JPS612489A - 信号記録再生回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、磁気記録再生装置特にビデオテープレコーダ
（以下ＶＴＲと略す）に適用して好適な信号記録再生回
路に関するものである。

〔発明の背景〕

一般に家庭用ＶＴＲ（例えばＶＨ８方式）における映像
信号記録再生方式は輝度１６号をＦＭ変調した後、低域
周波数に変換されたカラー信号と周波数多重して記録再
生する方式を用いている。この色信号の記録再生方式に
おいて、再生時の色副搬送波の周波数変動や位相変動等
のいわゆるジッタを補正する手段として、再生色同期信
号（カラーバースト）からそれに同期した連続信号を発
生させ、この連続信号を用いて再生カラー信号と周波数
変換性な”う事によりジッタを打ち消す方式がある。

しかしこの方式は再生色同期信号から連続した信号を作
る過程で変動分を補正する範囲が規制され、充分に変動
分を補正し得ない問題があった。

この問題を補う方法として、上記同期信号の代りに色同
期信号の整数分の１の信号をパイロット信号とし、該パ
イロット信号を記録時に映像信号の下限より低い位置に
挿入し、再生時にこのパイロット信号を逓倍し、元の色
同期信号周波数に戻して再生カラー信号と周波数変換す
る事によりジッタを補正する方法が知られている。（特
開昭５３−４５６５６号公報）しかしこの方法において
は、パイロット信号を記録再生する過程でテープに記録
再生する帯域の下限付近を用いている為、再生パイロッ
ト信号のＳ／Ｎ比が悪く、充分なジッタ補正が行えない
等の問題があった。またテープに記録再生出来る帯域の
下限ｊ゛高い周波数にパイロット信号を挿入するための
帯域を設けてパイロット信号を記録再生する方法（特開
昭４９−２４１０号公報）もあるが、記録映像信号の帯
域が制限される等の問題があった。

〔発明の目的〕

本発明は、前述した従来方式の問題をなくし、再生色（
カラー）信号のＳ／Ｎを大幅に向上させることが可能な
色信号記録再生回路を提供することにある。

〔発明の概要〕

上記目的を達成するために、本発明では、電圧制御型発
振回路を用いて水平同期信号からパイロット信号をつく
り記録すること、及び再生カラー信号を周波数変換する
と共にジッタを補正するための信号を再生パイロット信
号から得る事を特徴としている。

以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１図
は本発明の信号記録回路の一例を示すブロック図である
。同図において、輝度信号と色（カラー）信号からなる
複合映像信号ｖｉはローパスフィルタ（ＬＰＦ）１．バ
ンドパスフィルタ（ＢＰＦ）３によって輝既信号ａと色
信号Ｃに分離される。この輝度信号ａはＦＭ変調回路２
にてＦＭ変調され、次段の加算回路６に供給される。一
方色信号Ｃは周波数変換回路４にて周波数発生回路５０
の出力信号ｆと混合され、これをもって低域信号に変換
される。周波数発生回路５０は水平同期信号ｆＨを基準
とした周波数の発振を行うものであり、これは一般に周
知なのでその詳細説明は省略する。低域変換された色信
号はローパスフィルタ５を介して加算回路３３に供給さ
れ、該回路にて後述するパイロット信号Ｐ　（ｍｆＨ　
）と加算される。この加算信号ｆｒ、ｓ　（ｆｔ、ｓ　
＝　ｆｓ　−４０ｆＨ−５，５８ＭＨｚ）は更に加算回
路６にて輝度信号と加算される。この加算信号は記録ア
ンプ７を介して磁気ヘッド８に供給され、該ヘッドにて
磁気テープに記録される。

次にパイロット信号Ｐの生成方法及び周波数について説
明する。

パイロット信号Ｐは水平周期信号入力端子に結合された
自動周波数制御回路（ＡＦＣ）１４と、該回路と加算回
路３３に結合された電圧制御型発振回路（ＶＣＯ）３２
により生成され、その周波数は水平同期信号ｆＨのｍ倍
即ちｍｆＨとする。ここでパイロット信号Ｐの周波数の
条件は映像信号に妨害を与えない範囲で、ある程度高く
しなければならない。それには第２図において２つの信
号す、ｄの境界付近、即ちｆｌ付近にパイロット信号Ｐ
の周波数を選ぶ事が望ましい。

第２図は記録映像信号を構成する低域変換色信号とＦＭ
輝度信号の周波数関係を示したものである。ｆｌは具体
的には１．５　ＭＨ２程度である。ただし、音声をＦＭ
変調し、記録映像信号と周波数多重して記録再生する、
いわゆるＦＭ音声多重方式では、音声のＦＭキャリア周
波数を第３図に示す様に、各々１５　ＭＨｚ　、　１．
７　ＭＨｚに選んでいる為、パイロット信号Ｐの周波数
を１．３ＭＨｚに選ぶと音声信号に妨害を与える。した
がってこの妨害をなくすにはパイロット信号Ｐの周波数
ｆｌ）は、２つの音声ＦＭキャリア周波数の中間、即ち
１．５　ＭＨｚ程度に選び、しかもＦＭｊｌｉｉｉ度信
号及び低域変換色信号の記録レベルよシ充分小さく、具
体的には１／１０〜１／２０程度にして周波数多重して
記録する。パイロット信号Ｐの周波数を１、５　ＭＨｚ
程度とした場合、■ＣＯ３２の発振周波数は ｍ＝９５の場合、　　９５ｆＨ中１．４９ＭＨｚあるい
は ｍ＝９６の場合　　９６ｆＨ中１．５１　ＭＥ（ｚのい
ずれかに選ぶ。以下本実施例ではｍ＝９６の場合につい
て述べる。

次に信号再生回路について述べる。第４図は本発明の信
号再生回路の例を示すブロック図である。同図において
、磁気ヘッド８にて再生されｆｃ映像信号は再生アンプ
１７を介してバイパスフィルタ（ＨＰＦ）１ｓ、ローパ
スフィルタ（ＬＰＦ）２１、バンドパスフィルタ（ＢＰ
Ｆ）３５に供給され、該フィルタによってＦＭ輝度信号
、低域変換色信号ｄパイロット信号Ｐに分離される。こ
のＦＭＳ度信号は復調回路１９にて輝度信号ａに復調さ
れ、次段の加算回路２０に供給される。低域変換色信号
ｄは周波数変換回路２２にて後述する信号ｔと混合され
、これをもって色信号Ｃに変換される。色信号はバンド
パスフィルタ２３にて不要周波数成分が除かれ、加算回
路２０にて輝度信号ａと加算される。パイロット信号ｐ
は自動周波数制御回路（ＡＦＣ）５６を介して、電圧制
御型発振回路（ＶＣＯ）３７に供給される。発振回路３
７はパイロット信号を受けて発振し、１６ＯｆＨの周波
数の信号を発生する。この発生信号はパイロット信号と
同期しているため、該発生信号にはジッタに相当する周
波数あるいは位相の変動成分が含まれている。またＶ　
Ｃ０３７の発生信号は分周回路３０によって１／４に分
局された後、周波数変換回路２７にて基準信号発生回路
（０８０）２４の出力信号（＆５８　Ｍ　Ｈｚ　）と混
合され、これをもって上記信号ｔが得られる。信号ｔに
は前述したジッタに相当する周波数あるいは位相の変動
成分が含まれているが、これらは周波数変換回路２２に
よって低域変換色信号ｄと周波数変換する事により打ち
消す事が出来る。

しかも再生色同期信号の様な間欠信号を用いたジッタ補
正法と異なり、連続したパイロット信号を用いているた
め、精度の高い良好なジッタ補正が可能となる。

上記した実施例ではＮＴＳＣ方式の場合について説明し
たが、ＰＡＬあるいはＳＥＣＡＭ方式の場合でも全く同
様なことが言える。この場合は、ＦＭ音声キャリア周波
数が１．４　ＭＨｚと１．８ＭＨｚであるから、パイロ
ット信号周波数をｔ６ＭＩＩｚとすればよい。一般にＦ
Ｍ音声キャリア周波数がｆ１＋ｆ２の場合、パイロット
信号周波数を約（ｆｘ＋ｆｚ）／２　　に選べば良い。

〔発明の効果〕

以上述べた様に、本発明によれば、パイロット信号の周
波数を１．５ＭＨｚ付近に選ぶ事によシ映像信号及びＦ
Ｍ音声信号に妨害を与える事々く、あるいは極わずかの
妨害しか与えないでパイロット信号を記録再生すること
が出来る。従がってこのパイロット信号を用いた再生色
信号のジッタ補正が良好に行えるので、色信号の記録再
生におけるＳ／Ｎを大幅に改善する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における信号記録回路を示すブロック図
、第２図、第３図は本発明の説明に供する特性図、第４
図は本発明における信号再生回路を示すブロック図であ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、パイロット信号と映像信号を周波数多重して記録再
   生する磁気記録再生装置において、上記パイロット信号
   の周波数をＦＭ輝度信号と低域変換色信号の間、又は第
   １、第２音声ＦＭキャリア周波数の間に設定する手段を
   設けたことを特徴とする信号記録再生回路。 ２、上記設定手段は水平同期信号ｆ＿Ｈを受けて、ｍｆ
   ＿Ｈ（ｍは整数）の信号を発生する電圧制御型発振回路
   からなる事を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の信
   号記録再生回路。