換搬送色
信号Cl(搬送波周波数fl)とに分離される。これらの信
号YFM及びClには隣接トラックからのクロストーク成分
が含まれるが、その処理については後述する。
FM輝度信号YFMは復調器(5)で復調されて輝度信号
Yとなり、低域フィルタ(6),減算器(7)及び加算
器(8)を介して、出力端子OUTに導出される。低域変
換搬送色信号Clは色信号処理回路(10)の第1の周波数
変換器(11)に供給される。
色信号処理回路(10)において、第1の周波数変換器
(11)には第2の周波数変換器(12)の出力(周波数f
SC±fl)が供給されており、低域変換搬送色信号Clは、
もとの搬送色信号C(周波数fSC)にもどされる。この
搬送色信号Cが中心周波数がfSCの帯域フィルタ(13)
を介して、加算器(20)に供給される。この加算器(2
0)には低域フィルタ(6)から輝度信号Yが供給され
る。加算器(20)の出力が、櫛形フィルタ(詳細は後
述)(21)及び帯域フィルタ(14)を介して、加算器
(8)に供給されて出力端子OUTに導出されると共に、
バースト抜取回路(15)に供給され、再生輝度信号Yの
水平同期信号から形成されたバーストフラグにより、搬
送色信号Cと共に伝送されるカラーバースト信号が抜き
取られる。このバースト信号は、乗算器により構成され
る位相比較器(16)において、水晶発振器(17)の出力
と位相比較され、位相比較器(16)の出力が低域フィル
タ(18)を介して、電圧制御発振器(VCO)(19)に供
給される。VCO(19)の周波数がflの出力は、第2の周
波数変換器(12)に供給され、ここで水晶発振器(17)
の出力と混合されて、fSC±flの周波数に変換され、第
1の周波数変換器(11)に供給される。これにより、自
動位相制御(APC)ループが形成され、搬送色信号Cが
水晶発振器(17)の出力と位相同期して、VTRの再生時
に時間軸変動があっても、再生色信号の色副搬送波の位
相の連続性が保たれ、再生画像の色が正しく再現され
る。
櫛形フィルタ(21)の遅延線(22)は、例えばCCDの
ような電荷転送素子により構成され、周波数がfSCの水
晶発振器(17)の出力がクロックとして供給されて、ビ
デオ信号の全周波数帯域にわたって1水平期間(1H)の
遅延時間が得られる。
加算器(20)において形成された複合ビデオ信号Y+
Cがこの櫛形フィルタ(21)に供給され、減算器(23)
において、遅延線(22)により1Hの遅延を受けた先行ラ
インの信号Y−Cが現ラインの信号Y+Cから減算され
て、2倍のレベルの搬送色信号2Cが得られ、図示を省略
した減衰器を介して、搬送色信号Cが取り出される。周
知のように、この櫛形フィルタ(21)は、第3図に示す
ような周波数特性を有する。
前述のように、記録時に、FM輝度信号YFMと低域変換
搬送色信号Clとは、磁気テープT上の隣接2トラック間
で互いに周波数インターリーブするように記録されてい
る。このため、再生輝度信号Y及び再生搬送色信号Cが
周波数インターリーブの関係にあると共に、主トラック
の再生輝度信号Yと、これに伴う隣接トラックからの輝
度信号のクロストーク成分Yctとの間、並びに、主トラ
ックの再生搬送色信号Cと、これに伴う隣接トラックか
らの搬送色信号のクロストーク成分Cctとの間にも周波
数インターリーブの関係が成立する。従って、輝度信号
Yと色信号のクロストーク成分Cctとの周波数スペクト
ルが一致すると共に、搬送色信号Cと輝度信号のクロス
トーク成分Yctとの周波数スペクトルが一致する。
これにより、櫛形フィルタ(21)においては、搬送色
信号のクロストーク成分Cctが輝度信号Yと共に除去さ
れて、輝度信号のクロストーク成分Yctが搬送色信号C
と共に出力される。
こうして、クロストーク成分を伴わない搬送色信号C
が帯域フィルタ(14)を介して取り出される。
一方、櫛形フィルタ(21)の出力が帯域除去フィルタ
(24)に供給されて搬送色信号Cが除去されて、輝度信
号の小振幅のクロストーク成分Yctがリミッタ(25)で
振幅分離されて取り出され、レベル調整用の減衰器(2
6)を介して、減算器(7)に供給されて、輝度信号Y
に伴うクロストーク成分Yctと相殺される。これによ
り、減算器(7)からクロストーク成分を伴わない輝度
信号Yが取り出される。
なお、上述のような単一の櫛形フィルタを用いて輝度
信号及び搬送色信号の各クロストーク成分を除去する技
術は、本出願人による特願昭59-244096号(特開昭61-12
3296号)において既に提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、第2図に示した従来のVTRでは、APC用の基
準水晶発振器(17)の出力が、CCDを用いた1H遅延線(2
2)にクロックとして供給されるため、遅延線(22)の
遅延時間は正確に1Hに固定される。
ところが、VTRの再生信号にジッタがある場合、その
時間軸が変動して、再生信号の水平周期がライン毎に異
なった値となり、再生信号の各スペクトル成分の周波数
軸上の位置もまた変動する。このため、除去すべきスト
ローク成分も櫛形フィルタ(21)の伝送特性の谷からず
れてしまい、充分に除去されないという問題があった。
かゝる点に鑑み、本発明の目的は、再生信号の時間軸
が変動しても、隣接トラックからのクロストーク成分を
充分に除去し得る磁気記録再生装置を提供するところに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、輝度信号と搬送色信号とのそれぞれについ
て隣接トラックからのクロストーク成分がそれぞれ本来
のトラックからの主信号成分に対して周波数インターリ
ーブするように処理されて記録されている磁気テープを
再生し、再生輝度信号及び再生搬送色信号のそれぞれに
伴う上記クロストーク成分を、1または2水平周期遅延
線(22)を含む櫛形フィルタ(21A)を用いて除去する
ようにした磁気記録再生装置において、遅延線(22)を
電荷転送素子により構成すると共に、再生輝度信号Yか
ら水平同期信号を分離する同期分離手段(9)と、色副
搬送波を発生する手段(33)及び(35)と、色副搬送波
を水平同期信号に位相同期させる手段(30)とを設け、
水平同期信号に位相同期された色副搬送波を遅延線(2
2)にクロックとして供給すると共に低域変換再生搬送
色信号の周波数変換手段で基準信号として供給するよう
にした磁気記録再生装置である。
〔作用〕
かゝる構成によれば、再生信号の時間軸が変動して
も、隣接トラックからのクロストーク成分が充分に除去
されると共に再生搬送色信号の周波数変換に用いる色搬
送波の位相変動を除去出来る。
〔実施例〕
以下、第1図を参照しながら、本発明による磁気記録
再生装置の一実施例について説明する。
本発明の一実施例の構成を第1図に示す。この第1図
において、第2図に対応する部分には同一の符号を付し
て重複説明を省略する。
第1図において、(30)はAFC用のPLLであって、その
位相比較回路(31)には、減算器(7)から導出される
再生輝度信号Yから同期分離回路(9)により得られた
水平同期信号が供給される。また、位相比較回路(31)
には、1/910分周器(32)を介して、VCO(33)の出力が
供給され、位相比較回路(31)の出力が、低域フィルタ
(34)を介して、VCO(33)に供給される。これによ
り、周波数が4fSCのVCO(33)の出力は再生輝度信号Y
の水平同期信号に位相ロックされる。
このVCO(33)の出力が1/4分周器(35)に供給され、
周波数がfSCに逓降された分周器(35)の出力が、水晶
発振器(第2図参照)の出力に代って、色信号処理回路
(10A)の第2の周波数変換器(12)及び位相比較回路
(16)に供給されると共に、櫛形フィルタ(21A)の1H
遅延線(22)にクロックとして供給される。その余の構
成は第2図と同様である。
磁気テープTの走行むら,再生ヘッド(1)の回転む
ら等によって、再生信号の時間軸が変動する場合、同期
分離回路(9)から得られる水平同期信号の間隔、即ち
水平周期も1Hの近傍で変動する。上述のように、VCO(3
3)は水平同期信号に位相ロックしているため、その出
力、従って1/4分周器(35)から出力される色副搬送波
の周期は再生水平周期の変動と同様に変動し、この分周
器(35)の出力をクロックとするCCD遅延線(22)の遅
延時間もまた、再生信号の時間軸変動と同じ割合で変動
する。このため、櫛形フィルタ(21A)の伝送特性の谷
の周波数軸上の位置が、再生信号の時間軸変動に応じ
て、その各スペクトルの位置に追随して変動し、除去す
べきクロストーク成分は充分に除去される。更に1/4分
周器(35)で得た色搬送波を再生搬送色信号の周波数変
換に用いる周波数変換器(12)に供給したので色搬送波
の位相変動を除去可能となる。
上述の実施例では通常の櫛形フィルタを用いたが、本
発明は、前出の特開昭61-123296号に記載されたような
フィードバック形の櫛形フィルタにも適用することがで
きる。
また、上述の実施例ではNTSC方式のVTRを用いたが、P
AL方式の場合は、CCD遅延線(22)の遅延時間を1Hから2
Hに変更すればよい。
〔発明の効果〕
以上詳述のように、本発明によれば、櫛形フィルタの
遅延線を電荷転送素子により構成し、この遅延線及び周
波数変換器に再生輝度信号の水平同期信号に位相同期さ
せた色副搬送波をクロックとして供給するようにしたの
で、再生信号の時間軸が変動した場合でも、隣接トラッ
クからのクロストーク成分を充分に除去することができ
ると共に色搬送波の位相変動が除去できる磁気記録再生
装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例の構
成を示すブロック図、第2図は従来の磁気記録再生装置
の構成例を示すブロック図、第3図は本発明の説明のた
めの特性曲線図である。 (9)は同期分離回路、(21A)は櫛形フィルタ、(2
2)は1H遅延線、(30)はAFC用PLL、(33)は電圧制御
発振器、(35)は1/4分周器である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−265995(JP,A) 特開 昭61−137489(JP,A) 特開 昭61−123296(JP,A) 実開 昭57−115782(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輝度信号と搬送色信号とのそれぞれについ
    て隣接トラックからのクロストーク成分がそれぞれ本来
    のトラックからの主信号成分に対して周波数インターリ
    ーブするように処理されて記録されている磁気テープを
    再生し、再生輝度信号及び再生搬送色信号のそれぞれに
    伴う上記クロストーク成分を、1または2水平周期遅延
    線を含む櫛形フィルタを用いて除去するようにした磁気
    記録再生装置において、 上記遅延線を電荷転送素子により構成すると共に、 上記再生輝度信号から水平同期信号を分離する同期分離
    手段と、 色副搬送波を発生する手段と、 上記色副搬送波を上記水平同期信号に位相同期させる手
    段とを設け、 上記水平同期信号に位相同期された色副搬送波を上記遅
    延線にクロックとして供給すると共に低域変換再生搬送
    色信号の周波数変換手段に基準信号として供給するよう
    にしたことを特徴とする磁気記録再生装置。
JP61252376A 1986-10-23 1986-10-23 磁気記録再生装置 Expired - Fee Related JP2531154B2 (ja)

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JPS61137489A (ja) * 1984-12-10 1986-06-25 Sony Corp 映像信号処理装置
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