JPH0785591B2 - カラ−映像信号の再生装置 - Google Patents

カラ−映像信号の再生装置

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JPH0785591B2
JPH0785591B2 JP62112176A JP11217687A JPH0785591B2 JP H0785591 B2 JPH0785591 B2 JP H0785591B2 JP 62112176 A JP62112176 A JP 62112176A JP 11217687 A JP11217687 A JP 11217687A JP H0785591 B2 JPH0785591 B2 JP H0785591B2
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俊彦 沼倉
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はカラー映像信号の再生装置に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、輝度信号と搬送色信号の高域成分とをFM変
調し、搬送色信号の低域成分はFM信号の低域側に周波数
変換して記録再生することによりカラー解像度を向上さ
せたものの再生系に関わり、特に搬送色信号の高域成分
と低域成分との合成信号として得られる再生搬送色信号
のジッタをTBCを使用せずに除去できるようにして良好
にカラーの再生帯域を広げることができるようにしたも
のである。
〔従来の技術〕
家庭用のVTRやU規格のVTRにおいては、カラーアンダー
方式が採られ、記録時、輝度信号をFM信号に変換すると
ともに、搬送色信号をFM輝度信号よりも低域側に周波数
変換し、この低域変換された搬送色信号とFM輝度信号と
の周波数多重信号を記録し、再生時、記録時とは逆の信
号処理を行うことによりもとのカラー映像信号を再生し
ている(例えば文献:「テレビジョン学会誌」第39巻第
4号など参照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、NTSC方式のカラー映像信号の場合、第3図A
に示すように、輝度信号Yの帯域は0〜4.2MHz程度であ
り、色副搬送周波数をfS(3.58MHz)とすると、搬送
色信号Cの帯域は、fS+0.5MHz,fs−1.5MHzである(図
中Bはバースト信号を示す)。
ところが、カラーアンダー方式のVTRにおいては、低域
変換された搬送色信号のために十分な帯域を確保できな
いので、記録再生された搬送色信号Cの帯域は、fS+0.
5MHz程度となってしまう。
したがって、カラーアンダー方式のVTRによりカラー映
像信号の記録再生を行うと、カラー解像度が低下してし
まう。
その点、プロ用のVTRにおいては、ダイレクト方式が採
られ、カラー映像信号をそのままFM信号に変換して記録
再生しているので、カラー解像度の低下することがな
い。
しかし、家庭用のVTRでダイレクト方式の記録再生を行
うと、記録再生できる帯域幅の不足などの理由により、
S/Nの低下やモアレなどを生じてしまい、実用性がな
い。
そこで、出願人はこれらの問題点を解決したカラー映像
信号の記録再生方法を提案した(特願昭62−66292
号)。この先に提案した発明は、輝度信号と搬送色信号
の高域成分とをFM信号に変換して記録再生すると同時に
搬送色信号の低域成分をFM信号よりも低域側に周波数変
換して記録再生するようにするものである。
第2図はこの先に提案したものの記録系を示し、第3図
Aに示すカラー映像信号(Y+C)が、入力端子(11)
からAGC回路(12)を通じて減算回路(13)に供給され
るとともに、C型くし型フィルタ(21)に供給されて同
図Bに示すようにバースト信号Bを有する搬送色信号C
が取り出され、この信号Cがバンドパスフィルタ(22)
に供給されて帯域制限され、同図Cに示すように信号C
の低域成分CL(バースト信号Bを有する),例えばfS±
0.3MHzの低域成分CL(厳密に言えば、信号Cを変調して
いる色差信号の低域成分により変調されている狭帯域成
分)が取り出され、この信号CLがスイッチ回路(18)を
通じて減算回路(13)に供給される。
そして、この場合、スイッチ回路(18)はバーストフラ
グにより、非バースト期間にはオンとされ、バースト期
間にはオフとされる。
したがって、非バースト期間には、減算回路(13)にお
いて、信号(Y+C)から信号CLが減算されるので、減
算回路(13)からは同図Dに示すように、輝度信号Y
と、搬送色信号Cの高域成分CH(厳密に言えば、色差信
号の高域成分により変調されている、信号Cの外側の帯
域成分)との加算信号(Y+CH)が取り出され、バース
ト期間には減算回路(13)における減算は行われないの
で、減算回路(13)よりは同図Eに示すように、バース
ト信号Bを有する輝度信号Y(以下これをY(B)とす
る)が取り出される。
そして、この減算回路(13)からの信号(Y+CH)及び
信号Y(B)がプリエンファシス回路(14)を通じてFM
変調回路(15)に供給されて同図Fに示すように高域側
に分布するFM信号SFに変換され、この信号SFが加算回路
(16)に供給される。
また、バンドパスフィルタ(22)からの信号CLが、ACC
回路(23)を通じて周波数コンバータ(24)に供給され
るとともに、AFC/APC回路(25)から周波数(fS+fC
(例えばfC=43.75fH(688kHz。fHは水平周波数))
の交番信号がコンバータ(24)に供給されて、低域成分
CLは同図Fに示すように、色副搬送波周波数が周波数fS
から周波数fCの信号に周波数変換され、この変換された
信号CLが加算回路(16)に供給される。
したがって、加算回路(16)からは、同図(F)に示す
ように、FM信号SFと、低域変換された搬送色信号Cの低
域成分CLとの周波数多重信号(SF+CL)が取り出され
る。
そして、この信号(SF+CL)が記録アンプ(17)を通じ
て回転磁気ヘッド(1A),(1B)に供給される。
このヘッド(1A),(1B)は互いに180゜の角間隔を有
し、サーボ回路(図示せず)により信号Yに同期してフ
レーム周波数で回転させられるとともに、その回転周面
に対して磁気テープ(2)が180゜強の角範囲にわたっ
て斜めに巡らされ、所定の速度で走行させられている。
したがって、テープ(2)には、信号(SF+CL)が1フ
ィールド期間ごとに斜めの1本の磁気トラックとして、
かつ、ガードバンドを有して順に記録されていく。
一方、第4図は再生系を示し、サーボ回路(図示せず)
によりテープ(2)のトラックに対するヘッド(1A),
(1B)のトラッキングサーボが行われてヘッド(1A),
(1B)からは信号(SF+CL)が取り出される。ただし、
この場合、この信号(SF+CL)における信号Y,CH,CL
はジッタがあり、各同期周波数は、正規の周波数fH,fS,
fCからジッタのある周波数fH′,fS′,fC′となってい
る。
ヘッド(1A),(1B)からの再生信号(SF+CL)は再生
アンプ(31)を通じてバンドパスフィルタ(32)に供給
されて信号SFが取り出され、この信号SFがリミッタ(3
3)を通してFM復調回路(34)に供給されて非バースト
期間には信号(Y+CH)が復調され、バースト期間には
信号Y(B)が復調され、これら信号(Y+CH)及び信
号Y(B)がディエンファシス回路(35)を通じてバー
スト信号除去回路(36)に供給される。
このバースト信号除去回路(36)は、バーストフラグに
より制御され、バースト期間をペデスタルレベルにして
バースト信号は除去する。したがって、このバースト信
号除去回路(36)からは信号(Y+CH)だけが取り出さ
れる。なお、この信号(Y+CH)は上述のようにジッタ
を有し、各同期周波数は周波数fH′,fS′である。
また、アンプ(31)からの信号(SF+CL)がローパスフ
ィルタ(41)に供給されて搬送色信号Cの低域成分C
L(色副搬送波周波数はfC′)が取り出される。この信
号CLがACC回路(42)を通じて周波数コンバータ(43)
に供給されるとともに、詳細は後述するが、ジッタを有
する周波数(fS′+fC′)の交番信号Saがコンバータ
(43)に供給されて信号CLは搬送周波数fC′が搬送周波
数fS′に変換され、この周波数変換された信号CLが加算
回路(37)に供給される。
したがって、加算回路(37)において、信号(Y+CH
と信号CLとが加算されるので、加算回路(37)からはも
とのカラー映像信号(Y+C)が取り出されることにな
る。ただし、この信号(Y+C)はジッタを有し、各同
期周波数は周波数fH′,fS′である。
そこで、この信号(Y+C)がTBC(38)に供給されて
時間軸が補正され、端子(39)にジッタのないもとのカ
ラー映像信号(Y+C)が取り出される。
この場合、搬送色信号の高域成分CHと低域成分CLとは同
じジッタ分を有する状態で合成する必要がある。上述の
交番信号Saはこのため、低域成分CLに高域成分CHと同じ
ジッタ分を付与してアップコンバートするためのもの
で、この交番信号Saは、2つのAFC/APC回路(50),(6
0)により次のようにして形成される。
すなわち、ディエンファシス回路(35)からの信号(Y
+CH)及び信号Y(B)が同期分離回路(51)に供給さ
れてジッタを有する周波数fH′の水平同期パルスPHが取
り出され、このパルスPHがAFC/APC回路(50)に供給さ
れる。
さらに、このとき、ディエンファシス回路(35)からの
信号(Y+CH)及び信号Y(B)がバーストゲート回路
(52)に供給されてジッタを有する周波数fS′のバース
ト信号Bが取り出され、このバースト信号BがAFC/APC
回路(50)に供給される。
そして、このAFC/APC回路(50)からはパルスPHに同期
してジッタを有するとともにバースト信号Bに同期し
た、周波数fS′の信号Ssが得られる。つまり、この信号
Ssはディエンファシス回路(35)からの信号(Y+CH
のジッタに対応したジッタを有する周波数fS′及び位相
の信号となる。
そして、この信号Ssが周波数コンバータ(44)に供給さ
れる。
また、ディエンファシス回路(35)からの信号(Y+
CH)及び信号Yが同期分離回路(61)に供給されてジッ
タを有する周波数fH′の水平同期パルスPHが取り出さ
れ、このパルスPHがAFC/APC回路(60)に供給される。
さらに、このとき、コンバータ(43)からの信号CLがバ
ーストゲート回路(62)に供給されてジッタを有する周
波数fS′のバースト信号Bが取り出され、このバースト
信号BがAFC/APC回路(60)に供給される。
そして、このAFC/APC回路(60)からはパルスPHに同期
してジッタを有するとともに低域成分CLから得たバース
ト信号Bに同期した周波数fC′の信号Scが得られ、この
信号Scがコンバータ(44)に供給される。
したがって、コンバータ(44)において信号Ssと信号Sc
との周波数加算が行われ、コンバータ(44)からはジッ
タを有する周波数(fS′+fC′)の交番信号Saが取り出
される。
そして、この信号Ssにより、上述のようにコンバータ
(43)において信号CLの周波数変換が行われる。
したがって、コンバータ(43)からの信号CLに対して、
AFC/APC回路(50)により、ディエンファシス回路(3
5)の出力信号(Y+CH)の同期信号PH,Bに基づいてAFC
/APC動作が行われるとともに、AFC/APC回路(60)によ
りディエンファシス回路(35)の出力信号中の同期パル
スPH及びコンバータ(43)の出力信号中のバースト信号
Bに基づいてAFC/APC動作が行われるので、加算回路(3
7)に供給される信号(Y+CH)と信号CLとは等しいジ
ッタを有することになり、加算回路(37)からは、ジッ
タを有するが、高域成分CH及び低域成分CLが正しく合成
されたもとの搬送色信号Cと、輝度信号Yとが取り出さ
れる。
こうして、この先の発明によれば、輝度信号Y及び搬送
色信号Cの高域成分CHをFM信号SFに変換するとともに、
搬送色信号Cの低域成分CLをFM信号SFよりも低域側に周
波数変換し、この低域変換された低域信号CLとFM信号SF
との周波数多重信号(SF+CL)を記録し、再生時にはそ
の逆の処理を行っているので、搬送色信号Cに対する記
録再生帯域幅が広くなって搬送色信号Cの全帯域成分を
記録再生できることになり、カラー解像度の低下がな
い。
また、輝度信号Yとともに、搬送色信号Cの高域成分CH
をFM信号SFに変換しているが、高域成分CHのエネルギは
小さいので、ダイレクト方式の場合のようなS/Nの低下
やモアルなどを生じることもない。
さらに、低域変換された搬送色信号Cの低域成分CLは、
一般のカラーアンダー方式において低域変換された搬送
色信号よりも帯域幅が狭いので、それぞれFM信号SFの帯
域幅を広くすることができ、より解像度が高く、S/Nの
良い輝度信号Yを得ることができる。
また、一般のカラーアンダー方式のVTRに対して変更が
小さく、さらに、いわゆる高品位方式のカラー映像信号
にも対処できる。
なお、第2図の例ではスイッチ回路(18)を設け、これ
をバースト信号区間だけオフにし、減算回路(13)の出
力にバースト信号Bも取り出すようにしたが、次のよう
にしてもよい。
すなわち、スイッチ回路(18)は設けず、バースト期間
に減算回路(13)からはバースト信号を取り出さない。
そして、バンドパスフィルタ(22)の出力からバースト
信号Bを抜き出し、これをPLLに供給し、周波数fS以下
でバースト信号Bと一定の周波数比関係があり、かつバ
ースト信号Bに同期したパイロットバースト信号PB、例
えば周波数がfS/2のパイロットバースト信号を得、この
信号PBを減算回路(13)からの信号(Y+CH)に加える
ようにしてもよい。
この場合には、再生系においてはパイロットバースト信
号PBをバーストゲート回路(52)により得るとともにAF
C/APC回路(50)において可変周波数発振回路の出力信
号PBと等しい周波数に分周して両者を位相比較するよう
にすればよい。
ところで、上述した再生装置においては、輝度信号Yと
ともに記録した搬送色信号の高域成分CHと、カラーアン
ダー方式で記録した搬送色信号の低域成分CLとを合成す
る場合、低域成分CLに高域成分CHと同じジッタを持たせ
た後、加算し、TBC(38)によりジッタを補正する必要
があった。
しかし、TBC(38)は高価であり、普及形VTRには向かな
い。
この発明は、上記のような記録方式で記録したものの再
生にあたって、TBCを使用せずに搬送色信号の高域成分C
Hと低域成分CLとを合成してカラー再生帯域を広げるこ
とができるようにしたものを提供しようとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明においては、輝度信号と搬送色信号の高域成分
との加算信号がFM信号に変換され、上記搬送色信号の低
域成分が上記FM信号よりも低域側に周波数変換され、こ
の周波数変換された低域成分と上記FM信号とが加算され
て周波数多重化され、この周波数多重信号が記録ヘッド
により記録されている媒体(2)から上記輝度信号及び
上記搬送色信号を再生する装置であって、上記記録媒体
(2)から上記FM信号及び上記周波数変換された低域成
分を再生する再生ヘッド(1A)(1B)と、上記再生され
たFM信号から上記輝度信号及び上記搬送色信号の高域成
分の加算信号を復調する手段(34)と、この加算信号を
上記輝度信号と上記搬送色信号の高域成分とに分離する
手段(70)と、上記再生された搬送色信号の低域成分が
有するジッタと等しいジッタを有する交番信号を形成す
る交番信号形成回路(100)と、この交番信号に基づい
て生成された第1の周波数変換用信号により上記搬送色
信号の高域成分を上記低域成分と等しいジッタを有する
ように低域側に周波数変換する第1の周波数変換手段
(82)と、この低域変換された高域成分と上記再生され
た低域成分とを加算する加算手段(86)と、上記交番信
号に基づいて生成された第2の周波数変換用信号により
加算手段(86)よりの低域信号をもとの周波数帯域に周
波数変換する第2の周波数変換手段(87)とを備える。
〔作用〕
輝度信号YとともにFM変調されて記録された搬送色信号
の高域成分CHは、復調手段(34)で復調された後、分離
手段(70)により輝度信号と分離される。分離された高
域成分CHは、カラーアンダー方式で記録されている搬送
色信号と等しいジッタを有するように第1の周波数変換
手段(82)により低域側に周波数変換され、加算手段
(86)において低域成分CLと合成される。この合成出力
は第2の周波数変換手段(87)によりもとの周波数帯域
に周波数変換されると同時にジッタが除去され、この第
2の周波数変換手段(87)より広帯域の搬送色信号が得
られる。
〔実施例〕
第1図はこの発明装置の一例を示すもので、第4図例と
同一部分には同一符号を付してある。
この例においては、ディエンファシス回路(35)からの
復調された信号(Y+CH)及びY(B)はY/C分離回路
(70)に供給される。このY/C分離回路(70)は1水平
同期の遅延回路(71)と、帯域制限用バンドパスフィル
タ(72)と、減算回路(73)と、加算回路(74)からな
り、減算回路(73)からは搬送色信号の高域成分CH及び
バースト信号Bが得られ、加算回路(74)からは輝度信
号Yが得られる。
この場合、信号CHは搬送周波数はジッタのある周波数
fS′となっているので、Y/C分離回路(70)の遅延回路
(71)はCCDを用いた可変遅延回路とされ、CCDのクロッ
クとして、後述する第1のAFC/APC回路(90)からの周
波数fS′の信号Ssが供給されている。
なお、(75)は後述するように従来のカラーアンダー方
式で記録されたテープの再生時にオフとされるスイッチ
回路である。
このY/C分離回路(70)の加算回路(74)から得られる
輝度信号Yは出力端子(39Y)に導出される。また、減
算回路(73)よりの信号CH(バースト信号Bを含む)は
ACC回路(81)を通じて周波数コンバータ(82)に供給
される。一方、AFC/APC回路(90)よりのジッタを有す
る周波数fS′の信号Ssが周波数コンバータ(110)に供
給されるとともに、後述する第2のAFC/APC回路(100)
からのジッタを有する周波数fC′の信号Scがこの周波数
コンバータ(110)に供給されて、これよりは周波数(f
S′+fC′)の交番信号Saが得られ、この信号Saが周波
数コンバータ(82)に供給される。したがって、このコ
ンバータ(82)からは信号CHが、この搬送周波数がfS
からfC′に変換されて得られ、これがローパスフィルタ
(83)を通じて得られる。こうして低域側に周波数変換
された信号CHはバースト信号除去回路(84)及び従来の
カラーアンダー方式で記録されたテープの再生時にオフ
とされるスイッチ回路(85)を通じて加算回路(86)に
供給され、ACC回路(42)からの搬送色信号の低域成分C
Lと合成される。合成されて得られた信号Cは周波数コ
ンバータ(87)に供給される一方、第2のAFC/APC回路
(100)よりのジッタを有する周波数fC′の交番信号Sc
が周波数コンバータ(120)に供給されるとともに、発
振周波数fSの水晶発振器(130)よりの信号SXがこの周
波数コンバータ(120)に供給され、このコンバータ(1
20)より周波数fS+fC′の交番信号SAが得られ、これが
周波数コンバータ(87)に供給される。したがって、コ
ンバータ(87)からは搬送周波数fC′が搬送周波数fS
アップコンバートされたジッタのない搬送色信号Cが得
られ、これがバンドパスフィルタ(88)を介して出力端
子(39C)に導出される。
この信号Cは高域成分CHと低域成分CLの合成信号であ
り、広帯域の搬送色信号が得られたことになる。しか
も、この信号Cは水晶発振器(130)を基準として周波
数変換されて得られたもので、周波数安定化されたもの
である。つまり、この発明によればTBCを用いずに広帯
域の搬送色信号が良好に得られるものである。
そして、出力端子(39Y)に得られる信号Yと出力端子
(39C)に得られる信号Cとを合成すれば広帯域カラー
コンボジット再生信号が得られる。
ジッタを有する周波数fS′の交番信号Ssを得るAFC/APC
回路(90)は次のように構成される。
すなわち、ディエンファシス回路(35)よりの信号は同
期分離回路(91)に供給されてジッタを有する水平同期
信号PHが得られ、これが位相比較回路(92)に供給され
る。一方、自走周波数2fS=455fHのVCO(93)が設けら
れ、このVCO(93)の出力信号が分周回路(94)により
周波数fHの信号に分周され、この分周出力信号が位相比
較回路(92)に供給されて、水平同期信号PHと位相比較
され、その比較誤差に応じた電圧が加算回路(95)を介
してVCO(93)に供給され、このVCO(93)の発振出力が
信号PHと等しいジッタを有するように制御される。ま
た、ACC回路(42)からの低域成分CL(色副搬送波周波
数はfC′)がバーストゲート回路(96)に供給されてバ
ースト信号B1が取り出され、これが位相比較回路(97)
に供給される。またローパスフィルタ(83)からの高域
成分(色副搬送波周波数はfC′がバーストゲート回路
(98)に供給されてバースト信号B2が取り出され、これ
が位相比較回路(97)に供給される。そして、この位相
比較回路(97)からは両バースト信号の位相誤差出力に
応じた電圧が得られ、これが加算回路(95)を介してVC
O(93)に供給され、信号B2が信号B1に位相同期するよ
うにVCO(93)の発振出力が制御される。こうして得ら
れたVCO(93)の発振出力信号が分周回路(99)により1
/2分周され、これよりジッタを有する周波数fS′の信号
Ssが得られる。
また、ジッタを有する周波数fC′の信号Scを得る第2の
AFC/APC回路(100)は次のように構成される。
すなわち、同期分離回路(91)よりの水平同期信号PHが
位相比較回路(101)に供給される。一方、自走周波数1
75fHのVCO(102)が設けられ、このVCO(102)の出力信
号が分周回路(103)にて1/175に分周されて周波数fH
信号とされ、この信号が位相比較回路(101)に供給さ
れて、水平同期信号PHと位相比較される。そして、両者
の比較誤差に応じた電圧が加算回路(104)を通じてVCO
(102)に供給され、VCO(102)の出力は水平同期信号P
Hに同期した、ジッタを有するものとなる。
また、バンドパスフィルタ(88)からの搬送色信号Cが
バーストゲート回路(105)に供給されてバースト信号B
3(周波数fS)が得られ、これが位相比較回路(106)に
供給される。また、水晶発振器(130)よりの周波数fS
の信号SXがこの位相比較回路(106)に供給され、バー
スト信号B3と位相比較され、その比較誤差に応じた電圧
が加算回路(104)を通じてVCO(102)に供給されその
発振出力が制御される。これによりバンドパスフィルタ
(88)からの搬送色信号Cの搬送周波数fSが水晶発振器
(130)の出力と同期するようにされる。こうして得ら
れたVCO(102)の出力信号は分周回路(107)に供給さ
れて1/4分周され、これより周波数が175/4・fH′=fC
の信号Scが得られる。
なお、従来のカラーアンダー方式で記録されたテープを
再生する場合、記録信号のFM信号には搬送色信号の高域
成分CHは含まれていない。そこで、その場合には、前述
もしたように、スイッチ回路(75)及び(85)がオフと
される。このときは出力端子(39Y)には輝度信号Yが
得られるのは変わらないが、分離回路(70)は実質的に
動作せず、また、加算回路(86)には高域成分CHが加わ
らないから、出力端子(39C)には従来同様の狭帯域の
搬送色信号が得られる。
なお、第1図の例は、第2図例のようにして記録された
テープの再生を行う場合の例であるが、パイロットバー
スト信号PBをFM信号に含んで記録する場合にも同様に適
用できることは第4図例の場合と全く同様である。
なお、この発明はCCIR方式のカラーVTRあるいは電子ス
チルカメラなどにも適用できる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、輝度信号とともに、FM変調されて記
憶されている搬送色信号の高域成分を復調後、輝度信号
と分離し、これをカラーアンダー方式で記録された搬送
色信号の低域成分の再生信号と等しいジッタを有するよ
うに低域側に周波数変換して上記低域成分と合成し、こ
れを周波数変換して元の帯域の広帯域搬送色信号を得る
ようにしたことにより、高価なTBCを用いずに、広帯域
化した搬送色信号を周波数安定化して再生することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明装置の一例のブロック図、第2図は搬
送色信号を広帯域化できるカラー映像信号の記録装置の
一例のブロック図、第3図はその説明のための図、第4
図は先に考えられた再生装置の一例のブロック図であ
る。 (1A)(1B)はヘッド、(34)は復調回路、(70)はY/
C分離回路、(100)は交番信号形成回路としてのAFC/AP
C回路、(82)及び(87)は第1及び第2のの周波数コ
ンバータ、(86)は加算回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輝度信号と搬送色信号の高域成分との加算
    信号がFM信号に変換され、 上記搬送色信号の低域成分が上記FM信号よりも低域側に
    周波数変換され、 この周波数変換された低域成分と上記FM信号とが加算さ
    れて周波数多重化され、 この周波数多重信号が記録ヘッドにより記録されている
    媒体から上記輝度信号及び上記搬送色信号を再生する装
    置であって、 上記記録媒体から上記FM信号及び上記周波数変換された
    低域成分を再生する再生ヘッドと、 上記再生されたFM信号から上記輝度信号及び上記搬送色
    信号の高域成分の加算信号を復調する手段と、 この加算信号を上記輝度信号と上記搬送色信号の高域成
    分とに分離する手段と、 上記再生された搬送色信号の低域成分が有するジッタと
    等しいジッタを有する交番信号を形成する交番信号形成
    回路と、 この交番信号に基づいて生成された第1の周波数変換用
    信号により上記搬送色信号の高域成分を上記低域成分と
    等しいジッタを有するように低域側に周波数変換する第
    1の周波数変換手段と、 この低域変換された高域成分と上記再生された低域成分
    とを加算する加算手段と、 上記交番信号に基づいて生成された第2の周波数変換用
    信号により上記加算手段よりの低域信号をもとの周波数
    帯域に周波数変換する第2の周波数変換手段とを備え、 この周波数変換手段より搬送色信号を得るカラー映像信
    号の再生装置。
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